JP5732635B2 - フィルム包材及びそれを用いた包装体 - Google Patents

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Description

本発明は、フィルム包材及びそれを用いた包装体に関する。
各種飲料製品や各種トイレタリー製品等の物品を複数個一まとめにして結束包装するフィルム包材が知られている。フィルム包材を構成する樹脂フィルムには、例えば、被包装物の形状に追従して密着包装できる熱収縮性フィルムが好適に用いられる。これらフィルム包材の幾つかは、複数の被包装物を個別包装可能な形態を有しており、当該形態のフィルム包材は、特許文献にも開示されている。
例えば、特許文献1には、チューブ状熱収縮性フィルムの内面同士が、少なくとも1箇所でチューブの軸方向に接着されて、チューブの軸方向に並列する複数の円筒部が形成された被包装物包装用筒状チューブが開示されている。また、特許文献2には、2枚の熱収縮性フィルムからなり、一方のフィルムを折り返して複数の空間を形成した後、他方のフィルムを接着してなる包装用フィルム構造体が開示されている。また、特許文献3には、少なくとも2枚の熱収縮性フィルムからなり、例えば、ヒートシールにより各被包装物を個別に収容する複数の開口部が形成された熱収縮ホルダが開示されている。
実開昭61‐8560号公報 実用新案登録第3110823号公報 特表2010‐508217号公報
しかしながら、上記各特許文献に開示された包材には、次のような課題がある。
まず、特許文献1の包材は、1つのチューブ状熱収縮性フィルムを軸方向に沿って接着することで、単純に複数の円筒部に分割した構造であるため、特に強度面で不安がある。また、軸方向の接着のみで複数の円筒部が形成されているため、被包装物を収容した際の被包装物の安定性に欠ける。一方、特許文献2の包材は、構造が特殊であるため、製造プロセスが煩雑になると共に、包装できる被包装物が限定されるという問題がある。また、特許文献3の包材は、複数のフィルムを用いて煩雑なプロセスで製造されるため、特にコスト面で問題がある。
即ち、本発明の目的は、複数の被包装物を個別包装しながら結束できるフィルム包材であって、個別包装部間の結束力が高く優れた強度を有すると共に、1枚のフィルムから簡便なプロセスで製造可能なフィルム包材を提供することである。
また、本発明の目的は、当該フィルム包材を用いた包装体を提供することである。
本発明に係るフィルム包材は、熱収縮性フィルム又は自己伸縮性フィルムからなる1枚の筒状フィルムを用いて構成されたフィルム包材であって、筒状フィルムの軸方向中間部分を筒状フィルムの内面同士が接するように扁平状に折り畳んでなる折り畳み部と、当該折り畳み部を折り曲げ起点として、筒状フィルムの軸方向両側部分を同じ方向に折り曲げて形成される少なくとも2つの筒状収容部と、を備え、各筒状収容部は、その一端が折り畳み部により閉じられており、折り畳み部を隔てて対向する各筒状収容部が、互いの接触位置で直接接合されている、又は互いの間に挟まれた台紙を介して接合されていることを特徴とする。
上記構成によれば、筒状フィルムを折り曲げて形成した複数の筒状収容部に、それぞれ被包装物を収容して個別包装することができる。また、上記構成のフィルム包材は、筒状フィルムを折り畳んでなる折り畳み部によって、各筒状収容部が互いに連結されているため、個別包装部である筒状収容部間の結束力が高く優れた強度を有する。さらに、上記構成のフィルム包材は、1枚の筒状フィルムを折り曲げるという簡便なプロセスで製造可能である。なお、各筒状収容部にミシン目線やハーフカット線等の切断補助線、又は切断起点となる切り込み等を形成することで、被包装物を個別開封することも可能である。
また、本発明に係るフィルム包材において、各筒状収容部は、少なくとも被包装物を収容した状態で、それぞれの軸方向が互いに平行であり、折り畳み部に対して垂直に立設していることが好ましい。当該構成によれば、被包装物をより安定に見栄え良く包装することができる。
また、本発明に係るフィルム包材において、筒状フィルムは、熱収縮性フィルム又は自己伸縮性フィルムから構成されていることが好ましい。当該構成によれば、被包装物の形状に追従した個別包装が可能であり、例えば、個別包装部間の結束力がさらに向上する。
また、本発明に係るフィルム包材は、筒状フィルムの軸方向に沿って、筒状フィルムの内面同士を接合して形成された少なくとも1つの軸方向隔壁シール部を備える構成とすることができる。当該構成によれば、軸方向に沿って筒状フィルムを分割することができるので、筒状収容部の数を増やすことができる。つまり、軸方向隔壁シール部を形成することで、被包装物の収容数を増やすことができる。
また、本発明に係るフィルム包材において、筒状フィルムの径方向に沿って、筒状フィルムの内面同士を接合して形成された径方向隔離シール部を備えることが好ましい。当該構成によれば、筒状フィルムの軸方向両側に形成される一対の筒状収容部を隔離でき、例えば、被包装物の個別開封性が良好になる。
また、本発明に係るフィルム包材において、折り畳み部を隔てて対向する筒状収容部が、直接又は台紙を介して、互いに接合されていることが好ましい。当該構成によれば、筒状収容部間の結束力がさらに向上し、例えば、形状安定性がより良好になる。
本発明に係る包装体は、上記構成のフィルム包材と、当該フィルム包材の各筒状収容部に収容され個別包装された複数の被包装物とを備えることを特徴とする。
本発明に係るフィルム包材によれば、複数の被包装物を個別包装しながら結束できる。そして、本発明に係るフィルム包材は、結束力が高く優れた強度を有すると共に、1枚のフィルムから簡便なプロセスで製造可能である。
また、各筒状収容部にミシン目線等を形成して、被包装物の個別開封が可能な構成とすることもできる。
本発明の実施形態であるフィルム包材を示す斜視図である。 本発明の実施形態であるフィルム包材の第1中間生産物である筒状熱収縮性フィルムを示す図である。 本発明の実施形態であるフィルム包材の第2中間生産物である筒状熱収縮性フィルムを示す図であって、第2中間生産物の一方の面を示す図である。 本発明の実施形態であるフィルム包材の第2中間生産物である筒状熱収縮性フィルムを示す図であって、第2中間生産物の他方の面を示す図である。 本発明の実施形態である包装体を示す図である。 本発明の実施形態である包装体の変形例を示す図である。 本発明の実施形態であるフィルム包材の第1の変形例を示す図である。 本発明の実施形態であるフィルム包材の第2の変形例を示す図である。
以下、図面を用いて、本発明に係るフィルム包材の実施形態を詳細に説明する。
実施形態では、熱収縮性フィルムから構成されたフィルム包材を例示する。ただし、本発明に係るフィルム包材は、これに限定されず、自己伸縮性フィルム、非熱収縮性フィルム、非自己伸縮性フィルムから構成されるものであってもよい。また、実施形態では、軸方向隔壁シール部を備えたフィルム包材を例示する。ただし、本発明に係るフィルム包材は、軸方向隔壁シール部を有さず、筒状フィルムの軸方向両側に1つずつ形成された筒状収容部を備えるものであってもよい。
なお、本明細書では、説明の便宜上、筒状フィルムが扁平状(シート状)に折り畳まれた形態についても、「軸方向」、「径方向」の用語を使用する。また、説明の便宜上、「前後」、「左右」、「上下」等の方向を示す用語を使用するが、各構成要素と方向との関係が限定されるものではない。
まず初めに、図1〜図4を用いて、フィルム包材10の構成を詳細に説明する。
図1は、フィルム包材10を示す斜視図である。
図1に示すように、フィルム包材10は、筒状熱収縮性フィルム30x(後述の図2参照)の軸方向中間部分を扁平状に折り畳み、当該折り畳み部を底面部12として、筒状熱収縮性フィルム30xの軸方向両側部分が底面部12に対して立設するように、該軸方向両側部分を同じ方向に折り曲げて形成した一対の連続体11a,11bを備える。つまり、フィルム包材10は、一対の連続体11a,11bと、連続体11a,11bの底面を構成すると共に、連続体11a,11b同士を連結する底面部12とを備える。
以下では、連続体11a,11bのうち、連続体11aに関連する構成要素には符号に「a」を付し、連続体11bに関連する構成要素には符号に「b」を付する。
連続体11aは、筒状熱収縮性フィルム30xの軸方向一方側に形成された筒状収容部の連続体である。一方、連続体11bは、底面部12を挟んで連続体11aと反対側である筒状熱収縮性フィルム30xの軸方向他方側に形成された筒状収容部の連続体である。以下では、説明の便宜上、連続体11a側を「前」、連続体11b側を「後」とする。
連続体11aは、第1筒状収容部13a(以下、第1収容部13aとする)と、第2筒状収容部14a(以下、第2収容部14aとする)と、第3筒状収容部15a(以下、第3収容部15aとする)とから構成され、各収容部が一列に並んでつながった形状を有する。同様に、連続体11bは、第1筒状収容部13b(以下、第1収容部13bとする)と、第2筒状収容部14b(以下、第2収容部14bとする)と、第3筒状収容部15b(以下、第3収容部15bとする)とから構成され、各収容部が一列に並んでつながった形状を有する。以下では、説明の便宜上、筒状収容部が連続する方向を「左右方向」とし、第1筒状収容部13a側を「左」、第3筒状収容部15a側を「右」とする。
連続体11a,11bを構成する各収容部は、それぞれの軸方向が互いに平行であり、底面部12に対して垂直に立設した形状を有する。ここで、「平行」、「垂直」とは、実質的に平行、垂直とみなせる状態(所謂略平行、略垂直)を含む。図1では、被包装物のない状態で各収容部が底面部12に対して垂直に立設しているが、被包装物を収容した状態で当該立設形状が得られるものであってもよい。
なお、連続体11a,11bは、互いに同一形状、同一サイズである。さらに、連続体11a,11bを構成する各収容部も、互いに同一形状、同一サイズである。つまり、フィルム包材10は、同一形状、同一サイズの筒状収容部を6つ備えている。以下では、説明の明瞭化のため、連続体11a,11bで共通する内容は、連続体11aについて説明し、各収容部で共通する内容は、第1収容部13aについて説明する。
連続体11aは、第1収容部13aと第2収容部14aとがつながり、第2収容部14aと第3収容部15aとがつながって、各収容部が直線状に並んだ形状を有する。つまり、各収容部は、独立した内部空間を有しながら、互いにつながった形状を有する。当該形状は、筒状熱収縮性フィルム30xの軸方向に沿って、筒状フィルムの内面同士を接合して形成された2本の軸方向隔壁シール部16,17によって得られる。
具体的には、連続体11aの第1収容部13aと第2収容部14aとの間に、軸方向隔壁シール部16が形成され、第2収容部14aと第3収容部15aとの間に、軸方向隔壁シール部17が形成されている。つまり、軸方向隔壁シール部16は、第1収容部13a,13bと、第2収容部14a,14bとを隔離するためのシール部であり、軸方向隔壁シール部17は、第2収容部14a,14bと、第3収容部15a,15bとを隔離するためのシール部である。軸方向隔壁シール部16,17は、連続体11aの各収容部の上端から下端まで軸方向に沿って直線状に形成されており、底面部12を前後方向に通り連続体11bの上端まで連続して形成される。
底面部12は、上記のように、連続体11a,11bの底面を構成すると共に、連続体11a,11b同士を連結する部分であって、筒状熱収縮性フィルム30xの少なくとも軸方向中間部分を扁平状に折り畳んで形成される。つまり、底面部12は、筒状熱収縮性フィルム30xの筒壁の一部から構成されている。図1に示す形態では、連続体11a,11bが互いに同一形状、同一サイズを有するため、底面部12は、筒状熱収縮性フィルム30xの軸方向中央部分に形成される。
底面部12には、連続体11a,11bの間に、連続体11aの各収容部と、連続体11bの各収容部とを隔離する径方向隔壁シール部18が形成されている。径方向隔壁シール部18は、筒状熱収縮性フィルム30xの径方向に沿って、筒状フィルムの内面同士を接合して形成されたシール部である。径方向隔壁シール部18は、左右方向に沿って直線状に形成されており、軸方向隔壁シール部16,17に対して垂直に交わっている。
なお、底面部12を隔てて対向する各収容部、つまり連続体11aの各収容部と、連続体11bの各収容部とは、底面部12により連結されると共に、接着部19によって互いに直接接着されている。接着部19は、例えば、連続体11aの各収容部と連続体11bの各収容部の接触位置に接着剤(例えば、反応性ホットメルト接着剤、感圧接着剤)を塗工する、又は粘着テープを貼着することで設けられる。
第1収容部13aは、一端が底面部12によって閉じられ、他端に開口部20aを有する有底円筒形状の収容部であって、他の収容部から隔離され独立した被包装物の収容空間を有する。図1に示す形態では、第1収容部13aの直径よりも軸方向に沿った長さ(以下、軸長とする)の方がやや長めに設定されているが、第1収容部13aのサイズは被包装物に応じて適宜変更できる。第1収容部13aは、底面部12によって他の収容部と連結されている。また、隣接する第2収容部14aに対しては、軸方向隔壁シール部16を介してつながり、隣接する第1収容部13bに対しては、接着部19を介してつながっている。
第1収容部13aには、例えば、筒壁の前方左側に、軸方向に沿ってミシン目線21が形成されている。ミシン目線21は、第1収容部13aを開封する際に使用される切断補助線である。ミシン目線21の形態は、特に限定されず、例えば、切断部と非切断部とが直線状に交互に並び、両端の切断部が他の部分よりも長く切り込まれた形態とすることができる。ミシン目線21は、第1収容部13aの底面、即ち底面部12にも連続して形成され、底面部12を前後方向に通り第1収容部13bの上端に亘って連続して形成される。第1収容部13bでは、筒壁の後方左側に、軸方向に沿ってミシン目線21が形成されている。また、第2収容部14a,14b及び第3収容部15a,15bにも、ミシン目線21がそれぞれ形成されている。
なお、フィルム包材10は、個別包装形態を維持した状態で、第1、第2、及び第3収容部の単位で分離するための構成として切り込み22を備える。切り込み22は、例えば、軸方向隔壁シール部16,17の各端部に形成されたV字状の切り込みである。切り込み22は、軸方向隔壁シール部16,17に沿って各収容部の間を切断する際の切断起点として機能する。
また、第1収容部13aには、例えば、第1収容部13bに対向する壁面に、軸方向に沿ってセンターシール部31が形成されている。センターシール部31は、フィルム包材10の第1中間生産物である筒状熱収縮性フィルム30xを作製するときに形成されるシール部である。センターシール部31は、底面部12にも連続して形成され、底面部12を前後方向に通り第1収容部13bの上端に亘って連続して形成される。つまり、フィルム包材10は、包材の内側に向いた面、即ち連続体11aと連続体11bとが対向する側に向いた面(内側面)に、センターシール部31が位置するように折り曲げられて形成されることが好適である。一方、上記ミシン目線21は、包材の外側に向いた面(外側面)に位置することが好ましい。なお、第2収容部14a,14b及び第3収容部15a,15bには、センターシール部31は形成されない。
ここで、図2〜図4を参照し、フィルム包材10の製造方法を例示する。また、フィルム包材10の構成を補足説明する。
図2は、第1中間生産物である筒状熱収縮性フィルム30xを示す図であり、図3及び図4は、第2中間生産物である筒状熱収縮性フィルム30yを示す図である。
図1に示すフィルム包材10は、図2に示す筒状熱収縮性フィルム30xから製造される。筒状熱収縮性フィルム30xは、3本のミシン目線21が形成された熱収縮性フィルムの筒状体である。筒状熱収縮性フィルム30xに、軸方向隔壁シール部16,17と、径方向隔壁シール部18と、接着部19と、切り込み22とを形成して、図3及び図4に示す筒状熱収縮性フィルム30yを作製し、これを折り曲げ加工することでフィルム包材10が得られる。以下では、筒状熱収縮性フィルム30yが得られるまでの筒状熱収縮性フィルムについても、筒状熱収縮性フィルム30xと称して説明する。
図2に示す筒状熱収縮性フィルム30xは、以下のようにして得られる。
まず、1つの筒状熱収縮性フィルム30xの周方向長さ(以下、周長とする)に合わせてスリットされた長尺状の熱収縮性フィルムを準備し、3本のミシン目線21を形成する。各ミシン目線21は、長尺状フィルムの長手方向(長手方向に直交する方向は幅方向とする)に沿って、ダイカットロールやレーザー等を用いて連続的に形成される。なお、長尺状フィルムの長手方向が筒状熱収縮性フィルム30xの軸方向となり、長尺フィルムの幅方向が周方向となる。
熱収縮性フィルムとしては、公知の樹脂フィルムを使用できる。例えば、ポリエステル系樹脂(ポリエチレンテレフタレート、ポリ乳酸など)、ポリオレフィン系樹脂(ポリエチレン、ポリプロピレンなど)、ポリスチレン系樹脂(スチレン-ブタジエン共重合体など)、ポリ塩化ビニルなどの熱可塑性樹脂からなるフィルム、複数の樹脂の混合物からなるフィルム、複数のフィルムを積層した積層フィルム(異種積層フィルムを含む)が例示できる。また、熱収縮性フィルムは、優れた熱収縮特性を発現するために、一軸延伸又は二軸延伸されることが好ましい。熱収縮性フィルムの熱収縮率としては、一軸延伸フィルムの場合、主延伸方向の熱収縮率が、20〜90%(90℃の温水に10秒間浸漬)であることが好ましく、40〜80%であることが特に好ましい。二軸延伸フィルムの場合、延伸方向の収縮率が、20〜90%(90℃の温水に10秒間浸漬)であることが好ましく、40〜80%であることが特に好ましい。また、熱収縮性フィルムには、商品名や商品イメージ等を表す文字や模様など所望の色相に調整した印刷層を形成することができる。印刷層は、所望のインキを用いて、グラビア印刷等の公知の方法により形成できる。また、本発明に係るフィルム包材10の他の例としては以下が挙げられる。自己伸縮性フィルムとしては、例えば、ポリエチレンなどのオレフィン系樹脂、エチレン酢酸ビニル共重合体などの熱可塑性樹脂を含むフィルムなどが挙げられる。なお、前記自己伸縮性フィルムは、自己伸縮性に加えて、熱収縮性を有していてもよい。また、非熱収縮性及び非自己伸縮性フィルムとしては、例えば、二軸延伸ポリエステル系フィルム、二軸延伸スチレン系フィルム、二軸延伸オレフィン系フィルムなどが挙げられる。
次に、長尺状の熱収縮性フィルムの幅方向両端を、テトラヒドロフラン(THF)等の有機溶剤でシールしてセンターシール部31を形成し、長尺状の筒状熱収縮性フィルムを作製する。そして、当該長尺状の筒状フィルムを径方向にカットすることで、図2に示す筒状熱収縮性フィルム30xが得られる。図2に示すように、筒状熱収縮性フィルム30xは、センターシール部31、一端開口32、及び他端開口33を有し、3本のミシン目線21が軸方向に沿って直線状に形成された筒状フィルムである。なお、熱収縮性フィルムが一軸延伸フィルムである場合、筒状熱収縮性フィルム30xは、熱収縮性フィルムの主延伸方向が周方向となるように作製されることが好適である。
ここでは、軸方向隔壁シール部16等が形成される前に長尺状の筒状フィルムをカットするものとして説明したが、長尺状の筒状フィルムに軸方向隔壁シール部16等を形成してから径方向にカットして筒状熱収縮性フィルム30yを作製してもよい。また、ミシン目線21は、筒状フィルムの状態で形成されてもよい。
図3及び図4に示す筒状熱収縮性フィルム30yは、以下のようにして得られる。
まず、図2に示す筒状熱収縮性フィルム30xの全体を、筒状フィルムの内面同士が接するように扁平状(シート状)に折り畳み、軸方向に沿った2本の折り目線34を形成する。このとき、3本のミシン目線21が一方の面に、センターシール部31が他方の面にそれぞれ位置するように折り畳まれることが好ましい。以下では、扁平状に折り畳まれた形態において、ミシン目線21が形成された一方の面を「表面」、センターシール部31が形成された他方の面を「裏面」と称して説明する。
次に、折り畳まれた筒状熱収縮性フィルム30xに対して、軸方向に沿って直線状の軸方向隔壁シール部16,17を形成すると共に、軸方向中央部分に、径方向に沿って直線状の径方向隔壁シール部18を形成する。そして、裏面上の第1収容部13a、第2収容部14a、及び第3収容部15aに対応する位置に、例えば、反応性ホットメルト接着剤を塗工して3つの接着部19を形成することで、図3及び図4に示す筒状熱収縮性フィルム30yが得られる。軸方向隔壁シール部16,17及び径方向隔壁シール部18は、例えば、ヒートシールによって折り畳まれた筒状熱収縮性フィルムの内面同士を接合することで形成される。また、軸方向隔壁シール部16,17を形成するときに、当該シール部の各端部に切り込み22を形成することができる。
軸方向隔壁シール部16,17は、一方の折り目線34と軸方向隔壁シール部16との間隔、軸方向隔壁シール部16と軸方向隔壁シール部17との間隔、及び軸方向隔壁シール部17と他方の折り目線34との間隔が等しくなるように形成される。また、軸方向隔壁シール部16,17は、筒状熱収縮性フィルム30xの軸方向一端から他端まで直線状に形成される。これにより、一端開口32が3つの開口部20aに、他端開口33が3つの開口部20bにそれぞれ分割される。そして、径方向隔壁シール部18が筒状熱収縮性フィルム30xの径方向に沿って形成されることで、筒状熱収縮性フィルム30xが6つの収容部に分割される。
この筒状熱収縮性フィルム30yを折り曲げ加工することでフィルム包材10が得られる。つまり、筒状熱収縮性フィルム30yは、フィルム包材10を展開した形態に相当する。筒状熱収縮性フィルム30yは、軸方向に沿って、第1収容部13a,13bと、第2収容部14a,14bと、第3収容部15a,15bとがそれぞれ並んだ形状を有する。そして、図3に示すように、筒状熱収縮性フィルム30yの表面には、第1〜第3の各収容部のそれぞれにミシン目線21が形成されている。一方、図4に示すように、筒状熱収縮性フィルム30yの裏面には、第1収容部13a、第2収容部14a、及び第3収容部15aのそれぞれに接着部19が形成されている。
フィルム包材10は、以下のようにして得られる。
まず、図3に示す筒状熱収縮性フィルム30yの軸方向中央部分である底面部12に対して、筒状熱収縮性フィルム30yの軸方向両側部分が立設するように、底面部12を折り曲げ起点として該軸方向両側部分を同じ方向に折り曲げる。次に、各接着部19により連続体11aと、連続体11bとを接着することで、図1に示すフィルム包材10が得られる。つまり、フィルム包材10は、1枚の筒状フィルムを折り曲げるという簡便なプロセスで製造できる。
より詳しくは、筒状熱収縮性フィルム30yの開口部20a,20bが同じ方向を向くように、且つミシン目線21が形成された表面が外側を向き、接着部19が形成された裏面が内側を向くように、筒状熱収縮性フィルム30yの軸方向両側部分が底面部12に対して垂直に折り曲げられる。また、筒状熱収縮性フィルム30yは、連続体11a,11bの軸長が互いに等しくなるように折り曲げられる。このようにして、連続体11a,11bの各収容部が、同一形状、同一サイズを有し、それぞれの軸方向が互いに平行であり、且つ底面部12に対して垂直に立設したフィルム包材10が得られる。
次に、図5を参照し、包装体50について説明する。併せて、フィルム包材10(フィルム包材51)の作用効果を説明する。
図5は、包装体50を示す斜視図である。即ち、図5は、フィルム包材10を用いて、被包装物である容器52を包装した形態を示す図である。以下では、熱収縮したフィルム包材10をフィルム包材51とする。
図5に示すように、包装体50は、一対の連続体11a,11bを含むフィルム包材51と、連続体11a,11bの各収容部に収容され、各収容部にて個別包装された6つの容器52とを備える。なお、フィルム包材10の熱収縮は、フィルム包材10の各収容部に容器52を収容した後、スチーム式や熱風式のシュリンクトンネルに通すことで行われる。図5では、被包装物として、円柱形状の容器本体と、容器本体に嵌められた天蓋とを含む容器52を例示するが、被包装物はこれに限定されず、角柱形状の物品等であってもよい。
フィルム包材51は、熱収縮によって各容器52の形状に密着して装着され、各容器52を個別包装している。また、フィルム包材51は、底面部12及び接着部19によって、個別包装部である各収容部が互いに連結されている。
このように、包装体50によれば、フィルム包材51によって、複数の容器52を個別包装しながら結束することができる。また、フィルム包材51は、底面部12及び接着部19によって容器52を個別包装した各収容部が連結されているため、個別包装部間の結束力が高く優れた強度を有する。また、フィルム包材51が熱収縮することで、個別包装部間の結束力がさらに高まっている。
また、フィルム包材51の各収容部には、ミシン目線21が形成されているため、各収容部を個別開封することができる。さらに、フィルム包材51には、径方向隔壁シール部18が形成されているため、例えば、第1収容部13aのミシン目線21を切断して、第1収容部13aに収容されていた容器52を取り出しても第1収容部13bの個別包装形態を維持することができる。
また、フィルム包材51の軸方向隔壁シール部16,17には、切り込み22が形成されているため、容器52の個別包装形態を維持しながら、第1、第2、及び第3収容部の単位で分離できる。例えば、切り込み22から軸方向隔壁シール部16を長手方向に沿って切断することで、第1収容部13a,13bと、第2収容部14a,14bとを分離することができる。
なお、図6に示すように、容器52の天蓋側、つまり各容器52の上部を折り畳み部12pが覆うように、フィルム包材51pが装着された包装体50pとすることもできる。図6に例示する形態では、各容器52の底部周縁にフィルム包材51pを回り込ませて引掛け部を形成することで、容器52のすっぽ抜けを防止できる。なお、当該形態では、軸方向隔壁シール部16,17が熱収縮時に裂けることを防止するために、切り込み22を設けないことが好ましい。
上記実施形態は、本発明の目的を損なわない範囲で設計変更することができる。
以下、図7及び図8を参照して、設計変更の例(変形例)を幾つか説明する。
例えば、上記実施形態では、連続体11aと連続体11bとが、接着部19により直接接着されるものとして説明したが、図7に示すように、連続体11aと連続体11bとの間に吊り下げ台紙71を挟んだ形態のフィルム包材70としてもよい。フィルム包材70では、例えば、吊り下げ台紙71の表裏面に接着剤が塗工され、吊り下げ台紙71を介して連続体11a,11bが互いに接着される。吊り下げ台紙71は、吊り下げ用の貫通孔72を有する台紙であり、その表裏面に印刷が施されていてもよい。図7に例示する形態では、矩形形状の吊り下げ台紙71を示すが、台紙の形状は特に限定されない。また、台紙の材質は特に限定されない。例えば、フィルム包材と同様の樹脂等からなる樹脂製シートや紙材を主基材とするシートを用いることができる。また、連続体11a,11bとにまたがって帯状シートを貼着することで、吊下げ部を形成してもよい。
また、上記実施形態では、軸方向隔壁シール部16,17が形成され、6つの収容部を備えるものとして説明したが、軸方向隔壁シール部の形成本数によって、収容部の数は適宜設定することができる。例えば、図8に示すように、軸方向隔壁シール部86が1本形成され、4つの収容部(第1収容部83a,83b、第2収容部84a,84b)を備えるフィルム包材80としてもよい。また、上記実施形態では、連続体11a,11bは互いに同一サイズを有するものとして説明したが、図8に示すように、連続体81a,81bの軸長が互いに異なった形態であってもよい。また、軸方向隔壁シール部86の形成位置を変更して、第1収容部83a,83bと、第2収容部84a,84bとの直径を互いに異ならせてもよい。
また、上記実施形態では、筒状熱収縮性フィルム30xの軸方向に沿ってミシン目線21が連続形成された形態を例示したが、ミシン目線は、複数本形成されていてもよい。例えば、各収容部に対しておのおの二条のミシン目線が形成されていてもよい。また、長尺状フィルムに対して断続的にレーザーを照射して、筒状熱収縮性フィルム30xの軸方向両端近傍だけにミシン目線21を形成してもよい。この場合、例えば、底面部12にミシン目線21が形成されず、第1収容部13a,13bの筒壁だけに軸方向に沿ったミシン目線21が形成される。
また、上記実施形態では、軸方向隔壁シール部16,17を筒状熱収縮性フィルム30xの軸方向一端から他端まで直線状に形成したが、各収容部の分割状態が損なわれない範囲内で、軸方向隔壁シール部を筒状熱収縮性フィルムの上下方向に沿って部分的に(断続的に)設けてもよい。また、軸方向隔壁シール部16,17の幅方向長さと径方向隔壁シール部19の軸方向長さとは異なっていてもよい。
10,51,51p,70,80 フィルム包材、11a,11b,81a,81b 連続体、12 底面部、12p 折り畳み部、13a,13b,83a,83b 第1筒状収容部(第1収容部)、14a,14b,84a,84b 第2筒状収容部(第2収容部)、15a,15b 第3筒状収容部(第3収容部)、16,17,86 軸方向隔壁シール部、18 径方向隔壁シール部、19 接着部、20a,20b 開口部、21 ミシン目線、22 切り込み、30x,30y 筒状熱収縮性フィルム、31 センターシール部、32 一端開口、33 他端開口、34 折り目線、50,50p 包装体、52 容器、71 吊り下げ台紙、72 貫通孔。

Claims (8)

  1. 熱収縮性フィルム又は自己伸縮性フィルムからなる1枚の筒状フィルムを用いて構成されたフィルム包材であって、
    筒状フィルムの軸方向中間部分を筒状フィルムの内面同士が接するように扁平状に折り畳んでなる折り畳み部と、
    当該折り畳み部を折り曲げ起点として、筒状フィルムの軸方向両側部分を同じ方向に折り曲げて形成される少なくとも2つの筒状収容部と、
    を備え、
    各筒状収容部は、その一端が折り畳み部により閉じられており、
    折り畳み部を隔てて対向する各筒状収容部が、互いの接触位置で直接接合されている、又は互いの間に挟まれた台紙を介して接合されていることを特徴とするフィルム包材。
  2. 請求項1に記載のフィルム包材において、
    筒状フィルムは、軸方向に沿って形成されるセンターシール部を有し、
    筒状収容部は、センターシール部が折り畳み部を隔てて対向する筒状収容部の内側面に位置するように折り曲げられて形成されることを特徴とするフィルム包材。
  3. 請求項1又は2に記載のフィルム包材において、
    各筒状収容部は、少なくとも被包装物を収容した状態で、それぞれの軸方向が互いに平行であり、折り畳み部に対して垂直に立設していることを特徴とするフィルム包材。
  4. 請求項1〜3のいずれか1に記載のフィルム包材において、
    筒状フィルムの軸方向に沿って、筒状フィルムの内面同士を接合して形成された少なくとも1つの軸方向隔壁シール部を備え、
    筒状フィルムの軸方向両側に軸方向隔壁シール部で隔離された複数の筒状収容部からなる連続体がそれぞれ形成されることを特徴とするフィルム包材。
  5. 請求項4に記載のフィルム包材において、
    折り畳み部を隔てて対向する各連続体は、軸長が互いに異なっていることを特徴とするフィルム包材。
  6. 請求項1〜のいずれか1に記載のフィルム包材において、
    筒状フィルムの径方向に沿って、筒状フィルムの内面同士を接合して形成された径方向隔離シール部を備えることを特徴とするフィルム包材。
  7. 請求項1〜6のいずれか1に記載のフィルム包材と、
    当該フィルム包材の各筒状収容部に収容され、個別包装された複数の被包装物と、
    を備えることを特徴とする包装体。
  8. 請求項7に記載の包装体において、
    フィルム包材は、折り畳み部が被包装物の上部を覆うように装着されていることを特徴とする包装体。
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