JP4909025B2 - 屋根パネルの支持構造 - Google Patents
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Description
そして、これらの小屋束の隣り合うもの同士は、対角状に設けられた一対のブレースによって連結されており、特許文献1に記載の屋根パネルの支持構造では、ブレースによってこれらの小屋束の棟に沿った方向の剛性を高めることで、屋根パネルに対する支持強度を確保している。
すなわち、図面も参照して説明すると、本発明の屋根パネルの支持構造は、傾斜屋根を構成する複数の屋根パネルの支持構造であって、互いに突き合わされて棟を形成する各屋根パネルの棟側上端部下面を受ける2つの支持部53を有して断面視略L字状に形成された金具本体51と、前記各支持部53の下面中央に垂直に接合されて前記金具本体51を補強する補強部52とを有し、前記各支持部53の下端部には、前記屋根パネルの棟側の下面に沿って配置される連結部材7の一端側を連結する連結部58が形成されており、棟の直下に配置される支持金具5A,5Bと、棟の当該棟と直交する方向に設けられ、前記屋根パネルの棟側中間部から棟側下端部にかけた下面のいずれかの部位を支持する束6A,6Bとを備え、前記連結部材7の一端側が前記連結部58に連結され、前記連結部材7の他端側が前記束6A,6Bに連結されることによって、前記支持金具5A,5Bおよび前記束6A,6Bが前記連結部材7により連結されていることを特徴とする。
このため、小屋裏に屋根パネルの下端部を支持する束を設け、連結部材を屋根パネルの下面に沿って支持金具と前記束とに掛け渡すことで、支持部が屋根パネルからうける荷重のうち、鉛直方向成分の荷重を、連結部材を介して前記束で受けることができ、屋根パネルを支持することができる。この際、支持金具と束とを連結部材で連結するので、支持金具および束の棟に沿った方向の剛性も、十分に確保することができる。
この構成によれば、支持金具および束には、2本の連結部材が対角状に掛け渡されているので、屋根パネルに対する支持強度を向上させることができ、より確実に屋根パネルを支持することができる。
この構成によれば、支持金具および束を連結する連結部材としてブレースを用いたので、当該ブレースの張りを容易に調整することができる。そして、ブレースを最適の強さに張ることで、屋根パネルに対する支持強度を確実に確保することができる。
図1は、本実施形態の屋根パネル41,42の支持構造を示す斜視図である。
本実施形態のユニット式建物1は、図1に示すように、基礎2の上に設けられた建物本体3と、この建物本体3の上に設けられた切妻式の傾斜屋根4とを備えて構成されている。
建物本体3は、複数(8個)の箱状の建物ユニット3A,3Bが組み合わされることにより形成されている。ここで、建物本体3の外側に配置された建物ユニットを、建物ユニット3Aとし、建物本体3の内側に配置された建物ユニットを、建物ユニット3Bとする。この建物本体3を構成する建物ユニット3A,3Bは、図示を省略するが、四隅に立設される4本の柱と、これらの柱の上端間同士および下端間同士を仕口を介して結合する各4本の天井梁および床梁とで構成される一般的な骨組を備えている。
支持金具5A,5Bは、図1および図2に示すように、棟の中央部および両端部直下にそれぞれ配置されている。これらの支持金具5A,5Bのうち、棟の中央部直下に配置された支持金具5Bは、図3および図4に示すように、金具本体51および補強部52から構成されている。
補強部52は、図4に示すように、各支持部53の下面に垂直に接続されたプレートから構成され、金具本体51を補強してる。
これらの束6A,6Bのうち、束6Bの支持部64の上部両端には、図示を省略するが、ブレース7を取り付けるためのブレース取付孔が穿設され、支持部64の中央側には、棟側および軒側屋根パネル41,42を固定するための複数のボルト孔が穿設されている。一方、束6Aの支持部64は、束6Bの支持部64を略中央で切断したものと同様の形状を有しており、束6Aの支持部64には、1つのブレース取付孔と、束6Bの支持部64に設けられたボルト孔の半分の数のボルト孔とが設けられている。
ブレース7は、図5および図6に示すように、両端に配置された取付プレート71と、これらの取付プレート71に一端が固着された2本のねじ棒部材72,73と、これらのねじ棒部材72,73の他端に形成されたねじ部72A,73Aに螺合するターンバックル74とから構成されている。
(1)支持金具5A,5Bは、支持部53の頂辺55同士が連結されて断面視略L字状に形成された金具本体51と、各支持部53に接合する補強部52とを備えて構成されている。そして、各支持部53にはそれぞれ連結部58が形成されている。
このため、棟側屋根パネル41の下面に沿って支持金具5A,5Bと束6A,6Bとの間にブレース7を掛け渡すことで、支持部53が棟側屋根パネル41から受ける荷重のうち、鉛直方向成分の荷重をブレース7を介して束6A,6Bで受けることができ、棟側屋根パネル41を支持することができる。
そして、支持金具5A,5Bと束6A,6Bとの間にブレース7が対角状に掛け渡されているので、支持金具5A,5Bおよび束6A,6Bの棟に沿った方向の剛性も確保することができる。従って、従来、束6Aと束6Bとの間に設けられていたブレースを不要にすることができ、小屋裏空間を連続した大きなひとつの空間として利用することができる。また、支持金具5A,5Bを支える支柱を小屋裏に立設することなく、棟側屋根パネル41を支持することができるので、小屋裏空間内に立設される支柱の数を減らすことができ、小屋裏空間を利用しやすい空間にすることができる。
従って、上記に開示した形状、数量などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、数量などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
前記実施形態では、支持金具5A,5Bにおける連結部58には、ブレース取付孔57が設けられていたが、連結部58は、連結部材を連結できれば良く、ブレース取付孔57が設けられていなくてもよい。なお、連結部材として鉄骨を用い、当該鉄骨を支持部に溶接する場合には、支持部において鉄骨が溶接される部分が連結部となる。
また、連結部材は、持金具5A,5Bと束6A,6Bとを連結していればよく、対角状に張られることに限定されない。
前記実施形態では、傾斜屋根4は、切妻式であったが寄棟式でも良く、切妻式であることに限定されない。
また、束6A,6Bは、棟側屋根パネル41を支持できるとともに、連結部材で支持金具5A,5Bに連結されていれば良く、前記実施形態のものに限定されない。
5A,5B 支持金具
6A,6B 束
7 ブレース(連結部材)
41 棟側屋根パネル(屋根パネル)
51 金具本体
52 補強部
53 支持部
58 連結部
Claims (3)
- 傾斜屋根を構成する複数の屋根パネルの支持構造であって、
互いに突き合わされて棟を形成する各屋根パネルの棟側上端部下面を受ける2つの支持部を有して断面視略L字状に形成された金具本体と、前記各支持部の下面中央に垂直に接合されて前記金具本体を補強する補強部とを有し、前記各支持部の下端部には、前記屋根パネルの棟側の下面に沿って配置される連結部材の一端側を連結する連結部が形成されており、棟の直下に配置される支持金具と、
棟の当該棟と直交する方向に設けられ、前記屋根パネルの棟側中間部から棟側下端部にかけた下面のいずれかの部位を支持する束とを備え、
前記連結部材の一端側が前記連結部に連結され、前記連結部材の他端側が前記束に連結されることによって、前記支持金具および前記束が前記連結部材により連結されている
ことを特徴とする屋根パネルの支持構造。 - 請求項1に記載の屋根パネルの支持構造において、
前記支持金具は、棟の直下に2つ設けられるとともに、前記束は、棟の当該棟と直交する方向両側に、それぞれ棟と平行な方向に沿って2つ設けられ、
前記支持金具および前記束には、2本の前記連結部材が対角状に掛け渡されている
ことを特徴とする屋根パネルの支持構造。 - 請求項1または請求項2に記載の屋根パネルの支持構造において、
前記連結部材は、ブレースである
ことを特徴とする屋根パネルの支持構造。
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