JP6761356B2 - 動翼可変軸流ファンの芯出治具及び芯出方法 - Google Patents

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Description

本発明は、動翼可変軸流ファンの芯出治具及び芯出方法に関する。
脱硫装置等の通風機などでは、動翼可変軸流ファン(以下、単に軸流ファンともいう)が用いられていることがある(例えば、特許文献1、2)。軸流ファンの動翼の可変機構として、図8(A)、(B)に示す構造の油圧式の可変機構がある。
この軸流ファンでは、油筒40が主軸20の軸方向に移動する。例えば、図8(A)に示すように、油圧ピストン70と油筒40で囲われた油室Aに作動油が供給され、油圧ピストン70と翼車30と油筒蓋80で囲われる油室Bから作動油が排出されることで、図8(B)に示すように、油筒40が主軸20に沿って移動する。また、油筒40には2段階に屈曲した動翼軸アーム50の一端が回動可能に設置されており、更に、動翼軸アーム50の他端には、動翼100が回動可能に設置されていることから、油筒40が移動すると、動翼軸アーム50、及び、動翼100が回転する仕組みである。また、作動油の供給、排出を上記と逆にすると、図8(B)に示す状態から図8(A)に示す状態に戻る。
このような油圧式の動翼可変機構を有する軸流ファンの場合、油筒40と主軸20との摺動面や、油圧ピストン70と油筒40との摺動面など、作動油の漏れを防止するためのシール部材等の消耗品が多く使われていることもあり、メンテナンス作業が欠かせない。メンテナンス作業では、軸流ファンの分解、組み立てが行われる。軸流ファンを組み立てる際、主軸20に取り付けた翼車30の内側への油筒40の取り付け、油筒40内部への油圧ピストン70の取り付け後、動翼軸アーム50、動翼100を順次取り付けて組み立てられる。
油筒40の中心部には主軸20が通過する孔があり、この孔を通じて油筒40を主軸20に差し込んで翼車30の内側に配置し、油筒40と主軸20との中心位置を合わせる芯出しの作業が行われる。
特開平7−42697号公報 特開2004−84563号公報
芯出しの作業は、作業者が感覚をたよりに行っており、作業に多大な時間を要していた。また、油筒40の芯出しが不十分である場合、油筒40内部に油圧ピストン70を組み込む際、油圧ピストン70が油筒40に干渉して取り付けられず、再度分解が必要になる場合もある。
本発明は、上記事項に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、動翼可変軸流ファンにおける油筒の芯出しを精度よく行い得る動翼可変軸流ファンの芯出治具および芯出方法を提供することにある。
本発明の第1の観点に係る動翼可変軸流ファンの芯出治具は、
動翼可変軸流ファンの翼車のフランジに固定されるベースプレートと、
前記ベースプレートの固定ボルト孔を通り、前記フランジのネジ孔に螺合して前記ベースプレートを前記フランジに固定する固定ボルトと、
前記ベースプレートの調節ボルト孔を通り、前記翼車の内側に取り付けられた油筒のアーム用コマ受けを押して前記油筒の位置を調節する調節ボルトと、を備える、
ことを特徴とする。
また、前記固定ボルト孔と前記調節ボルト孔との中心間距離が、前記フランジのネジ孔の中心から前記油筒に設置される前記アーム用コマ受けまでの平面距離よりも長いことが好ましい。
本発明の第2の観点に係る動翼可変軸流ファンの芯出方法は、
動翼可変軸流ファンの翼車の内側に油筒を配置し、
本発明の第1の観点に係る動翼可変軸流ファンの芯出治具を用いて前記油筒の芯出しを行う、
ことを特徴とする。
また、複数の前記芯出治具を用いることが好ましい。
本発明によれば、動翼可変軸流ファンにおける油筒の芯出しを精度よく行い得る動翼可変軸流ファンの芯出治具および芯出方法を提供することができる。
図1(A)は芯出治具の斜視図、図1(B)は芯出治具の断面図である。 図2(A)、(B)は動翼可変軸流ファンの組み立ての様子を示す断面図である。 図3(A)、(B)は動翼可変軸流ファンの組み立ての様子を示す断面図である。 図3(B)を矢印方向に見た芯出治具を取り付けた状態を示す図である。 動翼可変軸流ファンの組み立ての様子を示す断面図である。 図6(A)、(B)は動翼可変軸流ファンの組み立ての様子を示す断面図である。 図7(A)、(B)は動翼可変軸流ファンの組み立ての様子を示す断面図である。 図8(A)、(B)は動翼可変軸流ファンの動翼回転機構を説明する断面図である。
以下、図を参照しつつ、本実施の形態に係る芯出治具10について説明する。本実施の形態に係る芯出治具10は、動翼可変軸流ファンの組み立ての際に用いられるものであり、より詳細には、軸流ファンの主軸20に取り付けられた油筒40の芯出しに用いられる。
芯出治具10は、図1(A)に示すように、ベースプレート11、固定ボルト12、調節ボルト13、固定ナット14を備える。
ベースプレート11は軸流ファンの翼車30のフランジ31のフランジ面に固定される板状体である。ベースプレート11は、使用時に湾曲や破断しない程度の機械的強度を有する合金等から形成されている。
ベースプレート11には、固定ボルト12及び調節ボルト13がそれぞれ貫通する固定ボルト孔11a、調節ボルト孔11bが形成されている。固定ボルト孔11a、調節ボルト孔11bの径は、それぞれ固定ボルト12、調節ボルト13の頭部より小さく、ネジ部の径より大きく設定される。
また、ベースプレート11には、調節ボルト孔11bに対応する位置に固定ナット14が設置されている。固定ナット14は、溶接等、ベースプレート11から外れないよう設置されている。固定ナット14は、調節ボルト13のネジ部と螺合するネジ孔を有している。これにより、調節ボルト13を回すことで、調節ボルト13はベースプレート11に対して調節ボルト孔11bの軸方向に移動可能である。
固定ボルト孔11aと調節ボルト孔11bとを結ぶ方向の長さは、後述する軸流ファンの翼車のフランジ31とアーム用コマ受け60の間よりも長く設定される。また、固定ボルト孔11aと調節ボルト孔11bとの中心間距離Lは、後述する翼車30のフランジ31のネジ孔32の中心から油筒40に設置されるアーム用コマ受け60までの平面距離よりも長く設定される。
固定ボルト12のネジ部の長さH1は、ベースプレート11の厚さよりも十分に長く、翼車30のフランジ31に形成されたネジ孔32の深さとベースプレート11の厚さの和より短く設定される。また、調節ボルト13のネジ部の長さH2は、ベースプレート11が翼車30のフランジ31に固定された状態で、ベースプレート11の厚さとベースプレート11からアーム用コマ受け60までの垂直距離の和よりも長く設定される。
続いて、軸流ファンの芯出方法について説明する。図2(A)は、主軸20に翼車30が据え付けられた状態を示している。この主軸20に、図2(B)に示すように、油筒40を設置する。油筒40の中心部には主軸20が通る孔があるので、この孔に主軸20が差し込まれることで、油筒40が翼車30の内側に配置される。
図3(A)に示すように、油筒40にアーム用コマ51、動翼軸アーム50を取り付ける。そして、油筒40にアーム用コマ受け60を設置する。
その後、図3(B)に示すように、翼車30のフランジ31に芯出治具10を取り付ける。芯出治具10の取り付けは、以下のように行う。
図4に示すように、翼車30のフランジ31には、ネジ孔32が形成されており、このネジ孔32と、ベースプレート11の固定ボルト孔11aの位置を合わせるとともに、また、調節ボルト13をねじ込む際に調節ボルト13の先端がアーム用コマ受け60に当接、押圧できる位置に合わせ、固定ボルト孔11aに固定ボルト12を挿入する。そして、固定ボルト12をねじ込むことで、ベースプレート11がフランジ31に固定される。ここでは、芯出治具10が4つ、主軸20を中心として略等角度に取り付けられている。
そして、芯出治具10を用いて油筒40の芯出し作業を行う。芯出しは、図5に示すように、4つの芯出治具10の調節ボルト13を回しつつ、調節ボルト13がアーム用コマ受け60を押す量を調節することで行う。主軸20の外周面から油筒40の内周面までの垂直距離(図5に示すd)を測りながら、この垂直距離がどの位置から測ってもほぼ同じになるよう、適宜、調節ボルト13で図中の矢印に示すように、移動させつつ油筒40の位置調節をする。
芯出しが完了した後、図6(A)に示すように、油圧ピストン70を主軸20に取り付ける。そして、図6(B)に示すように、油筒40に油筒蓋80を取り付けた後、芯出治具10を取り外す。更に、図7(A)に示すように、動翼支持軸受90の取り付け後、動翼100を取り付け、動翼軸締付ナット110で、動翼100を翼車30に固定する。また、側板120を翼車30に取り付けることで、図7(B)に示すように、軸流ファンを組み立てることができる。
芯出治具10は、簡素な構成でありながら、油筒40の芯出し作業を容易に行うことができる。これにより、芯出し作業を短時間で行うことができる。更に、芯出しを精度よく行うことが可能であるため、芯出し精度の不良によって、油圧ピストン70、油筒蓋80が取り付けられないといった事態が抑えられ、再度分解が必要になるといった事態も避けることができる。
なお、上記では芯出治具10を4つ使用して油筒40の芯出しを行う例について説明したがこれに限定されないが、芯出しを精度よく行うために、少なくとも3つの芯出治具10を用い、主軸20を中心にして略等角度に設置して使用することが好ましい。
また、ベースプレート11の調節ボルト孔11bは、調節ボルト13と螺合するネジ溝が形成されていてもよい。この場合、固定ナット14は設置されていなくてもよい。
10 芯出治具
11 ベースプレート
11a 固定ボルト孔
11b 調節ボルト孔
12 固定ボルト
13 調節ボルト
14 固定ナット
20 主軸
30 翼車
31 フランジ
32 ネジ孔
40 油筒
50 動翼軸アーム
51 アーム用コマ
60 アーム用コマ受け
70 油圧ピストン
80 油筒蓋
90 動翼支持軸受
100 動翼
110 動翼軸締付ナット
120 側板

Claims (4)

  1. 動翼可変軸流ファンの翼車のフランジに固定されるベースプレートと、
    前記ベースプレートの固定ボルト孔を通り、前記フランジのネジ孔に螺合して前記ベースプレートを前記フランジに固定する固定ボルトと、
    前記ベースプレートの調節ボルト孔を通り、前記翼車の内側に取り付けられた油筒のアーム用コマ受けを押して前記油筒の位置を調節する調節ボルトと、を備える、
    ことを特徴とする動翼可変軸流ファンの芯出治具。
  2. 前記固定ボルト孔と前記調節ボルト孔との中心間距離が、前記フランジのネジ孔の中心から前記油筒に設置される前記アーム用コマ受けまでの平面距離よりも長い、
    ことを特徴とする請求項1に記載の動翼可変軸流ファンの芯出治具。
  3. 動翼可変軸流ファンの翼車の内側に油筒を配置し、
    請求項1又は2に記載の芯出治具を用いて前記油筒の芯出しを行う、
    ことを特徴とする動翼可変軸流ファンの芯出方法。
  4. 複数の前記芯出治具を用いる、
    ことを特徴とする請求項3に記載の動翼可変軸流ファンの芯出方法。
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