JP2003024312A - X線撮像装置 - Google Patents

X線撮像装置

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JP2003024312A
JP2003024312A JP2001217001A JP2001217001A JP2003024312A JP 2003024312 A JP2003024312 A JP 2003024312A JP 2001217001 A JP2001217001 A JP 2001217001A JP 2001217001 A JP2001217001 A JP 2001217001A JP 2003024312 A JP2003024312 A JP 2003024312A
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JP
Japan
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ray
rays
ray detector
detector
cover
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JP2001217001A
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English (en)
Inventor
Tadashi Nakamura
正 中村
Shigeyuki Ikeda
重之 池田
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Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
Original Assignee
Hitachi Medical Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大型な冷却手段を設置することなく、X線検
出器の後方X線を防ぐとともに、X線検出器の内部発生
熱を放出する。 【解決手段】 上記課題は、被検者にX線を照射するX
線管1と、X線管1に対向配置され前記披検者の透過X線
を検出するフラットパネル型X線検出器2と、フラット
パネル型X線検出器2の対向面を覆うように取り付けら
れ、フラットパネル型X線検出器2の後方X線を遮蔽す
るとともに、フラットパネル型X線検出器2で生じた熱
を放散するための孔を設けた鉛カバー部3とを備えたこ
とで解決される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、放射線撮像装置に
係り、特に、X線検出器の放熱手段を最適に行う技術に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、術者がX線装置を扱いながら、手
技を行うIVR(Inter Ventional Radiology)が主流とな
っている。この際、X線検出器を透過したX線が後方に
散乱し、術者・被検者が被曝されることを防ぐために、
鉛カバーなどのX線遮蔽カバーを用いてX線検出器を覆
う必要がある。
【0003】しかし、現在使用されている、2次元状に
検出素子を配置したフラットパネル型X線検出器におい
ては、画像信号読み出し用のICなどからの発熱があり、
鉛カバーなどでX線検出器を覆ってしまうと、内部に熱
がこもり、フラットパネル型X線検出器の規格温度を超
えてしまうおそれがあった。この規格温度を超えること
により、回路の動作不安定・熱雑音によるノイズ増加と
いった影響が発生し、また、素子の温度特性のばらつき
により、均一な画像を得ることができなくなってしまう
おそれがあった。
【0004】そこで、特開平11-271456号公報には、強
制空冷装置等の冷却手段を設置し、フラットパネル型X
線検出器を冷却する技術が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記冷
却手段を設置すると、X線撮像装置が大型化してしま
い、フラットパネル型X線検出器の少スペース化といっ
た特徴が充分生かされないという問題があった。
【0006】そこで、本発明の目的は、大型な冷却手段
を設置することなく、X線検出器の後方X線(「後方散
乱X線」ともいう)を防ぎ、X線検出器の内部発生熱を
放出可能なX線撮像装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、被検者にX
線を照射するX線源と、このX線源に対向配置され前記
披検者の透過X線を検出するX線検出器と、このX線検
出器の対向面を覆うように取り付けられ、前記X線検出
器の後方X線を遮蔽するとともに、前記X線検出器で生
じた熱を放散するための孔を設けたX線遮蔽カバー部と
を備えたことで達成される。
【0008】また、上記X線遮蔽カバー部の設けられる
孔は、その孔と前記X線検出器の対向面とが交わる箇所
から前記孔の放熱箇所までが直線上にない構造とすれ
ば、前記X線検出器の後方X線を遮蔽することが確実と
なる。ここで、上記直線上にない構造とは、上記孔が
「く」の字型、逆「く」の字型など、上記孔の放熱箇所
から前記X線検出器の対向面とが交わる箇所が直接見通
すことのできない構造を指している。つまり、直接見通
すことができない構造であるので、前記X線検出器の後
方X線がX線遮蔽カバー部のX線遮蔽(鉛)層を必ず通
ることになるから、後方X線を遮蔽することが確実とな
るのである。
【0009】また、上記X線遮蔽カバー部の設けられる
孔の放熱箇所は、上記X線検出器の移動方向に向けて配
置されることとすれば、上記X線検出器の移動により放
熱を促進することができる。これにより、上記孔が直接
見通すことのできない構造であるので若干の放熱面で弱
点があるのは否めないが、X線検出器の移動方向に上記
孔を向けて移動させるため、その移動により冷えた外気
を孔に呼び込むことが可能となるので、孔からの放熱を
促進することができるのである。
【0010】また、被検者にX線を照射するX線源と、
このX線源に対向配置され前記披検者の透過X線を検出
するX線検出器と、このX線検出器の対向面を覆うよう
に複数の分割パネルとして取り付けられ、前記X線検出
器の後方X線を遮蔽するとともに、X線の照射状態に応
じて前記分割パネルを開閉する機構を設けたX線遮蔽カ
バー部とを備えたことで達成される。
【0011】
【発明の実施の形態】図1に従来のX線撮像装置の全体
像を提示する。図1において、1がX線照射装置、2がフ
ラットパネル型X線検出器、3が鉛カバーとなってい
る。X線照射装置1は、X線制御器5により制御されるX
線発生器4によって、X線を照射する。フラットパネル
型X線検出器2は、被検体を透過したX線を電荷に変換
するX線検出物質層と、この電荷を読出し電気信号に変
換するTFTトランジスタで構成されるX線検出素子アレ
イ9、TFTトランジスタで変換された電気信号を増幅する
増幅回路10、X線の入射により照射された電荷量分を充
電する積分回路11、X線検出物質層により変換された電
荷をTFTトランジスタにより読み出すタイミングの制御
を行うライン制御回路12、アナログ信号をデジタル信号
に変換するA/Dコンバータ13、取得画像を一時ためてお
くバッファメモリ14、X線検出器4に電源を供給する電
源部15から構成される。X線照射装置1から照射された
X線は、被検体を透過し、フラットパネル型X線検出器
2内の検出素子アレイ9に入射する。この際、X線は透過
画像情報を持っている。検出素子アレイ9に入射したX
線は電荷に変換され、ライン制御回路12による読出しタ
イミングで増幅回路10に読み出され、増幅される。電荷
量は積分回路11によって測定され、A/Dコンバータ13に
受け渡される。受け渡されたアナログ信号はデジタル信
号に変換されバッファメモリ14に蓄積される。まとまっ
た画像情報がバッファメモリ14に蓄積された時点で、画
像処理装置6に転送され処理され、画像が構成される。
【0012】また、図1に示したように、通常フラット
パネル型X線検出器を使用する際には、フラットパネル
型X線検出器を透過したX線が散乱し、術者や被検者が
被曝する事を防ぐために、フラットパネル型X線検出器
を覆うように鉛カバー3が設けられる。従来において
は、この鉛カバーに放熱孔を不用意に設けてしまうとX
線が透過してしまうため、鉛カバーには放熱孔のないも
のが多かった。本発明においては、この鉛カバー3にX
線を吸収させつつ、放熱が可能である構造を持たせてい
る。
【0013】ここで、本発明における鉛カバー3の形態
のひとつを図3に示す。このように、鉛カバー3に「く」
の字型に放熱孔16を設けている。この形状により、常に
どの場所でも、均等にX線検出器を透過したX線を吸収
させつつ、X線検出器が発生した熱を外部に放出する事
が可能となる。フラットパネル型X線検出器2に取り付
ける際には、図4に示したように、フラットパネル型X
線検出器2支持アーム17の回転軸方向に「く」の字型放
熱孔の長手方向を合わせることで、支持アーム17が回転
し、鉛カバー3が垂直状態になっても、放熱を妨げるこ
とはない。また、放熱孔を設けたことによる自然放熱の
みでも効果は期待できるが、更に、図5に示したよう
に、鉛カバー3とフラットパネル型X線検出器2の間にCP
Uの冷却等に用いられる小型のファン18を用意し、強制
的に空冷させることで、効率的な冷却が可能となる。こ
の際、温度管理装置7により、フラットパネル型検出内
の温度を管理し、状態に応じて、ファンのオン・オフを
させることで、効率の良い温度制御を行うことが可能と
なる。
【0014】次に本発明の第2の実施例を図6に示す。図
6において、複数の鉛パネル19が鉛パネル取り付け治具2
0により回転可能に取り付けられている。この鉛パネル1
9にはそれぞれの長辺に斜めの傾斜を持たせているた
め、隙間なく設置しても、回転する際にお互いのパネル
がぶつかることはない。本実施例においては、X線を照
射する際には、複数の回転鉛パネル19が全て閉じてお
り、X線を照射しないときには、回転鉛パネル19が垂直
に回転し図7のような構造となり、放熱経路を作り出す
と動じにファンによる強制空冷を取り付ける構造となっ
ている。この構造においては、長期に放熱経路を設ける
ことが不可能なので、ファンがある方が望ましい。ま
た、本実施例におけるX線の照射状態を調べるには、図
1に示されるX線制御装置からの信号を受けとること
で、現在、どの状態にあるかを知ることができる。X線
照射信号が出た際には、瞬時に回転鉛パネル19を閉じる
構造となっている。また、回転鉛パネルの回転機構があ
るため、鉛パネルの周囲に防護用の囲いを設けることで
安全となる。
【0015】本実施形態により、システムの大型化を行
うことなく、また、後方散乱X線を除去しつつ、X線検
出器の発生熱を放熱することが可能となる。
【0016】
【発明の効果】本発明のX線撮像装置は、大型な冷却手
段を設置することなく、X線検出器の後方X線を防ぐと
ともに、X線検出器の内部発生熱を放出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるX線撮像装置のシステム構成例
を示す図。
【図2】フラットパネル型X線検出器の概略図。
【図3】「く」の字型放熱孔を設けた鉛カバーの断面
図。
【図4】「く」の字型放熱孔鉛カバーを取り付けた概略
図。
【図5】小型ファンを設けた概略図。
【図6】回転鉛パネルが閉じた状態。
【図7】回転鉛パネルが開いた状態。
【符号の説明】
1…X線管、2…フラットパネル型X線検出器、3…鉛カ
バー、4…画像処理装置、5…X線発生器、6…X線制御
装置、8…テーブル、9…検出素子アレイ、10…増幅器、
11…積分器、12…ライン制御回路、13…A/Dコンバー
タ、14…バッファメモリ、15…電源部、16…放熱孔、17
…X線検出器取り付けアーム、18…小型空冷ファン、19
…回転鉛パネル、20…鉛取り付け治具
フロントページの続き Fターム(参考) 2G088 EE01 FF02 GG19 GG20 GG21 JJ05 JJ09 JJ23 JJ25 JJ29 JJ35 LL21 4C093 AA01 AA07 AA16 EB12 EB13 EB17

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検者にX線を照射するX線源と、この
    X線源に対向配置され前記披検者の透過X線を検出する
    X線検出器と、このX線検出器の対向面を覆うように取
    り付けられ、前記X線検出器の後方X線を遮蔽するとと
    もに、前記X線検出器で生じた熱を放散するための孔を
    設けたX線遮蔽カバー部とを備えたことを特徴とするX
    線撮像装置。
  2. 【請求項2】 被検者にX線を照射するX線源と、この
    X線源に対向配置され前記披検者の透過X線を検出する
    X線検出器と、このX線検出器の対向面を覆うように複
    数の分割パネルとして取り付けられ、前記X線検出器の
    後方X線を遮蔽するとともに、X線の照射状態に応じて
    前記分割パネルを開閉する機構を設けたX線遮蔽カバー
    部とを備えたことを特徴とするX線撮像装置。
JP2001217001A 2001-07-17 2001-07-17 X線撮像装置 Pending JP2003024312A (ja)

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