JP7297025B2 - パウチ、該パウチを用いた包装体の製造方法、及び包装体 - Google Patents

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Description

本発明は、シャンプーやリンス、液体洗浄剤といった液剤や、各種飲料や鍋つゆといっ
た液体食品、粉石鹸や顆粒状漂白剤といった紛体等を充填するのに適したパウチと、該パ
ウチを用いた包装体の製造方法、更にはパウチに内容物を充填した包装体に関する発明で
ある。
尚、本発明におけるパウチとは、液体や紛体などを充填するパウチ(袋)全般を意味し
、例えば、合掌シール袋、三方シール袋、サイドシール袋、平袋、ガゼット袋、スタンデ
ィングパウチ等、全てを含むものである。
液剤や液体食品等の液体や紛体等は、しばしばスタンディングパウチと呼ばれる容器に
充填され、販売されている。内容物が充填されたスタンディングパウチ70の模式的斜視
図を図7に示す。
一般的なスタンディングパウチは、前面フィルム71と背面フィルム72、底面フィル
ム73とからなり、必要に応じスパウトを備える。該スタンディングパウチ70は、内容
物を充填する前はほぼ扁平である為、保管や運搬に都合がよい。また内容物を充填すると
、底面フィルム73によりマチが形成される為、自立性を備え、店頭で立てて陳列するこ
とができる。商品を立てて陳列すると、パウチ前面の印刷が消費者の目に留まり易くなり
、集客力が高まる。
しかしながらスタンディングパウチ70は上部にマチがないため、上方に行くに従って
前面フィルム71と背面フィルム72との距離は縮まり、容量が小さくなる。スタンディ
ングパウチ70は、幅Wと高さHが同じ略柱状のペットボトル等と比較すると、内容量が
小さい。同じ内容量を確保するためには、幅W或いは高さHを大きくする必要があり、陳
列スペースを大きくする必要があった。
またスタンディングパウチ70は上方に行くに従い幅が広がる為、内容物を取り出す際
に片手で持ち難いという問題があった。更にスタンディングパウチ70は、内容物がある
程度充填されている状態では自立性を備えるが、内容物の量が減ると自立性を失う場合が
ある。よって、複数回に分けて詰め替える液剤のパウチ(詰め換え先ボトルの容量の2~
3倍の液剤が充填されたパウチ)に用いた場合、内容物を一度詰替えた後、残液を保管す
る際にパウチの上方が折れ曲がることがあった。
特許文献1は、内容物が減った状態でも形態が安定しており、必要以上に袋のサイズを
大きくしなくても十分な容量が得られ、また、形態にバリエーションを持たせることが可
能なパウチの製造方法に関する発明である。特許文献1は、ヒートシールにより袋体を形
成する第1の工程と、袋体を加熱しかつ膨張方向に外力を加えて金型に密着させることに
より立体成形する第2の工程とを含むことを特徴とする。
特許文献1記載のパウチの製造方法では、袋体が加熱された状態で膨張方向の外力を受
ける為、ヒートシール部分が剥離し易いという問題があった。
特許文献2は、スタンディングパウチ(自立袋容器)を大容量にするとともに操作性を
よくすることを目的とした発明で、袋の上方に上壁フィルムを備えることを特徴とする。
上壁フィルムによりパウチ上部にもマチが形成される為、図7に示す一般的なスタンディ
ングパウチよりも内容量が大きい。
特許文献3は、容器形状の自由度を高めることができると共に、容量の増量化を容易に
図ることができるパウチに関する発明である。特許文献3に開示されたパウチもまた略柱
状であり、一般的なスタンディングパウチより内容量が大きい。
しかしながら特許文献2乃至3に開示されているパウチは、いずれも従来のスタンディ
ングパウチにはない位置にシール部を備える為、従来のスタンディングパウチの製造設備
を大きく改良する必要があった。
WO2008/013275号公報 実開平07-028842号公報 特開2011-001125号公報
本発明は、既存の製袋設備を大きく変更させることなく、パウチの内容量を増加させる
ことを課題とする。併せて該パウチを用いた包装体の製造方法、更には内容物を充填した
包装体の提供を課題とする。
本発明者らは、パウチの内容量を増加させるために、パウチの形状を柱状(特に円柱状
)に近づける方法について鋭意検討した。そして、パウチ内面に熱収縮性を備える成形用
テープを固定する方法を見出した。内容物を充填する直前に、パウチ内面に固定された成
形用テープを、パウチの幅方向に熱収縮させれば、該テープの収縮応力によりパウチの形
状を略柱状に変形することができるのである。
即ち本発明によると、内容物充填口を備えるパウチにおいて、前記パウチの内面に、パ
ウチの幅方向に延在する成形用テープが固定されており、該成形用テープがパウチの幅方
向に熱収縮する性質を備えることを特徴とするパウチが提供される。
また前記パウチが、前面フィルムと背面フィルムと底面フィルムとを備えることを特徴
とする前記パウチが提供される。
更に前記パウチが、パウチの高さ方向に延びる縦シール部を備えており、前記成形用テ
ープが該縦シール部によって袋内面に固定されていることを前記パウチが提要される。
更にまた前記成形用テープが、エチレン系樹脂を主成分とすることを特徴とする前記パ
ウチが提供される。
また前記パウチを用いて、内容物が充填された包装体を製造する方法であって、成形用
テープの長さを縮める熱収縮工程、内容物を充填する充填工程、内容物充填口をシールす
る密封工程を備えることを特徴とする包装体の製造方法が提供される。
更に内容物が充填された包装体において、該包装体の幅が、包装体の内面に固定された
成形用テープによって狭められていることを特徴とする包装体が提供される。
本発明のパウチは、内面に熱収縮性を備える成形用テープが固定されており、内容物を
充填するに先立ち、該テープを熱により収縮させれば、パウチの形状を柱状に近づけるこ
とができ、パウチの内容量を増加させることができる。よって店頭の小さなスペースにも
陳列することができる。また包装資材の節約にも役立つ。更にパウチの幅が狭くなるため
、持ち易くなる。
また該パウチが、前面フィルムと背面フィルムと底面フィルムとを備える、いわゆるス
タンディングパウチであると、得られる包装体を店頭の小スペースに立てて陳列すること
ができる。更に前記パウチが、パウチの高さ方向に延びる縦シール部を備えており、成形
用テープが該縦シール部により袋内面に固定されていると、成形用テープを固定するため
だけの、新たなシール工程を設ける必要がない。加えて成形用テープがエチレン系樹脂を
主成分とすると、パウチ内面に成形用テープを強固に固定することが可能となる。
本発明の一実施形態を表すパウチの模式的平面図(A)とそのa-a’の矢視断面図(B)である。 パウチの内面に成形用テープを固定する方法を説明するための模式図である。 本発明のパウチの別の実施形態を表す模式的平面図(A)とそのa-a’の矢視断面図(B)である。 本発明のパウチの別の実施形態を表す模式的平面図(A)とそのa-a’の矢視断面図(B)である。 本発明の別の実施形態を示す模式的平面図(A)(B)である。 本発明の包装体の一実施例を表す模式的斜視図である。 従来のパウチを表す模式的斜視図である。
以下、図面に基づき本発明をさらに詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態を表すパウチ10の模式的平面図(A)とそのa-a’の
矢視断面図(B)である。図1に示すパウチ10は前面フィルム11、背面フィルム12
、底面フィルム13と、成形用テープ14とからなり、上方には内容物を充填するための
内容物充填口15が形成されている。
[フィルム]
前面フィルム11、背面フィルム12、底面フィルム13はそれぞれ、従来、スタンデ
ィングパウチに用いられていたフィルムと同様のフィルムを用いることができ、例えば、
基材層とシーラント層とを備えるラミネートフィルムを採用することができる。
基材層は、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート
(PEN)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)などのポリエステルフィルム、ポリ
アミドフィルム(PA)、ポリスチレンフィルム(PS)、ポリカーボネートフィルム(
PC)、ポリアクリロニトリルフィルム(PAN)、ポリイミドフィルム(PI)、ポリ
ビニルアルコール(PVA)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、ポリプロピレン(PP
)、エチレン-ビニルアルコール共重合体(EVOH)などからなるフィルムを用いるこ
とができる。基材層は、機械的強度や寸法安定性を有するものであれば、特に限定されな
いが、特に二軸延伸されたフィルムが好ましく、価格や強度を考慮するとPETやPAの
二軸延伸フィルムが適する。更に基材層には、必要に応じ、蒸着層やコーティング層を設
けることができる。基材層の厚みは、加工性を考慮すると、10~50μmの範囲である
ことが好ましく、10~30μmの範囲であればより好ましい。
シーラント層は、例えば、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレ
ン(L-LDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE
)、エチレン-酢酸ビニル共重合体(EVA)、ポリプロピレン(PP)などのポリオレ
フィン系樹脂からなるフィルムを使用することができる。シーラント層の厚みとしては1
0~100μmの範囲であることが好ましく、15~70μmの範囲であればより好まし
い。該シーラント層により、前面フィルム11と背面フィルム12、更にはこれらのフィ
ルムと底面フィルム13とがヒートシールされる。
基材層とシーラント層の積層方法は特に限定されないが、例えばドライラミネート用接
着剤を用いて接着するとよい。ドライラミネート用接着剤としては、二液硬化型ウレタン
系接着剤、ポリエステルウレタン系接着剤、ポリエーテルウレタン系接着剤、アクリル系
接着剤、ポリエステル系接着剤、ポリアミド系接着剤、エポキシ系接着剤等を使用するこ
とができる。
前面フィルム11、背面フィルム12、底面フィルム13等の諸物性を向上する必要が
あれば、基材層とシーラント層の間に中間層を設けることも可能である。内容物が空気に
触れると変質し易い物である場合、中間層として、アルミニウム箔等を採用することもで
きる。また、これらのフィルムには、必要に応じて適宜印刷を行うことができる。尚、前
面フィルム11、背面フィルム12、底面フィルム13は同一の層構成のフィルムであっ
てもよいが、それぞれ異なる層構成であっても良い。
[成形用テープ]
本発明のパウチの最大の特徴は、その内面に成形用テープ14が固定されている点であ
る。成形用テープ14は、パウチの幅方向に延在する。そしてパウチの幅方向(テープの
長さ方向)に熱収縮し得る性質を備える。
成形用テープ14としては、従来、シュリンクフィルムとして用いられていたフィルム
を、例えば10~70mmの幅に切断し、テープ状にしたものを採用することができる。
成形用テープ14の厚さは、特に限定されないが、収縮応力の観点から10~200μm
が好ましく、特に30~100μmが好ましい。その材質は特に限定されるものではなく
、PET、L-LDPE、LDPE、MDPE、HDPE、EVA、PP、PS等の熱可
塑性樹脂から選ばれる1種又は2種以上の混合物等を例示することができる。中でも、L
-LDPEやLDPE、EVA等のエチレン系樹脂は、ヒートシール性に優れる為、成形
用テープ14の材質として適する。
成形用テープ14は単層のテープであってもよく、2層以上の多層テープであってもよ
い。内容物がホット充填される場合、成形用テープ14は、高温(100℃以上)におい
て熱収縮するテープ(内容物を充填する温度では収縮しないテープ)であることが望まし
く、PPから成る層を備えることが好ましい。
[パウチの製造方法]
図1に示すパウチ10は、前面フィルム11、背面フィルム12の間に底面フィルム1
3、成形用テープ14を介在させ、左右の側端縁をヒートシールして縦シール部16を形
成し、更に底部を船底状にヒートシールすることにより製造することができる。
尚、前面フィルム11、背面フィルム12、底面フィルム13が、それぞれ基材層とシ
ーラント層とを備える場合、前面フィルム11と背面フィルム12とは、シーラント層が
袋の内側となるようにする。また底面フィルム13はシーラント層が外側となるように山
折りし、折り目を上側(充填口15側)に向け、前面フィルム11と背面フィルム12と
の間に介在させる。このとき前面フィルム11、背面フィルム12、底面フィルム13の
下端を揃えるようにする。
また図1に示す成形用テープ14の長さは、パウチ10の幅とほぼ同じであり、該テー
プ14はパウチの一方の側端縁から他方の側端縁に至るよう配置されている。そして左右
の縦シール部16により、前面フィルム11と背面フィルム12との間に固定される。
[他の実施形態]
図2は、パウチに内面に成形用テープを固定する方法を説明するための模式図である。
図1に示すパウチ10では、成形用テープ14がパウチ10の両側端縁に形成された縦シ
ール部16にて、パウチ内面に固定されている。しかしながら成形用テープ14の固定は
これに限定されるものではなく、例えば、図2に示すように、前面フィルム21(或いは
背面フィルム)の内面に、成形用テープ24の周縁をヒートシール29することにより固
定することもできる。図2(A)に示す成形用テープ24を熱収縮させると、図2(B)
に示すように、前面フィルム21は中央にギャザーが入った形に変形する。尚、成形用テ
ープ24は接着剤を用いて固定することもできる。
図3は、本発明のパウチの別の実施形態を表す概略平面図(A)とそのa-a’の矢視
断面図(B)である。成型用テープは1本である必要はなく、例えば図3に示すように、
複数本あっても良い。図3に示すパウチ30は、2本の成形用テープ34が熱収縮した際
に、図1に示すパウチ30よりも円筒状に近くなる。
尚、最も上位にある成形用テープ34の上端と充填口35の距離dは15mm以上であ
ることが望ましく、特に30mm以上であることが望ましい。距離dが15mmを下回る
と、内容物を充填した後、充填口35をヒートシールする際に、内容物が充填口から漏れ
出す恐れがある。
図3に示すパウチ30は、更にスパウト38を備える。スパウト38は、内容物充填後
の包装体から内容物を取り出すためのもので、従来と同様のスパウトを採用することがで
きる。尚、本発明によるパウチにおいてスパウトは必須ではなく、図1に示すパウチのよ
うに、スパウトを備えなくてもよい。しかしながらこの場合、開封のきっかけとなるノッ
チ17を有することが望ましい。
図4もまた、本発明のパウチの別の実施形態を表す概略平面図(A)とそのa-a’の
矢視断面図(B)である。図4に示すパウチ40は、左右の縦シール部46が、いずれも
上方において内側に傾斜し(略ハの字状となり)内容物充填口45の幅が狭くなっている
。該パウチ40は図3に示すパウチ30よりも、内容物を充填した後の形状が柱状に近づ
く為、陳列空間を有効利用することができる。また充填口45の幅が狭いと、内容物を充
填した後、該充填口45をヒートシールする作業が容易となる。
以上、パウチがスタンディングパウチである場合について本発明を詳説したが、本発明
はこれに限定されるものではない。図5もまた本発明のパウチの実施形態を表すものであ
る。図5(A)はパウチ50が前面フィルム51と背面フィルム52のみからなり、充填
口55を残して三方がシールされたものである。パウチ50の内面には成形用テープ54
が固定されており、当該固定は縦シール部56においてなされている。図5(B)は一枚
のフィルム51’が折り返され、両側端縁に縦シール部56’が形成されたパウチ50’
である。パウチ50’の内面には成形用テープ54’が固定されており、当該固定は縦シ
ール部56’においてなされている。
[パウチを用いた包装体の製造方法]
次に本発明のパウチを用いて、内容物が充填された包装体を製造する方法について説明
する。本発明の包装体の製造方法は、熱収縮工程、充填工程、密封工程を順次備える。
<熱収縮工程>
熱収縮工程は、成形用テープを熱収縮させ、袋を柱状に変形させる工程である。その方
法は特に限定されるものではないが、内容物充填口を開き、該充填口よりパウチ内部に熱
風を吹き付ける方法を例示する。熱風の温度は成形用テープの収縮温度に合せ、適宜決定
するとよい。また熱風を充てる時間も特に限定されるものではないが、数秒~十数秒程度
が一般的である。
尚、熱収縮工程は、内容物を充填する充填工程の直前であることが望ましい。熱収縮工
程を経た後のパウチは略柱状である為、熱収縮工程を経る前のパウチよりも、保管や輸送
に大きな空間を要する。
<充填工程・密封工程>
成形用テープの熱収縮が安定したら、内容物充填口より内容物を充填する。最後に、ヒ
ートシール等により充填口を密封すれば本発明の包装体は完成する。尚、内容物の充填方
法や、充填口の密封方法は、従来と同様の方法を適宜採用することができる。
尚、成形用テープの収縮温度よりも、充填時の内容物温度が高い場合は、熱収縮工程と
充填工程とを同時に行うことができる。パウチ内に内容物を充填させる際に、内容物を成
形用テープに接触させ、成形用テープを収縮させるのである。
[包装体]
図6は本発明の包装体の一実施例を表す模式的斜視図である。本発明の包装体60は、
包装体60の幅Wよりも短い長さの成形用テープ64により、その幅が部分的に狭められ
ている。成形用テープ64により狭められた部分の幅W’は、包装体Wの幅の50~90
%、特に60~80%であることが望ましい。W’が50%未満では前面フィルム61が
大きくカールするため印刷が見えにくくなる。またW’が90%を超えると内容量の増加
が極僅かとなる。尚、W’の幅が5~20cm、特に7~15cmであると、包装体60
を容易に片手で持つことができる。よって、内容物が詰め換え用の液体等である場合、詰
め替え作業を片手で容易にできる。
図6に示す包装体60は成形用テープ64により狭められている部分の幅W’がその上
下の幅よりも狭い為、包装体60を片手で握ったときに滑り難いという効果を奏する。尚
、包装体60はスパウト68を備えるが、その先端にはキャップ68’が取り付けられて
おり、内容物が漏れ出さないようになっている。
10、30、40、50、50’ 本発明のパウチ
11、21、31、41、51、51’、71 前面フィルム
12、32、42、52、72 背面フィルム
13、33、43、73 底面フィルム
14、24、34、44、54、54’、64 成形用テープ
15、35、45、55、55’ 内容物充填口
16、36、46、56、56’ 縦シール部
17 ノッチ
38、48、68 スパウト
68’ キャップ
29 ヒートシール
60 本発明の包装体
70 従来のパウチ

Claims (5)

  1. 内容物充填口を備えるパウチにおいて、
    前記パウチの内面に、パウチの幅方向に延在する2本の成形用テープが固定されており、
    前記2本の成形用テープは、成形用テープ同士がそれぞれ重ならないように固定され、
    前記成形用テープがパウチの幅方向に熱収縮する性質を備えており、
    前記2本の成形用テープのうち上位にある成形用テープの上端と前記パウチの内容物充填口の距離dは15mm以上であることを特徴とするパウチ。
  2. 前記パウチが、前面フィルムと背面フィルムと底面フィルムとを備えることを特徴とする請求項1記載のパウチ。
  3. 前記成形用テープが、エチレン系樹脂を主成分とすることを特徴とする請求項1または2に記載のパウチ。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載されたパウチを用いて、内容物が充填された包装体を製造する方法であって、
    成形用テープの長さを縮める熱収縮工程、内容物を充填する充填工程、内容物充填口をシールする密封工程を備えることを特徴とする包装体の製造方法。
  5. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載されたパウチを用いて、内容物が充填された包装体において、該包装体の幅が、包装体の内面に固定された成形用テープによって狭められていることを特徴とする記載の包装体。
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