JP4924794B2 - フェライト磁性材料の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、フェライト磁性材料の製造方法に関し、特にLa及びCoを含有するM型フェライトを所謂乾式成形により製造する方法に関するものである。
酸化物永久磁石材料としては、一般に六方晶系のマグネトプランバイト型(M型)Srフェライト又はBaフェライトが主に用いられている。これらのM型フェライトは、比較的安価で高い磁気特性を有するという特徴から、焼結磁石やボンディッド磁石として利用され、例えば家電製品や自動車等に搭載されるモーターなどに応用されている。
近年、電子部品の小型化、高性能化への要求が高まっており、それに伴ってフェライト焼結磁石への小型化、高性能化が強く要求されている。例えば、特開平11−154604号公報(特許文献1)には、従来のM型フェライト焼結磁石では達成不可能であった高い残留磁束密度と高い保磁力とを有する、フェライト焼結磁石が提案されている。このフェライト焼結磁石は、少なくともSr、La及びCoを含有し、六方晶M型フェライトの主成分を有するものである。以下このフェライトを、La−Co含有M型フェライトと称することがある。
特開平11−154604号公報
M型フェライト焼結磁石は、磁場中で成形した後焼結して製造される。磁場中での成形方法として乾式成形法と湿式成形法に大別される。
湿式成形法では成形対象である磁性粉が回転しやすいため配向性が良好となり高特性が得られるが、加圧成形中に分散媒を成形空間外に排出する必要があるため、生産性は低くなり、また、金型構造が複雑になって装置がおおがかりとなる。
一方、乾式成形法では、乾燥している磁性粉を成形空間に充填し、磁場中で成形する。乾式成形法は配向性が湿式成形法に劣るが、生産性が高く装置の構成も単純なので、コストが低くて済むという違いがあり、特開2001−189209号公報(特許文献2)及び特開2002−305106号公報(特許文献3)においてもLa−Co含有M型フェライトを乾式成形により製造する技術が開示されている。
そこで本発明は、乾式成形によるLa−Co含有M型フェライトの磁気特性を向上することを目的とする。
特開2001−189209号公報 特開2002−305106号公報
本発明者らは、六方晶M型フェライト焼結磁石の磁気特性向上について検討の結果、La−Co含有M型フェライトにおいて、Laの一部をPrで置換することが磁気特性向上にとって有効であること、さらに乾式成形の場合には、Prは仮焼後に添加することが磁気特性向上に有利であることを知見した。すなわち本発明は、六方晶構造を有するフェライトを主相とし、かつこの主相はA、La、Pr、Fe及びCoを含み、主相中におけるA、La、Pr、Fe及びCoそれぞれの金属元素の総計の構成比率が、全金属元素量に対し、
組成式:A1−x(La1−mPr(Fe12−yCo
ただし、AはSr、Ba及びPbから選択される少なくとも1種の元素であり、
0.04≦x<0.80、
0.02≦y<0.40、
0.00<m<0.90、
1.01≦z≦1.08、
で表されるフェライト磁性材料を製造する方法において、フェライト磁性材料の原料の全部または一部を含む原料組成物を所定温度で加熱保持して仮焼体を得る工程と、この仮焼体を粉砕して成形用組成物を得る工程と、成形用組成物を磁場中で乾式成形して成形体を得る工程と、成形体を焼成して焼結体を得る工程と、を備えてあり、さらに仮焼体を得る工程の後であって、かつ成形体を得る工程の前に、Prに関する原料を、その総量の40%以上添加することを特徴とする。
本発明によるフェライト磁性材料において、仮焼体を得る工程の後であって、かつ成形体を得る工程の前に、Prに関する原料を、その総量の50%以上添加すること、さらには70%以上添加することが磁気特性向上にとって好ましい。より好ましくは90%以上、最も好ましくは100%である。
また本発明のフェライト磁性材料の製造方法において、上記組成式のmは、0.01≦m≦0.70であることが好ましく、0.02≦m≦0.60であることがより好ましい。
以上説明したように、本発明によれば、Laの一部をPrで置換し、さらにPrに関する原料の所定量を仮焼後に添加することにより、乾式成形によるLa−Co含有M型フェライトの磁気特性を向上することができる。
本発明をフェライト焼結磁石の製造方法について説明する。
一般的に、フェライト焼結磁石の製造方法は、配合工程、仮焼工程、粗粉砕工程、微粉砕工程、磁場中成形工程及び焼成工程を含み、磁場中成形工程が乾式にて行われる。本発明は、磁場中成形工程に先立って、乾燥工程、解砕工程及びバインダ混合工程が実施される。以下、各工程について説明する。
<配合工程>
配合工程は、原料粉末を所定の割合となるように秤量後、湿式アトライタ、ボールミル等で1〜20時間程度混合、粉砕処理する。出発原料としては、フェライト構成元素(Fe、元素A、La、Pr、元素M等)の1種を含有する化合物、又はこれらの2種以上を含有する化合物を用いればよい。化合物としては酸化物、又は焼成により酸化物となる化合物、例えば炭酸塩、水酸化物、硝酸塩等を用いる。出発原料の平均粒径は特に限定されないが、通常、0.1〜2.0μm程度とすることが好ましい。出発原料は、仮焼前の配合工程ですべてを混合する必要はなく、各化合物の一部又は全部を後添加とする構成にしても良い。特に、本発明では、Prに関する出発原料は、その総添加量の40%以上を後添加することを特徴としている。なお、本願明細書において、仮焼工程の前に添加する行為を前添加といい、仮焼工程の後に添加する行為を後添加ということにする。
配合工程において、六方晶M型フェライトの焼結性の改善、磁気特性の制御及び焼結体の結晶粒径の調整等を目的として、Si成分、Ca成分を添加することができる。特に、Si成分については前添加することが好ましい。Si成分としてはSiOを、Ca成分としては例えばCaCO、CaO等を使用することができる。Si成分、Ca成分は、配合工程ですべてを混合する必要はなく、一部又は全部を後述する後添加とすることもできる。
<仮焼工程>
配合工程で得られた原料組成物を仮焼する。仮焼は、通常、空気中等の酸化性雰囲気中で行われる。仮焼条件は特に限定されないが、通常、安定温度は1100〜1400℃、安定時間は1秒間〜10時間とすればよい。仮焼体は、実質的にマグネトプランバイト(M)型のフェライト構造を有し、その一次粒子径は、好ましくは0.1〜5.0μm、より好ましくは0.5〜3.0μmである。
<粉砕工程>
仮焼体は、一般に顆粒状、塊状等になっており、そのままでは所望の形状に成形ができないため、粉砕する。また、所望の最終組成に調整するための原料粉末、及び添加物等を混合するために、粉砕工程が必要である。粉砕工程で原料粉末等を添加することは、後添加に該当する。粉砕工程は、粗粉砕工程と微粉砕工程に分かれる。
本発明は、粉砕工程において、所定量のPr成分を添加する。つまり、本発明においてPrに関する原料を、その総量の40%以上を後添加する。また、Ca成分もこの工程で添加、つまり後添加することが好ましい。Ca成分の添加は、前述のように前添加することも可能であるが、本工程で添加することが磁気特性にとってより好ましい。
<粗粉砕工程>
前述のように、仮焼体は一般に顆粒状、塊状等であるので、これを粗粉砕することが好ましい。粗粉砕工程では、振動ミル等を使用し、平均粒径が0.5〜10μmになるまで処理される。なお、ここで得られた粉末を粗粉砕粉と呼ぶことにする。
<微粉砕工程>
粗粉砕粉を湿式アトライタ、ボールミル等によって粉砕し、平均粒径0.08〜3.0μm、好ましくは0.1〜2.0μm、より好ましくは0.2〜1.5μm程度に粉砕する。微粉砕工程は、粗粉砕粉をなくすこと、後添加物を充分に混合すること、及び磁気特性向上のために焼結体の結晶粒子を微細化すること等を目的として行われる。得られた微粉砕粉の比表面積(BET法により求められる)としては、5〜10m/g程度とすることが好ましい。粉砕時間は、粉砕方法にもよるが、例えば湿式アトライタでは30分間〜10時間、ボールミルによる湿式粉砕では10〜40時間程度、処理すればよい。なお、本発明において、後添加物は微粉砕工程で添加することが好ましい。
<乾燥工程>
微粉砕工程を湿式で行った後に、微粉砕工程で得られたスラリを乾燥する。乾燥方法はロータリーキルン、スプレードライヤ、恒温槽等を用いる。乾燥温度は80〜400℃程度で行うことが好ましい。乾燥温度が高すぎると微粉砕した磁性粉末がネックグロースをおこし、成形時の磁場配向を阻害する傾向が見られる。また、乾燥が不十分だと、後工程である解砕時に装置に目詰まりが発生する等の問題が生じる。
<解砕工程>
スラリ乾燥の際に微粉砕粒子同士が強力に凝集してしまう。凝集した粒子を一次粒子に近い状態にまで解砕する。解砕方法としてアトマイザを用いる。解砕処理が十分に行われていないと、磁場中成形中成形時の磁場配向を阻害するため、十分な残留磁束密度(Br)が得られなくなる。
<バインダ混合工程>
解砕終了後の原料粉末にバインダを加え混合する。
乾式成形法を行う上で、接着剤(バインダ)を用いる。バインダの理想としては、接着作用に優れ、かつ粒子が磁気的に容易軸方向に整列することを阻害しないことが望まれている。従来からパラフィンワックス、ステアリン酸、樟脳等、種々のものが利用されている。
バインダの添加量は0.2〜1.5wt%程度が好ましい。添加量が少なすぎると、バインダとしての効果は発揮されず、保型力が弱くなってしまう。また、添加量が多すぎると、粒子が磁気的に容易軸方向に整列することを阻害され、残留磁束密度(Br)等の磁気特性が劣化してしまう。また、焼結時の有機物の炭化により、焼結体にクラックが発生し、焼結体の密度低下による残留磁束密度(Br)等の磁気特性が劣化してしまう。
また、バインダが用いられるとともに、ステアリン酸等の成形助剤を添加することが好ましい。成形助剤の添加量は、0.02〜0.5wt%程度が好ましい。添加量が少なすぎると、成形助剤としての効果が発揮されず、成形体にクラックが発生する等の問題が生じる。また、添加量が多すぎると、残留する有機物が焼結時に炭化することにより、焼結体にクラックが発生し、焼結体の密度低下による残留磁束密度(Br)等の磁気特性が劣化してしまう。
成形助剤の添加方法としては、バインダと原料粉末を混合した後に添加することが好ましい。バインダと原料粉末のまわりに成形助剤が存在することにより、成形助剤の役割である摩擦の低減、流動性の向上、成形性の向上等の効果が顕著にあらわれる。
原料粉末とバインダ、成形助剤を混合する際、液体状あるいは固体状で混合する方法がとられる。液体状のバインダを用いた場合、凝集が生じやすく原料粉末の配高度が低下する傾向が見られる。また、固体状のバインダを用いた場合には、均一に混合しにくいという問題が見られる。混合の際には、ヘンシェルミキサ、ブレンダ等の混合機を用いてバインダを十分に攪拌する。攪拌する際には、温度を加え混合しても良い。
仮焼体の粉砕、その後の一連の処理を経ることにより、本発明の成形用組成物を得ることができる。
<磁場中成形工程>
バインダ、成形助剤を混合した成形用組成物は金型に入れられ、印加磁界中でプレスされる。これにより、原料粉末(磁性粉末粒子)の容易磁化方向をそろえ、磁気特性を向上させることができる。磁場中成形工程には湿式成形と乾式成形があるが、本発明は乾式成形を用いる。
乾式による磁場中成形工程において、印加磁界は3〜12kOe(239〜955kA/m)程度、成形圧力は0.1〜5ton/cm(9.8〜490MPa)程度とされる。この様に形成された成形体は通常、次工程の焼成工程により焼成される。
<焼成工程>
得られた成形体を焼成し、焼結体とする。焼成は、通常、空気中等の酸化性雰囲気中で行われる。焼成条件は特に限定されないが、通常、例えば5℃/分程度で昇温し、安定温度は1100〜1300℃、より好ましくは1150〜1250℃で、安定時間は0.5〜3時間程度とすれば良い。
また、バインダ、成形助剤等を添加した場合、100〜500℃程度の範囲で、例えば2.5℃/分程度の昇温速度とすることで脱脂処理を行い、バインダ、成形助剤を充分に除去することが好ましい。
以上の製造方法において、主成分を構成する元素の中で、Prは仮焼後にその40%以上を添加することを要件とするが、他の元素の添加時期については特に限定されるものではない。ただし、Coについては、後添加されることが好ましい。また、その他の元素については、必要に応じて適切な時期に添加されれば良いが、当初の原料混合時に添加されることが好ましい。
以上、焼結磁石の製造方法について説明したが、この焼結磁石を粉砕してボンディッド用の磁石粉末として利用することができる。また、上記焼結磁石をターゲットとして用いて、スパッタリングにより磁性膜を形成することもできる。スパッタリングによる磁性膜形成後、六方晶マグネトプランバイト構造を形成するために、熱処理を施す場合もある。
以下、本発明の製造方法が適用されるフェライト磁性材料の組成について説明する。
本発明が適用されるフェライト磁性材料は、六方晶構造を有するフェライトを主相とし、この主相にはA、La、Pr、Fe及びCoが含まれる。ここで、AはSr、Ba及びPbから選択される少なくとも1種の元素であり、Srであることが好ましい。
Aの量が少なすぎると、M型フェライトが生成しないか、α−Fe等の非磁性相が多くなる。Aの量が多すぎるとM型フェライトが生成しないか、SrFeO3−x等の非磁性相が多くなる。
A中のSrの比率は、好ましくは50原子%以上、より好ましくは70原子%以上、さらに好ましくは100原子%である。A中のSrの比率が低すぎると、飽和磁化向上と保磁力の著しい向上とを共に得ることができなくなる。
PrはLaの一部を置換することにより、磁気特性を向上する。PrがLaの一部を置換すると磁気特性が向上するが、Pr量が多すぎると、磁気特性の指標の一つである角型性(Hk/HcJ)が劣化してしまい実用的な磁石を得ることが困難となる。
Laはその量が少なすぎると六方晶M型フェライトに対するCoの所定の固溶量を確保できなくなり、飽和磁化向上効果及び/又は異方性磁場向上効果が不充分となる。逆にLa量が多すぎると、六方晶M型フェライト中に置換固溶できない過剰なLaが存在することにより、例えば元素Prを含むオルソフェライト等の異相が生成するため、磁気特性が低下する。
Co量が少なすぎると飽和磁化向上効果及び/又は異方性磁場向上効果が不充分となってくる。しかし、Co量が多すぎると、六方晶M型フェライト中に置換固溶できない過剰なCoが存在することになる。
Fe量が少なすぎるとM型フェライトが生成しないか、SrFeO3−x等の非磁性相が多くなる。しかし、Fe量が多すぎると、M型フェライトが生成しないか、α−Fe等の非磁性相が多くなる。
そして、本発明によるフェライト磁性材料は、酸化物である主相中におけるA、La、Pr、Fe及びCoそれぞれの金属元素の総計の構成比率が、下記の組成式で表される。
組成式:A1−x(La1−mPr(Fe12−yCo
ただし、
0.04≦x<0.80、
0.02≦y<0.40、
0.00<m<0.90、
1.01≦z≦1.08、
で表される。
以下、上記組成式の限定理由について説明する。
(La1−mPr)(x):
上記組成式においてxが小さすぎると、すなわち(La1−mPr)の量が少なすぎると、六方晶M型フェライトに対するCoの所定の固溶量を確保できなくなり、飽和磁化向上効果及び/又は異方性磁場向上効果が不充分となる。逆にxが大きすぎると、六方晶M型フェライト中に置換固溶できない過剰な(La1−mPr)が存在することにより、例えば元素Prを含むオルソフェライト等の異相が生成するため、磁気特性が低下する。そこで本発明は0.04≦x<0.80とする。好ましいxの値は0.04≦x≦0.45、さらに好ましくは0.05≦x≦0.30、より一層好ましくは0.05≦x≦0.25である。
Pr(m):
mが0を超えると磁気特性が向上するが、mが0.90以上になると、磁気特性の指標の一つである角型性(Hk/HcJ)が劣化してしまい実用的な磁石を得ることが困難となる。そこで本発明は0.00<m<0.90とする。好ましいmの値は0.01≦m≦0.70、さらに好ましいmの値は0.02≦m≦0.60である。
A:
Aは、Sr、Ba及びPbから選択される少なくとも1種の元素である。Aの中ではSrを用いるのが保磁力(HcJ)向上の観点から最も好ましい。
Co(y):
Co量を示すyが小さすぎると飽和磁化向上効果及び/又は異方性磁場向上効果が不充分となってくる。しかし、yが大きすぎると、六方晶M型フェライト中に置換固溶できない過剰なCoが存在することになる。また、Coが置換固溶できる範囲であっても、異方性定数(K1)や異方性磁場(Ha)の劣化が大きくなってくる。そこで本発明は0.02≦y<0.40とする。好ましいyの値は
0.02≦y≦0.30、さらに好ましくは0.04≦y≦0.20、より一層好ましくは0.06≦y≦0.20である。
z:
組成式:A1−x(La1−mPr(Fe12−yCo19において、zが小さすぎるとSrやPrを含む異相が増加するため、またzが大きすぎるとα−Feや元素Mを含むスピネルフェライト相等の異相が増加するため、磁気特性が低下する。したがって本発明におけるzは、1.01≦z≦1.08とすることが好ましい。好ましいzの値は1.02≦z≦1.06、さらに好ましいzの値は1.025≦z≦1.055である。
x/yz:
本発明によるフェライト磁性材料は、La及びPrの合計量とCo量との比を示すx/yzを1.0<x/yz<2.5とすることが好ましい。従来、前述した特許文献1〜3に開示されているように、この比は1であることが理想とされていた。しかし、後述する実施例で明らかなように、1.1を超えると磁気特性が向上するため、x/yzは、1.1≦x/yz≦2.3とすることがより好ましく、1.3≦x/yz≦2.0とすることがさらに好ましい。
上記組成式において、酸素Oの存在を考慮すると、A1−x(La1−mPr(Fe12−yCo19の組成式で示すことができる。酸素Oの原子数は19となっているが、これは、Coがすべて2価、La及びPrがすべて3価であって、かつx=y、z=1のときの、酸素Oの化学量論組成比を示したものである。x、y、zの値によって、酸素Oの原子数は異なってくる。また、例えば焼成雰囲気が還元性雰囲気の場合は、酸素Oの欠損(ベイカンシー)ができる可能性がある。さらに、FeはM型フェライト中においては通常3価で存在するが、これが2価などに変化する可能性もある。また、Coも価数が変化する可能性があり、さらにLa及びPrにおいても3価以外の価数をとる可能性があり、これらにより金属元素に対する酸素Oの比率は変化する。上記組成式では、x、y、zの値によらず酸素Oの原子数を19と表示してあるが、実際の酸素Oの原子数は、これから多少偏倚した値であってもよい。
本発明によるフェライト磁性材料の組成は、蛍光X線定量分析などにより測定することができるが、主成分及び副成分以外の成分の含有を排除するものではない。また、上記主相の存在は、X線回折や電子線回折などにより確認できる。
本発明によるフェライト磁性材料には、副成分として、Si成分及びCa成分を含有することができる。Si成分及びCa成分は、六方晶M型フェライトの焼結性の改善、磁気特性の制御及び焼結体の結晶粒径の調整等を目的として添加される。
Si成分としてはSiOを、Ca成分としてはCaCOを、それぞれを使用するのが好ましいが、この例に限定されるものではなく、本発明の効果を達成しうる化合物を適宜使用することができる。添加量は、Si成分について好ましくは、SiO換算で0.15〜1.35wt%で、かつCa成分のモル量とSi成分のモル量の比Ca/Siが0.35〜2.10、より好ましくはSiO換算で0.30〜0.90wt%で、Ca/Siが0.70〜1.75、さらに好ましくは0.45〜0.90wt%で、Ca/Siが1.05〜1.75である。
本発明によるフェライト磁性材料には、副成分として、Al及び/又はCrが含有されていてもよい。Al及びCrは、保磁力を向上させるが残留磁束密度を低下させる。AlとCrとの合計含有量は、残留磁束密度の低下を抑えるために好ましくは3wt%以下とする。なお、Al及び/又はCr添加の効果を充分に発揮させるためには、AlとCrとの合計含有量を0.1wt%以上とすることが好ましい。
本発明によるフェライト磁性材料には、副成分として、Bが含まれていてもよい。Bを含むことにより仮焼温度及び焼結温度を低くすることができるので、生産上有利である。Bの含有量は、フェライト磁性材料全体の0.5wt%以下であることが好ましい。B含有量が多すぎると、飽和磁化が低くなってしまう。
本発明によるフェライト磁性材料には、Na、K、Rb等のアルカリ金属元素は含まれないことが好ましいが、不純物として含有されていてもよい。これらをNaO、KO、RbO等の酸化物に換算して含有量を求めたとき、これらの含有量の合計は、フェライト焼結体全体の1wt%以下であることが好ましい。これらの含有量が多すぎると、飽和磁化が低くなってしまう。
また、以上のほか、例えばGa、Mg、Cu、Mn、Ni、Zn、In、Li、Ti、Zr、Ge、Sn、V、Nb、Ta、Sb、As、W、Mo等が酸化物として含有されていてもよい。これらの含有量は、化学量論組成の酸化物に換算して、それぞれ酸化ガリウム5wt%以下、酸化マグネシウム5wt%以下、酸化銅5wt%以下、酸化マンガン5wt%以下、酸化ニッケル5wt%以下、酸化亜鉛5wt%以下、酸化インジウム3wt%以下、酸化リチウム1wt%以下、酸化チタン3wt%以下、酸化ジルコニウム3wt%以下、酸化ゲルマニウム3wt%以下、酸化スズ3wt%以下、酸化バナジウム3wt%以下、酸化ニオブ3wt%以下、酸化タンタル3wt%以下、酸化アンチモン3wt%以下、酸化砒素3wt%以下、酸化タングステン3wt%以下、酸化モリブデン3wt%以下であることが好ましい。
本発明によるフェライト磁性材料が焼結磁石の形態をなす場合、その平均結晶粒径は、好ましくは2.0μm以下、より好ましくは1.5μm以下、さらに好ましくは1.0〜1.5μmである。結晶粒径は走査型電子顕微鏡によって測定することができる。
また、本発明によるフェライト磁性材料は、磁石粒子の形態をなすこともできる。この磁石粒子は、通常、これをバインダで結合したボンディッド磁石に用いられる。バインダとしては、通常ニトリルゴム(NBRゴム)、塩素化ポリエチレン、ナイロン12(ポリアミド樹脂)、ナイロン6(ポリアミド樹脂)等が用いられる。
出発原料として酸化鉄(Fe)、酸化コバルト(Co)、炭酸ストロンチウム(SrCO)、酸化プラセオジム(Pr11)及び水酸化ランタン(La(OH))を用意した。
これらの主成分を構成する出発原料を、焼成後の主成分が以下の式となるように秤量した。
組成式:Sr1−x(La1−mPr(Fe12−yCo19
x=0.12,y=0.08,z=1.033
m=0〜1.0(表1に示す)
x/yz=1.5
上記出発原料のうち、酸化鉄(Fe)、炭酸ストロンチウム(SrCO)及び水酸化ランタン(La(OH))を混合し、さらに、上記主成分に対して0.3wt%の酸化ケイ素(SiO)を副成分として添加した。この混合原料を湿式アトライタで1時間混合、粉砕してスラリ状の原料組成物を得た。このスラリを乾燥後、大気中1300℃で2.5時間保持する仮焼を行った。
得られた仮焼粉を小型ロッド振動ミルで15分間粗粉砕した。得られた粗粉砕粉に対して、前述の酸化コバルト(Co)及び酸化プラセオジム(Pr11)を加えた(後添加)後、上記主成分に対して0.3wt%の酸化ケイ素(SiO)及び1.5wt%の炭酸カルシウム(CaCO)(後添加)を添加し、湿式ボールミルにて25時間微粉砕した。
次いで、得られた微粉砕スラリを恒温槽において100℃、16時間保持して乾燥した。乾燥後にバインダであるカンファを0.7wt%、成形助剤であるステアリン酸カルシウムを0.05wt%添加し、アトマイザとミキサを使用し、解砕、混合を行って成形用組成物を得た。次いで、この成形用組成物を7.5kOe(592.5kA/m)の磁場中で乾式成形した。成形圧力は1.0ton/cm(98MPa)とした。得られた成形体を1230℃で1時間焼成し、直径26mm×高さ10mmの円柱状試料を得た。
得られた焼結体の上下面を加工した後、最大印加磁場25kOeのB−Hトレーサを使用して残留磁束密度(Br)及び保磁力(HcJ)を測定した。その結果を表1、図1及び図2に示す。
図1及び図2に示すように、Laの一部をPrで置換することにより、残留磁束密度(Br)及び保磁力(HcJ)を向上させることができる。但し、mが0.9以上になると、Laの一部をPrと置換しない場合よりも保磁力(HcJ)が低下する。よって、0.00<m<0.90とする。
高い残留磁束密度(Br)及び保磁力(HcJ)を得るには、0.01≦m≦0.70、さらには0.02≦m≦0.60とすることが好ましい。
Figure 0004924794
実施例2ではx/yzの好ましい範囲を確認した。
焼成後の主組成が以下の組成式となるように秤量した以外は、実施例1と同様の条件で円柱状焼結体を作製し、実施例1と同様に残留磁束密度(Br)及び保磁力(HcJ)を測定した。その結果を表2、図3及び図4に示す。
組成式:Sr1−x(La1−mPr(Fe12−yCo19
y=0.08,z=1.033
m=0、0.33
m=0.33についてはmx=0.04
x/yz=0.8〜2.5
Figure 0004924794
図3及び図4に示すように、1.0<x/yz<2.5の範囲では、Prを含有することにより、m=0、つまりPrを含有しない場合よりも高い残留磁束密度(Br)及び保磁力(HcJ)が得られた。保磁力(HcJ)を重視する場合には、1.1≦x/yz≦2.3の範囲が好ましく、さらに好ましくは1.2≦x/yz≦1.8である。一方、残留磁束密度(Br)を重視する場合には、1.0<x/yz≦1.4、ならびに1.9≦x/yz<2.5の範囲が好ましい。
実施例3では、x、y、mと磁気特性との関係を確認した。
焼成後の主成分が以下の組成式となるように秤量した以外は、実施例1と同様の条件で円柱状焼結体を作製し、実施例1と同様に残留磁束密度(Br)及び保磁力(HcJ)を測定した。その結果を表3に示す。
組成式:Sr1−x(La1−mPr(Fe12−yCo19
x=0.04〜0.80,y=0.02〜0.40
z=1.033,m=0.00〜0.33
Figure 0004924794
表3に示すように、x=0.80又はy=0.40になるとPr含有による磁気特性向上という効果は飽和してしまう。よってx、yはそれぞれx<0.80、y<0.40とする。
xについて好ましくは0.04≦x≦0.45、より好ましくは0.05≦x≦0.30である。またyについて好ましくは0.02≦y≦0.30、より好ましくは0.05≦y≦0.20である。
y=0.02、y=0.08の場合、つまりCo量が少ないときに、Pr含有による磁気特性向上効果が顕著であった。
実施例4では、zの好ましい範囲を確認した。
焼成後の主成分が以下の組成式となるように秤量した以外は、実施例1と同様の条件で円柱状焼結体を作製し、実施例1と同様に保磁力(HcJ)及び残留磁束密度(Br)を測定した。その結果を表4、図5及び図6に示す。
組成式:Sr1−x(La1−mPr(Fe12−yCo19
x=0.12,y=0.08,z=1.00〜1.083
m=0.04
yz=0.88
Figure 0004924794
図5及び図6より、高い残留磁束密度(Br)及び保磁力(HcJ)を得るためには、1.01≦z≦1.08の範囲とすることが好ましい。さらに好ましくは、1.02≦z≦1.06、より好ましくは1.025≦z≦1.055の範囲とすることが好ましい。
実施例5では、酸化プラセオジム(Pr11)の添加量を前添加及び後添加で変動させて、磁気特性へ与える影響を確認した。
焼成後の主成分が以下の組成式となるように秤量した以外は、実施例1と同様の条件で円柱状焼結体を作製し、実施例1と同様に保磁力(HcJ)及び残留磁束密度(Br)を測定した。その結果を表5、図7及び図8に示す。
組成式:Sr0.88La0.08Pr0.04Fe12.32Co0.8819
Figure 0004924794
図7及び図8に示すように、Pr(Pr11)を後添加する量が多くなるほど、残留磁束密度(Br)及び保磁力(HcJ)ともに高い値を示すことがわかる。この結果に基づいて、本発明では、Prの40%以上を後添加にすることを提案するものである。Prの後添加量は、好ましくは50%以上、さらに好ましくは70%以上である。Prの後添加量は、より好ましくは90%以上、最も好ましくは100%である。
実施例1におけるmと残留磁束密度(Br)の関係を示すグラフである。 実施例1におけるmと保磁力(HcJ)の関係を示すグラフである。 実施例2におけるx/yzと残留磁束密度(Br)の関係を示すグラフである。 実施例2におけるx/yzと保磁力(HcJ)の関係を示すグラフである。 実施例4におけるzと残留磁束密度(Br)の関係を示すグラフである。 実施例4におけるzと保磁力(HcJ)の関係を示すグラフである。 実施例5におけるPrの後添加量と残留磁束密度(Br)の関係を示すグラフである。 実施例5におけるPrの後添加量と保磁力(HcJ)の関係を示すグラフである。

Claims (5)

  1. 六方晶構造を有するフェライトを主相とし、かつ前記主相はA、La、Pr、Fe及びCoを含み、
    前記主相中におけるA、La、Pr、Fe及びCoそれぞれの金属元素の総計の構成比率が、全金属元素量に対し、
    組成式:A1−x(La1−mPr(Fe12−yCo
    ただし、AはSr、Ba及びPbから選択される少なくとも1種の元素であり、
    0.04≦x<0.80、
    0.02≦y<0.40、
    0.00<m<0.90、
    1.01≦z≦1.08、
    で表されるフェライト磁性材料を製造する方法において、
    前記フェライト磁性材料の原料の全部または一部を含む原料組成物を所定温度で加熱保持して仮焼体を得る工程と、
    前記仮焼体を粉砕して成形用組成物を得る工程と、
    前記成形用組成物を磁場中で乾式成形して成形体を得る工程と、
    前記成形体を焼成して焼結体を得る工程と、
    を備え、
    前記仮焼体を得る工程の後であって、かつ前記成形体を得る工程の前に、Prに関する原料を、その総量の40%以上添加することを特徴とするフェライト磁性材料の製造方法。
  2. 前記仮焼体を得る工程の後であって、かつ前記成形体を得る工程の前に、Prに関する原料を、その総量の50%以上添加することを特徴とする請求項1に記載のフェライト磁性材料の製造方法。
  3. 前記仮焼体を得る工程の後であって、かつ前記成形体を得る工程の前に、Prに関する原料を、その総量の70%以上添加することを特徴とする請求項1に記載のフェライト磁性材料の製造方法。
  4. 前記組成式において、0.01≦m≦0.70であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のフェライト磁性材料の製造方法。
  5. 前記組成式において、0.02≦m≦0.60であるであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のフェライト磁性材料の製造方法。
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