JP2011037459A - ヘッダー付包装袋およびこれを用いた包装体 - Google Patents

ヘッダー付包装袋およびこれを用いた包装体 Download PDF

Info

Publication number
JP2011037459A
JP2011037459A JP2009184454A JP2009184454A JP2011037459A JP 2011037459 A JP2011037459 A JP 2011037459A JP 2009184454 A JP2009184454 A JP 2009184454A JP 2009184454 A JP2009184454 A JP 2009184454A JP 2011037459 A JP2011037459 A JP 2011037459A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
header
film
packaging bag
filling
package
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009184454A
Other languages
English (en)
Inventor
Mia Kuwahara
未青 桑原
Takeo Tomatsuri
丈夫 戸祭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP2009184454A priority Critical patent/JP2011037459A/ja
Publication of JP2011037459A publication Critical patent/JP2011037459A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】本発明の解決しようとする課題は、通常の充填機によって包装袋の上部から充填可能な、ヘッダー付包装袋と、これを用いた十分な密封状態が得られる包装体を提案するものである。
【解決手段】上部にヘッダー部を有するヘッダー付包装袋であって、表面フィルムと裏面フィルムとヘッダーフィルムを有し、表面フィルムのシーラント面に対して裏面フィルムのシーラント面とヘッダーフィルムのシーラント面が向き合い、表面フィルムと裏面フィルムは左右両端部のサイドシール部と、下部のボトムシール部によって収納部を形成し、ヘッダーフィルムは表面フィルムとシールされてヘッダー部を形成し、裏面フィルムの上端はヘッダー部の直下にあって充填用開口部を形成したことを特徴とするヘッダー付包装袋である。
【選択図】図1

Description

本発明は、軟包装フィルムを製袋してなる包装袋に関し、特に上部にヘッダー部を有するヘッダー付包装袋ならびにこれを用いた包装体に関する。
包装袋の上部に、内容物に関する説明表示や展示棚の棒に通すための孔を設けたヘッダーと称する帯状の部分を有する包装体が広く用いられている。これらの包装体におけるヘッダーの構造としては、さまざまな形態のものが見られる。例えば包装袋本体を構成する包装フィルムの上部を折り曲げてシールし、筒状になった部分に、紙などの芯材を挿入したものは、文房具や雑貨用の包装袋として広く用いられている。電気部品など小型で嵩張る製品を収納した包装体では、厚紙の台紙に、透明の厚手のプラスチックシートを製品の形状に成形した表面材を取り付け、上部をヘッダーとしたブリスター包装体が広く用いられている(特許文献1、2参照)。
上記の文房具や電気部品の包装体は、収納物を密封する必要のないものが多いが、食品類や液状物などを収納する包装体においては、高度の密封性が要求される場合が多い。これらの内容物を包装袋に充填する場合、通常の充填機においては、包装袋の天部に設けられた充填開口部から重力に従って内容物を充填した後、充填開口部を熱シールして密封するのが一般的である。
包装袋の天部に予めヘッダーが形成されていると、天部から充填することができないので、天部以外の底部あるいは側面部から充填せざるを得ないが、そのためには充填機の大幅な改造が必要であったり、あるいは包装袋そのものを製造することに困難が伴ったりするため、実施されていないのが現状である。特に底面にガセット部が形成されたスタンディングパウチ形式の包装袋では、底面部から充填することは実際上不可能であり、側面から充填することも困難であるため、ヘッダー付きのスタンディングパウチを実現しようとすると、ヘッダー部の形状が不規則的な形状とならざるを得ないという問題があった。
一方、包装袋に充填する内容物が、充填がしやすい方向があるような形状のものである場合がある。例えば三角形状のものであれば、細い(尖った)方から挿入するようにした方が充填作業は容易である。従来の包装袋の底部から内容物を挿入した場合、充填後の包装体を店頭で吊り下げて展示する際、吊下げ時に上下が反転することになるので、吊り下げ時の見せ方にも方向性があるものでは、底部からの挿入では不都合な場合もあった。
また、充填時には流動性があるが、充填後、比較的速やかに固化するようなものがある。例えばゲル状物質は、加温して流動性のある状態で充填され、包装後に密封し冷却されると固化するものがある。このような内容物を充填する場合、包装袋の底部から充填して密封・冷却した後に上下を反転すると、内容物がヘッダー方向に偏って収納されることになり、見栄えが悪くなる場合がある。
包装袋の天部を充填開口部とし、内容物を充填した後に、ヘッダーを形成する方法も考えられるが、従来の充填機でヘッダーのように広幅のシール部を形成すると、シール圧力の不足から、シール不良を生じたり、シール部に内容物がはさまって外観を損ねたりする可能性があるばかりでなく、そもそも充填機で外観的に優れたヘッダー部を安定して形成すること自体が困難であった。また充填後にヘッダーを形成するために余分な工程が増えることも、阻害要因となっていた。
密封容器にヘッダーを設ける他の方法として、通常の方法で充填密封した包装体に後からヘッダーを取り付ける方法がある。ヘッダーを取り付ける手段としては、ホッチキスを用いて物理的に取り付ける方法もあるが、食品の場合、ホッチキスの針が混入することを嫌うため、工業的な製品に使われることは殆どなく、農産物などで時たま使われる程度である。
一方、食品を充填した後、レトルト殺菌処理を施したりすると、しばしばシール部が変形して、ヘッダーを取り付けること自体が困難になる場合もある。本出願人の出願になる特許文献3に記載のヘッダー付容器は、容器に加熱殺菌処理や冷凍処理を施した後にも、安定してヘッダーを取り付けることができる密封容器を提案したものである。
特開2000-326993号公報 特開2008-230666号公報 実開平1-134067号公報
特許文献3に記載されたヘッダー付容器は、容器本体の品質は十分保証されるが、内容物を充填した後に、容器本体とは別の部品であるヘッダー部を取り付けるため、余分な工程が必要であり、手間と費用がかかるものである。
本発明の解決しようとする課題は、通常の充填機によって包装袋の上部から充填可能な、ヘッダー付包装袋と、これを用いた十分な密封状態が得られる包装体を提案するものである。
上記の課題を解決するための手段として、請求項1に記載の発明は、上部にヘッダー部を有するヘッダー付包装袋であって、表面フィルムと裏面フィルムとヘッダーフィルムを有し、表面フィルムのシーラント面に対して裏面フィルムのシーラント面とヘッダーフィルムのシーラント面が向き合い、表面フィルムと裏面フィルムは左右両端部のサイドシール部と、下部のボトムシール部によって収納部を形成し、ヘッダーフィルムは表面フィルムとシールされてヘッダー部を形成し、裏面フィルムの上端はヘッダー部の直下にあって充填用開口部を形成したことを特徴とするヘッダー付包装袋である。
また、請求項2に記載の発明は、前記表面フィルムと裏面フィルムの間に、シーラント面を外側にして2つ折りにした底テープを挿入し、周縁をシールしてガセット部を形成することにより、スタンディングパウチ形状としたことを特徴とする請求項1に記載のヘッダー付包装袋である。
また、請求項3に記載の発明は、ヘッダーフィルムと裏面フィルムが、同一のフィルムを製袋前にスリットしたものであることを特徴とする請求項1または2に記載のヘッダー付包装袋である。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載のヘッダー付包装袋の充填用開口部から内容物を充填した後、充填開口部の少なくとも下方をシールしたことを特徴とするヘッダー付包装体である。
本発明に係るヘッダー付包装袋は、内容物を充填する以前に、包装袋の上部にヘッダー部が形成されており、ヘッダー部は、事前に製袋機上で作り込むことができるため、外観的に優れたヘッダー部を形成することが可能となる。
また、本発明に係るヘッダー付包装袋は、充填開口部がヘッダー部の直下すなわち収納部の上端に水平に開口しているため、通常の充填機を用いて、通常の方法で充填が可能である。また充填後は通常の充填シールを行うのみで良いため、品質的にも外観的にも安定した品質の包装体を得ることができる。
本発明に係るヘッダー付包装袋においては、表面フィルムと裏面フィルムとヘッダーフィルムを用いるため、それぞれの要求特性に応じた最適な材料構成を選択することができる。例えば、ヘッダー部の剛性を高めたい場合には、ヘッダーフィルムとして腰の硬い材料を選択することによって、目的が達成される。
表面フィルムと裏面フィルムの間に、シーラント面を外側にして2つ折りにした底テープを挿入し、周縁をシールしてガセット部を形成することにより、スタンディングパウチ形状とした場合には、本発明の特徴が最大に発揮される。すなわち、従来スタンディングパウチ形状の包装袋においては、底面から充填することが困難であるから、上部にヘッダーを設けた場合には、側面から充填せざるを得ないため、非常に充填適性が悪く、実際上は実用化することができなかったのであるが、本発明に係る包装袋であれば、これが実現できる。
また、ヘッダーフィルムと裏面フィルムが、同一のフィルムを製袋前にスリットしたものである場合においては、通常の製袋工程と殆ど変わることのない製袋工程において、製袋機にスリット装置を付加するだけの簡単な改造で本発明に係るヘッダー付包装袋を製袋することができる。
本発明に係るヘッダー付包装袋の充填用開口部から内容物を充填した後、充填開口部の少なくとも下方をシールすることによって得られるヘッダー付包装体は、充填シール位置の許容幅が広いので、充填シール位置の多少のばらつきによって品質が変化することがなく、安定した品質の密封包装体となる。また通常の充填機に特別な改造を施す必要もなく、安定した充填作業によって実現できる。
図1は、本発明に係るヘッダー付包装袋の一実施態様を示した模式図である。 図2は、図1のAA断面を示した断面説明図である。 図3は、図1に示したヘッダー付包装袋の製袋工程における途中の状態を示した模式図である。 図4は、図1に示したヘッダー付包装袋に、内容物を充填する状態を示した説明図である。 図5は、図1に示したヘッダー付包装袋に内容物を充填して密封した包装体を示した模式図である。 図6は、図5のBB断面を示した断面説明図である。 図7は、本発明に係るヘッダー付包装袋の他の実施態様を示した模式図である。 図8は、図7のCC断面を示した断面説明図である。
以下、図面に従って本発明に係るヘッダー付包装袋ならびにこれを用いた包装体について詳細に説明する。
図1は、本発明に係るヘッダー付包装袋の一実施態様を示した模式図であり、図2は、図1のAA断面を示した断面説明図である。本発明に係るヘッダー付包装袋1は、上部にヘッダー部5を有するヘッダー付包装袋であって、表面フィルム2と裏面フィルム3とヘッダーフィルム4を有し、表面フィルム2のシーラント面に対して裏面フィルム3のシーラント面とヘッダーフィルム4のシーラント面が向き合い、表面フィルム2と裏面フィルム3は左右両端部のサイドシール部6と、下部のボトムシール部7によって収納部10を形成し、ヘッダーフィルム4は表面フィルム2とシールされてヘッダー部5を形成し、裏面フィルム3の上端はヘッダー部5の直下にあって充填用開口部8を形成したことを特徴とするヘッダー付包装袋である。
表面フィルム2、裏面フィルム3、ヘッダーフィルム4は、それぞれ異なる構成のフィルムでも良いし、同じ構成のフィルムでもよい。これらのフィルムは、いずれも包装袋の内側となる面に熱融着可能なシーラント面を有することが必要である。これらのフィルムとしては、一般に軟包装袋に使用される軟包装フィルムを使用することができる。
これらのフィルムの具体的な構成としては、ベースとなる合成樹脂フィルムとシーラント層を貼り合わせた構成が基本となるが、ガスバリア性を高めるためにアルミニウム箔やガスバリア性の合成樹脂フィルムや、無機物を蒸着したガスバリア性フィルムなどを組み合わせても良い。またシーラント層としての機能をもったフィルムであれば、単層のフィルムでもよい。
ベースとなる合成樹脂フィルムとしては、低密度ポリエチレン(LDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、ポリプロピレン(PP)、ポリオレフィン系エラストマー等のポリオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンナフタレート(PEN)等のポリエステル系樹脂、セロハン、三酢酸セルロース(TAC)等のセルロース系樹脂、ポリメチルメタアクリレート(PMMA)樹脂、エチレン−酢酸ビニル系共重合体樹脂(EVA)、アイオノマー樹脂、ポリブテン系樹脂、ポリアクリロニトリル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリスチレン系樹脂(PS)、ポリ塩化ビニル系樹脂(PVC)、ポリ塩化ビニリデン系樹脂(PVDC)、ポリカーボネート樹脂(PC)、フッ素系樹脂、ウレタン系樹脂等の合成樹脂フィルムが単体あるいは、組み合わせて使用できる。
またシーラント層としては、ポリオレフィン系樹脂が一般的に使用され、具体的には、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・αオレフィン共重合体などのエチレン系樹脂や、ホモポリプロピレン、プロピレン・エチレンランダム共重合体、プロピレン・エチレンブロック共重合体、プロピレン・αオレフィン共重合体などのポリプロピレン系樹脂などが単体あるいは組み合わせて使用される。
図1、2に示した実施態様においては、ヘッダー部5に貫通孔9が設けられており、これを利用して、包装袋を商品陳列棚のロッドに引っ掛けて展示することができる。
図3は、図1に示したヘッダー付包装袋の製袋工程における途中の状態を示した模式図である。表面フィルム2、裏面フィルム3、ヘッダーフィルム4は、連続的に供給され、サイドシール部6、ボトムシール部7が施された後、断裁されて個々の袋となる。表面フィルム2とヘッダーフィルム4が向き合った部分を、シールすることにより、ヘッダー部を形成することができる。なおヘッダー部は、個々の袋に断裁する前に形成してもよい。
裏面フィルム3とヘッダーフィルム4の隙間が、最終的には充填開口部8となる。裏面フィルム3とヘッダーフィルム4とは、別々のフィルムでも良いが、表面フィルム2と同じ幅のフィルムを繰り出して、サイドシール工程の直前でスリットしても良い。このようにすると、従来の製袋機にスリット装置を付加するだけの簡単な改造で本発明に係るヘッダー付包装袋を作製することができる。
裏面フィルム3とヘッダーフィルム4を別々のフィルムとした場合には、ヘッダーフィルムとして、例えばより剛性の高いフィルムを選択することにより、剛性の高いヘッダー部を持った包装袋を実現できる。但し、ヘッダーフィルム4が裏面フィルム3よりも極端に厚い場合には、充填シールを行う場合に、シール不良の原因となる可能性があるので、ヘッダーフィルムの厚さが裏面フィルムの厚さよりも極端に厚くならないようにすべきである。
本発明のヘッダー付包装袋には、必要に応じて包装袋開封用のノッチなどの開封開始部を設けてもよい。ノッチとしては、Iノッチ、Vノッチ、亀甲ノッチなどが一般的であるが、他の公知の開封開始機構を採用することもできる。開封開始部の形成位置は任意であるが、サイドシール部の、包装袋吊り下げ時に充填開口部8の下方となる位置に設けることが好ましい。開封開始部の形成は、包装袋の製袋工程中の任意のタイミングで形成可能であるが、個々の袋への断裁時に同時に形成することが、加工工程を増やすことがないので好ましい。
図4は、図1に示したヘッダー付包装袋に、内容物を充填する状態を示した説明図である。充填開口部8は、ヘッダー部5の直下に水平に開口しているので、表面フィルム2と裏面フィルム3を吸着して広げることにより、充填開口部8は、容易に大きく開口する。この充填開口部8から、充填方向を示す矢印24に従って内容物23を充填することができる。この操作は、通常の充填機を何ら改造することなく、実施することが可能である。
図5は、図1に示したヘッダー付包装袋に内容物を充填して密封した包装体を示した模式図であり、図6は、図5のBB断面を示した断面説明図である。このヘッダー付包装体21は、ヘッダー付包装袋の充填用開口部から内容物23を充填した後、充填開口部の少なくとも下方をシールして、充填シール部22を形成したことを特徴とする。充填シール部22としては、図5に見られるように、充填開口部の下方だけでなく、上方のヘッダー部5に入り込むように形成しても良い。従って充填シール部22の位置に対する許容幅には、本質的に余裕があるので、充填シール部の位置が多少ばらついたとしても、包装体の品質には何ら影響がないように設定できる。従って、本発明に係るヘッダー付包装体は、品質の安定した包装体であるということができる。
本発明に係るヘッダー付包装袋は、充填シール方法において、特段の手段を用いる必要がないので、通常の充填機において、十分な密封性が得られる。また一般の包装体に限らず、レトルト包装体や、ボイルを前提とした包装体、あるいは冷凍保存を前提とした包装体にも応用することができる。
図7は、本発明に係るヘッダー付包装袋の他の実施態様を示した模式図であり、図8は、図7のCC断面を示した断面説明図である。この実施態様においては、表面フィルム2
と裏面フィルム3の間に、シーラント面を外側にして2つ折りにした底テープ11を挿入し、周縁をシールしてガセット部12を形成することにより、スタンディングパウチ形状としたことを特徴とする。
一般にスタンディングパウチ形状の包装袋においては、底面部は製袋機の段階で所定の形状に作り込まれるべき部分であるので、この部分を充填開口部とすることは、一般的でない。従ってスタンディングパウチ形状の包装袋において従来のヘッダー付包装袋を実現しようとすると、サイドシール部を未シールのまま残し、充填開口部とする以外に方法がなかったが、サイドシール部からの充填は、充填適性が悪く、実用的とは言えないものであった。
図7、図8に示した包装袋においては、充填開口部8がヘッダー5の直下に水平に開口しているので、従来の充填機を使用して、従来通りの方法で充填することが可能である。このように、本発明に係るヘッダー付包装袋においては、スタンディングパウチ形状のヘッダー付包装袋とすることが、容易に可能となる。
以下実施例に基づき、本発明に係るヘッダー付包装袋について具体的に説明する。
以下の層構成からなる軟包装フィルムを作製した。
厚さ12μmのPET樹脂フィルム/印刷/接着剤/厚さ15μmの延伸ナイロンフィルム(ポリアミド樹脂フィルム)/接着剤/厚さ40μmのLLDPE樹脂フィルム
上記の軟包装フィルムを2枚、シーラント層(LLDPE樹脂)側を内側にして対向させ、表面フィルムと裏面側フィルムとした。また同材質の底テープを用意し、シーラント層側を外側にして2つ折りにし、表面フィルムと裏面側フィルムの間に挿入した。但し底テープには、印刷層は設けなかった。裏面側フィルムを製袋機上でスリットしながら供給し、ヘッダーフィルムと裏面フィルムに分割した。必要なシールを行って、図7に示した構造のスタンディングパウチを作製した。ヘッダー部は、製袋機上で形成した。袋のサイズは、幅100mm、高さ150mm、底テープ折込35mm、ヘッダー部の高さ25mmとした。
得られたヘッダー付包装袋は、通常の充填機にセットし、通常の方法で、天部の充填用開口部から内容物を充填することができた。
1・・・ヘッダー付包装袋
2・・・表面フィルム
3・・・裏面フィルム
4・・・ヘッダーフィルム
5・・・ヘッダー部
6・・・サイドシール部
7・・・ボトムシール部
8・・・充填用開口部
9・・・貫通孔
10・・・収納部
11・・・底テープ
12・・・ガセット部
21・・・ヘッダー付包装体
22・・・充填シール部
23・・・内容物
24・・・充填方向を示す矢印

Claims (4)

  1. 上部にヘッダー部を有するヘッダー付包装袋であって、表面フィルムと裏面フィルムとヘッダーフィルムを有し、表面フィルムのシーラント面に対して裏面フィルムのシーラント面とヘッダーフィルムのシーラント面が向き合い、表面フィルムと裏面フィルムは左右両端部のサイドシール部と、下部のボトムシール部によって収納部を形成し、ヘッダーフィルムは表面フィルムとシールされてヘッダー部を形成し、裏面フィルムの上端はヘッダー部の直下にあって充填用開口部を形成したことを特徴とするヘッダー付包装袋。
  2. 前記表面フィルムと裏面フィルムの間に、シーラント面を外側にして2つ折りにした底テープを挿入し、周縁をシールしてガセット部を形成することにより、スタンディングパウチ形状としたことを特徴とする請求項1に記載のヘッダー付包装袋。
  3. ヘッダーフィルムと裏面フィルムは、同一のフィルムを製袋前にスリットしたものであることを特徴とする請求項1または2に記載のヘッダー付包装袋。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のヘッダー付包装袋の充填用開口部から内容物を充填した後、充填開口部の少なくとも下方をシールしたことを特徴とするヘッダー付包装体。
JP2009184454A 2009-08-07 2009-08-07 ヘッダー付包装袋およびこれを用いた包装体 Pending JP2011037459A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009184454A JP2011037459A (ja) 2009-08-07 2009-08-07 ヘッダー付包装袋およびこれを用いた包装体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009184454A JP2011037459A (ja) 2009-08-07 2009-08-07 ヘッダー付包装袋およびこれを用いた包装体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011037459A true JP2011037459A (ja) 2011-02-24

Family

ID=43765695

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009184454A Pending JP2011037459A (ja) 2009-08-07 2009-08-07 ヘッダー付包装袋およびこれを用いた包装体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011037459A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016137937A (ja) * 2015-01-29 2016-08-04 大日本印刷株式会社 内容物が充填される収容部が形成された袋およびその製造方法、並びに、収容部に内容物が充填された袋およびその製造方法
JP2019151343A (ja) * 2018-02-28 2019-09-12 大日本印刷株式会社
JP2019163080A (ja) * 2018-03-20 2019-09-26 大日本印刷株式会社 袋及び袋の製造方法
JP2022075970A (ja) * 2018-03-20 2022-05-18 大日本印刷株式会社 袋及び袋の製造方法
US11535426B2 (en) 2017-08-31 2022-12-27 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Bag

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016137937A (ja) * 2015-01-29 2016-08-04 大日本印刷株式会社 内容物が充填される収容部が形成された袋およびその製造方法、並びに、収容部に内容物が充填された袋およびその製造方法
US11535426B2 (en) 2017-08-31 2022-12-27 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Bag
JP2019151343A (ja) * 2018-02-28 2019-09-12 大日本印刷株式会社
JP2023017060A (ja) * 2018-02-28 2023-02-02 大日本印刷株式会社
JP2019163080A (ja) * 2018-03-20 2019-09-26 大日本印刷株式会社 袋及び袋の製造方法
JP2022075970A (ja) * 2018-03-20 2022-05-18 大日本印刷株式会社 袋及び袋の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2012025453A (ja) 包装袋
JP6516027B2 (ja) 詰替え容器
JP2008105751A (ja) 樹脂製包装袋
US8360643B2 (en) Package having a resealable pour spout
JP2011037459A (ja) ヘッダー付包装袋およびこれを用いた包装体
JP5887694B2 (ja) トップに開口部を設けた横ガセット袋の製造方法
JP5327995B1 (ja) 吊り下げヘッダー付き横マチ袋の製造方法
JP6111537B2 (ja) 紙容器の製造方法
JP2008068889A (ja) 易開封パウチ
JP2011148503A (ja) 自立性包装袋
JP4489515B2 (ja) ミシン目
JP2010035713A (ja) チャックテープおよびチャックテープ付き包装袋
JP5209190B2 (ja) ノントレー包装方法及びそれに用いる熱可塑性樹脂製チューブの帯状連結物の巻物
JP2001206390A (ja)
JP2003118751A (ja) 接続具付き袋
JP2020164249A (ja) パウチ
JP6291869B2 (ja) 詰替え容器
JP2019182498A (ja) 包装袋
JP4297753B2 (ja) ヘッダー付商品包装材
JP2008068913A (ja) ガセット袋
JP2021109698A (ja) 包装袋
JP2018058618A (ja) 包装袋
JP2017178405A (ja) 容器包装体
JP2020164250A (ja) パウチ
JP2019026358A (ja) 包装袋及びその製造方法