JP4925281B2 - 電子撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子撮像装置、特に反射部材を有するズームレンズを備えた電子撮像装置に関するものである。
従来、近年、銀塩35mmフィルム(135フォーマット)カメラに代わる次世代カメラとしてデジタルカメラ(電子カメラ)が注目されてきている。さらにそれは業務用高機能タイプからポータブルな普及タイプまで幅広い範囲でいくつものカテゴリーを有するようになってきている。
特に、ポータブルな普及タイプのカテゴリーに注目し、ズームレンズを備えながらも奥行きが薄く、使い勝手の良好な電子撮像装置(ビデオカメラ、デジタルカメラ等)の提供が望まれている。
カメラの奥行き方向を薄くするのに最大の課題(ネック)となっているのは光学系、特にズームレンズ系の最も物体側の面から撮像面までの厚みである。最近におけるカメラボディ薄型化技術の主流は、撮影時には光学系がカメラボディ内から突出しているが携帯時には収納するいわゆる沈胴式鏡筒を採用することである。
しかしながら、沈胴式鏡筒を採用するとレンズ収納状態から使用状態に起動するための時間が掛かり使い勝手上好ましくない。また、最も物体側のレンズ群を可動とすると、防水・防塵上不利となる点も多い。
最近では、沈胴式鏡筒に見られるようなカメラの使用状態への立ち上げ時間(レンズのせり出し時間)がなく、防水・防塵上も好ましく、また、奥行き方向が極めて薄いカメラとするために光学系の光路(光軸)をミラーやプリズムなど反射光学部材で折り曲げる構成をとるものも出現している。
それは、最も物体側のレンズ群を位置固定レンズ群とし、その中に反射光学部材を設け、その部材で反射した光路はカメラボディの縦あるいは横方向となり、電子撮像装置の奥行き方向の寸法を極力薄くしたものである。
装置の薄型化を達成できる光学系を採用したズームレンズで、ポジティブリードのレンズタイプ(最も物体側のレンズ群の屈折力が正)であるものとして、例えば、特許文献1や特許文献2に開示されたズームレンズが存在する。
しかしながら、このようなレンズタイプの場合、広角端で第1レンズ群と第2レンズ群の合成系にて負の屈折力となるように構成されるが、全体的に全長が大きくなりやすい。また、ポジティブリードのレンズタイプのズームレンズは製造誤差の影響が大きい。
一方、ネガティブリードのレンズタイプ(最も物体側のレンズ群の屈折力が負)のズームレンズは、広角端で一つのレンズ群にて負屈折力の系となり、全長を小型化に有利となる。また、製造誤差の影響が少ないことが知られている。
このようなネガティブリードのレンズタイプのズームレンズとしては、特許文献3に開示されたズームレンズが知られている。このズームレンズは、物体側から順に、固定の負レンズ群、変倍のために移動する正レンズ群、固定の負レンズ群、像位置合わせのために像面側に凸状に移動する第4レンズ群を有する構成のものである。
特開2004−354871号公報 特開2004−354869号公報 特開2005−338344号公報
しかしながら、この従来技術に開示されたネガティブリードの反射部材を有するズームレンズを備えた電子撮像装置は、第4レンズ群から電子撮像素子までの距離を短縮し難いズーム移動方式となっている。また、おそらくは第4レンズ群の移動にともなう収差を抑えるため、第4レンズ群のレンズ枚数が多くなっている。また、第5レンズ群を有する等、全長の小型化が十分に行えているとは言い難い。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ネガティブリードタイプのメリットを生かしながら、反射部材以降の全長の小型化に適した反射部材を有するズームレンズを備えた電子撮像装置の提供を目的とするものである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の第1の電子撮像装置は、ズームレンズと、ズームレンズの像側に配置され、ズームレンズにより形成された像を電気信号に変換する撮像素子とを有する構成である。
そして、そのズームレンズが、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、負の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群と、からなる
第1レンズ群は物体側より順に、負レンズ、光路を反射する反射部材を有し、広角端から望遠端への変倍に際して、各レンズ群に挟まれる各間隔が変化し、第1レンズ群は撮像素子に対して固定とする構成としている。そして、少なくとも第2レンズ群、第3レンズ群が移動する。そして、第2レンズ群を、複数の正レンズと負レンズを含んで構成し、第3レンズ群を一枚の負屈折力の単レンズで構成している。
第1の電子撮像装置において上記構成をとった理由と作用を説明する。第1レンズ群に負の屈折力を持たせることにより、第1レンズ群の径を小さくすることができる。また、第1レンズ群内に反射部材を設けることにより、光路を折り曲げた後の有効径を小さくできると共に、電子撮像装置の奥行き方向の厚さを薄くすることができる。
また、第2レンズ群を正レンズ群、第3レンズ群を負レンズ群とすることにより、この第2、3レンズ群で正負屈折力配置のテレフォト光学系が構成できる。この構成により、第2レンズ群と第3レンズ群の合成光学系の前側主点位置を、第1レンズ群側に近づけることができる。このため、第1レンズ群と第2、3レンズ群の合成光学系との主点間隔を小さくすることができるため、ズームレンズ全長を小さくすることができる。
また、第4レンズ群を正レンズ群とする配置することにより、撮像素子へ入射する光線を垂直に近づけ、テレセン性を確保し、画像の劣化を抑えやすくなる。
上述のレンズ構成としつつ、変倍のためのスペースを確保するために、これら第2レンズ群と第3レンズ群が変倍時に移動するように構成すれば、変倍と、変倍に伴う像面位置の変化の補正の両方を行うことができる。
このような構成とすることで、第4レンズ群を固定もしくは微小な移動量としてもズーミングが行いやすくなり、第4レンズ群と像面との距離を小さくでき全長の小型化に有利となる。また、第2レンズ群は移動による変倍負担が大きくなるので、第2レンズ群の収差発生を抑えやすくするために、第2レンズ群の正パワーを複数のレンズに分担させ、さらに負レンズを含めることで収差のキャンセルや色収差の低減を行いやすく構成できる。そして、第3レンズ群は、像位置合わせの機能を持たせるために最小限のレンズ枚数で構成し、小型化を行いやすくできる。
また、第2の電子撮像装置は、第1の電子撮像装置において、第2レンズ群と一体で動く開口絞りを有するようにすることが好ましい。これにより、第2レンズ群以降のレンズの径を小さくすることができ、一層、小型化に有利となる。
の電子撮像装置は、第1電子撮像装置において、第4レンズ群は正屈折力を有する単レンズからなることが好ましい。このように、第4レンズ群は正の屈折力を有する単レンズからなるようにしている。第4レンズ群はフィールドレンズとしての作用を持たせテレセン性を確保するために配置する。このような機能を持たせるためには、正屈折力の単レンズで十分であり、小型化を図るためにも1枚構成が望ましい。
また、第の電子撮像装置は、第1〜第の電子撮像装置において、第2レンズ群は少なくとも正レンズ、物体側から順に正レンズと負レンズを接合したレンズを有することが好ましい。
の電子撮像装置において上記構成をとった理由と作用を説明する。第2レンズ群を上述の構成とすることで、第2レンズ群に負レンズを配置することで正レンズによることで収差をキャンセルさせやすくなる。また、この負レンズを物体側の正レンズと接合させることで、色収差の補正や、パワーが強いレンズ同士の相対偏心の影響を抑えやすくなる。
第2レンズ群は変倍作用を持つレンズ群となるが、この第2レンズ群の屈折力を大きくしても収差補正有利となり、全長の短縮化には有利となる。
そして、レンズの配置順を上述の配置とすることで、第1レンズ群からの発散光束を徐々に収束させ、その後負レンズを介することによって、第2レンズ群の前側主点を物体よりにでき、移動量に対する変倍比の確保に有利となり、一層小型化に有利となる。また、コマ収差、像面湾曲を補正にも有利となる。さらに、上述の各発明は複数同時に満足することで、一層全長の短縮化に有利となる。
また、第の電子撮像装置は、第1〜第の電子撮像装置において、反射部材は、反射面を有するプリズムからなる構成とすることがより好ましい。
反射部材をプリズムで構成することにより、光路長を短くすることができるため、入射瞳を浅くでき、レンズ径の小型化、プリズム長の小型化ができる。
また、第の電子撮像装置は、第1〜第の電子撮像装置において、以下の条件式を満足する構成とすることがより好ましい。
0.4<f2/ft<0.8 ・・・(1)
ただし、
2:第2レンズ群の焦点距離、
t:望遠端でのズームレンズ全系の焦点距離、
である。
の電子撮像装置において上記構成をとった理由と作用を説明する。条件式(1)は第2レンズ群の屈折力を適切に規定するものである。
条件式(1)の上限を上回らないようにして、第2レンズ群の正屈折力を確保することで、第2レンズ群の移動量を抑え、小型化に一層有利となる。
条件式(1)の下限を下回らないようにすることで、第2レンズ群の正屈折力を適度に抑え、収差の発生、特に像面湾曲補正に有利となる。
また、第の電子撮像装置は、第1〜第の電子撮像装置において、以下の条件式を満足する構成とすることがより好ましい。
1.5<|f1/fw|<3.0 ・・・(2)
ただし、
1:第1レンズ群の焦点距離、
w:広角端でのズームレンズ全系の焦点距離、
である。
の電子撮像装置において上記構成をとった理由と作用を説明する。条件式(2)は第1レンズ群の屈折力を適切に規定するものである。
条件式(2)の上限を上回らないようにすることで、入射瞳が深くなる(入射面からの距離が長くなる)ことを抑え、第1レンズ群の負レンズの径が大きくなることを防止しやすくなる。また、反射部材の反射面のサイズも抑えやすくなる。
条件式(2)の下限を下回らないようにすることで、歪曲収差、像面湾曲が大きくなりすぎることを抑えやすくなる。
また、第の電子撮像装置は、第1〜第の電子撮像装置において、以下の条件式を満足することがより好ましい。
1.0<|fL1/fw|<2.0 ・・・(3)
ただし、
L1:第1レンズ群の最も物体側の負レンズの焦点距離、
w:広角端でのズームレンズ全系の焦点距離、
である。
の電子撮像装置において上記構成をとった理由と作用を説明する。条件式(3)は第1レンズ群の負レンズの屈折力を適切に規定するものである。入射瞳を浅くして(入射面からの距離が短くなる)光路の反射を物理的に可能にするには、第1レンズ群の負レンズの屈折力を強くするのがよい。
条件式(3)の上限を上回らないようにすることで負レンズの屈折力を確保し、入射瞳を浅くしやすくなる。そのため、画角を確保しても、第1レンズ群を構成する各光学エレメント(レンズや反射部材)の径やサイズの肥大化を抑えやすく、反射部材を配置しやすくなる。また、第1レンズ群に後続する第2レンズ群の移動による変倍比を得やすくなり、第2レンズ群の移動量を抑えながら変倍比の確保を行いやすくなる。
条件式(3)の下限を下回らないようにすることで、光線入射高が大きくなりやすいこの負レンズで発生しやすい歪曲収差等の軸外収差補正や色収差の補正にも有利となる。
また、第の電子撮像装置は、第1〜第の電子撮像装置において、広角端から望遠端への変倍に際して、第3レンズ群は、物体側に移動後像面側に移動することがより好ましい。
の電子撮像装置において上記構成をとった理由と作用を説明する。全長の短縮化に有利であると共に、第3レンズ群が像面位置を補正する役割を持たせることができる。また、像面湾曲の補正にも有利となる。
第1の電子撮像装置は、第の電子撮像装置において、第3レンズ群は広角端の位置に対して望遠端にて物体側に位置させることがより好ましい。これにより、第3レンズ群にも変倍負担を持たせやすくなり、小型化と変倍比確保のバランスをとりやすくなる。
第1の電子撮像装置は、第1〜第1の電子撮像装置において、広角端から望遠端への変倍に際して、第2レンズ群は、変倍中、第2レンズ群での倍率が−1倍となる状態を経由して物体側にのみ移動し、第3レンズ群は、物体側に移動後像面側に移動し、第4レンズ群は、変倍中、撮像素子に対して固定とすることがより好ましい。
第1の電子撮像装置において上記構成をとった理由と作用を説明する。全長を抑えながら第2レンズ群に主たる変倍作用を持たせやすくなるとともに、第3レンズ群に変倍による像位置あわせを行う機能をもたせる移動方式となる。第3レンズ群は、第2レンズ群での倍率が−1倍付近で最も物体側に位置する軌跡となる。
第4レンズ群で像位置合わせを行おうとすると正レンズが像側に凸の軌跡となるが、その場合、第4レンズ群と撮像素子間の距離を小さくできない。第3レンズ群を上述の移動とすることで、レンズ群を配置するスペースの短縮化に有利となる。
第1の電子撮像装置は、第1の電子撮像装置において、第2レンズ群の物体側直前に第2レンズ群と一体で移動する開口絞りを有し、第2レンズ群は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた2つの正レンズと、正レンズと、像側に凹面を向けた負レンズ、とからなる構成とすることがより好ましい。
第1の電子撮像装置において上記構成をとった理由と作用を説明する。開口絞りを第2レンズ群と一体とすることで、屈折力が大きくなりやすい第2レンズ群の有効径を小さくして、小型化と屈折力の確保の両立に有利となる。
このとき、第2レンズ群を上述の構成とすることで、第1レンズ群からの光束に徐々に正パワーを与え、光束を収束させ、最も像側の負レンズにて軸外光束を光軸から離れる方向に屈折させることで像面サイズに対する第2レンズ群のサイズを小さくできる。
また、第2レンズ群自体の主点を第1レンズ群側にでき、第2レンズ群の移動量に対する変倍比の確保に有利となる。
また、第1の電子撮像装置は、第1〜第1の電子撮像装置において、第3レンズ群が以下の条件式を満足する像側に凹面を向けた負レンズ成分を有することがより好ましい。
1.0<(R1+R2)/(R1−R2)<3.0 ・・・(4)
ただし、
1:負レンズ成分の物体側面の近軸曲率半径、
2:負レンズ成分の像側面の近軸曲率半径、
であり、
レンズ成分は、光路中にて空気と接する面が物体側面と像側面の2つのみのレンズであり、単レンズまたは接合レンズを意味する。
第1の電子撮像装置において上記構成をとった理由と作用を説明する。条件式(4)は第3レンズ群に含まれる負レンズ成分の形状を適切に規定するものである。
条件式(4)の上限を上回らないようにすることで、第3レンズ群を主点に対して物体よりにしやすくなり、径の小型化に有利となる。また像面中心の収差発生を抑えやすくなる。
条件式(4)の下限を下回らないようにすることで、負レンズ成分の近軸曲率半径が小さくなりすぎることを抑え、像面湾曲の補正を行いやすくなる。
また、第1の電子撮像装置は、第1の電子撮像装置において、第3レンズ群を負レンズ成分のみで構成し、第2レンズ群の像側面を凹面、第4レンズ群の物体側面を凸面とすることがより好ましい。
第1の電子撮像装置において上記構成をとった理由と作用を説明する。このように構成することで、第2、第3レンズ群の向かい合うレンズ面の曲率の符号、第3、第4レンズ群間の向かい合うレンズ面の曲率の符号が同じとなり、さらに第4レンズ群自体も薄く構成でき、小型化に有利となる。加えて、変倍時の収差変動を抑えやすくなる。この点でも上述の条件式(4)を満足することが好ましい。
また、第1の電子撮像装置は、第1〜第1の電子撮像装置において、第1レンズ群は、反射部材の像面側に正レンズと負レンズをそれぞれ1枚ずつ有する構成とすることが好ましい。これにより、第1レンズ群での色収差等の補正と第1レンズ群のサイズの小型化に有利となる。
また、第16の電子撮像装置は、第1〜第1の電子撮像装置において、第4レンズ群を、非球面を有する1つの正レンズ成分とすることが好ましい。これにより、非点収差の補正や、射出瞳位置の調整と小型化に有利となる。
また、第17の電子撮像装置は、第1〜第16の電子撮像装置において、撮像素子からの信号をもとに、ズームレンズの歪曲収差を補正する信号処理を行う処理部を有する構成とすることがより好ましい。
17の電子撮像装置において上記構成をとった理由と作用を説明する。第1レンズ群の負の屈折力を大きくすると、変倍比の確保と小型化に有利となる。その一方で、広角端付近での樽型の歪曲収差が出やすくなる。そのため、上述の構成とし、電気的に歪曲収差の影響を補うことで、小型化、高性能化に一層有利となる。なお、上述の発明を複数同時に満足することがより好ましい。
また、上述の各条件式について、以下のようにすることがより好ましい。これにより、上述の効果をさらに奏することができる。
条件式(1)について、
上限値を0.7とすることがより好ましい。
下限値を0.5とすることがより好ましい。
条件式(2)について、
上限値を2.5とすることがより好ましい。
下限値を1.8とすることがより好ましい。
条件式(3)について、
上限値を1.9とすることがより好ましい。
下限値を1.5とすることがより好ましい。
条件式(4)について、
上限値を2.5とすることがより好ましい。
下限値を1.5とすることがより好ましい。
本発明によれば、ネガティブリードレンズタイプの特性を考慮し、反射部材以降の全長の小型化に適したズームレンズを備えた電子撮像装置を提供できる。
以下に、本発明に係るズームレンズ、撮像装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
以下、本発明のズームレンズの実施例1〜3について説明する。実施例1〜3の無限遠物点合焦時の広角端(a)、中間状態(b)、望遠端(c)のレンズ断面図をそれぞれ図1〜図3に示す。図1〜図3中、第1レンズ群はG1、第2レンズ群はG2、開口絞りはS、第3レンズ群はG3、第4レンズ群はG4、赤外光を制限する波長域制限コートを施したローパスフィルタを構成する平行平板はF、電子撮像素子のカバーガラスの平行平板はC、像面はIで示してある。なお、カバーガラスCの表面に波長域制限用の多層膜を施してもよい。また、そのカバーガラスCにローパスフィルタ作用を持たせるようにしてもよい。また、第1レンズ群G1中の光路折り曲げプリズムを展開した平行平板はPで示してある。なお、光路折り曲げプリズムPは、代表的には、光路を90°折り曲げる反射プリズムとして構成される。また、図では光路を展開したものを示しているが、反射面は、後述のカメラの図のように、レンズデータの第3、第4面の中間に位置する。
実施例1のズームレンズは、図1に示すように、物体側から順に、負の屈折力の第1レンズ群G1と、明るさ絞りSと、正の屈折力の第2レンズ群G2と、負の屈折力の第3レンズ群G3と、正の屈折力の第4レンズ群G4とを配置している。
広角端から望遠端にかけての変倍時、第1レンズ群G1は固定し、第2レンズ群G2は物体側に移動し、第3レンズ群G3は一旦物体側に移動したあと移動方向が反転して像側に移動し、第4レンズ群G4は固定している。
物体側から順に、第1レンズ群G1は、像側に凹面を向けた第1負メニスカスレンズと、光路折り曲げプリズムPと、第2両凹負レンズと、物体側に凸面を向けた第3正メニスカスレンズから構成される。第2両凹負レンズと、第3正メニスカスレンズは接合されている。第2レンズ群G2は、第4両凸正レンズと、第5両凸正レンズと、物体側に凹面を向けた第6正メニスカスレンズと、第7両凹負レンズとで構成される。第6正メニスカスレンズと、第7両凹負レンズとは接合されている。第3レンズ群G3は、物体側に凸面を向けた第8負メニスカスレンズで構成される。第4レンズ群G4は、第9両凸正レンズで構成されている。
非球面は、第1負メニスカスレンズの像側の面と、第4両凸正レンズの両面と、第9両凸正レンズの両面との5面に用いている。
実施例2のズームレンズは、図2に示すように、物体側から順に、負の屈折力の第1レンズ群G1と、明るさ絞りSと、正の屈折力の第2レンズ群G2と、負の屈折力の第3レンズ群G3と、正の屈折力の第4レンズ群G4とを配置している。
広角端から望遠端にかけての変倍時、第1レンズ群G1は固定し、第2レンズ群G2は物体側に移動し、第3レンズ群G3は一旦物体側に移動したあと移動方向が反転して像側に移動し、第4レンズ群G4は固定している。
物体側から順に、第1レンズ群G1は、像側に凹面を向けた第1負メニスカスレンズと、光路折り曲げプリズムPと、第2両凹負レンズと、物体側に凸面を向けた第3正メニスカスレンズから構成される。第2両凹負レンズと、第3正メニスカスレンズは接合されている。第2レンズ群G2は、第4両凸正レンズと、第5両凸正レンズと、物体側に凹面を向けた第6正メニスカスレンズと、第7両凹負レンズとで構成される。第6正メニスカスレンズと、第7両凹負レンズとは接合されている。第3レンズ群G3は、物体側に凸面を向けた第8負メニスカスレンズで構成される。第4レンズ群G4は、第9両凸正レンズで構成されている。
非球面は、第1負メニスカスレンズの像側の面と、第4両凸正レンズの両面と、第9両凸正レンズの両面との5面に用いている。
実施例3のズームレンズは、図3に示すように、物体側から順に、負の屈折力の第1レンズ群G1と、明るさ絞りSと、正の屈折力の第2レンズ群G2と、負の屈折力の第3レンズ群G3と、正の屈折力の第4レンズ群G4とを配置している。
広角端から望遠端にかけての変倍時、第1レンズ群G1は固定し、第2レンズ群G2は物体側に移動し、第3レンズ群G3は一旦物体側に移動したあと移動方向が反転して像側に移動し、第4レンズ群G4は固定している。
物体側から順に、第1レンズ群G1は、像側に凹面を向けた第1負メニスカスレンズと、光路折り曲げプリズムPと、第2両凹負レンズと、物体側に凸面を向けた第3正メニスカスレンズから構成される。第2両凹負レンズと、第3正メニスカスレンズは接合されている。第2レンズ群G2は、第4両凸正レンズと、第5両凸正レンズと、物体側に凹面を向けた第6正メニスカスレンズと、第7両凹負レンズとで構成される。第6正メニスカスレンズと、第7両凹負レンズとは接合されている。第3レンズ群G3は、物体側に凸面を向けた第8負メニスカスレンズで構成される。第4レンズ群G4は、第9両凸正レンズで構成されている。
非球面は、第1負メニスカスレンズの像側の面と、第4両凸正レンズの両面と、第9両凸正レンズの両面との5面に用いている。
以下に、上記各実施例の数値データを示す。記号は上記の外、fは全系焦点距離、FNOはFナンバー、ωは半画角、WEは広角端、STは中間状態、TEは望遠端、r1、r2…は各レンズ面の曲率半径、d1、d2…は各レンズ面間の間隔、nd1、nd2…は各レンズのd線の屈折率、νd1、νd2…は各レンズのアッベ数である。なお、非球面形状は、xを光の進行方向を正とした光軸とし、yを光軸と直交する方向にとると、下記の式にて表される。
x=(y2 /r)/[1+{1−(K+1)(y/r)2 1/2
+A4 4 +A6 6 +A8 8 +A1010+A1212
ただし、rは近軸曲率半径、Kは円錐係数、A4 、A6 、A8 、A10、A12はそれぞれ4次、6次、8次、10次、12次の非球面係数である。また、非球面係数において、「e−n」(nは整数)は、「10−n」を示している。
実施例1

1 = 37.208 d1 = 1.00 nd1 = 1.85135 νd1 = 40.10
2 = 6.337(非球面) d2 = 3.10
3 = ∞ d3 = 7.80 nd2 = 1.83481 νd2 = 42.71
4 = ∞ d4 = 0.20
5 = -1172.817 d5 = 0.66 nd3 = 1.49700 νd3 = 81.54
6 = 10.191 d6 = 1.69 nd4 = 1.90366 νd4 = 31.31
7 = 29.145 d7 =(可変)
8 = ∞(絞り) d8 = 0.75
9 = 11.445(非球面) d9 = 3.16 nd5 = 1.59201 νd5 = 67.02
10= -14.097(非球面) d10= 0.10
11= 7.662 d11= 2.00 nd6 = 1.72916 νd6 = 54.68
12= -47.575 d12= 0.10
13= -291.192 d13= 1.51 nd7 = 1.88300 νd7 = 40.76
14= -10.276 d14= 0.66 nd8 = 1.90366 νd8 = 31.31
15= 4.480 d15=(可変)
16= 36.574 d16= 0.70 nd9 = 1.80400 νd9 = 46.57
17= 14.427 d17=(可変)
18= 10.155(非球面) d18= 3.55 nd10= 1.58913 νd10= 61.25
19= -14.054(非球面) d19= 0.50
20= ∞ d20= 0.50 nd11= 1.54771 νd11= 62.84
21= ∞ d21= 0.50
22= ∞ d22= 0.50 nd12= 1.51633 νd12= 64.14
23= ∞ d23= 0.37
24= ∞(電子撮像素子の受光面、像面)


非球面係数
第2面
= 6.337
= 0.000
4 = -1.68882e-04
6 = -4.89187e-06
8 = -4.47919e-08
10= 2.02995e-09
12= -1.74477e-10

第9面
= 11.445
= 0.000
4 = -2.99481e-04
6 = -1.32415e-05
8 = 6.10010e-07
10= -3.03819e-08

第10面
= -14.097
= 0.000
4 = 1.74109e-05
6 = -6.71330e-06
8 = 1.81593e-07
10= -1.56812e-08

第18面
= 10.155
= 0.000
4 = -9.25614e-04
6 = 7.45283e-05
8 = -3.13454e-06
10= 2.89740e-08

第19面
= -14.054
= 0.000
4 = -2.05197e-03
6 = 2.92360e-04
8 = -1.69661e-05
10= 4.22694e-07
12= -4.07295e-09


ズームデータ(∞)
WE ST TE
f(mm) 5.07 9.58 17.37
NO 3.30 4.50 5.09
2ω(°) 80.83 44.00 24.46
7 16.58 8.94 1.98
15 3.27 2.93 16.25
17 3.90 11.88 5.52
実施例2

1 = 37.232 d1 = 1.00 nd1 = 1.85135 νd1 = 40.10
2 = 6.345(非球面) d2 = 3.08
3 = ∞ d3 = 7.80 nd2 = 1.83481 νd2 = 42.71
4 = ∞ d4 = 0.20
5 = -1122.538 d5 = 0.66 nd3 = 1.49700 νd3 = 81.54
6 = 10.192 d6 = 1.70 nd4 = 1.90366 νd4 = 31.31
7 = 29.093 d7 =(可変)
8 = ∞(絞り) d8 = 0.75
9 = 11.448(非球面) d9 = 3.19 nd5 = 1.59201 νd5 = 67.02
10= -14.103(非球面) d10= 0.10
11= 7.659 d11= 2.00 nd6 = 1.72916 νd6 = 54.68
12= -47.547 d12= 0.10
13= -288.469 d13= 1.51 nd7 = 1.88300 νd7 = 40.76
14= -10.239 d14= 0.66 nd8 = 1.90366 νd8 = 31.31
15= 4.484 d15=(可変)
16= 36.590 d16= 0.70 nd9 = 1.80400 νd9 = 46.57
17= 14.378 d17=(可変)
18= 10.143(非球面) d18= 3.55 nd10= 1.58913 νd10= 61.25
19= -13.943(非球面) d19= 0.50
20= ∞ d20= 0.50 nd11= 1.54771 νd11= 62.84
21= ∞ d21= 0.50
22= ∞ d22= 0.50 nd12= 1.51633 νd12= 64.14
23= ∞ d23= 0.37
24= ∞(電子撮像素子の受光面、像面)

非球面係数
第2面
= 6.345
= 0.000
4 = -1.65289e-04
6 = -4.88389e-06
8 = -2.32910e-08
10= 8.96908e-10
12= -1.50387e-10

第9面
= 11.448
= 0.000
4 = -2.97053e-04
6 = -1.26024e-05
8 = 6.30126e-07
10= -3.04937e-08

第10面
= -14.103
= 0.000
4 = 2.22265e-05
6 = -6.38515e-06
8 = 2.15120e-07
10= -1.62773e-08

第18面
= 10.143
= 0.000
4 = -8.93052e-04
6 = 7.24554e-05
8 = -2.87069e-06
10= 2.33783e-08

第19面
= -13.943
= 0.000
4 = -1.99543e-03
6 = 2.91865e-04
8 = -1.65663e-05
10= 3.97965e-07
12= -3.65767e-09

ズームデータ(∞)
WE ST TE
f(mm) 5.07 9.58 17.39
NO 3.30 4.50 5.10
2ω(°) 80.95 44.02 24.44
7 16.56 8.92 1.97
15 3.25 2.93 16.23
17 3.91 11.86 5.52
実施例3

1 = 37.875 d1 = 1.00 nd1 = 1.85135 νd1 = 40.10
2 = 6.325(非球面) d2 = 3.10
3 = ∞ d3 = 7.80 nd2 = 1.83481 νd2 = 42.71
4 = ∞ d4 = 0.20
5 = 1354.124 d5 = 0.66 nd3 = 1.49700 νd3 = 81.54
6 = 10.228 d6 = 1.72 nd4 = 1.90366 νd4 = 31.31
7 = 29.207 d7 =(可変)
8 = ∞(絞り) d8 = 0.75
9 = 11.431(非球面) d9 = 3.25 nd5 = 1.59201 νd5 = 67.02
10= -14.592(非球面) d10= 0.10
11= 7.477 d11= 2.00 nd6 = 1.74100 νd6 = 52.64
12= -49.707 d12= 0.10
13= -173.749 d13= 1.51 nd7 = 1.88300 νd7 = 40.76
14= -9.286 d14= 0.66 nd8 = 1.90366 νd8 = 31.31
15= 4.418 d15=(可変)
16= 49.887 d16= 0.70 nd9 = 1.80400 νd9= 46.57
17= 16.178 d17=(可変)
18= 10.157(非球面) d18= 3.57 nd10= 1.58913 νd10= 61.25
19= -12.911(非球面) d19= 0.50
20= ∞ d20= 0.50 nd11= 1.54771 νd11= 62.84
21= ∞ d21= 0.50
22= ∞ d22= 0.50 nd12= 1.51633 νd12= 64.14
23= ∞ d23= 0.37
24= ∞(電子撮像素子の受光面、像面)

非球面係数
第2面
= 6.325
= 0.000
4 = -1.80433e-04
6 = -6.62233e-07
8 = -4.72215e-07
10= 1.86810e-08
12= -3.99354e-10

第9面
= 11.431
= 0.000
4 = -2.48988e-04
6 = -9.02312e-06
8 = 4.37993e-07
10= -2.13163e-08

第10面
= -14.592
= 0.000
4 = 5.94815e-05
6 = -5.56616e-06
8 = 2.19551e-07
10= -1.34713e-08

第18面
= 10.157
= 0.000
4 = -1.11958e-03
6 = 8.51909e-05
8 = -2.98901e-06
10= 2.01912e-08

第19面
= -12.911
= 0.000
4 = -2.72379e-03
6 = 3.73308e-04
8 = -2.00079e-05
10= 4.70692e-07
12= -4.35154e-09

ズームデータ(∞)
WE ST TE
f(mm) 5.07 9.55 17.38
NO 3.30 4.50 5.10
2ω(°) 80.73 44.05 24.42
7 16.63 8.99 1.98
15 3.24 2.93 16.30
17 3.92 11.88 5.53
以上の実施例1〜3の無限遠物点合焦時の収差図をそれぞれ図4〜図6に示す。これらの収差図において、(a)は広角端、(b)は中間状態、(c)は望遠端における球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差を示す。各図中、“ω”は半画角を示す。
次に、各実施例における条件式(1)〜(4)の値を掲げる。

条件式 実施例1 実施例2 実施例3
(1)f2/ft 0.65 0.65 0.65
(2)|f1/fw 2.08 2.08 2.09
(3)|fL1/fw 1.8 1.8 1.78
(4)(R1+R2)/(R1−R2) 2.30 2.29 1.96
(各実施例の効果)
本発明に対応する上記各実施例は、沈胴式鏡筒に見られるようなカメラの使用状態への立ち上げ時間(レンズのせり出し時間)がなく、防水・防塵上も好ましく、また、奥行き方向が極めて薄いカメラとするために光学系の光路(光軸)をプリズムなど反射光学部材で折り曲げる構成がとり易い。かつ、広角で変倍比3.4倍程度の、高い光学性能を有する奥行き方向が極めて薄い安価なズームレンズとなっている。
(歪曲収差補正)
ところで、本発明のズームレンズを用いたときに、像の歪曲は電気的にデジタル補正する。以下に、像の歪曲をデジタル補正するための基本的概念について説明する。
例えば、図7に示すように、光軸と撮像面との交点を中心として有効撮像面の長辺に内接する半径Rの円周上(像高)での倍率を固定し、この円周を補正の基準とする。そして、それ以外の任意の半径r(ω)の円周上(像高)の各点を略放射方向に移動させて、半径r'(ω)となるように同心円状に移動させることで補正する。
例えば、図7において、半径Rの円の内側に位置する任意の半径r1(ω)の円周上の点P1は、円の中心に向けて補正すべき半径r1'(ω)円周上の点P2に移動させる。また、半径Rの円の外側に位置する任意の半径r2(ω)の円周上の点Q1は、円の中心から離れる方向に向けて補正すべき半径r2'(ω)円周上の点Q2に移動させる。
ここで、r'(ω)は次のように表すことができる。
r'(ω)=α・f・tanω (0≦α≦1)
ただし、
ωは被写体半画角、fは結像光学系(本発明では、ズームレンズ)の焦点距離である。
ここで、半径Rの円上(像高)に対応する理想像高をYとすると、
α=R/Y=R/(f・tanω)
となる。
光学系は、理想的には、光軸に対して回転対称であり、すなわち歪曲収差も光軸に対して回転対称に発生する。したがって、上述のように、光学的に発生した歪曲収差を電気的に補正する場合には、再現画像上で光軸と撮像面との交点を中心とした有効撮像面の長辺に内接する半径Rの円の円周上(像高)の倍率を固定して、それ以外の半径r(ω)の円周上(像高)の各点を略放射方向に移動させて、半径r'(ω)となるように同心円状に移動させることで補正することができれば、データ量や演算量の点で有利と考えられる。
ところが、光学像は、電子撮像素子で撮像された時点で(サンプリングのため)連続量ではなくなる。したがって、厳密には光学像上に描かれる上記半径Rの円も、電子撮像素子上の画素が放射状に配列されていない限り正確な円ではなくなる。
つまり、離散的座標点毎に表される画像データの形状補正においては、上記倍率を固定できる円は存在しない。そこで、各画素(Xi,Yj)毎に、移動先の座標(Xi',Yj' )を決める方法を用いるのがよい。なお、座標(Xi',Yj')に(Xi,Yj)の2点以上が移動してきた場合には、各画素が有する値の平均値をとる。また、移動してくる点がない場合には、周囲のいくつかの画素の座標(Xi',Yj')の値を用いて補間すればよい。
このような方法は、特にズームレンズが有する電子撮像装置において光学系や電子撮像素子の製造誤差等のために光軸に対して歪みが著しく、光学像上に描かれる上記半径Rの円が非対称になった場合の補正に有効である。また、撮像素子あるいは各種出力装置において信号を画像に再現する際に幾何学的歪み等が発生する場合等の補正に有効である。
本発明の電子撮像装置では、補正量r'(ω)−r(ω)を計算するために、r(ω)すなわち半画角と像高との関係、あるいは、実像高rと理想像高r'/αとの関係が、電子撮像装置に内蔵された記録媒体に記録されている構成としてもよい。
なお、歪曲補正後の画像が短辺方向の両端において光量が極端に不足することのないようにするには、半径Rが、次の条件式を満足するのがよい。
0≦R≦0.6Ls
ただし、Ls は有効撮像面の短辺の長さである。
好ましくは、半径Rは、次の条件式を満足するのがよい。
0.3Ls≦R≦0.6Ls
さらには、半径Rは、略有効撮像面の短辺方向の内接円の半径に一致させるのが最も有利である。なお、半径R=0の近傍、すなわち、軸上近傍において倍率を固定した補正の場合は、実質画像数の面で若干の不利があるが、広角化しても小型化にするための効果は確保できる。
なお、補正が必要な焦点距離区間については、いくつかの焦点ゾーンに分割する。そして、該分割された焦点ゾーン内の望遠端近傍で略、
r'(ω)=α・f・tanω
を満足する補正結果が得られる場合と同じ補正量で補正してもよい。
ただし、その場合、分割された焦点ゾーン内の広角端において樽型歪曲量がある程度残存してしまう。また、分割ゾーン数を増加させてしまうと、補正のために必要な固有データを記録媒体に余計に保有する必要が生じあまり好ましくない。そこで、分割された焦点ゾーン内の各焦点距離に関連した1つ又は数個の係数を予め算出しておく。この係数は、シミュレーションや実機による測定に基づいて決定しておけばよい。
そして、分割されたゾーン内の望遠端近傍で略、
r'(ω)=α・f・tanω
を満足する補正結果が得られる場合の補正量を算出し、この補正量に対して焦点距離毎に係数を一律に掛けて最終的な補正量にしてもよい。
ところで、無限遠物体を結像させて得られた像に歪曲がない場合は、
f=y/tanω
が成立する。
ただし、yは像点の光軸からの高さ(像高)、fは結像系(本発明ではズームレンズ)の焦点距離、ωは撮像面上の中心からyの位置に結ぶ像点に対応する物点方向の光軸に対する角度(被写体半画角)である。
結像系に樽型の歪曲収差がある場合は、
f>y/tanω
となる。つまり、結像系の焦点距離fと、像高yとを一定とすると、ωの値は大きくなる。
(デジタルカメラ)
さて、以上のような本発明のズームレンズで物体像を形成しその像をCCD等の電子撮像素子に受光させて撮影を行う電子撮影装置、とりわけデジタルカメラやビデオカメラ等に用いることができる。以下に、その実施形態を例示する。
図8〜図10は、本発明によるズームレンズをデジタルカメラの撮影光学系141に組み込んだ構成の概念図を示す。図8はデジタルカメラ140の外観を示す前方斜視図、図9は同後方斜視図、図10はデジタルカメラ140の構成を示す断面図である。デジタルカメラ140は、この例の場合、撮影用光路142を有する撮影光学系141、ファインダー用光路144を有するファインダー光学系143、シャッター145、フラッシュ146、液晶表示モニター147等を含み、カメラ140の上部に配置されたシャッター145を押圧すると、それに連動して撮影光学系141、例えば実施例1の光路折り曲げズームレンズを通して撮影が行われる。撮影光学系141によって形成された物体像が、近赤外カットフィルターと光学的ローパスフィルターFを介してCCD149の撮像面上に形成される。このCCD149で受光された物体像は、処理手段151を介し、電子画像としてカメラ背面に設けられた液晶表示モニター147に表示される。また、この処理手段151には記録手段152が接続され、撮影された電子画像を記録することもできる。なお、この記録手段152は処理手段151と別体に設けてもよいし、フレキシブルディスクやメモリーカード、MO等により電子的に記録書込を行うように構成してもよい。また、CCD149に代わって銀塩フィルムを配置した銀塩カメラとして構成してもよい。
さらに、ファインダー用光路144上にはファインダー用対物光学系153が配置してある。このファインダー用対物光学系153によって形成された物体像は、像正立部材であるポロプリズム155の視野枠157上に形成される。このポリプリズム155の後方には、正立正像にされた像を観察者眼球Eに導く接眼光学系159が配置されている。なお、撮影光学系141及びファインダー用対物光学系153の入射側、接眼光学系159の射出側にそれぞれカバー部材150が配置されている。
このように構成されたデジタルカメラ140は、撮影光学系141が3.4倍程度の高変倍比で、高い光学性能を有するズームレンズであるので、高性能で、奥行き方向が極めて薄い安価なデジタルカメラが実現できる。
なお、図10の例では、カバー部材150として平行平面板を配置しているが、パワーを持ったレンズを用いてもよい。あるいは、省いてもよい。
(内部回路構成)
図11は、上記デジタルカメラ140の主要部の内部回路の構成ブロック図である。なお、以下の説明では、上記の処理手段は、例えばCDS/ADC部124、一時記憶メモリ117、画像処理部118等からなり、記憶手段は、例えば記憶媒体部119等からなる。
図11に示すように、デジタルカメラ140は、操作部112と、この操作部112に接続された制御部113と、この制御部113の制御信号出力ポートにバス114及び115を介して接続された撮像駆動回路116並びに一時記憶メモリ117、画像処理部118、記憶媒体部119、表示部120、及び設定情報記憶メモリ部121を備えている。
上記の一時記憶メモリ117、画像処理部118、記憶媒体部119、表示部120、及び設定情報記憶メモリ部121は、バス122を介して相互にデータの入力又は出力が可能なように構成され、また、撮像駆動回路116には、CCD149とCDS/ADC部124が接続されている。
操作部112は各種の入力ボタンやスイッチを備え、これらの入力ボタンやスイッチを介して外部(カメラ使用者)から入力されるイベント情報を制御部に通知する回路である。
制御部113は、例えばCPU等からなる中央演算処理装置であり、不図示のプログラムメモリを内蔵し、そのプログラムメモリに格納されているプログラムにしたがって、操作部112を介してカメラ使用者から入力される指示命令を受けてデジタルカメラ140全体を制御する回路である。
CCD149は、本発明による撮影光学系141を介して形成された物体像を受光する。CCD149は、撮像駆動回路116により駆動制御され、その物体像の各画素ごとの光量を電気信号に変換してCDS/ADC部124に出力する撮像素子である。
CDS/ADC部124は、CCD149から入力する電気信号を増幅しかつアナログ/デジタル変換を行って、この増幅とデジタル変換を行っただけの映像生データ(ベイヤーデータ、以下RAWデータという。)を一時記憶メモリ117に出力する回路である。
一時記憶メモリ117は、例えばSDRAM等からなるバッファであり、CDS/ADC部124から出力される上記RAWデータを一時的に記憶するメモリ装置である。画像処理部118は、一時記憶メモリ117に記憶されたRAWデータ又は記憶媒体部119に記憶されているRAWデータを読み出して、制御部113から指定された画質パラメータに基づいて歪曲収差補正を含む各種画像処理を電気的に行う回路である。
記録媒体部119は、例えばフラッシュメモリ等からなるカード型又はスティック型の記録媒体を着脱自在に装着して、それらカード型又はスティック型のフラッシュメモリに、一時記憶メモリ117から転送されるRAWデータや画像処理部118で画像処理された画像データを記録して保持する装置の制御回路である。
表示部120は、液晶表示モニターを備え、その液晶表示モニターに画像や操作メニュー等を表示する回路である。設定情報記憶メモリ部121には、予め各種の画質パラメータが格納されているROM部と、そのROM部から読み出された画質パラメータの中から操作部112の入力操作によって選択された画質パラメータを記憶するRAM部が備えられている。設定情報記憶メモリ部121は、それらのメモリへの入出力を制御する回路である。
このように構成されたデジタルカメラ140は、撮影光学系141が、本発明により、十分な広角域を有し、コンパクトな構成としながら、高変倍で全変倍域で結像性能が極めて安定的であるので、高性能・小型化・広角化が実現できる。そして、広角側、望遠側での速い合焦動作が可能となる。
本発明は、ネガティブリードタイプのメリットを生かしながら、反射部材以降の全長の小型化に適した反射部材を有するズームレンズを備えた電子撮像装置に有用である。
本発明のズームレンズの実施例1の無限遠物点合焦時の広角端(a)、中間状態(b)、望遠端(c)でのレンズ断面図である。 本発明のズームレンズの実施例2の図1と同様の図である。 本発明のズームレンズの実施例3の図1と同様の図である。 実施例1の無限遠物点合焦時の収差図である。 実施例2の無限遠物点合焦時の収差図である。 実施例3の無限遠物点合焦時の収差図である。 歪曲収差の補正を説明する図である。 本発明による光路折り曲げズームレンズを組み込んだデジタルカメラの外観を示す前方斜視図である。 図8のデジタルカメラの後方斜視図である。 図8のデジタルカメラの断面図である。 デジタルカメラの主要部の内部回路の構成ブロック図である。
符号の説明
G1…第1レンズ群
G2…第2レンズ群
G3…第3レンズ群
G4…第4レンズ群
S…開口絞り
F…ローパスフィルタ
C…カバーガラス
P…プリズム
I…像面
E…観察者眼球
112…操作部
113…制御部
114…バス
115…バス
116…撮像駆動回路
117…一時記憶メモリ
118…画像処理部
119…記憶媒体部
120…表示部
121…設定情報記憶メモリ部
122…バス
124…CDS/ADC部
140…デジタルカメラ
141…撮影光学系
142…撮影用光路
143…ファインダー光学系
144…ファインダー用光路
145…シャッター
146…フラッシュ
147…液晶表示モニター
149…CCD
150…カバー部材
151…処理手段
152…記録手段
153…ファインダー用対物光学系
155…ポロプリズム
157…視野枠
159…接眼光学系

Claims (17)

  1. ズームレンズと、前記ズームレンズの像側に配置され、前記ズームレンズにより形成された像を電気信号に変換する撮像素子とを有する電子撮像装置であって、
    前記ズームレンズは、物体側から順に、
    負の屈折力を有する第1レンズ群と、
    正の屈折力を有する第2レンズ群と、
    負の屈折力を有する第3レンズ群と、
    正の屈折力を有する第4レンズ群と、からなり
    前記第1レンズ群は、物体側より順に、
    負レンズ、光路を反射する反射部材を有し、
    広角端から望遠端への変倍に際して、
    前記各レンズ群に挟まれる各間隔が変化し、
    前記第1レンズ群は前記撮像素子に対して固定であり、
    少なくとも前記第2レンズ群、前記第3レンズ群が移動し、
    前記第2レンズ群を、複数の正レンズと負レンズを含んで構成し、
    前記第3レンズ群を一枚の負屈折力の単レンズで構成したことを特徴とする電子撮像装置。
  2. 前記ズームレンズは、前記第2レンズ群と一体で移動する開口絞りを有することを特徴とする請求項1に記載の電子撮像装置。
  3. 前記第4レンズ群は正屈折力を有する単レンズからなることを特徴とする請求項1または2に記載の電子撮像装置。
  4. 前記第2レンズ群は少なくとも正レンズ、物体側から順に正レンズと負レンズを接合したレンズを有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の電子撮像装置。
  5. 前記反射部材は、反射面を有するプリズムからなることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の電子撮像装置。
  6. 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の電子撮像装置。
    0.4<f 2 /f t <0.8 ・・・(1)
    ただし、
    2 :前記第2レンズ群の焦点距離、
    t :望遠端での前記ズームレンズ全系の焦点距離、
    である。
  7. 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の電子撮像装置。
    1.5<|f 1 /f w |<3.0 ・・・(2)
    ただし、
    1 :前記第1レンズ群の焦点距離、
    w :広角端での前記ズームレンズ全系の焦点距離、
    である。
  8. 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1〜7の少なくとも何れか一項に記載の電子撮像装置。
    1.0<|f L1 /f w |<2.0 ・・・(3)
    ただし、
    L1 :前記第1レンズ群の最も物体側の負レンズの焦点距離、
    w :広角端での前記ズームレンズ全系の焦点距離、
    である。
  9. 広角端から望遠端への変倍に際して、
    前記第3レンズ群は、物体側に移動後像面側に移動することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の電子撮像装置。
  10. 前記第3レンズ群は、広角端での位置に対して望遠端にて物体側に位置することを特徴とする請求項9に記載の電子撮像装置。
  11. 広角端から望遠端への変倍に際して、
    前記第2レンズ群は、変倍中、第2レンズ群での倍率が−1倍となる状態を経由して物体側にのみ移動し、
    前記第3レンズ群は、物体側に移動後像面側に移動し、
    前記第4レンズ群は、変倍中、撮像素子に対して固定であることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の電子撮像装置。
  12. 前記第2レンズ群の物体側直前に前記第2レンズ群と一体で移動する開口絞りを有し、
    前記第2レンズ群は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた2つの正レンズと、正レンズと、像側に凹面を向けた負レンズとからなることを特徴とする請求項11に記載の電子撮像装置。
  13. 前記第3レンズ群の負屈折力の単レンズが以下の条件式を満足する像側に凹面を向けた負レンズ成分であることを特徴とする請求項1〜12のいずれか一項に記載の電子撮像装置。
    1.0<(R 1 +R 2 )/(R 1 −R 2 )<3.0 ・・・(4)
    ただし、
    1 :前記負レンズ成分の物体側面の近軸曲率半径、
    2 :前記負レンズ成分の像側面の近軸曲率半径、
    であり、
    レンズ成分は、光路中にて空気と接する面が物体側面と像側面の2つのみのレンズであり、単レンズまたは接合レンズを意味する。
  14. 前記第2レンズ群の像側面を凹面、前記第4レンズ群の物体側面を凸面としたことを特徴とする請求項13に記載の電子撮像装置。
  15. 前記第1レンズ群は、前記反射部材の像面側に正レンズと負レンズをそれぞれ1枚ずつ有することを特徴とする請求項1〜14のいずれか一項に記載の電子撮像装置。
  16. 前記第4レンズ群を、非球面を有する1つの正レンズ成分としたことを特徴とする請求項1〜15のいずれか一項に記載の電子撮像装置。
    ただし、レンズ成分は、光路中にて空気と接する面が物体側面と像側面の2つのみのレンズであり、単レンズまたは接合レンズを意味する。
  17. 前記撮像素子からの信号をもとに、前記ズームレンズの歪曲収差を補正する信号処理を行う処理部を有することを特徴とする請求項1〜16のいずれか一項に記載の電子撮像装置。
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