JP4911341B2 - 物品移載装置 - Google Patents
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Description
そして、物品載置体に載置された移載対象の物品を把持するためには、物品載置体に載置された移載対象の物品の水平方向での位置情報及び高さ情報を特定することが必要である。そこで、物品載置体上の物品を撮像する撮像手段の撮像情報及び物品載置体上の物品の高さ情報に基づいて、物品載置体上において移載対象の物品の水平方向での位置情報及び高さ情報を特定する物品位置特定手段を設けている。
そして、従来の物品移載装置では、例えば、移載対象の物品の平面視における大きさが小さくなることにより、移載対象の物品の把持に適した水平方向での位置に対する対把持手段の移動位置の精度の向上が求められる場合がある。
このような場合に、従来の物品移載装置では、例えば、撮像手段としてカメラの画素密度を向上したり、物品位置特定手段における画像処理を高度なものとするなどにより、移載対象の物品の水平方向での位置情報をさらに精度よく求めるための構成を物品位置特定手段に付加しなければならず、構成の複雑化及びコストアップを招く虞がある。
平面視での物品の存在範囲における一部に相当する範囲を検出範囲として物品の存否を上方側より検出作用する存否検出手段が、前記検出範囲に対して測定光を投射して反射光を受光し且つその反射光から物品の存否を検出する反射式の光センサにて構成されて、物品の端部を検出したときにその物品に対する前記把持手段の水平方向での位置が把持に適する位置関係となる状態で、前記把持手段に装備され、前記制御手段が、前記物品位置特定手段にて特定された前記移載対象の物品の水平方向での位置情報及び高さ情報に基づいて、前記移載対象の物品の水平方向での位置に対応し且つその移載対象の物品の上下方向での位置よりも設定高さ上方側の準備用設定位置に前記把持手段を移動させるべく、前記把持手段の移動を制御する準備移動処理を行い、次に、前記存否検出手段の検出情報に基づいて前記移載対象の物品の平面視における端部を検出するように前記把持手段を水平移動させるべく、前記把持手段の移動を制御する端部検出移動処理を行い、その後、前記移載対象の物品を把持すべく、前記把持手段の作動を制御する把持処理を行うように構成されている点にある。
そして、準備移動処理では、制御手段が、物品位置特定手段にて特定された移載対象の物品の水平方向での位置情報及び高さ情報に基づいて、移載対象の物品の水平方向での位置に対応し且つその移載対象の物品の上下方向での位置よりも設定高さ上方側の準備用設定位置に把持手段を移動させるべく、把持手段の移動を制御することにより、把持手段を準備用設定位置に移動させることになる。
次に、端部検出移動処理では、制御手段が、存否検出手段の検出情報に基づいて移載対象の物品の平面視における端部を検出するように把持手段を水平移動させるべく、把持手段の移動を制御することにより、存否検出手段にて移載対象の物品の平面視における端部を検出する水平方向での位置に把持手段を移動させることになる。前記存否検出手段は、物品の端部を検出したときにその物品に対する把持手段の水平方向での位置が把持に適する位置関係となる状態で把持手段に装備されているので、端部検出移動処理を行うことによって移載対象の物品の把持に適する水平方向での位置に把持手段を移動させることができることになる。そして、存否検出手段は、その検出範囲が平面視での物品の存在範囲における一部に相当する範囲であり、その検出範囲において物品の存否を上方側より検出するので、物品位置特定手段が特定する移載対象の物品の水平方向での位置情報及び高さ情報よりも小さな範囲にて移載対象の物品の平面視における端部を検出できることになり、移載対象の物品の把持に適する水平方向での位置に把持手段を精度よく移動させることができることになる。
その後、把持処理では、制御手段が、移載対象の物品を把持すべく、把持手段の作動を制御することにより、移載対象の物品を把持手段が把持できることになる。
したがって、移載対象の物品の水平方向での位置情報をさらに精度よく求めるための構成を物品位置特定手段に付加しなくても、移載対象の物品の把持に適した水平方向での位置に対する把持手段の移動位置の精度を向上できることになる。このように、構成の簡素化及びコストの低減を図りながら、移載対象の物品の把持に適した水平方向での位置に対する把持手段の移動位置の精度を向上することができる物品移載装置を提供できるに至った。
したがって、横幅、前後幅、及び、高さが同じ立方体又は横幅、前後幅、高さのうちの少なくとも一つが異なる直方体である移載対象の物品の把持に適する水平方向での位置に把持手段を的確に且つ精度よく移動させることができることになる。
したがって、物品の平面視におけるサイズ情報が異なるときでも、その移載対象の物品の把持に適する水平方向での位置に精度よく把持手段を移動させることができることになり、移載対象の物品を把持手段にて的確に把持できることになる。
したがって、移載対象の物品の把持に適する水平方向での位置に精度よく把持手段を移動させることができながら、その把持手段の移動を極力迅速に行うことができることになる。
そして、物品位置特定手段には、物品載置体上に載置されている物品のパターンなどを予め入力する必要がないので、物品位置特定手段に予め入力しておく情報数を少なくして、その入力作業の簡素化を図りながら、移載対象の物品の水平方向での位置情報及び高さ情報を的確に求めることができることになる。
したがって、物品位置特定手段が移載対象の物品の水平方向での位置情報及び高さ情報を特定できないときでも、物品位置特定手段にて移載対象の物品の水平方向での位置情報及び高さ情報を特定できる状態として、移載対象の物品を把持手段にて把持することができることになる。
この物品移載装置は、図1及び図2に示すように、上下方向及び水平方向に移動自在で且つ物品1を把持自在な把持手段としてのハンド部2を装備した物品移載ロボット3、物品移載ロボット3の作動を制御することによりハンド部2の移動及びハンド部2の作動を制御する制御手段としての移載制御装置4、パレット5上の物品1を撮像する撮像手段としての撮像装置6、及び、撮像装置6の撮像情報及びパレット5上の物品の高さ情報に基づいて、パレット5に載置された移載対象の物品1の水平方向での位置情報及び高さ情報を特定する物品位置特定手段としての画像処理装置7を備えて構成されている。
前記移載制御装置4には、パレット5から移載する物品数情報、物品1の平面視における長辺と短辺の長さ及び物品1の高さについての物品1のサイズ情報、パレット5上の総物品数情報、一段の総物品数、パレット5上の物品1の高さ情報、パレット5の厚み情報など、移載対象の物品1を移載するための各種の情報が入力されている。
そして、ハンド部2には、図3に示すように、平面視での物品1の存在範囲における一部に相当する範囲を検出範囲として物品1の存否を上方側より検出作用する存否検出手段としての存否検出センサ15が設けられている。この存否検出センサ15は、物品1の端部を検出したときにその物品1に対するハンド部2の水平方向での位置が把持に適する位置関係となる状態でハンド部2に装備されている。物品1の端部を検出したときにその物品1に対するハンド部2の水平方向での位置が把持に適する位置関係は、存否検出センサ15にて物品1の端部を検出したときに吸着パッド2aの水平方向での位置が物品1の存在範囲と重複する位置となる位置関係である。
そして、図2に示すように、第一存否検出センサ15aを第一基準方向Xに沿って水平方向に移動させる第一存否検出センサ移動装置16が設けられている。例えば、第一存否検出センサ移動装置16は、第一存否検出センサ15aを支持する支持体を電動モータの回転駆動により案内体にて案内する状態で第一基準方向Xに沿って水平方向に移動させるように構成されている。
また、第二存否検出センサ15bを第二基準方向Yに沿って水平方向に移動させる第二存否検出センサ移動装置17が設けられている。この第二存否検出センサ移動装置17についても、第一存否検出センサ移動装置16と同様の構成とすることができる。
このように、存否検出手段用移動手段が、第一存否検出センサ移動装置16、第二存否検出センサ移動装置17、及び、移載制御装置4にて構成されている。
前記画像処理装置7は、第一CCDカメラ8及び第二CCDカメラ9から、赤外線フィルタにより被写体を撮影するときに赤外映像のみを取り込んだ撮像情報(映像情報)を取得する。そして、赤外映像のみを取り込むことにより物品1に印刷された文字、模様、貼付テープ色(青、緑色など)の影響を少なくすることができ、正確な撮像情報を得ることができる。
前記昇降装置13は、図示は省略するが、例えば、照明ランプ11を垂直支柱12に沿って支持する支持体と、この支持体に設置されたモータと、このモータの回転軸に連結されたピニオンと、垂直支柱12に沿って上下方向に敷設されたピニオンが係合するラックなどにより構成して、モータの回転により支持体を昇降させることによって照明ランプ11を昇降させている。
そして、画像処理装置7は、物品位置特定処理を行うために、照明ランプ11にて照明させたときに最上段の物品1のかど部に形成される影Sにより物品天面上のかど部のパターンを予め記憶している。つまり、物品1の平面視の大きさや高さによって形成される影の長さなどが異なることを利用して、移載対象の物品1のかど部の水平方向での位置情報及び高さ情報を求めている。
また、画像処理装置7は、パレット5に載置された移載対象の物品1の水平方向での位置情報及び高さ情報を特定できないときには、移載対象の物品1の水平方向での存在予定位置情報を含む物品移動情報を求めるように構成されている。
そして、物品移載ロボット3が移載対象の物品1を把持すると、移載制御装置4は、第二物品移載箇所Bに把持した移載対象の物品1を卸すべく、ハンド部2の移動及びハンド部2の作動を制御する状態で物品移載ロボット3の作動を制御するように構成されている。このとき、第二物品移載箇所Bに物品1を卸す物品卸し位置の水平方向での位置情報及び高さ情報については、移載制御装置4が予め記憶している。
まず、画像処理装置7がパレット5に載置された移載対象の物品1の水平方向での位置情報及び高さ情報を特定する位置特定処理を行う(ステップ1)。
前記画像処理装置7にてパレット5に載置された移載対象の物品1の水平方向での位置情報及び高さ情報を特定できないときには、移載制御装置4が、画像処理装置7にて求めた物品移動情報に基づいて、移載対象の物品1を水平方向に移動させるべく、物品移載ロボット3の作動を制御する物品移動処理を行う(ステップ2、3)。このように、物品移動手段が、物品移載ロボット5にて構成されている。
次に、移載制御装置4は、存否検出センサ15の検出情報に基づいて移載対象の物品1の平面視における端部を検出するようにハンド部2を水平移動させるべく、ハンド部2の移動を制御する状態で物品移載ロボット3の作動を制御する端部検出移動処理を行う(ステップ5)。
その後、移載制御装置4は、移載対象の物品1を把持すべく、ハンド部2の作動を制御する状態で物品移載ロボット3の作動を制御する把持処理を行う(ステップ6)。
まず、図5ステップ1における物品位置特定処理について、図6のフローチャートに基づいて説明する。
前記昇降制御手段14が、移載制御装置4に入力されたパレット5上の物品1の高さ情報、パレット5上の総物品数情報、一段の総物品数情報、及び、パレット5の厚み情報に基づいて、最上段の物品1の数及び最上段の物品1までの高さを求め、その求めた最上段の物品1までの高さに基づいて、最上段の物品1と照明ランプ11との間の距離が設定距離となるように照明ランプ11を昇降させるべく、昇降装置13の作動を制御する昇降制御処理を行う(ステップ11)。
そして、画像処理装置7が、照明ランプ11にて照明させるとともに、第一CCDカメラ8及び第二CCDカメラ9によりパレット5上の物品1を撮影し、その第一CCDカメラ8の撮像情報及び第二CCDカメラ9の撮像情報を平面座標にて記憶する撮像処理を行う(ステップ12)。
その後、画像処理装置7は、移載対象の物品1の向きを特定していると、昇降制御手段14より入力された物品1の短辺と長辺の長さ情報と、向き特定処理にて特定された移載対象の物品1の向きと、この移載対象の物品1のかど部の平面座標とに基づいて、移載対象の物品1の重心の平面座標を求めて、この重心の平面座標と移載対象の物品1の向きからなる重心平面座標情報を求める重心平面座標情報演算処理を行う(ステップ16,17)。
前記画像処理装置7が、撮像処理にて記憶した第一CCDカメラ8の撮像情報と第二CCDカメラ9の撮像情報に基づいて、第一CCDカメラ8と第二CCDカメラ9との視差により各かど部候補の高さを求める。そして、画像処理装置7は、かど部候補の中から、求めたかど部候補の高さと照明装置10における昇降制御手段14が求めた上段の物品1までの高さとが一致するかど部候補を求め、その求めたかど部候補を最上段の移載対象の物品1のかど部と特定して、その特定した最上段の移載対象の物品1のかど部の平面座標を記憶する。
まず、画像処理装置7が、かど部特定処理にて特定した最上段の移載対象の物品1のかど部から伸びる二本のエッジを第一CCDカメラ8の撮像情報から求める。例えば、トーン差のある数点(例えば7点)をラインとして見なす。
そして、画像処理装置7は、図7に示すように、最上段の移載対象の物品1のかど部Wから伸びる二本のエッジE1が直交しているか否かを判別する。画像処理装置7は、二本のエッジが直交していると、これらエッジを延ばして断点(条件が変わる点)を見つけて、二辺の長さを求める。また、画像処理装置7は、二本のエッジが直交していないと、エッジ(辺)を認識できないことにより移載対象の物品1の向きを特定できないとして「エラー1」とする。
最上段の物品1の個数が一個である場合には、図8に示すように、画像処理装置7が、求めた二辺の長さの差の領域のエッジE2を検出して、一方の辺のエッジE2を検出し且つ他方の辺のエッジE2を検出できない状態であると、一方の辺を長辺とし且つ他方の辺を短辺と特定して物品1の向きを求める。つまり、図中実線で示すように、物品1が横向きであると、物品1のかど部Wから図中上下方向に伸びる一方の辺のエッジE2を検出することができる。また、図中点線で示すように、物品1が縦向きであると、物品1のかど部Wから図中左右方向に伸びる他方の辺のエッジE2を検出することができる。
また、画像処理装置7は、求めた二辺から長辺と短辺とを特定できないときには、二辺から長辺と短辺とを特定できないことにより移載対象の物品1の向きを特定できないとして「エラー2」とする。
前記向き特定処理にて「エラー1」が生じることにより移載対象の物品1の向きを特定できないときには、移載対象の物品1のかど部から物品1の二辺を求めることができないときである。このときには、図11(a)に示すように、昇降制御手段14より入力された物品1の短辺(予め記憶された物品の短辺)を基にした正方形が、角度0でそのかど部が求めたかど部Wと一致し、且つ、物品1の存在が予定される方向にあるものと仮定して正方形Hの中心Mの座標(平面)を存在予定位置情報として求め、その中心座標情報を含む物品移動情報を求める。
前記向き特定処理にて「エラー2」が生じることにより移載対象の物品1の向きを特定できないときには、移載対象の物品1のかど部から伸びる二辺により長辺・短辺を認識できないときである。このときには、図11(b)に示すように、昇降制御手段14より入力された物品1の短辺(予め記憶された物品の短辺)を基にした正方形Hが、求めた二辺に重ねあわせてあるものと仮定してその中心Mの座標(平面)を存在予定位置情報として求め、その中心座標情報を含む物品移動情報を求める。
前記移載制御装置4は、移載対象の物品1の水平方向での位置情報及び高さ情報を特定できないときに、物品移動処理を行うのであるが、この移載対象の物品1の水平方向での位置情報及び高さ情報を特定できないときは、上述の物品位置特定処理における向き特定処理にて移載対象の物品1の向きが特定できないときであり、画像処理装置7が物品移動情報演算処理により物品移動情報を演算している。
前記準備用設定位置は、画像処理装置7にて特定された移載対象の物品1の水平方向での位置情報及び高さ情報に基づいて、移載対象の物品1の把持に適する水平方向での位置よりも水平方向の第一基準方向X及び第二基準方向Yに設定距離(例えば50mm)外れた位置で且つ移載対象の物品1の上下方向での位置よりも設定高さ上方側の位置に設定されている。
そして、移載制御装置4は、準備用設定位置にハンド部2を第一移動速度にて移動させるべく、ハンド部2の移動を制御する状態で物品移載ロボット3の作動を制御する。このとき、移載制御装置4は、物品1の平面視におけるサイズ情報に基づいて、物品1の端部を検出したときにその物品1に対するハンド部2の水平方向での位置が把持に適する位置関係となるように第一存否検出センサ15a及び第二存否検出センサ15bを水平移動させるべく、第一存否検出センサ移動装置16及び第二存否検出センサ移動装置17の作動を制御する。
前記移載制御装置4は、第一存否検出センサ15aの検出情報に基づいて移載対象の物品1の平面視における第一基準方向Xでの端部を検出するようにハンド部2を第一基準方向Xに沿って第一移動速度よりも低速の第二移動速度にて移動させ、且つ、第二存否検出センサ15bの検出情報に基づいて移載対象の物品1の平面視における第二基準方向Yでの端部を検出するようにハンド部2を第二基準方向Yに沿って第二移動速度にて移動させるべく、ハンド部2の移動を制御する状態で物品移載ロボット3の作動を制御する。
つまり、移載制御装置4は、まず、図13に示す準備用設定位置から、図14(a)に示すように、第一存否検出センサ15aの検出情報に基づいて移載対象の物品1の平面視における第一基準方向Xでの端部を検出するようにハンド部2を第一基準方向Xに沿って移動させるべく、ハンド部2の移動を制御するように物品移載ロボット3の作動を制御する。そして、移載制御部4は、次に、図14(b)に示すように、第二存否検出センサ15bの検出情報に基づいて移載対象の物品1の平面視における第二基準方向Yでの端部を検出するようにハンド部2を第二基準方向Yに沿って移動させるべく、ハンド部2の移動を制御するように物品移載ロボット3の作動を制御する。
前記移載制御装置4は、第一存否検出センサ15aが物品1の存在を検出していないOFF状態であると、第一存否検出センサ15aが物品1の存在を検出するON状態となるまで、ハンド部2を第一基準方向Xに沿って物品1に近づく側に移動させる(ステップ21〜23)。
前記移載制御装置4は、第一存否検出センサ15aが物品1の存在を検出しているON状態であると、第一存否検出センサ15aが物品1の存在を検出しないOFF状態となるまで、ハンド部2を第一基準方向Xに沿って物品1から離れる側に移動させる(ステップ24,25)。
前記移載制御装置4は、第二存否検出センサ15bが物品1の存在を検出しているON状態であると、第二存否検出センサ15bが物品1の存在を検出しないOFF状態となるまで、ハンド部2を第二基準方向Yに沿って物品1から離れる側に移動させる(ステップ29,30)。
前記移載制御装置4は、ハンド部2を設定高さ下降させたのち、吸着パッド2aにて移載対象の物品1を把持すべく、ハンド部2の移動及びハンド部2の作動を制御する状態で物品移載ロボット3の作動を制御するように構成されている。
(1)上記実施形態では、撮像装置6が、パレット5のほぼ中心上方から物品1を撮影する第一撮像手段としての第一CCDカメラ8、パレット5の斜め上方より物品1を撮影する第二撮像手段としての第二CCDカメラ9、及び、パレット5の斜め上方より物品1に対して照明する照明手段としての照明装置10を備えて構成されているが、撮像装置6をどのように構成するかは適宜変更が可能である。
例えば、図16に示すように、互いに垂直に交差する一対のスリット光と、一対のスリット光のうちの一方のスリット光とほぼ平行なスリット光を照射するレーザ式の照明装置18とパレット5の上方より物品1を撮像するCCDカメラ19とをハンド部2に備えることもできる。
この場合には、パレット5に物品1を積み付ける積み付けパターンを画像処理装置7に入力しておき、画像処理装置7は、入力された積み付けパターン及びCCDカメラ19の撮像情報に基づいて、移載対象の物品1上にレーザ式の照明装置18に投影されたスリット光の像により移載対象の物品1のエッジを求めて、移載対象の物品1の水平方向での位置情報を特定する。
この場合、例えば、移載制御装置4が、移載対象の物品1の平面視におけるサイズ情報に基づいて、移載対象の物品1の平面視におけるサイズが設定サイズよりも小さいと、小サイズ用の把持モードに切り換え、且つ、移載対象の物品1の平面視におけるサイズが設定サイズよりも大きいと、大サイズ用の把持モードに切り換えることができる。
2 把持手段
4 制御手段
4,16,17 存否検出手段用移動手段
5 物品移動手段
6 撮像手段
7 物品位置特定手段
8 第一撮像手段
9 第二撮像手段
10 照明手段
15 存否検出手段
15a 第一存否検出手段
15b 第二存否検出手段
Claims (6)
- 上下方向及び水平方向に移動自在で且つ物品を把持自在な把持手段と、
物品載置体上の物品を撮像する撮像手段の撮像情報及び前記物品載置体上の物品の高さ情報に基づいて、前記物品載置体に載置された移載対象の物品の水平方向での位置情報及び高さ情報を特定する物品位置特定手段と、
前記物品位置特定手段にて特定された前記移載対象の物品の水平方向での位置情報及び高さ情報に基づいて、前記移載対象の物品を把持すべく、前記把持手段の移動及び前記把持手段の作動を制御する制御手段とが設けられた物品移載装置であって、
平面視での物品の存在範囲における一部に相当する範囲を検出範囲として物品の存否を上方側より検出作用する存否検出手段が、前記検出範囲に対して測定光を投射して反射光を受光し且つその反射光から物品の存否を検出する反射式の光センサにて構成されて、物品の端部を検出したときにその物品に対する前記把持手段の水平方向での位置が把持に適する位置関係となる状態で、前記把持手段に装備され、
前記制御手段が、前記物品位置特定手段にて特定された前記移載対象の物品の水平方向での位置情報及び高さ情報に基づいて、前記移載対象の物品の水平方向での位置に対応し且つその移載対象の物品の上下方向での位置よりも設定高さ上方側の準備用設定位置に前記把持手段を移動させるべく、前記把持手段の移動を制御する準備移動処理を行い、次に、前記存否検出手段の検出情報に基づいて前記移載対象の物品の平面視における端部を検出するように前記把持手段を水平移動させるべく、前記把持手段の移動を制御する端部検出移動処理を行い、その後、前記移載対象の物品を把持すべく、前記把持手段の作動を制御する把持処理を行うように構成されている物品移載装置。 - 前記物品が、横幅、前後幅、及び、高さが同じ立方体又は横幅、前後幅、高さのうちの少なくとも一つが異なる直方体にて構成され、
前記存否検出手段として、平面視において、物品の直交する二辺のうちの一方に沿う第一基準方向での物品の存否を検出する第一存否検出手段と物品の直交する二辺のうちの他方に沿う第二基準方向での物品の存否を検出する第二存否検出手段とが設けられ、
前記制御手段が、前記端部検出移動処理において、前記第一存否検出手段の検出情報に基づいて前記移載対象の物品の平面視における前記第一基準方向での端部を検出するように前記把持手段を前記第一基準方向に沿って移動させ、且つ、前記第二存否検出手段の検出情報に基づいて前記移載対象の物品の平面視における前記第二基準方向での端部を検出するように前記把持手段を前記第二基準方向に沿って移動させるべく、前記把持手段の移動を制御するように構成されている請求項1に記載の物品移載装置。 - 前記存否検出手段が、水平方向に移動自在に前記把持手段に装備され、
物品の平面視におけるサイズ情報に基づいて、物品の端部を検出したときにその物品に対する前記把持手段の水平方向での位置が把持に適する位置関係となるように、前記存否検出手段を水平方向に移動させる存否検出手段用移動手段が設けられている請求項1又は2に記載の物品移載装置。 - 前記制御手段が、前記準備移動処理においては前記把持手段を第一移動速度にて移動させ、且つ、前記端部検出移動処理においては前記把持手段を前記第一移動速度よりも低速の第二移動速度にて移動させるべく、前記把持手段の移動を制御するように構成されている請求項1〜3のいずれか一項に記載の物品移載装置。
- 前記撮像手段が、前記物品載置体の斜め上方より物品に対して照明する照明手段と、前記物品載置体のほぼ中心上方から物品を撮像する第一撮像手段と、前記物品載置体の斜め上方より物品を撮像する第二撮像手段とを備えて構成され、
前記物品位置特定手段が、前記照明手段を照明作動させたときの前記第一撮像手段の撮像情報及び前記第二撮像手段の撮像情報に基づいて、物品のかど部に形成される影により前記移載対象の物品のかど部の水平方向での位置情報及び高さ情報を求めて、物品載置体に載置された移載対象の物品の水平方向での位置情報及び高さ情報を特定するように構成されている請求項1〜4のいずれか一項に記載の物品移載装置。 - 前記移載対象の物品を水平方向に移動自在な物品移動手段が設けられ、
前記制御手段が、前記物品位置特定手段にて前記移載対象の物品の水平方向での位置情報及び高さ情報を特定できないときには、前記移載対象の物品を水平方向に移動させるべく、前記物品移動手段の作動を制御するように構成されている請求項1〜5のいずれか一項に記載の物品移載装置。
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