JP2524625Y2 - 包装体 - Google Patents

包装体

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JP2524625Y2
JP2524625Y2 JP1995003328U JP332895U JP2524625Y2 JP 2524625 Y2 JP2524625 Y2 JP 2524625Y2 JP 1995003328 U JP1995003328 U JP 1995003328U JP 332895 U JP332895 U JP 332895U JP 2524625 Y2 JP2524625 Y2 JP 2524625Y2
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package
packaging material
packaging
tape
sides
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JPH0744731U (ja
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聰一郎 堀
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Morinaga Milk Industry Co Ltd
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Morinaga Milk Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は包装体に関するもので
ある。さらに詳しくは、この考案は軟質の包装材からな
り、表面のシワを生じることがなく、美麗な外観を維持
する包装体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、物品を輸送し、保管し、また
は流通する時の包装資材として多種多様な材料が用いら
れており、特に合成高分子が開発され、実用化されてか
らはプラスチックスのフィルムおよびシートが物品の包
装資材として広く利用されている。また紙も物品の包装
資材として広く利用されている。しかしながら、これら
のプラスチックスのフィルムおよびシートならびに紙な
どは、屈曲性に富むことから包装する物品の形に折り曲
げることが容易で包装資材として優れた材料であるが、
一方では、剛性に乏しいことから、包装材との間に比較
的大きな空間をもって包装内容物を包装する場合に、包
装体表面にシワが発生してその外観を損ねるなどの難点
がある。たとえばアイスモナカ、棒付きアイスキャンデ
ーなどの冷菓は、その断熱保存の点から包装材との間に
比較的大きな空間を必要とするものが多いが、これらが
店頭販売される際には、ショーケースなどに雑多に配列
されるために特にシワを生じやすい。
【0003】また、他方において、物品の包装について
は、角筒状の筒体の両端の側面を内側に折り込み、重ね
合わせて上下面を一体的に接着する包装体において、上
下面および左右の4面を所定の巾の合掌状態に重合して
庇状の突出縁とした角型の包装体が提案されている(実
開昭56−43737号公報)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
包装体においては、プラスチックスのフィルムおよびシ
ートならびに紙などの軟質の包装資材を用い、比較的大
きな空間をもって物品を包装する場合には、包装体表面
にシワを生じさせることなく、しかも外観の美しさを維
持することが困難であった。
【0005】そこでこの考案は、従来の包装体の欠点を
解消し、表面にシワを生じることがなく、外観の美しさ
を維持することができる軟質の包装材による包装体を提
供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この考案は、前記の課題
を解決するものとして、包装材よりも剛性のテープ状材
が予め一体的に取り付けられた軟質の包装材を折り曲
げ、かつわん曲させて両側に折目が形成された半円形の
筒体となし、この筒体の両端の両側を内側に折り込み、
上下面の両端とともに一体的に接着または融着して、一
定の形状を有する包装内容物を包装材との間に空間をも
って包装する包装体であって、テープ状材が包装体のわ
ん曲面に沿って両側の折目に達して取り付けられている
ことを特徴とする包装体を提供する。
【0007】この包装体は、予め一体的に取付けたテー
プ状材によって軟質の包装材に張力が付与されるため、
包装体との間に比較的大きな空間をもって包装内容物を
包装した場合に表面にシワを生じることがない。この考
案の包装体は、あらゆる産業分野に利用することができ
るが、特に食品の分野においては、アイスモナカ、棒付
きアイスキャンデーなどの冷菓の包装に利用するのに適
している。
【0008】この考案における「軟質の包装材」は、屈
曲性に富み、剛性を有しない包装材料であって、または
わん曲させる折り曲げるなどして立体的に成形してない
かぎり単独では直立状態を維持することができないもの
である。この考案における「テープ状材」は、包装材よ
りも剛性の材料であって、単独で直立状態を維持するこ
とができるが、曲げようとする力を受けたときにわん曲
することができる材料である。
【0009】
【実施例】以下、添付した図面に沿って実施例を示し、
この考案の包装体についてさらに詳しく説明する。この
考案の実施の一例は、図1の斜視図に示したようなカマ
ボコ型の包装体10である。この図1において、11は
軟質の包装材、12および12’は包装体10のシール
部、13は包装体10の両側の折目、14は包装体10
の半円形のわん曲面、15はテープ状材であって、2本
のテープ状材15は包装体10のわん曲面14に沿って
両側の折目13に達して接着または融着され、一体化し
ている。そして、これらのテープ状材15は、包装体1
0のわん曲面14の中間部分に任意の間隔をもって並行
に取り付けられている。
【0010】軟質の包装材11は、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリエステル、ポリアミドもしくはその他
のプラスチックスのフィルムおよびシート、または薄手
の紙などを用いることができ、またテープ状材15は、
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリア
ミドもしくはその他のプラスチックスの厚手のシート、
もしくは厚手の紙であって屈曲し難いシートまたは紙な
どを用いることができるが、テープ状材15は軟質の包
装材11と同じ材料を用いるのが好ましい。テープ状材
15は、軟質の包装材11に、接着剤による接着または
加熱融着などによって、軟質の包装材11と一体化され
ているが、軟質の包装材11の外側に接着または加熱融
着する場合は、包装体10により包装されている内容物
に接着剤またはテープ状材15による影響を与えること
がなく、包装材11の内側に接着または加熱融着する場
合は、予め印刷された軟質の包装材11の模様などを覆
い隠すことがないという特徴がある。
【0011】次に、このようなカマボコ型の包装体10
を包装する場合について、図2の展開図に沿って説明す
る。先ず、図2に示す軟質の包装材11の所定の場所に
テープ状材15を接着または加熱融着する。次いで、テ
ープ状材15を取り付けた包装材11の上に一定の形状
を有する包装内容物(図示なし)を置き、折目13を折
り、接着部16を重なり合った対向する包装材11と接
着して、断面が半円形の半包装体とする。最後、シール
部12および12’の各々の折目17を内側に折り込
み、折目13’および折目17’を揃えてシール部12
および12′をシールすると、折目18および18’が
折れて図1に例示した本考案のカマボコ型の包装体10
が包装される。この場合に、包装体10の上面は、テー
プ状材15の存在によって半円形のわん曲面14が形成
されるとともに、包装材11に張力が付与されてシワが
防止され、外観の美しさが維持される。
【0012】また、このようなカマボコ型の包装体10
は別の手順で包装することもできる。すなわち、テープ
状材15を取り付けた包装材11の下面に別の板材(図
示なし)を置き、折目13を折り、接着部16を接着し
て、断面が半円形の半円筒状体を形成した後、一方のシ
ール部12の折目17を内側に折り曲げ、その折目1
7’および折目13’を揃えてシール部12をシールし
て半円筒状の袋体を形成する。この半円筒状の袋体に包
装内容物を入れた後、残りの一方のシール部12’の折
目17を内側に折り曲げ、同様にしてこのシール部1
2’をシールして、本考案のカマボコ型の包装体10を
包装することもできる。
【0013】この考案の第2の実施の一例は、図3の斜
視図に示したようなカマボコ型の包装体20である。前
記図1および図2に例示した包装体10の場合には、テ
ープ状材15がわん曲面14の中間部分に取り付けされ
ているが、この包装体20においては、2本のテープ状
材15がわん曲面14の両端部分に取り付けされてい
る。このような場合にも、包装後の包装体20の上面に
はテープ状材15によって半円形のわん曲面14が形成
され、包装材11にも十分な張力が付与される。
【0014】使用する軟質の包装材11およびテープ状
材15は、図1および図2に例示した包装体10と同様
の材料を使用することができ、包装材11へのテープ状
材15の一体化も、前記包装体10の場合と同様の手段
によって行うことができる。さらに、このような包装体
20の包装も、図4に例示した展開図に基づいて前記包
装体10と同様の手順で行うことができる。
【0015】もちろん、この考案は以上の例によって限
定されるものではなく、細部については様々な態様が可
能であることは言うまでもない。
【0016】
【考案の効果】以上詳しく説明したとおり、この考案の
包装体は、包装材との間に比較的大きな空間を生じる包
装内容物の包装に適している。そして、この包装体は、
その表面にシワのよることがないから、外観が美麗であ
り、また包装材の外面に印刷をしても、その印刷が鮮明
であるという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施の一例の斜視図である。
【図2】図1に例示した包装材の展開図である。
【図3】この考案の第2の実施の一例の斜視図である。
【図4】図3に例示した包装材の展開図である。
【符号の説明】
10、20 包装体 11 軟質の包装材 12、12’ シール部 13、13’ 折目 14 わん曲面 15 テープ状材 16 接着部 17、17’ シール部の折目 18、18’ 折目

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 包装材よりも剛性のテープ状材が予め一
    体的に取り付けられた軟質の包装材を折り曲げ、かつわ
    ん曲させて両側に折目が形成された半円形の筒体とな
    し、この筒体の両端の両側を内側に折り込み、上下面の
    両端とともに一体的に接着または融着して、一定の形状
    を有する包装内容物を包装材との間に空間をもって包装
    する包装体であって、テープ状材が包装体のわん曲面に
    沿って両側の折目に達して取り付けられていることを特
    徴とする包装体。
JP1995003328U 1995-04-14 1995-04-14 包装体 Expired - Lifetime JP2524625Y2 (ja)

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JP1995003328U JP2524625Y2 (ja) 1995-04-14 1995-04-14 包装体

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JP1995003328U JP2524625Y2 (ja) 1995-04-14 1995-04-14 包装体

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Publication Number Publication Date
JPH0744731U JPH0744731U (ja) 1995-11-28
JP2524625Y2 true JP2524625Y2 (ja) 1997-02-05

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ID=18260008

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