JP4922866B2 - 筆記具のクリップ取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は筆記具のクリップ取付構造に関し、更にはクリップの尾端部を押すと大きく拡開する筆記具のクリップ取付構造に関する。
従来、クリップの尾端部を押すとクリップの先端部が軸筒から離間して拡開する筆記具のクリップ取付構造として、例えば、軸筒の隆起部およびクリップの表面に一対の溝を形成し、軸筒の隆起部に形成された円弧状の凹部にクリップに形成された先端円弧状の突部を載せてこれを回動支点とするとともにU字状の線材からなるばねをこれらの溝にはめ込んでクリップを軸筒に支点を中心にして回動可能に取り付けたものが知られている。(特許文献1参照)
特開2006−192724号公報
前記のクリップ取付構造においては、クリップを軸筒に軸支しないので、その分、構造は簡単であるががたつきが生じやすくてクリップの保持が不安定である。また、クリップと軸筒に溝を形成するのに手間を要し、線材からなるばねをこれらの溝にはめ込む組立作業も手間を要する課題があった。
そこで本願発明は、構造が簡単であって組立作業も容易であり、クリップを軸筒にしっかりと回動可能に取り付けることができる筆記具のクリップ取付構造を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明の筆記具のクリップ取付構造は、クリップ本体の軸線方向の両側縁を内側に折り曲げた一対の折曲片の尾端側にそれぞれ係止孔が形成されるとともに、クリップ本体の尾端側に、折曲片と直交する内向きの第1壁および第2壁が形成されたクリップと、尾端側において軸線方向に立設された一対の取付壁にそれぞれ外向きに回動支軸が突設された軸筒と、ねじりコイルばねとで構成し、クリップの内側を上向きにして、一対の折曲片、第1壁および第2壁で郭定されるばね配置スペースにねじりコイルばねを落し込み、軸筒の回動支軸をクリップの係止孔に係合し、ねじりコイルばねが、クリップの尾端部が軸筒の表面から離間するように弾発し、クリップ先端部の玉部が軸筒の表面に圧接するようにする。
このように、クリップの係止孔に軸筒の回動支軸を係合するので、クリップががたつくことなくしっかりと軸筒に回動可能に取り付けることができ、更には、軸筒に立設された取付壁に回動支軸を設けるので、クリップの尾端側を押すとクリップ先端が大きく拡開し、パネルなどの厚い紙にも差し込むことかできる。また、クリップの内側を上向きにし、一対の折曲片、第1壁および第2壁で郭定されるばね配置スペースにねじりコイルばねを落し込み、軸筒の回動支軸をクリップの係止孔に係合するのみで組み立てることができ、組立作業が容易である。更には、ばね部材としてねじりコイルばねを使用するが、ねじりコイルば通常クリップによく用いられるねは板状U字ばねに比べて線材全体でたわみを吸収するので、繰り返し作動に強く、耐久性に優れている。
以下に図面に基づいて発明を実施するための最良の形態を説明する。図1において、軸筒1の尾端側には、回転子41や押圧子42などからなる周知の出没機構が内蔵されており、押圧子42をノックするとボールペンのレフィール43が前進して筆記可能になるが、この出没機構の詳細な説明は省略する。軸筒2尾端には筒状の尾冠21が螺着されているが軸筒2と尾冠21は別部品でなく、一体に成形してもよい。つまり、尾冠21は本願においては軸筒2の一部分である。尾冠21には、図4に示すように、軸線方向の一対の取付壁22が形成されている。そして、取付壁22には回転支軸23、23が外向きに突設されており、回転支軸23の一端は傾斜面23aになっている。また、取付壁22の尾端部には小さな抜け落ち防止壁24が外向きに形成されている。なお、本発明のクリップが取り付けられる対象は例えばボールペン用の軸筒2に限られるものではなく、筆記具のキャップであってもよく、本願における軸筒はキャップも含む広義のものである。
クリップ1は合成樹脂で成形されており、図2に示すように、そのクリップ本体11の軸線方向の両端部が内側に折り曲げられて一対の折曲片12が形成されている。折曲片12の先端は円弧状に成形されて玉部13が形成されており、折曲片12の尾端部には係止孔14、14が穿設されている。また、係止孔14に対応する折曲片12の先端内面は傾斜面12aになっている。ここで、一対の取付壁22の外面間の寸法はクリップ1の一対の折曲片12の内面間の寸法にほぼ等しく、係止孔14の内径は回転支軸23の外径にほぼ等しくなっている。そして、回動支軸23が係止孔14に係合してクリップ1は軸筒2に回動可能に取り付けられている。
クリップ本体11の尾端は、折曲片12と直交する方向に内向きの第1壁15および第2壁16が形成されており、一対の折曲片12,12と第1壁15および第2壁16で郭定される部分がばね配置スペースSである。ばね配置スペースSの奥底両側には断面が三角形状の位置決め部材17が設けられており、ばね配置スペースSに配置されたねじりコイルばね3が折曲片12と直行する方向の位置決めを行う。ねじりコイルばね3は、図3に示すように、コイル部31の両端から作用部32,33がV字状に伸び出しており、作用部32,33の角度を小さくすることにより弾発力が発生する。作用部32,33の先端32a、33aはコイル部31と平行に折り曲げられている。ねじりコイルばね3は、前述のとおり、板状U字ばねに比べて線材全体でたわみを吸収するので、繰り返し作動に強く、耐久性に優れている。ばね配置スペースSに配置されたねじりコイルばね3の作用部32,33がクリップ本体11および尾冠21の表面に圧接し、その弾発力で先端の玉部13が軸筒2の表面に圧接する。そして、クリップ1の尾端部を押すとクリップ1の先端側が大きく拡開するパネルなどの厚い紙にも差し込むことができる。
このクリップを組み立てるときは、図4(A)に示すように、先ず、クリップ本体11の内面を上向きにしてねじりコイルばね3を、その作用部32,33が尾端側に向くようにしてばね配置スペースSに落とし込む。そして、取付壁22を折曲片12,12の間に押し込むと、折曲片12と回動支軸23にそれぞれ傾斜面12a、23aが設けられているので、図4(B)に示すように、回動支軸23を係合孔14に容易に嵌め込んでクリップ1を軸筒2に対して回動可能になり、非常に容易に組立作業が完了する。
本発明実施例の断面図である。 (A)はクリップの横断面図、(B)はクリップの縦断面図、(C)はクリップの背面図である。 (A)はねじりコイルばねの正面図、(B)は平面図である。 (A)(B)は組立工程の説明図である。
符号の説明
1 クリップ
11 クリップ本体
12 折曲片
13 玉部
14 係止孔
15 第1壁
16 第2壁
17 位置決め部材
2 軸筒
21 尾冠
22 取付壁
23 回動支軸
24 抜け落ち防止壁
3 ねじりコイルばね
31 コイル部
32 作用部
33 作用部
41 回転子
42 押圧子
43 レフィール
S ばね配置スペース

Claims (1)

  1. クリップ本体の軸線方向の両側縁を内側に折り曲げた一対の折曲片の尾端側にそれぞれ係止孔が形成されるとともに、クリップ本体の尾端側に、該折曲片と直交する内向きの第1壁および第2壁が形成されたクリップと、尾端側において軸線方向に立設された一対の取付壁にそれぞれ外向きに回動支軸が突設された軸筒と、ねじりコイルばねからなり、
    前記クリップの内側を上向きにして、該一対の折曲片、第1壁および第2壁で郭定されるばね配置スペースに該ねじりコイルばねを落し込み、軸筒の回動支軸をクリップの係止孔に係合し、ねじりコイルばねが、クリップの尾端部が軸筒の表面から離間するように弾発し、クリップ先端部の玉部が軸筒の表面に圧接するようにしたことを特徴とする筆記具のクリップ取付構造。
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