JP5964735B2 - クリップ - Google Patents

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本発明は、取付孔を有する被取付部材に対してリブが表側に突出している取付部材を着脱可能に取り付けるために、前記取付孔の縁部と前記リブとに係合することによって前記取付孔の表側に固定されるようになっている略U字型のクリップに関する。
例えば自動車のインストルメントパネルに、センタクラスターなどを取り外し可能に装着することは、従来からよく知られている。そのような取り外し可能な装着構造として、取付孔を有する被取付部材に対してリブが表側に突出している取付部材を着脱可能に取り付けるために、前記取付孔の縁部と前記リブとに係合することによって前記取付孔の表側に固定される略U字型のクリップがよく知られている。
具体的には、例えば特許文献1に、そのようなクリップが開示されている。特に、特許文献1の図6には、高抜去力(抜け難いということ)を実現したクリップが開示されている。説明のため、当該図面を本願の図6として引用する。
図6に示すクリップ50は、不図示の取付孔の対向する縁部の裏側に弾性的に回り込むようになっている一対の脚片部66と、対応する側の脚片部66と協働して対応する側の取付孔の縁部を挟み込むようになっている一対の係止部64と、不図示のリブを挟持するようにして当該リブと係合するようになっている一対の挟持部56と、当該一対の挟持部を接続するヘッド部52と、を備えている。
ヘッド部52は、一対の挟持部56よりも内側に側面視で台形型に形成されている。また、このクリップ50では、一対の挟持部56が十分に撓み変形できるように長くなっている。そして、ヘッド部52の剛性は、一対の挟持部56の剛性よりも高くなっている。
また、一対の挟持部56は、一対の係止部64からヘッド部52に至るまでの領域によって形成されているのではなく、一対の係止部64からヘッド部52に至るまでの領域から下方に垂れ下がるように形成されている。
図6に示すクリップ50は、一般的には図6の紙面に対して手前側の型と奥側の型とによって成形されるため、図6の紙面に垂直な方向には同一の形状(断面)を有している。
このようなクリップ50は、十分な肉厚の一対の挟持部56によって高抜去力を実現できる一方で、一対の挟持部56が十分に撓み変形できるように長くなっているため装着時の挿入力も低いという利点がある。
特開平10− 54411
しかしながら、前述したクリップ50では、装着時の挿入力を低く維持するために、一対の挟持部56を十分に撓み変形できるように長くしておく必要がある。このため、クリップ全体をコンパクト化できないという欠点がある。また、一対の挟持部56の下端が低い位置にあるため、スライドクリアランスの観点で、取付部材の金型の自由度が小さかった(図4参照)。
本発明は、以上の知見に基づいて創案されたものである。本発明の目的は、高抜去力と低挿入力とを実現できる一方で、クリップ全体のコンパクト化が可能で、取付部材の金型の自由度を十分に大きくすることができるようなクリップを提供することである。
本発明は、取付孔を有する被取付部材に対してリブが表側に突出している取付部材を着脱可能に取り付けるために、前記取付孔の縁部と前記リブとに係合することによって前記取付孔の表側に固定されるようになっている略U字型のクリップであって、前記取付孔の対向する縁部の裏側に弾性的に回り込むようになっている一対の脚片部と、対応する側の脚片部と協働して対応する側の取付孔の縁部を挟み込むようになっている一対の係止部と、前記リブを挟持するようにして前記リブと係合するようになっている一対の挟持部と、前記一対の挟持部を接続するヘッド部と、を備え、前記ヘッド部は、前記一対の挟持部よりも低剛性に形成されていることを特徴とするクリップである。
本発明によれば、ヘッド部を一対の挟持部よりも低剛性に形成することにより、高抜去力実現のために一対の挟持部を十分な肉厚で形成した場合であっても、装着時の挿入力を顕著に低くすることができる。そして、一対の挟持部を長く形成する必要がないため、クリップ全体のコンパクト化が可能であり、取付部材の金型の自由度を十分に大きくすることができる。
ヘッド部を一対の挟持部よりも低剛性に形成する場合の具体的な態様として、例えば、ヘッド部を一対の挟持部よりも外側に膨出する形状に形成する態様が挙げられる。例えば、ヘッド部は、側面視で横に長い長円に倣う形状に形成され得る。更に低い剛性を実現するためには、幅を狭くする場合や、ヘッド部にくりぬき孔を形成して例えば2本のヒンジ部に分離する場合等がある。あるいは、ヘッド部を一対の挟持部よりも低剛性に形成する場合の具体的な態様として、例えば、ヘッド部を一対の挟持部よりも薄肉に形成する態様が挙げられる。例えば、ヘッド部は、一対の挟持部の半分の肉厚で形成され得る。
リブが係合用の孔を有している場合には、一般に、一対の挟持部には、リブに形成された係合用の孔と係合する一対の係合爪が設けられる。
この場合において、一対の係合爪は、一対の挟持部の対向する面上に、互いに対向しない位置関係で設けられることが好ましい。そのような位置関係で一対の係合爪を設ける場合、金型を用いた成形によって製造する際の型強度において利点がある。
また、一対の係合爪は、一対の係止部から一対の挟持部に伝達される抜去力が当該一対の係合爪を閉じる方向に作用するように配置されていることが好ましい。そのような配置関係であれば、より高い抜去力を実現することができる。
本発明によれば、ヘッド部を一対の挟持部よりも低剛性に形成することにより、高抜去力実現のために一対の挟持部を十分な肉厚で形成した場合であっても、装着時の挿入力を顕著に低くすることができる。そして、一対の挟持部を長く形成する必要がないため、クリップ全体のコンパクト化が可能であり、取付部材の金型の自由度を十分に大きくすることができる。
本発明の一実施の形態のクリップの概略斜視図である。 取付孔に取り付けた状態の図1のクリップの概略正面図である。 クリップタワーに取り付けた状態の図1のクリップの概略斜視図である。 スライドクリアランスを説明するための図である。 ヘッド部がヒンジ状になされたクリップの概略斜視図である。 従来のクリップの概略図である。
以下に、添付の図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態のクリップの概略斜視図である。図2は、取付孔に取り付けた状態の図1のクリップの概略正面図である。図3は、クリップタワー20に取り付けた状態の図1のクリップの概略斜視図である。
図1及び図2に示すように、本実施の形態のクリップ10は、取付孔30を有する被取付部材に対してリブ35が表側に突出している取付部材を着脱可能に取り付けるためのクリップであって、全体として略U字型を成しており、取付孔30の縁部31a、31bとリブ35とに係合することによって取付孔30の表側に固定されるようになっている。
具体的な構成としては、本実施の形態のクリップ10は、取付孔30の対向する縁部31a、31bの裏側に弾性的に回り込むようになっている一対の脚片部11a、11bと、対応する側の脚片部11a、11bと協働して対応する側の取付孔の縁部31a、31bを挟み込むようになっている一対の係止部12a、12bと、リブ35を挟持するようにしてリブ35と係合するようになっている一対の挟持部13a、13bと、一対の挟持部12a、12bを接続するヘッド部15と、を備えている。
本実施の形態のヘッド部15は、図1及び図2に示すように、側面視で横に長い長円に倣う形状に形成されており、この結果として一対の挟持部12a、12bよりも低剛性となっている。また、このような形状は、図3に示すようにクリップタワー20に取り付ける際に、取り付け長さを長くとれるという利点もある。
本実施の形態のクリップ10は、リブ35が係合用の孔を有している場合に対応しており、一対の挟持部13a、13bに、リブ35に形成された係合用の孔と係合する一対の係合爪14a、14bが設けられている。本実施の形態では更に、一対の係合爪14a、14bの上方に、リブ35に当接可能な突条14pが各側に2本ずつ設けられている。
本実施の形態の一対の係合爪14a、14bは、従来のクリップのように一対の挟持部13a、13bの対向する面上に設けられてはいるが、従来のクリップのように互いに対向するのではなく、互いに対向しない位置関係で(互い違いの位置関係で)設けられている。このことは、本実施の形態のクリップ10を手前側の型と奥側の型とによって成形する場合において、型強度を増すことができるという利点をもたらす。
実際に、本実施の形態のクリップ10は、手前側の型と奥側の型とによって成形されており、従って、一対の係合爪14a、14bを除いて、奥行方向には同一の形状(断面)を有している。
また、本実施の形態では、一対の挟持部13a、13bは、一対の係止部12a、12bからヘッド部15に至るまでの間の領域によって形成されており、一対の係合爪14a、14bは、一対の係止部12a、12bから当該一対の挟持部13a、13bに至る領域の略延長上に配置されている。このような配置関係によって、クリップ10の挿入時には、一対の係合爪14a、14bが撓む一方、抜去時には、抜去荷重が一対の係止部12a、12bから一対の挟持部13a、13bに向かって伝達されることにより、抜去荷重(抜去力)が一対の係合爪14a、14bを閉じる方向に作用する。
以上のような本実施の形態によれば、ヘッド部15を一対の挟持部13a、13bよりも低剛性に形成したことにより、高抜去力実現のために一対の挟持部13a、13bを十分な肉厚で形成した場合であっても、装着時の挿入力を顕著に低くすることができる。そして、一対の挟持部12a、12bを長く形成する必要がないため、クリップ全体のコンパクト化が可能であり、図4に示すように、スライドクリアランスの観点で取付部材の金型の自由度を十分に大きくすることができる。
また、一対の係合爪14a、14bが一対の係止部12a、12bから一対の挟持部13a、13bに至る領域の略延長上に配置されていることにより、一対の係止部12a、12bから一対の挟持部13a、13bに伝達される抜去力が一対の係合爪14a、14bを閉じる方向に作用し、より高い抜去力を実現することができる。
以上の実施の形態においては、ヘッド部15が側面視で横に長い長円に倣う形状に形成されているが、少なくとも本願出願の時点では、そのような形態に限定されない。ヘッド部15を一対の挟持部13a、13bよりも外側に膨出するような他の任意の形状で形成しても、ヘッド部15を一対の挟持部13a、13bよりも低剛性に形成することが可能である。あるいは、ヘッド部15を一対の挟持部13a、13bよりも薄肉に形成することでも、ヘッド部15を一対の挟持部13a、13bよりも低剛性に形成することが可能である。
更に低い剛性を実現するために、図5に示すように、ヘッド部15にくりぬき孔が形成されてもよい。図5に示すクリップ10では、一方の挟持部13aから他方の挟持部13bまで延びるように、ヘッド部15の中央領域にくりぬき孔が形成されていて、ヘッド部15が2本のヒンジ部に分離されている。このような形態によれば、より一層低い剛性を実現することができる。
10 クリップ
11a、11b 脚片部
12a、12b 係止部
13a、13b 挟持部
14a、14b 係合爪
14p 突条
15 ヘッド部
20 クリップタワー
30 取付孔
31a、31b 取付孔の縁部
35 リブ
50 クリップ
52 ヘッド部
56 挟持部
64 係止部
66 脚片部

Claims (7)

  1. 取付孔を有する被取付部材に対してリブが表側に突出している取付部材を着脱可能に取り付けるために、前記取付孔の縁部と前記リブとに係合することによって前記取付孔の表側に固定されるようになっている略U字型のクリップであって、
    前記取付孔の対向する縁部の裏側に弾性的に回り込むようになっている一対の脚片部と、
    対応する側の脚片部と協働して対応する側の取付孔の縁部を挟み込むようになっている一対の係止部と、
    前記リブを挟持するようにして前記リブと係合するようになっている一対の挟持部と、
    前記一対の挟持部を接続するヘッド部と、
    を備え、
    前記ヘッド部は、前記一対の挟持部の剛性以下の剛性を有するように形成されている
    ことを特徴とするクリップ。
  2. 前記ヘッド部は、前記一対の挟持部よりも外側に膨出する形状に形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のクリップ。
  3. 前記ヘッド部は、くりぬき孔が形成されて、2本のヒンジ部に分離されている
    ことを特徴とする請求項2に記載のクリップ。
  4. 前記ヘッド部は、前記一対の挟持部よりも薄肉に形成されている
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のクリップ。
  5. 前記リブは、係合用の孔を有しており、
    前記一対の挟持部には、前記リブに形成された係合用の孔と係合する一対の係合爪が設けられている
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のクリップ。
  6. 前記一対の係合爪は、前記一対の挟持部の対向する面上に、互いに対向しない位置関係で設けられている
    ことを特徴とする請求項5に記載のクリップ。
  7. 前記一対の係合爪は、前記一対の係止部から前記一対の挟持部に伝達される抜去力が当該一対の係合爪を閉じる方向に作用するように配置されている
    ことを特徴とする請求項5または6に記載のクリップ。
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