JP2009275425A - 金属加飾型電子キー - Google Patents
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Abstract
【解決手段】携帯機2は、自身の外観の意匠性を満たすべく意匠面の一部に加飾金属8が設けられた非導電性材料からなるケース4と、前記ケース4の内部に設けられ自身がもつ固有の識別コードを通信対象に無線で送信する送信アンテナ11とを備えている。送信アンテナ11は、意匠面側から見て、加飾金属8,10の第1短辺8a,10aの中央部に設けられたスリット9aの近傍、即ち加飾金属8,10の長手方向の端部に近い位置に配置されている。
【選択図】図4
Description
本発明によれば、ケースは、扁平形状に形成されるとともにその厚さ方向に意匠面が設けられている。ここで、ケースは扁平形状に形成されているため、ケースの厚さ方向にある意匠面は、ケースの厚さ方向に直交する方向にある外側面よりも大きくなる。従って、送信アンテナを、金属加飾部が設けられる意匠面側から見て、金属加飾部の長手方向の中央部から遠く、また、当該金属加飾部の長手方向の端部により近い位置に配置し易くなる。
<電子キーシステムの概要>
図1に示すように、電子キーシステム1は、金属加飾型電子キーとしての携帯機2と、車両に搭載された通信対象としての施解錠制御装置3とを備えている。ユーザが携帯機2を所持して車両の所定領域に接近すると、携帯機2は施解錠制御装置3から送信されるリクエスト信号Srを受信する。このリクエスト信号SrはIDコードの送信を携帯機2に要求する旨の信号である。携帯機2は前記リクエスト信号Srを受信すると、予め記録された自身のIDコードを含むID信号Siを送信する。施解錠制御装置3は、携帯機2から送信されてきたID信号Siを受信すると、このID信号Siに含まれる携帯機2側のIDコードと予め記憶された車両側のIDコードとを照合し、両IDコードが一致したことを条件としてドア錠を解錠する。一方、ユーザが携帯機2を所持して車両から離間して前記所定領域外に移動すると、施解錠制御装置3は、携帯機2から送信されるID信号Siを受信不能となる。施解錠制御装置3は携帯機2側のID信号Siを受信不能になったことを条件として車両のドア錠を施錠する。このように、ユーザが車両に触れることなくドア錠の施解錠が行われる。
図2に示すように、携帯機2のケース4は、樹脂等の非導電性材料からなり、平面視(図2中、上から見た状態)において長方形を成す扁平形状に形成されている。図3に示すように、ケース4は、それぞれ開口部を有する箱体状に形成されたアッパーケース5とロアケース6とから成り、これらの開口側を突き合わせた状態で組み付けた際にできる内部の収納空間4aには、回路基板7が収納されている。回路基板7には、車両(正確には、施解錠制御装置3)との間で所定の無線通信等を行うための各種の電子部品が実装されている。
施解錠制御装置3との間の無線通信に際して、送信アンテナ11から電波が送信されると、送信アンテナ11と加飾金属8,10とが磁気的に結合し、加飾金属8,10が送信アンテナとして機能する。本実施の形態の携帯機2は、加飾金属8,10の長手方向の中央部M3よりも当該加飾金属8,10の長手方向の端部M1,M2に近い位置に送信アンテナ11が配置されているため、送信アンテナ11と加飾金属8,10とが結合し難くなっている。また、本実施の形態の携帯機2の加飾金属8,10は、スリット9a〜9dにより、当該加飾金属8,10の長手方向(周方向)において4箇所で分断されているため、送信アンテナ11と加飾金属8,10とがより結合し難くなっている。即ち、送信アンテナ11と加飾金属8,10とが磁気的に結合することによる影響、言い換えれば、送信アンテナとしての加飾金属8,10の影響が好適に抑制される。このため、例えばユーザや他の金属製品等がケース4の携帯機2の加飾金属8,10に触れることで送信アンテナとしての加飾金属の電波性能が変化することによる携帯機2の電波性能の変動が抑制される。よって、携帯機2の電波性能を安定させることができる。
(1)送信アンテナ11を、ケース4の表面5a,6a側から見て、加飾金属8,10の長手方向の中央部M3よりも当該加飾金属8,10の長手方向の端部M1,M2に近い位置に配置することで、施解錠制御装置3との間の無線通信に際して送信アンテナ11と加飾金属8,10とが結合し難くなる。このため、送信アンテナ11と加飾金属8,10とが磁気的に結合することによる加飾金属8,10の影響を、好適に抑制することが可能となり、携帯機2の電波性能を、加飾金属8,10が設けられていない携帯機の電波性能に近づけることができる。これにより、例えばユーザや他の金属製品等がケース4の加飾金属8,10に触れることに起因する携帯機2の電波性能の変化を極力抑制することができる。その結果、携帯機2の電波性能を安定させることができる。
・上記実施の形態では、送信アンテナ11が加飾金属8,10と重ならないように配置したが、送信アンテナ11の一部が重なるように配置してもよい。
・上記実施の形態では、携帯機2に、トランスポンダを搭載し、このトランスポンダと施解錠制御装置3との間でもID照合を行うようにしてもよい。
次に、前記実施形態より把握できる技術的思想について以下に記載する。
Claims (3)
- 自身の外観の意匠性を満たすべく意匠面に帯状の金属加飾部が設けられた非導電性材料からなるケースと、前記ケースの内部に設けられ自身がもつ固有の識別コードを通信対象に無線で送信する送信アンテナとを備え、前記通信対象側で前記識別コードの照合が一致したことを条件として当該通信対象に対応する特定の機器を動作させる金属加飾型電子キーにおいて、
前記送信アンテナを、前記意匠面側から見て、前記金属加飾部の長手方向の中央部よりも当該金属加飾部の長手方向の端部に近い位置に配置したことを特徴とする金属加飾型電子キー。 - 請求項1に記載の金属加飾型電子キーにおいて、
前記金属加飾部は、前記意匠面側から見て、前記意匠面の縁に沿って延びる環状に設けられるとともにその周方向において複数箇所で分断されたことを特徴とする金属加飾型電子キー。 - 請求項1又は2に記載の金属加飾型電子キーにおいて、
前記ケースは、扁平形状に形成されるとともにその厚さ方向に前記意匠面が設けられたことを特徴とする金属加飾型電子キー。
Priority Applications (1)
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JP2008128438A JP2009275425A (ja) | 2008-05-15 | 2008-05-15 | 金属加飾型電子キー |
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JP2008128438A JP2009275425A (ja) | 2008-05-15 | 2008-05-15 | 金属加飾型電子キー |
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Family Applications (1)
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JP2008128438A Pending JP2009275425A (ja) | 2008-05-15 | 2008-05-15 | 金属加飾型電子キー |
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Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2008
- 2008-05-15 JP JP2008128438A patent/JP2009275425A/ja active Pending
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