JP2018012531A - 物品包装用熱収縮性筒状フィルム、及び集合包装体 - Google Patents

物品包装用熱収縮性筒状フィルム、及び集合包装体 Download PDF

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Abstract

【課題】 保管・運搬の便に優れ、使用時に、物品を包装できる物品包装用熱収縮性筒状フィルムを提供する。
【解決手段】 物品に熱収縮装着され、2つの折り目2aにて区画される第1領域21と第2領域22が向かい合うように、2つの折り目2aにて扁平状に折り畳まれた熱収縮性筒状フィルム2と、集合物を構成する全ての物品の少なくとも一部分に重なる平面視形状の非熱収縮性のシート片3と、を有し、シート片3の第1端部31と第2端部32の間に折り目43が形成され、その折り目43にてシート片3が扁平状に折り畳まれており、シート片3の第1端部31が、熱収縮性筒状フィルム2の第1領域21に取り付けられ、且つ、シート片3の第2端部32が、熱収縮性筒状フィルム2の第2領域22に取り付けられている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、物品を包装するために使用される物品包装用熱収縮性筒状フィルム及び複数個の物品を一纏めに包装した集合包装体に関する。
缶や瓶などの物品の複数個を一纏めにして熱収縮性筒状フィルムで被包し、熱収縮させて得られる集合包装体が知られている。このようなフィルムを用いた包装は、円筒形状の物品や凹凸のある物品であってもその複数個を緊密に包装でき、外観的にも良好な集合包装体を得ることができる。
また、熱収縮性筒状フィルムに加えて、複数の物品に係合するシート片を併用した集合包装体も知られている。
例えば、特許文献1には、吊り下げ部を有する円形の天キャップ(シート片に相当)と、前記天キャップの周縁部全体に開口縁部が固定され且つ物品の周囲に熱収縮装着される熱収縮性筒状フィルムと、を有する製品パッケージ用熱収縮性フィルムが開示されている。
かかる製品パッケージ用熱収縮性フィルムは、複数の物品を纏めて吊り下げ陳列できる。
しかしながら、特許文献1の製品パッケージ用熱収縮性フィルムは、円形の天キャップの周縁部に熱収縮性フィルムが固定されているため、物品を包装する前にあっても立体的であり、保管・運搬の便が悪いという問題点がある。つまり、物品を包装する前(実際に使用する前)にあっては、特許文献1の製品パッケージ用熱収縮性フィルムは、保管・運搬などの流通過程において嵩張り、取り扱い難いという問題点がある。
特開2014−125251号公報
本発明の目的は、保管・運搬の便に優れ、使用時に、物品を包装できる物品包装用熱収縮性筒状フィルム及び集合包装体を提供することである。
本発明の物品包装用熱収縮性筒状フィルムは、物品に熱収縮装着される熱収縮性筒状フィルムであって、2つの折り目にて区画される第1領域と第2領域が向かい合うように、前記2つの折り目にて扁平状に折り畳まれた熱収縮性筒状フィルムと、前記物品の少なくとも一部分に重なる平面視形状の非熱収縮性のシート片と、を有し、前記シート片の第1端部と第2端部の間に折り目が形成され、その折り目にて前記シート片が扁平状に折り畳まれており、前記扁平状に折り畳まれたシート片の第1端部が、前記扁平状の熱収縮性筒状フィルムの第1領域に取り付けられ、且つ、前記扁平状に折り畳まれたシート片の第2端部が、前記扁平状の熱収縮性筒状フィルムの第2領域に取り付けられている。
本発明の好ましい物品包装用熱収縮性筒状フィルムは、前記扁平状に折り畳まれたシート片が、前記第1領域と第2領域の間に介在されている。
本発明の別の局面によれば、集合包装体を提供する。
本発明の集合包装体は、複数の物品からなる集合物と、前記集合物の周囲に熱収縮装着された熱収縮性筒状フィルムであって、軸方向両側に第1収縮開口縁と第2収縮開口縁を有する熱収縮性筒状フィルムと、前記熱収縮性筒状フィルムに取り付けられたシート片と、を有し、前記シート片が、平面視において熱収縮性筒状フィルムの第1収縮開口縁で囲われる開口の一部分を塞ぐように、前記熱収縮性筒状フィルムの第1収縮開口縁に架け渡されており、前記シート片が、平面視において前記集合物を構成する全ての物品の少なくとも一部分に重なっている。
本発明の好ましい集合包装体は、前記熱収縮性筒状フィルムの第2収縮開口縁が、平面視において前記集合物の外形よりも内側に配置されている。
本発明の好ましい集合包装体は、前記シート片が、熱収縮性筒状フィルムに取り付けられた第1端部及び第2端部と、前記第1端部と第2端部の間の中間部と、を有し、前記シート片の中間部の外面が、正面視において、前記熱収縮性筒状フィルムの第1収縮開口縁に軸方向で略一致している。
本発明の好ましい集合包装体は、前記シート片には、係止部が設けられており、前記集合物を構成する全ての物品が、前記シート片の係止部に係止されている。
本発明の物品包装用熱収縮性筒状フィルムは、全体として扁平状であるので、保管・運搬し易い。また、物品包装用熱収縮性筒状フィルムの使用時には、熱収縮性筒状フィルムを容易に開くことができ、その内側に物品を挿入し加熱することにより包装体を得ることができる。
第1実施形態の物品包装用熱収縮性筒状フィルムの正面図。 同物品包装用熱収縮性筒状フィルムを下側から見た平面図。 図1のIII−III線で切断した断面図。 扁平状に折り畳む前の筒状に開いた状態の熱収縮性筒状フィルムの斜視図。 扁平状に折り畳む前の平坦状のシート片の斜視図。 第1実施形態のる集合包装体の正面図。 同集合包装体を下側から見た平面図。 同集合包装体を上側から見た平面図。 開いた状態の物品包装用熱収縮性筒状フィルムを下側から見た斜視図。 開いた物品包装用熱収縮性筒状フィルムに集合物を入れる途中を下側から見た斜視図。 開いた物品包装用熱収縮性筒状フィルム内に集合物を入れた後の状態の正面図。 同集合物を入れた後の状態を上側から見た平面図。 第2実施形態のシート片であって、扁平状に折り畳む前の平坦状のシート片の斜視図。 第2実施形態の物品包装用熱収縮性筒状フィルムの正面図。 図14のXV−XV線で切断した拡大断面図。 第2実施形態の開いた物品包装用熱収縮性筒状フィルムに集合物を入れる途中を上側から見た斜視図。 開いた物品包装用熱収縮性筒状フィルム内に集合物を入れた後の状態の正面図。 同集合物を入れた後の状態を上側から見た平面図。 第2実施形態の集合包装体の正面図。 同集合包装体を上側から見た平面図。 同集合包装体を下側から見た平面図。 第3実施形態のシート片であって、扁平状に折り畳む前の平坦状のシート片の斜視図。 第3実施形態の物品包装用熱収縮性筒状フィルムの正面図。 図23のXXIV−XXIV線で切断した断面図。 第3実施形態の開いた物品包装用熱収縮性筒状フィルムを上側から見た斜視図。 第3実施形態の集合包装体を上側から見た斜視図。 第3実施形態の変形例の集合包装体を上側から見た斜視図。 第4実施形態の物品包装用熱収縮性筒状フィルムの正面図。 図28のXXIX−XXIX線で切断した断面図。 第4実施形態の開いた物品包装用熱収縮性筒状フィルムを上側から見た斜視図。 その他の実施形態の物品包装用熱収縮性筒状フィルムの断面図。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
本明細書において、「平面視」は、物品包装用熱収縮性筒状フィルム、集合物(物品)又は集合包装体を、その軸方向の第1側(又は第2側)から見ることをいう。また、「正面視」は、物品包装用熱収縮性筒状フィルム、集合物(物品)又は集合包装体を、その軸方向に対して直交する方向から見ることをいう。「平面視形状」又は「正面視形状」は、平面視又は正面視による形状をいう。軸方向の第1側は、軸方向両側のうちの何れか一方側であり、第2側は、反対側である。また、物品に物品包装用熱収縮性筒状フィルムが被さっている状態が示されている図面において、その物品の被さり箇所は、物品包装用熱収縮性筒状フィルムによって隠れているため、本来、破線(隠れ線)で示すべきところ、他の部材又は部分を示す破線との混同を避けるため、便宜上、物品を二点鎖線で表している。また、折り畳まれていない折り目を、一点鎖線で表している。さらに、図2や図3などの各断面図のような、物品包装用熱収縮性筒状フィルムの扁平状態が表されている図面においては、熱収縮性筒状フィルムとシート片を見易くするため、実際よりも膨らんだ状態で表されている点に留意されたい。
[第1実施形態]
<物品包装用熱収縮性筒状フィルム>
図1乃至図3において、本発明の物品包装用熱収縮性筒状フィルム1は、熱収縮性筒状フィルム2と、非熱収縮性のシート片3と、を有する。シート片3の両端部は熱収縮性筒状フィルム2に取り付けられており、熱収縮性筒状フィルム2とシート片3は一体的に連結されている。熱収縮性筒状フィルム2及びシート片3は、いずれも、折り畳まれて扁平状とされており、従って、物品包装用熱収縮性筒状フィルム1は、扁平状となっている。
なお、ここで説明する物品包装用熱収縮性筒状フィルム1は、使用前(物品を包装する前)のものであり、後述するように、扁平状の物品包装用熱収縮性筒状フィルム1を使用して集合包装体を製造する際には、物品包装用熱収縮性筒状フィルム1は立体的に開かれる。
以下、熱収縮性筒状フィルムとシート片をそれぞれ詳述した後、物品包装用熱収縮性筒状フィルムについて説明する。
(熱収縮性筒状フィルム)
熱収縮性筒状フィルム2は、物品に熱収縮装着される筒状のフィルムである。特に、隣接させた複数の物品からなる集合物を包装する際には、熱収縮性筒状フィルム2は、各物品が離れないようにその隣接状態を維持して包装するために、集合物に熱収縮装着される筒状のフィルムである。換言すると、熱収縮性筒状フィルム2は、複数の物品からなる集合物を結束包装するフィルムである。
熱収縮性筒状フィルム2は、その使用時には、図4に示すように筒状に開かれているが、物品包装用熱収縮性筒状フィルム1の使用前では、図1乃至図3に示すように扁平状に折り畳まれている。
すなわち、使用前では、熱収縮性筒状フィルム2は、その面内に形成された2つの折り目2a,2aにて折り畳まれ、扁平状とされている。
前記2つの折り目2a,2aは、筒状の軸方向に延び、筒状の中心にて対向した位置に形成されている。熱収縮性筒状フィルム2は、概念上、前記2つの折り目2a,2aにて第1領域21と第2領域22に区画されている。扁平状にされた熱収縮性筒状フィルム2において、第1領域21と第2領域22はそれぞれ略平坦な正面視略矩形状(略矩形状は、略長方形状又は略正方形状を含む略四角形状)であり、第1領域21と第2領域22は向かい合っている。換言すると、2つの折り目2aにて区画される第1領域21と第2領域22が向かい合うように、熱収縮性筒状フィルム2は前記2つの折り目2a,2aにて扁平状に折り畳まれている。
熱収縮性筒状フィルム2は、略矩形状の熱収縮性フィルムを有する熱収縮性基材から形成される。
前記熱収縮性フィルムは、柔軟なフィルムであって、熱収縮温度に加熱されると、熱収縮方向に収縮するフィルムである。前記熱収縮温度は、例えば、60℃〜120℃が例示される。前記熱収縮性フィルムの厚みは、特に限定されないが、例えば20μm〜100μm、更に、20μm〜80μm程度のものを用いることができる。
前記熱収縮性フィルムとしては、熱収縮性を有する合成樹脂フィルム、熱収縮性を有する不織布及び熱収縮性を有する発泡樹脂フィルム並びにこれらの積層フィルムなどが挙げられる。また、熱収縮性フィルムは、全体として熱収縮性を有していればよく、一部の領域において、熱収縮性を有さない領域を含んでいてもよい。
熱収縮性フィルムとして、合成樹脂フィルム又は合成樹脂積層フィルムが用いられる。また、熱収縮性フィルムには、必要に応じて、金属蒸着層などのガス又は/及び光バリア層が積層されていてもよい。
前記熱収縮性フィルムの材質は、特に限定されず、ポリエチレンテレフタレート、ポリ乳酸などのポリエステル系樹脂;ポリエチレン、ポリプロピレン、環状オレフィンなどのオレフィン系樹脂;ポリスチレン、スチレン−ブタジエン共重合体などのポリスチレン系樹脂;ポリアミド系樹脂;塩化ビニル系樹脂などの熱可塑性樹脂から選ばれる1種、又は2種以上の混合物などが挙げられる。前記熱収縮性を有する合成樹脂フィルム(積層フィルム)は、1つのフィルム層で構成されていてもよく、又、異種若しくは同種の異なる複数のフィルム層から構成されていてもよい。
熱収縮性フィルムは、透明(無色透明又は有色透明)でもよく、或いは、不透明でもよい。包装する物品を透視できることから、無色透明又は有色透明の熱収縮性フィルムを用いることが好ましい。
前記熱収縮性基材は、前記熱収縮性フィルムのみから構成されていてもよく、或いは、熱収縮性フィルムに各種の機能層が設けられたものから構成されていてもよい。
前記機能層としては、従来公知の層を適用でき、例えば、デザインなどが表示された印刷層、透明な表面保護層、滑り層などが挙げられる。
前記熱収縮性基材(熱収縮性フィルム)は、熱的性質の観点では、少なくとも第1方向に主として熱収縮するものが用いられ、第2方向に若干熱収縮又は熱伸長してもよい。前記第1方向は、基材の面内における1つの方向を意味し、第2方向は、前記面内において前記第1方向と直交する方向である。熱収縮性基材を筒状にした際(つまり、熱収縮性基材を用いて熱収縮性筒状フィルム2を形成した際)、前記熱収縮性基材の第1方向は、熱収縮性筒状フィルム2の周方向となる。
前記熱収縮性基材の第1方向(熱収縮方向)における熱収縮率は、特に限定されないが、好ましくは30%以上であり、より好ましくは40%以上であり、さらに好ましくは50%以上である。なお、前記第1方向における熱収縮率は、大きいほど好ましいが、それにも自ずと限界があるため、前記第1方向における熱収縮率は、理論上、100%未満であるが、通常、90%以下である。前記熱収縮性基材が第2方向に熱変化するフィルムである場合、その第2方向における熱収縮率は、例えば、−3〜15%であり、好ましくは−1〜10%である。前記熱収縮率のマイナスは、熱伸長を意味する。
ただし、前記熱収縮率は、加熱前の基材の長さ(元の長さ)と、90℃の温水中に10秒間浸漬した後の基材の長さ(浸漬後の長さ)の割合であり、下記式に代入して求められる。
前記熱収縮率(%)=[{(第1方向又は第2方向の元の長さ)−(第1方向又は第2方向の浸漬後の長さ)}/(第1方向又は第2方向の元の長さ)]×100。
前記熱収縮性基材の第1方向(熱収縮方向)が周方向となるように、その熱収縮性基材を筒状に丸め、右側端部251を左側端部252に重ね合わせて接着してシール部253を形成することにより、図4に示すような熱収縮性筒状フィルム2が構成される。このシール部253は、熱収縮性筒状フィルム2の軸方向に帯状に延びている。前記右側端部251と左側端部252の接着方法は、特に限定されず、溶剤を用いた溶着、接着剤を用いた接着などが挙げられる。
熱収縮性筒状フィルム2の周長は、例えば、物品の外形×1倍を超え同×1.5倍以下であり、好ましくは同×1.01倍〜同×1.3倍であり、より好ましくは同×1.02倍〜同×1.15倍である。ただし、複数の物品からなる集合物を包装する場合には、前記熱収縮性筒状フィルム2の周長の「物品の外形」を「集合物の外形」に読み替えるものとする。
熱収縮性筒状フィルム2には、図示のような分断用のミシン目線29が必要に応じて1本又は2本形成される。
前記のように熱収縮性基材を筒状に形成して得られる熱収縮性筒状フィルム2は、その軸方向両側に2つの開口を有する。前記軸方向両側のうち第1側の開口は、熱収縮性筒状フィルム2の第1開口縁23(図示では、熱収縮性筒状フィルム2の下縁)で囲われる範囲の空間であり、前記軸方向両側のうち第2側の開口は、熱収縮性筒状フィルム2の第2開口縁24(図示では、熱収縮性筒状フィルム2の上縁)で囲われる範囲の空間である。この2つの開口は、扁平状に折り畳まれた熱収縮性筒状フィルム2にあっては、平面視で細長くなっている(図2参照)。
(シート片)
シート片3は、熱収縮性筒状フィルム2と協働して物品(集合物)を包装する。シート片3は、その第1端部31及び第2端部32が熱収縮性筒状フィルム2の第1領域21及び第2領域22にそれぞれ取り付けられる。
シート片3は、熱収縮性筒状フィルム2への取り付け代となる第1端部31及び第2端部32と、第1端部31と第2端部32の間の中間部33と、を有する。
シート片3は、物品の少なくとも一部分に重なる平面視形状に形成されている。厳密にいうと、シート片3の中間部33は、物品の少なくとも一部分に重なる平面視形状に形成されている。複数の物品からなる集合物を包装する場合には、シート片3は、集合物を構成する全ての物品の少なくとも一部分に重なる平面視形状に形成されている。前記物品の少なくとも一部分に重なるとは、平面視で、物品の一部分又は全部にシート片3が重なることをいう。複数の物品からなる集合物を包装する場合については、集合包装体としたときに、平面視で、集合物を構成する複数の物品の何れに対しても、その物品の一部分又は全部にシート片3が重なることをいう。
なお、物品包装用熱収縮性筒状フィルム1において、熱収縮性筒状フィルム2を筒状に開けることをシート片3が阻害しないように、シート片3の横方向長さは、熱収縮性筒状フィルム2の第1領域21(及び第2領域22)の周方向長さよりも小さい。前記シート片3の横方向は、シート片3の第1端部31と第2端部32を結んだ方向(以下、縦方向という)と直交する方向である。
また、シート片3の中間部33の縦方向長さは、熱収縮性筒状フィルム2の周長×1/2−中間部33の横方向長さ、よりも小さい。
図5に示すように、シート片3は、平面視略矩形状に形成されている。ただし、角部は面取り(円弧状に加工)されている。
シート片3は、非熱収縮性のシートから形成されている。なお、前記非熱収縮性は、全く熱収縮しないという意味ではなく、本発明の属する技術分野において許容される誤差範囲を含むものとする。例えば、前記非熱収縮性は、熱収縮率が5%以下を含み、好ましくは3%以下を含む。
シート片3の形成材料は、非熱収縮性なシートで、好ましくは熱収縮性筒状フィルム2よりも剛性の高いシートが用いられる。例えば、シート片3は、厚紙(薄い合成樹脂製フィルム又は樹脂層が積層された厚紙を含む)、合成樹脂製シート、金属蒸着層を有する合成樹脂製シート、発泡樹脂シート、シート状に成形された合成樹脂成形品、薄い金属板などが挙げられる。比較的安価であることから、前記厚紙又は合成樹脂製シートを用いることが好ましく、特に、厚紙がより好ましい。前記合成樹脂製シートとしては、例えば、ポリオレフィン系、ポリエステル系、ポリスチレン系などのシートが挙げられ、適度な剛性と柔軟性を有することから、ポリプロピレン製シートが好ましい。
シート片3の厚みは、特に限定されないが、好ましくは0.1mm〜1.5mm程度である。厚紙の場合には、0.2mm〜1.5mm程度であり、合成樹脂製シートの場合には、0.1mm〜0.6mm程度である。
なお、シート片3として合成樹脂製シートなどを用いる場合、それは、透明(無色透明又は有色透明)でもよく、或いは、不透明でもよい。また、必要に応じて、シート片3に、デザインなどを表示する印刷層が設けられていてもよい。
シート片3の面内には、折り目が形成されている。以下、熱収縮性筒状フィルム2の折り目2aと区別するために、シート片3に形成された折り目を「シート折り目」と記す。
前記シート折り目41,…は、複数本(3本)形成されていることが好ましい。もっとも、シート折り目は1本でもよい。例えば、後述する第1シート折り目41及び第2シート折り目42を形成せず、シート片3の中間部33に1本のシート折り目43だけを形成してもよい。
各シート折り目41,…は、シート片3の横方向に延びて形成されている。
具体的には、各シート折り目41,…は、シート片3の第1側縁34と第2側縁35の間において略直線状に形成されている。シート片3の側縁は、シート片3の縁のうち縦方向に延びる縁であり、第1側縁34と第2側縁35は、横方向において対向する側縁である。図示例では、各シート折り目41,…は、シート片3の第1側縁34から第2側縁35に至るまで横方向に略直線状に形成されている。
各シート折り目41,…のうち第1シート折り目41は、シート片3の第1端部31と中間部33の境界に形成され、各シート折り目41,…のうち第2シート折り目42は、シート片3の第2端部32と中間部33の境界に形成されている。換言すると、シート片3は、第1シート折り目41と第2シート折り目42を形成することによって、第1端部31と、第2端部32と、第1端部31と第2端部32の間に存在する中間部33と、に区画されている。また、各シート折り目41,…のうち第3シート折り目43は、中間部33の縦方向中央部に形成されている。従って、中央部は、第3シート折り目43において2分されている。前記のように第1シート折り目41及び第2シート折り目42を形成することにより、熱収縮性筒状フィルム2を立体的に開ける際に、折り曲げられていた中間部33が平板状に戻り易くなる。
前記各シート折り目41,…としては、特に限定されず、それぞれ独立して、シート片3を厚み方向に押し込んだ押し線(凹線)、シート片3の厚み方向に切り込んだハーフカット線、シート片3を厚み方向に断続的に切断したミシン目線などが挙げられる。シート片3として合成樹脂製シートを用いる場合には、シート折り目として、罫線(所謂、クリアケース用罫線)を用いてもよい。
図1乃至図3に示すように、シート片3は、シート折り目41,…にて折り畳まれて扁平状とされている。複数のシート折り目41,…が形成されている本実施形態にあっては、シート片3は、第1シート折り目41及び第2シート折り目42で谷折りされ、第3シート折り目43で山折りされ、断面視で、略W字状に折り畳まれて扁平状とされている。
(物品包装用熱収縮性筒状フィルム)
上記扁平状に折り畳まれた熱収縮性筒状フィルム2に、前記扁平状に折り畳まれたシート片3の第1端部31及び第2端部32が取り付けられることによって、扁平状の物品包装用熱収縮性筒状フィルム1が構成されている(図1乃至図3参照)。ここで、熱収縮性筒状フィルム2にシート片3が取り付けられるとは、熱収縮性筒状フィルム2とシート片3とが何らかの手段によって連結されていることをいい、両者が直接的に連結されていてもよく、他の手段を介して両者が連結されていてもよい。
具体的には、扁平状のシート片3の第1端部31及び第2端部32が扁平状の熱収縮性筒状フィルム2の第1領域21及び第2領域22にそれぞれ対面するように、熱収縮性筒状フィルム2の第1領域21と第2領域22の間にシート片3が介在されている。シート片3は、その横方向中央部が扁平状の熱収縮性筒状フィルム2の第1領域21の中央部に略一致するように位置されている。
シート片3は、熱収縮性筒状フィルム2の軸方向の第1側寄りに介在されている。例えば、折り畳まれた扁平状のシート片3の一部分が熱収縮性筒状フィルム2の第1開口縁23に重なる位置に、シート片3が介在されている。具体的には、扁平状のシート片3の第1シート折り目41及び第2シート折り目42が熱収縮性筒状フィルム2の第1開口縁23に重なるように、シート片3が熱収縮性筒状フィルム2の内部に介装されている。かかる位置に介装されたシート片3は、図1及び図3に示すように、熱収縮性筒状フィルム2の開口縁から外部に延出することがなく、熱収縮性筒状フィルム2の内部に収まるようになる。
そして、シート片3の第1端部31が熱収縮性筒状フィルム2の第1領域21の内面に接着され、シート片3の第2端部32が熱収縮性筒状フィルム2の第2領域22の内面に接着されている。かかる接着により、シート片3が熱収縮性筒状フィルム2に取り付けられる。なお、シート片3の第1側縁34及び第2側縁35を含む中間部33は、熱収縮性筒状フィルム2に取り付けられておらず、熱収縮性筒状フィルム2から離反している。シート片3の中間部33が熱収縮性筒状フィルム2から離されていることにより、扁平状の物品包装用熱収縮性筒状フィルム1を容易に立体的に開くことができる。
シート片3と熱収縮性筒状フィルム2の接着方法は、特に限定されず、例えば、接着剤を用いた接着、溶剤を用いた溶着、熱融着、粘着テープを用いた接着などが挙げられる。接着剤又は粘着テープを用いた接着は、シート片3の第1端部31(及び第2端部32)と熱収縮性筒状フィルム2の第1領域21(及び第2領域22)との間に接着剤又は粘着テープを介在させて両者を接着するものである。溶剤を用いた溶着は、シート片3の第1端部31(及び第2端部32)と熱収縮性筒状フィルム2の第1領域21(及び第2領域22)を、溶剤で少し溶解させて両者を直接的に接着するものである。熱融着は、シート片3の第1端部31(及び第2端部32)と熱収縮性筒状フィルム2の第1領域21(及び第2領域22)を少し熱で融かして両者を直接的に接着するものである。なお、溶剤を用いた溶着又は熱融着を行う場合には、シート片3及び熱収縮性筒状フィルム2を、互いに溶着又は熱融着可能な材料で構成する必要がある。例えば、シート片3としてシーラント層が積層された厚紙を用いることにより、前記シート片3を熱収縮性筒状フィルム2に熱融着できる。
なお、図3では、接着された部分を判り易く示すため、接着剤5で接着された場合を示している。
本発明の物品包装用熱収縮性筒状フィルム1は、扁平状であるので、保管・運搬の便に優れている。
具体的には、扁平状の物品包装用熱収縮性筒状フィルム1は、その複数を積み上げて保管・運搬できる。また、後述する集合包装体を作製する際にも、扁平状の物品包装用熱収縮性筒状フィルム1は、嵩張らず、取り扱い性に優れている。
<集合包装体>
図6乃至図8に示すように、本発明の集合包装体10は、集合物9と、物品包装用熱収縮性筒状フィルム1Aと、を有する。なお、物品包装用熱収縮性筒状フィルムは、使用された後には(集合包装体に組み込まれた後には)、熱収縮性筒状フィルム2が熱収縮するので、熱収縮性筒状フィルム2が上記で説明した形態から変化する。以下、集合包装体に組み込まれて熱収縮した後の物品包装用熱収縮性筒状フィルム及び熱収縮性筒状フィルムについては、符号の後に「A」を付すものとする。
集合物9は、複数個の物品8から構成される。これらの物品8は、物理的には、それぞれ独立しているが(所謂、バラバラの状態であるが)、物品包装用熱収縮性筒状フィルム1Aに包装された状態においては、隣接する物品8が互いに結束されて1つの集合物9を構成する。図12に示すように、集合物9の平面視における縦方向長さ9Hは、シート片3の中間部33の縦方向長さ33Hと略同じであることが好ましい。もっとも、集合物9の平面視における縦方向長さ9Hがシート片3の中間部33の縦方向長さ33Hよりも少し小さくてもよい。
集合物9を構成する物品8の数は、2個以上であれば特に限定されず、3個、4個などでもよい。好ましくは、集合物9を構成する物品8は偶数個である。
物品8としては、特に限定されず、任意の内容物が充填された金属製容器、合成樹脂製容器、ガラス製容器、陶器製容器、フィルム製の軟包容器(所謂パウチ容器)などが挙げられる。前記内容物は、特に限定されず、酒類、清涼飲料などの飲料;調味料;缶詰食品、ゼリーなどの食品;シャンプー、リンス、コンディショナー、洗剤などのトイレタリー製品;化粧品;薬品などが挙げられる。
物品8の形状は、特に限定されず、例えば、図示したように略円柱状である。略円柱状の外形を有する物品8としては、例えば、缶ビール、缶コーヒーなどの飲料缶、缶詰類などが挙げられる。ただし、略円柱状は、円柱状のみならず、楕円柱状を含む意味である。また、物品8の形状は、例えば、下方部が略円柱状で且つ上方部がそれよりも小径な略円柱状、下方部が略円柱状で且つ上方部がその下方部の直径よりも対角線長さが同じ又は小さい略直方体状、下方部が略直方体状で且つ上方部がその下方部の上面の対角線長さよりも小さい略円柱状などの組み合わせ形状でもよい。前記下方部が略円柱状で且つ上方部がそれよりも小径な略円柱状の組み合わせ形状を有する物品8としては、例えば、ボトル型容器などが挙げられる。特に、図示例の略円柱状は、軸方向端部(図示上では最も下方部)に縮径したテーパ面部8aを有する(図6参照)。
また、集合物9を構成する複数の物品8は、その形状が全て同じでもよく、又は、全て異なっていてもよく、又は、複数の物品8のうち少なくとも1つの物品8の形状が残る物品8の形状と異なっていてもよい。外観が良好な集合包装体10を得られることから、全て形状が同じ物品8で集合物9が構成されていることが好ましい。
集合包装体10は、次のようにして得られる。
扁平状の物品包装用熱収縮性筒状フィルム1を、図9及び図10に示すように、筒状に開く。通常、熱収縮性筒状フィルム2の第1領域21と第2領域22の第2開口縁24の近傍部分を互いに離れるように外側に引き出すことにより、熱収縮性筒状フィルム2が開くと共に、折り畳まれたシート片3の中間部33も開いていく。シート片3の中間部33は、図9に示すように、第1領域21及び第2領域22に架け渡された状態で平坦状に開き、また、中間部33の外面は、正面から見て、開いた熱収縮性筒状フィルム2の第1開口縁23と軸方向において略一致するようになる。さらに、シート片3の中間部33の縦方向長さが、[熱収縮性筒状フィルム2の周長×1/2−中間部33の横方向長さ]よりも小さいので、図9に示すように、シート片3の両側に小開口a1,a2がそれぞれ生じる。つまり、図9に示すように、シート片3の中間部33の縦方向長さが、熱収縮性筒状フィルム2の第1開口縁23であってシート片3が隣接しない縁のうちシート片3の第1側縁34側における開口縁の長さよりも小さいので、小開口a1を生じる。同様に、シート片3の中間部33の縦方向長さが、熱収縮性筒状フィルム2の第1開口縁23であってシート片3が隣接しない縁のうちシート片3の第2側縁35側における開口縁の長さよりも小さいので、小開口a2を生じる。この小開口a1は、立体的に開いた熱収縮性筒状フィルム2の第1開口縁23と平坦状に開いた中間部33の第1側縁34とで囲われた範囲に生じ、小開口a2は、立体的に開いた熱収縮性筒状フィルム2の第1開口縁23と平坦状に開いた中間部33の第2側縁35とで囲われた範囲に生じる。
次に、シート片3が設けられていない側の開口(軸方向の第2側の開口)から複数の物品8からなる集合物9を挿入する(図10参照)。集合物9を物品包装用熱収縮性筒状フィルム1内に挿入した後の状態を図11及び図12に示している。シート片3の中間部33は、集合物9を構成する全ての物品8の少なくとも一部分に重なる平面視形状であるため、挿入された集合物9は、シート片3に当たって止まり、それ以上挿入できなくなる(図11参照)。また、図12に示すように、平面視において、物品8の一部分がシート片3の中間部33に重なり、物品8の残部(前記中間部33に重なった部分以外)が前記小開口a1,a2に重なるようになる。このように物品8の残部が小開口a1,a2に重なることにより、後述するように、熱収縮させた際に、熱収縮性筒状フィルム2の端部27A,27Aが物品8のテーパ面部8aに被さり易くなる。
また、熱収縮性筒状フィルム2の第2開口縁24を含む帯環状部分26が集合物9よりも延出されている。この帯環状部分26は、集合物9を挿入する側の熱収縮性筒状フィルム2の一部分であり、図示例では、熱収縮性筒状フィルム2の第2開口縁24の近傍部分である。なお、熱収縮性筒状フィルム2の軸方向長さを適切な長さに設定することにより、前記のように集合物9を挿入した際に帯環状部分26を集合物9から延出させることができる。
集合物9を物品包装用熱収縮性筒状フィルム1内に挿入した後、熱収縮温度に加熱することにより、熱収縮性筒状フィルム2が主として周方向に熱収縮する。熱収縮した熱収縮性筒状フィルム2Aは、集合物9の周囲に密着する。なお、前記集合物9から延出された第2開口縁24を含む帯環状部分26Aは、特に大きく収縮し、集合物9側に折れ曲がって密着するようになる。
このようにして図6乃至図8に示すような集合包装体10が得られる。
集合包装体10においては、集合物9の周囲に熱収縮性筒状フィルム2Aが熱収縮装着され、軸方向両側にある第1収縮開口縁23A及び第2収縮開口縁24Aを含む熱収縮性筒状フィルム2Aが集合物9に密着している。なお、第1収縮開口縁23A及び第2収縮開口縁24Aは、熱収縮前の熱収縮性筒状フィルム2の第1開口縁23及び第2開口縁24が熱収縮したものである。第1収縮開口縁23A及び第2収縮開口縁24Aの周方向長さは、第1開口縁23及び第2開口縁24の周方向長さよりも小さい。この第2収縮開口縁24Aは、平面視において、前記集合物9の外形よりも小さく、集合物9の外形の内側に配置されている(図8参照)。このため、集合物9が第2収縮開口縁24Aで囲われる開口から上方に抜け出ることはない。なお、集合物9の外形は、複数の物品8からなる集合物9の周囲に糸を巻き付け、平面視でその糸の形状をいう。
また、集合包装体10においては、熱収縮性筒状フィルム2Aの第1領域21A及び第2領域22Aに取り付けられたシート片3は、その中間部33が前記第1収縮開口縁23Aで囲われる開口(収縮前よりも小さくなった開口)の一部分を塞ぐように、その第1収縮開口縁23Aに架け渡されている(図7参照)。従って、中間部33の外面は、正面視において、第1収縮開口縁2Aに軸方向で略一致している(図6参照)。なお、第1収縮開口縁2Aに略一致しているとは、中間部33の外面と第1収縮開口縁2Aとの軸方向の位置の差(両者の軸方向におけるずれ長)が、−20mm〜20mmの範囲、好ましくは−15mm〜15mmの範囲内であることを含む。前記マイナスは、第1収縮開口縁2Aが中間部33の外面よりも軸方向第1側にずれている場合を、前記プラスは、第1収縮開口縁2Aが中間部33の外面よりも軸方向第2側にずれている場合を意味する。熱収縮性筒状フィルム2の熱収縮によって生じる第1収縮開口縁2Aは、正面視において綺麗な直線とならないことが多く、正面視において、軸方向の第1側又は第2側に歪むことが多いからである。
さらに、シート片3は、平面視において、各物品8の一部分に重なっており、本実施形態では、シート片3は、集合物9を構成する各物品8が下方に抜け落ちないように集合物9を支持している。このように集合包装体10は、物品包装用熱収縮性筒状フィルム1Aにて複数の物品8が一纏めに包装され、各物品8が脱落することもないので、そのまま流通させることができる。
なお、軸方向端部に縮径したテーパ面部8aを有する形状の物品8を包装した場合には、図7に示すように、熱収縮性筒状フィルム2Aの軸方向の第1側の端部27A,27Aが物品8のテーパ面部8aに被さるようになる。この場合、熱収縮性筒状フィルム2Aの第1収縮開口縁23Aも、平面視において、前記集合物9の外形よりも小さく、集合物9の外形の内側に配置されるようになる。
本発明は、上記第1実施形態に限られず、本発明の意図する範囲で、様々に設計変更できる。以下に他の実施形態を説明するが、その説明において、上記第1実施形態と同様の構成及び効果に関する説明は、(それを説明したものとして)省略し、用語及び符号をそのまま援用する。
[第2実施形態]
第2実施形態は、集合物を構成する物品を係止可能なシート片を用いる点が上記第1実施形態と異なっている。
本実施形態のシート片3は、図13に示すように、物品を係止可能な係止部6が設けられている。係止部6は、例えば、シート片3の中間部33に形成されている。図示例では、4個の物品からなる集合物を包装するためのシート片3を示しており、係止部6は、物品の数と同数設けられている。
具体的には、シート片3は、上記第1実施形態と同様に、集合物を構成する全ての物品の少なくとも一部分に重なる平面視形状の非熱収縮性のシートからなる。係止部6は、シート片3の第1側縁34及び第2側縁35にそれぞれ2箇所ずつ形成されている。シート片3の第1側縁34の側に形成された2つの係止部6,6は、第3シート折り目43を挟んで縦方向に配置されている。シート片3の第2側縁35の側に形成された2つの係止部6,6は、第3シート折り目43を挟んで縦方向に配置されている。
係止部6は、物品を係止できるものであれば特に限定されず、図示例では、係止部6は、物品の首部に嵌入される切り欠きが採用されている。この切り欠き(係止部6)は、物品の首部と略同径で且つ物品の径大部よりも小径の半円状である。
図14及び図15に示すように、本実施形態の物品包装用熱収縮性筒状フィルム1も、上記第1実施形態と同様に、扁平状に折り畳まれた熱収縮性筒状フィルム2と、扁平状に折り畳まれたシート片3と、を有する。熱収縮性筒状フィルム2としては、上記第1実施形態で説明したようなものが用いられる。
扁平状のシート片3は、熱収縮性筒状フィルム2の軸方向の第1側寄りに介在されている。なお、上記第1実施形態では、軸方向の第1側は紙面の下側であったが、本実施形態では、軸方向の第1側は紙面の上側である点に留意されたい。
そして、扁平状のシート片3の第1シート折り目41及び第2シート折り目42が熱収縮性筒状フィルム2の第1開口縁23に重なるように、シート片3が熱収縮性筒状フィルム2の内部に介装され、シート片3の第1端部31が熱収縮性筒状フィルム2の第1領域21の内面に接着され、シート片3の第2端部32が熱収縮性筒状フィルム2の第2領域22の内面に接着されている。
図16に示すように、扁平状の物品包装用熱収縮性筒状フィルム1を開き、シート片3が設けられていない側の開口(軸方向の第2側の開口)から複数の物品8からなる集合物9を挿入する。集合物9の挿入するときに、図17及び図18に示すように、シート片3の係止部6に物品8を嵌め入れる。
物品8としては、例えば、ボトル型容器が挙げられる。ボトル型容器は、胴部81と、胴部81よりも小径の首部82と、首部82の上方に設けられたネックリング部83及びキャップ部84と、を有し、さらに、胴部81と首部82の間に、首部82に向かうに従って小径となったテーパ面部8aを有する。このネックリング部83及びキャップ部84は、首部82よりも大径であり、上記径大部に相当する。シート片3の係止部6に首部82を嵌め入れることにより、径大部(図示例では、ネックリング部83)がシート片3に当たり、各物品8がシート片3に係止される。
集合物9を物品包装用熱収縮性筒状フィルム1内に挿入した後、熱収縮温度に加熱することにより、熱収縮性筒状フィルム2Aが主として周方向に熱収縮して集合物9に密着する。なお、前記集合物9から延出された第2開口縁24を含む帯環状部分26Aは、特に大きく収縮し、集合物9側に折れ曲がって密着するようになる。
なお、上述のようにシート片3の係止部6が物品8の径大部に当たるように嵌め入れていても、熱収縮性筒状フィルム2を熱収縮させた際に、シート片3が径大部から少し離れることもある。もっとも、シート片3の係止部6が物品8の径大部に当たるように嵌め入れず、径大部をシート片3から離して嵌め入れてもよい。
このようにして図19乃至図21に示すような集合包装体10が得られる。
集合包装体10においては、熱収縮性筒状フィルム2Aの第1領域21A及び第2領域22Aに取り付けられたシート片3は、前記第1収縮開口縁23Aで囲われる開口の一部分を塞ぐように、その第1収縮開口縁23Aに架け渡されている(図20参照)。さらに、シート片3は、平面視において、各物品8の一部分に重なっている上、係止部6にて物品8を係止しているので、集合物9を構成する各物品8が上方に抜け出ることがない。さらに、集合包装体10においては、熱収縮性筒状フィルム2Aの第2収縮開口縁24Aは、平面視において、集合物9の外形よりも小さく、その外形よりも内側に配置されている(図21参照)。このため、集合物9が第2収縮開口縁24Aで囲われる開口から下方に抜け出ることはない。また、熱収縮性筒状フィルム2Aの軸方向の第1側の端部27A,27Aも、第1実施形態と同様に、物品8のテーパ面部8aに被さるようになり(図20参照)、第1収縮開口縁23Aも、平面視において、前記集合物9の外形よりも小さく、その外形よりも内側に配置されている。
また、中間部33の外面は、図19に示すように、正面視において、第1収縮開口縁2Aに軸方向で略一致している。前記略一致は、上述のように、中間部33の外面と第1収縮開口縁2Aとの軸方向の位置の差が、−20mm〜20mmの範囲、好ましくは−15mm〜15mmの範囲内であることを含む。
[第3実施形態]
第3実施形態は、物品包装用熱収縮性筒状フィルムを扁平状から立体的に開いた際に、シート片が熱収縮性筒状フィルムの第1開口縁から外側に突出する点が上記第1実施形態と異なっている。
本実施形態のシート片3は、図22に示すように、上記第1実施形態のシート片3よりも縦方向長さが長い。
このシート片3の中間部33には、中間部33の縦方向中央部に形成された第3シート折り目43だけでなく、この第3シート折り目43から縦方向に離れた位置に、横方向に延びる第4シート折り目44及び第5シート折り目45が形成されている。中間部33のうち、第4シート折り目44と第5シート折り目45との間の縦方向長さは、集合物9の平面視における縦方向長さと略同じ又はそれよりも少し大きいことが好ましく、特に、集合物9の平面視における縦方向長さと略同じであることがより好ましい。また、中間部33のうち、第4シート折り目44と第5シート折り目45との間の縦方向長さは、熱収縮性筒状フィルム2の周長×1/2−中間部33の横方向長さ、よりも小さい。
図24に示すように、シート片3は、シート片3は、第1シート折り目41、第2シート折り目42及び第3シート折り目43で谷折りされ、第4シート折り目44及び第5シート折り目45で山折りされ、扁平状に折り畳まれている。
図23及び図24に示すように、本実施形態の物品包装用熱収縮性筒状フィルム1も、上記第1実施形態と同様に、扁平状に折り畳まれた熱収縮性筒状フィルム2と、扁平状に折り畳まれたシート片3と、を有する。熱収縮性筒状フィルム2としては、上記第1実施形態で説明したようなものが用いられる。扁平状のシート片3は、その第1シート折り目41及び第2シート折り目42が熱収縮性筒状フィルム2の第1開口縁23に重なるように、熱収縮性筒状フィルム2の内部に介装され、シート片3の第1端部31が熱収縮性筒状フィルム2の第1領域21の内面に接着され、シート片3の第2端部32が熱収縮性筒状フィルム2の第2領域22の内面に接着されている。
本実施形態の物品包装用熱収縮性筒状フィルム1は、扁平状から開けると、図25に示すように、シート片3の中間部33を熱収縮性筒状フィルム2の第1開口縁23から突出させることができる。このように開いた物品包装用熱収縮性筒状フィルム1に、上側から集合物9を挿入し、加熱することにより、図26に示すような集合包装体10が得られる。
かかる集合包装体10においては、シート片3は、熱収縮性筒状フィルム2Aの第1収縮開口縁23Aに架け渡され、平面視において、各物品8の一部分に重なっている。また、熱収縮性筒状フィルム2Aの第2収縮開口縁24Aは、平面視において、集合物9の外形よりも内側に配置されている。このため、集合物9が上下に抜け出ることはない。
また、本実施形態の物品包装用熱収縮性筒状フィルム1を、上下逆にして使用してもよい。具体的には、図23及び図24では、軸方向の第1側が紙面下側であったが、これを上下逆にして、軸方向の第1側を紙面上側としてもよい。この場合、開いた物品包装用熱収縮性筒状フィルム1の下方から集合物9を挿入し、加熱することにより、図27に示すような集合包装体10が得られる。かかる集合包装体10は、シート片3の中間部33が上側に配置され、しかも、そのシート片3の中間部33が熱収縮性筒状フィルム2Aの第1収縮開口縁23Aよりも突出している。このため、このシート片3の中間部33を取っ手部として利用することができ、集合包装体10を手で簡単に把持して運搬することができる。
なお、前記シート片3の中間部33を把持し易くするために、図27に示すように、中間部33の面内に、指を係入するための孔部39を形成してもよく、この場合、間隔を開けて少なくとも2個の孔部39,39を形成することが好ましい。
さらに、特に図示しないが、前記中間部33に、別途の取っ手を取り付けてもよい。
[第4実施形態]
上記各実施形態の物品包装用熱収縮性筒状フィルム1にあっては、扁平状のシート片3の一部分が熱収縮性筒状フィルム2の第1開口縁23に重なる位置に、シート片3が熱収縮性筒状フィルム2の内部に介在され且つ取り付けられている。第4実施形態は、扁平状のシート片が熱収縮性筒状フィルムの第1開口縁から離れて取り付けられている点で、上記各実施形態と異なっている。
図28及び図29に示すように、本実施形態の物品包装用熱収縮性筒状フィルム1も、上記第1実施形態と同様に、扁平状に折り畳まれた熱収縮性筒状フィルム2と、扁平状に折り畳まれたシート片3と、を有する。扁平状のシート片3は、熱収縮性筒状フィルム2の軸方向の第1側寄りに介在されているが、シート片3は、熱収縮性筒状フィルム2の第1開口縁23に重なることなく離反されている。
具体的には、扁平状のシート片3の第1シート折り目41及び第2シート折り目42が熱収縮性筒状フィルム2の第1開口縁23から第2側へ少し離れた位置となるように、シート片3が熱収縮性筒状フィルム2の内部に介装されている。なお、この場合でも、シート片3は、熱収縮性筒状フィルム2の開口縁23,24から外部に延出することがなく、熱収縮性筒状フィルム2の内部に収まっている。そして、扁平状のシート片3の第1端部31が熱収縮性筒状フィルム2の第1領域21の内面に接着され、シート片3の第2端部32が熱収縮性筒状フィルム2の第2領域22の内面に接着されている。
本実施形態の物品包装用熱収縮性筒状フィルム1を筒状に開くと、図30に示すように、熱収縮性筒状フィルム2の第1開口縁23の近傍においてシート片3が平坦状に開くようになる。この場合、開いた熱収縮性筒状フィルム2のうち、シート片3の下方に、熱収縮性筒状フィルム2の第1開口縁23を含む帯環状部分28が延出されている。この帯環状部分28の軸方向長さは、特に限定されず、適宜設定できるが、例えば、0を超え30mm以下である。この帯環状部分28は、上記第1実施形態の帯環状部分26と同様に、シート片3の規制を受けずに熱収縮でき、物品包装用熱収縮性筒状フィルム1を集合物9に熱収縮装着した際に、前記帯環状部分28は、集合物9に密着すると共に、シート片3の中間部33の外側に密着するようになる。よって、中間部33が帯環状部分にて補強され、シート片3と熱収縮性筒状フィルム2Aの協働により、物品8の脱落をより確実に防止できる。
[その他の実施形態]
上記各実施形態では、扁平状のシート片3は熱収縮性筒状フィルム2の内部に収められているが、例えば、図31に示すように、扁平状のシート片3が扁平状の熱収縮性筒状フィルム2の第1開口縁23から外側に突出するように取り付けられていてもよい。
また、上記各実施形態では、物品包装用熱収縮性筒状フィルム1の用途として、複数の物品からなる集合物9の包装を例示したが、物品包装用熱収縮性筒状フィルム1を1つの物品8のみを包装する用途に使用してよい。
さらに、上記様々な実施形態から選ばれる2以上の実施形態を適宜組み合わせてもよく、或いは、上記様々な実施形態から選ばれる1つ又は2つ以上の構成を、それ以外の実施形態に置換してもよい。
1 物品包装用熱収縮性筒状フィルム
2 熱収縮性筒状フィルム
2a 熱収縮性筒状フィルムの折り目
21 熱収縮性筒状フィルムの第1領域
22 熱収縮性筒状フィルムの第2領域
23A 第1収縮開口縁
24A 第2収縮開口縁
3 シート片
31 シート片の第1端部
32 シート片の第2端部
41,42,43,44,45 シート片の折り目
6 係止部
8 物品
9 集合物
10 集合包装体

Claims (6)

  1. 物品に熱収縮装着される熱収縮性筒状フィルムであって、2つの折り目にて区画される第1領域と第2領域が向かい合うように、前記2つの折り目にて扁平状に折り畳まれた熱収縮性筒状フィルムと、
    前記物品の少なくとも一部分に重なる平面視形状の非熱収縮性のシート片と、を有し、
    前記シート片の第1端部と第2端部の間に折り目が形成され、その折り目にて前記シート片が扁平状に折り畳まれており、
    前記扁平状に折り畳まれたシート片の第1端部が、前記扁平状の熱収縮性筒状フィルムの第1領域に取り付けられ、且つ、前記扁平状に折り畳まれたシート片の第2端部が、前記扁平状の熱収縮性筒状フィルムの第2領域に取り付けられている、物品包装用熱収縮性筒状フィルム。
  2. 前記扁平状に折り畳まれたシート片が、前記第1領域と第2領域の間に介在されている、請求項1に記載の物品包装用熱収縮性筒状フィルム。
  3. 複数の物品からなる集合物と、
    前記集合物の周囲に熱収縮装着された熱収縮性筒状フィルムであって、軸方向両側に第1収縮開口縁と第2収縮開口縁を有する熱収縮性筒状フィルムと、
    前記熱収縮性筒状フィルムに取り付けられたシート片と、を有し、
    前記シート片が、平面視において熱収縮性筒状フィルムの第1収縮開口縁で囲われる開口の一部分を塞ぐように、前記熱収縮性筒状フィルムの第1収縮開口縁に架け渡されており、
    前記シート片が、平面視において前記集合物を構成する全ての物品の少なくとも一部分に重なっている、集合包装体。
  4. 前記熱収縮性筒状フィルムの第2収縮開口縁が、平面視において前記集合物の外形よりも内側に配置されている、請求項3に記載の集合包装体。
  5. 前記シート片が、熱収縮性筒状フィルムに取り付けられた第1端部及び第2端部と、前記第1端部と第2端部の間の中間部と、を有し、前記シート片の中間部の外面が、正面視において、前記熱収縮性筒状フィルムの第1収縮開口縁に軸方向で略一致している、請求項3または4に記載の集合包装体。
  6. 前記シート片には、係止部が設けられており、前記集合物を構成する全ての物品が、前記シート片の係止部に係止されている、請求項3乃至5のいずれか一項に記載の集合包装体。
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