JP2009281432A - 円筒ころ軸受の組立方法および組立装置 - Google Patents

円筒ころ軸受の組立方法および組立装置 Download PDF

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亘 渡邉
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Abstract

【課題】擦過傷を生じることなく円筒ころを組み込むことができる円筒ころ軸受の組立方法および組立装置を提供する。
【解決手段】保持器53により円筒ころ52が内輪51に組み付けられた半組立体54を外輪55に組み付ける際に、組立装置10の外輪座13に外輪55の一方の側面を載置し、外輪55の他方の側面にテーパリング40を略同軸上に取付ける。半組立体54の複数のころ52を保持リング24で保持した後、半組立体54をスライダー17により移動させてテーパ面43側から挿入する。半組立体54は、テーパリン40を通過させることによりセンタリングされて、擦過傷を生じることなく、外輪55に挿入され、容易に組み付けることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、円筒ころ軸受の組立方法およびこの組立方法で用いる組立装置に関するものである。
従来、転動体として円筒ころを用いた軸受の組立方法や組立装置が提案されている(例えば特許文献1〜3参照)。
特許文献1に記載の円筒ころ軸受組立治具では、複数の円筒ころの中心軸が内輪と中心が一致する円上に位置するように、各円筒ころを所定の間隔で個別に保持する櫛歯形状をした櫛部を有している。これにより、内輪、複数の円筒ころ、保持器を組み合わせた半組立体を外輪に挿入して組み付ける際に、円筒ころがずれるのを防止しながら、内輪および複数の円筒ころの中心が、外輪の中心と一致するように、容易に配置できるようにしている。
また、特許文献2に記載の円筒ころ軸受の組み付け方法では、2列一体型の保持器に保持された挿入方向前列の円筒ころに、拡径する方向に付勢する弾性リングが内接されて装着されている。そして、前列の円筒ころ列を外輪の内径面に押し付けて、弾性リングにより円筒ころの傾きを無くした状態で、内輪の外径面が嵌め込まれる。なお、弾性リングは円筒ころの後端側から外れて拡径し、前列のころと後列のころとの間の保持器のリング部に係止される。その後、保持器に保持された後列の円筒ころ列も同様に他の弾性リングで傾きを無くした状態で、内輪の外径面が嵌め込まれる。これにより、円筒ころや内輪の外径面に擦過傷が付くのを防止している。
また、特許文献3に記載の総ころ円筒ころ軸受組立方法では、組立用円環を用いる。この組立用円環は、外輪軌道に配される円筒ころの内接円の径よりわずかに小さい外径寸法を持つ円環本体を有しており、円環本体の円周上の一箇所に円筒ころ1本分の幅で挿入スリットが形成されている。そして、外輪の軌道に複数本の円筒ころをセットした状態で内部に組立用円環を挿入して、残りの円筒ころを組立用円環の内部にセットし、順次円筒ころをスリットから外輪軌道に1本ずつ挿入して外輪と組立用円環との間に押し込む。その後、内輪で組立用円環を押し出すようにして、円筒ころの内側に内輪を挿入する。
特開2005−188590号公報 特開2005−3109号公報 特開平10−61673号公報
しかしながら、前述した特許文献1に記載の円筒ころ軸受組立治具では、櫛部は円筒ころの姿勢を保持してもリングに沿わせて組立時の隙間を最大にする効果は望めず、ラジアル隙間が小さく、高精度軸受への適用が困難であるという不都合があった。
例えば、図8(a)に示すように、内輪51に複数の円筒ころ52と保持器53を組み付けた状態の半組立体54を外輪55に挿入する場合、円筒ころ52が内輪51の内面に対して0.1度程度傾いた状態で外輪に挿入されると、外輪55の内面に擦過傷を付けることになる。また、図8(b)に示すように、円筒ころ52が内輪51に対して1.5度傾いた状態では、外輪55に半組立体54を挿入することができない。
また、前述した特許文献2に記載の円筒ころ軸受の組み付け方法では、円筒ころの嵌め込みに用いられた弾性リングを、軸受の点検や分解洗浄のために外側の軸受箱が抜き取られたときに取り外す必要があり面倒である。
さらに、前述した特許文献3に記載したような組立方法は、総ころ円筒軸受用であるため、保持器を有する軸受には適用できない。
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、擦過傷を生じることなく円筒ころを容易に組み込むことができる円筒ころ軸受の組立方法および組立装置を提供することにある。
本発明の上記目的は、以下の構成によって達成される。
(1) 第1軌道輪と、複数のころと、該複数のころを保持する保持器とが一体化された半組立体を、第2軌道輪に組み付ける円筒ころ軸受の組立方法であって、
前記第2軌道輪の一方の側面が座の上面に当接するように、前記第2軌道輪を前記座に載置する工程と、
その軸方向一側面に向けて拡径するように周面にテーパ面が形成されるテーパリングを、前記第2軌道輪とその他方の側面側で嵌合する工程と、
前記半組立体を軸方向に移動可能なスライダーに設置する工程と、
前記スライダーを移動することで、前記半組立体を前記テーパリングを通過させた後に前記第2軌道輪に挿入する工程と、
を備えることを特徴とする円筒ころ軸受の組立方法。
(2) 前記テーパリングの周面には、前記テーパ面から連続する、一様径の円筒面が前記テーパ面に対して前記第2軌道輪側に形成されることを特徴とする(1)に記載の円筒ころ軸受の組立方法。
(3) 前記半組立体がスライダーに設置された状態で、前記半組立体に組み込まれた複数のころを前記第1軌道輪に向けて付勢するように保持リングで保持する工程を、さらに備えることを特徴とする(1)に記載の円筒ころ軸受の組立方法。
(4) 前記保持リングは、一箇所にスリットを有する弾性部材であることを特徴とする(3)に記載の円筒ころ軸受の組立方法。
(5) 前記第1軌道輪は内輪で、前記第2軌道輪は外輪であり、
前記テーパリングのテーパ面の開口側内径は、最大ころ遊び径より大きいことを特徴とする(1)〜(4)のいずれかに記載の円筒ころ軸受の組立方法。
(6) 前記第1軌道輪は内輪で、前記第2軌道輪は外輪であり、
前記テーパリングの円筒面の内径は、前記外輪の内径よりも小さいことを特徴とする(1)〜(5)のいずれかに記載の円筒ころ軸受の組立方法。
(7) 前記第1軌道輪は内輪で、前記第2軌道輪は外輪であり、
前記保持リングの内径は、前記半組立体のころ外接円径よりも小さいことを特徴とする(3)〜(6)のいずれかに記載の円筒ころ軸受の組立方法。
(8) 前記挿入工程は、前記スライダーを回転させながら移動することで、前記半組立体を回転させながら前記テーパリングを通過させた後に前記第2軌道輪に挿入することを特徴とする(1)、(2)、(5)、(6)のいずれかに記載の円筒ころ軸受の組立方法。
(9) 第1軌道輪と、複数のころと、該複数のころを保持する保持器とが一体化された半組立体を、第2軌道輪に組み付ける円筒ころ軸受の組立装置であって、
上面に前記第2軌道輪の一方の側面が当接する座と、
その軸方向一側面に向けて拡径するように周面にテーパ面が形成され、前記第2軌道輪とその他方の側面側で嵌合するテーパリングと、
前記半組立体が前記テーパリング、及び前記テーパリングと嵌合する前記第2軌道輪と対向するように、前記半組立体を軸方向に移動可能なスライダーと、
を備えることを特徴とする円筒ころ軸受の組立装置。
(10) 前記半組立体に組み込まれた複数のころを前記第1軌道輪に向けて付勢するように保持する保持リングをさらに備え、
前記スライダーは、前記半組立体が前記テーパリング、前記テーパリングと当接する前記保持リング、及び前記テーパリングと嵌合する前記第2軌道輪と対向するように、前記半組立体を軸方向に移動可能であることを特徴とする(9)に記載の円筒ころ軸受の組立装置。
(11) 前記スライダーは、前記半組立体を回転させながら軸方向に移動可能とするように構成されることを特徴とする(9)に記載の円筒ころ軸受の組立装置。
本発明の円筒ころ軸受の組立方法及び組立装置によれば、保持器によりころが第1軌道輪に組み付けられた半組立体を第2軌道輪に組み付ける際に、組立装置の座に第2軌道輪の一方の側面を載置し、第2軌道輪の他方の側面にテーパリングを嵌合させる。テーパリングは、開口側に向かって拡径するようにテーパ面が設けられているので、テーパリングを通過させることによりセンタリングされて第2軌道輪に挿入され、容易に組み付けることができる。
また、半組立体の複数のころは、保持リングにより第1軌道輪に向けて付勢されて保持されているので、ラジアル隙間を最大に保持した状態で挿入することができ、従来のような組立時の擦過傷を防止することができる。
また、スライダーを回転させながら移動することで、半組立体を回転させながらテーパリングを通過させた後に第2軌道輪に挿入するようにしたので、半組立体が外輪の内面に接触してこじりの状態となっても、擦過傷の発生を効果的に抑制することができる。
以下、本発明の第1実施形態に係る円筒ころ軸受の組立方法及び組立装置について図面に基づいて詳細に説明する。
図1および図2に示すように、本実施形態の第1実施形態にかかる円筒ころ軸受の組立装置10は、第1軌道輪としての内輪51と、転動体である複数の円筒ころ52と、これら複数の円筒ころ52を保持する保持器53とで、一体的に形成される半組立体54を、第2軌道輪としての外輪55に上側から挿入して、円筒ころ軸受50(図5参照)を組立てるために使用される。
ここで、本実施形態の円筒ころ軸受50は、内輪51が軌道面の軸方向両側に一対の鍔部50aを有する一方、外輪55が鍔無しのNタイプのものであり、また、保持器53としては、軸方向中間部に複数のポケット部が周方向に沿って形成される、もみ抜きタイプのものが使用されている。
組立装置10では、その下部に設けられた矩形状の基台11から複数の支柱12(本実施形態では、4本)が鉛直上方に起立しており、これら支柱12の上端には、円環状の外輪座13が取り付けられている。この外輪座13の座面(上面)13aは、基台11と平行になるように高精度に位置決めされている。隣り合う支柱12間に位置する外輪座13の外周面13cには、断面L字形状をした複数のブラケット14(本実施形態では、4つ)が、上側に向けて突出するようにボルト14aによって取付けられており、ブラケット14の上端部には調整ネジ14bが外輪座13の中心方向に向かって進退可能に取付けられている。
ブラケット14の調整ネジ14bの前方に位置する座面13aには、複数の押え部材15(本実施形態では、4つ)が等間隔で設けられている。これら押え部材15には、外輪座13の中心方向に向かって一対の平行な長孔15a、15aが形成されており、固定ネジ15bによって押え部材15が進退可能かつ固定可能に取付けられている。従って、固定ネジ15bを緩めた状態で調整ネジ14bを回転させることで、押え部材15を外輪座13の中心方向へ、微調整しながら移動させ、固定ネジ15bを締め付けることにより、押え部材15は座面13aに固定される。
これにより、外輪55は、一方の側面である下面55aが座面13aに当接するように載置され、押え部材15を調整ネジ14bによって移動させて外輪55の外周面55cを押圧することにより、外輪55の中心ができるだけ座13の中心に近づくように調整される。なお、外輪55は、複数の押え部材15によって完全に固定せずに、若干の移動が可能な状態で中心に位置決めされるようにしてもよい。また、ブラケット14や押え部材15の設置は任意で、目視にて入れられるときにはこれらは設けなくても良い。
一方、図2に示すように、基台11の中央部には、その下部に設けられた鍔部16aをボルト16bで締結することで、軸16が基台11に対して鉛直上方に起立するように取付けられている。この軸16は、外輪座13の中央孔13bを貫通し、外輪座13の座面13aに対して直交するように延びる。
軸16の周囲には、その軸線方向に沿って上下移動可能なスライダー17と、スライダー17を上方へ付勢するスプリング18と、が設けられている。なお、スプリング18以外に、流体圧シリンダ等の動力を用いることもできる。スライダー17は、軸16の外周面と対向する内周面を備える筒状部17aと、筒状部17aの上部に一体的に設けられる鍔部17bとを備える。軸16の外周面と筒状部17aの内周面は、鍔部17bの上面が水平に保たれた状態でスライダー17ががたつくことなく上下移動するように寸法設定されている。
スプリング18は、軸16の鍔部16aと、スライダー17の鍔部17bの軸方向側面との間に配置されている。軸16の上端面には、軸16の外径より大きな外径を有するストッパプレート16cがボルト16dにより取付けられており、スプリング18の付勢力によって上方へ付勢されるスライダー17の上方位置を規制する。
スライダー17の上面には、スプリング18の付勢力に抗してスライダー17を押し下げる際に押圧される押圧部材19が、位置決めピン20によって位置決めされるとともにスライダー17から取外し可能に取付けられている。スライダー17の鍔部17bの上部に形成された係止凹部17cには、半組立体54の内輪51が外嵌されており、この内輪51は、係止凹部17cの側方の軸方向端面と、押圧部材19の下面に取り付けられた樹脂部材25との間で挟持される。
また、座面13a上に載置された外輪55上には、テーパリング40が取付けられる。図3に示すように、テーパリング40の内周面42には、軸方向一側面である上面41に向けて拡径するように、その上部に設けられるテーパ面43と、テーパ面43から連続する、テーパ面43に対して外輪55側となる下部に設けられる一様径c2の円筒面44と、が形成される。
テーパ面43の開口側内径c1は、最大ころ遊び径、即ち、半組立体54に組み込まれた複数の円筒ころ52の転動面に外接する円(以下、「ころ外接円」と称す)の直径aに半径方向ポケットすきまgを加えた距離(図2参照)より大きくなるように、また、円筒面44の内径c2は、上記直径aと等しくなるように設定されており、テーパ面43の傾斜角度θは、3〜5度程度に形成されている。これにより、半組立体54を容易にテーパリング40内に挿入することができ、また、円筒部44を通過することで、厳密なセンタリングが行われる。なお、円筒面44の内径c2を、外輪55の内径dより若干小さく設定することで、円筒ころ52が外輪軌道面に触れることなく、組み込みを行うことができるのでより好ましい。
また、テーパリング40には、軸方向他側面側である下端部に、円筒面44より大径の内周面45aを有する嵌合凹部45が形成されている。そして、円筒面44と内周面45aとの間に形成される軸方向端面45bに、外輪55の他方の側面55bを当接させ、嵌合凹部45の内周面45aを外輪55の外周面に嵌合させることで、テーパリング40を外輪55の上に取り付ける。
また、半組立体54に組み込まれた複数の円筒ころ52の姿勢を矯正する保持リング24は、図4に示すように、1箇所に軸方向に対して斜めのスリット24aが形成された略C形状の弾性部材によって形成されている。保持リング24の内径bは、上述したころ外接円径aよりも小さくなるように設定されている。このため、保持リング24を弾性変形させて拡径し、複数の円筒ころ52の外側に保持リング24を配置した後に、この拡径状態を解除すると、保持リング24の復帰力により縮径するので、円筒ころ52は内輪51の外周面に向けて付勢される。
なお、保持リング24の材質としては、軸受鋼よりも硬度が低く、滑りが良く、耐摩耗性が良好な材質、例えば、スチールでも良く、メッキ処理によるものでも良いし、非鉄金属でも良い。また、樹脂製であっても良く、その場合には、合成樹脂のように円筒ころ52に対して硬度が低いものが望ましく、低摩擦で耐摩耗性のあるPPSやPTFE等のような材質がより好ましい。なお、円筒ころ52の姿勢を矯正保持できるものであれば、スリットによる分割数は不問である。
次に、前述した第1実施形態にかかる組立装置10を用いて、半組立体54を外輪55に挿入する円筒ころ軸受50の組立方法について説明する。
まず、図1および図2に示すように、外輪55を水平に設置された座面13aの上で、且つ、ブラケット14の調整ネジ14bによって調整される押え部材15の内側で、外輪55の中心が外輪座13の中心と略一致するように載置する。
次いで、座面13aに載置された外輪55に、テーパ面43を上方に向け、且つ、嵌合凹部45を外輪55の上端部に嵌合させるようにして、テーパリング40を固定する。
次に、半組立体54をスライダー17に取付ける。すなわち、スライダー17の鍔部17bの外周面に設けられた係止凹部17cに、半組立体54を構成する内輪51を取り付け、押圧部材19をスライダー17の上の所定位置に取付けて、樹脂部材25を介して内輪51の上面を支持する。その後、保持リング24を広げて、半組立体54を構成する円筒ころ52の外側に取り付け、円筒ころ52を内輪51の外周面に向けて付勢する。
次いで、押圧部材19をスプリング18の付勢力に抗して下方に押圧することで、軸16に沿ってスライダー17を押し下げ、テーパリング40を通過して半組立体54を外輪55と同じ高さまで下降させる(図5参照)。そして、半組立体54及び保持リング24が下降すると、保持リング24はテーパリング40の上端面に当接した後は下降が阻止され、半組立体54がテーパリング40内へ移動する。なお、保持リング24は、スライダー17が押し下げられる前の状態で、予めテーパリング40の上端面に当接していてもよい。
テーパリング40内を通過する半組立体54は、テーパ面43によって下方へと誘い込まれ、テーパ面43から連続する一様径c1の円筒面44によって厳密なセンタリングが行われる。
さらに、スライダー17を下降させることで、半組立体54が外輪55と同じ高さまで下降すると、内輪51、円筒ころ52、保持器53が外輪54の内側に配置されることで、外輪55に擦過傷を付けることなく、円筒ころ軸受50の組み立てが完了する。
なお、テーパリング40の円筒面44の内径c1を外輪55の内径よりも若干小さく設定することで、円筒面44を通過して半組立体54を外輪55に挿入する際に、円筒ころ52が外輪55に接触するのをより確実に防止することができ、外輪55に擦過傷が付くのを防止することができる。
また、半組立体54の組込み時に、潤滑効果のある液体(ある程度の粘度を有するほうがより好ましい。)等を外輪55等に塗布あるいは散布することにより、一層効果的に擦過傷の発生を防止することができる。
以上、説明した円筒ころ軸受の組立方法によれば、保持器53により円筒ころ52が内輪51に組み付けられた半組立体54を外輪55に組み付ける際に、外輪55を外輪座13に載置するとともに、外輪55にテーパリング40を嵌合する。さらに、保持リング24で保持された半組立体54をスライダー17により移動させて、テーパリング40を通過させた後に外輪55に挿入するようにした。これにより、半組立体54の円筒ころ52は、テーパリング40を通過する際にセンタリングされて、外輪55に容易に組み付けることができる。また、半組立体54の円筒ころ52は、保持リング24により内輪側に付勢されて保持された状態から外輪55に挿入されるので、ラジアル隙間を最大に保持した状態で外輪55に挿入することができ、組立時の擦過傷を防止することができる。
また、テーパリング40の内周面には、テーパ面43から連続する、一様径の円筒面44が形成されているので、テーパ面43を介して滑らかに挿入された円筒ころ52を円筒面44にて厳密にセンタリングすることができる。
さらに、保持リング24は、一箇所にスリット24aを有する弾性部材であるので、保持リング24を容易に拡径させることができ、複数の円筒ころ42を内輪51に向けて付勢した状態で確実に保持することができる。
また、テーパリング40のテーパ面43の開口側内径c2は、最大ころ遊び径より大きいので、半組立体54を容易にテーパリング40内に挿入することができる。
加えて、テーパリング40の円筒面44の内径c1は、外輪30の内径よりも小さくすることで、テーパリング40の円筒面44に沿って移動した円筒ころ42を外輪軌道面に接触させることなく外輪55に挿入することができ、挿入時に外輪55に擦過傷がつくのを確実に防止できる。
また、保持リング24の内径bは、半組立体のころ外接円径aよりも小さいので、保持リング24によって内輪51側に付勢された複数の円筒ころ52をテーパリング40内に容易に組み付けることができる。
さらに、本発明の第1実施形態の円筒ころ軸受の組立装置10は、上面に外輪55の一方の側面が当接する外輪座13と、その軸方向一側面に向けて拡径するように内周面にテーパ面43が形成され、外輪55とその他方の側面側で嵌合するテーパリング40と、半組立体54に組み込まれた複数のころ52を内輪51に向けて付勢するように保持する保持リング24と、半組立体54がテーパリング40、テーパリング40と当接する保持リング24、テーパリング40と嵌合する外輪55と対向するように、半組立体54を軸方向に移動可能なスライダー17と、を備える。これによって、組立時に外輪55に擦過傷がつくのを防止しながら、半組立体54を外輪55に容易に組み付けることができる。
次に、本発明の第2実施形態に係る円筒ころ軸受の組立方法及び組立装置について図面に基づいて詳細に説明する。なお、前述した第1実施形態にかかる円筒ころ軸受の組立方法及び組立装置と同一又は同等部分には同一符号を付して、説明を省略或いは簡略する。
図6に示すように、本実施形態の円筒ころ軸受の組立装置10Aは、第1実施形態で説明した、第1軌道輪としての内輪51と、転動体である複数の円筒ころ52と、複数の円筒ころ52を保持する保持器53とで、一体的に形成される半組立体54を、第2軌道輪としての外輪55に下側から挿入して、円筒ころ軸受50(図7参照)を組立てるために使用される。
組立装置10Aでは、その下部に設けられた基台61から複数の支柱62が鉛直上方に起立しており、これら支柱62の上端には、円環状の外輪座63が取り付けられている。外輪座63は、上方に環状の腕部64を有しており、この腕部64の上面64aが外輪座の座面をなし、基台61と平行になるように高精度に位置決めされている。
一方、基台61上には、低速エアシリンダ駆動機構70が設けられており、基台61の中央部にシリンダ部71が鉛直上方に起立するように固定されており、ピストン72がシリンダ部71に対して上下方向に往復移動可能にシリンダ部71に収容されている。ピストン72の先端(上端)には、取付金具73を介して可動ハウジング74が取付けられている。可動ハウジング74内には、一対の軸受75が収容されており、すべりねじ76の下端部を回転可能に支持する。
外輪座63の下面には、略有底円筒形状の支持部材77が、その上端に設けられている鍔部77aをボルト77bにより締結することで取付けられている。支持部材77の底板77cの中央には上下方向に貫通穴77dが形成されており、この貫通孔77dにはナット部材78がボルト78aにより取付けられている。すべりねじ76は、ナット部材78に螺合されており、すべりねじ76の上下移動に伴って、すべりねじ76は、ナット部材78によってその軸回りに回転する。
支持部材77の内部には、内面が滑らかに加工された円筒スリーブ79が設けられており、円筒スリーブ79の上端に設けられている鍔部79aをボルト79bで外輪座63の上面63aに締結している。円筒スリーブ79の内部には、外周面が滑らかに加工された円柱状のスライダーとしての中心軸80が上下移動可能かつ回転可能に設けられており、中心軸80の下部には、すべりねじ76の上端部が、ピン80aによって一体的に回転および上下移動するように取付けられている。
従って、エアシリンダ駆動機構70のピストン72を上昇させると、すべりねじ76が上昇し、ナット部材78に螺合しているすべりねじ76は、回転しながら上昇する。これに伴い、中心軸80もスリーブ79に沿って、回転しながら上昇する。
中心軸80の上面80bには、内輪51を支持する内輪アーバー81が、外輪座63の上面63aと高精度で平行となるように、ボルト81aにより取付けられている。内輪アーバー81の外周面上端部には嵌合凹部81bが形成されており、半組立体54を構成する内輪51の下部側内周面が嵌合して取付けられる。
一方、腕部64の上面64aには、テーパリング40Aが設けられている。このテーパリング40Aは、第1実施形態におけるテーパリング40を上下反転して上面64aに載置されたものであり、テーパリング40Aの内周面42には、テーパ面43及び円筒面44が形成されるとともに、上端部に外輪55が嵌合する嵌合凹部45が形成されている。なお、本実施形態においても、テーパリング40Aの各部の寸法は、第1実施形態と同様にして設定されている。
このテーパリング40Aは、周方向において3分割以上に分割して使用することができる。例えば、3分割した各部を、図示しないシリンダ等の移動手段により、腕部64の上面64aに沿って外輪座63の中心(すなわち、内輪51の中心)に向かって移動させて、腕部64の内周面64b近傍の位置において円形となるようにしてもよい。
次に、本実施形態の組立装置10Aを用いて、半組立体54を外輪55に挿入する円筒ころ軸受50の組立方法について説明する。
まず、図6に示すように、半組立体54が内輪アーバー81に取り付けられる。このとき、半組立体54を構成する内輪51を内輪アーバー81の嵌合凹部81bに嵌合させることにより、半組立体54の中心は、外輪座63の中心、即ち、中心軸80の中心に略一致する。
その後、水平に設置された外輪座63の座面63aの上には、テーパリング40Aが、その中心が外輪座63の中心と略一致するようにして載置される。なお、分割されたテーパリング40Aを用いている場合には、シリンダ等の移動手段を制御して、取付けられている半組立体54の外側から、容易にテーパリング40Aを載置することができる。そして、テーパリング40Aの上側に位置している嵌合凹部45に、外輪55を嵌合させる。
次いで、低速エアシリンダ駆動機構70を駆動して、ピストン72を上昇させることで、すべりねじ76が上昇する。このとき、すべりねじ76は、螺合するナット部材78によって回転し、中心軸80及び内輪アーバー81を回転させるので、内輪アーバー81に取付けられている半組立体54は回転しながら上昇する。そして、半組立体54は、下方から上方へ向かってテーパリング40Aを通過する際にセンタリングされ、外輪55と同じ高さまで上昇させて、円筒ころ軸受50が組み立てられる(図7参照)。
以上、説明した第2実施形態にかかる円筒ころ軸受の組立方法によれば、保持器53により円筒ころ52が内輪51に組み付けられた半組立体54を外輪55に組み付ける際に、外輪座63にテーパリング40Aを載置するとともに、テーパリング40Aに外輪55を嵌合させる。さらに、半組立体54を載置した内輪アーバー81をエアシリンダ駆動機構70により上昇させて、テーパリング40Aを下方から上方へ通過させた後に外輪55に挿入する。これにより、半組立体54の円筒ころ52は、テーパリング40Aを通過する際にセンタリングされて、外輪55に容易に組み付けることができる。
また、半組立体54を取付けた内輪アーバー81が、上昇しながら回転してテーパリング40Aを通過するので、仮に、半組立体54が外輪55の内面に接触してこじりの状態となっても、擦過傷の発生を効果的に抑制することができる。また、強度のこじりが発生した場合には、テーパリング40Aの上に載置されている外輪55が持ち上がることでフォースリミッターの役割を果たすので、作業者は、擦過傷の発生を容易に知ることができる。
また、組み立てられた円筒ころ軸受50は組立装置10Aの最上部に位置するので、搬出が容易になる。
また、第1実施形態と比較して、半組立体54に組み込まれた複数のころ53を外輪に向けて付勢するように保持リングで保持する工程が不要で、組み立てがさらに容易である。
さらに、本発明の第2実施形態の円筒ころ軸受の組立装置10Aは、上面に外輪55の下面が当接する外輪座63と、下面に向けて拡径するように周面にテーパ面43が形成され、外輪55と上面側で嵌合するテーパリング40Aと、を有し、半組立体54がテーパリング40A、及びテーパリング40Aと嵌合する外輪55と対向するように、半組立体54を軸方向に沿って下方から回転しながら上昇させる中心軸80及び内輪アーバー81と、を備える。これによって、組立時に外輪55に擦過傷がつくのを防止しながら、半組立体54を外輪55に容易に組み付けることができる。
また、第1実施形態と比較して、保持リングを設ける必要がなく、部品点数も削減することができる。
なお、本発明の円筒ころ軸受の組立方法および組立装置は、前述した実施形態に限定されるものでなく、適宜な変形,改良等が可能である。
本実施形態では、外輪が分離するNタイプの円筒ころ軸受において、円筒ころ52と保持器53を内輪51に組み付けて半組立体54を形成し、半組立体54を外輪55に挿入する場合について説明したが、外輪が鍔部を有し、内輪が分離するNUタイプの円筒ころ軸受においては、円筒ころと保持器を外輪に組み付けて半組立体を形成し、半組立体を内輪に挿入して円筒ころ軸受を組み立てるようにすることもできる。この場合、保持リングは、外輪に組みつけられた円筒ころの転動面に内接するころ内接円径より大径とすることで、円筒ころを外輪側へ押し付けるように構成される。さらに、本発明は、内輪或いは外輪が分離する複列円筒ころ軸受にも適用できる。
さらに、本実施形態においては、転動体として円筒ころ52を用いた場合を例示したが、円錐ころを用いる場合にも同様に適用することができる。
本発明の第1実施形態に係る円筒ころ軸受の組立装置を示す斜視図である。 図1の線II−IIに沿った断面図である。 (a)はテーパリングの断面図であり、(b)はテーパリングの底面図である。 (a)は保持リングの側面図であり、(b)は保持リングの正面図である。 半組立体を外輪に挿入して組み付けた状態を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係る円筒ころ軸受の組立装置に半組立体をセットした初期状態を示す断面図である。 半組立体を外輪に挿入して組み付けた状態を示す断面図である。 (a)は外輪軌道面に擦過傷を付ける際の円筒ころの傾きを示す断面図であり、(b)は円筒ころの傾きが大きすぎて組立ができない場合を示す断面図である。
符号の説明
10 組立装置
13 外輪座(座)
13a 座面(上面)
16 軸
17 スライダー
24 保持リング
24a スリット
30 中心軸(スライダー)
40 テーパリング
42 内周面(周面)
43 テーパ面
44 円筒面
50 円筒ころ軸受
51 内輪(第1軌道輪)
52 円筒ころ(ころ)
53 保持器
54 半組立体
55 外輪(第2軌道輪)

Claims (11)

  1. 第1軌道輪と、複数のころと、該複数のころを保持する保持器とが一体化された半組立体を、第2軌道輪に組み付ける円筒ころ軸受の組立方法であって、
    前記第2軌道輪の一方の側面が座の上面に当接するように、前記第2軌道輪を前記座に載置する工程と、
    その軸方向一側面に向けて拡径するように周面にテーパ面が形成されるテーパリングを、前記第2軌道輪とその他方の側面側で嵌合する工程と、
    前記半組立体を軸方向に移動可能なスライダーに設置する工程と、
    前記スライダーを移動することで、前記半組立体を前記テーパリングを通過させた後に前記第2軌道輪に挿入する工程と、
    を備えることを特徴とする円筒ころ軸受の組立方法。
  2. 前記テーパリングの周面には、前記テーパ面から連続する、一様径の円筒面が前記テーパ面に対して前記第2軌道輪側に形成されることを特徴とする請求項1に記載の円筒ころ軸受の組立方法。
  3. 前記半組立体がスライダーに設置された状態で、前記半組立体に組み込まれた複数のころを前記第1軌道輪に向けて付勢するように保持リングで保持する工程を、さらに備えることを特徴とする請求項1に記載の円筒ころ軸受の組立方法。
  4. 前記保持リングは、一箇所にスリットを有する弾性部材であることを特徴とする請求項3に記載の円筒ころ軸受の組立方法。
  5. 前記第1軌道輪は内輪で、前記第2軌道輪は外輪であり、
    前記テーパリングのテーパ面の開口側内径は、最大ころ遊び径より大きいことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の円筒ころ軸受の組立方法。
  6. 前記第1軌道輪は内輪で、前記第2軌道輪は外輪であり、
    前記テーパリングの円筒面の内径は、前記外輪の内径よりも小さいことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の円筒ころ軸受の組立方法。
  7. 前記第1軌道輪は内輪で、前記第2軌道輪は外輪であり、
    前記保持リングの内径は、前記半組立体のころ外接円径よりも小さいことを特徴とする請求項3〜6のいずれかに記載の円筒ころ軸受の組立方法。
  8. 前記挿入工程は、前記スライダーを回転させながら移動することで、前記半組立体を回転させながら前記テーパリングを通過させた後に前記第2軌道輪に挿入することを特徴とする請求項1、2、5、6のいずれかに記載の円筒ころ軸受の組立方法。
  9. 第1軌道輪と、複数のころと、該複数のころを保持する保持器とが一体化された半組立体を、第2軌道輪に組み付ける円筒ころ軸受の組立装置であって、
    上面に前記第2軌道輪の一方の側面が当接する座と、
    その軸方向一側面に向けて拡径するように周面にテーパ面が形成され、前記第2軌道輪とその他方の側面側で嵌合するテーパリングと、
    前記半組立体が前記テーパリング、及び前記テーパリングと嵌合する前記第2軌道輪と対向するように、前記半組立体を軸方向に移動可能なスライダーと、
    を備えることを特徴とする円筒ころ軸受の組立装置。
  10. 前記半組立体に組み込まれた複数のころを前記第1軌道輪に向けて付勢するように保持する保持リングをさらに備え、
    前記スライダーは、前記半組立体が前記テーパリング、前記テーパリングと当接する前記保持リング、及び前記テーパリングと嵌合する前記第2軌道輪と対向するように、前記半組立体を軸方向に移動可能であることを特徴とする請求項9に記載の円筒ころ軸受の組立装置。
  11. 前記スライダーは、前記半組立体を回転させながら軸方向に移動可能とするように構成されることを特徴とする請求項9に記載の円筒ころ軸受の組立装置。
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