JP4921403B2 - ホース金具加締装置 - Google Patents
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Description
この発明はホースの端部に各種機器に配管を目的とした接続用継手金具類を、その外周上に挿入した金属製スリーブを加締めて固着させるホース金具加締装置に関する。
従来、ホースの端部に各種機器に配管を目的とした接続用金具類をホース端部外周上に挿入した金属性スリーブを加締めて固着するホース金具加締装置として、現在まで各種の加締装置が提案されているが、その動力源として油圧ポンプで発生させた高圧の作動油で動作する油圧シリンダーを採用しており、そのロッドの押圧力で加締装置のカム等を駆動し、そのカムの動作が複数の加締爪を縮径移動させることによりホース金具加締が実施されている。例を挙げれば、加締爪をホース外周上に挿入した金属製スリーブの近くまで急速に移動させる手段としてエアーシリンダーを利用し、その後カムリングに装着のカムにて本加締めを実施する装置(特許文献1参照)がある。また上述のエアーシリンダーの役割を持つカム部のカム角度を60度、本加締め用カムのカム角度を45度に設定した装置
しかしながら、建機の修理等、現地施工を実施する場合は小型・軽量で携行できる事と、高圧ホース等の金具加締に対応した強力形の加締装置であることが必須の条件であり、また従来型の加締装置に採用されている油圧機器が使用する作動油・付属機器等のランニングコスト・またそれらによる環境負荷等の問題点があった。
即ち、べース板の後端部へホース金具を通す貫通孔を設けた加締装置取付け板を立設し
これと同心で同径の貫通孔を設け、その貫通孔から放射状に穿設された複数の爪ホルダ
ー案内溝と、爪ホルダーの原点復帰用スプリング収納溝とを形成した円筒形の爪ホルダー
案内盤を加締装置取付け板に固定し、この案内盤の爪ホルダー案内溝に、後端部へ複数
個のカムフォロアを装着した縮径方向に摺動自在な爪ホルダーと原点復帰用スプリングを
配設、その爪ホルダーに装着されたカムフォロアの外周側上部と係合する複数個の2段カ
ムが穿設された回動自在なカムリングを嵌合載置し加締装置カバーを取り付ける。
長孔を穿設した動力伝達フランジを設け、そのフランジの長孔と連結するローラフォロアを
装着したスクリューナットブラケットに、スクリューナット・スクリュ−軸のセットを装着し、スクリ
ュー軸のタイミングプーリ装着側の軸端よりスラスト系の玉軸受を挿入し、ロックナット等で
締め付け固定したものを、動力装置取付け板の所定の孔位置に押さえフランジにて固定、
上述の動力装置取付け板を、ベース板および加締装置取付け板に固定する時は、同時
にスクリューナットブラケットに装着しているローラフォロアを、カムリングに設けられた動力伝
達フランジの長孔に嵌合しながら実施、上述の動力装置取付け板と相対する形で、スクリュ
ー軸端を支えるベアリングを収納するベアリングケ―ス取付け板を同様に固定、次に減速
機付モータを所定の位置に仮置きし、モータ出力軸およびスクリュー入力軸格別にタイミン
グプーリを装着し、タイミングベルトにて連結した後その張り具合を調整しながら減速機付モ
ータを固定、爪ホルダーには加締められるホース金具の周方向に、首振り機能を持ったコマ
を装着した加締爪を各々に配設する。
本発明は以上の構成をもって特徴とする。
ムの効用により加締前の原点位置では、それぞれの加締爪先端の開きスペースが、一定角度のカム様式の加締装置と比較して広いため、ホース金具等の入・出および加締爪の交換が容易に実施でき、また爪ホルダーを急速に縮径移動させることによって、加締時間の短縮が 図れ、次に緩角度の第2カムと爪ホルダーに装着のカムフォロアとの組み合わせにより、摩擦抵抗の軽減とあいまって加締推力が大幅に増幅されることによって、油圧ポンプによってもたらされる油圧シリンダーの強力な押圧力を利用せずに、減速機付モータと、スクリューナット・スクリュー軸のセットの組み合わせによる推力にて、十分に強力な加締め作業が可能となる。
以下本発明の構成について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。・
第1図は本発明に係る一実施例を示す一部を切り欠いた斜視図、第2〜3図は一部透視斜視図、第4〜7図は要部拡大斜視図、第8〜9図は正面および側面図、第10図〜11図は正面図の一部を示す。
各爪ホルダー3は図―3に示すように周方向と平行に複数(この実施例では2箇所)のカムフォロア収納溝48が穿設され、この溝と直角方向にカム固定用孔が穿設され、カムフォロア5がシャフト10で格別に装着する。
爪ホルダー案内盤2の外周部には図―10・11に示すように、円筒形の内周側に複数(この実施例では4箇所)の2段カム曲線を穿設したカムリング6を篏合載置する。
この動力伝達フランジ22A、22Bには後述するスクリューナット用ブラケットを左右に挟む形で2本立設し、スクリューナット用ブラケットに装着してあるローラフォロアと連結するための長孔32を設ける。
上述のスクリューナットブラケット20からスラストアンギュラ玉軸受21の一連の装着完了セットを図-7に示すように、動力装置取付け板38の所定の取付け孔に挿入、固定フランジ33にて固定した後、スクリュー軸用タイミングプーリ13を挿入し、回り止めキー40を挿入し軸端にプーリ抜け落ち防止ワッシャ41をボルト42止めする。
図―1に示すように、動力装置取付け板38に設けられたモータ固定位置に減速機付モータ17を仮置きし、モータ出力軸にタイミングプーリ15を挿入固定し、上述のスクリュー軸16に装着されたタイミングプーリ13とタイミングベルト14にて連結した後、
タイミングベルト14の張り具合を調節しつつ減速機付モータ17をボルト孔44に不図示のボルトで固定する。
尚この発明は上記実施例のものに限定されず、例えば爪ホルダーおよび加締爪はそれぞれ2〜10個等のいずれでもよく、また汎用モータの代わりにサーボモータ等を採用すれば加締精度の向上および加締寸法の設定および管理は飛躍的に向上し、又スクリュー軸・ナットの代わりにボールネジの採用によりモータの駆動トルクを約1/3に減少するため、省エネルギーが尚一層促進できることになるが、コスト的に高価になることが予想される。
1 加締装置取付け板
2 爪ホルダー案内盤
3 爪ホルダー
4 加締爪
5 カムフォロア
6 カムリング
9 爪用コマ
11 加締装置カバー
13 スクリュー軸用タイミングプーリ
14 タイミングベルト
15 モータ用タイミングプーリ
16 スクリュー軸
17 減速機付モータ
18 ローラフォロア
19 スクリューナット
20 スクリューナット用ブラケット
22 A・B動力伝達ブラケット
32 ローラフォロア収納長孔
38 動力装置取付け板
39 ベアリングケース取付け板
43 ベース板
Claims (3)
- ホ-ス等に継手金具を加締める加締装置において、べ-ス板の後端部に加締装置取り付け板を立設し、前記加締装置取り付け板に爪ホルダー案内盤を固定し、前記案内盤に爪ホルダー案内溝及び原点復帰用スプリング溝を穿設し、爪ホルダーの先端部に加締爪を、後端部に複数個のカムフォロアを装着し、さらに、前記爪ホルダー案内溝に縮径方向に摺動自在な前記爪ホルダーを配設し、原点復帰用スプリングを前記原点復帰用スプリング溝に配設し、前記爪ホルダー案内盤に、前記爪ホルダーに装着されたカムフォロアと係合する形でその外周側へ、爪ホルダーに加締め推進力を与える回動自在で内周側に急角度と緩角度の2段カムが穿設されたカムリングを嵌合載置し、前記カムリングを回動させる動力装置として、前記カムリングの外周側に長孔を穿設したフランジ部を設け、前記長孔と連結するロ-ラフォロアを装着したスクリュ-ナット用ブラケットを備え、前記スクリューナット用ブラケットに、スクリュナット・スクリュー軸のセットを装着し、前記スクリュ―軸に回転動力を与える減速機付モ-タを加締装置本体に装備していることを特徴とするホ-ス金具加締装置。
- 前記カムリングの急・緩角度の2段角度の設定において、急角度については原点位置における爪ホルダーの摺動方向と直角の仮想線に対して50〜59度に設定し、緩角度については、加締め終了時の前記爪ホルダーの摺動方向と直角の仮想線に対して0〜2度に設定していることを特徴とする請求項1に記載のホ-ス金具加締装置。
- 前記加締爪には、加締められるホース金具の周方向に首振り機能を持たした爪用コマを設けていることを特徴とする請求項2に記載のホース金具加締装置。
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- 2008-03-24 JP JP2008075053A patent/JP4921403B2/ja not_active Expired - Fee Related
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