JP7266442B2 - 熱収縮性筒状ラベル及びラベル付き容器 - Google Patents

熱収縮性筒状ラベル及びラベル付き容器 Download PDF

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Description

本発明は、熱収縮性フィルム及び不織布を有する多層基材を筒状に形成した熱収縮性筒状ラベルなどに関する。
熱収縮性筒状ラベルは、容器などの被着体に外装し、それを加熱することによって被着体に熱収縮装着される筒状のラベルである。熱収縮性筒状ラベルは、シュリンクチューブ、シュリンクラベルなどとも呼ばれている。熱収縮性筒状ラベルは、熱収縮性フィルムを筒状に形成することによって得られる。
また、熱収縮性フィルムに不織布が積層された多層基材を筒状に形成した熱収縮性筒状ラベルも知られている。
例えば、特許文献1には、熱収縮性フィルムと不織布とを接着剤層を介して積層した多層基材を用い、前記不織布が熱収縮性フィルムと同じ材質であって前記熱収縮性フィルムに対して溶剤によるシール性を有する材質からなり、シール部が溶剤による接着により形成され、筒状の周方向と熱収縮方向とを一致させた断熱性の熱収縮性筒状ラベルが開示されている。
かかる引用文献1に用いられる多層基材は、外側から順に、熱収縮性フィルム/絵柄印刷層/接着剤層/不織布、又は、絵柄印刷層/不織布シート/接着剤層/熱収縮性フィルムの層構成を有する。
特許文献1では、不織布と熱収縮性フィルムが溶剤によるシール性を有するので、多層基材を筒状にし、多層基材の第1側端部における不織布面と第2側端部におけるフィルム面とを重ね合せ且つ溶剤にて接着することによってシール部が形成されている。
特開2006-030668号公報
しかしながら、不織布と熱収縮性フィルムが溶剤によるシール性を有していても、不織布面とフィルム面を溶剤にて接着すると、そのシール部の接着強度は、フィルム面同士を溶剤接着する場合に比して小さい。それ故、不織布面とフィルム面を溶剤にて接着する場合、シール部の不用意な剥がれを防止するために、シール部の幅を比較的大きくしなければならない。しかし、シール部の幅を大きくすると、外観上、シール部が目立ち易くなる。
また、熱収縮性筒状ラベルは、熱収縮させて被着体に装着するので、熱収縮後において良好な外観を有するようにしなければならない。
本発明の目的は、シール部が剥がれないようにしながらシール部の横幅を小さくでき、熱収縮後の外観も良好な熱収縮性筒状ラベル及びそれが容器に装着されたラベル付き容器を提供することである。
本発明は、熱収縮性フィルムと前記熱収縮性フィルムの外側に積層された不織布を有する多層基材をその熱収縮方向が周方向となるようにして筒状に形成した熱収縮性筒状ラベルであって、前記多層基材の第1側端部と第2側端部を接着したシール部が形成されている熱収縮性筒状ラベルにおいて、前記不織布が、実質的に熱収縮性を有さず、前記シール部が、前記第1側端部における不織布外面と前記第2側端部におけるフィルム内面とを重ね合せて接着することによって形成されており、前記第1側端部におけるフィルム内面と前記第2側端部の近傍部におけるフィルム内面に跨がって接続用基材が溶剤を用いて貼り付けられている。
本発明の好ましい熱収縮性筒状ラベルは、前記不織布が、バインダー樹脂を含まずにウェブを成している不織布である。
本発明の好ましい熱収縮性筒状ラベルは、前記不織布が、繊維の流れ方向を有する不織布であり、前記流れ方向が前記多層基材の熱収縮方向と直交する方向に沿うようにして前記不織布が熱収縮性フィルムに積層されている。
本発明の好ましい熱収縮性筒状ラベルは、前記多層基材の第1側端部における不織布外面と第2側端部におけるフィルム内面が、溶剤を用いて接着されている。
本発明の別の局面によれば、ラベル付き容器を提供する。
本発明のラベル付き容器は、容器と、前記容器に熱収縮装着された上記熱収縮性筒状ラベルと、を有し、前記第2側端部の不織布の側縁部が内側に曲がっている。
本発明の熱収縮性筒状ラベル及びラベル付き容器は、シール部の横幅を小さくしたとしてもシール部が剥がれ難く、さらに、熱収縮後においてシール部が目立ち難く、熱収縮後に良好な外観を有する。
本発明の熱収縮性筒状ラベルの斜視図。 同熱収縮性筒状ラベルを扁平状に折り畳んだ状態の平面図。 図2のIII-III線で切断した拡大断面図。 図3の一部分の拡大断面図。 多層基材を内面側から見た斜視図。 筒状ラベル連続体の平面図。 多層基材原反の製造過程を示す一部省略斜視図。 筒状ラベル連続体の製造過程を示す一部省略斜視図。 熱収縮性筒状ラベルを被着体に装着する過程を示す斜視図。 ラベル付き容器の正面図。 図10のXI-XI線で切断した拡大断面図(被着体は図示せず)。 変形例に係る熱収縮性筒状ラベルを扁平状に折り畳んだ状態の平面図。
以下、本発明について、図面を参照しつつ説明する。
本明細書において、外面は、多層基材を筒状に形成した際の外側となる面(つまり、熱収縮性筒状ラベルとなった際の筒外側)をいい、内面は、その反対側の面(熱収縮性筒状ラベルとなった際の筒内側)をいう。多層基材や熱収縮性フィルムなどの横方向は、多層基材などの面内の1つの方向を指し、縦方向は、前記面内において前記横方向と直交する方向を指す。また、周方向は、筒状に形成された多層基材(熱収縮性筒状ラベル)の軸周り方向をいう。
「下限値X~上限値Y」で表される数値範囲は、下限値X以上上限値Y以下を意味する。前記数値範囲が別個に複数記載されている場合、任意の下限値と任意の上限値を選択し、「任意の下限値~任意の上限値」を設定できるものとする。
各図における構成要素の厚みなどの寸法及び要素間の比率などは、実際のものと異なっていることに留意されたい。
[熱収縮性筒状ラベルの概要]
図1乃至図4に示すように、本発明の熱収縮性筒状ラベル1は、少なくとも周方向に熱収縮性を有する。本明細書において、「熱収縮性」は、所定の熱収縮温度(例えば、80℃~100℃)に加熱されると収縮する性質をいう。
この熱収縮性筒状ラベル1は、少なくとも周方向に熱収縮性を有する多層基材2を筒状に形成した筒状体から構成される。
多層基材2は、熱収縮性フィルム3と不織布4を有し、前記不織布4が熱収縮性フィルム3の外側に積層されている。
熱収縮性フィルム3を内側にして多層基材2を筒状に丸め且つその第1側端部21と第2側端部22を重ね合わせて接着することにより、前記熱収縮性筒状ラベル1が構成されている。
前記第1側端部21と第2側端部22の接着部分が、シール部6であり、シール部6は、第1側端部21における不織布外面と第2側端部22におけるフィルム内面とを重ね合せて接着することによって形成されている。
さらに、第1側端部21におけるフィルム内面と前記第2側端部22の近傍部23におけるフィルム内面に跨がって接続用基材7が貼り付けられている。
本発明の熱収縮性筒状ラベル1は、熱収縮させる前(使用前)のものをいう。
熱収縮させる前の熱収縮性筒状ラベル1は、図1に示すように、全体的に円筒状に開くことができる。後述するように、熱収縮性筒状ラベル1を熱収縮させた後には、容器などの被着体の外形に沿って密着するように、熱収縮性筒状ラベル1は変形する。
通常、熱収縮性筒状ラベル1は、図1に示すように、被着体に装着する際には筒状に開かれる。もっとも、熱収縮性筒状ラベル1の製造、保管及び運搬時には、図2及び図3に示すように、扁平状に折り畳まれている。
なお、現実的な機械的製造過程では、一般に、熱収縮性筒状ラベル1は、その複数が軸方向に連続的に繋がった連続体であって扁平状に折り畳まれた連続体の形態で提供され、この筒状ラベル連続体を適宜切断して個々の熱収縮性筒状ラベル1が得られ、被着体に装着する直前に筒状に開かれる。
熱収縮性筒状ラベル1の周長は、それを装着する被着体に応じて適宜設定され、例えば、被着体の装着部位の最大周長×1.01倍~同最大周長×1.3倍である。
また、熱収縮性筒状ラベル1の軸方向長さも、それを装着する被着体に応じて適宜設定される。
以下、多層基材2及び接続用基材7の詳細を説明した後、熱収縮性筒状ラベル1及び筒状ラベル連続体について詳述する。
[多層基材]
多層基材2は、図5に示すように、平面視略矩形状(略長方形状又は略正方形状)である。
多層基材2は、内側に配置された熱収縮性フィルム3と、外側に配置された不織布4と、前記熱収縮性フィルム3と不織布4の間に介在して両者を接着する接着剤層51と、を有する積層構造体であり、必要に応じて、デザイン印刷層52などが設けられていてもよい。
<熱収縮性フィルム>
熱収縮性フィルム3は、熱収縮性を有し且つラベルとしての柔軟性及び剛性を有するものであれば特に限定されず、従来公知の合成樹脂フィルムを用いることができる。
合成樹脂フィルムの材質としては、例えば、ポリエチレンテレフタレートやポリ乳酸などのポリエステル系樹脂、ポリプロピレンや環状オレフィン樹脂などのオレフィン系樹脂、ポリスチレンやスチレンーブタジエン共重合体などのスチレン系樹脂、塩化ビニル系樹脂などの熱可塑性樹脂が挙げられる。
合成樹脂フィルムは、単層構造でもよく、或いは、複層構造であってもよい。複層構造の合成樹脂フィルムとしては、例えば、表面樹脂層/中間樹脂層/裏面樹脂層からなるフィルムが挙げられる。この場合、中間樹脂層は、1層でもよく、2層以上でもよい。
また、熱収縮性フィルム3として、金属蒸着膜などのガス又は/及び光バリア膜が積層されている合成樹脂フィルムを用いてもよい。
熱収縮性フィルム3は、透光性の観点では、透明(透明は、有色透明又は無色透明を意味する)又は不透明のいずれでもよい。合成樹脂フィルムは、通常、無色透明であるが、着色された合成樹脂フィルムも知られており、着色された合成樹脂フィルムを用いてもよい。着色された合成樹脂フィルムとしては、代表的には、乳白フィルムなどが挙げられる。
なお、金属蒸着膜が積層された合成樹脂フィルムは、不透明である。
熱収縮性フィルム3の厚みは、特に限定されず、例えば、8μm~120μmであり、好ましくは、10μm~100μmである。
熱収縮性フィルム3は、収縮挙動の観点では、熱収縮性を有していることを条件として、自己伸縮性を有するものでもよく、或いは、実質的に自己伸縮性を有さないものでもよい。なお、自己伸縮性は、引っ張り力を加えることによって伸張し、その後、引っ張り力を解除することによってほぼ元の状態に復元する性質をいう。
前記熱収縮性フィルム3は、横方向に主として熱収縮し(つまり、横方向が熱収縮方向である)、必要に応じて、縦方向に若干熱収縮又は熱伸長するものでもよい。なお、横方向は、筒状に形成した際(熱収縮性筒状ラベル1)の周方向に対応し、縦方向は、筒状に形成した際(熱収縮性筒状ラベル1)の軸方向に対応する。
熱収縮性フィルム3の横方向(熱収縮方向)における熱収縮率は、特に限定されないが、好ましくは20%以上であり、より好ましくは、30%以上であり、さらに好ましくは40%以上である。なお、前記横方向における熱収縮率は、大きいほど好ましいが、それにも自ずと限界があるため、前記横方向における熱収縮率は、理論上、100%未満である。前記熱収縮性フィルム3が縦方向に熱変化するフィルムである場合、その縦方向における熱収縮率は、例えば、-3%~15%であり、好ましくは0~10%である。前記熱収縮率のマイナスは、熱伸長を意味する。
熱収縮率は、加熱前(標準状態下で24時間保存)のフィルムの長さ(元の長さ)と、90℃温水中に10秒間浸漬して取り出した後のフィルムの長さ(浸漬後の長さ)と、をそれぞれ標準状態下で計測し、下記式1及び2に代入して求められる。なお、各フィルムの長さは、標準状態下で計測する。標準状態は、23℃、1気圧、50%RHをいう。
式1:横方向の熱収縮率(%)=[{(横方向の元の長さ)-(横方向の浸漬後の長さ)}/(横方向の元の長さ)]×100。
式2:縦方向の熱収縮率(%)=[{(縦方向の元の長さ)-(縦方向の浸漬後の長さ)}/(縦方向の元の長さ)]×100。
前記熱収縮性フィルム3は、公知の製膜法によって得られる。例えば、合成樹脂及び必要に応じて各種の添加剤を配合した樹脂組成物を、ミキサーなどで混合し、押出機を用いて溶融しTダイスから押出し、これを延伸して熱セットすることにより、熱収縮性フィルム3を得ることができる。延伸処理は、テンター方式、チューブ方式の何れでもよい。延伸処理は、通常、70℃~110℃程度の温度で、一方向(例えば、製膜時のTD方向)に2.0倍~8.0倍、好ましくは3.0倍~7.0倍程度延伸することにより行われる。さらに、必要に応じて、他方向(例えば、製膜時のMD方向)にも、例えば1.5倍以下の低倍率で延伸処理を行ってもよい。延伸処理によって、フィルムに熱収縮性を付与できる。このようにして前記一方向が主たる熱収縮方向となった熱収縮性フィルム3が得られる。
なお、特に図示しないが、熱収縮性フィルム3の最内面の全体又は最内面の一部分に、例えば、滑剤を含む滑り印刷層、保護印刷層、感熱接着剤層などが設けられていてもよい。
<デザイン印刷層>
多層基材2には、デザイン印刷層52が設けられている。デザイン印刷層52は、多層基材2の外側(熱収縮性筒状ラベル1の外側)からデザインが見えるように設けられていればよい。従って、デザイン印刷層52は、不織布4の外面、不織布4の内面、熱収縮性フィルム3の外面、及び熱収縮性フィルム3の内面の少なくとも1つの面に設けられる。ただし、熱収縮性フィルム3の内面にデザイン印刷層52を設ける場合には、透明な熱収縮性フィルム3が用いられる。なお、不織布4の外面以外にデザイン印刷層52を設けた場合には、不織布4の繊維隙間を通じてデザイン印刷層52のデザインが外側から見えるようになる。
綺麗に印刷できることから、デザイン印刷層52は、熱収縮性フィルム3の外面又は/及び内面に設けられ、好ましくは、図示例のように、熱収縮性フィルム3の外面に設けられている。
前記デザイン印刷層52は、文字、絵柄などのデザインを表した印刷層である。デザイン印刷層52は、熱収縮性フィルム3の外面に、1色又は2色以上のインキを公知の印刷法により単刷り又は複刷りすることによって形成される。従って、デザイン印刷層52は、熱収縮性フィルム3の外面に固着したインキ固化物からなる。デザイン印刷層52の厚みは、例えば、1μm~5μmである。
デザイン印刷層52が設けられる範囲は、熱収縮性フィルム3の全体でもよく、熱収縮性フィルム3の一部分の範囲でもよい。図示例では、熱収縮性フィルム3の横方向中央部分の範囲にデザイン印刷層52が設けられている。なお、デザイン印刷層52は、デザインに応じて形成されるので、前記範囲にベタ状に設けられる場合もあれば、前記範囲において幾つかの箇所に設けられる場合もある。
<不織布>
不織布4は、無数の繊維が1つの方向又は無秩序に配向され、その繊維間が、交絡、融着又は/及び接着されることによってウェブを成している。
本発明では、実質的に熱収縮性を有さない不織布4が用いられる。実質的に熱収縮性を有さないとは、熱収縮性フィルム3の熱収縮温度において、熱収縮しない又は熱収縮するがその程度が若干であることを含む意味である。例えば、不織布4は、横方向及び縦方向の熱収縮率が、0~5%であり、好ましくは0~3%である。なお、不織布4の熱収縮率は、熱収縮性フィルム3と同様にして求められる。
不織布4の繊維の種類は、特に限定されず、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル系樹脂、ポリプロピレンやポリエチレンなどのオレフィン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリアミド系樹脂などの合成樹脂繊維;2種以上の樹脂を含む混合樹脂繊維;芯材と鞘材からなる芯鞘構造繊維;レーヨンなどの再生繊維;コットンや羊毛などの天然繊維などが挙げられる。好ましくは、合成繊維が用いられ、より好ましくは、熱収縮性フィルム3と溶剤接着可能な合成繊維が用いられる。前記合成繊維としては、通常、熱収縮性フィルム3を形成する合成樹脂と同種の合成繊維を用いると溶剤接着できるが、異種の樹脂でも1つの溶剤で接着できる場合もあるので、適宜選択して使用できる。
不織布4の繊維は、短繊維と長繊維に大別でき、本発明では、いずれを用いてもよいが、短繊維を用いることが好ましい。不織布4の目付量は、特に限定されないが、5g/m~25g/mが好ましく、5g/m~18g/mがより好ましい。前記範囲の目付量の不織布4を用いることにより、熱収縮性筒状ラベル1が熱収縮した際に、第1側端部21における不織布外面の繊維が、第2側端部22の熱収縮性フィルム3の収縮に追従し易くなる(以下、この利点を「良好な繊維追従性」という場合がある)。
繊維の結合方式は、交絡、融着又は接着剤が挙げられる。交絡による不織布は、複数の繊維の絡み合いによってウェブを成しているものをいう。融着による不織布は、複数の繊維が部分的に融着されることによってウェブを成しているものをいう。接着剤による不織布は、複数の繊維がバインダー樹脂によって結合されることによってウェブを成しているものをいう。
繊維交絡によってウェブを成している不織布は、スパンレース法、ニードルパンチ法などの従来公知の方法で作製されたものを使用できる。繊維融着によってウェブを成している不織布は、サーマルボンド法などの従来公知の方法で作製されたものを使用できる。接着剤によってウェブを成している不織布は、ケミカルボンド法などの従来公知の方法で作製されたものを使用できる。
好ましくは、バインダー樹脂を含まない方式で繊維が結合されてウェブを成している不織布(前記繊維交絡によってウェブを成している不織布又は前記繊維融着によってウェブを成している不織布)が用いられ、より好ましくは、バインダー樹脂を含まず且つ繊維の交絡によってウェブを成している不織布(前記繊維交絡によってウェブを成している不織布)が用いられる。バインダー樹脂を含まない不織布を用いることにより、良好な繊維追従性が得られる。
前記不織布4は、繊維の流れ方向を有するもの(繊維が1つの方向にある程度並んでいる不織布)でもよく、或いは、繊維の流れ方向がないもの(繊維の配置に方向性がなく、ランダムに並んでいる不織布)でもよい。良好な繊維追従性が得られることから、繊維の流れ方向を有する不織布を用いることが好ましい。
本実施形態では、バインダー樹脂を含まず且つ繊維の交絡によってウェブを成している不織布であって繊維の流れ方向を有する不織布4が熱収縮性フィルム3の外面に接着剤層51を介して積層接着されている。
前記不織布4は、繊維の流れ方向が縦方向に沿うようにして熱収縮性フィルム3に積層されている。前記繊維の流れ方向が縦方向に沿うとは、繊維の流れ方向が縦方向と平行な場合又は繊維の流れ方向が縦方向に対して若干傾斜している場合を含む意味である。
不織布4と熱収縮性フィルム3は、同形同大である。従って、多層基材2において、不織布4の周縁と熱収縮性フィルム3の周縁は一致している。
<接着剤層>
接着剤層51は、熱収縮性フィルム3の外面(熱収縮性フィルム3の外面にデザイン印刷層52が設けられている場合には、そのデザイン印刷層52)と不織布4の内面に双方に強固に接着するものであれば特に限定されず、例えば、ウェットラミネート型又はドライラミネート型のラミネート接着剤などが挙げられる。ウェットラミネート型の接着剤としては、例えば、酢酸ビニル樹脂、アクリル酸エステル樹脂、エチレン-酢酸ビニル共重合体、酢酸ビニル-アクリル共重合体、アイオノマー樹脂などのエマルジョン型接着剤;天然ゴム、スチレン-ブタジエン共重合体、アクリロニトリル-ブタジエン共重合体などのラテックス型接着剤;などが挙げられる。ドライラミネート型の接着剤としては、ビニル系樹脂、アクリル系樹脂、アミド系樹脂、エステル系樹脂、ウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂、ゴム系などの溶剤型接着剤などが挙げられる。
接着剤層51は、不織布4と熱収縮性フィルム3の間にベタ状に介在されており、特に、接着剤層51は、不織布4及び熱収縮性フィルム3の周縁にまで存在している。接着剤層51が不織布4及び熱収縮性フィルム3の周縁にまで存在することにより、不織布4の縁が熱収縮性フィルム3から捲れ難くなる。
[接続用基材]
接続用基材7は、熱収縮性筒状ラベル1のシール部6を補完するために設けられる基材である。すなわち、後述するように、接続用基材7は、多層基材2の第1側端部21と第2側端部22を接着したシール部6の剥がれを防止するために、前記第1側端部21におけるフィルム内面と前記第2側端部22の近傍部23におけるフィルム内面に跨がって貼り付けられる。
接続用基材7は、縦方向長さが横方向長さに比して十分に長い帯状である。
接続用基材7は、柔軟性及び剛性を有するものであれば特に限定されず、従来公知の基材を用いることができる。
接続用基材7としては、合成樹脂フィルム、紙、合成紙などを用いることができ、好ましくは合成樹脂フィルムが用いられ、より好ましくは、熱収縮性フィルム3と溶剤接着可能な合成樹脂フィルムが用いられる。接続用基材7として用いられる合成樹脂フィルムの種類としては、例えば、上記熱収縮性フィルム3で例示したようなものが挙げられる。接続用基材7の合成樹脂フィルムとしては、通常、熱収縮性フィルム3を形成する合成樹脂と同種の合成樹脂を用いると溶剤接着できるが、異種の樹脂でも1つの溶剤で接着できる場合もあるので、適宜選択して使用できる。
また、接続用基材7として用いられる合成樹脂フィルムは、熱収縮性フィルム3と同様に、単層構造でもよく、或いは、複層構造であってもよく、さらに、透光性の観点では、透明(透明は、有色透明又は無色透明を意味する)又は不透明のいずれでもよい。
接続用基材7は、熱収縮性を有するものでもよく、或いは、実質的に熱収縮性を有さないものでもよい。
接続用基材7が熱収縮性を有する場合、その横方向の熱収縮率及び縦方向の熱収縮率は、上記熱収縮性フィルム3と同様な範囲を例示できる。この場合、接続用基材7の熱収縮率は、熱収縮性フィルム3の熱収縮率と同じでもよく、或いは、熱収縮性フィルム3の熱収縮率よりも小さい又は大きくてもよい。接続用基材7が実質的に熱収縮性を有さない場合の意味は、不織布4と同様である。
熱収縮性フィルムの熱収縮に追従し易いことから、接続用基材7は、熱収縮性フィルム3の横方向の熱収縮率と同じ横方向の熱収縮率を有する基材又はそれよりも大きい横方向の熱収縮率を有する基材が用いられる。
なお、接続用基材7には、必要に応じて、デザイン印刷層などの各種の印刷層が設けられていてもよい。印刷層を設ける場合には、外観上、多層基材2と同様な色彩及び/又は模様を有するデザイン印刷層を接続用基材7に設けることが好ましい。
接続用基材7の厚みは、特に限定されず、例えば、8μm~120μmであり、好ましくは、10μm~100μmである。
[熱収縮性筒状ラベルの詳細構造]
熱収縮性筒状ラベル1は、図1乃至図4に示すように、多層基材2の横方向(熱収縮性フィルム3の熱収縮方向)が周方向となるようにして多層基材2を筒状に丸め、多層基材2の第1側端部21の外面と第2側端部22の内面とを重ね合せて接着したシール部6が形成されている筒状体と、前記筒状体を構成する多層基材2の第1側端部21の内面と第2側端部22の近傍部23の内面に跨がって貼り付けられた接続用基材7と、を有する。多層基材2の横方向を周方向にしているので、不織布4の繊維の流れ方向は、軸方向に沿っている(熱収縮方向と直交する方向に沿っている)。
前記多層基材2の第1側端部21の外面は、不織布4の外面にて構成されており、前記多層基材2の第2側端部22の内面は、熱収縮性フィルム3の内面にて構成されている。従って、シール部6は、多層基材2の第1側端部21における不織布外面と第2側端部22におけるフィルム内面とを重ね合せて接着することによって形成されている。同様に、多層基材2の第1側端部21の内面は、熱収縮性フィルム3の内面にて構成されており、第2側端部22の近傍部23の内面は、熱収縮性フィルム3の内面にて構成されている。従って、接続用基材7は、多層基材2の第1側端部21におけるフィルム内面と第2側端部22の近傍部23におけるフィルム内面に跨がって貼り付けられている。
なお、前記第2側端部22の近傍部23は、第2側端部22に連続する部分をいう。
前記シール部6おいて、第1側端部21における不織布外面と第2側端部22におけるフィルム内面は、溶剤を用いて又は接着剤を介して接着される。良好な繊維追従性が得られるということ及び接着剤を用いた場合には製造装置のメンテナンスの作業負担があることから、第1側端部21における不織布外面と第2側端部22におけるフィルム内面は、溶剤を用いて接着されていることが好ましい。
前記シール部6の横幅(熱収縮性筒状ラベル1の周方向におけるシール部6の長さ)は、特に限定されないが、シール部6を目立ち難くする観点から、できるだけ小さいことが好ましい。本発明においては接続用基材7でシール部6の接合強度を補完しているので、シール部6の横幅を、例えば、0.5mm~3mm、好ましくは1mm~2.5mmというような極めて小さく設定することもできる。
接続用基材7は、筒状体の内側に配置されている。接続用基材7は、第1側端部21におけるフィルム内面と第2側端部22の近傍部23におけるフィルム内面に跨がり、それらの内面に溶剤を用いて又は接着剤を介して接着される。接着剤を用いた場合には製造装置のメンテナンスの作業負担があることから、接続用基材7は、溶剤を用いて両フィルム内面に接着されていることが好ましい。
前記接続用基材7の横方向長さ(熱収縮性筒状ラベル1の周方向におけるシール部6の長さ)は、特に限定されないが、余りに小さいとシール部6の接合強度を補完する機能が低くなり、余りに大きいと、費用対効果上好ましくない。かかる観点から、接続用基材7の横方向長さは、例えば、3mm~20mmであり、好ましくは5mm~10mmである。
なお、接続用基材7は、第1側端部21におけるフィルム内面と第2側端部22の近傍部23におけるフィルム内面にそれぞれ略均等に接着されていることが好ましいが、若干偏っていてもよい。つまり、両フィルム内面に対する接続用基材7の接着面積は略同じであることが好ましいが、何れか一方に対する接続用基材7の接着面積が他方よりも大きくてもよい。
なお、接続用基材7は、多層基材2の縦方向全体に亘って接着されている。
[筒状ラベル連続体並びに筒状ラベル連続体及び熱収縮性筒状ラベルの製造方法]
図6は、筒状ラベル連続体11の平面図を示す。ただし、図6では、長尺帯状の筒状ラベル連続体11の一部分を表している。
現実的な製造過程では、熱収縮性筒状ラベル1は、その複数が軸方向に連続的に繋がった連続体であって扁平状に折り畳まれた筒状ラベル連続体11の形態で提供される。図6の一点鎖線で示す位置において、筒状ラベル連続体11を適宜切断することにより、図2に示すような扁平状の熱収縮性筒状ラベル1が得られる。
熱収縮性筒状ラベル1の元となる前記筒状ラベル連続体11は、例えば、次のようにして製造できる。
図7に示すように、横方向(主たる熱収縮方向)が短手方向とされた長尺帯状の熱収縮性フィルム原反3A(必要に応じて、デザイン印刷層が設けられている熱収縮性フィルム原反3A)の一方面に、接着剤を塗布して接着剤層(図示せず)をベタ状に設け、長尺帯状の不織布原反4Aを、その熱収縮性フィルム原反3Aの一方面に重ね合わせ、接着剤層を介して接着させる。接着後に得られた積層体の短手方向両側部C,Cを、スリッターBを用いて長手方向に切除することにより、熱収縮性フィルム原反/接着剤層/不織布原反からなる多層基材原反2Aが得られる。なお、前記切除によって得られた多層基材原反2Aは、その両側縁にまで接着剤層が存在しており、両側縁において不織布原反4Aと熱収縮性フィルム原反3Aがしっかりと接着している。
次に、図8に示すように、短手方向に主として熱収縮する前記多層基材原反2Aの第1側端部21Aに、横方向(主たる熱収縮方向)が短手方向とされた長尺帯状の接続用基材原反7Aの一方の側端部を、溶剤などを用いて接着する。第1側端部21Aのフィルム内面に接続用基材原反7Aが接着された多層基材原反2Aの短手方向を周方向として多層基材原反2Aを丸めながら、その多層基材原反2Aの第2側端部22Aの近傍部のフィルム内面に接続用基材原反7Aの他方の側端部を、溶剤などを用いて接着すると共に、多層基材原反2Aの第1側端部21Aの不織布外面に多層基材原反2Aの第2側端部22Aのフィルム内面を、溶剤などを用いて接着する。
このようにして、長尺帯状の筒状ラベル連続体11が得られ、その筒状ラベル連続体11を扁平状に折り畳むことにより、図6に示す筒状ラベル連続体11が得られる。この筒状ラベル連続体11を所定長さで切断することにより、上記熱収縮性筒状ラベル1が得られる。
[熱収縮性筒状ラベルの使用例]
本発明の熱収縮性筒状ラベル1は、従来と同様に、被着体に熱収縮装着して使用される。
被着体としては、特に限定されず、内容物が充填された容器の他、おもちゃや機械部品などの物品そのものなどが挙げられる。また、本発明の熱収縮性筒状ラベル1を複数の被着体を結束するように装着してもよい。
本発明の熱収縮性筒状ラベル1は、装着後の外観が良好であるので、被着体として容器に装着することが好適である。
容器9は、例えば、図9に示すように、胴部91と、胴部91の上方に形成され且つ上方に向かうに従って縮径した肩部92と、肩部92の上方に設けられた注出口を塞ぐキャップ部93と、を有する。
容器9に充填される内容物は、特に限定されず、化粧品、医薬品、ジュースなどの飲料、食用油や醤油などの調味料、食品、液体洗剤や詰替え用シャンプーなどのサニタリー品などが挙げられる。
図9に示すように、この容器9の外側に、筒状に開いた熱収縮性筒状ラベル1を挿入した後、加熱することにより、熱収縮性筒状ラベル1が容器9に装着されたラベル付き容器10が得られる(図10参照)。
加熱処理は、特に限定されないが、熱収縮性筒状ラベル1の温度が85℃~100℃、好ましくは90℃~97℃となるまで実施することが好ましい。加熱方法としては、例えば、熱風トンネルやスチームトンネルを通過させる方法、赤外線などの輻射熱で加熱する方法などが挙げられる。加熱時間は、4秒~20秒が好ましい。
図10に示すラベル付き容器10は、熱収縮性筒状ラベル1が胴部91及び肩部92の一部分に熱収縮装着されている(いわゆるハーフシュリンク)。なお、熱収縮性筒状ラベル1を容器9の胴部91、肩部92及びキャップ部93にかけて熱収縮装着してもよい(いわゆるフルシュリンク)。
本発明の熱収縮性筒状ラベル1は、接続用基材7がシール部6に対応する内側に貼り付けられているので、熱収縮させる際又は熱収縮させた後に、シール部6が剥がれることを効果的に防止できる。かかる接続用基材7が設けられた本発明の熱収縮性筒状ラベル1は、シール部6の横幅を可及的に小さくすることができるので、シール部6が目立ち難くなる。なお、仮に、シール部(多層基材2の第1側端部と第2側端部を重ね合わせて接着した部分)を形成せずに、第1側端部の側縁と第2側端部の側縁を突き合せ状態とし且つその状態の第1側端部と第2側端部に跨がって内側に接続用基材を貼り付けると、前記突き合せた側縁が筋状に表れるので、外観上、それが目立ってしまう。本発明では、接続用基材7とシール部6を併用することにより、第1側端部21と第2側端部22を十分に接合して筒状を維持しつつ、外観不良を防止している。
特に、熱収縮性筒状ラベル1を熱収縮させた後には、図11に示すように、シール部6において、多層基材2の第2側端部22における不織布4の側縁部422aが内側に曲がるようになる。詳しくは、熱収縮前には、図4に示すように、シール部6を構成する前記第2側端部22の不織布4の側縁部422aは、シール部6と略平行であるが、熱収縮後には、図11に示すように、第2側端部22の不織布4の側縁部422aは、シール部6側に向かって折れるように曲げられるようになる。換言すると、第2側端部22の不織布4の側縁部422aが内側に曲げられ、その側縁部422aの端面422bが、第1側端部21の不織布外面に対面するように傾斜状になる。このため、第2側端部22における熱収縮性フィルム3の端面322bが、前記曲がった不織布4の側縁部422aにて隠され、外観上見え難くなり、その結果、シール部6が特に目立ち難くなる。
本発明の熱収縮性筒状ラベル1を被着体に装着すべく熱収縮させると、前記のように不織布4の側縁部422aが内側に曲がる理由は明らかではないが、本発明者らは次のように推測している。
シール部6は、第1側端部21における不織布外面と第2側端部22におけるフィルム内面との接着部分である。熱収縮性フィルム3は周方向(横方向)に熱収縮性を有する一方で、不織布4は実質的に熱収縮性を有さない。このため、第2側端部22において内側にある熱収縮性フィルム3(以下、第2側端フィルム部322という)は熱収縮するが、第2側端部22において外側にある不織布4(以下、第2側端不織布部422という)が熱収縮しないので、その第2側端不織布部422が第2側端フィルム部322に引っ張られ、自由端となっている第2側端不織布部422の側縁部422aが内側に曲がるようになる。また、バインダー樹脂を含まない不織布4は、繊維間の結合が緩やかなので、第2側端フィルム部322の熱収縮に追従して、それに接着している第1側端部21において外側にある不織布4(以下、第1側端不織布部421という)の繊維がずれ動き、第2側端フィルム部322が熱収縮し易くなる。特に、不織布4の繊維の流れ方向が熱収縮性筒状ラベル1の軸方向に沿っているので、前記第1側端不織布部421の繊維は、周方向に熱収縮する第2側端フィルム部322に追従して動きやすくなる。さらに、シール部6が溶剤にて接着されているので、前記第1側端不織布部421の繊維の追従が阻害されることもない。なお、実質的に熱収縮性を有さない基材又は熱収縮性フィルム3の横方向の熱収縮率よりも小さい横方向の熱収縮率を有する接続用基材7を用いることにより、第1側端部21が接続用基材7に引っ張られて収縮し難くなる。このため、第2側端フィルム部322が第1側端不織布部421に対して熱収縮し易くなる。
[その他]
上記熱収縮性筒状ラベル1のデザイン印刷層52のデザインには、図12に示すように、バーコード8などの機械的読み取り絵柄が含まれていてもよい。デザイン印刷層52に前記バーコード8を含める場合、バーコード8のバーの長軸方向が不織布4の繊維の流れ方向に沿うようにバーコード8を印刷することが好ましい。同図に示すように、繊維の流れ方向にバーの長軸が沿うようにバーコード8を印刷することにより、バーが不鮮明になることを防止できる。
1 熱収縮性筒状ラベル
11 筒状ラベル連続体
2 多層基材
21 第1側端部
22 第2側端部
23 第2側端部の近傍部
3 熱収縮性フィルム
4 不織布
51 接着剤層
6 シール部
7 接続用基材

Claims (4)

  1. 熱収縮性フィルムと前記熱収縮性フィルムの外側に積層された不織布を有する多層基材をその熱収縮方向が周方向となるようにして筒状に形成した熱収縮性筒状ラベルであって、前記多層基材の第1側端部と第2側端部を接着したシール部が形成されている熱収縮性筒状ラベルにおいて、
    前記不織布が、実質的に熱収縮性を有さず、
    前記シール部が、前記第1側端部における不織布外面と前記第2側端部におけるフィルム内面とを重ね合せて接着することによって形成されており、
    前記第1側端部におけるフィルム内面と前記第2側端部の近傍部におけるフィルム内面に跨がって接続用基材が溶剤を用いて貼り付けられている、熱収縮性筒状ラベル。
  2. 前記不織布が、繊維の流れ方向を有する不織布であり、前記流れ方向が前記多層基材の熱収縮方向と直交する方向に沿うようにして前記不織布が熱収縮性フィルムに積層されている、請求項1に記載の熱収縮性筒状ラベル。
  3. 前記多層基材の第1側端部における不織布外面と第2側端部におけるフィルム内面が、溶剤を用いて接着されている、請求項1または2に記載の熱収縮性筒状ラベル。
  4. 容器と、前記容器に熱収縮装着された請求項1乃至3のいずれか一項に記載の熱収縮性筒状ラベルと、を有し、
    前記第2側端部の不織布の側縁部が内側に曲がっている、ラベル付き容器。
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