JP5105983B2 - 収縮成形包装体、及びその製造方法 - Google Patents
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Description
また、固形キャラメルの容器は、例えば、厚紙や合成樹脂シートなどのシート材に折り罫線を形成し、該シート材を組み立てた箱型容器からなる。この箱型容器内にキャラメルを入れることによって包装体が構成されている。
これら容器は、収容する商品の性質や包装体のコストなどを考慮して、適宜最適な容器が選択される。
従って、容器の選択肢を拡げるために、より多くの容器が提供されることが望ましい。
さらに、上記収縮成形包装体は、分断補助手段を利用して、筒状胴部の一部分を軸線回り方向に切り取ることによって、筒状胴部を商品が収容された第1分割体と蓋材が付いた第2分割体の2つに分割できる。分割により、収縮成形包装体は開封される。上記分断補助手段は、縮径領域に設けられているので、第1分割体の切断縁の周長は、第2分割体の周長よりも短くなる。このため、第2分割体を第1分割体に外嵌することができ、開封後の収縮成形包装体を再封することができる。
該収縮成形包装体は、収縮成形容器(筒状シート)が発泡樹脂シートを含むので、断熱性及び保形性に優れている。
かかる製造方法は、収縮成形容器の一部分以外の部分の熱収縮を防止しつつ、収縮成形容器の一部分を確実に熱収縮させて蓋材の外面周端部に沿わすことができ、上記収縮成形包装体を簡便に作製することができる。
さらに、本発明の収縮成形包装体は、開封時には筒状胴部を第1分割体と第2分割体の2つに分割でき、開封後には、第2分割体を第1分割体に外嵌することができ、収縮成形包装体を再封することができる。
本発明の収縮成形包装体の製造方法は、収縮成形容器の一部分以外の部分を遮熱部材で覆うことにより、容器の熱変形を防止しつつ、上記収縮成形包装体を簡易に作製できる。
なお、本発明において、シートとは、一般にフィルムと呼ばれるものを含む意味である。また、収縮成形容器の軸線方向とは、自立させた収縮成形容器を構成する筒状胴部の水平断面に対して直交する方向をいう。収縮成形容器の軸線回り方向とは、前記軸線を中心とする周方向をいう。筒状胴部の軸線方向及び軸線回り方向並びに筒状シートの軸線方向及び軸線回り方向は、それぞれ収縮成形容器の軸線方向及び軸線回り方向と同じ方向をいう。
[収縮成形包装体]
図1〜図3に於いて、1は、収縮成形包装体を示す。
該収縮成形包装体1は、軸線回り方向Cに主として熱収縮しうる筒状シートを熱収縮させて形成された収縮成形容器2と、該収縮成形容器2内に収容された商品3と、収縮成形容器2の開口部23を閉塞する蓋材6と、を有する。
収縮成形包装体1は、収縮成形容器2の軸線方向一端部21a側の面を下にして、自立可能である。
収縮成形包装体1は、上記開口部23を有する収縮成形容器2内に、該開口部23から商品3を収容した後、開口部23を蓋材6にて閉塞することによって構成されている。
筒状胴部21は、後述するように、筒状シートを成形型に外嵌し、該筒状シートを主として軸線回り方向Cに熱収縮させることにより形成された筒状体である。該筒状シートは、図1に示すように、熱収縮性シートの一側端部5aと他側端部5bを重ね合わせて接着した部分を有する。従って、筒状胴部21には、前記筒状シートの接着部分に対応した、センターシール部8が形成されている。
上記閉塞板7は、上記第1折面部24の開口を閉塞している。具体的には、閉塞板7は、第1折面部24の開口よりも大きな板状(例えば、円板状)に形成されている。該閉塞板7は、筒状胴部21の軸線方向一端部21aに内嵌されていると共に、第1折面部24の内面に接している。この閉塞板7の周縁部を包むように、筒状胴部21の第1膨出部22が閉塞板7の周縁部に密着している。従って、閉塞板7は、筒状胴部21の第1膨出部22及び第1折面部24の内面によって保持されている。
上記閉塞板7のシート材としては、例えば、厚紙、合成紙、非熱収縮の発泡樹脂シート、非熱収縮の合成樹脂シート(2軸延伸シート)、又はこれらの積層体などを例示できる。該閉塞板7は、比較的剛性に優れるシート材が好ましい。該シート材が、発泡樹脂シート、合成樹脂シート又は合成紙の場合、その厚みは100〜500μm程度が好ましい。厚紙の場合、坪量150g/m2〜400g/m2が好ましい。
分断補助手段は、特に限定されず、例えば、テアテープ91が挙げられる。テアテープ91は、細長い形状であれば特に限定されず、例えば、幅狭(幅2mm〜5mm程度)の合成樹脂シート、同幅狭の合成紙、合成繊維や天然繊維などからなる糸テープなどを例示できる。
前記テアテープ91の始端部91aの内面は、図4(a)に示すように、前記他側端部5bの外面に非接着とされていてもよいし、或いは、図4(b)に示すように、前記他側端部5bの外面に接着されていてもよい。
テアテープ91は、その長手方向(筒状胴部21に接着された状態において、該筒状胴部の軸線回り方向C)に熱収縮しうる素材が好ましく、特に、筒状シートの熱収縮温度において、筒状シートと略同程度の熱収縮率を有する素材がより好ましい。筒状シートを熱収縮させた際に、テアテープ91がそれに追従して熱収縮し、テアテープ91が波打つことを防止できるからである。
なお、前記熱収縮性とは、熱収縮温度に加熱されることによって収縮する性質をいう。この熱収縮温度とは、筒状シートが成形型に沿って密着する程度まで該筒状シートを熱収縮させ得る温度を言い、通常、筒状シートの外面温度が、80℃〜160℃、好ましくは100℃〜140℃となる温度を言う。
なお、熱収縮性シートとして発泡樹脂シートと合成樹脂シートの積層シートを用いる場合、該合成樹脂シートが筒状シートの外面を構成するように、熱収縮性シートは筒状に丸められる。
発泡樹脂シートと合成樹脂シートは、通常、ドライラミネート法やウェットラミネート法などで用いられている接着剤にて接着される。該接着剤としては、アクリル系、ポリウレタン系、酢酸ビニル系、塩化ビニル系、ゴム系などの溶剤型接着剤又は水溶性接着剤などを例示できる。
なお、上記熱収縮性シートは、発泡樹脂シートまたは合成樹脂シートの何れか一方又は双方が複層の積層体からなり、全体として3層以上の積層シートでもよい。
なお、合成樹脂シートは、後述するように、内面に施した意匠印刷を視認するため、透明シートが好ましい。
発泡樹脂シートの発泡倍率は、好ましくは2倍〜10倍であり、より好ましくは3倍〜8倍である。発泡樹脂シートの厚みは、概ね0.1〜1mmが好ましい。発泡樹脂シートの厚みが薄過ぎると、収縮成形容器2の断熱性及び保形性を十分に確保できないからである。
なお、熱収縮性シートが、発泡樹脂シートと合成樹脂シートの積層シートの場合には、積層する合成樹脂シートの厚みは、20μm〜50μm程度が好ましい。
一方、熱収縮性シートが、発泡樹脂シートを含まない合成樹脂シートの場合には、該合成樹脂シートの厚みは、30μm〜90μm程度が好ましい。
但し、熱収縮率(%)=[{(一方向(又は他方向)の元の長さ)−(一方向(又は他方向)の浸漬後の長さ)}/(一方向(又は他方向)の元の長さ)]×100。
蓋材6としては、特に限定されず、例えば、上記閉塞板7で例示したシート材を適宜選択して用いることができる。
蓋材6は、筒状胴部21の軸線方向他端部21bに形成された第2折面部26及び第2膨出部27によって抜脱不能に保持されている。具体的には、筒状胴部21の軸線方向他端部21bには、筒状シートの他端部が内側へ折れ曲がった第2折面部26が形成されている。該第2折面部26は、第1折面部24と同様に、筒状胴部21の軸線方向に対して直交する水平面と略平行に折れ曲がっており(例えて、ドーナツ盤形状)、蓋材6の外面周端部に沿って密着している。第2折面部26の縁で囲われる部分に、円形状の開口部23が形成されている。蓋材6は、開口部23よりも大きな板状(例えば、円板状)に形成されている。該蓋材6は、筒状胴部21の軸線方向他端部21bに内嵌されていると共に、第2折面部26の内面に接している。この蓋材6の周縁部を包むように、筒状胴部21の第2膨出部27が蓋材6の周縁部に密着している。
筒状シートを熱収縮させた収縮成形容器2を用いた収縮成形包装体1は、従来にない新規な包装体である。本発明の収縮成形包装体1は、筒状シートを用いるので、鮮明な印刷を施すことができ、且つ、成形型を変えることによって形状の異なる収縮成形容器2を簡単に作製することができる。
本発明の収縮成形包装体1が提供されることによって、商品の包装形態の選択肢が拡がり、商品イメージに合わせて包装体を構成できる。
開封後、図7(a)に示すように、収縮成形包装体1は、商品3が収容された第1分割体11と、蓋材6が付いた第2分割体12と、に分割される。
上記のように、筒状胴部21は縮径領域において所定幅帯状(好ましくは幅3mm〜15mm)に切り取られるので、第1分割体11の切断縁11aの周長は、第2分割体12の切断縁12aの周長よりも短くなっている。つまり、第1分割体11の切断縁11aの形状は、第2分割体12の切断縁12aの形状よりも小さい相似形である。
このため、図7(b)に示すように、第2分割体12の周壁12bを第1分割体11の周壁11bに外嵌して、第2分割体12を第1分割体11に被せることができる。
従って、開封後の収縮成形包装体1を再封することができ、該収縮成形容器2内に残った商品に粉塵などが付着することを防止できる。
次に、収縮成形包装体1の製造方法について説明する。
(筒状シートの外嵌工程)
図8に示すように、分断補助手段(例えば、テアテープ91等)が設けられた筒状シート5を、成形型4に外嵌する。筒状シート5は、筒状シート5の一部分が成形型4の天面41よりも上方に突出するように外嵌される。
成形型4は、天面41と外周面42を有する略筒状に形成されている。成形型4の外周面42は、好ましくは天面41から下端部44に向かうに従って径大化する筒状(ただし、周長さが変わらない直胴部分を一部に有していても良い)に形成されている。かかる成形型4を用いれば、筒状シート5を熱収縮させた後、これを成形型4から容易に引き抜くことができる。
さらに、成形型4の下方部には、成形型4の径外方向に拡径した段差43が形成されている。該段差43から成形型4の下端部44までの間に於ける外周面は、下方に向かうに従って径大化する筒状に形成されている。
なお、成形型4は、金属、耐熱性合成樹脂、セラミックなどの耐熱性を有する素材で形成されている。
上記成形型4に外嵌した筒状シート5の外面全体に、熱媒体を作用させ、筒状シート5を熱収縮温度(筒状シート5の外面が100℃〜140℃程度)に加熱する。熱媒体は、スチーム、温風などが挙げられる。例えば、温風によって加熱する場合には、150℃〜300℃くらいの温風を、数秒吹き付ければよい。
加熱された筒状シート5は、主として軸線回り方向Cに大きく熱収縮し、図9に示すように、成形型4の外周面42に沿って密着すると共に、成形型4の天面41から突出した一部分が内側に略直角に折れ曲がり、閉塞板7の外面周端部に密着する。
閉塞板7の周縁部は、天面41の縁から出ているので、筒状シート5が閉塞板7の周縁部を包むように熱収縮し、第1膨出部22が形成される。
熱収縮させた筒状シート5を成形型4から引き抜くと、図10に示すように、開口部23を有する収縮成形容器2を得ることができる。
該収縮成形容器2の内周面には、成形型4の段差43に対応して、径外方向に拡径した段差29が形成されている。
次に、該収縮成形容器2内に商品を入れた後、図10に示すように、収縮成形容器2の開口部23から蓋材6を嵌め入れる。該蓋材6は、収縮成形容器2の段差29の上に載り、収縮成形容器2の中途部に保持される(図11参照)。従って、中途部に保持された蓋材6の外面よりも上方に、収縮成形容器2の一部分が突出している。
次に、上記蓋材6の外面から突出した一部分を上記熱収縮温度に加熱することにより、該突出部分(収縮成形容器2の一部分)が熱収縮し、内側に略直角に折れ曲がり、突出部分は、蓋材6の外面周端部に沿って密着する。
なお、図11に於いて、矢印は、熱媒体の吹き付け方向を示す。
本実施形態において、閉塞板7は、筒状胴部21の第1膨出部22及び第1折面部24の内面によって保持されているが、例えば、図12に示すように、第1折面部24の外面(又は内面(図示せず))に貼着されていてもよい。例えば、閉塞板7の一面のうち、第1折面部22に対応する領域に粘着剤(又は接着剤)を設け、該粘着剤(又は接着剤)を介して、閉塞板7が第1折面部24の外面(又は内面)に貼着される。また、粘着剤(又は接着剤)に代えて、閉塞板7を第1折面部22に熱シールによって貼着してもよい。
第2実施形態は、収縮成形容器2が閉塞板7を有しない点で、上記第1実施形態の包装体1と異なる。以下、上記第1実施形態と異なる構成について、主として説明し、同様の構成及び効果については、説明を省略し、用語及び符号をそのまま援用する場合がある。
本実施形態の収縮成形包装体1は、図13〜図15に示すように、軸線方向一端部21aが閉塞され且つ軸線方向他端部21bに開口部23を有する収縮成形容器2と、該収縮成形容器2内に収容された商品3と、収縮成形容器2の開口部23を閉塞する蓋材6と、を有する。
上記収縮成形容器2は、別途の閉塞板7を用いずに、筒状胴部21の軸線方向一端部21aが閉塞されている。
具体的には、該筒状シート5は、図16(a)に示すように、長方形状の熱収縮性シート53を、横方向(長手方向)中央部に於いて、縦方向と平行な折り線53bで以て折り返して重ね合わせ、同図(b)に示すように、該熱収縮性シート53の重ね合わせた両側端部53a,53aを所定幅接着することによって形成されている。この筒状シート5は、折り線53bに対向する一辺が開口した一方開口型(3方閉塞型)であり、該筒状シートの一辺から成形型に外嵌し、筒状シート5を軸線回り方向Cに熱収縮させることによって、上記収縮成形容器2を形成できる。
かかる筒状シート5からなる収縮成形容器2は、その筒状胴部21及び底面部25に、図13〜図15に示すように、熱収縮性シートの側端部の接着に起因する接着部2aが生じている。この接着部2aは、筒状胴部21の上端縁から軸線方向Lに延び、筒状胴部21の下縁から底面部25側へ折れ曲がり、該底面部25の中心方向に向かって延びている。
また、収縮成形容器2の底面部25には、内側へ凹んだ凹み25aが形成されており、該凹み25aは、円形状に形成されている。
次に、本実施形態の収縮成形包装体の製造方法について説明する。
長方形状の熱収縮性シート53を、図16(a)に示すように、横方向(長手方向)中央部に於いて、縦方向と平行な折り線53bで折り返す。熱収縮性シートが発泡樹脂シートと合成樹脂シートの積層シートの場合、発泡樹脂シートを内側に、且つ合成樹脂シートを外側に折り返すことが好ましい。
かかる接着によって、一方開口型の筒状シート5が得られる。得られた筒状シート5の一辺は、熱収縮性シート53の主たる熱収縮方向と平行である。従って、筒状シート5は、軸線回り方向Cに主として熱収縮する。
なお、熱収縮性シートの接着方法は、接着剤による接着、熱収縮性シートの内面が熱シール可能な材質からなる場合には熱による接着、熱収縮性シートの内面が溶剤接着可能な材質からなる場合には溶剤による接着などを用いることができる。
本実施形態の成形型4は、収縮成形容器2の底面部25に凹み25aを形成するために、成形型4の天面41には、内側に凹んだ凹状部41aが形成されている。
そして、収縮成形容器2の底面部25の凹み25aを形成するために、成形型4の天面41側から、押圧型45を押し当てる。この押圧型45は、成形型4の凹状部41aに合致する凸状部45aが突設されている。かかる押圧型45の押し込みは、筒状シート5が温かいうちに行うことが好ましいが、筒状シート5が熱変形不可な状態にまで冷えてしまっている場合には、筒状シート5を再加熱又は押圧型45を加熱して押圧する。
最後に、成形後の筒状シート5を成形型から上方へ引き抜くことによって、底面部25が内側へ凹み且つ開口部23を有する収縮成形容器2を得ることができる。
事後、上記第1実施形態の「蓋材の嵌合工程」及び「開口部の閉塞工程」と同様にして、得られた収縮成形容器2内に商品3を入れ、蓋材6を嵌合し、収縮成形容器2の突出部分28を熱収縮させて、前記蓋材6を取り付ける。
上記第1及び第2実施形態において、蓋材6は、筒状胴部21の第2膨出部27及び第2折面部26の内面によって保持されているが、第2折面部26の外面(又は内面)に貼着されていてもよい。例えば、蓋材6の一面のうち、第2折面部26に対応する領域に粘着剤(又は接着剤)を設け、該粘着剤(又は接着剤)を介して、蓋材6が第2折面部26の外面(又は内面)に貼着される。また、粘着剤(又は接着剤)に代えて、蓋材6を第2折面部26に熱シールによって貼着してもよい。
さらに、上記第1実施形態では、収縮成形容器2のセンターシール部8は、熱収縮性シートの一側端部5aと他側端部5bを重ね合わせて接着することにより形成されているが、例えば、センターシール部8は、熱収縮性シートの一側端部5aと他側端部5bを重ね合わさずに形成することもできる。具体的には、熱収縮性シートの一側端部5aの縁と他側端部5bの縁が対向するように両縁同士を突き合わせ、該突き合わせ縁を覆うように、一側端部5aの外面と他側端部5bの外面に跨ってテープを貼り付けることによって、センターシール部8が形成されていてもよい。
Claims (4)
- 軸線回り方向に主として熱収縮しうる筒状シートを熱収縮させて形成した収縮成形容器と、収縮成形容器内に収容された商品と、を有し、
前記収縮成形容器が、軸線方向一端部側に向かうに従って縮径する縮径領域を有する筒状胴部を有し、前記筒状胴部の軸線方向一端部が閉塞され且つ筒状の胴部の軸線方向他端部が開口された自立可能な有底容器であり、
前記収縮成形容器内に前記商品が収容された状態で、前記筒状胴部の開口部が蓋材で閉塞されており、
商品が収容された第1分割体と蓋材が付いた第2分割体に前記収縮成形容器を分割して開封し且つ開封後に前記第2分割体を第1分割体に外嵌可能となるように、前記縮径領域の一部分に、前記筒状胴部の分断を補助するための分断補助手段が筒状胴部の軸線回り方向に設けられていることを特徴とする収縮成形包装体。 - 前記筒状シートが、発泡樹脂シート、または、発泡樹脂シートが積層された積層シートの筒状体である請求項1に記載の収縮成形包装体。
- 前記分断補助手段が、前記筒状胴部の内面の軸線回り方向に設けられたテアテープである請求項1または2に記載の収縮成形包装体。
- 軸線回り方向に主として熱収縮しうる筒状シートを成形型に外嵌し、前記筒状シートを前記成形型に沿って熱収縮させることにより、軸線方向一端部が閉塞され且つ軸線方向他端部が開口された収縮成形容器を成形する工程、
前記収縮成形容器を成形型から引き抜いた後、収縮成形容器の開口部から収縮成形容器内に商品を入れる工程、
前記収縮成形容器内に蓋材を嵌める工程であって、前記収縮成形容器の一部分が蓋材の外面よりも突出するように、前記収縮成形容器の開口部から蓋材を嵌めて前記開口部を閉塞する工程、
前記収縮成形容器の一部分以外の部分を遮熱部材で覆った後、前記収縮成形容器の一部分を加熱して熱収縮させ、前記一部分を蓋材の外面周端部に沿わせる工程、
を有する収縮成形包装体の製造方法。
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