JP3027615B2 - 包装体及び包装方法 - Google Patents

包装体及び包装方法

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JP3027615B2
JP3027615B2 JP3015641A JP1564191A JP3027615B2 JP 3027615 B2 JP3027615 B2 JP 3027615B2 JP 3015641 A JP3015641 A JP 3015641A JP 1564191 A JP1564191 A JP 1564191A JP 3027615 B2 JP3027615 B2 JP 3027615B2
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heat
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envelope
packaging
seal
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高橋真珠実
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Kohjin Holdings Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は物品の包装方法及び得ら
れた包装物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来被包装物をフイルムによってオーバ
ーラップする包装方法は種々提案され、実用化されてい
る。例えば、3方シールタイプの包装形式としては、3
方全てが溶断シールまたは帯状シール(加熱バーを用い
る方法、連続加熱ベルトを用いる方法、加熱円盤エッジ
を用いる方法等を用いて帯状に熱接着するもの)でヒー
トシールされた物、1方が合掌貼状ヒートシール、他の
2方を溶断シール又は帯状シールによるヒートシールし
たもの、1方が封筒貼状の静電シール、他の2方を溶断
シール又は帯状シールによってヒートシールしたものが
ある。又、ストレッチフイルムを用いて1方を封筒貼状
のヒートシール、他の2方を底面へ折り込んで熱接着に
より固定した物などが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、底面が
溶断シールによりヒートシールされた包装物を段積みし
た状態で輸送したり、陳列する場合、上段の包装物の底
面の溶断シール部と下段の包装物の状面が密接した状態
になるが、振動などにより互いにこすれ、その際シール
部が破断し易いという問題点がある。又、底面が合掌貼
状にヒートシールされている場合は上記のようなシール
部の破断は起こりにくい、合掌貼部の厚みが大きく、そ
れが底面の突起状に成るので例えば表面が柔らかい物体
等の上に積み重ねた場合下段の物体の上面にシール部の
跡が残り易いという問題がある。又、底面のシールが封
筒貼状の静電シールしたものはシール部の厚さが薄く、
厚みによる突起が小さいので上記のような跡が残るとい
う問題は無いが、シール部は融着していないので剥がれ
易く、又内容物に水、汁などの液状物が含まれる場合は
液漏れし易いという問題がある。更に、この場合使用さ
れる包装材料として帯電性フイルムを使わなければなら
ないので包装後静電気により埃などが付着し易く、又、
防曇性が劣ったものに成らざるを得ないといった問題点
がある。又、ストレッチフイルムを用いて1方を封筒貼
状のヒートシール、他の2方を底面へ折り込んで熱接着
により固定する包装形式の場合は折り込んだ部分が皺状
になり見た目も悪いが更に皺状部に隙間が残り液漏れが
生じ易いという欠点がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本願発明は、上記の種々
の問題点を解決するため鋭意検討した結果、底面等1つ
の面を封筒貼状ヒートシールとし、その両端に生じる開
口部をそれぞれ筒を形成する円周を押しつぶすように平
面状に重ね、次いで折り込むことなく溶断シール又は帯
状シールにより封止することにより上記の種々の問題点
を一気に解決することにより達成されたものである。即
ち、本発明は、収納物品を収納した開口部を有する容器
からなる被包装物を包装材料で被覆密封するオーバーラ
ッピング方法において、被包装物を両面が熱接着性の包
装材料で筒状になるように巻き付け、この重畳部分を容
器の底部に位置させ封筒貼状に熱接着し、その封筒貼状
ラインの両端に生ずる開口部をそれぞれ筒を形成する円
周を押しつぶすように平面状に重ね、次いで折り込むこ
となく溶断シール又は帯状シールにより封止することを
特徴とする包装方法および得られた形態の包装物に関す
る。本発明において用いられる包装材料としては両面が
熱接着性を有するフイルムが用いられる。更に表面が自
己粘着性を有するもの、熱収縮性を有するもの、ストレ
ッチ性及び熱収縮性を共に有するものがより好適であ
る。これらのフイルムは単層であっても良いが、ガスバ
リヤー性を有するフイルム、腰が強いフイルム、その他
各々の包装の目的に応じて好ましい特性を有する中心層
のフイルムの両面に熱接着性を有するシーラントを積層
した多層フイルムがより好ましい。この際、各層を構成
するフイルムの素材は例えばポリオレフィン系、塩化ビ
ニール系、ポリアミド系、エチレンビニールアルコール
系樹脂等が挙げられるが、前記の条件を満たす限り特に
これらに限定されない。本発明において、前記の包装材
料を用いて本発明の包装物を製造する方法をいかに説明
する。対象とする被包装物を前記の包装材料で筒状に包
み、包装材料の端部が重ね合わさった部分を包装材料の
熱接着可能な温度に加熱したヒートバーを用い、あるい
はホットプレートの上に載せることにより熱接着する。
この熱接着により筒の両端部に生じる開口部はそれぞれ
筒を形成する円周を押しつぶすように平面状に重ね、溶
断シール、帯状シール法によりヒートシールする。この
際、使用した包装材料が自己粘着性を有する場合は被包
装物に包装材料を巻き付けて筒状にするとき或は両端の
開口部を押しつぶしてヒートシールするとき熱接着前で
も一応密着するので、容易には剥がれたりずれたりしな
いため、そのままその両端開口部の熱シールを行なった
後熱プレート等により底部の接着を行なうことも出来る
等、その後の熱接着工程を容易に行うことが出来る。
又、使用する包装材料が熱収縮性を有する場合は前記の
3方の熱シールを行なった後、加熱炉の中を通し、或は
熱風、熱水に曝すことにより包装被膜を収縮させ、タイ
ト感がある包装物を得ることが出来る。さらに、希望に
より易開封性を与えるために、包装被膜または熱接着部
の一部にVノッチを入れたり、ミシン目を入れたりする
ことも自由である。
【0005】
【実施例】以下に本発明を実施例を用いて更に具体的に
説明する。 実施例1 包装材料として巾25cm、熱収縮性が100℃で縦横そ
れぞれ40%のポリオレフィン系多層ストレッチ性・熱
収縮性フイルム(厚さ13μ、商品名コージンコーラッ
プ、株式会社 興人製)を用い、被包装物であるピクル
ス漬160gを載せた縦10cm、横18cm、高さ1.5
cmのポリプロピレン製トレーの横方向に上記フイルムを
巻き付け、重なった部分が底面の中央部で約30mmに成
るように切断し、そのまま温度100℃の熱プレート上
に1秒間載せ、底面を封筒貼状に重なった部分の全面積
を熱接着した。次いで封筒貼状熱接着域の両端に生じる
開口部をそれぞれ押しつぶしトレーの端近くの部分で
1.5mmR、180℃のナイフを用い、溶断シールによ
りヒートシールした。この包装体を110℃に加熱した
熱風トンネル内を2秒間通過させ、収縮包装体を得た。
この得られた包装体を段ボール箱内に6段積み重ね、振
幅巾20cm毎分50回往復運動する平板の上に置き、4
0分間振動テストを行なった。この結果、包装体の底面
の封筒貼状熱接着域は一様に透明で且つ平滑であり接着
の破断はなく、又、両耳部の溶断シール部はすっきりし
た外観を呈し、どの様に傾けても漬物の汁は漏れなかっ
た。以上のように得られた収縮包装体は外観、強度及び
液漏れの点でも優れた商品包装体であった。 実施例2 包装材料として暑さ2μmのEVOHフイルム層の両面
にそれぞれ6μmのポリエチレンフイルム層を積層した
巾27cm、暑さ14μmのエチレンビニールアルコール
系フイルムの両面にポリエチレン層を積層したバリヤー
性多層フイルムを用い、被包装物であるチルドハンバー
グ200gを載せた縦12cm、横20cm、高さ2.0cm
のポリプロピレン製トレーの横方向に上記フイルムを巻
き付け、重なり部分が底面の中央部で約20mmに成るよ
うに切断し、そのまま温度100℃の熱プレート上に2
秒間載せ、底面を封筒貼状に重なった部分の全面積を熱
接着した。次いで封筒貼状熱接着域の両端に生じる開口
部をそれぞれ押しつぶしトレーの端近くの部分を110
℃に加熱した巾5mmのバーシーラーによりヒートシール
した。この得られた包装体を実施例1の場合と同様に4
0分間振動テストを行なった。この結果、包装体の底面
の封筒貼状熱接着域は一様に透明で且つ平滑であり接着
の破断はなく、又、両耳部のバーシール部も強固にシー
ルされていた。以上のように得られた包装体は外観、強
度の点でも優れたバリヤー性が優れた商品包装体であっ
た。 比較例1 包装材料及び被包装物は実施例1と全く同じものを用
い、トレーの横方向に上記フイルムを巻き付け、底面の
中央部にシールラインが来るように溶断シールにより熱
接着した。 次いで底面の熱接着によって両端に生じる
開口部をそれぞれ押しつぶしトレーの端近くの部分で溶
断シールによりヒートシールした。この包装体を120
℃に加熱した熱風トンネル内を6秒間通過させ、収縮包
装体を得た。この得られた包装体を段ボール箱内に6段
積み重ね、毎分50回往復運動する平板の上に置き、4
0分間振動テストを行なった。この結果、包装体の底面
の溶断シール部は振動の際下の包装体の上面とのこすれ
によりヒートシール部の1部がピンホール状に破断して
いる物が発見された。この包装体を種々の角度に傾ける
と、ピンホール部分から汁が滲み出ていた。以上のよう
に得られた収縮包装体は強度及び液漏れの点で不完全な
包装体であった。 比較例2 包装材料として巾28cmの帯電性を有するポリプロピレ
ン系熱収縮性フイルム(厚さ15μ、商品名コージンポ
リセット、株式会社 興人製)を用い、被包装物である
ピクルス漬160gを載せた縦10cm、横18cm、高さ
1.5cmのポリプロピレン製トレーの横方向に上記フイ
ルムを巻き付け、重なった部分が底面の中央部で約30
mmに成るように切断し、底面を封筒貼状に重なり部分の
全面積をそのまま静電シールとした。次いで封筒貼状静
電シール域の両端に生じる開口部をそれぞれ押しつぶし
トレーの端近くの部分で溶断シールによりヒートシール
した。この包装体を160℃に加熱した熱風トンネル内
を6秒間通過させ、収縮包装体を得た。この得られた包
装体を段ボール箱内に6段積み重ね、振幅巾20cmで毎
分50回往復運動する平板の上に置き、40分間振動テ
ストを行なった。この結果、包装体の底面の封筒貼状静
電シール域は一見透明且つ平滑であるがやや剥がれ気味
であり、これを種々傾けると漬物の汁が滲み出した。以
上のように得られた収縮包装体の底面静電シール部は密
封性・液漏れの点で問題がある包装体であった。 比較例3 実施例1において、包装材料の巾として巾34cmのもの
を用いた他は実施例1と同様にして底面が封筒貼状筒状
体を得、その熱接着域の両端に生じる開口部をそれぞれ
押しつぶし底面側に折曲げた状態で100℃に加熱した
ホットプレート上に載せて熱溶着により底面部に固定し
て封止した。この得られた包装体は底部の見た目がすっ
きりせず、更に包装体を種々傾けたとき折曲げて底部に
固定した部分から被包装物の汁が滲み出して商品展示し
たときの外観の面で商品価値が低いものであった。
【0006】
【発明の効果】本発明は被包装物をオーバーラッピング
する場合において、被包装物を両面が熱接着性で、希望
により更に熱収縮性、ガスバリヤー性を有する包装材料
で筒状になるように巻き付け、重畳部分を封筒貼状に熱
接着し、その封筒貼状ラインの両端に生ずる開口部を熱
接着により封止する事により、得られた包装体は封筒貼
状熱接着部は強度が強く、液漏れがなく、且つ凹凸が目
立たず、又、この両端の封止部も折り曲げ部が無いため
すっきりしており、シール部強度及び外観が優れた商品
価値が高い物である。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収納物品を収納した開口部を有する容器
    からなる被包装物を包装材料で被覆密封するオーバーラ
    ッピング方法において、被包装物を両面が熱接着性の包
    装材料で筒状になるように巻き付け、この重畳部分を容
    器の底部に位置させ封筒貼状に熱接着し、その封筒貼状
    ラインの両端に生ずる開口部をそれぞれ筒を形成する円
    周を押しつぶすように平面状に重ね、次いで折り込むこ
    となく溶断シール又は帯状シールにより封止することを
    特徴とする包装方法。」
  2. 【請求項2】 包装材料がその表面同士を密接したとき
    自己粘着性を示すものであることを特徴とする請求項1
    の包装方法。
  3. 【請求項3】 包装材料として熱収縮性を有するものを
    用い、封止後熱収縮処理することを特徴とする請求項1
    の包装方法。
  4. 【請求項4】 封筒貼状ラインの両端開口部を溶断シー
    ルで封止することを特徴とする請求項1の包装方法。
  5. 【請求項5】 収納物品を収納した開口部を有する容器
    からなる被包装物を包装材料で被覆密封するオーバーラ
    ッピング方法により得られる包装体において、被包装物
    を両面が熱接着性の包装材料で筒状になるように巻き付
    け、この重畳部分を容器の底部に位置させ封筒貼状に熱
    接着し、その封筒貼状ラインの両端に生ずる開口部をそ
    れぞれ筒を形成する円周を押しつぶすように平面状に重
    ね、次いで折り込むことなく溶断シール又は帯状シール
    により封止されてなることを特徴とする包装体。
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