JPH07291342A - フィルム包装体及びフィルム包装体の製造方法 - Google Patents

フィルム包装体及びフィルム包装体の製造方法

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JPH07291342A
JPH07291342A JP6090966A JP9096694A JPH07291342A JP H07291342 A JPH07291342 A JP H07291342A JP 6090966 A JP6090966 A JP 6090966A JP 9096694 A JP9096694 A JP 9096694A JP H07291342 A JPH07291342 A JP H07291342A
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JP
Japan
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film
heat
film sheet
packaged
package
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JP6090966A
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English (en)
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Sei Mori
聖 毛利
Nobuo Ueda
修生 上田
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Fuji Seal Inc
Original Assignee
Fuji Seal Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製袋作業が容易で、且つその製造用の設備も
簡易にできる熱収縮フィルム包装体を提供することを目
的とする。 【構成】 フィルム2 の周縁部2a,2b,2cが接着されるこ
とによって収納部4 を有する袋体3 が形成され、該収納
部4 内に被包装物5 が収納された包装体において、フィ
ルム2 の周縁部2a,2b,2cに塗布されたコールドシール剤
6 同士が圧着された袋体3 が形成され、且つ被包装物5
が収納された袋体3 が熱収縮されてなることを構成上の
要旨とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば食品等の包装等
に使用される熱収縮フィルム包装体、及び製造方法の改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、食品等を包装するフィルム包装体
としては、図7に示すように熱収縮性を有するフィルム
22の三方又は四方をヒートシールして接着部22a,22b を
接着すると同時に、該接着部22a,22b を熱溶断すること
によって袋状に形成して被包装物を密封し、その後加熱
処理することでフィルムを被包装物に密着包装する包装
体21が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように接
着部22a,22b をヒートシールによって接着する場合に
は、フィルム22が熱によって接着されるまで押圧してお
く必要が生じていた。また、接着された後に熱溶断して
余分なフィルム部分をカットする工程も必要であり、そ
の接着作業に時間がかかるという問題点が生じていた。
【0004】さらに、フィルム22をヒートシールするた
めに熱圧着するための器具も必要であり、シール温度や
時間の制御が必要となる等、製造装置が大がかりになる
という問題もあった。
【0005】また、熱収縮フィルムとしては、熱接着性
の良好な材質からなるフィルムしか使用できず、そのフ
ィルムの種類が限定されるという問題点もあった。
【0006】さらに、このような問題を解消するため
に、ヒートシールではなく通常の接着剤を使用して接着
を行った場合には、接着剤を塗布した後に直ちにフィル
ムを接着して製袋する必要があり、塗布作業と同時に接
着、製袋作業を行わなければならないという欠点があっ
た。
【0007】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたもので、製袋作業が容易で、且つその製造
用の設備も簡易にできる熱収縮フィルム包装体を提供す
ることを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を解決するために、フィルム包装体と、その製造方法
としてなされたもので、フィルム包装体としての特徴
は、フィルム2 の周縁部2a,2b,2cが接着されることによ
って収納部4 を有する袋体3 が形成され、該収納部4 内
に被包装物5 が収納された包装体において、フィルム2
の周縁部2a,2b,2cに塗布されたコールドシール剤6 同士
が圧着された袋体3 が形成され、且つ被包装物5 が収納
された袋体3 が熱収縮されてなることにある。
【0009】また、その製造方法としての特徴は、 熱
収縮性を有するフィルムシート10の所定位置にコールド
シール剤6 を塗布し、その後該フィルムシート10を移送
するとともに被包装物5 を一定間隔で供給して、フィル
ムシート10の幅方向の両端部10a,10b を前記フィルムシ
ート10に塗布されたコールドシール剤6 同士を圧着する
ことによって、前記被包装物5 を被覆すべくフィルムシ
ート10を筒状に形成し、その後筒状に形成されたフィル
ムシート10の内面で且つ被包装物5 の相互間位置に塗布
されたコールドシール剤6 同士を圧着し、さらに前記フ
ィルムシート10を熱収縮させて包装することにある。
【0010】
【作用】すなわち、上記のようにコールドシール剤6 に
よって接着、製袋されたフィルム包装体であるために、
その接着時に、コールドシール剤6 が塗布されたフィル
ム2 周縁部を重合し押圧するだけで、特別に熱を加えた
り、長時間押圧しておく必要がなく、速やかに接着する
ことができる。
【0011】また、ヒートシール等のように熱圧着手段
等が必要なく、押圧する手段のみで容易に接着できる。
【0012】さらに、コールドシール剤6 を使用したた
め、予めコールドシール剤6 を塗布したフィルム2 をロ
ール状等の扱い易い形状にして保管しておくことができ
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面に従っ
て説明する。
【0014】まず、本発明のフィルム包装体の構成につ
いて説明する。図1乃至図3に示す1は、熱収縮性を有
するフィルム2からなる袋体3の内部に被包装物が収納
された包装体である。
【0015】フィルム2は、ポリプロピレン等を一軸又
は二軸延伸して得られる熱収縮性フィルム等からなり、
該フィルム2は2つ折にされ、三方の周縁部2a,2b,2cを
接着されて収納部4を有する袋体3に形成されている。
【0016】該三方の周縁部2a,2b,2cにおいてはフィル
ム2の内面側にそれぞれコールドシール剤6が塗布さ
れ、該塗布面同士を圧着し接着されている。
【0017】また、袋体3の収納部4内には被収納物と
してのトレー7に載置された食品5が収納され、袋体3
ごと熱収縮処理を施して食品5及びトレー7にフィルム
2が密着した状態で包装されている。
【0018】次に、このような構成からなる包装体1を
製造する方法について説明する。
【0019】まず、熱収縮性を有する延伸ポリプロピレ
ン等からなるフィルムシート10の一面側の所定位置に図
4(イ)に示すようにコールドシール剤6を塗布する。
【0020】このコールドシール剤6は、天然ゴム、天
然ゴム変性物、合成ゴム等のエマルジョン、又はこれら
の混合エマルジョン等からなり、室温で、このコールド
シール剤を塗布した部分同士を加圧することによって接
着できるものである。
【0021】また、このコールドシール剤6を塗布し乾
燥した後はコールドシール剤6の非塗布面や異種のコー
ルドシール剤とは接着しない性質を有するため、予めフ
ィルムシート10に塗布しておき、ロール状にした場合に
もフィルムシート10には接着しない。
【0022】このコールドシール剤6を塗布するフィル
ムシート10の所定位置とは、フィルムシート10の幅方向
の両端部10a,10b 及び長手方向に指定の間隔をあけて被
包装物を包装した場合に被包装物の相互間となる位置で
ある。
【0023】次に、図4(ロ)に示すようにこのコール
ドシール剤6 を塗布しロール状にされたフィルムシート
10を移送して先ず長手方向に2つ折し、両端部10a,10b
を連続的に圧着手段8によって圧着して筒状に形成す
る。
【0024】この筒状に形成したフィルムシート10内に
被包装物としてトレー7に載置された食品5を一定間隔
で移送して筒状のフィルムシート10によって包囲する。
【0025】さらに、食品の間をフィルムシート10の幅
方向に圧着して接着し、切断手段9によって切断する。
このようにして内部に食品5が収納された袋体3を製造
する。
【0026】次に、この袋体3に加熱処理を施して袋体
3のフィルム2を熱収縮させ(図5参照)、トレー7に
載置した食品5に密着させて包装体1を製造する。
【0027】尚、上記実施例ではフィルム2の三方を接
着することによって袋体3を形成するものとしたが、例
えばフィルム2の四方を接着して図6(ロ)に示すよう
な袋体3を形成してもよい。
【0028】また、上記実施例では一枚のフィルムシー
ト10を二つ折りにして筒状に形成するものとしたが、二
枚のフィルムシートを重合して包装体1を形成してもよ
い。この場合には、図6(イ)に示すように、2枚のフ
ィルムシート10t,10s の間に食品5を収納し、両フィル
ムシート10t,10s の両端部2c,2d をシールして筒状に形
成してから幅方向2a,2b に溶着し、切断して包装体1を
形成してもよい。このようにして四方を接着した場合に
は包装体1の四方の周縁部2a,2b,2c,2dが接着された包
装体1が形成される(図6(ロ)参照)。
【0029】また、上記実施例では、筒状に形成したフ
ィルムシート10内に被包装物としての食品5を供給する
こととしたが、フィルムシート10に被包装物を載置した
後に、該被包装物を被覆すべくフィルムシートを筒状に
形成してもよいのである。
【0030】さらに、上記実施例ではポリプロピレン等
のフィルムを使用したが、本発明の包装体に使用するフ
ィルム2としてはこれに限定されるものではなく、熱接
着性の良くないポリエステル製の熱収縮フィルムを使用
することもでき、その他熱収縮性を有するフィルムであ
ればよいのである。
【0031】また、上記実施例では、被包装物としてト
レー7に載置された食品5を使用したが、被包装物はこ
れに限定されるものではなく、例えばトレー7がなく直
接食品を使用してもよく、また食品の他、薬品、文具、
雑貨等であってもよい。
【0032】
【発明の効果】叙上のように、本発明の熱収縮フィルム
包装体はコールドシール剤によって接着してなるため、
ヒートシールのように熱をかけて接着する必要がなく、
接着部を圧着するだけですみやかに接着することができ
る。そのため、接着作業を容易且つすばやく行うことが
でき、またその接着装置も簡易なもので行うことがで
き、製造コストの低減を図ることができる。
【0033】また、熱収縮フィルム包装体をヒートシー
ル性が良好でない材質からなるフィルムを使用して製造
することもでき、使用態様等に合わせて種々のフィルム
を使用した熱収縮フィルム包装体を得ることができる。
【0034】さらに、コールドシール剤を使用したた
め、フィルムにコールドシール剤を塗布した後にフィル
ムをロール状にしておくこと等が可能となり、フィルム
の取扱いが容易で、製造作業が一層容易に行うことがで
きるという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例の包装体の斜視図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】図1のB−B線断面図。
【図4】(イ)はフィルムシートにコールドシール剤を
塗布した状態を示す正面図、(ロ)は包装工程を示す説
明図。
【図5】包装体を熱収縮させる工程を示す断面図。
【図6】(イ)は他実施例の包装体の包装工程を示す説
明図、(ロ)は他実施例の包装体を熱収縮させる前の正
面図。
【図7】従来の包装体の斜視図。
【符号の説明】 1 包装体 2 フィルム 3 袋体 6 コールドシール剤 5 食品

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルム(2) の周縁部(2a),(2b),(2c)が
    接着されることによって収納部(4) を有する袋体(3) が
    形成され、該収納部(4) 内に被包装物(5) が収納された
    包装体において、フィルム(2) の周縁部(2a),(2b),(2c)
    に塗布されたコールドシール剤(6) 同士が圧着された袋
    体(3) が形成され、且つ被包装物(5) が収納された袋体
    (3) が熱収縮されてなることを特徴とするフィルム包装
    体。
  2. 【請求項2】 熱収縮性を有するフィルムシート(10)の
    所定位置にコールドシール剤(6) を塗布し、その後該フ
    ィルムシート(10)を移送するとともに被包装物(5) を一
    定間隔で供給して、フィルムシート(10)の幅方向の両端
    部(10a),(10b)を前記フィルムシート(10)に塗布された
    コールドシール剤(6) 同士を圧着することによって、前
    記被包装物(5) を被覆すべくフィルムシート(10)を筒状
    に形成し、その後筒状に形成されたフィルムシート(10)
    の内面で且つ被包装物(5) の相互間位置に塗布されたコ
    ールドシール剤(6) 同士を圧着し、さらに前記フィルム
    シート(10)を熱収縮させて包装することを特徴とするフ
    ィルム包装体の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102016102087A1 (de) * 2016-02-05 2017-08-10 B. Braun Avitum Ag Filtermodul-Verpackungs-Einheit
CN114269657A (zh) * 2019-10-11 2022-04-01 喜利得股份公司 线状封装

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102016102087A1 (de) * 2016-02-05 2017-08-10 B. Braun Avitum Ag Filtermodul-Verpackungs-Einheit
US10201395B2 (en) 2016-02-05 2019-02-12 B. Braun Avitum Ag Filter module packaging unit
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