JP4906882B2 - 放射線撮影装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被写体を透過した放射線を画像信号として検出する放射線検出器と、前記画像信号の処理を行う電気部品とを含み構成された放射線撮影装置に関するものである。なお、本明細書の説明においては、放射線としてX線を適用した例を示すが、本発明においてはこれに限定されず、例えば、放射線として、α線、β線、γ線なども含まれるものとする。
従来から、例えば、工業用の非破壊検査や医療診断の分野で、放射線の一種であるX線を用いたX線撮影装置が広く利用されている。このX線撮影装置は、例えば、被写体を中央に配置し対向する両側に、X線発生部と、X線検出器を内蔵する撮影部とを向かい合わせに配置し、X線発生部からX線の照射を行い、被写体を透過したX線をX線検出器で検出して画像情報(画像信号)を得るものである。
近年、デジタル技術の発展とともに、検出したX線を電気信号に変換する各種の撮像素子を使用したデジタルX線検出器の進歩も著しい。そして、このデジタルX線検出器を備えたX線撮影装置は、蛍光体と感光性フィルムを用いた従来のフィルム/スクリーン法によるアナログ撮影を行う撮影装置に替わって多くの施設に導入され始めている。
デジタル信号を扱うX線検出器として代表的な平面検出器(フラットパネル)は、一般に、X線を可視光に変換する蛍光体と、光電変換素子及びスイッチング素子からなる画素を列及び行に2次元アレイ状に配設した光電変換パネルを組み合わせて構成される。このX線検出器に入射したX線は、蛍光体による可視光を経て各画素で電荷に変換され、この電荷(電気信号)を各画素から読み出すことにより、画像信号として出力される。
近年、デジタルX線検出器の普及に伴い、X線撮影装置の小型化、撮影画像の画質向上、画像の安定性等の技術的な課題に対する要求は一層厳しくなってきた。そして、これらを実現する上で考慮しなければならない点として、装置内部に使用される、デジタル化には不可欠の電気部品の発熱があり、この発熱を効率良く放熱する放熱手段が必要とされることである。この際、放熱は、発熱する電気部品の正常動作、耐久性を保証するためだけでなく、X線撮影装置内部の温度上昇によるX線検出器の特性の変化を防ぐためにも重要な課題である。
筐体構造の電子機器における効果の高い放熱手法の1つとして、例えば、ファンモータを用い、筐体内部の高温になった空気を排出すると同時に外部の空気を導入して内部を冷却する強制換気空冷式の放熱方法がある。ただし、この方式によれば、運転中に筐体内部に異物が侵入することは避けがたく、また、換気のためにその外装部材の一部に通気口を設けることにより外部からの光も侵入しやすくなる。
X線検出器は、X線が蛍光体により変換された光のみを検出することで、ノイズの少ない画像信号の出力を行うことができる。よって、X線撮影装置においては、外部からの余計な光がX線検出器付近まで侵入することは好ましくない。また、外装部材による筐体は、一般に、電磁波ノイズのシールドとして重要な役割を持たされており、その筐体に通気口のような開口部があると、電磁波ノイズの侵入する経路を作ってしまい、内部電気回路の駆動に支障をきたす恐れが生じる。これらのことから、動作しているX線撮影装置の外装部材に開口部が存在することは望ましくない。
このような課題に対して、例えば、下記の特許文献1には、通気口の内側に通気口を開閉するシャッターを設け、その内側にファンを設けるようにした技術が提案されている。当該X線撮影装置の運転期間中において実際に撮影にとりかかる時間がごくわずかである静止画撮影を行うX線撮影装置では、特許文献1等の手段を用いることは十分な効果がある。しかしながら、X線撮影装置内部に外部の空気を導入する際に、同時に湿気、ほこりなどの侵入は避けられない。内部に侵入した湿気やほこりがX線検出器の蛍光体や半導体素子の劣化を促進することもあり、或いは、蓄積したほこりが電気部品の放熱の障害になったり、さらに危険なことに発火源になったりする恐れもある。
また、外気導入のための通気口に多孔質の合成樹脂素材等で作ったエアフィルタを設けることがほこり対策の1つではあるが、湿気侵入対策には効果が少なく、エアフィルタの清掃や交換などメンテナンスの手間が必要とならざるを得ず不便である。
これに対して、図12に示すようなX線撮影装置も提案されている。
図12は、従来例を示し、X線撮像装置における撮影部の概略構成の一例を示す模式図である。具体的に、図12の撮影部1200には、X線検出器1201及び電気部品1204等を内部に含む略密閉された筐体(箱体)と、当該筐体の外側であって外観部材である外装の内側にある、換気用のファンモータ1213が設けられている。
X線検出器1201には、X線発生部(不図示)から照射されたX線が矢印の向きに入射し、X線検出器1201は、入射したX線を電気信号(画像信号)に変換する。そして、この画像信号は、X線検出器1201からフレキシブルケーブル1202を通って信号処理基板1203に入力される。信号処理基板1203上には、複数の電気部品1204が実装されており、これら電気部品1204は、X線検出器1201からの画像信号に対して様々な処理を加える仕事をし、また、X線検出器1201を駆動するための様々な働きをする。
この電気部品1204は、撮影部1200内の主な発熱源となっており、発生した熱が集中するのを避けるための放熱手段として、熱伝導シート1205、熱伝導部材1206、放熱フレーム1207が設けられており、熱の移送経路を構成している。
熱伝導シート1205は、例えばシリコーン系ゴム製の弾性体シートで形成され、電気部品1204の熱を熱伝導部材1206へ伝える。熱伝導部材1206は、例えば銅やアルミニウム等の熱伝導率の高い材質で形成され、熱を効率良く放熱フレーム1207へ伝える。また、発熱量の大きい場合には、熱伝導部材1206として、ヒートパイプやグラファイト素材を用いたものなどの特殊な熱伝導用具を用いることもある。放熱フレーム1207は、熱伝導部材1206を伝導してくる熱、及び、空気の対流やふく射により伝えられる熱を広く拡散しつつ外側に放出するための部材であり、かつ、筐体構造のフレームの一部を兼用している。
検出器フレーム1208は、X線検出器1201や信号処理基板1203等を内包しつつ不図示の部材を介して保持している。この検出器フレーム1208は、例えば、鉄、ステンレス、アルミニウムなどの電気導通性を持つ金属で作られ、内包するX線検出器1201や電気部品1204を外部の電気ノイズから守ったり、内部の電磁波の放出を防いだりする役割も持つ。
X線透過部カバー1209は、X線が劣化しないように透過させつつX線検出器1201を保護する。このX線透過部カバー1209には、X線透過率の高い材料であるカーボン板或いは薄いアルミニウム板等が用いられる。ここで、放熱フレーム1207、検出器フレーム1208、X線透過部カバー1209が組み合わさって筐体構造が形成され、X線検出器1201、信号処理基板1203及び電気部品1204を含む空間を略密閉する構成になっている。そのため、X線検出器1201の感光部分に外部の光が届くことは無く、X線検出器1201や信号処理基板1203の近辺に湿気やほこりが侵入することも防げる。また、電気ノイズの侵入や電磁波の放出に対するシールド効果も高められる。
外装カバー1210は、検出器フレーム1208の外側にあって、撮影部1200の外観を成す部材である。外装カバー1210は、不図示の部分による接続で検出器フレーム1208を支持しており、また、不図示の機構で外部から支えられている。この外装カバー1210には、通気口1211及び1212が設けられ、通気口1211には、近接する位置にファンモータ1213が設けられる。このファンモータ1213は、通気口1211から撮影部1200内の空気を排出するように送風を行う。通気口1212は、撮影部1200の外の空気を内部に取り込むためのものである。
筐体の内部の熱は、放熱フレーム1207の部分で拡散されつつ、当該筐体の外側の面から接触する空気に伝達される。その空気は、ファンモータ1213により矢印に示すB方向に流れ、通気口1211を通って撮影部1200外に排出される。
外装カバー1210には、通気口1211、1212があり、撮影部1200の内部に外光、湿気、ほこりなどが侵入することはある。しかしながら、X線検出器1201や信号処理基板1203が含まれる検出器フレーム1208の内側にまでこれらが侵入することは防げる構成になっている。
なお、図12に示す例では、ファンモータ1213による換気空冷の構成を示したが、低消費電力のものでは、ファンモータ1213を備えない構成、即ち自然空冷による放熱で成り立つX線撮影装置も構成できる。
特開平10−177224号公報
しかしながら、上述した構成を有する従来のX線撮影装置でも、以下に示すような問題が生じてきた。
近年の信号処理技術や信号伝達技術の発達により、高フレームレートで画像信号を取り扱うための環境が整ってきている。デジタルX線検出器の利用分野として、これまでは静止画を取得するだけのX線撮影装置に利用されることが主であったが、昨今では長時間連続で画像を取得し続ける動画撮影や、3次元画像情報を取り扱うCT撮影を行う撮影装置への利用機会も増えつつある。
そして、高速な動画撮影を行うことになれば、単位時間あたりの電気部品の駆動頻度が高まり、必然的に消費電力が増えて発熱量も増大する。X線検出器の発熱に関しても、静止画撮影における低頻度駆動では問題とならない程度であったものが、動画撮影における連続駆動が長時間続くケースなどでは、X線検出器自体の特性に大きく影響を及ぼすレベルになることもある。
また、信号処理基板1203上に実装されている電気部品1204の発熱により信号処理基板1203の面内において発熱量の高低の分布が生じると、同一の空間内にあるX線検出器1201にも影響を及ぼす。これにより、X線検出器1201のパネル面内に高温度部と低温度部の温度ムラが生じてしまい、部分ごとに検出の特性にもばらつきができ、出力される画像の品質を劣化させる。さらに、X線撮影装置の起動時における通電直後には、X線検出器の温度が低いのに対して、駆動を連続で続けているうちに発熱の影響で高温になるため、時間の経過によってもX線検出器による検出特性が変化してしまい、安定性に欠けるという課題がある。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、連続駆動が長時間続く動画撮影などを行う場合であっても、発熱する電気部品の冷却効果を向上させるとともに、放射線検出器の安定した性能維持を実現する仕組みを提供することを目的とする。
本発明の放射線撮影装置は、被写体を透過した放射線を画像信号として検出する放射線検出器と、前記画像信号の処理を行う電気部品とを含み構成された放射線撮影装置であって、前記放射線検出器と前記電気部品とを内部に格納する筐体と、前記筐体の内部に設けられ、前記電気部品側の空気を前記放射線検出器側に送る送風手段と、前記被写体を連続撮影している際に前記連続撮影の開始から所定の時間が経過した場合に前記送風手段の運転を終了する制御手段と、を有する。
本発明によれば、連続駆動が長時間続く動画撮影などを行う場合であっても、発熱する電気部品の冷却効果を向上させるとともに、放射線検出器の安定した性能維持を実現することができる。
本発明の第1の実施形態に係るX線撮影装置(放射線撮影装置)の概略構成の一例を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態に係るX線撮影装置(放射線撮影装置)において、制御部の撮影部に対する制御関係の一例を示す模式図である。 図1及び図2に示す撮影部の内部の温度変化の一例を示す特性図である。 図1及び図2に示す撮影部の内部の温度変化の一例を示す特性図である。 本発明の第1の実施形態に係るX線撮影装置(放射線撮影装置)の制御方法における処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係るX線撮影装置(放射線撮影装置)の撮影部の内部の温度変化の一例を示す特性図である。 本発明の第2の実施形態に係るX線撮影装置(放射線撮影装置)において、制御部の撮影部に対する制御関係の一例を示す模式図である。 本発明の第2の実施形態に係るX線撮影装置(放射線撮影装置)の制御方法における処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係るX線撮影装置(放射線撮影装置)において、制御部の撮影部に対する制御関係の一例を示す模式図である。 本発明の第3の実施形態に係るX線撮影装置(放射線撮影装置)の制御方法における処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態を示し、連続撮影時における温度値T1及び温度値T2の条件ごとのファンモータ及びファンモータの運転状況の一例を示す模式図である。 従来例を示し、X線撮像装置における撮影部の概略構成の一例を示す模式図である。
以下に、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態(実施形態)について説明する。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るX線撮影装置(放射線撮影装置)の概略構成の一例を示す模式図である。ここで、図1において、図12に示す構成と同様の構成については、同じ符号を付している。
X線撮影装置(放射線撮影装置)100は、図1に示すように、X線発生部(放射線発生部)110と、撮影部120と、制御部130を有して構成されている。
X線発生部110は、制御部130の制御に基づいて、被写体200に対してX線(放射線)111を発生させて照射する。そして、被写体200を透過したX線(放射線)112は、撮影部120(具体的にはX線検出器1201)に入力される。即ち、X線撮影装置100では、被写体200を中央に配置し対向する両側に、X線発生部110と、X線検出器1201を内蔵する撮影部120とが向かい合わせに配置されている。
撮影部120は、X線検出器1201、フレキシブルケーブル1202、信号処理基板1203、電気部品1204、熱伝導シート1205、熱伝導部材1206、放熱フレーム1207、検出器フレーム1208及びX線透過部カバー1209を有している。さらに、撮影部120は、外装カバー1210、通気口1211及び1212、ファンモータ1213、断熱部材1220、並びに、ファンモータ1230−1及び1230−2を有して構成されている。
X線検出器(放射線検出器)1201には、X線発生部110から照射され、被写体200を透過したX線112が矢印の向きに入射し、X線検出器1201は、入射したX線を電気信号(画像信号)に変換する。そして、X線検出器1201は、この画像信号をフレキシブルケーブル1202を介して信号処理基板1203に入力する。信号処理基板1203上には、複数の電気部品1204が実装されており、これら電気部品1204は、X線検出器1201からの画像信号に対して様々な処理を行うとともに、X線検出器1201を駆動するための様々な働きをする。
この電気部品1204は、撮影部120内の主な発熱源となっており、発生した熱が集中するのを避けるための放熱手段として、熱伝導シート1205、熱伝導部材1206、放熱フレーム1207が設けられており、熱の移送経路を構成している。
熱伝導シート1205は、例えばシリコーン系ゴム製の弾性体シートで形成され、電気部品1204の熱を熱伝導部材1206へ伝える。熱伝導部材1206は、例えば銅やアルミニウム等の熱伝導率の高い材質で形成され、熱を効率良く放熱フレーム1207へ伝える。また、発熱量の大きい場合には、熱伝導部材1206として、ヒートパイプやグラファイト素材を用いたものなどの特殊な熱伝導用具を用いることもある。放熱フレーム1207は、熱伝導部材1206を伝導してくる熱、及び、空気の対流やふく射により伝えられる熱を広く拡散しつつ外側に放出するための部材であり、かつ、筐体構造のフレームの一部を兼用している。
また、本実施形態における放熱フレーム1207は、強度と熱拡散性の双方の要求から、熱伝導率の高いアルミニウムを代表とする金属製であることが好ましい。さらに、熱ふく射による熱の授受を効率良く行うために、放熱フレーム1207に対して、部材表面の熱放射率を高める処理(アルマイト処理や塗装など)を加える場合もある。また、空気との熱の授受を効率良く行うために、放熱フレーム1207に対して、部分的に表面積を増加するための工夫(面を粗仕上げ化する、多数のフィンを設けるなど)を加える場合もある。
検出器フレーム1208は、X線検出器1201や信号処理基板1203等を内包しつつ不図示の部材を介して保持している。この検出器フレーム1208は、例えば、鉄、ステンレス、アルミニウムなどの電気導通性を持つ金属で作られ、内包するX線検出器1201や電気部品1204を外部の電気ノイズから守ったり、内部の電磁波の放出を防いだりする役割も持つ。
X線透過部カバー1209は、X線が劣化しないように透過させつつX線検出器1201を保護する。このX線透過部カバー1209には、X線透過率の高い材料であるカーボン板或いは薄いアルミニウム板等が用いられる。ここで、放熱フレーム1207、検出器フレーム1208、X線透過部カバー1209が組み合わさって筐体構造(第1の筐体構造)が形成され、X線検出器1201、信号処理基板1203及び電気部品1204を含む空間を略密閉して格納する構成になっている。そのため、X線検出器1201の感光部分に外部の光が届くことは無く、X線検出器1201や信号処理基板1203の近辺に湿気やほこりが侵入することも防げる。また、電気ノイズの侵入や電磁波の放出に対するシールド効果も高められる。
外装カバー1210は、検出器フレーム1208を含み構成される筐体(第1の筐体)の外側にあって、当該筐体を内包し、撮影部120の外観を成す外装部材(第2の筐体)である。外装カバー1210は、不図示の部分による接続で検出器フレーム1208を支持しており、また、不図示の機構で外部から支えられている。この外装カバー1210には、通気口1211及び1212が設けられ、通気口1211には、近接する位置にファンモータ1213が設けられる。このファンモータ1213は、通気口1211から撮影部120内の空気を排出するように送風を行い、撮影部120の内部(特に筐体の内部)の温度を下げるための冷却手段を構成する。通気口1212は、撮影部120の外の空気を内部に取り込むためのものである。
筐体(第1の筐体)の内部の熱は、放熱フレーム1207の部分で拡散されつつ、当該筐体の外側の面から接触する空気に伝達される。その空気は、ファンモータ1213により矢印に示すB方向に流れ、通気口1211を通って撮影部120外に排出される。
断熱部材1220は、信号処理基板1203に実装される電気部品1204の熱がX線検出器1201に伝わり難くするための断熱効果を有する部材であって、熱伝導率の低い部材で構成される。例えば、断熱部材1220は、多孔質樹脂部材や、繊維を封入した袋状部材、或いは密閉した空気層を有する箱体構造物等で構成される。そして、例えば箱体構造物の密閉された空間内を真空に近付けることが可能であれば、対流による熱伝達が抑制されるので更に断熱部材1220による断熱効果が高まる。また、完全なる密閉が難しい場合でも、対流が起きにくいような開口部分の少ない空間であれば、少なからず断熱部材1220による断熱効果が得られる。
また、例えば箱体構造物の表面材質を熱放射率の低いステンレス等の金属素材で構成した場合も、ふく射による熱伝達が抑制でき、断熱部材1220による断熱効果が高まる。このように、X線検出器1201と信号処理基板1203との間に断熱部材1220を設けることにより、連続撮影時においても、X線検出器1201の特性や耐久性に影響を及ぼすほどの高温になることを防止することができる。また、信号処理基板1203上の発熱の分布がX線検出器1201のパネル面内温度分布に与える影響も小さくなり、出力される画像の品質劣化を防ぐことができる。
ファンモータ1230は、検出器フレーム1208の内側、即ち筐体(第1の筐体)の内部に設けられ、筐体内部の空気を攪拌して筐体内部の温度のばらつきを小さくする役割を持つ空気攪拌手段である。図1に示す例では、ファンモータ1230として、2つのファンモータ1230−1及び1230−2が構成された例を示している。即ち、本実施形態では、コンパクト化の要求が少なからずある撮影部120の内側にファンモータ1230を設けるため、当該ファンモータ1230を小径で送風量が小さくする必要があり、これを補うために複数のファンモータを設けている。
このように、筐体内部の空気を攪拌するファンモータ1230を設けることにより、対流放熱を促進させて高発熱の電気部品1204の冷却に寄与し、異常動作や劣化の危険性を低下させることができる。また、信号処理基板1203上の発熱の分布がX線検出器1201のパネル面内温度分布に与える影響もやはり小さくなり、出力される画像の品質劣化も防ぐことができる。
ただし、高速な動画撮影を連続で行うX線撮影装置100の場合、ファンモータ1230による筐体内部の空気の攪拌による放熱で不十分なほど電気部品1204の発熱量が大きくなることもあり、放熱フレーム1207の側からの冷却の工夫も必要となる。
この際、放熱フレーム1207に施すことのできる放熱向上の工夫として、前述したような以下の方法がある。
「熱伝導率の高いアルミニウムを代表とする金属製とする」、「部材表面の熱放射率を高める処理(アルマイト処理や塗装など)を加える」、「部分的に表面積を増加するための工夫(面を粗仕上げ化する、多数のフィンを設けるなど)を加える」等が考えられる。
また、ファンモータ1213による強制換気空冷が有効であるが、これ以外にも、例えば、銅やアルミニウム製のヒートシンク、ペルチェ素子、液冷ユニットなどの冷却手段を用いることで放熱フレーム1207の熱を奪って冷却する方法も有効である。なお、空冷用のファンモータ、ペルチェ素子、液冷ユニットなどの冷却手段を使った場合、そのために電力が必要だったり、コスト、騒音、故障発生のリスクが高まったりして不都合も多いため、熱伝導や熱ふく射を利用した冷却手段を採用してもメリットが大きい。
例えば、熱伝導を利用する場合には、放熱フレーム1207及び外装カバー1210の双方に接続するように熱伝導率の高い部材を冷却手段として設ける。この熱伝導率の高い部材としては、例えば、銅やアルミニウム素材の構造物、ヒートパイプ、グラファイトシートなどがあり、この部材により、放熱フレーム1207と外装カバー1210との間での熱交換が促進されるので、冷却手段として有効である。
また、例えば、熱ふく射を利用する場合には、放熱フレーム1207、検出器フレーム1208、X線透過部カバー1209を有して構成される筐体や、外装カバー1210を有して構成される外装部材の、壁面表面の熱放射率を高める工夫をする。具体的には、アルミニウム素材に対するアルマイト処理、熱放射率の高い塗料での塗装、熱放射性シートの表面貼り付け、熱放射性膜でコーティングした材料の利用などが冷却手段として効果的である。
このように、撮影部120を構成することにより、連続駆動が長時間続く動画撮影などを行う場合であっても、高発熱する電気部品1204の冷却効果を向上させることができる。さらに、X線検出器1201のパネル面内の温度ムラによる特性のばらつきを抑制して、X線検出器1201の安定した性能を維持することができる。
制御部130は、X線撮影装置100全体の動作を制御するものである。
ここで、制御部130は、例えば一般的なコンピュータで形成されており、例えばCPU、RAM、ROM、外部メモリ、入力デバイス、表示部、通信インターフェース等のハードウェア構成を有して形成されている。この際、CPUは、例えば、ROM或いは外部メモリに格納されたプログラムやデータを用いて、X線撮影装置100全体の制御を行う。また、RAMは、例えば、ROM或いは外部メモリからロードされたプログラムやデータを一時的に記憶するエリアを備えるとともに、CPUが各種の処理を行うために必要とするワークエリアを備える。また、ROMは、例えば、一般にコンピュータのBIOSや設定データなどを格納している。また、外部メモリは、例えば、オペレーティングシステム(OS)やCPUが実行するプログラム、更には制御部130の処理で必要となる情報を記憶している。また、入力デバイスは、例えば操作者がX線撮影装置100に対して各種の指示を行う際に操作され、当該指示をCPU等に入力する。また、表示部は、例えばCPUの制御に基づいて各種の情報や画像を表示する。また、通信インターフェースは、制御部130と外部装置との間で行われる各種の情報やデータの送受信を司る。
図2は、本発明の第1の実施形態に係るX線撮影装置(放射線撮影装置)において、制御部130の撮影部120に対する制御関係の一例を示す模式図である。ここで、図2において、図1に示す構成と同様の構成については、同じ符号を付している。
図2に示すように、ファンモータ1213及びファンモータ1230は、制御部130と制御可能に接続されており、制御部130は、ファンモータ1213及びファンモータ1230に対する電源制御により、それぞれの運転と停止の切り替え制御を行う。例えば、制御部130は、撮影頻度の低い状況、例えば連続動画撮影が行われていない状況においては、ファンモータ1213及びファンモータ1230のいずれか或いは全てを停止する制御を行う。こうすることにより、発熱が及ぼす悪影響が少ない状況において、エネルギー消費を抑制することができる。
また、制御部130は、X線検出器1201に接続された信号処理基板1203を介して、信号処理基板1203及びX線検出器1201の動作を制御可能に構成されている。例えば、制御部130は、X線検出器1201で検出された画像信号を信号処理基板1203を介して画像データとして取得等できるように構成されている。
図3は、図1及び図2に示す撮影部120の内部の温度変化の一例を示す特性図である。具体的に、図3は、制御部130の制御により、ファンモータ1230を停止させた状態で永続的に連続撮影を行った場合のX線検出器1201及び信号処理基板1203付近の空気の2ヶ所の温度変化を示している。
ここで、環境温度は一定であるとし、縦軸が温度変化ΔT、横軸が経過時間tである。また、図3に示すように、X線検出器1201には、当該X線検出器1201に用いられる半導体素子や蛍光体が高温になると出力特性が劣化し、また耐久性にも影響を与えるため、許容温度上昇値が設定されている。このX線検出器1201の許容温度上昇値は、一般的な電気部品に比べて低いので、その温度上昇には配慮が必要である。
図3に示す例の場合、電気部品1204の発熱により信号処理基板1203付近の空気の温度上昇における立ち上がりは早く、それに比してX線検出器1201の温度上昇は鈍く、ゆっくり時間をかけて立ち上がる。これは、X線検出器1201に比べて信号処理基板1203の発熱量がはるかに大きいためであり、また、信号処理基板1203の電気部品1204からX線検出器1201までの熱の伝達経路が長く、熱抵抗が大きいためである。ここで、図3に示すX線検出器1201の温度変化に注目すると、駆動開始時と十分長い時間をかけて連続運転を行った後では差が生じているが、場合によっては、X線検出器1201の特性変化が十分起こりうる温度差になることもある。また、信号処理基板1203付近空気の温度に関しては、発熱源の電気部品1204に対する各種放熱のための工夫により、問題の無いレベルに抑制される。
図4は、図1及び図2に示す撮影部120の内部の温度変化の一例を示す特性図である。具体的に、図4は、制御部130の制御により、ファンモータ1230を永続的に運転させた状態で永続的に連続撮影を行った場合のX線検出器1201及び信号処理基板1203付近の空気の2ヶ所の温度変化を示している。ここで、環境温度は一定であるとし、縦軸が温度変化ΔT、横軸が経過時間tである。
図4に示す例では、図3に示す例に対して、信号処理基板1203付近の空気の熱が拡散されてその温度上昇はゆるやかになり、また、ファンモータ1230による空気の攪拌で送られてきた温風が熱を伝えるため、X線検出器1201の温度が早めに上昇する。また、十分に時間が経った後もファンモータ1230による空気の攪拌が行われているため、X線検出器1201の温度は、図3に示す場合よりも上昇し、X線検出器1201の許容温度上昇値を満たすための障害になる。そうなると、更なる別の手段を追加して、放熱を促進しなくてはならず、コストの増加や別の課題が発生する恐れがある。
そこで、本実施形態に係るX線撮影装置100の制御部130においては、図5に示すフローチャートにおける制御を行うようにしている。
図5は、本発明の第1の実施形態に係るX線撮影装置(放射線撮影装置)の制御方法における処理手順の一例を示すフローチャートである。この図5に示す処理では、最初から、ファンモータ1213が運転し続けているものとする。
まず、例えば、操作者により入力デバイスから連続撮影の開始の指示が入力されると、ステップS101において、制御部130は、X線発生部110及び撮影部120を制御して、連続撮影の開始処理を行う。
連続撮影の開始がなされると、続いて、ステップS102において、制御部130は、同時に内蔵する時計で時間計測開始し、連続撮影の開始からの経過時間をtとして、随時、経過時間tを更新する処理を行う。
続いて、ステップS103において、制御部130は、現在の経過時間tが、予め設定されている所定の時間tAを超えているか否かを判断する。ここで、予め設定されている所定の時間tAは、X線撮影装置の構成や使われる環境などにより、例えば、撮影部120の内部の温度上昇(特にX線検出器1201の許容温度上昇)を考慮して定められる値である。このように、本実施形態では、環境に応じたテーブルを持たせることも含めて、実験やシミュレーションの結果から予め所定の時間tAを求めておき、これを制御部130の外部メモリに予め記憶させておく。
ステップS103の判断の結果、現在の経過時間tが、予め設定されている所定の時間tAを超えている場合には、ステップS104に進む。
ステップS104に進むと、制御部130は、ファンモータ1230を停止する停止制御を行う。
一方、ステップS103の判断の結果、現在の経過時間tが、予め設定されている所定の時間tAを超えていない場合には、ステップS105に進む。
ステップS105に進むと、制御部130は、ファンモータ1230を運転させる運転実行制御を行う。
ステップS104又はS105の処理が終了すると、ステップS106に進む。
ステップS106に進むと、制御部130は、例えば、操作者により入力デバイスから撮影終了信号が入力されたか否かを判断する。
ステップS106の判断の結果、撮影終了信号が入力されていない場合には、ステップS103に戻り、ステップS103以降の処理を再度行う。
一方、ステップS106の判断の結果、撮影終了信号が入力された場合には、ステップS107に進む。
ステップS107に進むと、制御部130は、X線発生部110及び撮影部120を制御して、撮影終了の処理を行う。その後、図5に示すフローチャートの処理が終了する。
本実施形態における制御部130により上述の制御を行うことで、例えば図6に示す温度特性が得られる。
図6は、本発明の第1の実施形態に係るX線撮影装置(放射線撮影装置)の撮影部120の内部の温度変化の一例を示す特性図である。具体的に、図6は、図5に示す制御部130の制御により、ファンモータ1230の動作を制御し、永続的に連続撮影を行った場合のX線検出器1201及び信号処理基板1203付近の空気の2ヶ所の温度変化を示している。ここで、環境温度は一定であるとし、縦軸が温度変化ΔT、横軸が経過時間tである。
図6には、縦の点線で示した所定の時間tAのタイミングで、ファンモータ1230を停止させるようにしている。ここで、経過時間t<所定の時間tAまでの期間は、ファンモータ1230が運転している状態であるので、撮影部120の内部は、図4に示す特性図と同様の温度変化をみせる。この際、信号処理基板1203付近の空気の熱が拡散されてその温度上昇はゆるやかになり、また、X線検出器1201の温度は早めに上昇する。
その後、経過時間t>所定の時間tAとなると、ファンモータ1230が停止するため、信号処理基板1203付近の空気の熱の拡散、及び、温風によるX線検出器1201の温度上昇がストップし、図3に示す特性図と同じ温度値に収束していく。
図6に示す特性図と図4及び図3の特性図とを比べると、本実施形態における制御を採用した図6の温度変化については、ファンモータ1230の内部攪拌の作用により、撮影開始から早いタイミングでX線検出器1201の温度が上昇する。そして、連続撮影が継続的に行われた場合、X線検出器1201が十分高い温度になった後は、ファンモータ1230の停止によって信号処理基板1203で暖められた温風が送られてこなくなるため、X線検出器1201の温度上昇が抑制されることになる。そして、X線検出器1201の温度は、図4に示す状況ほど高温にならない段階で熱的に飽和する。この本実施形態における制御により、撮影開始後からX線検出器1201の温度が一定に近くなるまでの時間を短縮でき、温度変化によるX線検出器1201の特性変化の影響を抑えることができる。また、X線検出器1201の温度を許容温度上昇値以上に上げ過ぎることも回避できる。
なお、図6に示すファンモータ1230の停止タイミングまでの時間において、ファンモータ1213を停止させておき、ファンモータ1230の停止と略同じタイミングで運転開始する制御を行うことも、同様の効果を得るために有効である。ファンモータ1213の作用が無いことによって、電気部品1204の冷却が促進しなくなり、信号処理基板1203近辺の空気温度の上昇度はより急激になる。また、ファンモータ1230の内部攪拌の作用によってX線検出器1201側にも熱が伝わり、X線検出器1201の温度が一定に近くなるまでの時間がより早くなる。したがって、温度変化によるX線検出器1201の特性変化の影響を抑える点に関して更なる改善が可能になる。また、冷却手段としてファンモータ1213以外の手段を用いた場合も、ファンモータ1213の運転実行/停止の制御と同様に、冷却手段の作用を増減させる制御が可能であれば、X線検出器1201の温度が一定に近くなるまでの時間を早めるのに有効である。
本実施形態のX線撮影装置によれば、連続駆動が長時間続く動画撮影などを行う場合であっても、高発熱する電気部品1204の冷却効果を向上させることができる。さらに、X線検出器1201における時間軸上の温度変化による特性のばらつきを抑制して、X線検出器1201の安定した性能を維持することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態では、図1に示すX線撮影装置100とほぼ同じ構成を採るが、第1の実施形態とは撮影部の内部構成が若干異なる。以下、第2の実施形態において、第1の実施形態と異なる部分を中心に説明を行う。
図7は、本発明の第2の実施形態に係るX線撮影装置(放射線撮影装置)において、制御部130の撮影部220に対する制御関係の一例を示す模式図である。ここで、図7において、図2(或いは図1)に示す構成と同様の構成については、同じ符号を付している。
図2に示す構成と異なるところは、第2の実施形態における撮影部220は、図2に示す撮影部120に対して、第1の温度検出素子2210がX線検出器1201の近傍に追加されて設けられている点である。そして、第1の温度検出素子2210で検出された温度情報は、電気信号として制御部130に伝えられ、制御部130は、X線検出器1201近傍の温度値を認識することが可能に構成されている。
そして、本実施形態に係るX線撮影装置の制御部130においては、図8に示すフローチャートにおける制御を行うようにしている。
図8は、本発明の第2の実施形態に係るX線撮影装置(放射線撮影装置)の制御方法における処理手順の一例を示すフローチャートである。この図8に示す処理では、最初から、ファンモータ1213が運転し続けているものとする。
まず、例えば、操作者により入力デバイスから連続撮影の開始の指示が入力されると、ステップS201において、制御部130は、X線発生部110及び撮影部220を制御して、連続撮影の開始処理を行う。
連続撮影の開始がなされると、続いて、ステップS202において、制御部130は、同時に第1の温度検出素子2210による温度のモニタを開始し、第1の温度検出素子2210による温度値をT1として、随時、更新する処理を行う。
続いて、ステップS203において、制御部130は、現在の第1の温度検出素子2210の温度値T1が、予め設定されている所定の温度値TAを超えているか否かを判断する。ここで、予め設定されている所定の温度値TAは、例えば、撮影部120の内部の温度上昇(特にX線検出器1201の許容温度上昇)を考慮して定められる値である。そして、本実施形態では、例えば、X線検出器1201の許容温度上昇に対してマージンを盛り込んで所定の温度値TAを設定し、これを制御部130の外部メモリに予め記憶させておく。
ステップS203の判断の結果、現在の第1の温度検出素子2210の温度値T1が、予め設定されている所定の温度値TAを超えている場合には、ステップS204に進む。
ステップS204に進むと、制御部130は、ファンモータ1230を停止する停止制御を行う。
一方、ステップS203の判断の結果、現在の第1の温度検出素子2210の温度値T1が、予め設定されている所定の温度値TAを超えていない場合には、ステップS205に進む。
ステップS205に進むと、制御部130は、ファンモータ1230を運転させる運転実行制御を行う。
ステップS204又はS205の処理が終了すると、ステップS206に進む。
ステップS206に進むと、制御部130は、例えば、操作者により入力デバイスから撮影終了信号が入力されたか否かを判断する。
ステップS206の判断の結果、撮影終了信号が入力されていない場合には、ステップS203に戻り、ステップS203以降の処理を再度行う。
一方、ステップS206の判断の結果、撮影終了信号が入力された場合には、ステップS207に進む。
ステップS207に進むと、制御部130は、X線発生部110及び撮影部220を制御して、撮影終了の処理を行う。その後、図8に示すフローチャートの処理が終了する。
本実施形態における制御部130により上述の制御を行うことで、第1の実施形態と同様に、例えば図6に示す温度特性が得られる。即ち、撮影開始後からX線検出器1201の温度が一定に近くなるまでの時間が短縮でき、温度変化によるX線検出器1201の特性変化の影響を抑えることができる。また、X線検出器1201の温度を許容温度上昇値以上に上げ過ぎることも回避できる。
なお、第1の実施形態で説明したように、図6のファンモータ1230の停止タイミングまでファンモータ1213を停止させておき、ファンモータ1230の停止と略同じタイミングで運転開始制御を行うことも、同様の効果を得るために有効である。また、第1の実施形態で説明したように、冷却手段としてファンモータ1213以外の手段を用いた場合も、本実施形態における同様の効果を得ることができる。
ところで、第1の実施形態では、予め設定すべき所定の時間tAは、X線撮影装置の構成や使われる環境などにより決める必要があり、また、環境に応じたテーブルを持たせなくてはならなかったり、実験やシミュレーションの結果が必要だったりしていた。これに対して、第2の実施形態では、X線検出器1201の許容温度から所定の温度値TAを設定するので、環境に応じたテーブルや実験、シミュレーションの結果が必要なくなり、ファンモータ1230の停止タイミングの誤差をより少なくすることが可能である。
本実施形態のX線撮影装置によれば、連続駆動が長時間続く動画撮影などを行う場合であっても、高発熱する電気部品1204の冷却効果を向上させることができる。さらに、X線検出器1201における時間軸上の温度変化による特性のばらつきを抑制して、X線検出器1201の安定した性能を維持することができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
第3の実施形態では、図1に示すX線撮影装置100とほぼ同じ構成を採るが、第1の実施形態(或いは第2の実施形態)とは撮影部の内部構成が若干異なる。以下、第3の実施形態において、第1の実施形態(或いは第2の実施形態)と異なる部分を中心に説明を行う。
図9は、本発明の第3の実施形態に係るX線撮影装置(放射線撮影装置)において、制御部130の撮影部320に対する制御関係の一例を示す模式図である。ここで、図9において、図2(或いは図7)に示す構成と同様の構成については、同じ符号を付している。
第3の実施形態における撮影部320は、図2に示す撮影部120に対して、第2の実施形態と同様に、第1の温度検出素子2210がX線検出器1201の近傍に設けられている。更に、第3の実施形態における撮影部320は、第2の温度検出素子3210が信号処理基板1203の近傍(即ち電気部品1204の近傍)に追加されて設けられている。そして、第1の温度検出素子2210及び第2の温度検出素子3210で検出された温度情報は、電気信号として制御部130に伝えられ、制御部130は、X線検出器1201及び信号処理基板1203の近傍の温度値を認識することが可能に構成されている。
そして、本実施形態に係るX線撮影装置の制御部130においては、図10に示すフローチャートにおける制御を行うようにしている。
図10は、本発明の第3の実施形態に係るX線撮影装置(放射線撮影装置)の制御方法における処理手順の一例を示すフローチャートである。
まず、例えば、操作者により入力デバイスから連続撮影の開始の指示が入力されると、ステップS301において、制御部130は、X線発生部110及び撮影部320を制御して、連続撮影の開始処理を行う。
連続撮影の開始がなされると、続いて、ステップS302において、制御部130は、同時に第1の温度検出素子2210及び第2の温度検出素子3210による温度のモニタを開始する。そして、制御部130は、第1の温度検出素子2210による温度値をT1、第2の温度検出素子3210による温度値をT2として、随時、更新する処理を行う。
続いて、ステップS303において、制御部130は、現在の第1の温度検出素子2210の温度値T1が、予め設定されている所定の温度値TA(所定の第1温度)を超えているか否かを判断する。
ステップS303の判断の結果、現在の第1の温度検出素子2210の温度値T1が、予め設定されている所定の温度値TAを超えている場合には、ステップS304に進む。
ステップS304に進むと、制御部130は、ファンモータ1230を停止する停止制御を行うとともに、ファンモータ1213を運転させる運転実行制御を行う。
一方、ステップS303の判断の結果、現在の第1の温度検出素子2210の温度値T1が、予め設定されている所定の温度値TAを超えていない場合には、ステップS305に進む。
ステップS305に進むと、制御部130は、ファンモータ1230を運転させる運転実行制御を行う。
続いて、ステップS306において、制御部130は、現在の第2の温度検出素子3210の温度値T2が、予め設定されている所定の温度値TB(所定の第2温度)を超えているか否かを判断する。
ステップS306の判断の結果、現在の第2の温度検出素子2210の温度値T2が、予め設定されている所定の温度値TBを超えている場合には、ステップS307に進む。
ステップS307に進むと、制御部130は、ファンモータ1213を運転させる運転実行制御を行う。
一方、ステップS306の判断の結果、現在の第2の温度検出素子3210の温度値T2が、予め設定されている所定の温度値TBを超えていない場合には、ステップS308に進む。
ステップS308に進むと、制御部130は、ファンモータ1213を停止する停止制御を行う。
ステップS304、S307又はS308の処理が終了すると、ステップS309に進む。
ステップS309に進むと、制御部130は、例えば、操作者により入力デバイスから撮影終了信号が入力されたか否かを判断する。
ステップS309の判断の結果、撮影終了信号が入力されていない場合には、ステップS303に戻り、ステップS303以降の処理を再度行う。
一方、ステップS309の判断の結果、撮影終了信号が入力された場合には、ステップS310に進む。
ステップS310に進むと、制御部130は、X線発生部110及び撮影部320を制御して、撮影終了の処理を行う。その後、図10に示すフローチャートの処理が終了する。
なお、予め設定される所定の温度値TA及びTBは、それぞれ、X線検出器1201及び電気部品1204などの許容温度値から定まる値である。これらの値は、許容温度(許容温度上昇)に対してマージンを盛り込んで設定され、制御部130の外部メモリに予め記憶させておく。特性の変化が性能に大きく影響を与えることになるX線検出器1201の許容温度(許容温度上昇値)は、一般に通常の電気部品1204の許容温度よりも低く設定される。また、X線検出器1201の発熱量よりも、高速で信号処理を行う電気部品1204が多数実装されることの多い信号処理基板1203の発熱量の方が大きく、温度値T2は、温度値T1より高くなりがちである。これらから、所定の温度値TAに対して、所定の温度値TBの方が高い設定となることがほとんどである。
図11は、本発明の第3の実施形態を示し、連続撮影時における温度値T1及び温度値T2の条件ごとのファンモータ1213及びファンモータ1230の運転状況の一例を示す模式図である。図11において、ONは、ファンモータの運転状態を示し、OFFは、ファンモータの停止状態を示す。
T1>TAである場合、制御部130は、T2がいずれの値の場合でも、ファンモータ1213をON、ファンモータ1230をOFFとする制御を行う。この場合、信号処理基板1203で発生する熱ができるだけX線検出器1201の方に流れていかないように、ファンモータ1230の運転を停止して空気の攪拌を抑制する。そして、ファンモータ1213を運転して信号処理基板1203の放熱を促進する。この状態を作ることで、X線検出器1201の更なる温度上昇を抑える。
また、T1>TAを満たさない場合で、かつ、T2>TBである場合、制御部130は、ファンモータ1213をON、ファンモータ1230をONとする制御を行う。この場合、電気部品1204が高温状態であり続けることを回避するため、信号処理基板1203の放熱を促進すべくファンモータ1213を運転させる。同時に、X線検出器1201の温度を上げて安定状態に近づけるためにファンモータ1230を運転させて空気を攪拌し、信号処理基板1203の熱の一部をX線検出器1201に振り分ける。
T1>TAを満たさない場合で、かつ、T2>TBも満たさない場合、制御部130は、ファンモータ1213をOFF、ファンモータ1230をONとする制御を行う。この状態は、X線撮影装置の通電直後や、連続撮影の初期の状況に対応する。この場合、X線検出器1201の温度を上げて安定状態に近づけるためにファンモータ1230を運転させて空気を攪拌し、信号処理基板1203の熱の一部をX線検出器1201に振り分ける。ただし、信号処理基板1203付近の温度も低く、X線検出器1201に振り分ける熱が不足気味となる。したがって、信号処理基板1203の放熱を抑制するために、ファンモータ1213を停止する。こうすることで、より早くX線検出器1201の温度を立ち上げて安定状態を実現できる。
また、第1の実施形態で説明したように、冷却手段としてファンモータ1213以外の手段を用いた場合も、冷却手段の作用を増減させる制御が可能であれば、本実施形態における同様の効果を得ることができる。また、図10に示すフローチャートに関しては、図11に示す運転状況を実現する制御であれば、図10に示すフローチャート以外の制御が行われても、本実施形態における同様の効果を得ることができる。
本実施形態のX線撮影装置によれば、連続駆動が長時間続く動画撮影などを行う場合であっても、高発熱する電気部品1204の冷却効果を向上させることができる。さらに、X線検出器1201における時間軸上の温度変化による特性のばらつきを抑制して、X線検出器1201の安定した性能を維持することができる。
(本発明の他の実施形態)
前述した本発明の各実施形態に係るX線撮像装置の制御部130における機能、並びに、その制御方法を示す図5、図8及び図10の各ステップは、コンピュータのCPUがその外部メモリ等に記憶されているプログラムを実行することによって実現できる。このプログラム及び当該プログラムを記憶した外部メモリ等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は本発明に含まれる。
また、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラム若しくは記憶媒体等としての実施形態も可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用してもよいし、また、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
なお、本発明は、前述した各実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム(実施形態では図5、図8及び図10に示すフローチャートに対応したプログラム)を、システム或いは装置に直接、或いは遠隔から供給するものを含む。そして、そのシステム或いは装置のコンピュータが前記供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合も本発明に含まれる。
したがって、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、前記コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であってもよい。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RWなどがある。また、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などもある。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続する。そして、前記ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、若しくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。
また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせる。そして、ダウンロードした鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した各実施形態の機能が実現される。その他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した各実施形態の機能が実現され得る。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した各実施形態の機能が実現される。
なお、前述した各実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。即ち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
100:X線撮影装置(放射線撮影装置)、110:X線発生部(放射線発生部)、120:撮影部、1201:X線検出器、1202:フレキシブルケーブル、1203:信号処理基板、1204:電気部品、1205:熱伝導シート、1206:熱伝導部材、1207:放熱フレーム、1208:検出器フレーム、1209:X線透過部カバー、1210:外装カバー、1211,1212:通気口、1213:ファンモータ、1220:断熱部材、1230:ファンモータ、130:制御部

Claims (6)

  1. 被写体を透過した放射線を画像信号として検出する放射線検出器と、前記画像信号の処理を行う電気部品とを含み構成された放射線撮影装置であって、
    前記放射線検出器と前記電気部品とを内部に格納する筐体と、
    前記筐体の内部に設けられ、前記電気部品側の空気を前記放射線検出器側に送る送風手段と、
    前記被写体を連続撮影している際に前記連続撮影の開始から所定の時間が経過した場合に前記送風手段の運転を終了する制御手段と、
    を有することを特徴とする放射線撮影装置。
  2. 前記筐体の外側を覆うように形成された外装部材と、
    前記筐体の外側であって、前記外装部材の内側に設けられ、前記筐体を冷却するための冷却手段と、
    を更に有し、
    前記制御手段は、前記送風手段の運転を終了した場合に前記冷却手段の運転を開始することを特徴とする請求項に記載の放射線撮影装置。
  3. 前記筐体の一部であり、前記電気部品側の空気を当該筐体の外側に放熱する放熱手段を更に有し、
    前記冷却手段は、前記放熱手段により熱せられた空気を前記外装部材に設けられた通気口を介して当該外装部材の外側に送ることを特徴とする請求項に記載の放射線撮影装置。
  4. 前記冷却手段は、ファンモータであることを特徴とする請求項2または3に記載の放射線撮影装置。
  5. 前記送風手段は、ファンモータであることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の放射線撮影装置。
  6. 前記放射線検出器と前記電気部品との間に断熱部材を配置することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の放射線撮影装置。
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