JP4927781B2 - 携帯機 - Google Patents
携帯機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4927781B2 JP4927781B2 JP2008128439A JP2008128439A JP4927781B2 JP 4927781 B2 JP4927781 B2 JP 4927781B2 JP 2008128439 A JP2008128439 A JP 2008128439A JP 2008128439 A JP2008128439 A JP 2008128439A JP 4927781 B2 JP4927781 B2 JP 4927781B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- circumferential direction
- electronic key
- decorative
- metal member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Lock And Its Accessories (AREA)
- Details Of Aerials (AREA)
Description
特に、金属部材の周方向の両端部間の距離や両端部の対向面の面積、即ち金属部材の形状を変更することによって、同金属部材の周方向の両端部間の静電容量、引いては金属部材の共振周波数を変更することが困難な場合でも、金属部材の周方向の両端部間に設ける誘電体を適当なものにすることにより金属部材と送信アンテナとの結合を大きくすることができる。よって、無線通信に際して携帯機から出力される電波の出力強度を効率的に向上させることができる。また、携帯機の設計の自由度が向上する。
本発明によれば、携帯機の外観の意匠性を満たすべくケースの意匠面に設けられる金属加飾部材を送信アンテナとして利用することにより、他の金属部材を特別に設けなくても、携帯機の出力強度を効率的に向上させることができる。
<電子キーシステムの概要>
図1に示すように、電子キーシステム1は、携帯機としての電子キー2と、車両に搭載された通信対象としての施解錠制御装置3とを備えている。ユーザが電子キー2を所持して車両の所定領域(通信エリア)に接近すると、電子キー2は施解錠制御装置3から送信されるリクエスト信号Srを受信する。このリクエスト信号SrはIDコードの送信を電子キー2に要求する旨の信号である。電子キー2は前記リクエスト信号Srを受信すると、予め記録された自身のIDコードを含むID信号Siを送信する。施解錠制御装置3は、電子キー2から送信されてきたID信号Siを受信すると、このID信号Siに含まれる電子キー2側のIDコードと予め記憶された車両側のIDコードとを照合し、両IDコードが一致したことを条件としてドア錠を解錠する。一方、ユーザが電子キー2を所持して車両から離間して前記所定領域外に移動すると、施解錠制御装置3は、電子キー2から送信されるID信号Siを受信不能となる。施解錠制御装置3は電子キー2側のID信号Siを受信不能になったことを条件として車両のドア錠を施錠する。このように、ユーザが車両に触れることなくドア錠の施解錠が行われる。
図2に示すように、電子キー2のケース4は、樹脂等の非導電性材料からなり、平面視(図2中、上から見た状態)において長方形を成す扁平形状に形成されている。図3に示すように、ケース4は、それぞれ開口部を有する箱体状に形成されたアッパーケース5とロアケース6とから成り、これらの開口側を突き合わせた状態で組み付けた際にできる内部の収納空間4aには、回路基板7が収納されている。回路基板7には、車両(正確には、施解錠制御装置3)との間で所定の無線通信等を行うための各種の電子部品が実装されている。
(1)開ループ形状を有する加飾金属8,10は、その周方向の両端部間に、該両端部間の距離dと、その距離dだけ隔てられて周方向において対向する両端部の対向面8c,10cの面積Aと、両端部間の誘電率εとに応じた静電容量を有している。このため、加飾金属8,10の周方向の両端部間の距離dと、周方向において対向する両端部の対向面8c,10cの面積Aと、両端部間の誘電率εとを変更することにより、当該加飾金属8,10の周方向の両端部間の静電容量C、引いては加飾金属8,10の共振周波数が変更される。従って、加飾金属8,10の共振周波数の値が送信アンテナ11から出力される電波の送信周波数の値に近づくように加飾金属8,10の周方向の両端部間の距離dと、周方向において対向する両端部の対向面8c,10cの面積Aと、両端部間の誘電率εとを設定することにより、加飾金属8,10と送信アンテナ11との電磁的な結合が最大となる。よって、施解錠制御装置3との間の無線通信に際して、加飾金属8,10を、送信アンテナとして効果的に利用することが可能となり、無線通信に際して電子キー2から出力される電波の出力強度を効率的に向上させることができる。
・上記実施の形態では、加飾金属8,10の対向面8c,10cの面積Aと該対向面8c,10cの間の距離dが一定である場合、アッパーケース5及びロアケース6の段部5b,6bにおいてスリット9a,9bに対応する部位に誘電体5d,6dをそれぞれ設けることにより、加飾金属8,10の周方向の両端部間の静電容量Cが前記理想的な値になるようにしたが、このような態様に限定されない。例えば、誘電体5d,6dを省略し、加飾金属8,10の周方向の両端部間の距離dや加飾金属8,10の周方向の両端部の対向面8c,10cの面積Aを、加飾金属8,10の周方向の両端部間の静電容量Cが前記理想的な値になるように設定してもよい。
・上記実施の形態では、加飾金属8,10を、ケース4の表面5a,6aに当該ケース4の周縁に沿って略環形状を成すように形成したがこのような態様に限定されない。例えば、図6(c)に示す電子キー2cのように、ケース40の表面において、その縁部に沿って直線状をなすように各加飾金属41a,41b(41)の間に2つのスリット42,43を設けるようにしてもよい。
・上記実施の形態では、ケース4を、平面視において長方形を成す扁平形状に形成したが、このような態様に限定されず、例えば平面視において三角形や円形を成すように形成してもよい。また、上記実施の形態では、ケース4を、扁平形状に形成したが、例えばケースを立方体状に形成してもよい。
・上記実施の形態では、電子キー2に、トランスポンダを搭載し、このトランスポンダと施解錠制御装置3との間でもID照合を行うようにしてもよい。
・上記実施の形態では、電子キー2の小型化を図る場合に適用したが、このような場合に限定されず、電子キー2の仕様(要求される通信エリアの大きさ)などにより出力強度の向上が要求される場合に適用してもよい。
Claims (3)
- 非導電性材料からなるケースと、該ケースの内部に設けられ自身がもつ固有の識別コードを通信対象に無線で送信する送信アンテナとを備え、前記通信対象側で前記識別コードの照合が一致したことを条件として当該通信対象に対応する特定の機器を動作させる携帯機において、
環状に設けられるとともにその周方向において分断された開ループ形状を有し、その周方向の両端部間に、該両端部間の距離と、その距離だけ隔てられて周方向において対向する前記両端部の対向面の面積と、前記両端部間の誘電率とに応じた静電容量を有する金属部材を備え、
該金属部材の共振周波数の値が前記送信アンテナから出力される電波の送信周波数の値に近づくように予め算出される理想的な値になるように、前記金属部材の周方向の両端部間の静電容量が設定され、
さらに、前記金属部材の周方向の両端部間に、該金属部材の周方向の両端部間の静電容量が、前記理想的な値になるような誘電率を有する誘電体を設け、
前記誘電体は、前記ケースと一体的に形成されていることを特徴とする携帯機。 - 請求項1に記載の携帯機において、
前記金属部材は、当該携帯機の外観の意匠性を満たすべく前記ケースの意匠面に設けられる金属加飾部材を兼ねることを特徴とする携帯機。 - 請求項1又は2に記載の携帯機において、
前記ケースは、扁平形状に形成され、
前記金属部材は、前記ケースの厚さ方向に沿った方向から見て、該ケースの縁に沿って延びる環状に設けられるとともにその周方向において分断された開ループ形状を有することを特徴とする携帯機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008128439A JP4927781B2 (ja) | 2008-05-15 | 2008-05-15 | 携帯機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008128439A JP4927781B2 (ja) | 2008-05-15 | 2008-05-15 | 携帯機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009278441A JP2009278441A (ja) | 2009-11-26 |
JP4927781B2 true JP4927781B2 (ja) | 2012-05-09 |
Family
ID=41443437
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008128439A Expired - Fee Related JP4927781B2 (ja) | 2008-05-15 | 2008-05-15 | 携帯機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4927781B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10461793B2 (en) | 2013-07-03 | 2019-10-29 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Cover of a mobile device and mobile device including the same |
Families Citing this family (23)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5267463B2 (ja) | 2008-03-03 | 2013-08-21 | 株式会社村田製作所 | 無線icデバイス及び無線通信システム |
JP5065149B2 (ja) * | 2008-05-15 | 2012-10-31 | 株式会社東海理化電機製作所 | 携帯機 |
CN103295056B (zh) | 2008-05-21 | 2016-12-28 | 株式会社村田制作所 | 无线ic器件 |
CN102047271B (zh) | 2008-05-26 | 2014-12-17 | 株式会社村田制作所 | 无线ic器件系统及无线ic器件的真伪判定方法 |
WO2010055945A1 (ja) | 2008-11-17 | 2010-05-20 | 株式会社村田製作所 | アンテナ及び無線icデバイス |
WO2010119854A1 (ja) | 2009-04-14 | 2010-10-21 | 株式会社村田製作所 | 無線icデバイス用部品及び無線icデバイス |
WO2010122685A1 (ja) | 2009-04-21 | 2010-10-28 | 株式会社村田製作所 | アンテナ装置及びその共振周波数設定方法 |
CN102577646B (zh) | 2009-09-30 | 2015-03-04 | 株式会社村田制作所 | 电路基板及其制造方法 |
JP5304580B2 (ja) | 2009-10-02 | 2013-10-02 | 株式会社村田製作所 | 無線icデバイス |
CN102549838B (zh) | 2009-11-04 | 2015-02-04 | 株式会社村田制作所 | 通信终端及信息处理系统 |
CN102792520B (zh) | 2010-03-03 | 2017-08-25 | 株式会社村田制作所 | 无线通信模块以及无线通信设备 |
CN102668241B (zh) | 2010-03-24 | 2015-01-28 | 株式会社村田制作所 | Rfid系统 |
JP5630499B2 (ja) | 2010-03-31 | 2014-11-26 | 株式会社村田製作所 | アンテナ装置及び無線通信デバイス |
WO2012014939A1 (ja) | 2010-07-28 | 2012-02-02 | 株式会社村田製作所 | アンテナ装置および通信端末機器 |
JP5370616B2 (ja) | 2011-02-28 | 2013-12-18 | 株式会社村田製作所 | 無線通信デバイス |
WO2012121185A1 (ja) * | 2011-03-08 | 2012-09-13 | 株式会社村田製作所 | アンテナ装置及び通信端末機器 |
JP5569648B2 (ja) | 2011-05-16 | 2014-08-13 | 株式会社村田製作所 | 無線icデバイス |
DE112012001977T5 (de) | 2011-07-15 | 2014-02-20 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Funkkommunikationsvorrichtung |
JP5660217B2 (ja) | 2011-07-19 | 2015-01-28 | 株式会社村田製作所 | アンテナ装置、rfidタグおよび通信端末装置 |
CN203553354U (zh) | 2011-09-09 | 2014-04-16 | 株式会社村田制作所 | 天线装置及无线器件 |
CN103380432B (zh) | 2011-12-01 | 2016-10-19 | 株式会社村田制作所 | 无线ic器件及其制造方法 |
JP5464307B2 (ja) | 2012-02-24 | 2014-04-09 | 株式会社村田製作所 | アンテナ装置および無線通信装置 |
JP5304975B1 (ja) | 2012-04-13 | 2013-10-02 | 株式会社村田製作所 | Rfidタグの検査方法及び検査装置 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0486974A (ja) * | 1990-07-31 | 1992-03-19 | Toshiba Corp | 照合装置 |
GB2315602B (en) * | 1996-07-23 | 2000-11-29 | Motorola Inc | Loop antenna |
JPH113411A (ja) * | 1997-06-13 | 1999-01-06 | Hitachi Chem Co Ltd | Icカード |
FR2771233B1 (fr) * | 1997-11-18 | 2000-01-28 | Sgs Thomson Microelectronics | Bobine d'antenne a champ electrique reduit |
JP2001227212A (ja) * | 2000-02-17 | 2001-08-24 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 送信装置 |
JP2002353725A (ja) * | 2001-05-23 | 2002-12-06 | Shinko Electric Ind Co Ltd | 電磁誘導アンテナ装置 |
US7239290B2 (en) * | 2004-09-14 | 2007-07-03 | Kyocera Wireless Corp. | Systems and methods for a capacitively-loaded loop antenna |
JP4639141B2 (ja) * | 2005-11-18 | 2011-02-23 | 株式会社ホンダロック | アンテナ内蔵装置 |
-
2008
- 2008-05-15 JP JP2008128439A patent/JP4927781B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10461793B2 (en) | 2013-07-03 | 2019-10-29 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Cover of a mobile device and mobile device including the same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009278441A (ja) | 2009-11-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4927781B2 (ja) | 携帯機 | |
KR102119591B1 (ko) | 무선전력 송신장치 | |
KR20170061572A (ko) | 안테나를 내장한 비접촉식 금속카드 | |
CN103310705A (zh) | 一种带天线的logo及其制造方法以及具有该logo的电子设备 | |
JP5065149B2 (ja) | 携帯機 | |
JP2004060191A (ja) | 車両用ドアハンドル | |
JP2011121507A (ja) | 車外ミラー内蔵アンテナの角度切換装置 | |
JP5584985B2 (ja) | 車両施開錠装置 | |
CN110601726B (zh) | 检测用户接近和/或接触及与便携装置超高频通信的系统 | |
US11043751B2 (en) | NFC antenna device in a metallic environment | |
US9825363B2 (en) | Loop antenna for portable remote control device | |
JP4980848B2 (ja) | 金属加飾型電子キー | |
JP6310383B2 (ja) | 携帯機 | |
JP4768644B2 (ja) | 通信端末 | |
WO2014125755A1 (ja) | 電子タグおよび車両ドア施解錠システム | |
KR101875444B1 (ko) | 안테나 모듈 | |
JP7124858B2 (ja) | 導電層を備えたブースターシートおよび無線通信システム | |
JP5313614B2 (ja) | 携帯機 | |
JP2010087565A (ja) | 無線送信機 | |
CN210092356U (zh) | 智能设备 | |
JP4037424B2 (ja) | 車両用通信装置 | |
JP2009275425A (ja) | 金属加飾型電子キー | |
JP2010047912A (ja) | 携帯機 | |
JP5563772B2 (ja) | キーヘッドカバー | |
JP2004343679A (ja) | アンテナ及びこれを用いた通信システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20101018 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110922 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20111025 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111214 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120131 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120209 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150217 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |