JP4906999B2 - 真空装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、真空槽に取り付けるべき装置構成部として特に搬送ロボットを着脱可能に構成した真空装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、真空装置のうちの特定の真空槽には、例えば成膜やエッチングの対象物である基板等を搬送するための搬送ロボットが設けらている。この種の搬送ロボットは、例えば、基板を把持可能なアーム部材を備えた搬送機構部と、この搬送機構部を駆動させる駆動機構部とから構成されている。また、搬送機構部と駆動機構部とが連結した部分の外周には、フランジ状の取付部が設けられている。一方、真空槽の底部には、搬送ロボットの取付部より小さな取付孔が設けられている。
【0003】
従来、このような搬送ロボットは、真空槽の上側から取り付ける場合と、真空槽の下側から取り付ける場合とがある。例えば、搬送ロボットを真空槽の上側から取り付ける場合には、駆動機構部を真空槽の取付孔に挿入し、また、搬送ロボットを真空槽の下側から取り付ける場合には、搬送機構部を真空槽の取付孔に挿入し、そして、それぞれの場合において、搬送ロボットの取付部を真空槽の取付孔の縁部分に対して合わせた状態で双方をボルトなどを用いて固定している。これにより、搬送ロボットは、上側部分の搬送機構部が真空槽内に配置される一方で、下側部分の駆動機構部が真空槽の下側に配置されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような従来の真空装置においては、搬送ロボットをメインテナンスのため定期的に真空槽から取り外す必要があるが、その際に真空槽の設置状況によっては、真空槽の上側又は下側に搬送ロボットを移動させるための空間を確保できないことがある。
【0005】
そのため、上側から固定した搬送ロボットを引き上げる空間の大きさが十分にない場合、真空槽自体を広い空間のある場所に移動しなければならず、そのような取り外し作業に手間がかかるという問題があった。また、下側から固定した搬送ロボットを取り外す場合においても真空槽の下側に設置された種々の障害物を除去しなければならず、上記同様取り外し作業に手間がかかるという問題があった。
【0006】
本発明は、このような従来の技術の課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、真空槽自体の設置状況によらず搬送ロボットの取り外し作業を容易に行うことが可能な真空装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するためになされた請求項1記載の発明は、開閉可能な蓋体を上部に有するとともに、所定の大きさの取付孔を底部に有する真空槽と、該真空槽に部分的に取り付けるために構成された装置であって、前記真空槽内に配置されるべき第1の構成部と、該第1の構成部に連結され、前記真空槽外に配置されるべき第2の構成部と、前記第1の構成部と前記第2の構成部との連結部に前記真空槽の取付孔より小さい大きさで設けられた取付部とを有する装置構成部と、前記真空槽の取付孔の近傍の所定の部位に前記真空槽の底部の一方の側から係合し且つ当該真空槽の底部の一方の側において着脱自在に取付可能な第1の係合部と、前記真空槽の底部の他方の側から前記装置構成部の取付部と係合し且つ当該真空槽の底部の他方の側において当該装置構成部の取付部が着脱自在に取付可能な第2の係合部とを有する取付アダプタとを備えたことを特徴とする真空装置である。
【0008】
請求項1記載の発明の場合、開閉可能な蓋体を上部に有するとともに、取付アダプタが、装置構成部の取付部に対し第2の係合部が真空槽の底部の他方の側(例えば下側)から係合し且つ着脱自在に取付可能であって、さらに、第1の係合部が真空槽の底部の一方の側である上側から係合し且つ装置構成部の取付部が着脱自在に取付可能であることから、取付アダプタを真空槽から取り外すことにより、取付アダプタを取り付けたままの装置構成部を蓋体を開いて真空槽の上側から抜くことができるとともに、装置構成部の取付部を取付アダプタから取り外すことにより、装置構成部のみを真空槽の下側から抜くことができる。
【0009】
その結果、装置構成部を真空槽の上側又は下側のいずれからでも取り外せることができるため、真空槽自体の設置状況によらず装置構成部の取り外し作業を容易に行うことができる。
【0010】
一方、請求項2記載の発明は、開閉可能な蓋体を上部に有するとともに、所定の大きさの取付孔を底部に有する真空槽と、該真空槽内で対象物を移動可能に構成された搬送機構部と、該搬送機構部に連結され、前記搬送機構部を駆動させるための駆動機構部と、前記搬送機構部と前記駆動機構部との連結部分に前記真空槽の取付孔より小さい大きさで設けられた取付部とを有する搬送ロボットと、前記真空槽の取付孔の近傍の所定の部位に前記真空槽の底部の一方の側から係合し且つ当該真空槽の底部の一方の側において着脱自在に取付可能な第1の係合部と、前記真空槽の底部の他方の側から前記搬送ロボットの取付部と係合し且つ当該真空槽の底部の他方の側において当該搬送ロボットの取付部が着脱自在に取付可能な第2の係合部とを有する取付アダプタとを備えたことを特徴とする真空装置である。
【0011】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明において装置構成部を搬送ロボットとした場合と同様に、真空槽自体の設置状況によらず搬送ロボットの取り外し作業を容易に行うことができる。
【0012】
また、請求項3記載の発明のように、請求項2記載の発明において、取付アダプタは、第1の係合部及び第2の係合部としての、搬送ロボットの取付部の外形に対応して所定の大きさで環状に形成されたプレート部と、真空槽の当該所定の部位と搬送ロボットの取付部との隙間を埋めることが可能なスペーサ部とから構成されていることも効果的である。
【0013】
請求項3記載の発明によれば、真空槽の上側から真空槽に係合するとともに搬送ロボットを真空槽の下側から支持できるような取付アダプタの形状を、必要最小の大きさの形状にすることができる。
【0014】
さらに、請求項4記載の発明のように、請求項2又は3のいずれか1項記載の発明において、取付アダプタの第1の係合部及び第2の係合部には、それぞれ、所定のねじのねじ部を貫通可能な貫通孔が複数配列されてなる第1の貫通孔列及び第2の貫通孔列が形成されていることも効果的である。
【0015】
請求項4記載の発明の場合、取付アダプタの第1の貫通孔列及び第2の貫通孔列に対応して真空槽の当該所定の部位及び搬送ロボットの取付部にそれぞれ第1の雌ねじ群及び第2の雌ねじ群を形成すれば、これらに対応する第1のボルト群及び第2のボルト群をすべて同じ側から締結することができるため、ボルトの取り外しの際にドライバ等の工具を一方向から用いることができ、その結果このような取り外しの作業性が向上するという利点がある。
【0016】
さらにまた、請求項5記載の発明において、請求項1〜4のいずれか1項記載の発明において、取付アダプタには、シール部材が設けられていることも効果的である。
【0017】
請求項5記載の発明によれば、取付アダプタにシール部材を設けたことから、このような取付アダプタを真空槽と搬送ロボットとの間に介在させても、真空槽の気密性を損なうことはない。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る真空処理装置の好ましい実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施の形態の真空装置の概略構成を示す図である。図2は、同真空装置の取付アダプタの要部を示す図である。
【0019】
図1に示すように、本実施の形態の真空装置1は、例えば基板Mに対して成膜処理やエッチング処理等の真空処理を行うことが可能な複数の真空処理槽4と、各真空処理槽4に基板Mを搬送する際に中継となる搬送室としての真空槽2を有している。この真空槽2は、各真空処理槽4とゲートバルブ5を介して接続されるとともに、これらの真空処理槽4とともに図示しない真空排気系に接続されている。
【0020】
本実施の形態の場合、真空槽2は、所定の長さの脚部材3によって支持されることによって地上から所定の高さに設置されるようになっている。
真空槽2の上部には、天板6が設けられており、この天板6は、ヒンジ7を中心に回動して開閉できるように構成されている。
【0021】
真空槽2の底部には、搬送ロボット(装置構成部)10が取り付けられるようになっている。この搬送ロボット10は、所定の大きさの本体ケース部11を有しており、本体ケース部11の上側中央部には、基板Mを移動させるための搬送機構部(第1の構成部)12が設けられている。この搬送機構部12は、センタ駆動軸13に連結されたアーム部材14が所定の方向に所定の距離だけ移動するように構成されている。
【0022】
本体ケース部11内には、搬送機構部12を駆動させるための駆動機構部(第2の構成部、詳細は図示しない)15が設けられている。この駆動機構部15は、所定の動力をセンタ駆動軸13に伝達させるように構成されている。本体ケース部11の上側部分には、その外周部分より張り出した連結フランジ部16が形成されている。
【0023】
一方、真空槽2の底部には、搬送ロボット10の連結フランジ部16の外形に対応してそれより所定量だけ大きい取付孔21が形成されている。
この取付孔21の内周部分には、図2に示すように、上段部分22と下段部分23とからなる段差状の受部24が形成されている。さらに、この受部24の下段部分23は、上段部分22より取付孔21側に張り出して、取付孔21内に配置される搬送ロボット10の連結フランジ部16に対して所定の間隔をおくように形成されている。
そして、図1に示すように、本実施の形態の場合、以下に説明する取付アダプタ30によって搬送ロボット10が真空槽2に取り付けられるようになっている。
【0024】
図2に示すように、この取付アダプタ30は、所定の大きさで環状に形成されたプレート部31を有している。ここで、プレート部31は、搬送ロボット10の本体ケース部11の形状に応じて形成される。例えば、本体ケース部11が円筒形又は四角柱である場合には、それぞれに対応して、連結フランジ部16と同様にプレート部31も、円形のリング状又は四角形の枠状になる。
【0025】
また、プレート部31の大きさについては、その外形が真空槽2の上段部分22の内側面の間隔より小さく、プレート部31の幅が真空槽2の下段部分23と搬送ロボット10の連結フランジ部16との間隔より大きくなるように形成されている。
【0026】
このようなプレート部31の下方配置側の部位には、プレート部31に応じてリング状又は四角形枠状のスペーサ部32が突出形成されている。また、スペーサ部32の厚さは、真空槽2の下段部分23の内側面と搬送ロボット10の連結フランジ部16の外周面との間隔より若干小さく設定されている。
【0027】
そして、このような構成により、取付アダプタ30のスペーサ部32を境にして、プレート部31の外側の部分には、真空槽2の受部24のうち下段部分23に真空槽2の上側から係合可能な第1の係合部31aが形成される一方で、プレート部31の内側の部分には、搬送ロボット10の連結フランジ部16真空槽2の下側から係合可能な第2の係合部31bが形成されるようになっている。
【0028】
プレート部31の第1の係合部31aには、本実施の形態で用いられるボルト(34a、34b)のねじ部の外形より大きい貫通孔が所定の間隔ごとに複数配列されてなる第1の貫通孔列33aが形成されており、第2の係合部31bにも、同様の第2の貫通孔列33bが形成されている。
【0029】
一方、真空槽2の下段部分23には、取付アダプタ30の第1の貫通孔列33aにはめられるべき第1のボルト群34aのねじピッチに対応して第1の雌ねじ群35aが形成されている。また、搬送ロボット10の連結フランジ部16にも、同様に、取付アダプタ30の第2の貫通孔列33bにはめられるべき第2のボルト群34bのねじピッチに対応して第2の雌ねじ群35bが形成されている。
【0030】
また、取付アダプタ30は、真空槽2の気密性を保つため、環状のシール部材40とともに真空槽2に取り付けられるようになっている。このシール部材40は、スペーサ部32の根元部分の周囲であってプレート部31の下面に配置される。
【0031】
そして、図1に示すように、取付アダプタ30は、この第2の係合部31bが搬送ロボット10の連結フランジ部16に当接した状態で双方が第2のボルト群34bによって締結されることにより、搬送ロボット10に取り付けられる。
【0032】
さらに、搬送ロボット10が取り付けられた取付アダプタ30は、この第1の係合部31aが真空槽2の下段部分23に支持された状態で双方が第1のボルト群34aによって締結されることにより、真空槽2に取り付けられる。
【0033】
このように真空槽2に取り付けられた搬送ロボット10のうち、搬送機構部12は、真空槽2内に配置される一方で、駆動機構部15は、真空槽2の下側に配置されるようになっている。また、搬送ロボット10は、その下面が地上より所定の高さ分だけ高くなるように設置され、その下側に受台41が配置されている。
【0034】
図3は、同真空装置の搬送ロボットについて上側から取り外す動作を示す図である。図4は、同真空装置の搬送ロボットについて下側から取り外す動作を示す図である。
【0035】
本実施の形態において、図3に示すように、搬送ロボット10をメインテナンスのため真空槽2から取り外す際に真空槽2の設置状況によって真空槽2の下側に搬送ロボット10を引き出すための空間を十分に確保できず、真空槽2の上側から搬送ロボット10を引き出す場合、真空槽2の天板6を開けて取付アダプタ30の第1の係合部31aと真空槽2の下段部分23とを固定している第1のボルト群34aをすべて外す。
【0036】
これにより、取付アダプタ30を取り付けたままの搬送ロボット10を、真空槽2の上側から抜くことができるため、例えばクレーン(図示せず)を用いて引き上げることによって真空槽2から取り外す。
【0037】
一方、図4に示すように、真空槽2の上側に搬送ロボット10を引き出すための空間を十分に確保できず、真空槽2の下側から搬送ロボット10を引き出す場合、真空槽2の天板6を開けて取付アダプタ30の第2の係合部31bと搬送ロボット10の連結フランジ部16とを固定している第2のボルト群34bをすべて外す。
【0038】
これにより、取付アダプタ30を真空槽2に取り付けたままにして、搬送ロボット10のみを、真空槽2の下側から抜くことができるため、真空槽2から取り外して受台41上に載置する。
【0039】
以上述べたように本実施の形態によれば、搬送ロボット10を下側から抜ける状態で取り付けた取付アダプタ30を、真空槽2に上側から抜ける状態で取り付けることによって、このような搬送ロボット10を真空槽2の上側又は下側のいずれからでも取り外せるようにしたことから、真空槽2自体の設置状況によらず搬送ロボット10の取り外し作業を容易に行うことができる。
【0040】
一方、上述のことは、裏を返せば、真空槽2自体の設置状況によらず搬送ロボット10の取り付け作業を真空槽2の上側又は下側のいずれからでも行うことができることにつながる。
【0041】
また、本実施の形態によれば、取付アダプタ30に第1の貫通孔列33a及び第2の貫通孔列33bを形成し、これらに対応して真空槽2の下段部分23及び搬送ロボット10の連結フランジ部16にそれぞれ第1の雌ねじ群35a及び第2の雌ねじ群35bを形成したことから、第1のボルト群34a及び第2のボルト群34bのヘッド部分をすべて同じ側に配列できるため、ボルトの取り外しの際にドライバ等の工具を一方向から用いることができ、その結果このような取り外しの作業性が向上するという利点がある。
【0042】
さらに、本実施の形態によれば、取付アダプタ30にシール部材40を設けたことから、このような取付アダプタ30を真空槽2と搬送ロボット10との間に介在させても、真空槽2の気密性を損なうことはない。
【0043】
なお、本発明は上述の実施の形態に限られることなく、種々の変更を行うことができる。
例えば、上記実施の形態においては、真空槽2に取り付けられるべき装置構成部の一例として搬送ロボット10を挙げたが、本発明はこれに限られることなく、真空槽2内に配置されるべき構成部分と、真空槽2外に配置されるべき構成部分とからなるものに適用することができる。
【0044】
また、上記実施の形態においては、取付アダプタ30を取り付けた状態の搬送ロボット10を真空槽2の上側から抜けるようにしたが、本発明は、真空槽2の上段部分22及び下段部分23、並びに、取付アダプタ30の連結フランジ部16及びスペーサ部32の上下関係を逆にすることによって、取付アダプタ30を取り付けた状態の搬送ロボット10を真空槽2の下側から抜けるようにし、搬送ロボット10のみを真空槽2の上側から抜けるようにすることもできる。
【0045】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、真空槽自体の設置状況によらず搬送ロボットの取り外し作業を容易に行うことが可能な真空装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の真空装置の概略構成を示す図である。
【図2】同真空装置の取付アダプタの要部を示す図である。
【図3】同真空装置の搬送ロボットについて上側から取り外す動作を示す図である。
【図4】同真空装置の搬送ロボットについて下側から取り外す動作を示す図である。
【符号の説明】
2…真空槽 6…天板(蓋体) 10…搬送ロボット(装置構成部) 12…搬送機構部(第1の構成部) 15…駆動機構部(第2の構成部) 16…連結フランジ部(取付部) 21…取付孔 30…取付アダプタ 31…プレート部 31a…第1の係合部 31b…第2の係合部 32…スペーサ部 33a…第1の貫通孔列 33b…第2の貫通孔列 40…シール部材

Claims (5)

  1. 開閉可能な蓋体を上部に有するとともに、所定の大きさの取付孔を底部に有する真空槽と、
    該真空槽に部分的に取り付けるために構成された装置であって、前記真空槽内に配置されるべき第1の構成部と、該第1の構成部に連結され、前記真空槽外に配置されるべき第2の構成部と、前記第1の構成部と前記第2の構成部との連結部に前記真空槽の取付孔より小さい大きさで設けられた取付部とを有する装置構成部と、
    前記真空槽の取付孔の近傍の所定の部位に前記真空槽の底部の一方の側から係合し且つ当該真空槽の底部の一方の側において着脱自在に取付可能な第1の係合部と、前記真空槽の底部の他方の側から前記装置構成部の取付部と係合し且つ当該真空槽の底部の他方の側において当該装置構成部の取付部が着脱自在に取付可能な第2の係合部とを有する取付アダプタとを備えたことを特徴とする真空装置。
  2. 開閉可能な蓋体を上部に有するとともに、所定の大きさの取付孔を底部に有する真空槽と、
    該真空槽内で対象物を移動可能に構成された搬送機構部と、該搬送機構部に連結され、前記搬送機構部を駆動させるための駆動機構部と、前記搬送機構部と前記駆動機構部との連結部分に前記真空槽の取付孔より小さい大きさで設けられた取付部とを有する搬送ロボットと、
    前記真空槽の取付孔の近傍の所定の部位に前記真空槽の底部の一方の側から係合し且つ当該真空槽の底部の一方の側において着脱自在に取付可能な第1の係合部と、前記真空槽の底部の他方の側から前記搬送ロボットの取付部と係合し且つ当該真空槽の底部の他方の側において当該搬送ロボットの取付部が着脱自在に取付可能な第2の係合部とを有する取付アダプタとを備えたことを特徴とする真空装置。
  3. 前記取付アダプタは、前記第1の係合部及び前記第2の係合部としての、前記搬送ロボットの取付部の外形に対応して所定の大きさで環状に形成されたプレート部と、前記真空槽の当該所定の部位と前記搬送ロボットの取付部との隙間を埋めることが可能なスペーサ部とから構成されていることを特徴とする請求項2記載の真空装置。
  4. 前記取付アダプタの第1の係合部及び第2の係合部には、それぞれ、所定のねじのねじ部を貫通可能な貫通孔が複数配列されてなる第1の貫通孔列及び第2の貫通孔列が形成されていることを特徴とする請求項2又は3のいずれか1記載の真空装置。
  5. 前記取付アダプタには、シール部材が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の真空装置。
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