JP4927608B2 - 車両用操舵装置 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の第1実施形態に係る車両用操舵装置10の構成を示す模式図である。
車両用操舵装置10は、運転者が操舵可能な操舵部材としてのステアリングホイル21から、一対の転舵輪35,35を転舵させる転舵機構30を機械的に分離し、ステアリングホイル21の操舵量に応じて転舵アクチュエータ38から転舵動力を発生させ、この転舵動力を転舵機構30へ伝えることにより、転舵機構30で左右の転舵輪35,35を転舵させる、所謂ステア・バイ・ワイヤ(SBW)方式の車両用操舵装置である。以下、この車両用操舵装置10の構成について、具体的に説明する。
遊星歯車機構50は、中心の空転部材としての太陽歯車71に複数個、例えば、3個の遊星歯車72・・・(ここで、「・・・」は複数を示す。以下同じ。)を噛合させ、これらの遊星歯車72・・・に内歯車73を噛合させ、複数の遊星歯車72・・・をキャリア74にそれぞれ回転可能に取り付けた構成である。
先ず、運転者がステアリングホイル21を操舵することにより、操舵軸22を介してキャリア74を回転させると、その回転力は、複数の遊星歯車72・・・を介して、太陽歯車71及び内歯車73に伝達される。
ロック機構80は、太陽歯車71と一体的に形成されたロック用歯車81と、ロック用歯車81の歯にロック可能にスイングするロック部材としてのロックレバー82と、このロックレバー82をロック用歯車81に対してロック駆動する電磁アクチュエータ83と、を含んで構成される。ロック用歯車81は、操舵軸22の中心軸上で相対回転可能な部材である。
ここで、図4中、実線は、電磁アクチュエータ83を駆動していない状態(非励磁状態)におけるロックレバー82及びシャフト832を示し、想像線は、電磁アクチュエータ83を駆動した状態(励磁した状態)におけるロックレバー82及びシャフト832を示す。
電磁アクチュエータ83は、略円筒状の駆動コイル831と、この駆動コイル831内部を貫通し駆動コイル831に対して変位可能に設けられた可動鉄心としてのシャフト832と、このシャフト832の進退を規制する固定鉄心としてのストッパ833と、これら駆動コイル831、シャフト832、及びストッパ833を収容する収容ケース834と、を備える。
制御装置60は、舵角センサ23、モータ回転角センサ25、操舵トルクセンサ29、入力軸回転角センサ41、ラック軸位置センサ42、並びに、サーチコイルユニット89の第2サーチコイル892に接続された電圧検出部66(図6参照)から検出信号を受ける。また、この他、制御装置60は、車両の走行速度を検出する車速センサ61、ヨー角速度(ヨー運動の角速度)を検出するヨーレートセンサ69、車両の加速度を検出する加速度センサ67、その他の各種センサ65からそれぞれ検出信号を受ける。制御装置60は、これら検出信号の入力に応じて、操舵機構20、転舵機構30、及び、遊星歯車機構50に制御信号を出力する。
図7に示すように、ロックレバー82の変位Dは、第2サーチコイル892の出力電圧Eに比例する。ここで、DFRは、ロックレバー82の動作状態の閾値である。つまり、ロックレバー82の変位がD>DFRである場合には、ロック用歯車81がロックレバー82によりロックされていない状態となっており、D≦DFRである場合には、ロック用歯車81がロックレバー82によりロックされた状態となっている。また、閾値DFRに対応する出力電圧Eは、EFRである。これら出力電圧Eとロックレバー82の変位Dとの関係や、閾値DFR及びEFRの値は、実測に基づいて予め設定されている。
(1) ロックレバー82の動作状態を検出するサーチコイルユニット89と、このサーチコイルユニット89により検出された動作状態に基づいて、ロック用歯車81がロックされた状態であるか否かを判定するロック判定部642を設けた。これにより、操舵軸22と入力軸31とが機械的に連結された状態であるか否かを判定することが可能となる。また、このロック判定部642による判定に応じて、転舵アクチュエータ38を制御する転舵アクチュエータ制御部62を設けた。これにより、操舵軸22と入力軸31とが機械的に連結された状態における転舵アクチュエータ38の制御と、操舵軸22と入力軸31とが機械的に連結されていない状態における転舵アクチュエータ38の制御とを、適切に移行させることができる。
次に、本発明の第2実施形態に係る車両用操舵装置について、図10を参照して説明する。本実施形態の車両用操舵装置は、第1実施形態の車両用操舵装置1と、ロック判定部の構成が異なる。
図10に示すように、ロックレバー82の変位Dは、第2サーチコイル892の出力電圧Eに比例する。ここで、DFRは、ロックレバー82の動作状態の閾値である。つまり、ロックレバー82の変位がD>DFRである場合には、ロック用歯車81がロックレバー82によりロックされていない状態となっており、D≦DFRである場合には、ロック用歯車81がロックレバー82によりロックされた状態となっている。また、閾値DFRに対応する出力電圧Eは、EFRとする。これら出力電圧Eとロックレバー82の変位Dとの関係や、閾値DFRの値は、実測に基づいて予め設定されている。
Claims (1)
- 運転者が操舵可能な操舵部材と、転舵動力を発生する転舵アクチュエータを含み前記転舵動力により転舵輪を転舵させる転舵機構と、を備える車両用操舵装置において、
減速機構の一部である空転部材にロック部材を嵌合させて該空転部材をロックすることにより前記操舵部材に連結された操舵軸と前記転舵機構に転舵動力を伝達する入力軸とを機械的に連結する断続機構と、
略棒状のシャフトを進退させて前記ロック部材を変位させる電磁アクチュエータと、
前記シャフトの進退に応じてそのインダクタンスが変化する変位検出コイル及び前記変位検出コイルを励磁する電源を有し前記ロック部材の動作状態を検出する検出手段と、
前記変位検出コイルのインダクタンスの変化に基づいて、前記空転部材がロックされた状態であるか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段による判定に応じて、前記転舵アクチュエータを制御する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記操舵軸と前記入力軸とが機械的に連結されていない状態において、前記操舵部材の操舵操作に応じて前記転舵アクチュエータを制御する非連結時制御と、前記操舵軸と前記入力軸とが機械的に連結された状態において、前記操舵部材による操舵操作を補助するように前記転舵アクチュエータを制御する連結時制御と、を前記判定手段による判定に応じて切り替えることを特徴とする車両用操舵装置。
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