JP3094949U - 包装体 - Google Patents

包装体

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JP3094949U JP2002001793U JP2002001793U JP3094949U JP 3094949 U JP3094949 U JP 3094949U JP 2002001793 U JP2002001793 U JP 2002001793U JP 2002001793 U JP2002001793 U JP 2002001793U JP 3094949 U JP3094949 U JP 3094949U
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盛 高橋
宏道 稲垣
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株式会社プラスト
宏道 稲垣
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ヒダ付き包材により少なくとも袋下端に底面部
が確実に隠れるとともにタイトな包装形態を感じさせ優
れた外観を有する包装体。 【解決手段】ヒダ付き包材の両端縁を密封接合して前面
部と後面部と、前面部と後面部に挟まれる側面部である
サイドガセットを折込み形成し、ボトムヒートシール又
はトップヒートシールを施してなる扁平袋を、開袋し被
包装品を収容して開口を閉じてヒートシールを施してな
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本願考案は、帯状に三枚重ねとなるように折り返して該折り返し部分の内面同 士を接着してなるヒダを少なくとも前面部と後面部の下端又は周面部の下端に備 えて底面部を隠しタイトな包装形態を感得し得る包装体に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、特開平11-070947、特開平11-227801、特開平11-310248、特開平11-31 0276、特開平11-349013の自立型包装袋は、いわゆるドイパック形態の包装袋で あり、前面部の両側縁と後面部の両側縁とが合掌状にサイドヒートシールを施さ れ、立体的開袋状態にすると二つ折りのボトムガセット6が平面状に展開して船 底形の底面部となり、前面部と底面部の稜及び後面部と底面部の稜に前記ヒダを 備えていて底面部を隠す形態である。しかし、ドイパック形態の包装袋は、両側 にサイドシールがあり側面部が無い船底形の独特の形態をしており、角底を有す る包装袋とは明確な形態上の相違がある。 なお、特開平06-286758、特開2000-153852、特開2000-272634の自立型包装袋 も、底部がドイパック形態と同一の包装袋である。
【0003】 特開2000-185740、特開2000-229646、特開2000-309345の自立型包装袋は、袋 が扁平状態に製袋され、前面部と後面部と側面部と底面部を有し前面部の端縁と 側面部の端縁とが合掌状にサイドヒートシールを施され、又、後面部の端縁と側 面部の端縁とが合掌状にサイドヒートシールを施され、立体的開袋状態において 前記サイドヒートシールの下部が底面部の側縁に来て水平方向に延びている。こ の包装袋は、前面部と底面部の稜と後面部と底面部の稜にヘム(折り癖)やヒダ がないので、はっきりとした底面部が区画されておらず見栄えが悪く自立性が悪 い。
【0004】 特開2001-031110の不定形容器は、平袋に角マンドレルを突っ込んで角筒状に して角底面を形成し両側に形成される三角形の耳の際をボトムシールして耳部を 切除してなる包装袋であり、側面部の下端に水平外方に延びるヒートシール部が できる。このヒートシール部は、水平外方にフランジ状に延びており、スマート な形態を阻害するデザインになるとともに、詰めて陳列するときに隣接の袋のヒ ダと踏み合うことになり邪魔になる。
【0005】 特開2001-206385のサイドガセット平底袋は、前面部と後面部とサイドガセッ トを有する扁平袋に製袋され、角マンドレルを突っ込んで角筒状にして角底面を 形成してからサイドガセットを閉じるようにT字型に扁平させた状態で底面両側 縁にヒートシールを施して前面部と底面部の稜及び後面部と底面部の稜にそれぞ れヒダを付けてなる包装袋であり、側面部の下端に水平外方に延びるヒートシー ル部ができる。このヒートシール部は、水平外方にフランジ状に延びており、ス マートな形態を阻害するデザインになるとともに、詰めて陳列するときに隣接の 袋のヒダと踏み合うことになり邪魔になる。
【0006】 特開2001-206385の図11に示す従来例のサイドガセット平底袋は、前面部と 後面部とサイドガセットを有する扁平筒の下部に、別途のシート紙より折上げ形 成した底面部を突っ込んで周縁をヒートシールして周面部の下端にヒダを有する 形態に製袋されてなる。 このヒダは、折り返し合掌状ではないので扁平筒の端縁と底面部の端縁がぴっ たり一致することが少なく、何処かに皺が発生するヒートシールが行なわれ、外 観が綺麗なヒダにはならず、全周ヒートシールが不完全になり液体容器には全く 適さない。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
本願考案は、上述した点に鑑み案出したもので、帯状に三枚重ねとなるように 折り返して該折り返し部分の内面同士を接着してなるヒダを少なくとも前面部と 後面部の下端又は周面部の下端に備えて底面部を隠し、ヒダに皺が発生する惧れ がなく外観が綺麗なヒダが得られ特にヒダとしての独立した外観を呈さず前面部 や後面部又は周面部と一平面を形成してタイトな包装形態を感得できて、ヒダ部 分の完全密封が確保され液体容器として適する包装体を提供することを目的とし ている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
[請求項1]に記載の考案は、袋の上下方向に対して直角方向に帯状に延びる ヒダであって三枚重ねとなるように折り返して該折り返し部分の内面同士を接着 して外側に張出するヒダを立体的開袋時の少なくとも袋下縁に有するヒダ付き包 材により、該包材の両端縁を密封接合した角筒又は角が丸まっている角筒にして 前面部と左右側面部と後面部とが形成され角筒のヒダより下部が折り畳まれて底 面部が構成された立体形態に製袋された袋に、被包装品を収容して開口を閉じて ヒートシールを施してなることを特徴とする包装体である。
【0009】 [請求項2]に記載の考案は、袋の上下方向に対して直角方向に帯状に延びる ヒダであって三枚重ねとなるように折り返して該折り返し部分の内面同士を接着 して外側に張出するヒダを立体的開袋時の少なくとも袋下縁に有するヒダ付き包 材により、該包材の両端縁を密封接合した角筒又は角が丸まっている角筒にして 前面部と左右側面部と後面部とが形成され、前記前面部と前記側面部との稜及び 前記後面部と前記側面部との稜に、合掌状のヒートシールが施されてなるリブが 形成され、角筒のヒダより下部が折り畳まれて底面部が構成された立体形態に製 袋された袋に、被包装品を収容して開口を閉じてヒートシールを施してなること を特徴とする包装体である。
【0010】 [請求項3]に記載の考案は、袋の上下方向に対して直角方向に帯状に延びる ヒダであって三枚重ねとなるように折り返して該折り返し部分の内面同士を接着 して外側に張出するヒダを立体的開袋時の少なくとも袋下縁に有するヒダ付き包 材により、該ヒダ付き包材の両端縁を密封接合して前面部と後面部と、前面部と 後面部に挟まれる側面部であるサイドガセットを折込み形成し、ボトムヒートシ ール又はトップヒートシールを施してなる扁平袋を、開袋し被包装品を収容して 開口を閉じてヒートシールを施してなることを特徴とする包装体である。
【0011】 [請求項4]に記載の考案は、袋の上下方向に対して直角方向に帯状に延びる ヒダであって三枚重ねとなるように折り返して該折り返し部分の内面同士を接着 して外側に張出するヒダを立体的開袋時の少なくとも袋下縁に有するヒダ付き包 材により、該ヒダ付き包材の両端縁を密封接合して前面部と後面部と、前面部と 後面部に挟まれる側面部であるサイドガセットを折込み形成し、前面部とサイド ガセットとの稜及び後面部とサイドガセットとの稜にヒートシールリブを形成し 、ボトムヒートシール又はトップヒートシールを施してなる扁平袋を、開袋し被 包装品を収容して開口を閉じてヒートシールを施してなることを特徴とする包装 体である。
【0012】 [請求項5]に記載の考案は、袋の上下方向に対して直角方向に帯状に延びる ヒダであって三枚重ねとなるように折り返して該折り返し部分の内面同士を接着 して外側に張出するヒダを立体的開袋時の少なくとも袋下縁に有するヒダ付き包 材により、前面部と後面部を構成し、前面部と後面部に挟まれる側面部であるサ イドガセットを別包材により構成し、前面部と後面部とサイドガセットをヒート シールリブとして接合するとともに、ボトムヒートシール又はトップヒートシー ルを施してなる扁平袋を、開袋し被包装品を収容して開口を閉じてヒートシール を施してなることを特徴とする包装体である。
【0013】 [請求項6]に記載の考案は、袋の上下方向に対して直角方向に帯状に延びる ヒダであって三枚重ねとなるように折り返して該折り返し部分の内面同士を接着 して外側に張出するヒダを立体的開袋時の少なくとも袋下縁に有するヒダ付き包 材により、該ヒダ付き包材の両端縁を密封接合してなる扁平袋を、開袋し被包装 品を収容して開口を閉じてヒートシールを施してなることを特徴とする包装体で ある。
【0014】 [請求項7]に記載の考案は、袋の上下方向に対して直角方向に帯状に延びる ヒダであって三枚重ねとなるように折り返して該折り返し部分の内面同士を接着 して外側に張出するヒダを立体的開袋時の少なくとも袋下縁に有するヒダ付き包 材により、該ヒダ付き包材の両端縁を密封接合した水平断面が扁平円となるよう にループ状に曲成した筒状として被包装品を収容して下端にボトムヒートシール を施すとともに上端にトップヒートシールを施してなることを特徴とする包装体 である。
【0015】
【考案の実施の形態】
本願考案の第一の実施の形態にかかる包装体を図1を参照して説明する。 この実施の形態は、請求項1に記載の包装体に含まれる。 図1(g)は包装体を示す斜視図である。図1(a)は包装袋の後面上方から見た斜 視図である。図1(b)は包装袋を上下逆に転倒させて後面上方から見た斜視図で ある。図1(c)は包装袋を製作するための包材の外面側の斜視図である。図1(d) は包材の側面図である。図1(e)は包材を角筒にした状態を示す斜視図である。 図1(f)は包装袋の左右の側面部中央を通る縦断面図である。
【0016】 この実施の形態にかかる包装体P1は、図1(a),(b)に示す包装袋に被包装品( 図示しない)を充填し、図1(f)に示すように、両側面2,3の上部中央を折り 込んでトップガセット10を入れて前面部1と後面部4a、4bの上端縁を寄せ合 わせてトップヒートシール11を施すことで、トップガセットが入った寄せ棟型 の上面部12を形成して、図1(g)に示す自立性を有する形態とするものである 。
【0017】 図1(a),(b)に示す包装袋は、図1(c),(d)に示すように、一枚のシート状の包 材から、図1(e)に示すように、前面部1と右側面部2と左側面部3と右側面部 2より延在する後面部4aと左側面部3より延在する後面部4bを有する角筒状に 折り曲げ、かつ、後面部4a、4bの両端縁を隙間なく突き合わせてその内側に両 面シーラントフィルムからなる三層の接続テープ5を目張りするように配してヒ ートシールして接続し角筒にしてから、図1(b)に示すように、角筒の両側面下 部にボトムガセット6を入れて前後面下部を寄せ合わせて端縁同士を合掌状にボ トムヒートシール7を施して底面部8を形成してなる。
【0018】 この包装体P1の特徴的な構成は、図1(c),(d)に示すように平面状態の包材F に、袋の上下方向に対して直角方向に帯状に延びていて三枚重ねとなるように折 り返して該折り返し部分の内面同士を接着して外側に張出するヒダ9を設け、次 いで図1(e)に示すように角筒にしてヘム(折り癖が付けられた稜のことをいう )を付け、次いで図1(a),(b)に示すように底面部8を折り曲げ形成したときに 、ヒダ9が、前面部1と底面部8との稜より、右側面部2と底面部8との稜より 、左側面部3と底面部8との稜より、後面部4aと底面部8との稜、及び後面部 4bと底面部8との稜よりそれぞれ垂下していて底面部8を隠す形態に構成され ている点である。
【0019】 図1(f)に、右側面部2と底面部8との稜より、及び左側面部3と底面部8と の稜より、ヒダ9がそれぞれ垂下している。 このため、ヒダ9を容易かつ良好に作ることができて、ヒダ9に皺が発生する 惧れがなく外観が綺麗なヒダが得られ、ヒダ9の位置が前面部1と右側面部2と 左側面部3と後面部4a、4bの下端にあってヒダ9が前面部1と右側面部2と左 側面部3と後面部4a、4bに対して同一平面をなし独立した外観を呈さないので タイトな包装形態を感じさせ得る。そして、ヒダ9は、二枚のフィルムの端縁同 士を合掌ヒートシールした構成ではなく、折り返して該折り返し部分の内面同士 を接着してなるので継ぎ目がないから完全密封が確保され液体容器として適する 。
【0020】 図1(c)において、包材Fは、ヒダ9の基部より上側部分が周面部(=前面部 と左右の側面部と左右の後面部)に相当し、ヒダ9の基部より下側部分が袋底面 部に相当する。 ヒダ9は二枚合わせ(二枚接着)であって帯状の三枚重ねの部分の外面同士は 接着しない。ヒダ9は下向きに倒されている。 ヒダ9を形成するため包材Fを二枚合わせにする接着はヒートシールであるこ とが好ましいが、効率が悪いけれども接着剤による接着を排除しない。ヒダ9を ヒートシールにより形成するために、包材Fの構成は、内面がシーラントフィル ムとなっている積層フィルム或いはヒートシール性を有する単層フィルム或いは 接合部に熱可溶接着剤をパートコートされた軟包材が使用される。
【0021】 ヒダ9の形成方法の好ましい具体例を説明する。ただし、図示しない。 直線状の隙間を有する平面板の上に内面側が上面になるように包材を載置して 前記直線状の隙間の真上に対向する突っ込み板(図示しない)を包材に対して突 っ込んで適宜の深さによるように谷折りして、谷折り部の両側の包材上面を平面 板へ押え付けてから突っ込み板を上昇復帰させて突っ込み板の下側に備える一対 のヒートシールバーを閉じて谷折り部を合掌シールしてヒダとして平面板の隙間 から抜いてさらに横に倒して帯状の三枚重ねの部分とする。
【0022】 図1(c)に示す包材Fにより図1(e)に示す角筒を形成するには、例えば、図示 しない角筒マンドレルに包材Fを一巻きし、四つの稜にヘム(縦線の折り線)を 付けて前面部1と右側面部2と左側面部3と右側面部2より延在する後面部4a と左側面部3より延在する後面部4bを有する角筒状に折り曲げ、包材Fの両端 縁を隙間なく突き合わせて、その内側に両面シーラントフィルムからなる三層の 接続テープ5を目張りするように配して角筒マンドレルに外方からヒートシーラ ーを押し付けて両端縁を接続テープ5に対してヒートシールして角筒状とする。 接続テープ5を延伸フィルムの両面にシーラントフィルムを積層してなる三層 フィルムとする理由は、該接続テープ5と右側面部2より延在する後面部4a及 び左側面部3より延在する後面部4b とのヒートシールの確保と、ボトムヒート シール7の確保である。なお、シーラントフィルムは、包材Fの内面層のシーラ ントフィルムと同材料を選択する。
【0023】 角底を形成する場合、ヒダ9の上端(基端)を角筒マンドレルの下端に一致さ せ、ヒダ9を角筒マンドレルより垂下する状態にすると、角底の周縁が角筒マン ドレルの下端に一致することになり、ボトムガセット6が入った緩く傾斜した寄 せ棟型の底面部8を形成できる。ヒダ9は一周に延在垂下することになる。ヒダ 9の丈は設計段階で大小自由に取ることができる。寄せ棟型の底面部8が垂れて もヒダ9の丈を大きく取れば底面部8がヒダ9の内側に見えないように収まる。
【0024】 図2に示すように、包装体P1を複数個積み重ねて陳列したいときには、ヒダ の丈を大きく取る。すると、下側の包装袋の寄せ棟型の上面部を上側に重なる包 装袋のヒダの内側に隠して安定して着座させられ、点列棚に数段に積み重ねるこ とができる。
【0025】 次に、本願考案の第二の実施の形態にかかる包装体を図3を参照して説明する 。 この実施の形態は、請求項2に記載の包装体に含まれる。 図3(b)は包装体の斜視図を示し、図3(a)は包装袋の後面上方から見た斜視図 を示す。 この実施の形態にかかる包装体P2は、図3(a)に示す包装袋に被包装品(図示 しない)を充填し、図3(b)に示すように、両側面の上部中央を折り込んでトッ プガセット10を入れて前面部と後面部の上端縁を寄せ合わせてトップヒートシ ール11を施すことで、トップガセットが入った寄せ棟型の上面部12を形成し て自立性を有する形態とするものである。 この包装体P2は、図1(g)に示す包装体P1と比較した場合、接続テープ5を 使用していないこと、そして、包材Fを後面部4a,4bの中央に合掌状の縦ヒー トシール13を形成して角筒に形成していること、ヒダ9の断面構造と同様に、 内面同士を密着してヒートシールしてなる四つのリブ14a,14b,14c,1 4dを四隅に形成している点が、図1(c)に示す包装袋と相違する。他の構成は図 1(a)に示す包装袋と同一である。 従って、ヒダ9が一周にわたり垂下して底面部8を隠すように構成されている 。 なお、ヒダ9は、縦ヒートシール13が倒れた側の際で内側に巻き込まれる。 包装は、図3(a)に示す包装袋に被包装品(図示しない)を充填し、図3(b)に 示すように、トップガセットが入った寄せ棟型の上面部を形成する。もって、こ の包装体P2となる。 なお、四つのリブ14a,14b,14c,14dを設けないときは請求項1に記 載の包装体に含まれる。
【0026】 図1(g)に示す包装体P1と図3(b)に示す包装体P2は、シート状の包材にヒダ 9を設けてから、角筒にしてボトムガセットが入った底面部を形成してなる、立 体的に製袋する包装袋であるが、包材の水平方向の両端縁の閉じ合わせは、一方 の端縁の外面に他方の端縁の内面を密着して接着する、いわゆる封筒張りシール であっても良い。この場合、内側に重ねるヒダ9の二重の端縁のうち外側部分を 所要形状に切り欠くと共に、外側に重ねるヒダ9の二重の端縁のうち内側部分を 所要形状に切り欠いて重ね合わせてヒートシールすると、該閉じ合わせにかかる 両側のヒダ9が一枚状になる。さらに、包材の水平方向の両端縁の閉じ合わせ位 置は、後面部中央ではなく、例えば、右側面と後面部との稜の近傍であっても良 い。 図1(g)に示す包装体P1と図3(b)に示す包装体P2は、包装袋として最初から 立体的に製袋されるものであるので、積層してストックすることはできない。製 袋充填包装機械により、立体的に製袋され、被包装品を充填して、トップガセッ トが入った寄せ棟型の上面部を形成する包装が行なわれる。
【0027】 図1(g)に示す包装体P1と図3(b)に示す包装体P2について、以下のように変 形しても良い。 ヒダを二条有する包材により製袋されていて、二条のヒダが、少なくとも、前 面部と後面部の下縁、及び上縁にあるようにしても良い。又は、前記ヒダを三条 有する包材により製袋されていて、三条のヒダが、少なくとも、前面部と後面部 の下縁、中程、及び上縁にあるようにしても良い。
【0028】 次に、本願考案の第三の実施の形態にかかる包装体を図4を参照して説明する 。 この実施の形態は、請求項3に記載の包装体に含まれる。 図4(f)は包装体の斜視図を示す。図4(a)は包装袋の斜視図を示す。図4(b) は図4(a)におけるb−b断面図を示す。図4(c)は包装袋を立体に開いたときの斜 視図を示す。図4(d)はこの包装袋を製袋するためのヒダ付きの包材の内面側よ り見た斜視図である。図4(e)はこの包装袋を製袋するための一対のサイドガセ ットを折り込み形成した扁平筒の斜視図である。 この実施の形態にかかる包装体P3は、図4(a)に示すように扁平袋として製袋 され、図4(c)に示すように包装時に立体的に開袋して被包装品(図示しない) を収容し、図4(f)に示すように開口を閉じてトップヒートシールを施してなる 。 包装体P3の包装袋は、図1(e)と同様に、図示しない角筒マンドレルにヒダ9 を形成した包材Fを一巻きし、前面部1と右側面部2と左側面部3と右側面部2 より延在する後面部4aと左側面部3より延在する後面部4bを有する角筒状に折 り曲げ、包材Fの両端縁を隙間なく突き合わせて、その内側に両面シーラントフ ィルムからなる三層の接続テープ5を目張りするように配して角筒マンドレルに 外方からヒートシーラーを押し付けて両端縁を接続テープ5に対してヒートシー ルして角筒状とする。ヒダ9を有する包材Fを角筒状に折り曲げて端縁同士を突 き合せて接続テープ5を内側に重ねてヒートシールにより閉じ合わせ、次いで、 右側面部2と左側面部3を前面部1と後面部4a,4bとの間に挟まれるように内 方へ二つ折りして一対のサイドガセットとして備えていて、下端にボトムヒート シール7を施してなり、上端が袋開口となっている。
【0029】 この包装体P3の特徴は、右側面部2と左側面部3を二つ折りしたサイドガセ ットは扁平状態の該袋の下端に至っており、扁平状態のときの袋底辺よりサイド ガセットの折り幅hと略等寸法離れた位置にヒダ9を備えていて、ヒダ9より下 側部分が、立体に開袋されたときに両側に三角形に耳ポケット形状になるボトム ガセット6を形成して平面的に展開して底面部8となり、ヒダ9が一周にわたり 垂下して底面部8を隠すように構成されていることにある。 この包装体P3の顕著な特徴は、ヒダ9を備えた点である。ヒダ9を備えてい ることにより、ヒダ9より下側部分は、立体に開袋されたときに平面的に展開し て底面部8となりうるから、ヒダ9の内側に隠れる優位性があるとともにボトム ガセットとサイドガセットの折り込みの重なり部分が多重折込みにならない。
【0030】 この包装体P3の包装袋を製袋するには、図4(d)に示すヒダ9を形成した包材 F(図1(c)に示す包材と同一)を用いて図1(e)に示すように角筒にしてから両 側面に一対のサイドガセットの折り込みを入れつつ扁平にしていき、図4(e)に 示す扁平筒としてから、図4(a)に示すようにボトムヒートシール7を施して扁 平袋とする。
【0031】 包装する際は、図4(c)に示すように立体的に開いて被包装品(図示しない) を充填し、図4(f)に示すように、トップガセットが入った寄せ棟型の上面部1 2を形成する。 図4の包装袋の図1の包装袋との相違は三方ガセットを有する扁平袋に製袋さ れることにある。
【0032】 次に、本願考案の第四の実施の形態にかかる包装体を図5を参照して説明する 。 この実施の形態は、請求項4記載の包装体に含まれる。 図5(f)は包装体の斜視図を示し、図5(a)は包装袋の斜視図を示し、図5(b) は包装袋を立体に開いたときの斜視図を示す。図5(c)は図5(a)におけるc−c 断面図を示す。図5(d)はこの包装体の包装袋を製袋するためのヒダ付きの包材 の斜視図である。この包材は、図4(d)に示す包材と同一である。図5(e)はこの 包装体を製袋するための一対のサイドガセットを折り込み形成した扁平筒の斜視 図である。 この実施の形態にかかる包装体P4は、図5(a)に示すように扁平袋として製袋 され、図5(b)に示すように包装時に立体的に開袋して被包装品(図示しない) を収容し、図5(f)に示すように開口を閉じてトップヒートシールを施してなる 。 包装体P4の特徴的な構成は、ヒダ9を有すると共に四つのリブ14a,14b ,14c,14dを有している点である。 この包装体P4と図4(f)に示す包装体P3との相違点は、四つのリブ14a,1 4b,14c,14dの有無である。 この包装体P4と図3(b)に示す包装体P2との相違点は、サイドガセットが有 って扁平袋として製袋されるか、サイドガセットが無くて立体的な袋として製袋 されるかの相違である。 この相違は、前者はパッケージメーカーで製袋され積層され束ねられて食品製 造会社へ販売され給袋充填包装機において立体的に開かれて被包装品を充填され 開口が閉じられるのに対し、後者は食品製造会社において製袋充填包装機により シート状の包材から機械折りされて製袋されそのまま被包装品を充填され開口が 閉じられる、という相違になる。 この包装体P4の包装袋を製袋するには、図5(d)に示すヒダ9を有する包材F を用いて図1(e)に示すように角筒にしてから両側面に一対のサイドガセットの 折り込みを入れつつ扁平にしていき、図5(e)に示す扁平筒として両側縁をヒー トシールしてリブ14a,14b,14c,14dを作ってから、図5(a)に示すよ うにボトムヒートシール7を施して扁平袋とする。 包装する際は、図5(b)に示すように立体的に開いて被包装品(図示しない) を充填し、図5(f)に示すように、トップガセットが入った寄せ棟型の上面部1 2を形成する。もってこの包装体P4となる。ヒダ9より下側部分は、立体に開 袋されたときに平面的に展開して底面部8となり、ヒダ9が一周にわたり垂下し て底面部8を隠す。ヒダ9は、周面の延長上端を形成して下面部と周面とを明確 に区画しタイトな折り込み感を与えることができる。
【0033】 図4に示す包装体P3及び図5に示す包装体P4の各変形例として、サイドガセ ットを入れた扁平筒とした後に、ボトムヒートシールを施すことをしないで反対 側のトップシールを施してなるサイドガセット付きの扁平袋としても良い。この 袋は、天地を逆にして底面を開いて被包装品を収容し、ヒダから上側部分を閉じ てボトムヒートシールを施して底面部を形成して包装体とし、該包装体を天地逆 に直す。この変形例は、請求項3及び請求項4に記載の包装体に含まれる。
【0034】 次に、本願考案の第五の実施の形態にかかる包装体を図6を参照して説明する 。 この実施の形態は、請求項4に記載の包装体に含まれる。 図6(d)は包装体の斜視図を示し、図6(a)は包装袋の斜視図を示し、図6(b) は包装袋を立体に開いたときの斜視図を示す。図6(c)は立体的に開いた包装袋 の水平断面図である。 この実施の形態にかかる包装体P5は、図6(a)に示すように扁平袋として製袋 され、図6(b)に示すように包装時に立体的に開袋して被包装品(図示しない) を収容し、図6(d)に示すように開口を閉じてトップヒートシールを施してなる 。 この包装体P5の特徴的な構成は、ヒダ9を有し、ヒダ9よりも下側部分の両 隅が略45度に切除されており、四つのリブ14a,14b,14c,14dを有し ている点である。 この包装体P5は、図6(a)に示すように、扁平袋の状態において、底面部8の 両隅が略45度にヒートシールして三角形のコーナー部分が切除されている点が 図5(a)に示す包装袋と相違している。 この包装体P5は、扁平袋の下部の三角形のコーナー部分が切除されているの で、立体的に開くと図6(b)に示すように底面部8に三角形のポケットが形成さ れない。 ヒダ9は、周面の延長上端を形成して下面部と周面とを明確に区画しタイトな 折り込み感を与えることができる。
【0035】 次に、本願考案の第六の実施の形態にかかる包装体を図7を参照して説明する 。 この実施の形態は、請求項3に記載の包装体に含まれる。 図7(f)は包装体の斜視図を示し、図7(a)は包装袋の斜視図を示し、図7(b) は図7(a)におけるb−b断面図を示し、図7(c)は包装袋を立体に開いたときの 斜視図を示し、図7(d)はこの包装袋を製袋するためのヒダ付きの包材の斜視図 を示す。 この実施の形態にかかる包装体P6は、図7(a)に示すように扁平袋として製袋 され、図7(b)に示すように包装時に立体的に開袋して被包装品(図示しない) を収容し、図7(f)に示すように開口を閉じてトップヒートシールを施してなる 。 この包装体P6の包装袋の特徴的な構成は、ヒダ9とヒダ15を有しているこ とである。特に、上部にもヒダ15が設けられている点が図4(a)に示す包装袋 と相違している。 ヒダ9とヒダ15は互いに逆の方向に倒されている。図7(e)はこの包装袋を製 袋するための一対のサイドガセットを折り込み形成した扁平筒の斜視図である。 この包装体P6の包装袋を製袋するには、図7(d)に示すヒダ9とヒダ15を有 する包材Fを用いて図1(e)に示すように角筒にしてから図7(b)に示すように両 側面に一対のサイドガセットの折り込みを入れつつ扁平にしていき、図7(e)に 示す扁平筒としてから、図7(a)に示すようにボトムヒートシール7を施して扁 平袋とする。 包装する際は、図7(c)に示すように立体的に開いて被包装品(図示しない) を充填し、ヒダ15より上側部分を、図7(f)に示すように、トップガセットが 入った寄せ棟型の上面部12を形成する。すると、図7(f)に示す包装体P6とな る。ヒダ15は、周面の延長上端を形成して上面部12と周面とを明確にタイト な折り込みの感じを与えることができる。 この包装袋の変形例として、図6に示す包装袋のようにリブ14a,14b,1 4c,14dを設けても良く、又、ヒダ9より下側部分の両隅を略45度にヒート シールしかつ三角形のコーナー片を切除して、図6(b)に示す包装袋の底面部と 同一形態としても良い。ヒダ15をヒダ9と同方向に倒しても良い。
【0036】 次に、本願考案の第七の実施の形態にかかる包装体を図8を参照して説明する 。 この実施の形態は、請求項4に記載の包装体に含まれる。 図8(f)は包装体の斜視図を示し、図8(a)は包装袋の斜視図を示し、図8(b) は包装袋を立体に開いたときの斜視図を示す。図8(c)は図8(a)におけるc−c 断面図を示し、図8(d)はこの包装袋を製袋するためのヒダ付きの包材の斜視図 を示し、図8(e)はこの包装袋を製袋するための一対のサイドガセットを折り込 み形成しリブを付けた扁平筒の斜視図示す。 この実施の形態にかかる包装体P7は、図8(a)に示すように扁平袋として製袋 され、図8(b)に示すように包装時に立体的に開袋して被包装品(図示しない) を収容し、図8(f)に示すように開口を閉じてトップヒートシールを施してなる 。 この包装体P7の包装袋の特徴的な構成は、ヒダ9,15を有すると共に四つの リブ14a,14b,14c,14dを有している点である。 この包装袋と図7(a)に示す包装袋との相違点は、四つのリブ14a,14b, 14c,14dの有無だけである。 この包装袋の変形例として、図6に示す包装袋のようにヒダ9より下側部分の 両隅を略45度にヒートシールしかつ三角形のコーナー片を切除して、図6(b) に示す包装袋の底面部と同一形態としても良い。 なお、図8に示す包装袋において、図7に示す包装袋と同一部分について同一 符号を付す。
【0037】 次に、本願考案の第八の実施の形態にかかる包装体を図9を参照して説明する 。 この実施の形態は、請求項3に記載の包装体に含まれる。 図9(e)は包装体の斜視図を示し、図9(a)は包装袋の斜視図を示し、図9(b) は包装袋を立体に開いたときの斜視図を示し、図9(c)はこの包装袋を製袋する ためのヒダ付きの包材の斜視図を示し、図9(d)はこの包装袋を製袋するための 一対のサイドガセットを折り込み形成した扁平筒の斜視図示す。 この実施の形態にかかる包装体P8は、図9(a)に示すように扁平袋として製袋 され、図9(b)に示すように包装時に立体的に開袋して被包装品(図示しない) を収容し、図9(e)に示すように開口を閉じてトップヒートシールを施してなる 。 この包装体P8の包装袋は、下部と中程と上部にヒダ9,16,15が設けら れている点が図4(a)に示す包装袋と相違している。 この包装体P8の特徴的な構成は、ヒダ9,16,15を有していることであ る。ヒダ9,16,15は下向きに倒れている。 この包装袋P8を製袋するには、図9(c)に示すヒダ9,16,15を有する包 材Fを用いて図1(e)に示すように角筒にしてから両側面に一対のサイドガセッ トの折り込みを入れつつ扁平にしていき、図9(d)に示す扁平筒としてからボト ムヒートシール7を施して扁平袋とする。 包装する際は、図9(b)に示すように立体的に開いて被包装品(図示しない) を充填し、ヒダ15より上側部分を、図9(e)に示すように、トップガセットが 入った寄せ棟型の上面部を形成する。すると、この包装袋P8になる。 ヒダ9とヒダ15は、周面の延長端を形成して下面部と周面部並びに上面部と 周面部とを明確に区画しタイトな折り込み感を与えることができる。 ヒダ16は、包装形態にアクセントとバリエーションを与える効果がある。ヒ ダ16にノッチ(引き裂き開始のための切り込み)を設けると袋を中程から切り 開くことができる。 この包装袋に対する変形例として、ヒダ9より下側部分の両隅を略45度にヒ ートシールしかつ三角形のコーナー片を切除して、図6(b)に示す包装袋の底面 部と同一形態としても良い。
【0038】 次に、本願考案の第九の実施の形態にかかる包装体を図10を参照して説明す る。 この実施の形態は、請求項5に記載の包装体に含まれる。 図10(f)は包装体の斜視図を示し、図10(a)は包装袋の斜視図を示し、図1 0(b)は包装袋を立体に開いたときの斜視図を示し、図10(c)は立体的に開いた 包装袋の水平断面図(図10(b)におけるc−c断面図)を示し、図10(d)は包 装袋を構成する各ウエブの分解・配置状態を示す斜視図を示し、図10(e)はサ イドガセット入りの扁平筒を示す斜視図を示す。 この実施の形態にかかる包装体P9は、図10(a)に示すように扁平袋として製 袋され、図10(b)に示すように包装時に立体的に開袋して被包装品(図示しな い)を収容し、図10(f)に示すように開口を閉じてトップヒートシールを施し てなる。 この包装体P9の包装袋は、一枚の包材を折り曲げて製袋するのではなく、ヒ ダ9aを形成した前面部1と、ヒダ9bを形成した後面部4と、ガセット折りされ た右側面部2と、ガセット折りされた左側面部3の四枚の包材を図10(d)に示 すように配置して重ねて、図10(e)に示すように、合掌状のサイドシールを施 してリブ14a,14b,14c,14dを形成したサイドガセット入りの扁平筒と して、図10(a)に示すようにボトムヒートシールを施すことで、製袋される。 この包装体P9の包装袋は右側面部2と左側面部3にヒダがなく、接続テープ が用いられない。 ヒダ9aを形成した前面部1と、ヒダ9bを形成した後面部4とは、ヒダ9aと ヒダ9bとがずれないように、一枚の包材にヒダを付けてから幅半分に切り離し たものを用いることが好ましい。 この包装体P9に対する変形例として、ヒダ9a,9bより下側部分の両隅を略4 5度にヒートシールしかつ三角形のコーナー片を切除して、図6(b)に示す包装 袋の底面部と同一形態としても良い。さらに、ヒダ9a,9bに対応して右側面部 2と左側面部3にヒダを設けても良い。
【0039】 次に、本願考案の第十の実施の形態にかかる包装体を図11を参照して説明す る。 この実施の形態は、請求項5に記載の包装体に含まれる。 図11(f)は包装体の斜視図を示し、図11(a)は包装袋の斜視図を示し、図1 1(b)は包装袋を立体に開いたときの斜視図を示し、図11(c)は立体的に開いた 包装袋の水平断面図を示し、図11(d)は包装袋を構成する各ウエブの分解・配 置状態を示す斜視図を示し、図11(e)はサイドガセット入りの扁平筒を示す斜 視図を示す。 この実施の形態にかかる包装体P10は、図11(a)に示すように扁平袋として 製袋され、図11(b)に示すように包装時に立体的に開袋して被包装品(図示し ない)を収容し、図11(f)に示すように開口を閉じてトップヒートシールを施 してなる。 この包装体P10の包装袋は、一枚の包材を折り曲げて製袋するのではなく、ヒ ダ9a,15aを形成した前面部1と、ヒダ9b,15bを形成した後面部4と、ガセ ット折りされた右側面部2と、ガセット折りされた左側面部3とに分離されてい る包材を図11(d)に示すように配置して重ねて、図11(e)に示すように、合掌 状のサイドシールを施してリブ14a,14b,14c,14dを形成したサイドガ セット入りの扁平筒として、図11(a)に示すようにボトムヒートシールを施す ことで、製袋される。ヒダ9a,9bは下向きに倒れ、ヒダ15a,15bは上向きに 倒れている。 この包装体P10と図10に示す包装体P9との相違は上部に設けるヒダの有無 のみである。 この包装体P10に対する変形例として、ヒダ9a,9bより下側部分の両隅を略 45度にヒートシールしかつ三角形のコーナー片を切除して、図6(b)に示す包 装袋の底面部と同一形態としても良い。さらに、ヒダ15a,15bに対応して右 側面部2と左側面部3にヒダを設けて製袋しても良い。
【0040】 次に、本願考案の第十一の実施の形態にかかる包装体を図12を参照して説明 する。 この実施の形態は、請求項5に記載の包装体に含まれる。 図12(f)は包装体の斜視図を示し、図12(a)は包装袋の斜視図を示し、図1 2(b)は包装袋を立体に開いたときの斜視図を示し、図12(c)は立体的に開いた 包装袋の水平断面図を示し、図12(d)は包装袋を構成する各ウエブの分解・配 置状態を示す斜視図を示し、図12(e)はサイドガセット入りの扁平筒を示す斜 視図を示す。 この実施の形態にかかる包装体P11は、図12(a)に示すように扁平袋として 製袋され、図12(b)に示すように包装時に立体的に開袋して被包装品(図示し ない)を収容し、図12(f)に示すように開口を閉じてトップヒートシールを施 してなる。 この包装体P11の包装袋は、一枚の包材を折り曲げて製袋するのではなく、ヒ ダ9a,16a,15aを形成した前面部1と、ヒダ9b,16b,15bを形成した後面 部4と、ガセット折りされた右側面部2と、ガセット折りされた左側面部3とに 分離されている包材を図12(d)に示すように配置して重ねて、図12(e)に示す ように、合掌状のサイドシールを施してリブ14a,14b,14c,14dを形成 したサイドガセット入りの扁平筒として、図12(a)に示すようにボトムヒート シールを施すことで、製袋される。 この包装体P11と図11に示すこの包装体P10との相違は中段に設けるヒダの 相違のみである。この包装体P11のヒダはいずれも下向きである。 この包装体P11に対する変形例として、ヒダ9a,9bより下側部分の両隅を略 45度にヒートシールしかつ三角形のコーナー片を切除して、図6(b)に示す包 装袋の底面部と同一形態としても良い。さらに、ヒダ15a,15bに対応して右 側面部2と左側面部3にヒダを設けて製袋しても良い。ヒダ16a,16b,15a, 15bを上向きにしても良い。
【0041】 次に、本願考案の第十二の実施の形態にかかる包装体を図13を参照して説明 する。 この実施の形態は、請求項5に記載の包装体に含まれる。 図13(d)は包装袋の斜視図を示し、図13(a)は包装袋の斜視図を示し、図1 3(b)は包装袋を立体に開いた状態を示す斜視図を示し、図13(c)は包装袋を構 成する各ウエブの分解・配置状態を示す斜視図を示す。 この実施の形態にかかる包装体P12は、図13(a)に示すように扁平袋として 製袋され、図13(b)に示すように包装時に三角柱形状に開袋して被包装品(図 示しない)を収容し、図13(d)に示すように開口を閉じてトップヒートシール を施してなる。 この包装体P12の包装袋は、一枚の包材を折り曲げて製袋するのではなく、ヒ ダ9a,15a,16aを形成した前面部1と、ヒダ9b,15b,16bを形成した後面 部4と、ガセット折りされた側面部2aとに分離されている三枚の包材を図13( c)に示すように配置して重ねて、図13(a)に示すように、合掌状のサイドシー ルを施してリブ14a,14b,14cを形成したサイドガセット入りの扁平筒と しさらにボトムヒートシール7を施すことで、製袋される。 この包装体P12と図12に示す包装体P11との相違は、ガセット折りされた側 面部が片側のみに有するか、又は左右一対に有するかの相違であるが、立体的に 開いたときはこの包装袋にあっては、三角柱形状になるから、図13(e)に示す ように例えば包装体を六個集めて六角柱状にして展示したり六角柱状に箱詰めで きるのに対し、図12に示す包装体P11にあっては四角柱形状になり図2に示す ように積み重ねて展示できるという相違がある。
【0042】 本願考案の第十三の実施の形態にかかる包装体を図14を参照して説明する。 この実施の形態は、請求項6に記載の包装体に含まれる。 図14(c)は包装体の斜視図を示し、図14(a)は包装袋の斜視図である。図1 4(b)は包装袋を立体に開いた状態を示す斜視図を示し、図14(d)はヒダを付け られた包材の斜視図を示し、図14(e)は、包材の両縁を接続テープで繋いで扁 平筒とした状態を示す斜視図である。 この実施の形態にかかる包装体P13は、図14(a)に示すように扁平袋として 製袋され、図14(b)に示すように包装時に立体的に開袋して被包装品(図示し ない)を収容し、図14(c)に示すように開口を閉じてトップヒートシールを施 してなる。 この包装体P13の包装袋は、図14(d)に示すヒダ9が付いた包材Fを図14( e)に示すように扁平筒状に折り曲げて幅方向の両縁を突き合せ接続テープ5を継 ぎ目の内側に重ねてヒートシールして接続し、図14(a)に示すようにボトムヒ ートシール7を施して製袋する。 包装するには、この包装袋の上部を開き被包装品を充填してトップヒートシー ル11を施す。袋に被包装品を充填すると、ヒダ9より下側部分が平面展開する 。ボトムヒートシール7の両端部分を互いに平行となる三角形の耳として内側へ 倒すと、図14(c)に示すように両耳が折り畳まれた底面部8となってヒダ9の 内側に隠れる。ヒダ9は周面部を延長した面を構成していて底面部8とはヒダ裏 面上端より略直角となり該底面部を隠す。 なお、図4(c)に示すような底面部にもなりうる。
【0043】 本願考案の第十四の実施の形態にかかる包装体を図15を参照して説明する。 この実施の形態は、請求項6に記載の包装体に含まれる。 図15(c)は包装体の斜視図を示し、図15(a)は包装袋の斜視図を示し、図1 5(b)は包装袋を立体に開いた状態を示す斜視図を示し、図15(d)はヒダが付い た包材の斜視図を示し、図15(e)は、包材の両縁を接続テープで繋いで扁平筒 とした状態を示す斜視図を示す。 この実施の形態にかかる包装体P14は、図15(a)に示すように袋底部が開口 となる扁平袋として製袋され、図15(b)に示すように包装時に立体的に開袋し て被包装品(図示しない)を収容し、図15(c)に示すように開口を閉じてボト ムヒートシールを施してなる。 この包装体P14の包装袋は、図15(a)に示すようにヒダ9は付いているがサ イドガセットは無く、トップヒートシール11が施された扁平袋として製袋され る。 この包装袋は、図15(d)に示すヒダ9が付いた包材Fを図15(e)に示すよう に扁平筒状に折り曲げて幅方向の両縁を突き合せ接続テープ5を継ぎ目の内側に 重ねてヒートシールして接続し、図15(a)に示すようにトップヒートシール1 1を施して製袋する。 包装するには、この包装袋を天地逆にして上に来る底部を開き被包装品を充填 して、ヒダ9より下側部分を扁平に閉じてボトムヒートシール7を施して底面部 8を形成し、ボトムヒートシール7の両端部分の余剰部を互いに平行となる三角 形の耳として内側へ倒すと、図15(c)に示すように両耳が折り畳まれた底面部 8となってヒダ9の内側に隠れる。もって、包装体P14となる。
【0044】 本願考案の第十五の実施の形態にかかる包装体を図16を参照して説明する。 この実施の形態は、請求項6に記載の包装体に含まれる。 図16(c)は包装体の斜視図を示し、図16(a)は包装袋の斜視図を示し、図1 6(b)は包装袋を立体に開いた状態を示す斜視図を示し、図16(d)はヒダを付け られた包材の斜視図を示し、図16(e)は包材の両縁を接続テープで繋いで扁平 筒とした状態の斜視図を示す。 この実施の形態にかかる包装体P15は、図16(a)に示すように袋底部が閉じ た扁平袋として製袋され、図16(b)に示すように包装時に立体的に開袋して被 包装品(図示しない)を収容し、図16(c)に示すように開口を閉じてボトムヒ ートシールを施してなる。 この包装体P15の包装袋は、図16(d)に示すヒダ9,15が付いた包材Fを 図16(e)に示すように扁平筒状に折り曲げて幅方向の両縁を後面の幅中央で突 き合せ接続テープ5を継ぎ目の内側に重ねてヒートシールして接続して扁平筒を 形成し、図16(a)に示すようにボトムヒートシール7を施して製袋する。 包装するには、この包装袋の上部を開き被包装品を充填してトップヒートシー ル11を施して上面部12を形成する。袋に被包装品を充填すると、ヒダ9より 下側部分が平面展開する。ボトムヒートシール7の両端部分を互いに平行となる 三角形の耳として内側へ倒すと、図16(c)に示すように両耳が折り畳まれた底 面部8となってヒダ9の内側に隠れる。 この包装体P15と図14に示す包装体P13との相違は上部に設けるヒダの有無 である。ヒダ15があると、上面部12が区画形成される。
【0045】 本願考案の第十六の実施の形態にかかる包装体を図17を参照して説明する。 この実施の形態は、請求項7に記載の包装体に含まれる。 図17(d)は包装体の斜視図を示し、図17(a)はヒダが付いた包材の斜視図を 示し、図17(b)は包材の両縁を接続テープで繋いで楕円筒とした状態を示す斜 視図を示し、図17(c)は楕円筒にトップヒートシールを施してなる包装袋の斜 視図を示す。 この実施の形態にかかる包装体P16は、図17(c)に示すように袋底部が開口 となる長円筒状ないし楕円筒状に立体に開いた袋として製袋され被包装品(図示 しない)を収容し、図17(d)に示すように開口を閉じてボトムヒートシールを 施してなる。 この包装体P16は、図17(a)に示すヒダ9が付いた包材Fを図17(b)に示す ように図示しない楕円筒状のマンドレルに一巻きするようにしてループ状に折り 曲げて幅方向の両縁を突き合せ接続テープ5を継ぎ目の内側に重ねてヒートシー ルして接続し楕円筒を形成し図17(c)に示すようにボトムヒートシール7を施 して製袋する。 包装するには、この包装袋を天地逆にして上に来る底部を開き被包装品を充填 して、ヒダ9より下側部分を扁平に閉じてボトムヒートシール7を施して底面部 8を形成し、ボトムヒートシール7の両端部分の余剰部を互いに平行となる三角 形の耳として内側へ倒すと、図17(d)に示すように両耳が折り畳まれた底面部 8となってヒダ9の内側に隠れる。 なお、縦型の製袋充填包装機械では連続する包材に等間隔にヒダを付けてフォ ーマーと落下式の被包装品充填用筒との間に導いて角筒に折り曲げかつ端縁同士 をセンターシールして角筒を形成して被包装品充填用筒より垂下しボトムガセッ トが入った底面部を形成して被包装品を落下充填し、それから、トップガセット が入った底面部を形成してトップヒートシールを施してカットして図1(g)に示 す包装体となる。又、リブを付ければ図3(b)に示す包装体と同一になる。
【0046】 請求項7の包装体は、ボトムヒートシールとトップヒートシールのいずれが先 に施されていても良い袋となっていて、被包装品を充填してから残りのボトムヒ ートシール又はトップヒートシールを施してなるもので良い。請求項7の包装体 は、ピロー包装機で包装された包装体を含むものである。ピロー包装機で図17 (c)に示す袋を作るときはヒダ9がフォーマーと落下充填パイプとの間の隙間に 引っかからないようにするために、ヒダ9が上側に来るようにして袋の上下が逆 になるように製袋する。そして、落下充填パイプの下方で円筒状にした包装筒に ついて、下側の袋のボトムヒートシールと上側の袋のトップヒートシールとを同 時に施してかつ二条ヒートシールの間をカットし、切り離した下側の袋を上下逆 にしてコンベア上に載置して搬送する。図17に示す袋及び包装体は、ピロー包 装機で製袋し充填包装する包装体と略同等なものを示している。ピロー包装機で 製袋し充填包装する包装体は、ボトムガセットを入れられ、さらにリブを形成で きるが、ヒダが形成されるものであれば本願考案に含まれる。
【0047】 包装体を製作するための包材Fは例えば以下のような積層フィルムからなる。 (1) OPP 20μm/接着剤/LLDPE 20μm ・・・・(外層/内層:シーラント) (2) OPP 20μm/接着剤/一軸延伸または二軸延伸HDPE/接着剤/LLDPE・・・・(外 層/中間層/内層:シーラント) (3) OPP 20μm/接着剤/アルミニウム箔/接着剤/LLDPE 20μm・・・・(外層/中 間層/内層:シーラント) (4) OPP(シリカ又はアルミナ蒸着層)/接着剤/一軸延伸または二軸延伸HDPE /接着剤/LLDPE 20μm・・・・(外層/中間層/内層:シーラント) (5)PET 20μm/接着剤/アルミニウム箔/接着剤/OPP 20μm/接着剤/LLDPE 2 0μm・・・・(外層/中間層/中間層/中間層/内層:シーラント) (6) 紙/接着剤LLDPE 50μm・・・・(外層/内層:シーラント) (7) PET 12μm/接着剤/LLDPE 20μm ・・・・(外層/内層:シーラント) (8) AL 9μm/接着剤/LLDPE 70μm・・・・(外層/内層:シーラント) (9) PET・SiOx 12μm/接着剤/LLDPE 100μm ・・・・(外層/内層:シーラント) (10) CPP 5μm・OPP 30μm共押出し/接着剤/CPP 20μm ・・・・(外層/内層;内 外面シーラント) なお、包材はシーラントフィルム単体より構成されていても良い。
【0048】
【考案の効果】
以上説明してきたように、本願考案の包装体は、帯状に三枚重ねとなるように 折り返して該折り返し部分の内面同士を接着してなるヒダを少なくとも前面部と 後面部の下端又は周面部の下端に備えた袋を用いるものであり、包材が平面のと きにヒダを形成してから袋を作るので、ヒダに皺が発生する惧れがなく外観が綺 麗なヒダが得られ、ヒダ部分の完全密封が確保され液体用包装体として適し、ヒ ダが少なくとも前面部下端と後面部下端より垂下し底面部とは略直角になり、ヒ ダが底面部を隠し、ヒダは独立した外観を呈さず前面部や後面部又は周面部と一 平面を形成しているのでタイトな包装形態を感じさせ、包装体として美観に優れ ている。又、本願考案の包装体は、丈が大きいヒダを付加することができ、この 場合には上げ底の袋形態になり、例えば図示の三段積みにして陳列できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願考案の第一の実施の形態にかかる包装体を
示す。図1(a)は包装袋の後面上方から見た斜視図を示
し、図1(b)は包装袋を上下逆に転倒させて後面上方か
ら見た斜視図を示し、図1(c)は包装袋を製作するため
の包材の外面側の斜視図を示し、図1(d)は包材の側面
図を示し、図1(e)は包材を角筒にした状態を示す斜視
図を示し、図1(f)は包装袋の左右の側面部中央を通る
縦断面図を示し、図1(g)は包装体の斜視図を示す。
【図2】本願考案の第一の実施の形態にかかる包装体を
複数個積み重ねて陳列する状態を示す斜視図である。
【図3】本願考案の第二の実施の形態にかかる包装体を
示す。図3(a)は包装袋の後面上方から見た斜視図を示
し、図3(b)は包装体の斜視図を示す。
【図4】本願考案の第三の実施の形態にかかる包装体を
示す。図4(a)は包装袋の斜視図を示し、図4(b)は図4
(a)におけるb−b断面図を示し、図4(c)は包装袋を立体
に開いたときの斜視図を示し、図4(d)はこの包装袋を
製袋するためのヒダ付きの包材の内面側より見た斜視図
を示し、図4(e)はこの包装袋を製袋するための一対の
サイドガセットを折り込み形成した扁平筒の斜視図を示
し、図4(f)は包装体の斜視図を示す。
【図5】本願考案の第四の実施の形態にかかる包装体を
示す。図5(a)は包装袋の斜視図を示し、図5(b)は包装
袋を立体に開いたときの斜視図を示し、図5(c)は図5
(a)におけるc−c断面図を示し、図5(d)はこの包装袋
を製袋するためのヒダ付きの包材の斜視図を示し、図5
(e)はこの包装袋を製袋するための一対のサイドガセッ
トを折り込み形成した扁平筒の斜視図を示し、図5(f)
は包装体の斜視図を示す。
【図6】本願考案の第五の実施の形態にかかる包装体を
示す。図6(a)は包装袋の斜視図を示し、図6(b)は包装
袋を立体に開いたときの斜視図を示し、図6(c)は立体
的に開いた包装袋の水平断面図を示し、図6(d)は包装
体の斜視図を示す。
【図7】本願考案の第六の実施の形態にかかる包装体を
示す。図7(a)は包装袋の斜視図を示し、図7(b)は図7
(a)におけるb−b断面図を示し、図7(c)は包装袋を立
体に開いたときの斜視図を示し、図7(d)はこの包装袋
を製袋するためのヒダ付きの包材の斜視図を示し、図7
(e)はこの包装袋を製袋するための一対のサイドガセッ
トを折り込み形成した扁平筒の斜視図を示し、図7(f)
は包装体の斜視図を示す。
【図8】本願考案の第七の実施の形態にかかる包装体を
示す。図8(a)は包装袋の斜視図を示し、図8(b)は包装
袋を立体に開いたときの斜視図を示し、図8(c)は図8
(a)におけるc−c断面図を示し、図8(d)はこの包装袋
を製袋するためのヒダ付きの包材の斜視図を示し、図8
(e)はこの包装袋を製袋するための一対のサイドガセッ
トを折り込み形成しリブを付けた扁平筒の斜視図を示
し、図8(f)は包装体の斜視図を示す。
【図9】本願考案の第八の実施の形態にかかる包装体を
示す。図9(a)は包装袋の斜視図を示し、図9(b)は包装
袋を立体に開いたときの斜視図を示し、図9(c)はこの
包装袋を製袋するためのヒダ付きの包材の斜視図を示
し、図9(d)はこの包装袋を製袋するための一対のサイ
ドガセットを折り込み形成した扁平筒の斜視図を示し、
図9(e)は包装体の斜視図を示す。
【図10】本願考案の第九の実施の形態にかかる包装体
を示す。図10(a)は包装袋の斜視図を示し、図10(b)
は包装袋を立体に開いたときの斜視図を示し、図10
(c)は立体的に開いた包装袋の水平断面図(図10(b)に
おけるc−c断面図)を示し、図10(d)は包装袋を構
成する各ウエブの分解・配置状態を示す斜視図を示し、
図10(e)はサイドガセット入りの扁平筒を示す斜視図
を示し、図10(f)は包装体の斜視図を示す。
【図11】本願考案の第十の実施の形態にかかる包装体
を示す。図11(a)は包装袋の斜視図を示し、図11(b)
は包装袋を立体に開いたときの斜視図を示し、図11
(c)は立体的に開いた包装袋の水平断面図を示し、図1
1(d)は包装袋を構成する各ウエブの分解・配置状態を
示す斜視図を示し、図11(e)はサイドガセット入りの
扁平筒を示す斜視図を示し、図11(f)は包装体の斜視
図を示す。
【図12】本願考案の第十一の実施の形態にかかる包装
体を示す。図12(a)は包装袋の斜視図を示し、図12
(b)は包装袋を立体に開いたときの斜視図を示し、図1
2(c)は立体的に開いた包装袋の水平断面図を示し、図
12(d)は包装袋を構成する各ウエブの分解・配置状態
を示す斜視図を示し、図12(e)はサイドガセット入り
の扁平筒を示す斜視図を示し、図12(f)は包装体の斜
視図を示す。
【図13】本願考案の第十二の実施の形態にかかる包装
体を示す。図13(a)は包装袋の斜視図を示し、図13
(b)は包装袋を立体に開いた状態を示す斜視図を示し、
図13(c)は包装袋を構成する各ウエブの分解・配置状
態の斜視図を示し、図13(d)は包装体の斜視図を示
し、図13(e)は包装体を六個集めて六角柱状にして展
示する状態の斜視図を示す。
【図14】本願考案の第十三の実施の形態にかかる包装
体を示す。図14(a)は包装袋の斜視図を示し、図14
(b)は包装袋を立体に開いた状態を示す斜視図を示し、
図14(c)は包装体の斜視図を示し、図14(d)はヒダを
付けられた包材の斜視図を示し、図14(e)は、包材の
両縁を接続テープで繋いで扁平筒とした状態を示す斜視
図である。
【図15】本願考案の第十四の実施の形態にかかる包装
体を示す。図15(a)は包装袋の斜視図を示し、図15
(b)は包装袋を立体に開いた状態の斜視図を示し、図1
5(c)は包装体の斜視図を示し、図15(d)はヒダが付い
た包材の斜視図を示し、図15(e)は、包材の両縁を接
続テープで繋いで扁平筒とした状態の斜視図を示す。
【図16】本願考案の第十五の実施の形態にかかる包装
体を示す。図16(a)は包装袋の斜視図である。図16
(b)は包装袋を立体に開いた状態を示す斜視図を示し、
図16(c)は包装体の斜視図を示し、図16(d)はヒダを
付けられた包材の斜視図を示し、図16(e)は包材の両
縁を接続テープで繋いで扁平筒とした状態の斜視図を示
す。
【図17】本願考案の第十六の実施の形態にかかる包装
体を示す。図17(a)はヒダが付いた包材の斜視図を示
し、図17(b)は包材の両縁を接続テープで繋いで楕円
筒とした状態の斜視図を示し、図17(c)は楕円筒にト
ップヒートシールを施してなる包装袋の斜視図を示し、
図17(d)は包装体の斜視図を示す。
【符号の説明】
P1〜P16・・・包装体 F・・・包材、1・・・前面部、2・・・右
側面部、3・・・左側面部、4a,4b,4・・・後面部、5・・・
接続テープ、6・・・ボトムガセット、7・・・ボトムヒート
シール、8・・・底面部、9,9a,9b・・・ヒダ、10・・・ト
ップガセット、11・・・トップヒートシール、12・・・上
面部、13・・・縦ヒートシール、14a,14b,14c,
14d・・・リブ、15,15a,15b・・・ヒダ、16,16a,
16b・・・ヒダ、
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年4月12日(2002.4.1
2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図17
【補正方法】変更
【補正内容】
【図17】

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】袋の上下方向に対して直角方向に帯状に延
    びるヒダであって三枚重ねとなるように折り返して該折
    り返し部分の内面同士を接着して外側に張出するヒダを
    立体的開袋時の少なくとも袋下縁に有するヒダ付き包材
    により、該包材の両端縁を密封接合した角筒又は角が丸
    まっている角筒にして前面部と左右側面部と後面部とが
    形成され角筒のヒダより下部が折り畳まれて底面部が構
    成された立体形態に製袋された袋に、被包装品を収容し
    て開口を閉じてヒートシールを施してなることを特徴と
    する包装体。
  2. 【請求項2】袋の上下方向に対して直角方向に帯状に延
    びるヒダであって三枚重ねとなるように折り返して該折
    り返し部分の内面同士を接着して外側に張出するヒダを
    立体的開袋時の少なくとも袋下縁に有するヒダ付き包材
    により、該包材の両端縁を密封接合した角筒又は角が丸
    まっている角筒にして前面部と左右側面部と後面部とが
    形成され、前記前面部と前記側面部との稜及び前記後面
    部と前記側面部との稜に、合掌状のヒートシールが施さ
    れてなるリブが形成され、角筒のヒダより下部が折り畳
    まれて底面部が構成された立体形態に製袋された袋に、
    被包装品を収容して開口を閉じてヒートシールを施して
    なることを特徴とする包装体。
  3. 【請求項3】袋の上下方向に対して直角方向に帯状に延
    びるヒダであって三枚重ねとなるように折り返して該折
    り返し部分の内面同士を接着して外側に張出するヒダを
    立体的開袋時の少なくとも袋下縁に有するヒダ付き包材
    により、該ヒダ付き包材の両端縁を密封接合して前面部
    と後面部と、前面部と後面部に挟まれる側面部であるサ
    イドガセットを折込み形成し、ボトムヒートシール又は
    トップヒートシールを施してなる扁平袋を、開袋し被包
    装品を収容して開口を閉じてヒートシールを施してなる
    ことを特徴とする包装体。
  4. 【請求項4】袋の上下方向に対して直角方向に帯状に延
    びるヒダであって三枚重ねとなるように折り返して該折
    り返し部分の内面同士を接着して外側に張出するヒダを
    立体的開袋時の少なくとも袋下縁に有するヒダ付き包材
    により、該ヒダ付き包材の両端縁を密封接合して前面部
    と後面部と、前面部と後面部に挟まれる側面部であるサ
    イドガセットを折込み形成し、前面部とサイドガセット
    との稜及び後面部とサイドガセットとの稜にヒートシー
    ルリブを形成し、ボトムヒートシール又はトップヒート
    シールを施してなる扁平袋を、開袋し被包装品を収容し
    て開口を閉じてヒートシールを施してなることを特徴と
    する包装体。
  5. 【請求項5】袋の上下方向に対して直角方向に帯状に延
    びるヒダであって三枚重ねとなるように折り返して該折
    り返し部分の内面同士を接着して外側に張出するヒダを
    立体的開袋時の少なくとも袋下縁に有するヒダ付き包材
    により、前面部と後面部を構成し、前面部と後面部に挟
    まれる側面部であるサイドガセットを別包材により構成
    し、前面部と後面部とサイドガセットをヒートシールリ
    ブとして接合するとともに、ボトムヒートシール又はト
    ップヒートシールを施してなる扁平袋を、開袋し被包装
    品を収容して開口を閉じてヒートシールを施してなるこ
    とを特徴とする包装体。
  6. 【請求項6】袋の上下方向に対して直角方向に帯状に延
    びるヒダであって三枚重ねとなるように折り返して該折
    り返し部分の内面同士を接着して外側に張出するヒダを
    立体的開袋時の少なくとも袋下縁に有するヒダ付き包材
    により、該ヒダ付き包材の両端縁を密封接合してなる扁
    平袋を、開袋し被包装品を収容して開口を閉じてヒート
    シールを施してなることを特徴とする包装体。
  7. 【請求項7】袋の上下方向に対して直角方向に帯状に延
    びるヒダであって三枚重ねとなるように折り返して該折
    り返し部分の内面同士を接着して外側に張出するヒダを
    立体的開袋時の少なくとも袋下縁に有するヒダ付き包材
    により、該ヒダ付き包材の両端縁を密封接合した水平断
    面が扁平円となるようにループ状に曲成した筒状として
    被包装品を収容して下端にボトムヒートシールを施すと
    ともに上端にトップヒートシールを施してなることを特
    徴とする包装体。
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