JP2007253547A - クリップ部材を有する筆記具 - Google Patents

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祥浩 小林
Akinori Ikeda
明教 池田
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Abstract

【課題】クリップ部材で挟持した筆記具が衣服やカバン等が容易に外れないようにするとともに、繰り返しの使用や衝撃等によってクリップ部材が破損し難く、比較的、厚手の物に挟持できる、クリップ部材を有する筆記具を提供する。
【解決手段】クリップ部材と筒体間に配設した弾性体によって、常時、クリップ部材の先端部の内壁を筒体の外壁面に圧接し、クリップ部材の後端部を押圧することにより、クリップ部材と筒体との連結部を支点とし、前記クリップ部材の先端部の内壁を軸筒の外壁面から離間可能に配設してなるクリップ部材を有する筆記具であって、前記クリップ部材の先端部の内壁に、対向する筒体の外壁面の曲率と略同曲率の挟持面を形成するとともに、該クリップ部材の挟持面を対向する筒体の外壁面に圧接して配設してあることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、クリップ部材と筒体間に配設した弾性体によって、常時、クリップ部材の先端部の内壁面を筒体の外壁面に圧接し、クリップ部材の後端部を押圧することにより、クリップ部材と筒体との連結部を支点とし、クリップ部材の先端内壁部を軸筒の外壁面から離間可能に配設したクリップ部材を有する筆記具に関する。
従来から、クリップ部材の先端部の内壁面を筒体の外壁面側に常時弾発し、クリップ部材の先端部の内壁面を筒体から離間可能なクリップ部材を有する筆記具はよく知られている。こうしたクリップ部材を有する筆記具において、実開昭55−148990号「筆記具のクリップ装置」や実開昭56−159283号「筆記具のクリップ装置」に開示されている。
こうしたクリップ部材の先端部の内壁面を筒体の外壁面側に常時弾発し、クリップ部材の先端部の内壁面を筒体の外壁面から離間可能なクリップ部材を有する筆記具は、筒体にクリップを一体に形成した筆記具に比べて挟持力が高く、クリップ部材に挟持したポケットやノート等が容易に外れ難い構造である。
ところで、クリップ部材に挟持したポケットやノート等が容易に外れ難い構造としては、特開2004−276474号「クリップ及びこのクリップを取り付けた用具」や特開2003−246189号「筆記具及び筆記具用クリップ」に、クリップ部材に係止したポケットやノート等が容易に外れない構造としたクリップ部材が開示されている。
「実開昭55−148990号公報」 「実開昭56−159283号公報」 「特開2004−276474号公報」 「特開2003−246189号公報」
しかしながら、特許文献3は、操作レバーを操作することによってクリップ部材に係止したポケットやノート等が容易に外れない構造となるが、構造が複雑であり、さらに、使用者が操作しなければないらいという煩雑さがあった。また、特許文献4は、常時、クリップ部材に係止したポケットやノート等が容易に外れない構造であるので好ましいが、表面摩擦抵抗の異なる二種類の材料を用いなければならず、材料の選定等が難しいという問題あった。
本発明の目的は、クリップ部材で挟持した筆記具が衣服やカバン等が容易に外れないようにするとともに、繰り返しの使用や衝撃等によってクリップ部材が破損し難く、比較的、厚手の物に挟持できる、クリップ部材を有する筆記具を提供することである。
本発明は、クリップ部材と筒体間に配設した弾性体によって、常時、クリップ部材の先端部の内壁を筒体の外壁面に圧接し、クリップ部材の後端部を押圧することにより、クリップ部材と筒体との連結部を支点とし、前記クリップ部材の先端部の内壁を軸筒の外壁面から離間可能に配設してなるクリップ部材を有する筆記具であって、前記クリップ部材の先端部の内壁に、対向する筒体の外壁面の曲率と略同曲率の挟持面を形成するとともに、該クリップ部材の挟持面を対向する筒体の外壁面に圧接して配設してあることを特徴とする。
また、前記挟持面に凹溝を複数個形成したことを特徴とする。
クリップ部材で挟持した筆記具が衣服やカバン等が容易に外れないようにするとともに、繰り返しの使用や衝撃等によってクリップ部材が破損し難く、比較的、厚手の物に挟持できる、クリップ部材を有する筆記具を提供することができた。
次に図面を参照しながら、本発明のクリップ部材を有する筆記具の実施例を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
実施例1
図1から図3に示すクリップ部材を有する筆記具1は、前軸2と後軸3を螺合して筒体本体を形成し、後軸3内の受け部材14に当接して配設したコイルスプリング8によって、回転カム5を後軸後端3a側に付勢するとともに、先端部にボールを回転自在に抱持したボールペンチップ7を装着したボールペンレフィル6の後端部を、回転カム5に連動可能に圧入嵌合したノック式ボールペンである。前軸2の把持部にはグリップ部材13を装着し、前軸2の先端部には口先部材15を螺着してある。
クリップ部材10は、後軸3の後端部の外壁に設けたクリップ部材10側に向かって延びる突部11と、クリップ部材10の内壁面間に、突部11を覆うようにコイルスプリング12を配設することにより、クリップ部材10の先端部の内壁の挟持面10aを、後軸3の外壁面3b側に常時弾発して付設してある。また、クリップ部材10の後端部10bを後軸3側に押圧(図3の矢印F方向)することにより、クリップ部材10の両側壁10cと後軸3の支柱9との連結部Sを支点とし、クリップ部材10の先端部の内壁に形成した挟持面10aを後軸3の外壁面3bから離間可能にしてある。尚、クリップ部材の挟持面10aと後軸の外壁面3bから離間させる時のクリップ部材10の操作荷重は約350gfであった。
また、クリップ部材10の先端部には貫通穴10eを形成してあり、クリップ部材10の先端部の内壁に、貫通穴10eを挟み、対峙する位置に挟持面10aを併設してある。この挟持面10aの曲率rは、対向する後軸3の外壁面3bの曲率Rと略同曲率とし、この挟持面10aを対向する後軸3の外壁面3bに圧接するように配設してある。さらに、挟持面10aには、軸筒本体の軸心Jに対して垂直方向に延びる凹溝10dを4本形成してある。尚、図示はしていないが、貫通穴10eには、装飾体を装着することができる。
コイルスプリング13によって、クリップ部材10の先端部の内壁に形成した挟持面10aを、後軸3の外壁面3b側に常時弾発して圧接するとともに、クリップ部材10の後端部10bを後軸3側に押圧することにより、クリップ部材10と後軸3との連結部Sを支点とし、クリップ部材10の先端部の内壁に形成した挟持面10aを後軸3の外壁面3bから離間可能にすることによって、繰り返しの使用による耐久性が向上し、クリップ部材10の先端部の内壁に形成した挟持面10aと対向する後軸3の外壁面3bとの離間距離を大きくできるので比較的厚手の物に挟持可能となる。
また、クリップ部材10の先端部の内壁に、対向する後軸3の外壁面3bの曲率と略同曲率の挟持面10aを形成することによって、後軸3の外壁面3bと挟持面10a間に挟持するポケット等の被挟持物(図示せず)との接触面積が増加するため挟持力が高くなり、容易に被挟持物が外れることがなくなる。また、挟持面10aを形成することによって、クリップ部材10の非使用時には、クリップ部材10の先端部と後軸3の外壁面3bとの隙間がなくなり、外観上も好ましい。
クリップ部材10の先端部の内壁に、対向する後軸3の外壁面3bの曲率と略同曲率の挟持面10aを形成すると、後軸3の外壁面3bと挟持面10a間に挟持するポケット等の被挟持物(図示せず)を挟持するには、クリップ部材10の先端部の内壁に形成した挟持面10aと対向する後軸3の外壁面3bとの大きく離間させる必要があるため、容易に後軸3の外壁面3bと挟持面10a間に挟持するポケット等の被挟持物(図示せず)を挟持するためには、後軸3の外壁面3b側に常時弾発して圧接するとともに、クリップ部材10の後端部10bを後軸3側に押圧(図1の矢印F方向)することにより、クリップ部材10と後軸3との連結部Sを支点とし、クリップ部材10の先端部の内壁に形成した挟持面10aを後軸3の外壁面3bから離間可能することが重要である。
また、クリップ部材10の先端部の内壁に形成した挟持面10aに凹溝10dを複数個形成することによって挟持面10aの表面積が増加するため、ポケット等の比較的に柔軟な被挟持物の場合には、後軸の外壁面3b及び挟持面10aの形状に応じて変形するので、後軸の外壁面3bと挟持面10a間に挟持する被挟持物との接触面積は増加し、凹凸による抵抗力が付与されるので好ましい。
ボールペンレフィル6を使用する場合には、従来から知られている回転カムによる出没機構を作動させて使用する。具体的には、後軸後端3aより外方に突出したノック体4を口先部材15の先端開口部15a側に押圧することにより、ノック体4の先端部に設けたカム部の作用により回転カム5をカム溝(図示せず)に沿って前進及び回転させて、ボールペンチップ7を口先部材15の先端開口部15aより突出した状態を維持して使用することができる。
また、ボールペンチップ7を口先部材15の先端開口部15aから突出を維持した状態で、後軸後端3aより外方に突出したノック体4を押圧すると、ノック体4の先端部に設けたカム部の作用により回転カム5を回転させて、コイルスプリング8の付勢力によって、回転カム5が後軸後端3a側に移動し、この回転カム5に連動してボールペンレフィル6も後軸後端3a側に移動してボールペンチップ7を前軸2内に没入させる。尚、ボールペンチップ7を突出させる時のノック体の操作荷重は約350gfであった。
従来のノック式筆記具においては、ノック体の操作荷重は、操作性、すなわち容易に作動できる荷重として、100〜200gfに設定されていることに着眼し、クリップ部材の操作荷重を、200gfより高く設定して容易にクリップ部材が外れないようにすることが好ましく、さらに、クリップ部材の操作荷重が高すぎると、操作性が悪くなる傾向となるので、1kgf以下、好ましくは800gf以下に設定することが好ましい。また、クリップ部材の操作荷重をノック体の操作荷重と同等に設定することで、同一の力でクリップ部材とノック体を操作できるので最も好ましい。
本発明において、クリップ部材の操作荷重とは、クリップ部材の後端部を軸筒側に向かって押圧し、クリップ部材の先端部の内壁が軸筒の外壁面から離間するのに必要な軸筒とクリップ部材間に配設した弾性体を縮める押圧荷重と、クリップと筒体との連結部との摩擦力とを総合した荷重のことである。このクリップ部材の操作荷重は、クリップ部材の形状、特に先端部の内壁形状によって異なるが、クリップ部材と軸筒間に被挟持を挟む挟持力と略同等となる。また、ノック体の操作荷重とは、ノック体を操作してペン先部が突出状態を維持させるのに必要な押圧荷重で、ペン先部を備えたレフィールを軸筒の後端方向に付勢しているスプリングを縮める荷重と、ノック操作時のノック機構部に生じる部品間の摩擦力とを総合した荷重である。
クリップ部材及びノック体の操作荷重の測定は、プッシュプルスケールを用いて行い、計測軸端に先端が平坦なアタッチメントを取付けてノック体の後端面を軸筒先端方向に押圧、またはクリップ部材の後端部を軸筒方向に押圧し、ペン先部が突出状態を維持させるのに必要な荷重をノック体の操作荷重、クリップ部材の先端部の内壁が軸筒の外壁面から離間するのに必要な押圧荷重をクリップ部材の操作荷重とする。
本実施例では、便宜上、クリップ部材の先端部の内壁に形成した挟持面を、後軸とクリップ部材間に配設したコイルスプリングからなる弾性体によって、筒体外壁面側に常時弾発する構造としてあるが、弾性体としてU字状バネや板バネを用いてもよいが、繰り返しの使用による耐久性を考慮してコイルスプリングを用いることが最も好ましい。また、便宜上、筒体として軸筒を例示してあるが、筒体の形状は特に限定されるものではなく、筒体をキャップとして用いることもできる。
クリップ部材を有する筆記具として広く実施可能であり、被係止物の挟持力が高く、容易に被係止物から外れないので、通勤や通学等の移動時に効果的である。
クリップ部材を有する筆記具を示す縦断面図である。 図1における一部省略した要部拡大断面図である。 図1における挟持面を後軸3の外壁面から離間した状態を示す一部省略した要部拡大断面図である。 図1における一部省略した要部拡大A−A断面図である。 図1におけるクリップ部材の挟持面を軸筒側から見た一部省略した図である。
符号の説明
1 クリップ部材を有する筆記具
2 前軸
3 後軸
3a 後端
3b 外壁面
4 ノック体
5 回転カム
6 ボールペンレフィル
7 ボールペンチップ
8 コイルスプリング
9 支柱
10 クリップ部材
10a 挟持面
10b 後端部
10c 側壁
10d 凹溝
11 突部
12 コイルスプリング
13 グリップ部材
14 受け部材
15 口先部材
15a 先端開口部

Claims (2)

  1. クリップ部材と筒体間に配設した弾性体によって、常時、クリップ部材の先端部の内壁を筒体の外壁面に圧接し、クリップ部材の後端部を押圧することにより、クリップ部材と筒体との連結部を支点とし、前記クリップ部材の先端部の内壁を軸筒の外壁面から離間可能に配設してなるクリップ部材を有する筆記具であって、前記クリップ部材の先端部の内壁に、対向する筒体の外壁面の曲率と略同曲率の挟持面を形成するとともに、該クリップ部材の挟持面を対向する筒体の外壁面に圧接して配設してあることを特徴とするクリップ部材を有する筆記具。
  2. 前記挟持面に凹溝を複数個形成したことを特徴とする請求項1に記載のクリップ部材を有する筆記具。
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