JP4692743B2 - 操舵システム - Google Patents

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Description

本発明は、車両のハンドルから下方に延びた操舵力伝達シャフトの途中に伝達比変更アクチュエータを備え、その伝達比変更アクチュエータをモータで駆動することにより、操舵力伝達シャフトの上側部分と下側部分との間の回転の伝達比を変更することが可能な操舵システムに関する。
この種の操舵システムは、一般に、異常時にモータをロックするためのロック機構を備えている(例えば、特許文献1参照)。そして、例えば、イグニッションスイッチをオンした際に、ロック機構によりモータをロックした状態でモータに回転指令を付与し、そのモータの負荷電流によってロック機構がモータをロックしているか否かを確認していた。
特許第3505992号公報(段落[0022]〜[0024]、図1)
ところで、上記した従来の操舵システムでは、例えば走行中にモータとロック機構とが共に故障した場合には、操舵力伝達シャフトの上側部分と下側部分との間も自在回転し、転舵輪をハンドル操作に応じた位置に転舵させることができない事態が生じ得た。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、伝達比変更アクチュエータのモータとロック機構とが共に故障した場合でも、ハンドル操作に応じて転舵輪を転舵させることが可能な操舵システムの提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明に係る操舵システムは、車両のハンドルから下方に延びた操舵力伝達シャフトに設けられ、操舵力伝達シャフトの上側部分と下側部分との間の回転の伝達比を変更可能な伝達比変更アクチュエータと、ハンドル及び操舵力伝達シャフトへの負荷トルクを低減させるようにアシスト力を出力可能なパワーステアリング装置と、伝達比変更アクチュエータとパワーステアリング装置とを、車両の運転状況に応じて制御する操舵制御装置とを有し、伝達比変更アクチュエータが、駆動源としてのモータと、モータをロックするためのロック機構とを具備すると共に、モータからの出力トルクで作動して操舵力伝達シャフトの上側部分と下側部分とを相対的に回転させるように構成された操舵システムにおいて、操舵制御装置は、モータ及びロック機構が共に異常になった場合に、伝達比変更アクチュエータの作動に伴う摩擦抵抗にうち勝って操舵力伝達シャフトの上側部分と下側部分との間を回転させるために最低限必要な下限負荷トルクより操舵力伝達シャフトにかかる負荷トルクが小さくなるように、パワーステアリング装置に出力させるアシスト力を通常時より大きくするところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載の操舵システムにおいて、ハンドルが操舵されていない無操舵走行状態か否かを走行中に所定周期で判別する無操舵走行状態判別手段と、無操舵走行状態である場合に、モータをロックするようにロック機構の駆動源への通電状態を切り替える通電状態切替手段と、通電状態を切り替えてもモータがロックされないロック異常を検出するロック確認手段とが、操舵制御装置に備えられたところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項2に記載の操舵システムにおいて、ロック機構の駆動源は、ソレノイドと、ソレノイドの励磁により直動するプランジャとを備えてなり、ロック確認手段は、ソレノイドの自己インダクタンスに基づいて、ロック異常を検出するように構成したところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項2に記載の操舵システムにおいて、ロック機構の駆動源は、ソレノイドと、ソレノイドの励磁により直動するプランジャとを備えてなり、ソレノイドの同軸上に検出コイルを設けて、その検出コイルとソレノイドとプランジャとから差動トランスを構成し、ロック確認手段は、検出コイルに生じる誘起電圧に基づいて、ロック異常を検出するように構成したところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項1乃至4の何れかに記載の操舵システムにおいて、操舵制御装置は、モータが正常な状態でロック異常が発生した場合に、ハンドルが中立位置になったところで、モータをサーボロックするように構成したところに特徴を有する。
[請求項1の発明]
請求項1の構成によれば、伝達比変更アクチュエータに備えたモータとロック機構とが共に故障した場合に、操舵力伝達シャフトにかかる負荷トルクが、伝達比変更アクチュエータの作動に伴う摩擦抵抗にうち勝つための最低限必要な下限負荷トルクより小さくなるように、パワーステアリング装置が出力するアシスト力が通常時より大きくなる。これにより、伝達比変更アクチュエータに係る負荷トルクも上記下限負荷トルクより小さくなり、そのような小さな負荷トルクを伝達比変更アクチュエータが受けても摩擦抵抗によって伝達比変更アクチュエータが作動しなくなる。従って、操舵力伝達シャフトの上側部分と下側部分との間の回転が防がれる。即ち、本発明によれば、モータとロック機構とが共に故障した場合でも、ハンドル操作に応じて転舵輪を転舵させることが可能となり、車両を任意の位置に移動して緊急避難することができる。
[請求項2の発明]
請求項2の構成では、走行中に、モータがロックされるようにロック機構の駆動源への通電状態を切り替え、この結果、実際にモータがロックされたか否かを確認する。これにより、ロック異常を早期に検出することができる。また、モータがロックされたか否かの確認は、無操舵走行状態で行うので走行への影響もない。
[請求項3の発明]
請求項3の構成では、プランジャが、その直動ストロークのうちソレノイドから比較的遠い側に位置するか、比較的近い側に位置するかにより、ロック機構がロック状態とロック解除状態とに切り替わる。ここで、プランジャがソレノイドに遠い側に位置した場合には、ソレノイドの自己インダクタンスが増加する一方、プランジャがソレノイドに近い側に位置した場合には、ソレノイドの自己インダクタンスが低下する。従って、ソレノイドの自己インダクタンスに基づいて、プランジャの位置の推定が可能になり、ソレノイドへの通電状態を切り替えてもモータがロックされないロック異常を検出することが可能になる。
[請求項4の発明]
請求項4の構成では、ロック機構の駆動源に備えたソレノイドとプランジャと、そのソレノイドの同軸上に設けた検出コイルとから差動トランスを構成したので、プランジャの位置を正確に検出することができ、ソレノイドへの通電状態を切り替えてもモータがロックされないロック異常を精度良く検出することが可能になる。
[請求項5の発明]
ハンドルが中立位置にある場合の操舵力伝達シャフトの上側部分と下側部分との間の相互の位置を原点位置とすると、通常の制御を行ってハンドルを切った際には、伝達比変更アクチュエータが作動して操舵力伝達シャフトの上側部分と下側部分との間が原点位置からずれる。これに対し、請求項5の構成では、モータが正常な状態でロック異常が発生した場合に、ハンドルが中立位置になったところでモータをサーボロックするので、ロック異常に次いでモータ異常が発生したときに、操舵力伝達シャフトの上側部分と下側部分との間が原点位置に保持された状態で、異常時用の制御を行うことができる。これにより、ハンドルを中立位置にしたときには、転舵輪が常に中立位置に配置され、ハンドルの操作が容易になる。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態を図1〜図6に基づいて説明する。
図1に示した車両10は、伝達比変更アクチュエータ20とパワーステアリング装置40とを備えている。まずは、伝達比変更アクチュエータ20の構成について説明する。伝達比変更アクチュエータ20は、ハンドル11から下方に延びた操舵力伝達シャフト12の途中に設けられている。具体的には、操舵力伝達シャフト12は、上側の第1の操舵力伝達シャフト12A(本発明に係る「操舵力伝達シャフトの上側部分」に相当する)と、下側の第2の操舵力伝達シャフト12B(本発明に係る「操舵力伝達シャフトの下側部分」に相当する)とからなり、伝達比変更アクチュエータ20がそれら第1及び第2の操舵力伝達シャフト12A,12Bの間に連結されている。なお、第1及び第2の両操舵力伝達シャフト12A,12Bにおける中間部分には、それぞれユニバーサルジョイント12Jが備えられている。
図2に示すように、伝達比変更アクチュエータ20は、差動式の減速機21の同軸上方にモータ22(以下、「伝達比変更モータ22」という)を配置し、これら減速機21と伝達比変更モータ22とを共通のアッシスリーブ23内に収容して備えている。減速機21は中心部に入力部21Aを備え、その入力部21Aが伝達比変更モータ22のロータ22Rが固定されている。また、減速機21は下端部外面に出力部21Bを備え、その出力部21Bには、第2の操舵力伝達シャフト12Bの上端部に設けた円板12Cが固定されている。そして、伝達比変更モータ22により入力部21Aを回転駆動すると、その回転が減速されて第2の操舵力伝達シャフト12Bが回転する。
伝達比変更モータ22の上端寄り位置には回転位置検出部24が設けられている。そして、この回転位置検出部24により、伝達比変更モータ22のステータ22Sに対するロータ22Rの回転位置が検出される。なお、回転位置検出部24は、ロータ22Rと一体回転する磁石24Aと、ステータ22Sに固定されたホール素子24Bとからなる。
伝達比変更モータ22の上面には、ロック機構30が備えられ、そのロック機構30を含む伝達比変更モータ22の上端部が、連結ハウジング25によって覆われている。連結ハウジング25は、伝達比変更モータ22の上面に対向した天板部25Aと、天板部25Aから下方に延びた大径円筒部25Bと、天板部25Aから上方に延びた小径円筒部25Cとを備えてなる。大径円筒部25Bの下端部にアッシスリーブ23が嵌合固定される一方、小径円筒部25Cには、第1の操舵力伝達シャフト12Aが嵌合固定されている。また、第1の操舵力伝達シャフト12Aの上端部には、ハンドル11(図1参照)が固定されている。これにより、ハンドル11を操舵した際に、伝達比変更モータ22のロータ22Rが回転すれば、ハンドル11及び第1の操舵力伝達シャフト12Aに対して第2の操舵力伝達シャフト12Bが相対回転し、ロータ22Rが回転しなければ、第2の操舵力伝達シャフト12Bがハンドル11及び第1の操舵力伝達シャフト12Aと共に一体回転する。即ち、伝達比変更モータ22のロータ22Rを回転させることで、ハンドル11の操舵角に対する第2の操舵力伝達シャフト12Bの回転角を変更することができる。
連結ハウジング25の上部には、ドーナッツ状の収容空間を有するケーブルケース26が組み付けられている。そして、ケーブルケース26の内部に収容されたスパイラルケーブル27を介して伝達比変更モータ22、回転位置検出部24等が後述する操舵制御装置60に接続されている。
ロック機構30は、以下に説明するロックホルダ31、ロックアーム32、直動駆動源35を備えてなる。伝達比変更モータ22の上面には、ロータ22Rの上端部が突出しており、ロックホルダ31はそのロータ22Rの上端部に一体回転可能に固定されている。また、図3に示すようにロックホルダ31はリング状をなし、その周面には複数の凹凸係合部31Aが形成されている。
ロックアーム32は、伝達比変更モータ22の上面から起立した支柱33に回動可能に軸支されている。支柱33は、ロックアーム32の一端寄り位置を貫通しており、ロックアーム32のうち支柱33の貫通部分から比較的長く延びた側の先端には、ロックホルダ31に向けて係止突部32Aが突出している。
また、ロックアーム32には、トーションバネ34が取り付けられている。トーションバネ34はコイルバネ構造をなし、そのコイルバネを構成するバネ線材の一端が支柱33の端面に係止され、他端がロックアーム32に係止している。このトーションバネ34の弾発力によりロックアーム32は、ロック位置に付勢されている。そして、ロックアーム32がこのロック位置に位置した状態(図3に示した状態)で、係止突部32Aがロックホルダ31の凹凸係合部31Aに係合し、ロータ22Rが回り止めされる。
直動駆動源35は、伝達比変更モータ22の上面に設けられ、トーションバネ34の弾発力に抗してロックアーム32をロック解除位置に移動する。直動駆動源35は、ソレノイド36の励磁によりプランジャ37を直動させる構成になっている。また、プランジャ37の先端部が、ロックアーム32のうち支柱33の外側に延びた側の端部に連結されている。そして、ソレノイド36を励磁した場合には、プランジャ37がソレノイド36の中空部の奥側に引き込まれるように直動する。これにより、ロックアーム32が図3における反時計回り方向に回動する。この結果、ロックアーム32がロック解除位置に至り、係止突部32Aと凹凸係合部31Aとの係合が解除されて、ロータ22Rが回転可能な状態になる。一方、ソレノイド36の励磁を停止した際には、プランジャ37はソレノイド36内を自由に直動可能になり、前記したトーションバネ34の弾発力によって、ロックアーム32と共にプランジャ37が元の位置(ロック位置)に戻される。
伝達比変更アクチュエータ20の構成に関する説明は以上である。次に、パワーステアリング装置40の構成について説明する。図1に示すようにパワーステアリング装置40は、モータ41(以下、「アシストモータ41」という)と、転舵シャフト42と、それらアシストモータ41と転舵シャフト42との間を連結したボールネジ機構43等を備えてなる。転舵シャフト42は、転舵輪15,15の間に指し渡されてその両端部が図示しないタイロッドを介して各転舵輪15,15に連結されている。また、転舵シャフト42の中間部分は、筒形ケース44に挿通され、その筒形ケース44が車両10の本体に固定されている。
アシストモータ41は、筒形ケース44の軸方向の中間部分に内蔵されている。アシストモータ41のステータ41Sは、筒形ケース44の内面に嵌合固定され、ロータ41Rは、円筒状をなしてステータ41Sの内側に遊嵌されている。そして、転舵シャフト42がロータ41Rの内側を貫通している。また、アシストモータ41の一端側には、ロータ41Rの回転位置を検出するための回転位置センサ45が設けられている。
ロータ41Rの内面には、ボールネジナット46が組み付けられている。また、転舵シャフト42の軸方向の中間部分にはボールネジ部47が形成されている。これらボールネジナット46とボールネジ部47とから前記したボールネジ機構43が構成されている。これにより、アシストモータ41の出力トルクが転舵シャフト42の軸力に変換される。
転舵シャフト42の一端部側には、ラック48が形成され、筒形ケース44の一端側にはピニオン挿入口50が側面に開放している。そして、前記した第2の操舵力伝達シャフト12Bの下端部にはピニオン49が備えられ、このピニオン49がピニオン挿入口50を通して筒形ケース44内に突入してラック48に噛合している。これにより、操舵力伝達シャフト12にかかるシャフト伝達トルクが転舵シャフト42の軸力に変換され、その軸力と、アシストモータ41が転舵シャフト42に付与した軸力との合力により、転舵シャフト42が筒形ケース44に対して直動し、転舵輪15,15が転舵する。即ち、アシストモータ41の出力トルクにより、ハンドル11及び操舵力伝達シャフト12に係る負荷トルクを低減することができる。そして、運転状況に応じてアシストモータ41の出力トルクを変更することで、ハンドル11の操舵フィーリングを変更することができる。パワーステアリング装置40に関する説明は以上である。
次に、本発明に係る操舵制御装置60について以下説明する。操舵制御装置60は、運転状況に応じて伝達比変更アクチュエータ20及びパワーステアリング装置40を駆動制御する。その運転状況を把握するために、図1に示すように第1の操舵力伝達シャフト12Aの中間部分には、舵角センサ51とトルクセンサ52とが設けられ、転舵輪15の近傍には、車速センサ53が備えられている。そして、舵角センサ51によりハンドル11の操舵角を検出し、トルクセンサ52により操舵力伝達シャフト12にかかる負荷トルクを検出している。また、転舵輪15の回転に基づいて車速センサ53が車速を検出している。操舵制御装置60は、これら舵角センサ51、トルクセンサ52及び車速センサ53の検出結果を取り込んでいる。
操舵制御装置60は、CPU61、ROM62、RAM63、第1と第2のモータ駆動回路64,65、ソレノイド励磁回路66を備えている。そして、操舵制御装置60は、伝達比変更アクチュエータ20に対して以下のように駆動制御を行う。即ち、操舵制御装置60のROM62には、伝達比変更アクチュエータ20を制御するためのデータとして車速と伝達比とを対応させた伝達比決定マップ(図示せず)が記憶されている。ここで、伝達比は、車両10の本体に対する第1の操舵力伝達シャフト12Aの回転角θ1と、第2の操舵力伝達シャフト12Bの回転角θ2との比(=θ2/θ1)である。
操舵制御装置60のCPU61は、図示しない伝達比制御プログラムを所定の周期で実行して、車速センサ53の検出結果と伝達比決定マップとに基づいて伝達比を決定する。そして、舵角センサ51にて検出したハンドル11の操舵角と伝達比とから第2の操舵力伝達シャフト12Bの目標の回転角を演算し、第2の操舵力伝達シャフト12Bの実際の回転角を目標の回転角に一致させるために第1のモータ駆動回路64から伝達比変更モータ22に駆動電流を流す。これにより、減速機21が作動して、第1の操舵力伝達シャフト12Aと第2の操舵力伝達シャフト12Bとの間で回転角が変更される。
なお、伝達比決定マップには、車速が大きくなるに従って伝達比が小さくなるように設定されている。これにより、低速域では、僅かなハンドル操作で転舵輪15,15を切ることができるようになり、旋回性が向上する。それとは逆に高速域では、所謂、急ハンドルが規制され、安定した走行が可能になる。
走行中に伝達比変更モータ22を駆動可能とするために、車両10のイグニッションキーをオンしたときに、操舵制御装置60のソレノイド励磁回路66がロック機構30のソレノイド36を励磁して、ロックアーム32をロック解除位置に移動する。これにより、伝達比変更モータ22のロータ22Rが回転可能になる。また、イグニッションキーをオフしたとき、又は、伝達比変更モータ22や各種センサに異常が発生したときには、ソレノイド励磁回路66によるソレノイド36の励磁が停止され、伝達比変更モータ22のロータ22Rが回転不能にロックされる。
より具体的には、ソレノイド励磁回路66は、図4に示すようにスイッチ素子66Sとシャント抵抗66Rと、シャント抵抗66Rの端子間電圧を検出するための電圧計66Kとを備え、これらスイッチ素子66S及びシャント抵抗66Rが、ソレノイド36と共に直流電源67に直列に接続されている。そして、正常時には、操舵制御装置60に備えたCPU61が、スイッチ素子66Sをオンしてソレノイド36を励磁し、これによりロックアーム32がロック解除位置に保持される。一方、異常時及びイグニッションスイッチがオフされた状態では、スイッチ素子66Sがオフして、ソレノイド36が非励磁状態になる。これによりロックアーム32がトーションバネ34の弾発力によりロック位置に保持される。
次に、操舵制御装置60がパワーステアリング装置40を駆動制御する構成について説明する。操舵制御装置60のROM62には、パワーステアリング装置40を制御するためのデータとして図5(A)に示すように操舵力伝達シャフト12にかかる負荷トルクTmとパワーステアリング装置40に出力させるアシスト力Fとを対応させた第1のアシスト力決定マップMP1が記憶されている。その他にROM62には、車速と第1ゲインとを対応させた第1ゲイン決定マップ(図示せず)、ハンドル11の操舵角と第2ゲインとを対応させた第2ゲイン決定マップ(図示せず)、ハンドル11の操舵角速度と第2ゲインとを対応させた第3ゲイン決定マップ(図示せず)等も記憶されている。
そして、操舵制御装置60のCPU61が、図示しないアシスト力制御プログラムを所定周期で実行し、第1のアシスト力決定マップMP1に基づいて、トルクセンサ52が検出した負荷トルクに対応するアシスト力を取得する。そして、第1〜第3のゲイン決定マップに基づいて、舵角センサ51及び車速センサ53の検出結果に対応した第1〜第3のゲインを取得し、これら第1〜第3のゲインをアシスト力に乗じてアシスト力の指令値を演算する。そして、このアシスト力の指令値に応じたモータ駆動電流をアシストモータ41に流す。これにより、パワーステアリング装置40が運転状況に応じたアシスト力を出力し、ハンドル11の操舵抵抗が低減される。
さて、操舵制御装置60は、図6に示した異常検出プログラムPG1をCPU61が所定周期で実行することで、異常事態への対応を図っている。異常検出プログラムPG1が実行されると、その異常検出プログラムPG1のうち下記ステップS14〜S17のロック判定処理を前回実行してから、所定時間(例えば、1秒)が経過したか否かを判別する(S10)。ここで、所定時間(例えば、1秒)が経過していない場合には(S10:NO)、この異常検出プログラムPG1を抜ける。所定時間(例えば、1秒)が経過していた場合には(S10:YES)、舵角センサ51、トルクセンサ52、車速センサ53等の各種センサの検出結果を取得する(S11)。
次いで、無操舵走行状態であるか否かを判別する(S12)。具体的には、例えば、以下の4つの条件が全て満たされている場合に、無操舵走行状態であると判断し、そうでなければ無操舵走行状態でないと判断する。
操舵角≦2[deg]
操舵角速度≦0.1[deg/s]
操舵角加速度≦0.1[deg/s
30[km/h]≦車速≦60[km/h]
ここで、無操舵走行状態でない場合には(S12:NO)、この異常検出プログラムPG1を抜ける。一方、無操舵走行状態である場合には(S12:YES)、ロック機構30により伝達比変更モータ22をロックすることができるか否かを確認するために、ロック機構30にロック動作を行わせる(S13)。即ち、ソレノイド36への通電を停止する。なお、本実施形態では、上記したステップS12が、本発明に係る「無操舵走行状態判別手段」に相当し、ステップS13が、本発明に係る「通電状態切替手段」に相当し、以下のロック判定処理(S14〜S17)が、本発明に係る「ロック確認手段」に相当する。
次いで、ロック判定処理を行う(S14〜S17)。このロック判定処理では、ソレノイド36の自己インダクタンスの変化に基づいて、ロックアーム32がロック位置に位置しているか否かを確認する。
ここで、ロック機構30が正常に作動してロックアーム32がロック位置に移動している場合は、ロックアーム32に連結されているプランジャ37が、直動可能なストロークのうちソレノイド36に対して比較的遠い側に移動し、その結果、ソレノイド36の自己インダクタンスが増加する。一方、ロック機構30が正常に作動せず、ロックアーム32がロック解除位置に移動している場合には、プランジャ37がソレノイド36に対して比較的近い側に位置し、ソレノイド36の自己インダクタンスが低下する。従って、ソレノイド36の自己インダクタンスの変化に基づいて、ロックアーム32がロック位置に移動したかロック解除位置に移動したかを判別することができる。そこで、ロック判定処理(S14〜S17)では、ソレノイド36の自己インダクタンスを調べるために、プランジャ37が動作しない程度の電流をソレノイド36に流す(S14)。
次いで、電圧計66Kが検出したシャント抵抗66Rの端子間電圧をA/Dコンバータ(図示せず)を介して取得し(S15)、その端子間電圧とシャント抵抗66Rの抵抗値とからソレノイド36に流れた励磁電流Iを演算すると共に、その励磁電流Iの微分値(dI/dt)を演算する(S16)。
ここで、ソレノイド36の自己インダクタンスをL、ソレノイド36への印加電圧をEとすると、以下の式(1)が成り立つ。
E=L・(dI/dt) ・・・・・・(1)
従って、ソレノイド36への印加電圧Eが一定にすると、ソレノイド36の自己インダクタンスが比較的大きくなった場合(即ち、ロックアーム32がロック位置に位置した場合)には、励磁電流Iの微分値(dI/dt)が所定の基準値より小さくなる。そこで、異常検出プログラムPG1では、励磁電流Iの微分値(dI/dt)が基準値より小さいか否かを判別することで、ロックアーム32がロック位置に位置したか否か、即ち、ロックが正常に作動したか否かを判別する(S17)。そして、ロックが正常に作動している場合には(S17:YES)、ロック判別フラグF1をオンする(S18)。そして、ソレノイド36への通電を再開してロック機構30による伝達比変更モータ22のロックを解除して(S19)、この異常検出プログラムPG1を抜ける。
一方、ロックが正常に作動していない場合には(S17:NO)、ロック判別フラグF1をオフする(S20)。また、このとき、ロック機構30に異常が発生した旨の表示を、例えば、運転席のパネルに表示する。
次いで、伝達比変更モータ22が正常に作動しているか否かを判別する(S21)。具体的には、伝達比変更モータ22への通電が可能か否か、及び、回転位置検出部24の検出値が正常値か否かに基づいて、伝達比変更モータ22が正常に作動しているか否かを判別する。このとき、伝達比変更モータ22が正常に作動している場合には(S21:YES)、ハンドル11が中立位置に位置したときに、伝達比変更モータ22をサーボロックする(S22)。そして、操舵制御装置60はパワーステアリング装置40に対しては通常の制御を行う。また、伝達比変更モータ22が正常である間は、このサーボロックを保持する。
ここで、ハンドル11が中立位置にある場合の第1の操舵力伝達シャフト12Aと操舵力伝達シャフト12Bとの間の相互の位置を原点位置とすると、伝達比変更アクチュエータ20を作動させてハンドル11を切ると、第1の操舵力伝達シャフト12Aと第2の操舵力伝達シャフト12Bとの間が原点位置からずれる。この状態で、ロック機構30の異常に次いで伝達比変更モータ22の異常が発生すると(S17:NO,S21:NO)、第1の操舵力伝達シャフト12Aと第2の操舵力伝達シャフト12Bとの間が原点位置からずれた状態のままで、後述するアシスト力増量制御(S24)を行わなければならなくなる。
しかしながら、この異常検出プログラムPG1では、ロック機構30が異常で、かつ、伝達比変更モータ22が正常である場合に(S17:NO,S21:YES)、上述の如く、ハンドル11が中立位置になったところで伝達比変更モータ22をサーボロックするので、ロック機構30の異常に次いで伝達比変更モータ22の異常が発生したときに(S17:NO,S21:NO)、第1の操舵力伝達シャフト12Aと第2の操舵力伝達シャフト12Aとの間が原点位置に保持された状態で、後述するアシスト力増量制御(S24)を行うことができる。これにより、ハンドル11を中立位置にしたときには、転舵輪15が常に中立位置に配置され、ハンドル11の操作が容易になる。
さて、伝達比変更モータ22が正常に作動していない場合には(S21:NO)、減速機21は、ロック機構30と伝達比変更モータ22との何れによってもロックされないので、操舵力伝達シャフト12に付与された負荷トルクにより第1の操舵力伝達シャフト12Aと第2の操舵力伝達シャフト12Bとの間が自在回転することになる。しかしながら、減速機21を作動させるには摩擦抵抗によるトルクロスを伴うため、操舵力伝達シャフト12の負荷トルクが所定の許容負荷トルクT1(本願発明の「下限負荷トルク」に相当する)以下であれば、減速機21が作動せず、第1の操舵力伝達シャフト12Aと第2の操舵力伝達シャフト12Bとの間が回転しない。
そこで、操舵制御装置60は、上記したように、ロック機構30及び伝達比変更モータ22が共に正常に作動しなくなった場合には(S17:NO、S21:NO)、伝達比変更モータ22の制御を停止し(S23)、アシスト力増量制御(S24)を行い、操舵力伝達シャフト12にかかる負荷トルクが上記した許容負荷トルクT1より小さくなるように、パワーステアリング装置40に出力させるアシスト力を通常時より増加する。具体的には、ロック機構30及び伝達比変更モータ22が共に正常に作動しなくなった場合には(S17:NO、S21:NO)、アシスト力を決定するために使用するマップを、図5(A)に示した第1のアシスト力決定マップMP1から図5(B)に示した第2のアシスト力決定マップMP2に切り替える。その第2のアシスト力決定マップMP2では、操舵力伝達シャフト12にかかる負荷トルクTmが、ゼロから許容負荷トルクT1まで変化する迄の間に、アシスト力がゼロから最大値になるまで急峻に増加する設定になっている。
なお、前記した第1のアシスト力決定マップMP1は、第2のアシスト力決定マップMP2と比較すると、操舵力伝達シャフト12にかかる負荷トルクTmが、ゼロから許容負荷トルクT1まで変化する迄の間に、アシスト力がゼロから緩やかに増加し、負荷トルクTmが許容負荷トルクT1を超えて増加したときに、アシスト力が最大値になるまで急峻に増加する設定になっている。
そして、このアシスト力増量制御(S24)では、第2のアシスト力決定マップMP2に基づいて、トルクセンサ52が検出した負荷トルクに対応したアシスト力を決定し、その決定されたアシスト力に応じたモータ駆動電流をアシストモータ41に流す。これにより、操舵力伝達シャフト12にかかる負荷トルクは、上記した許容負荷トルクT1より小さい範囲で変化し、第1の操舵力伝達シャフト12Aと第2の操舵力伝達シャフト12Bとの間の回転が防がれる。
このように本実施形態の構成によれば、伝達比変更モータ22とロック機構30とが共に故障した場合でも、ハンドル11の操作に応じて転舵輪15,15を転舵させることが可能となり、車両10を任意の位置に移動して緊急避難することが可能になる。
[第2実施形態]
本実施形態は、図7に示されており、主としてロック機構30の直動駆動源35の構成が前記第1実施形態と異なる。本実施形態の直動駆動源35には、ソレノイド36の同軸上の一端部に検出コイル36Kが備えられている。そして、この検出コイル36Kとソレノイド36とプランジャ37とから差動トランスが構成されている。そして、ソレノイド36に電流を流したときに検出コイル36Kに生じる誘起電圧に基づいて、プランジャ37の位置を検出している。
これにより、プランジャ37の位置検出を正確に行うことができ、そのプランジャ37の位置に基づいて、ロック機構30が正常に伝達比変更モータ22をロックしているか否かを精度良く検出することが可能になる。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)前記第1及び第2の実施形態の構成に代えて、伝達比変更モータ22の上端部に例えばリミットスイッチを設け、そのリミットスイッチにより前記したロックアーム32がロック位置にあるか否かを検出して、ロック機構30の異常の有無を判定してもよい。
(2)無操舵走行状態を判別するために、カーナビゲーションとVICS(Vehicle Information and Communication System)とを利用して、車両の走行路の前方が直線であること、及び、障害物がないことを条件にして、無操舵走行状態が継続されるか否かを判別する構成にしてもよい。
(3)前記第1実施形態の構成に加え、ロック機構30及び伝達比変更モータ22が共に異常となった場合には、エンジンの回転数を制限したり、オートマチックミッションのシフトを制限する構成にしてもよい。
(4)前記第1実施形態のパワーステアリング装置40は、アシストモータ41と転舵シャフト42との間をボールネジ機構43で連結した構成であったが、アシストモータ41と転舵シャフト42との間をウォームギヤとウォームホイールによって連結した構成にしてもよい。
(5)前記第1実施形態のパワーステアリング装置40は、アシストモータ41を駆動源としていたが、本発明に係るパワーステアリング装置は、アシスト力を電気的に制御可能な油圧式のパワーステアリング装置であってもよい。具体的には、油圧ポンプの吐出量を電気的に制御可能な電気制御ポンプ又は電動ポンプを用いたパワーステアリング装置であってもよい。
本発明の第1実施形態に係る操舵システムの概念図 伝達比変更アクチュエータの側断面図 ロック機構の平面図 ソレノイド励磁回路の回路図 アシスト力決定マップの概念図 異常検出プログラムのフローチャート 第2実施形態のロック機構の平面図
符号の説明
10 車両
11 ハンドル
12 操舵力伝達シャフト
15 転舵輪
20 伝達比変更アクチュエータ
21 減速機
22 伝達比変更モータ
30 ロック機構
35 直動駆動源
36 ソレノイド
37 プランジャ
40 パワーステアリング装置
60 操舵制御装置

Claims (5)

  1. 車両のハンドルから下方に延びた操舵力伝達シャフトに設けられ、前記操舵力伝達シャフトの上側部分と下側部分との間の回転の伝達比を変更可能な伝達比変更アクチュエータと、
    前記ハンドル及び前記操舵力伝達シャフトへの負荷トルクを低減させるようにアシスト力を出力可能なパワーステアリング装置と、
    前記伝達比変更アクチュエータと前記パワーステアリング装置とを、前記車両の運転状況に応じて制御する操舵制御装置とを有し、
    前記伝達比変更アクチュエータが、駆動源としてのモータと、前記モータをロックするためのロック機構とを具備すると共に、前記モータからの出力トルクで作動して前記操舵力伝達シャフトの上側部分と下側部分とを相対的に回転させるように構成された操舵システムにおいて、
    前記操舵制御装置は、前記モータ及び前記ロック機構が共に異常になった場合に、前記伝達比変更アクチュエータの作動に伴う摩擦抵抗にうち勝って前記操舵力伝達シャフトの上側部分と下側部分との間を回転させるために最低限必要な下限負荷トルクより前記操舵力伝達シャフトにかかる負荷トルクが小さくなるように、前記パワーステアリング装置に出力させるアシスト力を通常時より大きくすることを特徴とする操舵システム。
  2. 前記ハンドルが操舵されていない無操舵走行状態か否かを走行中に所定周期で判別する無操舵走行状態判別手段と、
    前記無操舵走行状態である場合に、前記モータをロックするように前記ロック機構の駆動源への通電状態を切り替える通電状態切替手段と、
    前記通電状態を切り替えても前記モータがロックされないロック異常を検出するロック確認手段とが、前記操舵制御装置に備えられたことを特徴とする請求項1に記載の操舵システム。
  3. 前記ロック機構の駆動源は、ソレノイドと、前記ソレノイドの励磁により直動するプランジャとを備えてなり、前記ロック確認手段は、前記ソレノイドの自己インダクタンスに基づいて、前記ロック異常を検出するように構成したことを特徴とする請求項2に記載の操舵システム。
  4. 前記ロック機構の駆動源は、ソレノイドと、前記ソレノイドの励磁により直動するプランジャとを備えてなり、前記ソレノイドの同軸上に検出コイルを設けて、その検出コイルと前記ソレノイドと前記プランジャとから差動トランスを構成し、前記ロック確認手段は、前記検出コイルに生じる誘起電圧に基づいて、前記ロック異常を検出するように構成したことを特徴とする請求項2に記載の操舵システム。
  5. 前記操舵制御装置は、前記モータが正常な状態で前記ロック異常が発生した場合に、前記ハンドルが中立位置になったところで、前記モータをサーボロックするように構成したことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の操舵システム。
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