JP2005173167A - 熱収縮性筒状ラベル - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、容器に装着して加熱しても、ラベルの外側から手で持っても熱く感じ難く、同時に充填物の温度を感知することができるように改良された熱収縮性筒状ラベルを提供することを課題とする。
【解決手段】 熱収縮性のフィルム層6に断熱層8が積層されたラベル基材5の両側端部を重ね合わせてセンターシールすることにより筒状に形成され、容器の胴部に外嵌装着可能であり、筒状ラベル3に、断熱層を有しない領域10が筒状ラベル3の上縁から下縁にかけて設けられており、断熱層を有しない領域10の周方向に於ける長さLが筒状ラベルの周長さの10〜50%である熱収縮性筒状ラベルを解決手段とする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、断熱層を備える熱収縮性筒状ラベルに関する。
コーヒー、紅茶、お茶などの飲料を充填する容器として、アルミニウムなどの金属製ボトル缶、ポリエチレンテレフタレートからなるPETボトルなどの合成樹脂製容器などが近年大量に供給されている。ところで、容器に飲料を充填した充填容器の販売形態として、加熱恒温器(ホットウォーマー)などに入れて加熱販売することが行われている。しかし、ホットウォーマーから取り出された充填容器は、通常約50〜60℃程度であるため、これを持つと熱く感じられる。特に、容器が金属製であると、合成樹脂製容器やガラス製容器に比べてより熱く感じられる。このような点に鑑みて、特開2003−246354には、容器の胴部に装着する筒状ラベルとして、熱収縮性フィルムの全面に不織布が積層された熱収縮性筒状ラベルを用いることが開示されている。かかる不織布が積層されたラベル付き容器は、容器の胴部をラベルの上から片手で持った際に、充填物の熱さが手に伝わり難く、持ち手の熱さを緩和することができる。
しかしながら、このようにラベルに断熱性を付与することが却って好ましくない場合もある。すなわち、一般に、飲食者は、容器を握って充填物の実際の温度を間接的に感知するが、上記充填容器にあっては、充填物の温度がラベルによって緩和されるので、飲食者は、充填物の温度が実際の温度よりも低いと感じ取ることとなる。ところが、実際に飲食してみると、予想外に熱い場合がある。通常、加熱恒温器による販売では、火傷する程に充填物を加熱することはないが、このように予想していた以上に充填物が熱いと、飲食者を驚かせることがあるため、断熱性を保持した上、充填物の温度を感知することができるように改良することが望まれている。
特開2003−246354
そこで、本発明は、容器に装着して加熱しても、ラベルの外側から手で持っても熱く感じ難く、同時に充填物の温度を感知することができるように改良された熱収縮性筒状ラベルを提供することを課題とする。
本発明の第1の手段は、熱収縮性のフィルム層に断熱層が積層されたラベル基材の両側端部を重ね合わせてセンターシールすることにより筒状に形成され、容器の胴部に外嵌装着可能な熱収縮性筒状ラベルに於いて、筒状ラベルには、断熱層を有しない領域が筒状ラベルの上縁から下縁にかけて設けられており、断熱層を有しない領域の周方向に於ける長さが筒状ラベルの周長さの10〜50%である熱収縮性筒状ラベルを提供する。
上記熱収縮性筒状ラベルは、容器にシュリンク装着してラベル付き容器として使用される。かかるラベル付き容器は、断熱層を有しない領域が、筒状ラベルの上縁から下縁にかけて設けられ、且つ筒状ラベルの周長さの10〜50%の長さであるため、筒状ラベルの上から容器胴部を包み込むように握ると、その持ち手の大部分が断熱層を有する領域に重なり、持ち手の一部が断熱層を有しない領域に重なることとなる。このように容器を持った手の一部が断熱層を有しない領域に重なることにより、容器の温度を感知することができる一方で、持ち手の大部分は断熱層を有する領域に重なるので、加熱された容器の熱が伝わりにくく、熱いと感じ難い。
また、断熱層を有しない領域に、ミシン目が筒状ラベルの上縁から下縁にかけて形成されている上記熱収縮性筒状ラベルにあっては、ミシン目形成部分に断熱層が存在しないので、リサイクルのためにラベルを除去する際、ミシン目に沿ってラベルを容易に分断することができる。さらに、この断熱層を有しない領域がセンターシール部の両側に形成されており、センターシール部を挟んでミシン目が2本形成されている上記熱収縮性筒状ラベルにあっては、他の部分に比して肉厚なセンターシール部を利用しながらミシン目に沿ってラベルを確実に且つ容易に分断することができる。
本発明に係る熱収縮性筒状ラベルは、これを容器に装着して筒状ラベル付き容器とし、これを加熱しても、これを持つ飲食者が熱さを感じ難く、又、非断熱領域を通じて容器胴部の温度を感知することができる。従って、飲食者は、丁度良い温度頃を見計らって充填物を飲食することできる。
また、断熱層を有しない領域にミシン目が形成されているため、ラベルを容易に分断でき、リサイクルの便に優れている。特に、センターシール部の両側に形成されている場合には、確実且つ容易にラベルを分断することができる。
以下、本発明について、図面を参照しつつ具体的に説明する。
図1〜図3に於いて、1は、容器2の少なくとも胴部22に、断熱層8を有する熱収縮性筒状ラベル3がシュリンク装着された筒状ラベル付き容器を示す。
容器2は、円筒状の胴部22と注出口24が形成され、この注出口24に封緘用のネジキャップ25が取り付けられている。具体的には、容器2は、底面部21、これに続く中空状の胴部22、胴部22から次第に細くなる肩部23が形成され、肩部23の上方に注出口24が形成されている。注出口24は、外面に雄ネジ部が形成された円筒状の周壁部241と、この周壁部241の上端に形成された開口部242とからなり、開口部242の中心軸Oが胴部22の中心軸線上に一致するように形成されている。ネジキャップ25は、注出口24の開口部242を閉塞する封緘部251と、封緘部251の周囲から下方に延びる周壁部252とからなり、周壁部252の内周面には、注出口24の雄ネジ部に螺合する雌ネジ部(図示せず)が形成されている。
容器2の材質は特に限定されず、アルミニウム、スチール(合成樹脂製フィルムが積層されたアルミニウム板やスチール板などを含む)などからなる金属製、ポリエチレンテレフタレートなどからなる合成樹脂製、ガラス製などの公知の材質によって形成することができるが、充填物の熱が伝わり易いことから、例えばアルミボトル缶、スチール缶のような金属製の容器2に本発明の筒状ラベル3を装着することが効果的である。
熱収縮性筒状ラベル3は、容器胴部22に外嵌装着可能で、熱収縮性のフィルム層6の内面に断熱層8が設けられたフィルムを筒状にしてセンターシールした筒状体からなり、センターシール部4の両側には、断熱層8を有しない領域が設けられている(以下、本明細書に於いて、この断熱層を有しない領域を「非断熱領域」という)。この非断熱領域10は、筒状ラベル3の上縁から下縁にかけて帯状に設けられている。非断熱領域10は、その周方向に於ける長さが余りに短いと、非断熱領域10が狭くなって筒状ラベル3の上から胴部22を持った際に持ち手の一部が非断熱領域10に重ならない虞があり、一方、余りに長いと断熱層8の占める面積が狭くなって断熱効果が期待できないため、非断熱領域10は、その周方向に於ける全長Lが、筒状ラベル3の全周長さの10〜50%、好ましくは、20〜40%の長さに設けられている。さらに、非断熱領域10には、センターシール部4を挟んで、2本のミシン目11が形成されている。ミシン目11としては、切れ目(例えば、長さ0.2〜3.0mm程度)と非切れ目が断続状に形成されたものや、針穴状の切れ目と非切れ目が断続状に形成されたものなどから構成することができる。
上記筒状ラベル3を構成するラベル基材5は、図3(b)に示すように、例えば容器2の胴部22から肩部23にかけて覆うことができる所定の長さの矩形状に形成され、外側から順に、熱収縮性のフィルム層6、意匠印刷層7、接着剤層(図示せず)、断熱層8の順で積層された積層フィルムからなる。ラベル基材5の一側端部5aの内面には、他側端部5bの表面に重ね合わせてセンターシール部4を形成するための貼り合わせ代として、フィルム層6の内面が所定幅(例えば3〜8mm程度)長手方向帯状に露出した貼着部5cが確保されている。この貼着部5cを除いて、フィルム層6の内面全面に印刷によって意匠印刷層7が設けられている。この意匠印刷層7の内面には、ラベル基材5の一側端部5a及び他側端部5bから内側(幅方向中央部寄り)にそれぞれ所定幅分を除いた範囲に、接着剤層を介して断熱層8が設けられている。この断熱層8は、ラベル基材5の上縁5dから下縁5eに帯状に設けられている。従って、ラベル基材5の内面には、幅方向中央部に帯状の断熱層8が設けられた断熱領域と、この領域の両側にフィルム層6(意匠印刷層7)の内面が帯状に露出した非断熱領域10とが形成されている。この非断熱領域10には、センターシール部4を形成するための貼り合わせ予定部分の内側近傍位置に、ミシン目11が上縁5dから下縁5eにかけて刻設されている。
フィルム層6は、意匠印刷層7を透視可能な無色透明又は有色透明の熱収縮性フィルムからなり、その材質については特に限定されず、例えば、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル系樹脂、ポリプロピレンなどのオレフィン系樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体などのスチレン系樹脂、環状オレフィン系樹脂、塩化ビニル系樹脂などの熱可塑性樹脂からから選ばれる1種、又は2種以上の混合物などからなるフィルムが例示され、中でも、比較的収縮力が強く且つ耐傷性に優れることから、ポリエステル系樹脂フィルムを用いることが好ましい。また、異なる2種以上のフィルムを積層した積層フィルムで構成されていてもよい。フィルムは公知の製法で製膜し延伸処理することにより熱収縮性フィルムを得ることができる。延伸処理は、通常、70〜110℃程度の温度で、幅方向(筒状ラベルとした場合に周方向)に2.0〜8.0倍、好ましくは3.0〜7.0倍程度延伸することにより行われる。さらに、長手方向にも、例えば1.5倍以下の低倍率で延伸処理を行ってもよい。得られたフィルムは、一軸延伸フィルム又は主延伸方向と直交する方向に若干延伸された二軸延伸フィルムとなる。フィルム層6の厚みは、概ね20〜60μm程度のものが好ましい。
意匠印刷層7は、例えば商品名、絵柄、説明などの所定の表示などの表示印刷と白色等のベタ印刷などが、グラビア印刷などによって単色又は多色刷りにて設けられている。
接着剤層は、断熱層8とフィルム層6(意匠印刷層7)とを貼着可能な接着剤であれば特に限定されず、通常のドライラミネート法やウェットラミネート法などで用いられている接着剤、例えばアクリル系、ポリウレタン系、酢酸ビニル系、塩化ビニル系、ゴム系などの溶剤型接着剤又は水溶性接着剤などを用いることができる。
断熱層8としては、不織布、発泡樹脂シート、和紙、加熱などによって発泡する発泡性インキなどを用いることができる。中でも、適度な断熱性、フィルム層6の熱収縮時の追従性、加工適性、コスト面などから、断熱層8として不織布を用いることが好ましい。不織布としては、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレンなどのポリオレフィン、ポリオレフィン系エラストマー、ポリエステル、レーヨン、ナイロン、キュプラなどの繊維を、接着法、ニードルパンチ法、スパンボンド法、メルトブロー法などによってシート状に作製されたものを用いることができる。不織布を構成する繊維は、中実繊維、中空繊維、又はこれらの混合繊維を用いることができ、より断熱性に優れることから中空繊維又はその混合繊維を用いることが好ましい。また、繊維長については、繊維同士の絡み合いにより形成される3次元網目構造による強度やシートの取扱い性などの点では長繊維不織布シートが好ましく、シートのカット適正では短繊維不織布が好ましい。不織布シートの物性として、例えば目付量は約10〜50g/m2(好ましくは15〜30g/m2)、厚み約80〜200μm、デニールは約2〜5dのものが好ましい。かかる不織布の具体例としては、ユニチカ株式会社製「マリックス」、株式会社東洋紡製「ボンデン」、「エクーレ」、ユニセル株式会社製「ユニセル」などが挙げられる。発泡樹脂シートとしては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリウレタンなどからなる比較的軟質な熱可塑性樹脂発泡シートが例示され、厚み約0.3〜1.0mm程度、発泡倍率10〜40倍程度のものを適宜用いることができる。和紙としては、雲竜紙、楮紙、雁皮紙、三椏紙などが例示される。発泡インキとしては、例えば塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合体などの熱可塑性樹脂製カプセルの中に、プロパン等の低沸点液体膨張剤などを内包したマイクロカプセルを、水性エマルジョンなどに混合することにより得られる発泡インキなどが例示され、接着剤を使用せずに塗工可能であって、加熱することによって発泡して断熱層8を構成することができる。
上記筒状ラベル付き容器1は、筒状ラベル3に、長手方向帯状に且つ周長さの10〜50%の長さで非断熱領域10が設けられているため、この筒状ラベル3の上から容器胴部22を包み込むように握ると、その持ち手の大部分が断熱領域に重なり、その持ち手の一部が非断熱領域10に重なることとなる。かかる非断熱領域10に於いては、容器胴部22の温度が殆ど遮断されずに持ち手に伝わるので、飲食者は、充填物の大凡の温度を感知することができる。他方、断熱領域に持ち手の大部分が重なるので、この容器2が加熱されている場合、飲食者は熱いと感じ難い。
また、非断熱領域10を形成しているため、この領域10にミシン目11を形成することにより、リサイクルのため装着ラベル3を除去する際、ミシン目11に沿ってこれを容易に分断することができる。特に、不織布や和紙などは繊維が無秩序に絡んでいるため、これを断熱層8として使用した場合、この部分にミシン目を形成しても容易に分断できないが、本発明によれば、断熱層8として不織布や和紙を用いても、非断熱領域10にミシン目11を形成することにより、筒状ラベル3を容易に分断できる。さらに、ミシン目11は、センターシール部4を挟んで2本形成されているので、センターシール部4の上端又は下端を摘んで引けば、他の部分に比して肉厚なセンターシール部4を利用できるので、途中で途切れる虞がなく、ミシン目11に沿って筒状ラベル3を容易に且つ確実に分断することができる。
以上、各種の実施形態を説明したが、本発明はこれに限られず、適宜変更、付加、代用などすることができる。
例えば、非断熱領域10の少なくとも一部に、加熱によって接着しうる感熱性接着剤を塗工してもよい。具体的には、図4に示すように、非断熱領域10の内面のうち、ミシン目11と断熱層8の側縁の間の所定箇所に、感熱性接着剤が部分的に塗工された接着部13を設けてもよい。接着部13は、図示の如く複数箇所でもよいし、或いは1箇所でもよい。加熱によって接着しうる感熱性接着剤としては、ホットメルト型接着剤、パートコート型感熱接着剤、ディレードタック型感熱接着剤などを使用することができる。中でも、グラビアコーティングなどの印刷法で塗工できることから、パートコート型感熱接着剤、ディレードタック型感熱接着剤などの感熱接着剤を用いることが好ましい。このように印刷塗工可能であれば、点状、帯状、網状など任意のデザインに自由に接着剤を塗工できる上、フィルム層6に意匠印刷層7を印刷する際の印刷工程の一環としてこれを塗工することもできるので、製造工程の簡略化を図ることができる。更に、接着剤の使用量も少量で済むのでコスト的にも有利である。かかるパートコート型感熱接着剤は、エチレン−酢酸ビニル共重合体などの熱接着性樹脂と粘着付与剤などを有機溶剤などに溶解又は分散させた溶液を、グラビアコーティングなどの印刷によって塗工可能な接着剤であり、塗工後乾燥して使用するものである。ディレードタック型感熱接着剤は、加熱することによって活性化して接着性が生じ且つ冷却後長時間に亘ってそれが持続するものであってグラビアコーティングなどの印刷によって塗工可能な接着剤であり、例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合体、酢酸ビニル−アクリル酸エステル共重合体、合成ゴムなどのベース樹脂に粘着付与剤及び固体可塑剤が配合されたエマルジョン型などが例示される。ホットメルト型接着剤は、常温では接着性はないが加熱することによって接着可能となるものであって加熱溶融によって塗工可能な接着剤であり、例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合体やエチレンアクリル酸共重合体などのエチレン系樹脂、スチレン−ブタジエンブロック共重合体などのベース樹脂に粘着付与剤などの添加剤が配合されたものが例示される。かかる接着部13が設けられた筒状ラベル3は、これを容器胴部22にシュリンク装着する際の熱によって接着剤を接着させることもできる。かかる筒状ラベル3が部分接着された筒状ラベル付き容器1は、ネジキャップ25を開栓する際に、筒状ラベル3が空転することを防止できるので好ましい態様である。詳しくは、断熱層8として不織布や和紙などを用いると、容器胴部22に対して比較的滑り易いため、この筒状ラベル3の上から胴部22を持ってネジキャップ25を回すと、筒状ラベル3が空回りして、ネジキャップ25を開栓し難い場合がある。この点、本変形例のように、筒状ラベル3が部分接着可能に構成されていれば、装着された筒状ラベル3は空転することはなく、ネジキャップ25を容易に開けることができる。特に、外面にリブなどの凹凸が形成されていない平滑な円筒状胴部22を有する金属製ボトル缶に装着する場合には、筒状ラベル3が空転し易い傾向にあるため、かかる容器2に部分接着可能な筒状ラベル3を装着することは効果的である。
尚、部分接着する手段として、上記のように非断熱領域10に感熱性接着剤を塗布する手段によれば、断熱層8を積層する前に感熱性接着剤を塗工できるので好ましいが、非断熱領域10に感熱性接着剤を塗布する手段に代えて、断熱層8の内面に感熱性接着剤を塗布してもよい。この変形例に於いて、断熱層8として不織布や和紙などの液浸透性が高い素材を用いる場合には、パーコート型感熱接着剤やディレードタック型感熱接着剤を用いると多量に塗布しなければならないため、ホットメルト型接着剤を用いることが好ましい。
また、上記各実施形態では、ラベルの易分断手段として非断熱領域10にミシン目11を形成することを例示しているが、易分断手段としてはミシン目11に限られず、例えば、図5(a)に示すように、非断熱領域10の一部を切り込むことによって、非断熱領域10の上縁又は/及び下縁に切込部14を形成してもよい。このように非断熱領域10に切込部14を設けることにより、これが分断起点となるので、ラベル3を容易に分断できる。特に、図示したように、センターシール部4を挟んで上下縁にそれぞれ2箇所の切込部11を形成すれば、肉厚なセンターシール部4を利用しながらラベル3を確実に分断できるので好ましい。また、その他の易分断手段として、図5(b)に示すように、非断熱領域10の内面にテアテープ15を設けてもよい。かかるテアテープ15は、上縁から下縁にかけて長手方向に設けられていることが好ましい。更に、図5(c)に示すように、このテアテープ15を挟んでミシン目11をそれぞれ形成した態様、或いは、図5(d)に示すように、テアテープ15を挟んで、ラベル3の上縁又は/及び下縁に切込部14を形成した態様は、ラベル3を更に分断し易くなるため、より好ましい態様である。
また、他の変形例として、図6(a)に示すように、非断熱領域10をセンターシール部4の片側のみに設けることも可能であり、また、特に図示しないが、ラベル基材5の幅方向中央部に非断熱領域10を設けたり、或いは、図6(b)に示すように複数箇所に非断熱領域10を設けてもよい。さらに、意匠印刷層7は、フィルム層6の内面に設けられているが、フィルム層6の外面に設けることも可能である。さらに、上記各実施形態では、ラベル基材5の一側端部5aに、フィルム層6の露出した貼着部5cが設けられているので、ラベル基材5の他側端部5bの外面に重ね合わせてセンターシールする際、両面を溶剤接着することができるので好ましいが、必ずしも一側端部5aにおいてフィルム層6を露出させなければならないわけではない。
尚、本発明の熱収縮性筒状ラベル3を装着したラベル付き容器1は、加熱して使用される用途に限られず、冷温又は常温で使用することもでき、又、充填物は飲料に限られるものではない。また、本発明の熱収縮性筒状ラベル3は、上記のようにネジキャップを備える容器2に装着するものに限られず、例えば王冠のような再封不可のキャップを備える容器などに装着してもよく、又、角型胴部を有する容器2などに装着して使用することもできる。
本発明に係る筒状ラベル付き容器を示す正面図。 同分解斜視図。 (a)は、図2のA−A線断面図、(b)は、第1実施形態のラベル基材を示す正面図。 (a)は、変形例に係る筒状ラベルの斜視図、(b)はB−B線断面図。 (a)〜(d)共に、変形例に係る筒状ラベルの斜視図。 (a)(b)共に、変形例に係る筒状ラベルの幅方向断面図。
符号の説明
1…筒状ラベル付き容器、2…容器、21…底面部、22…胴部、23…肩部、24…注出口、241…周壁部、242…開口部、25…ネジキャップ、251…封緘部、252…周壁部、3…筒状ラベル、4…センターシール部、5…ラベル基材、5a…一側端部、5b…他側端部、5c…貼着部、5d…上縁、5e…下縁、6…フィルム層、7…意匠印刷層、8…断熱層、10…非断熱領域、11…ミシン目、13…接着部、14…切込部、15…テアテープ

Claims (3)

  1. 熱収縮性のフィルム層に断熱層が積層されたラベル基材の両側端部を重ね合わせてセンターシールすることにより筒状に形成されてなり、容器の胴部に外嵌装着可能な熱収縮性筒状ラベルに於いて、
    前記筒状ラベルには、前記断熱層を有しない領域が筒状ラベルの上縁から下縁にかけて設けられており、前記断熱層を有しない領域の周方向に於ける長さが筒状ラベルの周長さの10〜50%であることを特徴とする熱収縮性筒状ラベル。
  2. 前記断熱層を有しない領域には、ミシン目が筒状ラベルの上縁から下縁にかけて形成されている請求項1記載の熱収縮性筒状ラベル。
  3. 前記断熱層を有しない領域が、センターシール部の両側に形成されており、前記ミシン目がセンターシール部を挟んで2本形成されている請求項2記載の熱収縮性筒状ラベル。
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