JP2009275425A - 金属加飾型電子キー - Google Patents

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育生 島田
Hidenobu Hanaki
秀信 花木
Daisuke Kawamura
大輔 河村
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Abstract

【課題】電波性能を安定させることが可能な金属加飾型電子キーを提供する。
【解決手段】携帯機2は、自身の外観の意匠性を満たすべく意匠面の一部に加飾金属8が設けられた非導電性材料からなるケース4と、前記ケース4の内部に設けられ自身がもつ固有の識別コードを通信対象に無線で送信する送信アンテナ11とを備えている。送信アンテナ11は、意匠面側から見て、加飾金属8,10の第1短辺8a,10aの中央部に設けられたスリット9aの近傍、即ち加飾金属8,10の長手方向の端部に近い位置に配置されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、キー認証に際して自身が持つ固有の識別コードを無線通信で通信対象に送信してキーのコード照合を行う電子キーにおいて、高い意匠性を持つべく金属加飾された金属加飾型電子キーに関する。
従来、例えば特許文献1に示されるように、車両や住宅等に設けられたロック装置等の通信対象との間で所定の無線通信を通じて識別コードの送受信を行うことにより、同ロック装置の施錠・解錠を行う電子キーが採用されている。この電子キーのケースには、回路基板が収容されている。回路基板には、ロック装置に対応する識別コードが記憶された制御回路と、ロック装置との間で無線通信を行うための送信アンテナとが実装されている。制御回路は、送信アンテナを通じて識別コードをロック装置に送信する。ロック装置は、電子キーの送信アンテナから送信された電波に含まれる識別コードが自身に記憶されている識別コードと一致するか否かを判断し、一致したことを条件として施錠・解錠を行う。
この種の電子キーにおいては、正常に車両や住宅等に設けられたロック装置との間で無線通信のやり取りができる無線通信性能の確保もさることながら、当該電子キーを好んで所持してもらうためにも、電子キーの外観の見栄えを確保するべく、電子キーのケース表面に飾り等を付けることで加飾し、電子キーに高い意匠性を持たせることが望まれている。加飾の一例としては、例えば高級感を持たせるために、金属製品に見られるような光輝意匠が施される場合がある。
特開2002−322841
ところで、光輝意匠の加飾には、例えばアルミニウムや鉄等の金属が用いられるため、ケースの金属加飾部と送信アンテナとが磁気的に結合し、該金属加飾の影響でアンテナ特性が変化する。このため、例えばユーザや他の金属製品等がケースの金属加飾部に触れることで、アンテナ特性が変化し、電子キーの電波性能が不安定になってしまう虞がある。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、電波性能を安定させることが可能な金属加飾型電子キーを提供することにある。
請求項1に記載の発明は、自身の外観の意匠性を満たすべく意匠面に帯状の金属加飾部が設けられた非導電性材料からなるケースと、前記ケースの内部に設けられ自身がもつ固有の識別コードを通信対象に無線で送信する送信アンテナとを備え、前記通信対象側で前記識別コードの照合が一致したことを条件として当該通信対象に対応する特定の機器を動作させる金属加飾型電子キーにおいて、前記送信アンテナを、前記意匠面側から見て、前記金属加飾部の長手方向の中央部よりも当該金属加飾部の長手方向の端部に近い位置に配置したことをその要旨とする。
本発明によれば、送信アンテナを、意匠面側から見て、金属加飾部の長手方向の中央部よりも当該金属加飾部の長手方向の端部に近い位置に配置することで、通信対象との間の無線通信に際して送信アンテナと金属加飾部とが磁気的に結合し難くなる。このため、送信アンテナと金属加飾部とが磁気的に結合することによる金属加飾部の影響を、好適に抑制することが可能となり、金属加飾型電子キーの電波性能を、金属加飾部が設けられていない電子キーの電波性能に近づけることができる。これにより、例えばユーザや他の金属製品等がケースの金属加飾部に触れることに起因する電子キーの電波性能の変化を極力抑制することができる。その結果、電子キーの電波性能を安定させることができる。
請求項2に記載の発明は、前記金属加飾部は、前記意匠面側から見て、前記意匠面の縁に沿って延びる環状に設けられるとともにその周方向において複数箇所で分断されたことをその要旨とする。
本発明によれば、金属加飾部は、意匠面側から見て、意匠面の縁に沿って延びる環状に設けられるとともにその周方向において複数箇所で分断される。金属加飾部の形状が環状に近づくほど、当該金属加飾部と送信アンテナとが結合し易くなり、電子キーから送信される電波への金属加飾部の影響が大きくなる。このため、本発明のように、意匠面の縁に沿って延びる環状に設けられた金属加飾部をその周方向において複数箇所で分断することにより、金属加飾部と送信アンテナとが結合し難くなり、電子キーの電波性能を安定させることができる。
請求項3に記載の発明は、前記ケースは、扁平形状に形成されるとともにその厚さ方向に前記意匠面が設けられたことをその要旨とする。
本発明によれば、ケースは、扁平形状に形成されるとともにその厚さ方向に意匠面が設けられている。ここで、ケースは扁平形状に形成されているため、ケースの厚さ方向にある意匠面は、ケースの厚さ方向に直交する方向にある外側面よりも大きくなる。従って、送信アンテナを、金属加飾部が設けられる意匠面側から見て、金属加飾部の長手方向の中央部から遠く、また、当該金属加飾部の長手方向の端部により近い位置に配置し易くなる。
本発明によれば、電波性能を安定させることが可能な金属加飾型電子キーを提供することができる。
以下、本発明を、車両の電子キーシステムにおいて、ドア錠の開閉に使用される電子キーに具体化した一実施の形態を図面に従って説明する。
<電子キーシステムの概要>
図1に示すように、電子キーシステム1は、金属加飾型電子キーとしての携帯機2と、車両に搭載された通信対象としての施解錠制御装置3とを備えている。ユーザが携帯機2を所持して車両の所定領域に接近すると、携帯機2は施解錠制御装置3から送信されるリクエスト信号Srを受信する。このリクエスト信号SrはIDコードの送信を携帯機2に要求する旨の信号である。携帯機2は前記リクエスト信号Srを受信すると、予め記録された自身のIDコードを含むID信号Siを送信する。施解錠制御装置3は、携帯機2から送信されてきたID信号Siを受信すると、このID信号Siに含まれる携帯機2側のIDコードと予め記憶された車両側のIDコードとを照合し、両IDコードが一致したことを条件としてドア錠を解錠する。一方、ユーザが携帯機2を所持して車両から離間して前記所定領域外に移動すると、施解錠制御装置3は、携帯機2から送信されるID信号Siを受信不能となる。施解錠制御装置3は携帯機2側のID信号Siを受信不能になったことを条件として車両のドア錠を施錠する。このように、ユーザが車両に触れることなくドア錠の施解錠が行われる。
<携帯機>
図2に示すように、携帯機2のケース4は、樹脂等の非導電性材料からなり、平面視(図2中、上から見た状態)において長方形を成す扁平形状に形成されている。図3に示すように、ケース4は、それぞれ開口部を有する箱体状に形成されたアッパーケース5とロアケース6とから成り、これらの開口側を突き合わせた状態で組み付けた際にできる内部の収納空間4aには、回路基板7が収納されている。回路基板7には、車両(正確には、施解錠制御装置3)との間で所定の無線通信等を行うための各種の電子部品が実装されている。
アッパーケース5の表面5aの縁部には、段部5bが環状に凹設されている。段部5bには、携帯機2に高級感、即ち、貴金属製品に見られるような光輝意匠を持たせるためのアッパー側加飾金属8が取り付けられている。アッパー側加飾金属8は、アッパーケース5の段部5bに取り付けられることにより、中央部5cと面一となるように形成されている。アッパー側加飾金属8は、例えばアルミニウムや鉄等の金属材料から形成されており、その表面には光輝性を醸し出すためのメッキが施されている。アッパー側加飾金属8は、帯状の板がアッパーケース5の周縁に沿って延びる環状に設けられるとともにその周方向において分断された開ループ形状を有して形成されている。具体的には、アッパー側加飾金属8には、アッパー側加飾金属8を複数(本例は4つ)の金属材に分断する長細い形状のスリット9a〜9dが複数箇所(本例は4箇所)に形成されている。スリット9a〜9dは、アッパー側加飾金属8の第1及び第2短辺8a,8b及び第1及び第2長辺8c,8dの中央部分にそれぞれ形成されている。
また、アッパーケース5の表面5aの中央部5cには、携帯機2でのボタン操作で車両のドア錠を施錠する際に操作するロックスイッチ4bと、同じく携帯機2でのボタン操作で車両のドア錠を解錠する際に操作するアンロックスイッチ4cとが設けられている。
図3に示すように、ロアケース6の表面6aの縁部には、アッパーケース5と同様、段部6bが環状に凹設されており、該段部6bには、ロア側加飾金属10が取り付けられている。ロア側加飾金属10は、ロアケース6の段部6bに取り付けられることにより、中央部6c(図4(b)参照)と面一となるように形成されている。ロア側加飾金属10は、前記アッパー側加飾金属8と同様、例えばアルミニウムや鉄等の金属材料から形成されており、その表面には光輝性を醸し出すためのメッキが施されている。ロア側加飾金属10は、帯状の板がロアケース6の周縁に沿って延びる環状に設けられるとともにその周方向において分断された開ループ形状を有して形成されている。具体的には、ロア側加飾金属10には、前記アッパー側加飾金属8と同様、ロア側加飾金属10を複数(本例は4つ)の金属材に分断する長細い形状のスリット9a〜9dが複数箇所(本例は4箇所)に形成されている。スリット9a〜9dは、ロア側加飾金属10の第1及び第2短辺10a,10b及び第1及び第2長辺10c,10dの中央部分にそれぞれ形成されている。アッパー側加飾金属8及びロア側加飾金属10は、ケース4(アッパーケース5及びロアケース6)の表面5a,6a側から見て完全に重なるように配置されている。なお、アッパー側加飾金属8及びロア側加飾金属10がケース4の金属加飾部に相当する。本実施形態の携帯機2は、アッパー側加飾金属(以下、加飾金属という)8が設けられた前記アッパーケース5の表面5aと、同じくロア側加飾金属(以下、加飾金属という)10が設けられたロアケース6の表面6aとが意匠面とされる。
図3に示すように、回路基板7は、長方形の平板状に形成されている。回路基板7のアッパーケース5側の面7aには、送信アンテナ11、受信回路(図示略)、制御回路(図示略)、送信回路(図示略)が実装されており、回路基板7のロアケース6側の面7bには、受信アンテナ(図示略)及び電源回路(図示略)が実装されている。前記受信回路は受信アンテナを介して受信された前記リクエスト信号Sr(図1参照)を復調し、その復調したリクエスト信号Srを制御回路へ送る。前記制御回路は前記復調されたリクエスト信号Srに対して応答するために予め記憶された自身のIDコードを含むID信号Si(図1参照)を送信回路に送る。送信回路は前記ID信号を変調して送信アンテナ11を介して送信する。また、前記制御回路は、ロックスイッチ4bが押し操作された事を検出すると、自身のIDコードと、解錠状態にある車両のドア錠を施錠状態にする旨の施錠要求とを乗せた施錠要求信号Sa(図1参照)を送信回路に送り、送信アンテナ11を介して送信する。また、制御回路は、アンロックスイッチ4cが押し操作された事を検出すると、自身固有のIDコードと、施錠状態にある車両のドア錠を解錠状態にする旨の解錠要求とを乗せた解錠要求信号Sb(図1参照)を送信回路に送り、送信アンテナ11を介して送信する。
図4(a)及び図4(b)に示すように、送信アンテナ11は、回路基板7に対して直に金属板をアンテナ線(アンテナパターン)として印刷形成することで成るパターンアンテナで形成されている。送信アンテナ11は、回路基板7の長手方向一端側(図4(a)及び図4(b)中、下端側)に設けられている。前記回路基板7は、ケース4の表面5a,6a側から見て、前記加飾金属8,10の第1短辺8a,10aの中央部に設けられたスリット9aの近傍、即ち加飾金属8,10の長手方向(周方向)の端部に近い位置に送信アンテナ11が配置されるように、ケース4に収容されている。また、回路基板7は、ケース4の表面5a,6a側から見て、送信アンテナ11の全部が加飾金属8,10と重ならないように配置されている。なお、前述したように、ケース4は扁平形状に形成されているため、ケース4の厚さ方向の外側面であるケース4(アッパケース5及びロアケース6)の表面5a,6aは、ケース4の扁平方向の外側面4dよりも大きくなっている。このため、送信アンテナ11を、ケース4の表面5a,6a側から見て、全部が加飾金属8,10と重ならない位置に配置し易くなっている。また、送信アンテナ11を、ケース4の表面5a,6a側から見て、加飾金属8,10の長手方向の中央部から遠く、また、当該加飾金属8,10の長手方向の端部により近い位置に配置し易くなっている。
ところで、例えばアルミニウムや鉄等の金属材料から形成された加飾金属8,10が、例えば仮にケース4の表面5a,6aの縁に沿って一続きとなった部材形状、即ちケース4の表面5a,6a側から見て閉ループを成す形状をとる場合、携帯機2と車両との間の無線通信を行う際に送信アンテナ11から送信された電波を加飾金属8,10が受けると、加飾金属8,10に渦電流(図4(a)参照)が流れる。加飾金属8,10に渦電流が流れると、該渦電流による磁束によって送信アンテナ11から送信される電波が打ち消され、アンテナ効率が低下してしまい、携帯機2と車両との間の無線通信に悪影響を及ぼすことになり、これは無線通信性能確保の面から好ましくない。
そこで、加飾金属8,10にスリット9a〜9dを設けて、加飾金属8,10をケース4の表面5a,6aの縁に沿った方向において分断することにより、加飾金属8,10を、部材として一続きとならない分断形状、即ち開ループ形状としている。このような開ループ形状をとる加飾金属8,10は、仮に送信アンテナ11から送信された電波を受ける状況となっても自身に渦電流が発生し難くなる特性をもつ。従って、携帯機2の意匠性を確保すべく加飾金属8,10によって携帯機2に金属加飾を施しても、加飾金属8,10にスリット9a〜9dを形成すれば、加飾金属8,10での渦電流の発生が抑制されて、携帯機2の充分な無線通信性能が確保される。
ところで、光輝意匠の加飾には、例えばアルミニウムや鉄等の金属が用いられるため、施解錠制御装置3との間の無線通信に際して送信アンテナ11から送信される電波が加飾金属8,10の影響を受け、これにより、携帯機2から施解錠制御装置3に送信される送信電波の出力強度が変化する。具体的には、携帯機2と施解錠制御装置3との間の無線通信に際して送信アンテナ11から電波が送信されると、加飾金属8,10に誘導電流が生じて電波が放射される。即ち、送信アンテナ11と加飾金属8,10とが磁気的に結合する。送信アンテナ11と加飾金属8,10とが磁気的に結合すると、加飾金属8,10が送信アンテナとして機能し、加飾金属8,10の影響を受けて携帯機2のアンテナ特性が変化する。従って、例えばユーザや他の金属製品等がケースの加飾金属8,10に触れることで、電子キーの電波性能が不安定になり、これは無線通信性能確保の面から好ましくない。そこで、本実施の形態では、該加飾金属8,10の第1短辺8a,10aの中央部に設けられたスリット9aの近傍、即ち加飾金属8,10の長手方向の端部に近い位置に送信アンテナ11を配置することにより、送信アンテナ11と加飾金属8,10とを結合し難くしている。これにより、送信アンテナ11と加飾金属8,10とが磁気的に結合することによる加飾金属8,10の影響を極力抑制し、携帯機2の電波性能を安定させている。
次に、図5を参照して、ケース4の表面5a,6a側から見た送信アンテナ11の位置の違いと加飾金属8,10を分断するスリット9a〜9dの数の違いによる携帯機2の利得の変化量について考察する。同図5は、ケース4の表面5a,6aの縁に沿って延びる環状の加飾金属8,10が設けられた携帯機2について、送信アンテナ11の位置と該加飾金属8,10を分断するスリット9a〜9dの数とを異ならせた複数種類の携帯機2,2b〜2dの利得の変化量を、発明者がシミュレーションした結果を示したものである。同図5におけるAは、図6(a)に示すように各辺8a〜8d,10a〜10d(図4(a)及び図4(b)参照)に1つずつスリット9a〜9dが設けられた加飾金属8,10を備え、該加飾金属8,10の第1短辺8a,10aの中央部に設けられたスリット9aの近傍、即ち環状の加飾金属8,10を直線状に展開した場合の長手方向の端部M1,M2に近い位置に送信アンテナ11が配置された本実施の形態の携帯機2の利得の変化量である。また、同図5におけるBは、図6(b)に示すように第1短辺8a,10a及び第2短辺8b,10bに1つずつスリット9a,9bが設けられた加飾金属8,10を備え、該加飾金属8,10の第1短辺8a,10aの中央部に設けられたスリット9aの近傍、即ち環状の加飾金属8,10を直線状に展開した場合の長手方向の端部M1,M2に近い位置に送信アンテナ11が配置された携帯機2bの利得の変化量である。また、同図5におけるCは、図6(c)に示すように第1短辺8a,10aに1つのスリット9aが設けられた加飾金属8,10を備え、該加飾金属8,10の第1短辺8a,10aの中央部に設けられたスリット9aの近傍、即ち環状の加飾金属8,10を直線状に展開した場合の長手方向の端部M1,M2に近い位置に送信アンテナ11が配置された携帯機2cの利得の変化量である。また、同図5におけるDは、図6(d)に示すように第2短辺8b,10bに1つのスリット9bが設けられた加飾金属8,10を備え、該スリット9bと反対側の第1短辺8a,10aの中央部近傍、即ち環状の加飾金属8,10を直線状に展開した場合の長手方向の中央部M3に近い位置に送信アンテナ11が配置された携帯機2dの利得の変化量である。携帯機2の利得の変化量は、回路基板7単体の利得を基準にした、各携帯機2,2b〜2dの利得である。なお、図6(a)〜(d)では、前記ロックスイッチ4b及びアンロックスイッチ4cを省略している。
同図5に示されるように、各携帯機2,2b〜2dの利得の変化量は、いずれも0より大きくなっている。従って、ケース4に加飾金属8,10を設けることにより、施解錠制御装置3との間の無線通信に際して、各携帯機2,2b〜2dは、加飾金属8,10の影響を受ける。また、スリット9aの数が等しい場合、加飾金属8,10の長手方向の端部M1,M2に近い位置に送信アンテナ11が配置された携帯機2c(図6(c)参照)の利得の変化量(図5におけるC)は、加飾金属8,10の長手方向の中央部M3に近い位置に送信アンテナ11が配置された携帯機2d(図6(d)参照)の利得の変化量(図5におけるD)よりも0に近い。従って、加飾金属8,10の長手方向の端部M1,M2に近い位置に送信アンテナ11を配置すれば、携帯機2の電波性能が、回路基板7単体、言い換えれば、加飾金属8,10が設けられていない携帯機の電波性能に近づく。即ち、加飾金属8,10の長手方向の中央部M3よりも当該加飾金属8,10の長手方向の端部M1,M2に近い位置に送信アンテナ11を配置すれば、施解錠制御装置3との間の無線通信に際して、加飾金属8,10の影響が抑制される。
また、同図5に示されるように、加飾金属8,10の長手方向の端部M1,M2に近い位置に送信アンテナ11を配置した場合、加飾金属8,10を分断するスリット9a〜9dの数が1(図5におけるC)、2(図5におけるB)、4(図5におけるA)と多くなるほど、携帯機2c,2b,2の利得の変化量が0に近づく。従って、加飾金属8,10を分断するスリット9a〜9dの数を多くするほど、携帯機2の電波性能が、回路基板7単体、言い換えれば、加飾金属8,10が設けられていない携帯機の電波性能に近づく。即ち、加飾金属8,10のスリット9a〜9dの数を多くするほど、施解錠制御装置3との間の無線通信に際して、加飾金属8,10の影響がより好適に抑制される。
次に、前述のように構成した携帯機2の作用を説明する。
施解錠制御装置3との間の無線通信に際して、送信アンテナ11から電波が送信されると、送信アンテナ11と加飾金属8,10とが磁気的に結合し、加飾金属8,10が送信アンテナとして機能する。本実施の形態の携帯機2は、加飾金属8,10の長手方向の中央部M3よりも当該加飾金属8,10の長手方向の端部M1,M2に近い位置に送信アンテナ11が配置されているため、送信アンテナ11と加飾金属8,10とが結合し難くなっている。また、本実施の形態の携帯機2の加飾金属8,10は、スリット9a〜9dにより、当該加飾金属8,10の長手方向(周方向)において4箇所で分断されているため、送信アンテナ11と加飾金属8,10とがより結合し難くなっている。即ち、送信アンテナ11と加飾金属8,10とが磁気的に結合することによる影響、言い換えれば、送信アンテナとしての加飾金属8,10の影響が好適に抑制される。このため、例えばユーザや他の金属製品等がケース4の携帯機2の加飾金属8,10に触れることで送信アンテナとしての加飾金属の電波性能が変化することによる携帯機2の電波性能の変動が抑制される。よって、携帯機2の電波性能を安定させることができる。
次に、上記実施の形態の作用効果を以下に記載する。
(1)送信アンテナ11を、ケース4の表面5a,6a側から見て、加飾金属8,10の長手方向の中央部M3よりも当該加飾金属8,10の長手方向の端部M1,M2に近い位置に配置することで、施解錠制御装置3との間の無線通信に際して送信アンテナ11と加飾金属8,10とが結合し難くなる。このため、送信アンテナ11と加飾金属8,10とが磁気的に結合することによる加飾金属8,10の影響を、好適に抑制することが可能となり、携帯機2の電波性能を、加飾金属8,10が設けられていない携帯機の電波性能に近づけることができる。これにより、例えばユーザや他の金属製品等がケース4の加飾金属8,10に触れることに起因する携帯機2の電波性能の変化を極力抑制することができる。その結果、携帯機2の電波性能を安定させることができる。
(2)また、例えば、携帯機2の小型化を図るべくケース4をより小型のものにすると、ケース4の加飾金属8,10と送信アンテナ11との間のスペースが小さくなるため、それらの結合がより大きくなる。このため、携帯機2の電波性能が不安定になり易くなってしまい、このことは、携帯機2の小型化の妨げとなる。この点、本実施の形態の携帯機2は、送信アンテナ11と加飾金属8,10とが磁気的に結合することによる加飾金属8,10の影響が好適に抑制されるため、携帯機2の電波性能を安定させることが可能となり、ひいては携帯機2の小型化に貢献することができる。
(3)加飾金属8,10は、ケース4の表面5a,6a側から見て、該表面5a,6aの縁に沿って延びる環状に設けられるとともにその周方向において複数箇所で分断される。加飾金属8,10の形状が環状に近づくほど、当該加飾金属8,10と送信アンテナ11とが結合し易くなり、携帯機2から送信される電波への加飾金属8,10の影響が大きくなる。このため、本実施の形態のように、ケース4の表面5a,6aの縁に沿って延びる環状に設けられた加飾金属8,10をその周方向において複数箇所で分断することにより、加飾金属8,10と送信アンテナ11とが結合し難くなり、携帯機2の電波性能を安定させることができる。
(4)また、加飾金属8,10を複数箇所で分断することにより、該分断数に応じて、ケース4の表面5a,6aにおいて加飾金属8,10の端部に対応する位置が増加する。このため、例えば送信アンテナ11の配置等、携帯機2の設計の自由度を向上させることができる。
(5)ケース4は、扁平形状に形成されるとともにその厚さ方向に意匠面が設けられている。ここで、ケース4は扁平形状に形成されているため、ケース4の厚さ方向にある意匠面は、ケース4の厚さ方向に直交する方向にある外側面4dよりも大きくなる。従って、送信アンテナ11を、加飾金属8,10が設けられる意匠面側から見て、加飾金属8,10の長手方向の中央部M3から遠く、また、当該加飾金属8,10の長手方向の端部M1,M2により近い位置に配置し易くなる。
(6)加飾金属8,10がケース4の表面5a,6aの縁に沿って一続きに延びる環状の部材形状、即ちケース4の表面5a,6a側から見て閉ループを成す形状をとる場合、無線通信を行う際に送信アンテナ11から送信される電波を加飾金属8,10が受けると、加飾金属8,10に渦電流が流れ、該渦電流による磁束によって送信アンテナ11から送信される電波が打ち消され、アンテナ効率が低下してしまう。この点、本実施の形態によれば、加飾金属8,10は、ケース4の表面5a,6a側から見て、該表面5a,6aの縁に沿って延びる環状に設けられるとともにその周方向において分断された開ループ形状を有して形成されるため、当該加飾金属8,10における渦電流の発生が抑制される。よって、加飾金属8,10を設けることによるアンテナ効率の低下を極力回避することができる。
(7)送信アンテナ11において加飾金属8,10に重ならないように配置された部位から送信される電波は、加飾金属8,10の影響を受け難い。このため、本実施の形態のように、送信アンテナ11の一部若しくは全部が加飾金属8,10と重ならないように配置することにより、加飾金属8,10を設けることによるアンテナ効率の低下を極力回避することができる。
尚、本実施の形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施の形態では、送信アンテナ11が加飾金属8,10と重ならないように配置したが、送信アンテナ11の一部が重なるように配置してもよい。
・上記実施の形態では、ケース4の表面5a,6aに当該ケース4の周縁に沿って略環形状を成すように形成した加飾金属8,10を設けたが、このような態様に限定されない。例えば、ケースの表面に当該ケースの両方、若しくは一方の側縁に沿って直線状をなすように加飾金属を設けてもよい。
・上記実施の形態では、加飾金属8,10の第1短辺8a,10aの中央部に設けられたスリット9aの近傍に送信アンテナ11を配置したが、例えば、加飾金属8,10の第2短辺8b,10bの中央部に設けられたスリット9bの近傍に送信アンテナ11を配置してもよい。また、加飾金属8,10の第1長辺8c,10c若しくは第2長辺8d,10dの中央部に設けられたスリット9c,9dの近傍に送信アンテナ11を配置してもよい。
・上記実施の形態では、加飾金属8,10を、4つのスリット9a〜9dによって4つの金属材に分断したが、スリットをそれぞれ5つ以上設けて加飾金属を5つ以上に分断してもよく、1〜3つのスリットによって加飾金属を分断してもよい。
・上記実施の形態では、ケース4を、平面視において長方形を成す扁平形状に形成したが、このような態様に限定されず、例えば平面視において三角形や円形を成すように形成してもよい。また、上記実施の形態では、ケース4を、扁平形状に形成したが、例えばケースを立方体状に形成してもよい。
・上記実施の形態では、ケース4の厚さ方向の外側面を意匠面としたが、ケース4の扁平方向の外側面4dを意匠面としてもよい。また、上記実施の形態では、ケース4のアッパーケース5及びロアケース6の表面5a,6aに加飾金属8,10を設けたが、何れか一方のみに加飾金属を設けてもよい。
・上記実施の形態では、携帯機2にロックスイッチ4b及びアンロックスイッチ4cを設け、これらの操作によりドアロックを施解錠可能としたが、省略してもよい。
・上記実施の形態では、携帯機2に、トランスポンダを搭載し、このトランスポンダと施解錠制御装置3との間でもID照合を行うようにしてもよい。
・上記実施の形態では、携帯機2と施解錠制御装置3との間の無線通信によって、対応する機器としての車両のドア錠の施解錠が行われるようにしたが、携帯機2とエンジン制御装置との間の無線通信によって、対応する機器としてのエンジンの始動が許可されるようにしてもよい。なお、この場合、エンジン制御装置が本発明の通信対象に相当する。
・上記実施の形態では、車両の電子キーシステム1において、ドア錠の開閉に使用される電子キーに具体化したが、住宅等の電子キーシステムに具体化してもよい。
次に、前記実施形態より把握できる技術的思想について以下に記載する。
(イ)請求項1〜3の何れか1項に記載の金属加飾型電子キーにおいて、前記金属加飾部は、前記意匠面側から見て、前記意匠面の縁に沿って延びる環状に設けられるとともにその周方向において分断された開ループ形状を有して形成されたことを特徴とする金属加飾型電子キー。例えば仮に、金属加飾部が意匠面の縁に沿って一続きに延びる環状の部材形状、即ち意匠面側から見て閉ループを成す形状をとる場合、無線通信を行う際に送信アンテナから送信される電波を金属加飾部が受けると、金属加飾部に渦電流が流れ、該渦電流による磁束によって送信アンテナから送信される電波が打ち消され、アンテナ効率が低下してしまう。この点、本発明によれば、金属加飾部は、意匠面側から見て、意匠面の縁に沿って延びる環状に設けられるとともにその周方向において分断された開ループ形状を有して形成されるため、当該金属加飾部における渦電流の発生が抑制される。よって、金属加飾部を設けることによるアンテナ効率の低下を極力回避することができる。
(ロ)請求項1〜3の何れか1項に記載の金属加飾型電子キーにおいて、前記送信アンテナは、前記意匠面側から見て、一部若しくは全部が前記金属加飾部と重ならないように配置されたことを特徴とする金属加飾型電子キー。送信アンテナにおいて金属加飾部に重ならないように配置された部位から送信される電波は、金属加飾部の影響を受け難い。このため、本発明のように、送信アンテナの一部若しくは全部が金属加飾部と重ならないように配置することにより、金属加飾部を設けることによるアンテナ効率の低下を極力回避することができる。
車両の電子キーシステムの概略構成図。 携帯機の外観形状を示す斜視図。 携帯機のケース構造を示す斜視図。 (a)携帯機を表側から見た平面図、(b)携帯機を裏側から見た平面図。 送信アンテナの位置及びスリットの数と、携帯機の利得の変化量との関係について、発明者によるシミュレーション結果を例示するグラフ。 (a)〜(d)図5のA〜Dにそれぞれ対応する携帯機を示す平面図。
符号の説明
2…金属加飾型電子キーとしての携帯機、3…通信対象としての施解錠制御装置、4…ケース、5a,6a…意匠面としての表面、8,10…ケースの意匠面に設けられる金属加飾部としての加飾金属、11…送信アンテナ、M1,M2…加飾金属の端部、M3…加飾金属の中央部。

Claims (3)

  1. 自身の外観の意匠性を満たすべく意匠面に帯状の金属加飾部が設けられた非導電性材料からなるケースと、前記ケースの内部に設けられ自身がもつ固有の識別コードを通信対象に無線で送信する送信アンテナとを備え、前記通信対象側で前記識別コードの照合が一致したことを条件として当該通信対象に対応する特定の機器を動作させる金属加飾型電子キーにおいて、
    前記送信アンテナを、前記意匠面側から見て、前記金属加飾部の長手方向の中央部よりも当該金属加飾部の長手方向の端部に近い位置に配置したことを特徴とする金属加飾型電子キー。
  2. 請求項1に記載の金属加飾型電子キーにおいて、
    前記金属加飾部は、前記意匠面側から見て、前記意匠面の縁に沿って延びる環状に設けられるとともにその周方向において複数箇所で分断されたことを特徴とする金属加飾型電子キー。
  3. 請求項1又は2に記載の金属加飾型電子キーにおいて、
    前記ケースは、扁平形状に形成されるとともにその厚さ方向に前記意匠面が設けられたことを特徴とする金属加飾型電子キー。
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