JP4926760B2 - ラベル付き容器、及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、凹凸部を有する容器に熱収縮性筒状ラベルが装着されたラベル付き容器、及びその製造方法に関する。
従来、飲料容器、食品容器、化粧品容器などの様々な容器に、熱収縮性シートを筒状に形成した熱収縮性筒状ラベル(筒状シュリンク、シュリンクフィルムなどとも呼ばれる)が装着されている。
かかる熱収縮性筒状ラベルは、所定温度に加熱することによって熱収縮し、容器に装着することができる。
ところで、熱収縮性筒状ラベルが装着される容器は、様々な形状のものが存在する。一般的には、筒状の胴部と、胴部の上方に連続して次第に小径に形成された肩部と、肩部の上方に設けられた注出部と、を有するボトル型容器(例えば、飲料用のPETボトルなど)が周知である。
また、凹凸部が形成された容器も周知であり、該容器としては、例えば、周方向の一部分が内側に凹んだ凹み部の形成された容器が多用されている。
このような凹み部は、容器の強度向上、容器のデザイン性の目的の他、該凹み部に指を掛けて容器を持ち易くするための様々な目的のために形成されている。このような持ち易くするために凹み部が設計された容器は、比較的非力な使用者などを含め多くの使用者にとって使いやすく、ユニバーサルデザイン容器とも言われる。
しかしながら、かかる凹み部を有する容器に熱収縮性筒状ラベルを外嵌して加熱すると、熱収縮性筒状ラベルが凹み部の外面形状に沿わず、容器の凹み部の形状が熱収縮性筒状ラベルで覆われるという問題点がある。
具体的には、図13に示すように、凹み部400は、容器200の周方向の一部分を内側に凹ませることにより形成されているので、凹み部400の周方向両端部に、容器の外形線が内側へ向きを変える変曲点401が存在する。熱収縮性筒状ラベル300は、その性質上、熱収縮時、装着される容器の最外側の点又は面に密着しながら収縮するので、凹み部400の周方向両端部の両変曲点401,401間に於いて平坦状となって装着される。このように、容器200の凹み部400に対応する熱収縮性筒状ラベル300の一部分が平坦状となって装着されることから、得られるラベル付き容器100は、熱収縮性筒状ラベル300を介して容器200の凹み部400の凹み形状が現れない。
一方、熱収縮性筒状ラベルを介して容器の凹み部の形状を現す方法として、熱収縮性筒状ラベルを熱収縮温度に加熱して熱収縮させた直後、これが余熱によって暖かいうちに、容器の凹み部に対応する熱収縮性筒状ラベルの外面から治具を押圧し、該ラベルの一部分を凹み部側へ押しつけて型付けする方法が考えられる。
この方法は、容器の凹み部が比較的浅く且つ凹み傾斜角が緩やかな場合には、有効な方法である。
しかしながら、熱収縮性筒状ラベルは、装着後、熱収縮性シートが周方向に略均等に熱収縮しているため、その一部分のみを凹み部の形状に沿って部分変形させることには限界がある。従って、容器の凹み部が比較的深く且つ凹み傾斜角が急峻な場合、上記の方法では、該凹み部に沿って熱収縮性筒状ラベルの一部分を凹ませることは困難である。さらに、熱収縮性筒状ラベルは、周方向に大きく熱収縮しうる熱収縮性シートが用いられているので、上記のように熱収縮後に凹み部へ押しつけて型付けしても、時間の経過に従い、元の形状に戻り易い(つまり、筒状ラベルに形成した凹みが消失し、容器の凹み部に対応した部分が平坦状になる)。このため、他の有効な手段が求められる。
そこで、本発明は、容器の凹凸部に沿って熱収縮性筒状ラベルの一部分を確実に変形させて、熱収縮性筒状ラベルが装着された状態で容器の凹凸部の形状を現すことができるラベル付き容器、及び該ラベル付き容器の製造方法を提供することを課題とする。
上記問題点に鑑みて、本発明の第1の手段は、凹凸部が形成された容器と、凹凸部を含む容器部分に熱収縮装着された熱収縮性筒状ラベルと、を備え、熱収縮性筒状ラベルが、熱収縮温度で周方向に収縮する熱収縮性シートと該熱収縮性シートの少なくとも一側に連設された前記熱収縮温度で実質的に収縮しない非収縮性シートとを有する基材を、筒状に形成した筒状体で構成され、前記熱収縮性筒状ラベルの非収縮性シートが、容器の凹凸部に対応して装着されていると共に、非収縮性シートが、容器の凹凸部の形状に沿った凹凸状に成形されていることを特徴とするラベル付き容器を提供する。
かかる熱収縮性筒状ラベルは、容器の凹凸部の形状に沿った凹凸状に成形された非収縮性シートが、容器の凹凸部に対応して装着されているので、上記ラベル付き容器は、熱収縮性筒状ラベルが装着された状態で、容器の凹凸部の形状が現れる。
上記非収縮性シートは、熱収縮温度で実質的に熱収縮せず、且つ成形によって凹凸状に形成できるので、比較的深い凹凸部の形状に沿わせることができる上、その形状が経時的に変化し難い。
また、本発明の第2の手段は、熱収縮温度で収縮する熱収縮性シートと該熱収縮性シートの少なくとも一側に連設された前記熱収縮温度で実質的に収縮しない非収縮性シートとを有する長尺基材を筒状に形成した長尺筒状体を、所定長さに切断して1個の熱収縮性筒状ラベルを得る工程(1A)、装着する容器の凹凸部の形状に合った成形型を用い、前記熱収縮性筒状ラベルの非収縮性シートを加熱しつつ、これを凹凸状に成形する工程(1B)、前記非収縮性シートの凹凸成形部を容器の凹凸部に位置させて、熱収縮性筒状ラベルを容器に外嵌し、該ラベルを熱収縮温度に加熱する工程(1C)、を有するラベル付き容器の製造方法を提供する。
さらに、本発明の第3の手段は、装着する容器の凹凸部の形状に合った成形型を用いて、熱収縮温度で収縮する熱収縮性シートと該熱収縮性シートの少なくとも一側に連設された前記熱収縮温度で実質的に収縮しない非収縮性シートとを有する長尺基材を筒状に形成した長尺筒状体の非収縮性シートを加熱しつつ、これを凹凸状に成形する工程(2A)、この長尺筒状体を、所定長さに切断して1個の熱収縮性筒状ラベルを得る工程(2B)、前記非収縮性シートの凹凸成形部を容器の凹凸部に位置させて、前記熱収縮性筒状ラベルを容器に外嵌し、該ラベルを熱収縮温度に加熱する工程(2C)、を有するラベル付き容器の製造方法を提供する。
また、本発明の第4の手段は、熱収縮温度で収縮する熱収縮性シートと該熱収縮性シートの少なくとも一側に連設された前記熱収縮温度で実質的に収縮しない非収縮性シートとを有する長尺基材を筒状に形成した長尺筒状体を、所定長さに切断して1個の熱収縮性筒状ラベルを得る工程(3A)、前記熱収縮性筒状ラベルを、その非収縮性シートが容器の凹凸部に対面するように外嵌した後、該ラベルを熱収縮温度に加熱する工程(3B)、容器の凹凸部の形状に合った成形型を用いて、前記装着後の非収縮性シートを加熱しつつ、このシートの外面から成形型を押圧する工程(3C)、を有するラベル付き容器の製造方法を提供する。
本発明に係るラベル付き容器及びその製造方法によれば、非収縮性シートを有する熱収縮性筒状ラベルが用いられ、この非収縮性シートを成形によって凹凸状に形成しているので、その形状が経時的に変化しにくい。
従って、熱収縮性筒状ラベルを介して容器の凹凸部の形状が確実に現れるラベル付き容器を提供することができる。
以下、本発明について、図面を参照しつつ具体的に説明する。
<ラベル付き容器の構成例>
図1及び図2に於いて、1は、凹凸状に形成された凹凸部4を有する容器2と、該容器2に熱収縮装着された熱収縮性筒状ラベル3と、を備えるラベル付き容器を示す。
該ラベル付き容器1は、熱収縮性筒状ラベル3が容器2の凹凸部4を含んで熱収縮装着されており、熱収縮性筒状ラベル3は、容器2の胴部23に外嵌され、その一部分が容器2の凹凸部4の凹凸形状に沿った状態で装着されている。
なお、容器2の凹凸部4は、容器2の内側へ凹んだ凹み部又は外側へ突出した凸部の少なくとも何れか一方が形成されている部分である。
具体的には、容器2は、図3に示すように、底面部21と、この上方に続くコーナ部22と、このコーナ部22に続く略四角筒状の胴部23と、この胴部23から次第に細くなる肩部24とが形成されている。この容器2の胴部23の平坦面の一部分に、凹凸部4が形成されている。この凹凸部4は、容器の胴部23の正面及び背面の対称位置にそれぞれ1箇所ずつ形成されている。
この凹凸部4は、容器2の胴部23の水平断面に於いて、容器2の外形線が内側へ向きを変える一対の変曲点41,41が周方向に所定間隔を開けて存在し、該変曲点41,41から略90度の凹み傾斜角を有して内側へ凹んだ凹み部4aと、該凹み部4aの中央部に於いて外側へ膨らんだ凸部4bと、から構成されている。
尚、容器2の凹凸部4の形状は、図3に示すものに限られず、例えば、図4(a)に示すように、凸部を有しない凹み部4aのみが形成されたもの、同図(a)に示すように、凹み部4aの凹み傾斜角が鈍角状に形成されているもの、同図(b)に示すように、凹み部4aが内側へ2段に凹んでいるものなどでもよい。
容器2の材質は特に限定されず、例えば、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル系、ポリエチレン系、ポリプロピレン系などの熱可塑性樹脂、金属、ガラス、陶器など、従来公知の材質のものを用いることができる。また、胴部23の形状は、略四角筒状に限られず、略六角筒状、円筒状、楕円筒状などでもよい。
また、容器2に充填される充填物は、特に限定されず、飲料、食品、シャンプー、化粧品、洗剤などの液体、粉体など任意である。
次に、上記ラベル付き容器1に用いられる熱収縮性筒状ラベル3は、図5に示すように、熱収縮性シート51と非収縮性シート52を有するラベル基材5を筒状に形成した筒状体から構成されている。
基材5は、図6に示すように、熱収縮温度で熱収縮する熱収縮性シート51と、熱収縮温度で実質的に熱収縮しない非収縮性シート52と、が連設されたシート片から構成されている。
具体的には、基材5は、3枚の所定幅の熱収縮性シート51の間に、所定幅(少なくとも凹凸部4を覆うことができる幅)の非収縮性シート52が連設されている。各シート51,52は、隣り合う側部を重ね合わせ、その重ね合わせ部分を接合することにより、1枚の基材5とされている。
各シート51,52の接合方法は、特に限定されず、公知の接着剤を用いて接着されている。また、熱収縮性シート51と非収縮性シート52が溶剤接着可能な材質からなる場合には、溶剤を用いて接着してもよいし、両シート51,52が熱シール可能な材質からなる場合には、熱シールにて接着してもよい。
熱収縮性筒状ラベル3は、上記基材5を筒状にしてその両側端部(本実施形態の基材5は、両側に熱収縮性シート51,51が配置されているので、該熱収縮性シート51,51の側端部)を重ね合わせ、該重ね合わせ部分を接着剤などで接着(センターシール部32)することによって筒状に形成されている。熱収縮性筒状ラベル3は、通常、一対の折り目33に於いて扁平状に折り畳んだ状態で供給され、容器2に外嵌する際に開口される。
該熱収縮性筒状ラベル3は、凹凸部4を含む胴部23の一部に装着可能な長さのものが用いられる。
この熱収縮性筒状ラベル3は、図2に示すように、非収縮性シート52の、容器2の凹凸部4に対応する部分に、該凹凸部4の形状に沿った凹凸成形部31が形成されている。この凹凸成形部31を容器2の凹凸部4に対面するように位置させて、熱収縮性筒状ラベル3を容器胴部23に外嵌し、熱収縮性シート51を周方向に熱収縮させることによって、熱収縮性筒状ラベル3が装着されている。
よって、熱収縮性筒状ラベル3は、その非収縮性シート52の凹凸成形部31が容器2の凹凸部4に嵌合していると共に、熱収縮性シート51が熱収縮により容器2の胴部23外面に密着している。従って、該熱収縮性筒状ラベル3は、容器2から外れることはない。
なお、非収縮性シート52の凹凸成形部31は、凹凸部4の外面形状に概ね適合する形状に形成されており、例えば、非収縮性シート52の凹凸成形部31の内面が、凹凸部4の外面とほぼ接するように形成されている他、凹凸成形部31の内面が、凹凸部4の外面と部分的に離れている状態を含む意味である。
熱収縮性シート51は、熱収縮温度で少なくとも幅方向(筒状に形成した際に於ける周方向。以下同じ)に熱収縮可能なものであればその材質は特に限定されず、例えば、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル系、ポリプロピレンなどのオレフィン系、ポリスチレン、スチレン−ブタジエン共重合体などのポリスチレン系、環状オレフィン系、ポリ塩化ビニルなどのハロゲン化ビニル系、ポリ乳酸系などの各種熱可塑性樹脂からから選ばれる1種、又は2種以上の混合物などからなる合成樹脂製シートなどを用いることができる。また、熱収縮性を有する2種以上の樹脂が積層された積層シートを用いることもできる。さらに、熱収縮性を有するシートに発泡樹脂シート等の断熱層やその他の機能層が積層された公知の積層シートを用いることもできる。熱収縮性シート51は、熱収縮性に優れ且つ強度的にも優れていることから、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル系シートを含むものを用いることが好ましい。
ここで、熱収縮温度とは、従来公知の熱収縮性筒状ラベルと同様に、該筒状ラベルを熱収縮させる際の温度をいい、一般的に70℃〜100℃である。
熱収縮性シート51は、公知の製法で製膜し延伸処理することにより得ることができる。延伸処理は、通常、70〜110℃程度の温度で、幅方向に2.0〜8.0倍、好ましくは3.0〜7.0倍程度で主延伸することにより行われる。さらに、縦方向(筒状に形成した際に於ける縦方向。以下同じ)にも、例えば1.5倍以下の低倍率で延伸処理を行ってもよい。得られたシートは、一軸延伸シート又は主延伸方向と直交する方向に若干延伸された二軸延伸シートとなる。熱収縮性シート51の厚みは、特に限定されないが、通常、20μm〜80μm程度のものが用いられる。
熱収縮性シート51の熱収縮率としては、熱収縮により容器に密着可能な程度であれば特に限定されないが、通常、幅方向に於ける熱収縮率(90℃温水中に10秒間浸漬)は約40%以上、好ましくは約50%以上のものが例示される。また、熱収縮性シート51は縦方向に若干熱収縮してもよく、かかる縦方向に於ける熱収縮率(90℃温水中に10秒間浸漬)は、約−3〜15%程度のものが例示される。
但し、熱収縮率(%)=[{(幅方向(又は縦方向)の元の長さ)−(幅方向(又は縦方向)の浸漬後の長さ)}/(幅方向(又は縦方向)の元の長さ)]×100。
一方、非収縮性シート52は、上記熱収縮温度で実質的に熱収縮しないシートであって、圧空成形法などのシート成形法によって成形可能なシートであればその材質は特に限定されない。
ここで、熱収縮温度で実質的に熱収縮しないシートとは、シート材の幅方向及び縦方向に於ける熱収縮率が5%以下、好ましくは3%以下のものが該当する。ただし、熱収縮率は、上記熱収縮性シート51で示したものと同じ条件で測定したものをいう。
また、シート成形法によって成形可能なシートとは、成形温度で軟化しうるシートをいう。該成形温度は、例えば、70℃〜180℃、好ましくは70℃〜150℃である。具体的な成形温度は、非収縮性シート52の材質により異なるが、例えば、非収縮性シートとして、A−PETシート(非晶質ポリエチレンテレフタレートシート)を用いる場合には、成形温度は、70℃〜90℃程度であり、OPSシート(2軸延伸ポリスチレンシート)を用いる場合には、90℃〜110℃程度である。
非収縮性シート52の材質としては、例えば、ポリプロピレン、高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、エチレン−環状オレフィン共重合体などのポリオレフィン系、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル系、ポリ塩化ビニルなどのハロゲン化ビニル系、6,6ナイロンなどのポリアミド系、ポリスチレン系、アイオノマー樹脂などの各種熱可塑性樹脂からから選ばれる1種、又は2種以上の混合物などからなる合成樹脂製シートなどを用いることができる。非収縮性シート52は、熱収縮性シート51と接着性に優れていることから、熱収縮性シート51と同種の素材(例えば、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル系シート)を含むものを用いることが好ましい。
該非収縮性シート52の厚みは、シート成形時に破損しない程度の厚みであれば特に限定されず、例えば、50μm〜300μmが好ましく、100μm〜300μmがより好ましい。
尚、熱収縮性シート51及び/又は非収縮性シート52の裏面(又は表面)には、例えば商品名、商標、絵柄デザインなどの公知の意匠印刷がグラビア印刷などによって単色又は多色刷りにて印刷されている(該意匠印刷は図示しない)。該意匠印刷が、シートの裏面に施される場合には、シートは透明なものが用いられる。
また、熱収縮性シート51の面内に、縦方向に分断用のミシン目などの公知の開封手段を適宜設けても良い。また、該分断用のミシン目は、周方向に設けてもよく、又、縦方向及び周方向の双方に設けてもよい。
上記構成のラベル付き容器1は、容器2の凹凸部4の形状に沿った凹凸成形部3が形成された非収縮性シート52が、凹凸部4に対応して装着されているので、熱収縮性筒状ラベル3が装着された状態で、容器2の凹凸部4の形状が外部に現れる。
非収縮性シート52は、熱収縮温度で実質的に熱収縮せず、且つ成形によって凹凸成形部31が形成されているので、比較的深い凹凸部4の形状に沿わせることができる上、その形状が経時的に変化し難い。
<ラベル付き容器の変形例>
上記ラベル付き容器1は、2枚の非収縮性シート52を有するラベル基材5を筒状に形成した熱収縮性筒状ラベル3が用いられているが、これに限定されず、様々な態様に変更することができる。
例えば、図7(a)に示すように、熱収縮性筒状ラベル3は、1枚の熱収縮性シート51の側部に1枚の非収縮性シート52が接着されたラベル基材5を、筒状に形成した筒状体から構成されていてもよい。
また、同図(b)に示すように、熱収縮性筒状ラベル3は、2枚の熱収縮性シート51,51の間にそれぞれ非収縮性シート52,52が設けられたラベル基材5を、筒状に形成した筒状体から構成されていてもよい。この変形例の場合、上記実施形態のような熱収縮性シート51,51の側端部を重ね合わせて接着したセンターシール部32は形成されておらず、熱収縮性シート51の両側部に、非収縮性シート52の両側部がそれぞれ接着されて筒状に形成されている。
さらに、上記実施形態では、熱収縮性シート51の側部内面に非収縮性シート52の側部外面が接着されているが、同図(c)に示すように、熱収縮性シート51の外面に非収縮性シート52の内面が接着されていてもよい。
また、上記実施形態では、熱収縮性筒状ラベル3は、扁平状に折り畳む際、非収縮性シート52,52が重なるように折り目33が形成されているが、例えば、同図(d)に示すように、扁平状に折り畳む際に、非収縮性シート52,52がほぼ重ならないような位置に折り目33が形成されていてもよい。このように非収縮性シート52が重ならないように折り畳み可能な熱収縮性筒状ラベル3は、扁平状にした際に、該扁平体の全体厚みを比較的薄く形成できる。
さらに、上記実施形態では、折り目33は、熱収縮性シート51の面内に形成されているが、非収縮性シート52の面内に折り目33に形成することもできる。もっとも、非収縮性シート52が熱収縮性シート51に比して比較的厚いものが用いられる場合には、折り目33は、熱収縮性シート51に形成されていることが好ましい。
また、熱収縮性筒状ラベル3は、3枚以上の非収縮性シート52を有するラベル基材5を筒状に形成してもよい。
次に、上記ラベル付き容器1の製造方法の各例について説明する。
<製造方法1>
[前工程]
前工程は、熱収縮性筒状ラベル3が連続的に繋がった長尺筒状体を作製する工程である。
長尺状の熱収縮性シート原反と、長尺状の非収縮性シート原反と、を準備する。両原反は、通常、ロール状に巻かれて供給される。各原反ロールからそれぞれの原反を引き出し、長手方向に沿って裁断する。裁断することにより、図8に示すように、3条の所定幅の熱収縮性シート原反91,…と2条の所定幅の非収縮性シート原反92,92とを作製する。
この第1列目の熱収縮性シート原反911と第2列目の熱収縮性シート原反912の間に、第1列目の非収縮性シート原反921を介在させ、且つ第2列目の熱収縮性シート原反912と第3列目の熱収縮性シート原反913の間に、第2列目の非収縮性シート原反922を介在させ、各原反の側部を重ね合わせて長手方向に沿って接着する。
このようにしてラベル基材5が連続的に繋がった長尺基材9を作製できる。
該長尺基材9は、必要に応じて、一旦ロール状に巻き取られる。
ただし、熱収縮性シート原反91と非収縮性シート原反92の幅や条数は、形成する熱収縮性筒状ラベル3の態様に応じて適宜選択されるものである。例えば、図7(a)に示すような熱収縮性筒状ラベル3を形成する場合には、1条の熱収縮性シート原反91と1条の非収縮性シート原反92が用いられ、該熱収縮性シート原反91の一側に非収縮性シート原反92を接着して長尺基材9が作製される。
次に、図9に示すように、この長尺基材9の一側端部9aを他側端部9bに重ね合わせるようにして、長尺基材9を筒状に形成しつつ、該一側端部9aと他側端部9bを長手方向に接着してセンターシール部32を形成する。
このようにして熱収縮性筒状ラベル3が連続的に繋がった長尺筒状体10を作製できる。
該長尺筒状体10は、通常、熱収縮性シート原反91に於いて(ただし、センターシール部31が形成されている部分を除く)折り目33が位置するように、扁平状に折り畳まれた後、ロール状に巻き取られる。
[工程(1A)]
工程(1A)は、長尺筒状体10を所定長さに裁断して、1個の熱収縮性筒状ラベル3を得る工程である。
図10(i)に示すように、上記前工程で作製された長尺筒状体10のロール11は、ラベラーに装填され、長尺筒状体10が引き出される。該長尺筒状体10は、ラベラーに具備されたギロチンカッターなどのカッター装置71によって、所定長さに裁断される。
かかる裁断により、扁平状に折り畳まれた1個の熱収縮性筒状ラベル3が得られる。
[工程(1B)]
工程(1B)は、前記熱収縮性筒状ラベル3を容器に装着する前に、凹凸成形部31を形成する工程である。
工程(1A)で得られた熱収縮性筒状ラベル3を、同図(ii)に示すように、インナーガイド72に通過させることによって開口させる。
なお、工程(1B)を行った後、上記工程(1A)を行うこともできる。すなわち、長尺筒状体10をインナーガイド72に通過させて開口させた後、カッター装置71を用いて、これを所定長さに裁断し、開口状態の熱収縮性筒状ラベル3を得ることもできる。この場合、カッター装置としては、例えば、開口させた長尺筒状体10の内側から裁断するロータリーカッターや、開口させた長尺筒状体10の外側から裁断するサークルカッターが用いられる。
開口された熱収縮性筒状ラベル3は、加熱ゾーンに送られる(同図(iii))。
加熱ゾーンには、加熱装置73(例えば、電熱ヒータ等)が、熱収縮性筒状ラベル3の非収縮性シート52に対向して配設されている。この加熱装置73は、非収縮性シート52のみを上記成形温度に加熱できるように構成されている。従って、該加熱装置73による加熱の際、熱収縮性筒状ラベル3のうち熱収縮性シート51が、実質的に熱収縮することを防止している。
そして、上記加熱装置73によって、開口させた熱収縮性筒状ラベル3のうち、非収縮性シート52の部分のみを成形温度に加熱する。これにより、非収縮性シート52が軟化する。
該熱収縮性筒状ラベル3は、成形ゾーンに送られる(同図(iv))。
成形ゾーンには、熱収縮性筒状ラベル3の内側であって、その非収縮性シート52に対向して配設された成形型74と、熱収縮性筒状ラベル3の外側であって、前記成形型74に対向して配設された圧空ボックス75と、が設けられている。成形型74には、装着する容器2の凹凸部4の形状を転写した凹凸面が形成されている。また、圧空ボックス75には、空気の圧送路が形成されており、該圧空ボックス75は、成形型74に対して出退自在とされている。
非収縮性シート52が軟化した熱収縮性筒状ラベル3を、成形ゾーンに於いて、その非収縮性シート52の裏面の所定位置に成形型74が対向するように位置決めする。次に、非収縮性シート52の外面から圧空ボックス75を進出させ、成形型74と圧空ボックス75によって非収縮性シート52を挟み、圧空ボックス75から空気を圧入する。
該空気によって、軟化した非収縮性シート52は、成形型74の凹凸面に密着し、該シート52に凹凸形状が転写され、非収縮性シート52に凹凸成形部31が形成される。
その後、強制冷却又は自然放熱によって、非収縮性シート52凹凸成形部31の形状が固定化される。
なお、非収縮性シート52の成形方法は、上記のような圧空成形に限られず、他のシート成形法を用いることもできる。例えば、真空成形法、プレス成形法などで非収縮性シート52を成形してもよい。これらのシート成形法に於いても、容器の凹凸部4の形状に対応した成形型を用いて、非収縮性シート52が成形される。
[工程(1C)]
工程(1C)は、凹凸成形部の形成された熱収縮性筒状ラベル3を容器に熱収縮装着する工程である。
工程(1B)を経た熱収縮性筒状ラベル3を、凹凸成形部31が容器2の凹凸部4に合致するように位置決めしつつ、容器2の胴部に外嵌する(同図(v))。
外嵌した熱収縮性筒状ラベル3を、上記熱収縮温度に加熱する。この加熱方式は、特に限定されず、スチーム、温風など任意である。
かかる加熱により、熱収縮性筒状ラベル3のうち熱収縮性シートが周方向に熱収縮し、容器2の胴部23に密着する。
以上の工程を経て、同図(vi)に示すように、非収縮性シート52が容器2の凹凸部4に嵌合した状態で熱収縮性筒状ラベル3が熱収縮装着されたラベル付き容器1を作製できる。
<製造方法2>
[前工程]
前工程は、熱収縮性筒状ラベル3が連続的に繋がった長尺筒状体10を作製する工程であり、上記製造方法1と同様であるので、省略する。
[工程(2A)]
工程(2A)は、長尺筒状体10の非収縮性シート原反92の長手方向に、所定間隔を開けて凹凸成形部31を形成する工程である。
図11(i)に示すように、上記前工程で作製された長尺筒状体10のロール11は、ラベラーに装填され、長尺筒状体10が引き出される。該長尺筒状体10を、同図(ii)に示すように、インナーガイド72に通過させることによって開口させる。
開口された長尺筒状体10は、加熱ゾーンに送られる(同図(iii))。
加熱ゾーンには、加熱装置73が、長尺筒状体10の非収縮性シート原反92に対向して配設されている。この加熱装置73は、非収縮性シート原反92のみを上記成形温度に加熱できるように構成されている。従って、該加熱装置73による加熱の際、長尺筒状体10のうち熱収縮性シート原反91が、実質的に熱収縮することを防止している。
そして、上記加熱装置73によって、開口させた長尺筒状体10のうち、非収縮性シート原反92の部分のみを成形温度に加熱する。これにより、非収縮性シート原反92が軟化する。
該長尺筒状体10は、成形ゾーンに送られる(同図(iv))。
成形ゾーンには、長尺筒状体10の内側であって、その非収縮性シート原反92に対向して配設された成形型74と、長尺筒状体10の外側であって、前記成形型74に対向して配設された圧空ボックス75と、が設けられている。成形型74には、装着する容器2の凹凸部4の形状を転写した凹凸面が形成されている。また、圧空ボックス75には、空気の圧送路が形成されており、該圧空ボックス75は、成形型74に対して出退自在とされている。
非収縮性シート原反92が軟化した長尺筒状体10を、成形ゾーンに於いて、その非収縮性シート原反92の裏面の所定位置に成形型74が対向するように位置決めする。次に、非収縮性シート原反92の外面から圧空ボックス75を進出させ、成形型74と圧空ボックス75によって非収縮性シート52を挟み、圧空ボックス75から空気を圧入する。
該空気によって、軟化した非収縮性シート原反92は、成形型74の凹凸面に密着し、該シート原反92に凹凸形状が転写され、非収縮性シート原反92に凹凸成形部31が形成される。この成形を長尺筒状体10の長手方向に連続的に行うことにより、非収縮性シート原反92の長手方向に所定間隔を開けて凹凸成形部31が形成されていく。
その後、強制冷却又は自然放熱によって、非収縮性シート52凹凸成形部31の形状が固定化される。
なお、非収縮性シート52の成形方法は、圧空成形に限られず、上記製造方法1と同様に、他のシート成形法を用いることもできる。
[工程(2B)]
工程(2B)は、長尺筒状体10を所定長さに裁断して、1個の熱収縮性筒状ラベル3を得る工程である。
同図(v)に示すように、上記工程(2A)で凹凸成形部31が形成された長尺筒状体10を、再度、扁平状に戻した後、該長尺筒状体10を、カッター装置71によって、所定長さに裁断する。
かかる裁断により、扁平状に折り畳まれた1個の熱収縮性筒状ラベル3が得られる。
なお、工程(2B)に於いて、上記長尺筒状体10を扁平状にせずに、裁断することもできる。すなわち、上記工程(2A)に於いて、開口状態の長尺筒状体10を、その状態のままで、ロータリーカッター又はサークルカッターを用いて所定長さに裁断し、開口状態の熱収縮性筒状ラベル3を得ることもできる。この場合には、同図(v)及び(vi)で示す扁平形成用ローラやインナーガイドを省略できるので好ましい。
[工程(2C)]
工程(2C)は、凹凸成形部31の形成された熱収縮性筒状ラベル3を容器に熱収縮装着する工程である。
工程(2B)で得られた扁平状の熱収縮性筒状ラベル3を、該長尺筒状体10を、同図(vi)に示すように、インナーガイド72に通過させることによって開口させる。
開口させた熱収縮性筒状ラベル3を、凹凸成形部31が容器2の凹凸部4に合致するように位置決めしつつ、容器2の胴部に外嵌する(同図(vii))。
外嵌した熱収縮性筒状ラベル3を、上記熱収縮温度に加熱する。この加熱方式は、特に限定されず、スチーム、温風など任意である。
かかる加熱により、熱収縮性筒状ラベル3のうち熱収縮性シートが周方向に熱収縮し、容器2の胴部23に密着する。
以上の工程を経て、同図(viii)に示すように、非収縮性シート52が容器2の凹凸部4に嵌合した状態で熱収縮性筒状ラベル3が熱収縮装着されたラベル付き容器1を作製できる。
<製造方法3>
[前工程]
前工程は、熱収縮性筒状ラベル3が連続的に繋がった長尺筒状体10を作製する工程であり、上記製造方法1と同様であるので、省略する。
[工程(3A)]
工程(3A)は、長尺筒状体10を所定長さに裁断して、1個の熱収縮性筒状ラベル3を得る工程である。
図12(i)に示すように、上記前工程で作製された長尺筒状体10のロール11は、ラベラーに装填され、長尺筒状体10が引き出される。該長尺筒状体10を、カッター装置71によって、所定長さに裁断する。
かかる裁断により、扁平状に折り畳まれた1個の熱収縮性筒状ラベル3が得られる。
なお、工程(3A)に於いて、長尺筒状体10をインナーガイド72に通過させて開口させた後、カッター装置71を用いて、これを所定長さに裁断し、開口状態の熱収縮性筒状ラベル3を得ることもできる。この点は、上記製造方法1などと同様に、適宜変更できる。
[工程(3B)]
工程(3B)は、前記熱収縮性筒状ラベル3を容器に熱収縮装着する工程である。
工程(3A)で得られた熱収縮性筒状ラベル3を、同図(ii)に示すように、インナーガイド72に通過させることによって開口させる。なお、該インナーガイド72による開口は、上記変形例の如く、工程(3A)で開口状態の熱収縮性筒状ラベル3を形成した場合には、省略される。
開口させた熱収縮性筒状ラベル3を、非収縮性シート52の略中央部が容器2の凹凸部4に対面するように位置決めしつつ、容器2の胴部に外嵌する(同図(iii))。
外嵌した熱収縮性筒状ラベル3を、上記熱収縮温度に加熱する。この加熱方式は、特に限定されず、スチーム、温風など任意である。
かかる加熱により、熱収縮性筒状ラベル3のうち熱収縮性シートが周方向に熱収縮し、容器2の胴部に密着する(同図(iv))。
[工程3C]
工程(3C)は、熱収縮装着された熱収縮性筒状ラベル3の非収縮性シート52に、凹凸成形部31を形成する工程できる。
工程(3B)で得られたラベル付き容器1は、加熱ゾーンに送られる(同図(iv))。
加熱ゾーンには、加熱装置73が、容器2の凹凸部4に対面するように対向して配設されている。この加熱装置73は、容器2の凹凸部4に対応した非収縮性シート52のみを上記成形温度に加熱できるように構成されている。
そして、ラベル付き容器1を、その非収縮性シート52(容器2の凹凸部4)が加熱装置73に対面するように位置決めし、加熱装置73によって、非収縮性シート52の部分のみを成形温度に加熱する。これにより、非収縮性シート52が軟化する。
なお、工程(3C)に於いて、非収縮性シート52を加熱するための加熱装置73が別個設けられていることが好ましい。もっとも、非収縮性シート52の成形温度と上記工程(3B)に於ける熱収縮温度が同じ範囲である場合には、例えば、上記工程(3B)に於ける加熱によって、非収縮性シート52を軟化させることもできる(この場合には、工程(3C)に於ける加熱は省略できる)。
次に、ラベル付き容器1は、成形ゾーンに送られる(同図(v))。
成形ゾーンには、非収縮性シート52の外側であって、容器2の凹凸部4に対向して配設された成形型76が設けられている。この成形型76には、容器2の凹凸部4の形状を転写した凹凸面が形成されており、該成形型76は、容器2に対して出退自在とされている。
そして、非収縮性シート52が軟化したラベル付き容器1を、成形ゾーンに於いて、その容器2の凹凸部4に成形型76が対向するように位置決めする。次に、非収縮性シート52の外面から成形型76を進出させ、非収縮性シート76を容器2の凹凸部4へと押圧する。
該押圧によって、軟化した非収縮性シート52は、凹凸部4に密着し、該凹凸部4の凹凸形状が転写され、非収縮性シート52に凹凸成形部31が形成される。
その後、強制冷却又は自然放熱によって、非収縮性シート52凹凸成形部31の形状が固定化される。
なお、工程(3C)に於ける非収縮性シート52の押圧は、上記工程(3B)に於ける熱収縮性筒状ラベル3の熱収縮と、ほぼ同時的に行うことも可能である。
以上の工程を経て、同図(vi)に示すように、非収縮性シート52の凹凸成形部31が容器2の凹凸部4に嵌合した状態で熱収縮性筒状ラベル3が熱収縮装着されたラベル付き容器1を作製できる。
上記各製造方法によれば、熱収縮性筒状ラベル3を介して容器2の凹凸部4の形状が現れたラベル付き容器1を作製することができる。
また、上記各製造方法によれば、熱収縮性筒状ラベル3は長尺筒状体10の態様でラベラーに装填できるので、非収縮性シートを成形する装置類を既存のラベラーに付加することによって、ラベル付き容器1を作製することができる。
特に、上記製造方法1及び2は、非収縮性シート52に、容器2の凹凸部4の形状に適合した凹凸成形部31を形成できるので、より好ましい製法である。
本発明のラベル付き容器の一実施形態を示す正面図。 図1のI−I線断面図。 (a)は、容器の一実施形態を示す正面図、(b)は、同(a)のII−II線断面図。 (a)及び(b)は、容器の凹凸部の他の実施形態を示す一部省略断面図。 熱収縮性筒状ラベルの一実施形態を示す断面図。ただし、熱収縮性筒状ラベルを扁平状に折り畳んだ状態で示している(図7も同じ)。 ラベル基材の一実施形態を示す平面図。ただし、分かり易く図示するために、便宜上、非収縮シートを薄墨塗りで示している。 熱収縮性筒状ラベルの他の実施形態を示す断面図。 長尺基材の作製手順を示す一部省略参考斜視図。 長尺筒状体の作製手順を示す一部省略参考斜視図。 本発明のラベル付き容器の製造方法の一実施形態に於ける各工程を示す概略図。 ラベル付き容器の製造方法の他の実施形態に於ける各工程を示す概略図。 ラベル付き容器の製造方法の他の実施形態に於ける各工程を示す概略図。 従来のラベル付き容器を示し、(a)は、その正面図、(b)は、同III−III線断面図。
符号の説明
1…ラベル付き容器、2…容器、23…容器の胴部、3…熱収縮性筒状ラベル、31…凹凸成形部、4…容器の凹凸部、5…ラベル基材、51…熱収縮性シート、52…非収縮性シート、71…カッター装置、72…インナーガイド、73…加熱装置、74,76…成形型、9…長尺基材、91…熱収縮性シート原反、92…非収縮性シート原反、10…長尺筒状体

Claims (4)

  1. 凹凸部が形成された容器と、凹凸部を含む容器部分に熱収縮装着された熱収縮性筒状ラベルと、を備え、
    熱収縮性筒状ラベルが、熱収縮温度で周方向に収縮する熱収縮性シートと該熱収縮性シートの少なくとも一側に連設された前記熱収縮温度で実質的に収縮しない非収縮性シートとを有する基材を、筒状に形成した筒状体で構成され、
    前記熱収縮性筒状ラベルの非収縮性シートが、容器の凹凸部に対応して装着されていると共に、非収縮性シートが、容器の凹凸部の形状に沿った凹凸状に成形されていることを特徴とするラベル付き容器。
  2. (1A)熱収縮温度で収縮する熱収縮性シートと該熱収縮性シートの少なくとも一側に連設された前記熱収縮温度で実質的に収縮しない非収縮性シートとを有する長尺基材を筒状に形成した長尺筒状体を、所定長さに切断して1個の熱収縮性筒状ラベルを得る工程、
    (1B)装着する容器の凹凸部の形状に合った成形型を用い、前記熱収縮性筒状ラベルの非収縮性シートを加熱しつつ、これを凹凸状に成形する工程、
    (1C)前記非収縮性シートの凹凸成形部を容器の凹凸部に位置させて、熱収縮性筒状ラベルを容器に外嵌し、該ラベルを熱収縮温度に加熱する工程、
    を有するラベル付き容器の製造方法。
  3. (2A)装着する容器の凹凸部の形状に合った成形型を用いて、熱収縮温度で収縮する熱収縮性シートと該熱収縮性シートの少なくとも一側に連設された前記熱収縮温度で実質的に収縮しない非収縮性シートとを有する長尺基材を筒状に形成した長尺筒状体の該非収縮性シートを加熱しつつ、これを凹凸状に成形する工程、
    (2B)この長尺筒状体を、所定長さに切断して1個の熱収縮性筒状ラベルを得る工程、
    (2C)前記非収縮性シートの凹凸成形部を容器の凹凸部に位置させて、前記熱収縮性筒状ラベルを容器に外嵌し、該ラベルを熱収縮温度に加熱する工程、
    を有するラベル付き容器の製造方法。
  4. (3A)熱収縮温度で収縮する熱収縮性シートと該熱収縮性シートの少なくとも一側に連設された前記熱収縮温度で実質的に収縮しない非収縮性シートとを有する長尺基材を筒状に形成した長尺筒状体を、所定長さに切断して1個の熱収縮性筒状ラベルを得る工程、
    (3B)前記熱収縮性筒状ラベルを、その非収縮性シートが容器の凹凸部に対面するように外嵌した後、該ラベルを熱収縮温度に加熱する工程、
    (3C)容器の凹凸部の形状に合った成形型を用いて、前記装着後の非収縮性シートを加熱しつつ、このシートの外面から成形型を押圧する工程、
    を有するラベル付き容器の製造方法。
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