JP5732635B2 - フィルム包材及びそれを用いた包装体 - Google Patents
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Description
まず、特許文献1の包材は、1つのチューブ状熱収縮性フィルムを軸方向に沿って接着することで、単純に複数の円筒部に分割した構造であるため、特に強度面で不安がある。また、軸方向の接着のみで複数の円筒部が形成されているため、被包装物を収容した際の被包装物の安定性に欠ける。一方、特許文献2の包材は、構造が特殊であるため、製造プロセスが煩雑になると共に、包装できる被包装物が限定されるという問題がある。また、特許文献3の包材は、複数のフィルムを用いて煩雑なプロセスで製造されるため、特にコスト面で問題がある。
また、本発明の目的は、当該フィルム包材を用いた包装体を提供することである。
また、各筒状収容部にミシン目線等を形成して、被包装物の個別開封が可能な構成とすることもできる。
図1に示すように、フィルム包材10は、筒状熱収縮性フィルム30x(後述の図2参照)の軸方向中間部分を扁平状に折り畳み、当該折り畳み部を底面部12として、筒状熱収縮性フィルム30xの軸方向両側部分が底面部12に対して立設するように、該軸方向両側部分を同じ方向に折り曲げて形成した一対の連続体11a,11bを備える。つまり、フィルム包材10は、一対の連続体11a,11bと、連続体11a,11bの底面を構成すると共に、連続体11a,11b同士を連結する底面部12とを備える。
図1に示すフィルム包材10は、図2に示す筒状熱収縮性フィルム30xから製造される。筒状熱収縮性フィルム30xは、3本のミシン目線21が形成された熱収縮性フィルムの筒状体である。筒状熱収縮性フィルム30xに、軸方向隔壁シール部16,17と、径方向隔壁シール部18と、接着部19と、切り込み22とを形成して、図3及び図4に示す筒状熱収縮性フィルム30yを作製し、これを折り曲げ加工することでフィルム包材10が得られる。以下では、筒状熱収縮性フィルム30yが得られるまでの筒状熱収縮性フィルムについても、筒状熱収縮性フィルム30xと称して説明する。
まず、1つの筒状熱収縮性フィルム30xの周方向長さ(以下、周長とする)に合わせてスリットされた長尺状の熱収縮性フィルムを準備し、3本のミシン目線21を形成する。各ミシン目線21は、長尺状フィルムの長手方向(長手方向に直交する方向は幅方向とする)に沿って、ダイカットロールやレーザー等を用いて連続的に形成される。なお、長尺状フィルムの長手方向が筒状熱収縮性フィルム30xの軸方向となり、長尺フィルムの幅方向が周方向となる。
まず、図2に示す筒状熱収縮性フィルム30xの全体を、筒状フィルムの内面同士が接するように扁平状(シート状)に折り畳み、軸方向に沿った2本の折り目線34を形成する。このとき、3本のミシン目線21が一方の面に、センターシール部31が他方の面にそれぞれ位置するように折り畳まれることが好ましい。以下では、扁平状に折り畳まれた形態において、ミシン目線21が形成された一方の面を「表面」、センターシール部31が形成された他方の面を「裏面」と称して説明する。
まず、図3に示す筒状熱収縮性フィルム30yの軸方向中央部分である底面部12に対して、筒状熱収縮性フィルム30yの軸方向両側部分が立設するように、底面部12を折り曲げ起点として該軸方向両側部分を同じ方向に折り曲げる。次に、各接着部19により連続体11aと、連続体11bとを接着することで、図1に示すフィルム包材10が得られる。つまり、フィルム包材10は、1枚の筒状フィルムを折り曲げるという簡便なプロセスで製造できる。
図5に示すように、包装体50は、一対の連続体11a,11bを含むフィルム包材51と、連続体11a,11bの各収容部に収容され、各収容部にて個別包装された6つの容器52とを備える。なお、フィルム包材10の熱収縮は、フィルム包材10の各収容部に容器52を収容した後、スチーム式や熱風式のシュリンクトンネルに通すことで行われる。図5では、被包装物として、円柱形状の容器本体と、容器本体に嵌められた天蓋とを含む容器52を例示するが、被包装物はこれに限定されず、角柱形状の物品等であってもよい。
以下、図7及び図8を参照して、設計変更の例(変形例)を幾つか説明する。
Claims (8)
- 熱収縮性フィルム又は自己伸縮性フィルムからなる1枚の筒状フィルムを用いて構成されたフィルム包材であって、
筒状フィルムの軸方向中間部分を筒状フィルムの内面同士が接するように扁平状に折り畳んでなる折り畳み部と、
当該折り畳み部を折り曲げ起点として、筒状フィルムの軸方向両側部分を同じ方向に折り曲げて形成される少なくとも2つの筒状収容部と、
を備え、
各筒状収容部は、その一端が折り畳み部により閉じられており、
折り畳み部を隔てて対向する各筒状収容部が、互いの接触位置で直接接合されている、又は互いの間に挟まれた台紙を介して接合されていることを特徴とするフィルム包材。 - 請求項1に記載のフィルム包材において、
筒状フィルムは、軸方向に沿って形成されるセンターシール部を有し、
筒状収容部は、センターシール部が折り畳み部を隔てて対向する筒状収容部の内側面に位置するように折り曲げられて形成されることを特徴とするフィルム包材。 - 請求項1又は2に記載のフィルム包材において、
各筒状収容部は、少なくとも被包装物を収容した状態で、それぞれの軸方向が互いに平行であり、折り畳み部に対して垂直に立設していることを特徴とするフィルム包材。 - 請求項1〜3のいずれか1に記載のフィルム包材において、
筒状フィルムの軸方向に沿って、筒状フィルムの内面同士を接合して形成された少なくとも1つの軸方向隔壁シール部を備え、
筒状フィルムの軸方向両側に軸方向隔壁シール部で隔離された複数の筒状収容部からなる連続体がそれぞれ形成されることを特徴とするフィルム包材。 - 請求項4に記載のフィルム包材において、
折り畳み部を隔てて対向する各連続体は、軸長が互いに異なっていることを特徴とするフィルム包材。 - 請求項1〜5のいずれか1に記載のフィルム包材において、
筒状フィルムの径方向に沿って、筒状フィルムの内面同士を接合して形成された径方向隔離シール部を備えることを特徴とするフィルム包材。 - 請求項1〜6のいずれか1に記載のフィルム包材と、
当該フィルム包材の各筒状収容部に収容され、個別包装された複数の被包装物と、
を備えることを特徴とする包装体。 - 請求項7に記載の包装体において、
フィルム包材は、折り畳み部が被包装物の上部を覆うように装着されていることを特徴とする包装体。
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