JP2013154457A - ワーク移載システム、ワーク移載方法及びプログラム - Google Patents

ワーク移載システム、ワーク移載方法及びプログラム Download PDF

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一二三 横山
Hiroshi Takada
宏 高田
Makoto Hamada
誠 浜田
Yoji Moriwaki
洋治 森脇
Hiroshi Harada
寛 原田
Yoshiji Nakao
義治 中尾
Miyuki Kawamura
美雪 川村
Hironobu Takahashi
裕信 高橋
Kota Fujimura
恒太 藤村
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Abstract

【課題】積載されたワークを確実に持ち上げ、移載することのできる、小型でかつ安価なワーク移載システム等を提供する。
【解決手段】第1カメラ10と第2カメラ11が撮像した画像に基づいて、ワーク40の表面の3次元座標を算出し、得られた3次元座標から最上段のワーク40の表面の3次元形状、位置を取得する。ワーク40の表面の3次元形状、位置に基づいて吸着ハンド31の位置、向きを決定し、吸着ハンド31がその位置、向きとなるようにアーム32を駆動する。吸着ハンド31の吸気口311をワーク40に充てがった後に、複数の吸気系統に分けて吸気口311から吸気することによりワーク40を吸着させる。そのときの吸気内圧が所定値以上であるか否かによって吸着ハンド31がワーク40を把持できているか否かを判定し、吸着できていると判定した場合に、ワーク40を吸着ハンド31で持ち上げ移動させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ロボットがワークを移載するワーク移載システム、ワーク移載方法及びプログラムに関する。
積載されたワークをロボットが移載するシステムにおいて、ワークを把持するロボットハンドの位置、向きを決定するために、積載物の上方から撮影した画像や距離センサの出力に基づいてワークの形状、位置を取得する方法が知られている(例えば、特許文献1、2)。
特許文献1に記載の3次元画像計測方法は、積荷にパターン光を投光して積荷全体を撮像し、空間コード化パターン光投影法を用いて積荷全体の空間コード画像を取得し、その空間コード画像から最上段の積荷の画像を抽出し、最上段の積荷の位置等を取得するとしている。
また、特許文献2に記載の袋状ワーク認識方法は、レーザレーダやステレオカメラのような距離センサで袋状ワークの3次元形状を取得し、その3次元形状の法線ベクトルの角度から、その不連続部分を袋状ワークの境界と見なして、袋状ワークの位置と姿勢を認識するとしている。
特開平6−249631号公報 特開2010−256209号公報
撮影画像や距離センサに基づいて取得する3次元形状の、撮像方向やセンシング方向における計測誤差は、カメラやセンサから対象物までの距離に依存するため、積載物の高さによっては誤差が大きくなることもある。積載物の形状、位置を正確に取得できなかった場合には、ロボットハンドの位置や向きが適切でなくなり、ワークを把持できないという問題が生じる。
これに対し、3次元形状の計測精度を上げるためにセンサの感度を上げたり、カメラの解像度をあげると、装置が大型化したり、高額化してしまうという問題がある。
また、積載されたワークが、袋物である場合、取得した3次元形状に基づいてロボットハンドの位置や向きを決定しても、ハンドがワークを持ち上げる際に、袋物の内容物が袋の中で移動するため、袋の外形が変わり、一部分のみが持ちあがる等してうまくワークを持ち上げられない場合がある。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、積載されたワークを確実に持ち上げ、移載することのできる、小型でかつ安価なワーク移載システム等を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係るワーク移載システムは、
積載されたワークを含む画像を撮像する撮像部と、
前記撮像部が撮像した画像に基づいて、前記ワークの表面の3次元形状と位置を取得する3次元形状位置取得部と、
前記ワークを吸着して持ち上げるハンドリング部と、を備えるワーク移載システムであって、
前記ハンドリング部は、
前記ワークに対面する面側に複数の吸気口を配列した吸着ハンドと、
前記3次元形状位置取得部で取得した3次元形状と位置に基づいて、前記吸着ハンドの位置と向きを決定し、前記吸着ハンドを前記ワークに充てがうように前記吸着ハンドを移動又は回転させる吸着ハンド移動回転手段と、
前記複数の吸気口から吸気する吸気手段と、
前記吸気手段で吸気しているときの吸気内圧を計測する吸気内圧計測手段と、
前記吸気内圧計測手段で計測した吸気内圧に基づいて、前記ワークを把持したか否かを判定する把持判定手段と、を有する、
ことを特徴とする。
前記撮像部は、同一対象を同時に撮像する、互いに一定距離離れて設置された複数の撮像手段を含み、
前記3次元形状位置取得部は、前記複数の撮像手段で同時に撮像した画像内で前記ワークの表面上の同じ点を示す画素の位置の差分に基づいて、その点が示す3次元座標を求め、前記3次元座標の集合から前記ワークの表面の3次元形状と位置を取得する、ようにしてもよい。
前記ワークは、内容物の移動により外形が変形する袋物であり、
前記3次元形状位置取得部が取得する前記ワークの表面の3次元形状と位置は、水平方向における前記袋物の輪郭形状と位置、又は、前記ワークを積載する積載面から前記袋物の表面までの距離の分布を含んでもよい。
前記吸着ハンドの前記複数の吸気口は、複数のグループに分けられ、グループ毎の吸気経路に繋がっており、
前記吸気手段は、前記吸気経路毎に吸気し、
前記吸気内圧計測手段は、前記グループ毎に吸気内圧を計測するようにしてもよい。
前記複数の吸気口は、前記吸着ハンドの内周に配列された第1グループと、外周に配列された第2グループを含むグループに分けるようにしてもよい。
前記第1グループに属する吸気口は、前記第2グループに属する吸気口よりも、奥まっているようにしてもよい。
前記吸気口は、吸気方向に伸縮可能な筒部の先に設けられていてもよい。
前記積載されたワークにパターン光を照射する照明を更に有し、
前記3次元形状位置取得部は、前記照明で照射された前記ワーク上のパターンに基づいて前記ワークの表面の3次元形状と位置を取得するようにしてもよい。
前記3次元形状位置取得部は、前記吸着ハンドの位置と向きを決定できなかったと判定した場合、又は、前記把持判定手段が前記ワークを把持できなかったと判定した場合に、前記照明が照射するパターン光のパターンを変更して、前記ワークの表面の3次元形状と位置を再取得するようにしてもよい。
前記吸着ハンドの吸気口が設けられた面と異なる面で、前記撮像部で撮像可能な面に、前記吸着ハンドを判別するための判別マークが付加されており、
前記3次元形状位置取得部は、前記撮像部が撮像した画像から前記判別マークを認識したときの前記判別マークの位置と、前記判別マークを認識した画像を撮像した時点の前記吸着ハンド移動回転手段の駆動状況を示す情報とに基づいて、前記吸着ハンド移動回転手段の駆動範囲を特定し、
前記照明は、前記駆動範囲内に前記パターン光を照射し、
前記吸着ハンド移動回転手段は、前記3次元形状位置取得部が前記駆動範囲内に前記ハンドリング部以外の動いている物を認識した場合に、移動及び回転を停止するようにしてもよい。
また、本発明の第2の観点に係るワーク移載方法は、
積載されたワークを含む画像を撮像装置で撮像する撮像ステップと、
前記撮像装置が撮像した画像に基づいて、前記ワークの表面の3次元形状と位置を取得する3次元形状位置取得ステップと、
前記3次元形状位置取得ステップで取得した3次元形状と位置に基づいて複数の吸気口を配列した吸着ハンドの位置と向きを決定し、前記吸着ハンドを前記ワークに充てがうように前記吸着ハンドを移動又は回転させる制御を行う吸着ハンド移動回転制御ステップと、
前記複数の吸気口から吸気する吸気ステップと、
前記吸気ステップで吸気しているときの吸気内圧を計測する吸気内圧計測ステップと、
前記吸気内圧計測ステップで計測した吸気内圧に基づいて、前記ワークを把持したか否かを判定する把持判定ステップと、
を有することを特徴とする。
また、本発明の第3の観点に係るプログラムは、
コンピュータに、
積載されたワークを含む画像を撮像装置で撮像させる撮像手順と、
前記撮像装置が撮像した画像に基づいて、前記ワークの表面の3次元形状と位置を取得する3次元形状位置取得手順と、
前記3次元形状位置取得手順で取得した3次元形状と位置に基づいて複数の吸気口を配列した吸着ハンドの位置と向きを決定し、前記吸着ハンドを前記ワークに充てがうように、前記吸着ハンドを移動又は回転させる制御を行う吸着ハンド移動回転制御手順と、
前記複数の吸気口から吸気させる吸気手順と、
前記吸気手順で吸気しているときの吸気内圧を計測させる吸気内圧計測手順と、
前記吸気内圧計測手順で計測した吸気内圧に基づいて、前記ワークを把持したか否かを判定する把持判定手順と、
を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、小型でかつ安価な装置により積載されたワークを確実に持ち上げ、移載することが可能になる。
実施の形態1に係るワーク移載システムの構成を示す図である。 (a)積載台に対してパターン光を照射した状態を示す図である。(b)照明が積載台にパターン光を照射している状態を示す図である。 (a)実施の形態1に係る吸着ハンドを吸気口側から見た図である。(b)A方向から見た図である。(c)B方向から見た図である。 バネ伸縮する筒部を有した吸着ハンドを図3(a)のA方向から見た図である。 ワーク移載システムを構成するロボット制御部と画像処理装置の内部構成を示すブロック図である。 ロボット制御部と画像処理装置が実現する機能を説明するための機能ブロック図である。 実施の形態1に係るワーク形状位置取得処理を示すフローチャートである。 実施の形態1に係るワーク移載処理を示すフローチャートである。 (a)実施の形態1に係る吸着ハンドとワークを吸着ハンドの吸気口側と逆側の面から見た図である。(b)A方向から見た図である。(c)B方向から見た図である。 (a)実施の形態2に係る吸着ハンドを吸気口側から見た図である。(b)A方向から見た図である。(c)B方向から見た図である。 (a)実施の形態2に係る吸着ハンドとワークを吸着ハンドの吸気口側と逆側の面から見た図である。(b)A方向から見た図である。(c)B方向から見た図である。 (a)実施の形態3に係る吸着ハンドの下部支持機構がワークを支持する前の図である。(b)吸着ハンドの下部支持機構がワークを支持した後の図である。 実施の形態4に係るワーク移載システムの構成を示す図である。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1について図面を参照して詳細に説明する。
本実施の形態に係るワーク移載システム1は、略水平な積載面を有する積載台41上に積載された複数のワーク40をロボット30で把持し、持ち上げ、移載させるシステムである。ワーク移載システム1は、図1に示すように、第1カメラ10と、第2カメラ11と、照明20と、ロボット30と、画像処理装置50と、通信線60と、から構成される。
第1カメラ10と第2カメラ11は、それぞれが、ワーク40を積載する積載台41の全体を撮像できるように積載台41の上方に、互いに一定距離離して設置されている。また、照明20は、ワーク40を積載する積載台41の全体に光を照射でき、かつ、第1カメラ10、第2カメラ11の撮像を遮らないように、積載台41の斜め上方に設置されている。また、ロボット30は、吸着ハンド31が積載台41から移載先の別の積載台(図示せず)まで動くことが可能な位置に設置されているが、ロボット30全体が平行移動可能であってもよい。
第1カメラ10、第2カメラ11、照明20、ロボット30は、通信線60を介して、画像処理装置50に接続されており、互いにデータ信号を送受信する。
第1カメラ10と第2カメラ11は、レンズ画角や画素数等のカメラ性能が同じカメラであり、2つのカメラでステレオ画像(視差画像)を撮像可能なステレオカメラを構成する。2つのカメラの視線間の距離(基線長)が長いほど、3次元座標の計測誤差が小さくなる。しかし、2つのカメラの視野が重なる必要があるため、基線長はカメラから対象物までの距離の1/5以内が望ましい。
第1カメラ10と第2カメラ11は、通信線60を介して画像処理装置50から送信される、撮像のタイミングを指示する指示信号に基づいて、同時に撮像する。そして、それぞれが撮像した画像のデータを、通信線60を介して画像処理装置50に送信する。
照明20は、少なくとも積載台41の全体にパターン光を照射する。例えば、図2(a)のように等幅のカラー縞のパターン光を照射する。積載台41の積載面に平行な面上でパターンが等幅となるように、照明20から出射する時点の光は、図2(b)に示すように、照明20から積載台41までの距離が短いほどパターン幅が広くなっている。照明20から出射する光のパターンの幅は変更可能であり、通信線60を介して画像処理装置50から送信される、パターン幅を指示する指示信号に基づいて、パターン幅を変更する。また、照明20のON/OFFも画像処理装置50から送信される指示信号により切り替え可能である。
ロボット30は、図1に示すように、ワーク40を把持する吸着ハンド31と、吸着ハンド31の位置を変更するために伸縮、回転等の動作を行うアーム32と、吸着ハンド31と、アーム33の動作等を制御するロボット制御部33を有する。
吸着ハンド31は、複数の吸気口311を有し、吸気口311をワーク40に充てがった状態で吸気口311から吸気することにより、ワーク40を把持する。
図3(a)は、吸着ハンド31を吸気口311側から見た図である。また、図3(b)は吸着ハンド31をA方向から(長辺側から)見た図である。また、図3(c)は吸着ハンド31をB方向から(短辺側から)見た図である。吸着ハンド31の吸気口311は、図3(a)〜(c)に示すように、縦横ともに複数列配列されている。各々の吸気口311は、吸気方向を軸とする筒部312の先にある。筒部312は吸気方向に伸縮可能である形状が望ましい。ワーク40の表面が平坦でない場合、ワーク40の表面に各吸気口311が密着できるようにするためである。筒部312には、例えば、図3に示す蛇腹筒や、図4に示すバネ伸縮によるもの等が適用できる。
筒部312は、破線Cの内側と外側との2つのグループに分けられ、同じグループに属する筒部312の内部空間は、吸着ハンド31の内部で結合し、異なるグループに属する筒部312の内部空間は、互いに分断されている。
それぞれのグループの筒部312と結合している空間から吸気する吸気ホース313、314が、吸着ハンド31本体に備え付けられている。吸気ホース313、314は、ロボット制御部33の吸気部335に接続されている(図5)。吸気部335は、吸気口311の各グループに対応した吸気系統を有しており、吸着ハンド31内部の空気が、吸気ホース313、314を通じて、それぞれの吸気系統により吸気される。
吸気部335が吸気しているときの各吸気系統の吸気内圧を、ロボット制御部33の吸気内圧測定部336で測定する。
アーム32は、図1に示すように複数の関節で屈伸動作、回転動作をすることにより、吸着ハンド31の位置を上下前後左右に移動させると共に、吸着ハンド31を直接支持するアームの軸を回転軸として吸着ハンド31を回転させることができる。
ロボット制御部33は、図5に示すように、CPU(Central Processing Unit:中央処理装置)331、通信部332、メモリ333、アーム駆動部334、吸気部335、吸気内圧測定部336、表示部337を備える。
CPU331は、通信部332を介して画像処理装置20から入力されるワーク40の3次元形状と位置を示すワーク形状位置信号に基づいて、ロボット制御部33の各構成部の制御を行う。また、CPU331は、アーム32の駆動を制御し、吸着ハンド31にワーク40を把持させ移動させるワーク移載処理を実行する。また、表示部337に対してアーム32の駆動状況、吸着ハンド31の把持の成否状況等を示す信号を出力する。
通信部332は、画像処理装置50の通信部502と通信線60を介して信号を送受信する機能を有し、画像処理装置50から送信されるワーク形状位置信号等を受信し、ワーク把持成功信号等を送信する。
メモリ333は、CPU331がワーク移載処理を実行するためのプログラムを保存する。また、画像処理装置50から入力されるワーク形状位置信号のデータや、ワーク形状位置信号に基づいて決定した、吸着ハンド31の位置、向きを指示する指示信号データ等を一時保存する。
アーム駆動部334は、CPU331から出力される、吸着ハンド31の位置、向きを指示する指示信号に基づいて、アーム32の伸縮、回転等の駆動制御を行う。
吸気部335は、CPU331から出力される、吸気系統毎の吸気を指示する指示信号に基づいて、吸気ホース313、314から吸気する。
吸気内圧測定部336は、CPU331から出力される、吸気系統毎の吸気内圧の測定を指示する指示信号に基づいて、各吸気系統の吸気内圧を測定し、測定値をCPU331に出力する。
表示部337は、画像、文字等の情報表示出力を行うディスプレイであり、アーム部32の駆動状況、吸着ハンド31の把持の成否状況等を表示する。
ロボット制御部33のCPU331は、ワーク移載処理を実行するために、図6に示すように、アーム制御部3311、吸気制御部3312、吸気内圧取得部3313、把持判定部3314の各機能部を有する。
アーム制御部3311は、通信部332から入力された、ワーク形状位置信号に基づいて、吸着ハンド31の位置、向きを決定し、その位置、向きで吸着ハンド31をワーク40に充てがうようにアーム32を制御する制御信号を、アーム駆動部334に出力する。このアーム駆動が終わった際には、アーム駆動完了信号を吸気制御部3312に出力する。
また、アーム制御部3311は、把持判定部3314からワークの把持が成功したことを示すワーク把持成功信号を受けると、通信部332にワーク把持成功信号を画像処理装置50に対して送信させるとともに、吸着ハンド31を移載先の別の積載台の上まで移動させるようにアーム32を制御する制御信号をアーム駆動部334に出力する。このアーム駆動が終わったことが確認された時には、ワーク移動完了信号を吸気制御部3312に出力する。
吸気制御部3312は、アーム制御部3311からアーム駆動完了信号が入力されると、吸気ホース313、314からの吸気を開始するように吸気開始信号を吸気部335に出力する。また、アーム制御部3311からワーク移動完了信号が入力されると、吸気ホース313、314からの吸気を停止するように吸気停止信号を吸気部335に出力する。
吸気内圧取得部3313は、吸気内圧測定部336が測定した吸気系統毎の吸気内圧の測定値を取得する。そして取得した吸気内圧を、把持判定部3314に出力する。
把持判定部3314は、吸気内圧取得部3313から入力された吸気内圧が予め定めた値以上である場合に、吸気口32にワーク40の表面が張り付いているために一定の圧力が保たれていると判断し、ワーク把持成功信号をアーム制御部3311に出力する。
画像処理装置50は、第1カメラ10、第2カメラ11から受信した画像データ信号を処理して、ワーク40の表面の3次元形状、位置等を取得し、その取得結果に基づいて、第1カメラ10、第2カメラ11、照明20、ロボット30に各種データ信号を送信する情報処理装置であり、パーソナルコンピュータ等から構成される。
画像処理装置50は、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit:中央処理装置)501、通信部502、RAM(Random Access Memory)503、HDD(Hard Disk Drive)504、表示部505を備える。
CPU501は、画像処理装置50の各構成部の制御を行うとともに、HDD504に保存されているプログラムを実行することにより、ワーク形状位置取得処理等の各処理を実行する。
通信部502は、第1カメラ10、第2カメラ11、照明20、ロボット制御部33と通信線60を介して信号を送受信する機能を有する。通信部502は、第1カメラ20、第2カメラ21が撮像した画像の画像データを受信してCPU501に出力し、また、CPU501から出力された照明20への制御信号や、ロボット制御部33へのワーク形状位置信号を送信する。
RAM503は、高速にデータの読み書きが可能なメモリであり、通信部502が受信した画像データやHDD504から読み出した画像データ等をデータ処理のために一時保存する。
HDD504は、大容量の記憶装置であり、通信部502が受信した画像データや、画像処理を施した画像データや、ワーク形状位置取得処理等を実行するためのプログラムや、照明20のパターンデータ等の各種データを記憶する。表示部505は、画像、文字等の情報表示出力を行うディスプレイであり、通信部502が受信した画像データが示す画像や、画像処理を施した画像や、照明20の設定画面等を表示する。
画像処理装置50のCPU501は、ワーク形状位置取得処理を実行するために、図6に示すように、画像データ取得部5011、3次元座標算出部5012、ワーク形状位置取得部5013の各機能部を有する。
画像データ取得部5011は、通信部502が第1カメラ10、第2カメラ11から受信し、RAM503に一時保存している画像データのうち、2つのカメラで同時刻に撮像した2枚の画像データを特定し、取得する。
3次元座標取得部5012は、同時刻に撮像した2枚の画像の中から積載物表面上の同じ点位置を示す画素を特定し、その画素の画像全体における位置を2枚の画像で比較し、その位置の差に基づいて、その点位置の3次元座標を算出する。ここで、積載物表面上の同じ点位置を示す画素の特定は、照明20がワーク40に照射した光のパターンにより特定することができる。また、3次元座標の算出は、従来のステレオ画像から三角測量の原理を用いて算出する方法により行う。積載物表面上の多数の点位置について3次元座標を算出し、得られた3次元座標をワーク形状位置取得部5013に出力する。
ワーク形状位置取得部5013は、3次元座標取得部5012から入力された3次元座標が示す点から積載台41の積載面までの距離の分布を求め、その分布を示す図を表示部506に表示させる。この分布図は、例えば、3次元座標を算出した点から積載面41までの距離を、距離に応じた色等で表すことができる。
積載面までの距離が周囲と比較して長い点の集合は、積載されたワーク40のうち最上段に位置するワークの表面を示していると予想される。よって、この積載面までの距離の分布に基づいて、最上段に位置するワークの位置を特定することができる。このようにして特定した最上段に位置するワークのうちの一つのワーク40を選択し、そのワーク40のワーク形状位置信号を生成する。
ここで、ワーク形状位置取得部5013が生成するワーク形状位置信号は、ワーク表面の3次元形状と位置を表す任意の形式でよい。例えば、ワーク表面の3次元形状は、3次元座標の集合を2次曲面に局所的にあてはめて表すことができるため、2次曲面を示すパラメータでもよい。あるいは、ワーク表面の3次元形状に基づいて求める、ワークの水平方向における輪郭形状とその位置でもよい。また、ワーク表面の積載面からの距離の分布を取得することにより、ワーク表面上の点のうち積載面までの距離が最も長い点をワークの中心として特定し、その中心位置でもよい。
このようにして生成したワーク形状位置信号を、通信部502を介してロボット制御部33に送信する。
以上のように構成されたワーク移載システム1におけるワーク移載動作に関する処理について、図7、8を用いて説明する。
まず、画像処理装置50のCPU501が実行するワーク形状位置取得処理について図7のフローチャートに沿って説明する。このワーク形状位置取得処理は、画像処理装置50にワーク移載動作を開始する旨の信号が入力されたときにスタートする。
CPU501は、まず、照明20に対して予め設定していたパターン幅を有するパターン光を積載台41に対して照射するように指示する指示信号を通信部502より送信させる(ステップS101)。
その後、第1カメラ10、第2カメラ11で同時に撮像するように指示信号を出力する。それに基づいて第1カメラ10、第2カメラ11で撮像された画像を、画像処理装置50の通信部502が受信する。受信した画像データはRAM503に一時保存される。CPU501の画像取得部5011が、RAM503に一時保存された画像データを取得する(ステップS102)。
CPU501の3次元座標算出部5012は、ステップS102で取得した画像データに基づいて、ワーク40の表面における多数の点位置の3次元座標を算出する(ステップS103)。算出した3次元座標を示すデータをワーク形状位置取得部5013に出力する。
ワーク形状位置取得部5013は、ステップS103で算出した3次元座標が示す点から積載台41の積載面までの距離の分布を求め、その分布を示した図を表示部505に表示させる(ステップS104)。
ワーク形状位置取得部5013は、ステップS104で表示させた分布図から、最上段のワークを特定できるか否かを判定する(ステップS105)。つまり、ステップS104で、3次元座標を算出した点から積載面41までの距離が正確に示されていれば、距離が長いことを示している部分に最上段のワークが存在すると特定できる。この場合には(ステップS105:Yes)、最上段のワークのうち1つのワーク40のワーク形状位置信号を生成する(ステップS106)。
ワーク形状位置取得部5013は、ステップS106で生成したワーク形状位置信号を、通信部502に対して出力する(ステップS107)。
一方、ステップS105で、最上段のワークを特定できなかった場合には、3次元座標を再取得する必要があるため、照明20のパターン光を変更し(ステップS109)、ステップS102からの処理を再度行う。
ステップS107で通信部502に対して出力されたワーク形状位置信号は、ロボット30に送信される。ロボット30はその信号に対応するワークの把持を試み、把持が成功した場合にはワーク把持成功信号を画像処理装置50に対して送信し、把持が失敗した場合には、ワーク把持失敗信号を画像処理装置50に対して送信する。ワーク把持成功信号を画像処理装置50の通信部502を介してCPU501が取得すると(ステップS108:Yes)、処理は終了する。一方、ワーク把持失敗信号を画像処理装置50の通信部502を介してCPU501が取得すると(ステップS108:No)、3次元座標を再取得するために、照明20のパターン光を変更し(ステップS109)、ステップS102からの処理を再度行う。
次に、ロボット制御部33のCPU331が実行するワーク移載処理について図8のフローチャートに沿って説明する。このワーク移載処理は、画像処理装置50から通信部332を介して、ワーク形状位置信号が入力されたときにスタートする。
CPU331のアーム制御部3311は、通信部332を介して入力されたワーク形状位置信号を取得し(ステップS201)、取得した信号に基づいて、吸着ハンド31の位置、向きを決定する(ステップS202)。その後、決定した位置に吸着ハンド31を移動させ、吸着ハンド31の向きが決定した向きとなるように、アーム32を駆動する制御信号をアーム駆動部334に出力する。アーム制御部3311は、吸着ハンド31が決定した位置、向きになったと判断すると、吸着ハンド31をワーク40に充てがい、ワーク40を少し押すようにアーム32を駆動させる制御信号をアーム駆動部334に出力する(ステップS203)。
その後、吸気制御部3312は、吸気部335に吸気を開始させ、吸気内圧測定部336は各吸気系統の吸気内圧の測定を開始する(ステップS204)。吸気内圧取得部3313は、吸気内圧測定部336が測定した吸気内圧を取得して把持判定部3314に出力する。この時、CPU331がもつタイマーをスタートさせる(ステップS205)。このタイマーは、吸着ハンド31がワーク40を把持するまでに要する時間を制限するために設けたものである。
把持判定部3314は、取得した各吸気系統の吸気内圧が予め定めた値以上であるか否かを判定する(ステップS206)。把持判定部3314は、全ての吸気系統の吸気内圧が予め定めた値以上となった時に、吸着ハンド31がワーク40を把持できたと判定し、アーム制御部3311は、吸着ハンド31を移動させるようにアーム32を駆動させる制御信号をアーム駆動部334に出力する(ステップS207)。
タイマーがタイムアップしないうちは(ステップS208:No)、各吸気系統の吸気内圧の監視を継続する。いずれかの吸気系統の吸気内圧が予め定めた値以上になることなく、タイマーがタイムアップした場合には(ステップS208:Yes)、吸着ハンド31がワーク40を把持することに失敗したと判定する。この判定結果に基づいてアーム制御部3311は、ワーク把持失敗信号を、通信部332を介して画像処理装置50に送信する(ステップS211)。そして、吸気制御部3312は吸気部335に吸気を停止させ(ステップS212)、アーム制御部3311はアーム32を初期状態に戻す制御信号を出力して(ステップS213)処理を終了する。
ステップS207でアーム制御部3311がアーム32を駆動させる制御信号を出力することにより、アーム32が駆動して吸着ハンド31を移動させる間も、吸気内圧を監視する。その間に吸気内圧が予め定めた値以上に保たれていた場合には(ステップS209:Yes)、吸着ハンド31がワーク40を把持できていると判定する。この判定結果に基づいてアーム制御部3311は、ワーク把持成功信号を、通信部332を介して画像処理装置50に送信する(ステップS210)。そして、アーム32が移載先の積載台上まで吸着ハンド31を移動させた後に、吸気制御部3312は吸気部335に吸気を停止させることにより(ステップS212)、ワーク40を吸着ハンド31から離す。その後、アーム制御部3313はアーム32を初期状態に戻す制御信号を出力して(ステップS213)、処理を終了する。
一方、吸着ハンド31を移動させている途中に吸気内圧が予め定めた値を下回ったとき(ステップS209:No)、吸着ハンド31からワークが離れたと判定する。この判定結果に基づいてアーム制御部3311は、ワーク把持失敗信号を、通信部332を介して画像処理装置50に送信する(ステップS211)。そして、吸着ハンド31を元の積載台41上に来るようにアーム32を駆動させた後に、吸気制御部3312は吸気部335に吸気を停止させる(ステップS212)。その後、アーム制御部3311がアーム32を初期状態に戻す制御信号を出力して(ステップS213)、処理を終了する。
以上説明した処理により、吸着ハンド31はワーク40を移載させるが、吸着ハンド31がワーク40を把持する様子を図9に示す。ここでのワーク40は、例えば、粒状、粉状、ゲル状、液状の内容物42を袋詰めしたものであり、内容物42の移動により、ワーク40の外形は変化する。
図9(a)は、ワーク40に吸気口311を充てがって吸気している状態を吸着ハンド31の吸気口311と逆の方向から見た図である。吸着ハンド31は、ワークの袋の長い辺と吸着ハンド31の長い辺が略平行となる方向で、且つ、ワークの袋の中央部に位置している。
図9(b)は吸着ハンド31とワーク40をA方向から見た図である。また、図9(c)は吸着ハンド31とワーク40をB方向から見た図である。吸着ハンド31がワーク40に押しつけられることにより、ワーク40の表面の高さが高いところは筒部312が縮み、全ての吸気口311をワーク40の表面に密着させることができる。このため、吸着ハンド31を持ち上げたときには、図3(b)、(c)に示すように、ワーク40の袋の広範囲を吸気口311に吸着させて確実に持ち上げることができる。
以上説明したように、本実施の形態においては、第1カメラ10と第2カメラ11が撮像した画像に基づいて、積載物の表面の3次元座標を算出し、得られた3次元座標から最上段のワーク40の表面の3次元形状、位置を取得し、これに基づいて吸着ハンド31の位置、向きを決定し、吸着ハンド31の吸気口311をワーク40に充てがった状態で、複数の吸気系統に分けて吸気し、そのときの吸気内圧が所定値以上であった場合に吸着ハンド31がワーク40を把持できていると判定し、ワーク40を吸着ハンド31で持ち上げ移動させることとした。これにより、吸着ハンドがワークを確実に把持し、移載することができる。
また、吸着ハンド31の吸気口311は伸縮可能な筒部312の先に設けているため、ワークの形状によらず確実にワークを把持することができる。また、筒部312の伸縮によりワークの高さ方向の計測精度に対する要求を低くできることから、3次元座標を取得するための第1カメラ10、第2カメラ11の解像度や画像処理装置の処理速度などの要求仕様を緩和することができる。これにより、ワーク移載システムの低コスト化やシステムを構成するカメラや画像処理装置等を小型化することができる。また、3次元座標を高い精度で取得する必要がないことから、ロボット制御装置30や画像処理装置50の処理を簡略化することにより、動作を高速化することができる。
また、吸気口311は、吸着ハンド31の外周に配列されたグループと、内周に配列されたグループの吸気系統に分けられているため、どのグループに属する吸気口が外れているかが、吸気内圧の監視により把握することができるため、把持失敗の原因を容易に知ることができる。
また、照明20によってワーク40にパターン光を照射して、第1カメラ10、第2カメラ11で撮像してワーク40の表面の3次元座標を取得するが、取得した3次元座標に基づいてワーク40の表面の3次元形状、位置が正確に取得できなかった場合や、吸着ハンド31がワーク40を把持することに失敗した場合には、パターン光の幅等を変更して、再度ワーク40の表面の3次元形状、位置を取得することとしたため、ワーク40の積載したときの高さに寄らず、確実にワーク40を移載することができる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2について図10、11を参照して説明する。本実施の形態に係るワーク移載システム1は、実施の形態1と同様の第1カメラ10と、第2カメラ11と、照明20と、ロボット30と、画像処理装置50と、通信線60と、から構成されるが、ロボット30の吸着ハンドの構成が異なる。
本実施の形態に係る吸着ハンド61は、図10に示すように、複数の吸気口611を有し、画像処理装置50から受信するワーク40のワーク形状位置信号から吸着ハンド61の位置、向きを決定し、決定した位置、向きに吸着ハンド61を移動させ、吸着ハンド61の吸気口611をワーク40に充てがってから吸気口611から吸気することにより、ワーク40を把持する。
図10(a)は、吸着ハンド61を吸気口611側から見た図である。また、図10(b)は吸着ハンド61をA方向から(長辺側から)見た図である。また、図10(c)は吸着ハンド61をB方向(短辺側から)から見た図である。吸着ハンド31の吸気口611は、図3(a)〜(c)に示すように、縦横ともに複数列配列されている。各々の吸気口611は、吸気方向を軸とする筒部612の先にあり、その筒部612は吸気方向に伸縮可能である。
吸気口611は、破線Cの内側の第1グループと外側の第2グループとに分けられ、第1グループの吸気口611の方が、第2グループの吸気口611より、吸着ハンド61の本体に近くなるように筒部612の高さに差を設けている。
筒部612は、同じグループに属する筒部612の内部空間は、吸着ハンド61の内部で結合し、異なるグループに属する筒部612の内部空間は、互いに分断されている。
それぞれのグループの筒部612と結合している空間から吸気する吸気ホース613、614が備え付けられている。吸気ホース613、614は、ロボット制御部33の吸気部335に接続されている(図5)。吸気部335は、各グループの吸気口611に対応した吸気系統を有しており、吸着ハンド61内部の空気が、吸気ホース613、614を通じて、それぞれの吸気系統により吸気される。
吸気部335が吸気しているときの各吸気系統の吸気内圧を、ロボット制御部33の吸気内圧測定部336で測定する。
以上説明した構成を有した吸着ハンド61によりワーク40を把持して移載させるが、吸着ハンド61がワーク40を把持する様子を図11に示す。ここでのワーク40は、例えば、粒状、粉状、ゲル状、液状の内容物42を袋詰めしたものであり、内容物42の移動により、ワーク40の外形は変化する。
図11(a)は、ワーク40に吸気口311を充てがって吸気している状態を吸着ハンド61の吸気口611と逆の方向から見た図である。吸着ハンド61は、ワーク40の袋の長い辺と吸着ハンド61の長い辺が略平行となる方向で、且つ、ワーク40の袋の中央部に位置している。
図11(b)は吸着ハンド61とワーク40をA方向から見た図である。また、図11(c)は吸着ハンド61とワーク40をB方向から見た図である。吸着ハンド61の吸気口611は、内側の第1グループの方が外側の第2グループよりも吸着ハンド61本体までの距離が短いため、ワークの表面の高さが高いところに第1グループの吸気口611があたり、ワークの表面の高さが低いところに第2グループの吸気口611があたるため、全ての吸気口611をワークの表面に密着させることが容易になる。筒部612の伸縮も最小限に抑えられるため、吸着ハンド61を持ち上げたときには、図11(b)、(c)に示すように、ワーク40の表面の広範囲を無理なく吸気口611に吸着させて確実に持ち上げることができる。
その他のワーク移載システム1の構成や、ロボット30、画像処理装置50が実行する処理等については、実施の形態1と同様である。
以上説明したように、本実施の形態においては、吸着ハンド61の吸気口611から吸着ハンド61本体までの距離を内周側の第1グループは短く、外周側の第2グループは長くなるように筒部612の高さに差を設けたため、袋状のワーク40の表面に全ての吸気口を密着させることが容易になり、より確実にワーク40を把持して移載させることができる。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3について図12を参照して説明する。本実施の形態に係るワーク移載システム1は、実施の形態1と同様の第1カメラ10と、第2カメラ11と、照明20と、ロボット30と、画像処理装置50と、通信線60と、から構成されるが、ロボット30の吸着ハンドの構成が異なる。
本実施の形態に係る吸着ハンド71は、図12に示すように、複数の吸気口711を有するとともに、ワーク40をすくい上げる下部支持機構720を有する。下部支持機構720は、吸着ハンド71本体の端部に設けた軸部721と、板部722を備える。
ロボット制御部33は、ワーク40のワーク形状位置信号を画像処理装置50から受信し、受信したワーク形状位置信号に基づいて吸着ハンド61の位置、向きを決定し、決定した位置、向きに吸着ハンド71を移動させ、吸着ハンド71の吸気口711をワーク40に充てがって吸気口711から吸気する。この時点での下部支持機構720は、図12(a)に示すように、板部722をワーク40の輪郭より外側に広げている状態である。
吸気しているときの吸気内圧を吸気系統毎に計測し、吸気内圧が予め定めた値以上になったことによりワーク40を上部から把持できたと判定すると、吸着ハンド71を少し上昇させてワーク40を少し持ち上げる。その後、軸部721を軸として下部支持機構720を回転させて、図12(b)に示すように、ワーク40を少し持ち上げることによりワーク40の下方にできた隙間に、板部722を左右両側から差し込む。
その後、吸着ハンド71を更に上昇させてから、移載先の積載台の上方まで吸着ハンド71を移動させる。移載場所まで移動し、積載台の表面にワーク40が十分に近づいたところで、下部支持機構720を回転させて、板部722をワーク40の下から引き抜き、その後、吸気を停止し、吸気口711からワーク40を離す。
以上説明したように、本実施の形態において、吸着ハンド71は、吸気口711をワーク40に充てがった状態で吸気口711から吸気することにより、ワーク40の上方を把持すると共に、ワーク40の下部を下部支持機構720によりすくい上げることとした。これにより、より確実にワーク40を把持して移載させることができる。
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4について図13を参照して説明する。本実施の形態に係るワーク移載システム2は、実施の形態1と同様の第1カメラ10と、第2カメラ11と、照明21と、ロボット30と、画像処理装置50と、通信線60と、から構成される。
ロボット30の吸着ハンド31の吸気口311と逆側の面にカメラで認識可能なマーク34を付している。画像処理装置50は、第1カメラ10又は第2カメラ11が撮像した画像から認識したマーク34の位置の情報を取得する。また画像処理装置50は、ロボット制御部33のアーム駆動部334より、第1カメラ10又は第2カメラ11がマーク34を認識するのに使用した画像を撮像した時点のアーム32の屈伸回転等に関する情報を取得する。画像処理装置50は取得したマーク34の位置と、アーム32の情報に基づいて、ロボット30のアーム32が動作するアーム動作範囲80を求める。
アーム動作範囲80は、人が進入するとアーム32が人に衝突するなどして危険であるため、進入禁止エリアとして特定する。照明21は、画像処理装置50が求めたアーム動作範囲80にパターン光を照射する。すなわち、人が進入禁止エリアであるアーム動作範囲80を視認できるようにする。
第1カメラ10又は第2カメラ11は、ロボット30が動作している間、撮像を継続し、アーム動作範囲80内にロボット30以外の動いている物がないか監視する。画像処理装置50は、第1カメラ10又は第2カメラ11が撮像した画像から、アーム動作範囲80内にロボット30以外の動いている物の存在を認識すると、侵入者があるとして警報を発し、ロボット30の動作を停止させる。
以上説明したように、本実施の形態においては、ロボット30の吸着ハンド31に付したマーク34の位置の情報と、そのときのアーム32の屈伸回転等に関する情報に基づいて、アーム動作範囲80を求め、その範囲をパターン光で照射し、アーム動作範囲80内にロボット以外の動いている物の有無を監視し、動いている物の存在を認識すると、警報を発し、ロボット30の動作を停止させることとした。これによりアームの動作範囲を示すことができ、侵入者があった場合にロボットを停止させ、作業をする人の安全性を確保できる。
このように本発明は、撮像部で積載されたワークを撮像し、撮像した画像に基づいて、ワーク表面の3次元座標を取得し、その3次元座標からワーク表面の3次元形状、位置を取得し、それに基づいてロボットの吸着ハンドの位置、向きを決定し、吸着ハンドの吸気口をワークに充てがった後に吸気口から吸気し、そのときの吸気内圧に基づいてワークを把持できたか否かを判定することとした。これにより、小型でかつ安価なシステムで積載されたワークを確実に持ち上げ、移載することができる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の変更は勿論可能である。
例えば、上記実施の形態において、第1カメラ10と第2カメラ11の撮像画像に基づいて3次元座標を取得するとしたが、3次元座標を取得する手段はこれに限られず、例えば、スリット光投影法や空間コード化パターン光投影法などを用いた1つのカメラで取得する方法や、3以上のカメラの撮像画像に基づいて三角測量の原理を用いて3次元座標を取得する方法でも良い。
また、照明20でカラー縞のパターン光を照射して、2つのカメラで撮像した画像のうち、ワーク40の表面上の同一点を示す画素の位置に基づいて3次元座標を取得するとしたが、照射する光のパターンはカラー縞に限られず、ドッドなど任意のパターンでよい。また、照明20を使用せず、ワーク40の表面に印刷した柄等に基づいて、ワーク40の表面上の同一点を認識するようにしてもよい。
また、上記実施の形態において、吸着ハンド31の内側のグループと外側のグループとの2つの吸気系統に分けて吸気内圧を測定するとしたが、吸気系統の数、グループ分け方法は任意である。グループ分け方法は、縦2分割や、横2分割や、縦横共に2分割した4分割等、袋の特性、内容物の移動の特性などに応じて選択できるようにしても良い。より多くの吸気系統を設けることにより、ワーク40の把持をより正確に認識することができる。
また、全ての吸気系統で、吸気内圧が所定値以上である場合に、吸着が成功したと判定するとしたが、複数の吸気系統のうち、所定の割合以上の吸気系統で吸気内圧が所定値以上の値を保っていれば、吸着成功と判定するようにしても良い。
また、画像処理装置50が3次元座標の算出、ワーク形状位置信号の生成を行い、ロボット制御部33が吸着ハンド31の位置、向きを決定し、アーム32の駆動の制御情報を取得する構成としたが、これらの処理を実行する処理装置の構成はこれに限られず、例えば、1つのコンピュータで全ての処理を行うようにしてもよい。
これらの処理装置が実行した処理のプログラムを、既存のコンピュータ等で実行させることにより、簡易な構成でワーク移載システムを構成させることができる。
このようなプログラムの配布方法は任意であり、例えば、CD−ROM(Compact Disk Read-Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、MO(Magneto Optical Disk)、メモリカード等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布してもよいし、インターネット等の通信ネットワークを介して配布してもよい。
1、2…ワーク移載システム
10…第1カメラ
11…第2カメラ
20、21…照明
30…ロボット
31、61、71…吸着ハンド
311、611、711…吸着口
312、612…筒部
313、314、613、614…吸気ホース
32…アーム
33…ロボット制御部
331…CPU
3311…アーム制御部
3312…吸気制御部
3313…吸気内圧取得部
3314…把持判定部
332…通信部
333…メモリ
334…アーム駆動部
335…吸気部
336…吸気内圧測定部
337…表示部
40…ワーク
41…積載台
42…内容物
50…画像処理装置
501…CPU
5011…画像データ取得部
5012…3次元座標算出部
5013…ワーク形状位置取得部
502…通信部
503…RAM
504…HDD
505…表示部
60…通信線
720…下部支持機構
721…軸部
722…板部
80…ロボット動作範囲

Claims (12)

  1. 積載されたワークを含む画像を撮像する撮像部と、
    前記撮像部が撮像した画像に基づいて、前記ワークの表面の3次元形状と位置を取得する3次元形状位置取得部と、
    前記ワークを吸着して持ち上げるハンドリング部と、を備えるワーク移載システムであって、
    前記ハンドリング部は、
    前記ワークに対面する面側に複数の吸気口を配列した吸着ハンドと、
    前記3次元形状位置取得部で取得した3次元形状と位置に基づいて、前記吸着ハンドの位置と向きを決定し、前記吸着ハンドを前記ワークに充てがうように前記吸着ハンドを移動又は回転させる吸着ハンド移動回転手段と、
    前記複数の吸気口から吸気する吸気手段と、
    前記吸気手段で吸気しているときの吸気内圧を計測する吸気内圧計測手段と、
    前記吸気内圧計測手段で計測した吸気内圧に基づいて、前記ワークを把持したか否かを判定する把持判定手段と、を有する、
    ことを特徴とするワーク移載システム。
  2. 前記撮像部は、同一対象を同時に撮像する、互いに一定距離離れて設置された複数の撮像手段を含み、
    前記3次元形状位置取得部は、前記複数の撮像手段で同時に撮像した画像内で前記ワークの表面上の同じ点を示す画素の位置の差分に基づいて、その点が示す3次元座標を求め、前記3次元座標の集合から前記ワークの表面の3次元形状と位置を取得する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のワーク移載システム。
  3. 前記ワークは、内容物の移動により外形が変形する袋物であり、
    前記3次元形状位置取得部が取得する前記ワークの表面の3次元形状と位置は、水平方向における前記袋物の輪郭形状と位置、又は、前記ワークを積載する積載面から前記袋物の表面までの距離の分布を含む、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のワーク移載システム。
  4. 前記吸着ハンドの前記複数の吸気口は、複数のグループに分けられ、グループ毎の吸気経路に繋がっており、
    前記吸気手段は、前記吸気経路毎に吸気し、
    前記吸気内圧計測手段は、前記グループ毎に吸気内圧を計測する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のワーク移載システム。
  5. 前記複数の吸気口は、前記吸着ハンドの内周に配列された第1グループと、外周に配列された第2グループを含むグループに分けられている、
    ことを特徴とする請求項4に記載のワーク移載システム。
  6. 前記第1グループに属する吸気口は、前記第2グループに属する吸気口よりも、奥まっている、
    ことを特徴とする請求項5に記載のワーク移載システム。
  7. 前記吸気口は、吸気方向に伸縮可能な筒部の先に設けられている、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のワーク移載システム。
  8. 前記積載されたワークにパターン光を照射する照明を更に有し、
    前記3次元形状位置取得部は、前記照明で照射された前記ワーク上のパターンに基づいて前記ワークの表面の3次元形状と位置を取得する、
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のワーク移載システム。
  9. 前記3次元形状位置取得部は、前記吸着ハンドの位置と向きを決定できなかったと判定した場合、又は、前記把持判定手段が前記ワークを把持できなかったと判定した場合に、前記照明が照射するパターン光のパターンを変更して、前記ワークの表面の3次元形状と位置を再取得する、
    ことを特徴とする請求項8に記載のワーク移載システム。
  10. 前記吸着ハンドの吸気口が設けられた面と異なる面で、前記撮像部で撮像可能な面に、前記吸着ハンドを判別するための判別マークが付加されており、
    前記3次元形状位置取得部は、前記撮像部が撮像した画像から前記判別マークを認識したときの前記判別マークの位置と、前記判別マークを認識した画像を撮像した時点の前記吸着ハンド移動回転手段の駆動状況を示す情報とに基づいて、前記吸着ハンド移動回転手段の駆動範囲を特定し、
    前記照明は、前記駆動範囲内に前記パターン光を照射し、
    前記吸着ハンド移動回転手段は、前記3次元形状位置取得部が前記駆動範囲内に前記ハンドリング部以外の動いている物を認識した場合に、移動及び回転を停止する、
    ことを特徴とする請求項8又は9に記載のワーク移載システム。
  11. 積載されたワークを含む画像を撮像装置で撮像する撮像ステップと、
    前記撮像装置が撮像した画像に基づいて、前記ワークの表面の3次元形状と位置を取得する3次元形状位置取得ステップと、
    前記3次元形状位置取得ステップで取得した3次元形状と位置に基づいて複数の吸気口を配列した吸着ハンドの位置と向きを決定し、前記吸着ハンドを前記ワークに充てがうように前記吸着ハンドを移動又は回転させる制御を行う吸着ハンド移動回転制御ステップと、
    前記複数の吸気口から吸気する吸気ステップと、
    前記吸気ステップで吸気しているときの吸気内圧を計測する吸気内圧計測ステップと、
    前記吸気内圧計測ステップで計測した吸気内圧に基づいて、前記ワークを把持したか否かを判定する把持判定ステップと、
    を有することを特徴とするワーク移載方法。
  12. コンピュータに、
    積載されたワークを含む画像を撮像装置で撮像させる撮像手順と、
    前記撮像装置が撮像した画像に基づいて、前記ワークの表面の3次元形状と位置を取得する3次元形状位置取得手順と、
    前記3次元形状位置取得手順で取得した3次元形状と位置に基づいて複数の吸気口を配列した吸着ハンドの位置と向きを決定し、前記吸着ハンドを前記ワークに充てがうように、前記吸着ハンドを移動又は回転させる制御を行う吸着ハンド移動回転制御手順と、
    前記複数の吸気口から吸気させる吸気手順と、
    前記吸気手順で吸気しているときの吸気内圧を計測させる吸気内圧計測手順と、
    前記吸気内圧計測手順で計測した吸気内圧に基づいて、前記ワークを把持したか否かを判定する把持判定手順と、
    を実行させるためのプログラム。
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