JP2015061601A - 直線軌道に基づく断層走査装置及び透視結像装置 - Google Patents

直線軌道に基づく断層走査装置及び透視結像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015061601A
JP2015061601A JP2014191124A JP2014191124A JP2015061601A JP 2015061601 A JP2015061601 A JP 2015061601A JP 2014191124 A JP2014191124 A JP 2014191124A JP 2014191124 A JP2014191124 A JP 2014191124A JP 2015061601 A JP2015061601 A JP 2015061601A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
radiation
collimator
receiving unit
tomographic scanning
trajectory
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014191124A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6078506B2 (ja
Inventor
明亮 李
Mingliang Li
明亮 李
陳 志強
Shikiyou Chin
志強 陳
元景 李
Yuanjing Li
元景 李
荐民 李
Jianmin Li
荐民 李
麗 張
Li Zhang
麗 張
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Qinghua University
Nuctech Co Ltd
Original Assignee
Qinghua University
Nuctech Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Qinghua University, Nuctech Co Ltd filed Critical Qinghua University
Publication of JP2015061601A publication Critical patent/JP2015061601A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6078506B2 publication Critical patent/JP6078506B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N23/00Investigating or analysing materials by the use of wave or particle radiation, e.g. X-rays or neutrons, not covered by groups G01N3/00 – G01N17/00, G01N21/00 or G01N22/00
    • G01N23/02Investigating or analysing materials by the use of wave or particle radiation, e.g. X-rays or neutrons, not covered by groups G01N3/00 – G01N17/00, G01N21/00 or G01N22/00 by transmitting the radiation through the material
    • G01N23/04Investigating or analysing materials by the use of wave or particle radiation, e.g. X-rays or neutrons, not covered by groups G01N3/00 – G01N17/00, G01N21/00 or G01N22/00 by transmitting the radiation through the material and forming images of the material
    • G01N23/046Investigating or analysing materials by the use of wave or particle radiation, e.g. X-rays or neutrons, not covered by groups G01N3/00 – G01N17/00, G01N21/00 or G01N22/00 by transmitting the radiation through the material and forming images of the material using tomography, e.g. computed tomography [CT]
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/02Devices for diagnosis sequentially in different planes; Stereoscopic radiation diagnosis
    • A61B6/03Computerised tomographs
    • A61B6/032Transmission computed tomography [CT]
    • A61B6/035Mechanical aspects of CT
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01TMEASUREMENT OF NUCLEAR OR X-RADIATION
    • G01T1/00Measuring X-radiation, gamma radiation, corpuscular radiation, or cosmic radiation
    • G01T1/29Measurement performed on radiation beams, e.g. position or section of the beam; Measurement of spatial distribution of radiation
    • G01T1/2914Measurement of spatial distribution of radiation
    • G01T1/2985In depth localisation, e.g. using positron emitters; Tomographic imaging (longitudinal and transverse section imaging; apparatus for radiation diagnosis sequentially in different planes, steroscopic radiation diagnosis)
    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21KTECHNIQUES FOR HANDLING PARTICLES OR IONISING RADIATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; IRRADIATION DEVICES; GAMMA RAY OR X-RAY MICROSCOPES
    • G21K1/00Arrangements for handling particles or ionising radiation, e.g. focusing or moderating
    • G21K1/02Arrangements for handling particles or ionising radiation, e.g. focusing or moderating using diaphragms, collimators
    • G21K1/025Arrangements for handling particles or ionising radiation, e.g. focusing or moderating using diaphragms, collimators using multiple collimators, e.g. Bucky screens; other devices for eliminating undesired or dispersed radiation
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/02Devices for diagnosis sequentially in different planes; Stereoscopic radiation diagnosis
    • A61B6/03Computerised tomographs
    • A61B6/032Transmission computed tomography [CT]
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/06Diaphragms
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N2223/00Investigating materials by wave or particle radiation
    • G01N2223/30Accessories, mechanical or electrical features
    • G01N2223/33Accessories, mechanical or electrical features scanning, i.e. relative motion for measurement of successive object-parts
    • G01N2223/3301Accessories, mechanical or electrical features scanning, i.e. relative motion for measurement of successive object-parts beam is modified for scan, e.g. moving collimator

Abstract

【課題】構成が簡単で、実現しやすく且つコストが比較的に低い直線軌道断層走査装置を提供する。
【解決手段】
本発明に係る直線軌道断層走査装置は、特定のオープニング角度範囲内に位置する放射線ビームを生成するための放射線発生ユニット、被検対象が通過するための被検対象通路、及び前記被検対象通路の両側に設けられた第1のコリメーターと放射線受入ユニットと、を備え、前記放射線ビームが前記第1のコリメーターと被検対象を順次に透過した後、前記放射線受入ユニットに受け入れられ、前記放射線発生ユニットが静止し、前記第1のコリメーターと放射線受入ユニットが同一方向に直線運動し、且つ運動方向が前記被検対象通路と平行している。本発明における直線軌道断層走査装置は一番少なく、1つだけの放射線受入ユニットのみで断層走査を完成できるため、直線軌道断層走査装置の構成を簡素化し、直線軌道断層走査装置を実現するコストを低減した。
【選択図】図2

Description

本発明は断層走査装置及び透視結像装置に関し、特に、直線軌道に基づく断層走査装置及び透視結像装置に関し、放射線結像技術分野に属する。
X線が優れた透過性と規則的な減衰特性を有するため、X線による断層走査(Computed Tomography、CTと略する)装置はセキュリティ検査、非破壊検査と医療等の分野において広く用いられている。断層走査装置は主に放射線発生ユニット、放射線受入ユニット、及び結像コンピュータ等を備える。断層走査装置が放射線結像を行う際に、断層走査装置は各角度から被検対象を回って走査し、放射線発生ユニットにより生成する放射線は被検対象を照射し投影データを生成し、受入ユニットは生成した投影データを受け入れ結像コンピュータに転送し、結像コンピュータは受け入れた投影データを識別し、投影データを再構成し被検対象の各断層の情報を得ることで、被検対象の構成と組成を直感的に明瞭に示す。現在、断層走査装置の走査軌道は円弧、螺旋、直線、馬の鞍等を含む。
従来の技術では、直線軌道断層走査装置は、伝統的な円軌道又は螺旋等の軌道を採用せず、直線走査軌道を採用しているため、ますます広く着目され研究されるようになった。従来の技術における直線軌道断層走査装置は、放射線発生ユニットにより生成した放射線ビームによって被検対象に対して直線軌道走査を行い、直線軌道に大量の放射線受入ユニットを設置することで放射線ビームを受け入れ、放射線受入ユニットは検出器及び放射線防護部材等を備える。このように、大量の検出器と放射線防護部材が必要となるため、直線軌道断層走査装置のコストが大幅に増加し、直線軌道断層走査装置の普及と応用が大いに制限されている。
そのため、低コストの直線軌道断層走査装置を提供することが解決しようとする課題になっている。
特開2012−220422号公報
本発明が解決しようとする技術課題は、構成が簡単で、実現しやすく且つコストが比較的に低い直線軌道断層走査装置を提供することである。
上記の発明の目的を達成するために、本発明は直線軌道に基づく断層走査装置及び透視結像装置を提供する。
本発明の一側面では、順次に設けられている特定のオープニング角度範囲内に放射線ビームを生成するための放射線発生ユニットと、前記放射線ビームを制限するための第1のコリメーターと、被検対象が通過するための被検対象通路と、放射線ビームを受け入れる放射線受入ユニットと、を備え、前記放射線発生ユニットにより生成した放射線ビームが前記第1のコリメーターと被検対象を順次に透過した後、前記放射線受入ユニットに受け入れられ、前記放射線受入ユニットが受け入れられた放射線ビームデータを結像コンピュータに転送し、処理し且つ表示させ、前記放射線発生ユニットが静止し、前記第1のコリメーターと前記放射線受入ユニットが同一方向に運動する、直線軌道に基づく断層走査装置を提供する。
前記第1のコリメーターには、前記放射線ビームが通過するための、少なくとも1つの第1のコリメータスリットが開設され、前記第1のコリメータスリットは前記オープニング角度範囲内に位置し、前記第1のコリメーターの境界は前記オープニング角度範囲を超えることがより好ましい。
前記第1のコリメータスリットの数量がnであり、n=1である場合に、前記第1のコリメータスリットの一回の単方向運動の最大行程がsであり、n>1である場合に、隣接する前記第1のコリメータスリットのスリット中心の間隔=s/nであることがより好ましい。
前記放射線受入ユニットの数量は前記第1のコリメータスリットの数量と同じであり、各放射線受入ユニットはそれぞれ1つの前記第1のコリメータスリットに対応することがより好ましい。
前記放射線受入ユニットは第3のコリメータスリットが開設されている第3のコリメーターと、前記第3のコリメーターを透過する放射線ビームを受け入れる検出器と、を備えることがより好ましい。
前記放射線発生ユニットは放射線ビームを生成する放射線源と、前記放射線ビームを前記特定のオープニング角度範囲内に限定する第2のコリメーターと、を備えることがより好ましい。
前記運動通路の両側に平行に設置されている第1の軌道と第2の軌道とをさらに備え、前記第1のコリメーターは前記第1の軌道に沿って運動し、前記放射線受入ユニットは、前記第2の軌道に沿って運動し、前記第1のコリメーターと放射線受入ユニットとの運動速度の比は前記放射線源から第1の軌道までの距離と前記放射線源から第2の軌道までの距離との比に等しいことがより好ましい。
前記第1の軌道及び第2の軌道は前記運動通路と平行する直線軌道であり、又は、前記第1の軌道及び第2の軌道は前記放射線発生ユニットを円心とする弧形軌道であることがより好ましい。
前記放射線発生ユニット、第1のコリメーター、及び放射線受入ユニットは何れも1つのストレートロッドに固定されていることがより好ましい。
前記放射線受入ユニットは放射線受入ユニットに吸收されていない放射線ビームを吸収するための放射保護部材をさらに備えることがより好ましい。
断層走査を行う際に、前記被検対象は前記運動通路に運動し、前記第1のコリメーターと放射線受入ユニットは往復運動することがより好ましい。
前記被検対象の運動速度は放射線受入ユニットの運動速度の0.005〜0.1倍であることがより好ましい。
前記第1のコリメーターと放射線受入ユニットの運動状態を制御でき且つモニタリングできる制御ユニットをさらに備えることがより好ましい。
本発明の他側面では、順次に設けられている特定のオープニング角度範囲内に放射線ビームを生成するための放射線発生ユニットと、前記放射線ビームを制限するための第1のコリメーターと、被検対象が通過するための被検対象通路と、放射線ビームを受け入れる放射線受入ユニットと、を備え、前記放射線発生ユニットにより生成した放射線ビームが前記第1のコリメーターと被検対象を順次に透過した後、前記放射線受入ユニットに受け入れられ、前記放射線受入ユニットが受け入れられた放射線ビームデータを結像コンピュータに転送し、処理し且つ表示させ、前記放射線発生ユニットが静止し、前記第1のコリメーターと前記放射線受入ユニットが同一方向に運動し、走査を行う際に、前記被検対象は前記運動通路に静止し、前記第1のコリメーターと放射線受入ユニットは単方向運動を一回のみする、直線軌道透視結像装置をさらに提供する。
本発明により提供する直線軌道に基づく断層走査装置及び透視結像装置は、放射線受入ユニットと被検対象通路との間に第1のコリメーターを設けることで、放射線ビームが第1のコリメーターと被検対象を順次に透過した後放射線受入ユニットに受け入れられ、走査の過程において、放射線発生ユニットが静止するが、第1のコリメーターと放射線受入ユニットが同一方向に直線運動し且つ運動方向が被検対象通路と平行し、第1のコリメーターと放射線受入ユニットが互いに合わせて運動することで、被検対象の各角度の走査を実現する。そのため、本発明における直線軌道断層走査装置は一番少なく、1つだけの放射線受入ユニットで断層走査を完成できるため、直線軌道断層走査装置の構成を簡素化し、直線軌道断層走査装置を実現するコストを低減させる。
本発明に係る直線軌道断層走査装置の実施例1の概略構成図である。 本発明に係る直線軌道断層走査装置の実施例2の概略構成図である。 本発明に係る直線軌道断層走査装置の実施例3の概略構成図である。 本発明に係る直線軌道断層走査装置の実施例4の概略構成図である。 本発明に係る直線軌道断層走査装置の実施例6の概略構成図である。 本発明の実施例6における第1のコリメーターと第3のコリメーターの概略構成図である。 本発明の実施例6における放射線源、第1のコリメーター、放射線受入ユニットの概略構成図である。
以下、図面と実施例に基づいて、本発明の具体的な実施の形態をさらに詳しく説明する。下記実施例は本発明を説明するためであるが、本発明の範囲を限定するものではない。
本発明は直線軌道に基づく断層走査装置を提供し、図1に示すように、順次に設けられている特定のオープニング角度範囲内に放射線ビーム8を生成するための放射線発生ユニット2と、前記放射線ビーム8を制限するための第1のコリメーター1と、被検対象40が通過するための被検対象通路4と、放射線ビーム8を受け入れる放射線受入ユニット3と、を備え、前記放射線発生ユニット2により生成した放射線ビーム8が前記第1のコリメーター1と被検対象40を順次に透過した後、前記放射線受入ユニット3に受け入れられ、前記放射線受入ユニット3が受け入れられた放射線ビームデータを結像コンピュータ5に転送し、処理し且つ表示させ、前記放射線発生ユニット2が静止し、前記第1のコリメーター1と前記放射線受入ユニット3が同一方向に運動する。以下、複数の実施例に基づいて、本発明を詳しく説明する。
実施例1
図1に示すように、本発明に係る直線軌道断層走査装置は、主に順次に設けられている放射線発生ユニット2、第1のコリメーター1、被検対象通路4及び放射線受入ユニット3、結像コンピュータ5等を備え、放射線発生ユニット2は放射線ビーム8を生成し、且つ前記放射線ビーム8が特定のオープニング角度範囲内に限定される。例えば、90度のオープニング角度範囲内、120度のオープニング角度範囲内等に限定される。第1のコリメーター1は、放射線ビーム8が第1のコリメーター1を透過した後、オープニング角度範囲の非常に狭い放射線ビーム8が形成されるように、前記放射線ビーム8をさらに限定し、被検対象通路4は被検対象40を通過させるために使用され、放射線発生ユニット2及び第1のコリメーター1は被検対象通路4の一方側に設けられ、放射線受入ユニット3は被検対象通路4の他方側に設けられており、放射線ビーム8は第1のコリメーター1と被検対象40を透過した後、被放射線受入ユニット3に受け入れられ、且つ放射線受入ユニット3は受け入れた放射線ビームデータを結像コンピュータ5に転送し、結像コンピュータ5は受け入れた放射線ビームデータに対して画像を再構成し表示する。本発明による主な改善点の1つとして、被検対象40に対して走査検査を行う際に、放射線発生ユニット2が静止するが、第1のコリメーター1と放射線受入ユニット3が同一方向に直線運動し、且つ運動方向が被検対象通路4と平行する。第1のコリメーター1と放射線受入ユニット3とが互いに合わせて運動することで、被検対象40の各角度の走査を実現する。従って、本実施例における直線軌道断層走査装置は一番少なく、1つだけの放射線受入ユニット3で断層走査を完成できるため、直線軌道断層走査装置の構成を簡素化し、直線軌道断層走査装置を実現するコストを低減したため、例えば、コンテナに対する直線軌道断層走査の普及に技術的なサポートを提供することが可能である。本発明に係る直線軌道断層走査装置によって被検対象40の断層図像を得ることができるため、伝統的な透視結像における図像が重なる問題を解決することができる。
本発明に係る直線軌道断層走査装置の構成が従来の技術における直線軌道断層走査装置の構成よりも大きく簡単になり、運搬するにはより軽く、より容易になったため、当該直線軌道断層走査装置は一箇所に固定して移動できない形態ではなく、運搬可能な形態に設計されてもよい。本発明に係る直線軌道断層走査装置における第1のコリメーター1は放射線ビーム8を非常に狭いオープニング角度範囲内に限定することができるため、一定の程度で散乱により断層走査結像への影響を抑制することができる。同時に、本発明に係る直線軌道断層走査装置は比較的に少ない放射線受入ユニット3を使用してもよいため、設置を大幅に減少させ、放射線受入ユニット3同士の信号クロストークを回避させ、結像の正確性を向上させることができる。本発明のシステムは大量の放射線受入ユニット3を節約したため、必要に応じて、性能のより高い放射線受入ユニット3、例えば残光効果の少ない放射線受入ユニット3、サンドイッチ型の二重エネルギー放射線受入ユニット3又はエネルギー分解能のより高い放射線受入ユニット3等を採用することも可能である。
実施例2
本実施例における直線軌道断層走査装置を図2に示す。本実施例は実施例1とほぼ同じである。当該直線軌道断層走査装置は順次に設けられている放射線発生ユニット2、第1のコリメーター1、被検対象通路4、及び放射線受入ユニット3、結像コンピュータ5等を備える。
実施例1との違いは、放射線発生ユニット2は、放射線ビーム8を生成する放射線源22と、放射線ビーム8を特定のオープニング角度範囲内に限定する第2のコリメーター21と、を備えてよいことである。放射線源22はX線機、電子加速器放射線源または同位体源等でもよい。例えば、X線機又は電子加速器放射線源に対して、放射線源22の位置にターゲット材を置いて、X線機の電子ビーム又は電子加速器が出射する電子ビームがターゲット材に衝撃することで、X線照射を生じることが可能である。第2のコリメーター21には、1つの第2のコリメータスリット20が開設され、第2のコリメーター21は放射線源22により生じた放射線ビーム8の一部を第2のコリメータスリット20に透過させることで、コリメーション効果を果す一方、第2のコリメータスリット20を透過していない残りの一部の放射線ビーム8を吸収し且つ遮断することで、放射線防護の効果を果す。
第1のコリメーター1が放射線源22の放射線ビーム8の出射方向に設置され、第1のコリメータスリット10が1つ開設された第1のコリメーター1を設けており、第1のコリメーター1は前記放射線ビーム8をさらに限定し、放射線ビーム8は第1のコリメーター1を透過した後、オープニング角度範囲の非常に狭い放射線ビーム8を形成し、第1のコリメータスリット10はオープニング角度範囲内に位置し、第1のコリメーター1の境界は放射線発生ユニット2により限定された特定のオープニング角度範囲を超え、即ち、第1のコリメーター1がいずれの位置まで運動しても、第1のコリメーター1が放射線発生ユニット2により限定された特定のオープニング角度範囲全体を覆えるようにすることで、第1のコリメータスリット10を透過していない放射線ビーム8を吸収し且つ遮断することができるため、放射線防護の効果を果す。
本実施例では、放射線受入ユニット3は、第3のコリメータスリット30が開設されている第3のコリメーター31と、第3のコリメーター31を透過する放射線ビーム8を受け入れる検出器32と、を備え、第1のコリメータスリット10を透過する放射線ビーム8は被検対象40を透過し、引き続き第3のコリメータスリット30を透過した後、検出器32に受け入れられ、検出器32は受け入れた放射線ビームデータを結像コンピュータ5に転送する。好ましくは、本実施例における放射線受入ユニット3は放射線防護部材33をさらに備え、放射線防護部材33は第3のコリメーター31を透過し、検出器32に吸收されていない放射線ビーム8を吸収するため、放射線防護の効果を果す。放射線受入ユニット3の運動を制御しやすくするために、本実施例では、第3のコリメーター31と検出器32と放射線防護部材33とを一体に組み合わせる。
第1のコリメーター1と第3のコリメーター31は鉛等の重金属を使用することが好ましく、こうすると、第1のコリメーター1と第3のコリメーター31を比較的に薄く作成できるため、直線軌道断層走査装置全体の体積をさらに小さくして、占有スペースを下げることができる。
さらに、本実施例では、被検対象通路4の両側に第1の軌道19及び第2の軌道39がさらに設けられており、第1の軌道19と被検対象通路4と第2の軌道39とは互いに平行し(原則的に、第1の軌道19と第2の軌道39が平行すればよく、被検対象通路4と平行しなくてもよいが、ここで最適な技術案を明確することを言うまでもない)、第1のコリメーター1は第1の軌道19に運動し、第3のコリメーター31は第2の軌道39に運動する(放射線受入ユニット3のすべての部材が一体に組み合わせられているため、放射線受入ユニット3は第2の軌道39に運動する)。
本実施例では、第1のコリメータスリット10と第3のコリメータスリット30との幅の比は、放射線源22から第1の軌道19までの距離と放射線源22から第2の軌道39までの距離との比に等しくてよく、そうすると、第3のコリメーター31はコリメーション効果を果すことができる。コーンビーム3次元走査の場合、上記放射線源22から第1の軌道19までの距離と放射線源22から第2の軌道39までの距離の比を、放射線源22が水平面における投影から第1の軌道19が水平面における投影までの距離と放射線源22が水平面における投影から第2の軌道39が水平面における投影までの距離との比に変えることができる。
被検対象40に対して走査検査を行う際に、放射線源22及び第2のコリメーター21が静止するが、第1のコリメーター1は第1の軌道19に沿って運動し、放射線受入ユニット3(第3のコリメーター31、検出器32と放射線防護部材33を備える)は第2の軌道39に沿って運動し、第1のコリメーター1と放射線受入ユニット3の運動方向は同一である。また、運動過程において、放射線源22、第1のコリメータスリット10及び第3のコリメータスリット30は同一直線に保持されている。放射線源22、第1のコリメータスリット10及び第3のコリメータスリット30を同一直線に保持させるために、第1のコリメーター1と第3のコリメーター31の運動速度の比を制御することで実現することができ、即、第1のコリメーター1と第3のコリメーター31との運動速度の比は、放射線源22から第1の軌道19までの距離と放射線源22から第2の軌道39までの距離との比に等しい。
走査検査中に、被検対象40は被検対象通路4をゆっくり通過し、例えば、被検対象40の運動速度は放射線受入ユニット3の運動速度の1000分の5〜10分の1でよく、例えば、30分の1、40分の1、50分の1等でよい。第1のコリメーター1と第3のコリメーター31はそれぞれの軌道の第1の軌道19、第2の軌道39に往復運動することで、被検対象40に対する各角度での走査を実現する。検出器32は往復運動中に、ともにデータを採取してもよく、往運動又は復運動のうち1つの方向のみでデータを採取してもよく、ここで特に限定されない。
さらに、本実施例における直線軌道断層走査装置は、データ処理ユニット、制御ユニット及び警報ユニット等をさらに備えてもよい。データ処理ユニットは結像コンピュータを備え、結像コンピュータは検出器32から転送したデータを受け入れた後、受け入れたデータを処理し、画像を再構成し表示する。データ処理ユニットはユーザとのやり取り、及び必要に応じて制御指令を警報ユニット等に転送することにも使用される。警報ニットはデータ処理システムが生成した制御指令を受け入れると、警報を出すことに使用される。制御ユニットは第1のコリメーター1と放射線受入ユニット3がそれぞれの軌道における運動の状態を制御し且つモニタリングするためにも使用され、制御ユニットは放射線源22の放射線ビーム8の生成又は放射線ビーム8生成の停止を制御するためにも使用され、制御ユニットは検査対象40の運動を制御し又はモニタリングするためにも使用される。
実施例3
本実施例に係る直線軌道断層走査装置を図3に示す。当該直線軌道断層走査装置は実施例1に係る直線軌道断層走査装置と構成上に大体類似している。その主な違いは、本実施例において第1のコリメーター1に第1のコリメータスリット10が2つ開設され、相応的に放射線受入ユニット3の数量も2つであり、各放射線受入ユニット3はそれぞれ1つの第1のコリメータスリット10に対応することである。
実施例1における直線軌道断層走査装置に対して、第1のコリメータスリット10の一回の単方向運動の最大行程をsとすると、本実施例では、2つの第1のコリメータスリット10のスリット中心の間隔はs/2に等しい。本実施例における第1のコリメーター1は実施例1における第1のコリメーター1を改造することで得られ、例えば、実施例1の第1のコリメーター1の上に、新たな第1のコリメータスリット10を開設し、新たに開設する位置は第1のコリメーター1の左側又は右側であるとともに、第1のコリメーター1の境界がオープニング角度範囲を超えることも保証する必要があり、即ち、第1のコリメーター1がいずれの位置まで運動しても、第1のコリメーター1が放射線発生ユニット2により限定された特定のオープニング角度範囲全体を覆えるようにすることで、第1のコリメータスリット10を透過していない放射線ビーム8を吸収し且つ遮断することができるため、放射線防護の効果を果す。本実施例の第1のコリメーター1は実施例1の第1のコリメーター1を改造することで得られるものではなく、独立に提供されてもよいことは言うまでもない。
被検対象40に対して走査検査を行う際に、放射線源22及び第2のコリメーター21は静止するが、第1のコリメーター1は第1の軌道19に沿って運動し、2つの放射線受入ユニット3(いずれも第3のコリメーター31、検出器32と放射線防護部材33を備える)は第2の軌道39に沿って運動し、第1のコリメーター1と放射線受入ユニット3の運動方向と同一であり、また、運動過程において、放射線源22、いずれの第1のコリメータスリット10及び当該第1のコリメータスリット10に対応する第3のコリメータスリット30は同一直線に保持され、即、放射線源22、左側の第1のコリメータスリット10、左側の放射線受入ユニット3の第3のコリメータスリット30は同一直線に保持され、放射線源22、右側の第1のコリメータスリット10、右側の放射線受入ユニット3の第3のコリメータスリット30は同一直線に保持されている。放射線源22、第1のコリメータスリット10及び第3のコリメータスリット30を同一直線に保持させるために、第1のコリメーター1と第3のコリメーター31の運動速度の比を制御することで実現することができ、即ち、第1のコリメーター1と第3のコリメーター31との運動速度の比は放射線源22から第1の軌道19までの距離と放射線源22から第2の軌道39までの距離との比に等しい。
走査検査中には、被検対象40は被検対象通路4をゆっくり通過し、例えば、被検対象40の運動速度は放射線受入ユニット3の運動速度の1000分の5〜10分の1でよく、例えば、30分の1、40分の1、50分の1等でよい。第1のコリメーター1と第3のコリメーター31はそれぞれの軌道に往復運動することで、被検対象40に対する各角度での走査を実現し、検出器32は往復運動中に、ともにデータを採取してもよく、往運動又は復運動のうち1つの方向のみでデータを採取してもよく、ここで特に限定されない。
実施例1に係る直線軌道断層走査装置に対して、本実施例に係る直線軌道断層走査装置は走査検査をより速く行うことができ、走査速度率は実施例1に係る直線軌道断層走査装置の2倍であるとともに、従来の技術における直線軌道断層走査装置に対しても、放射線受入ユニット3の数量を低減する一方、放射線受入ユニット3同士によるクロストークも少ない。
実施例4
本実施例に係る直線軌道断層走査装置を図4に示す。当該直線軌道断層走査装置は実施例1に係る直線軌道断層走査装置と構成上は大体類似している。その主な違いは、本実施例において第1のコリメーター1に第1のコリメータスリット10が3つ開設され、相応的に放射線受入ユニット3の数量も3つであり、各放射線受入ユニット3はそれぞれ1つの第1のコリメータスリット10に対応することである。
実施例1における直線軌道断層走査装置に対して、第1のコリメータスリット10の一回の単方向運動の最大行程をsとすると、本実施例では、隣接する2つの第1のコリメータスリット10のスリット中心の間隔はs/3に等しい。本実施例における第1のコリメーター1は実施例1における第1のコリメーター1を改造することで得られ、例えば、実施例1の第1のコリメーター1の上に、新たな第1のコリメータスリット10を2つ開設するとともに、第1のコリメーター1の境界がオープニング角度範囲を超えることも保証する必要があり、即ち、第1のコリメーター1がいずれの位置まで運動しても、第1のコリメーター1が放射線発生ユニット2により限定された特定のオープニング角度範囲全体を覆えるようにすることで、第1のコリメータスリット10を透過していない放射線ビーム8を吸収し且つ遮断することができるため、放射線防護の効果を果す。本実施例の第1のコリメーター1は実施例1の第1のコリメーター1を改造することで得られるものではなく、独立に提供されてもよいことは言うまでもない。
被検対象40に対して走査検査を行う際に、放射線源22及び第2のコリメーター21は静止するが、第1のコリメーター1は第1の軌道19に沿って運動し、3つの放射線受入ユニット3(いずれも第3のコリメーター31、検出器32と放射線防護部材33を備える)は第2の軌道39に沿って運動し、第1のコリメーター1と放射線受入ユニット3の運動方向と同一であり、また、運動過程において、放射線源22、いずれの第1のコリメータスリット10及び当該第1のコリメータスリット10に対応する第3のコリメータスリット30は同一直線に保持され、即、放射線源22、左側の第1のコリメータスリット10、左側の放射線受入ユニット3の第3のコリメータスリット30は同一直線に保持され、放射線源22、中間の第1のコリメータスリット10、中間の放射線受入ユニット3の第3のコリメータスリット30は同一直線に保持され、放射線源22、右側の第1のコリメータスリット10、右側の放射線受入ユニット3の第3のコリメータスリット30は同一直線に保持されている。放射線源22、第1のコリメータスリット10、及び第3のコリメータスリット30を同一直線に保持させるために、第1のコリメーター1と第3のコリメーター31の運動速度の比を制御することで実現することができ、即ち、第1のコリメーター1と第3のコリメーター31との運動速度の比は放射線源22から第1の軌道19までの距離と放射線源22から第2の軌道39までの距離の比に等しい。
走査検査中には、被検対象40は被検対象通路4をゆっくり通過し、例えば、被検対象40の運動速度は放射線受入ユニット3の運動速度の1000分の5〜10分の1でよく、例えば、30分の1、40分の1、50分の1等でよい。第1のコリメーター1と第3のコリメーター31はそれぞれの軌道に往復運動することで、被検対象40に対する各角度での走査を実現し、検出器32は往復運動中に、ともにデータを採取してもよく、往運動又は復運動のうち1つの方向のみでデータを採取してもよく、ここで特に限定されない。
実施例1に係る直線軌道断層走査装置に対して、本実施例に係る直線軌道断層走査装置は走査検査をより速く行うことができ、走査速度率は実施例1に係る直線軌道断層走査装置の3倍であるとともに、従来の技術における直線軌道断層走査装置に対しても、放射線受入ユニット3の数量を低減する一方、放射線受入ユニット3同士によるクロストークも少ない。
本発明に係る直線軌道断層走査装置において、第1のコリメーター1に開設された第1のコリメータスリット10の数量も他の数値でもよいことは言うまでもない。例えば、第1のコリメーター1に放射線ビーム8が通過するための第1のコリメータスリット10がn(nが3より大きい整数である)個開設され、第1のコリメータスリット10はオープニング角度範囲内に位置し、第1のコリメーター1の境界はオープニング角度範囲を超え、放射線受入ユニット3の数量は第1のコリメータスリット10の数量と同一であり、各放射線受入ユニット3はそれぞれ1つの第1のコリメータスリット10に対応し、実施例1における直線軌道断層走査装置に対して、第1のコリメータスリット10の一回の単方向運動の最大行程をsとすると、第1のコリメーター1に第1のコリメータスリット10がn個開設された場合、隣接する第1のコリメータスリット10のスリット中心の間隔はs/nに等しい他、当該直線軌道断層走査装置の走査速度率は実施例1に係る直線軌道断層走査装置のn倍であり、ここで贅言しない。
実施例5
本実施例は直線軌道透視結像装置を提供し、当該直線軌道透視結像装置は実施例1、実施例2、実施例3又は実施例4に係る直線軌道断層走査装置と類似しているが、被検対象に対して走査検査を行う際に、被検査対象が運動せず、静止し、また第1のコリメーター1と放射線受入ユニット3が往復運動せず、第1のコリメーター1と放射線受入ユニット3は単方向運動を一回のみし、検出器32は当該単方向運動中にデータを採取し、直線軌道断層走査装置はX線に基づく透視走査装置になった。当該装置は快速走査を実現できるため、被検査対象の運動による画像の誤差が回避される。
実施例6
実施例1、実施例2、実施例3又は実施例4に係る直線軌道断層走査装置と類似しているが、図5に示すように、本実施例では、被検対象通路4の両側における直線軌道の第1の軌道19、第2の軌道39を円弧形軌道に取り替えて、その円心はいずれも放射線源の位置にあり、第1のコリメーター1と放射線受入ユニット3はそれぞれ2つの円弧形の軌道の第1の軌道19、第2の軌道39に運動する。
当該断層走査装置は実施例1〜実施例3に係る断層走査装置に対して、占有面積が大きいが、第1のコリメータスリット10、第3のコリメータスリット30及び放射線源の角度の一致性がより高く、且つ採取するデータの角度間隔の一致を実現しやすい。
第1のコリメーター1と第3のコリメーター31は図6に示すように設計され、コリメータスリット10の境界が放射線源22を円心とする円の半径方向に存在する。走査検査過程において、放射線源22は第1のコリメータスリット10、第3のコリメータスリット30とともに、同一直線に保持されることが好ましい。
第1のコリメータスリット10と第3のコリメータスリット30の幅の比は第1の軌道19と第2の軌道39の半径(実施例1〜4における放射線源22から第1の軌道19までの距離と放射線源22から第2の軌道39までの距離)の比に等しいことが好ましい。
第1のコリメーター1が第1の軌道19における運動速度と放射線受入ユニット3が第2の軌道39における運動速度との比はそれらが位置する第1の軌道19と第2の軌道39半径の軌道半径の比であることが好ましい。
図7に示すように、最適な実現の形態として、放射線源22、第1のコリメーター1及び放射線受入ユニット3をストレートロッド7で一体にブリッジ接続させ、こうして、放射線受入ユニット3の運動を制御すれば、第1のコリメーター1が自動的に従動運動し、且つ放射線源22、第1のコリメーター1の第1のコリメータスリット10及び第3のコリメーター31の第3のコリメータスリット30を同一直線に保持する。当業者は、図7に従って、放射線源22、第1のコリメーター1及び放射線受入ユニット3をブリッジ接続するようにストレートロッド7を設計して、実施例1、2、3、4に適用することで、放射線源22、第1のコリメーター1の第1のコリメータスリット10及び第3のコリメーター31の第3のコリメータスリット30を同一直線に保持することが困難ではないが、その違いは、実施例1、2、3、4の直線軌道の状況を適用するために、第1のコリメーター1と放射線受入ユニット3はストレートロッド7の長手方向に可動することである。
断層検査装置の他の部分に対して、実施例1〜4の趣旨に従って、本実施例を広げることができ、ここで贅言しない。
直線軌道断層走査装置に対して、放射線源22が静止し、被検対象40が被検対象通路4に運動(その運動速度が放射線受入ユニット3の運動速度の30分の1、40分の1、又は50分の1等でよい)し、第1のコリメーター1と放射線受入ユニット3が円弧軌道(第1の軌道19と第2の軌道39)に往復運動する。検出器32は往復運動中に、ともにデータを採取してもよく、往運動又は復運動のうち1つの方向のみでデータを採取してもよく、ここで特に限定されない。
透視結像装置に対して、放射線源22が静止し、被検対象40が静止し、第1のコリメーター1と放射線受入ユニット3が単方向運動を一回のみし、検出器32は当該単方向運動中にデータを採取する。
以上のように、本発明により提供する直線軌道に基づく断層走査装置及び透視結像装置は、放射線受入ユニットと被検対象通路との間に第1のコリメーターを設けることで、放射線ビームが第1のコリメーターと被検対象を順次に透過した後放射線受入ユニットに受け入れられ、走査の過程において、放射線発生ユニットが静止するが、第1のコリメーターと放射線受入ユニットが同一方向に直線運動し且つ運動方向が被検対象通路と平行し、第1のコリメーターと放射線受入ユニットが互いに合わせて運動することで、被検対象の各角度の走査を実現する。そのため、本発明における直線軌道断層走査装置は一番少なく、1つだけの放射線受入ユニットで断層走査を完成できるため、直線軌道断層走査装置の構成を簡素化し、直線軌道断層走査装置を実現するコストを低減させる。
本発明により提供する直線軌道に基づく断層走査装置及び透視結像装置は、放射線受入ユニットと被検対象通路との間に第1のコリメーターを設けることで、放射線ビームが第1のコリメーターと被検対象を順次に透過した後放射線受入ユニットに受け入れられ、走査の過程において、放射線発生ユニットが静止するが、第1のコリメーターと放射線受入ユニットが同一方向に直線運動し且つ運動方向が被検対象通路と平行し、第1のコリメーターと放射線受入ユニットが互いに合わせて運動することで、被検対象の各角度の走査を実現する。そのため、本発明における直線軌道断層走査装置は一番少なく、1つだけの放射線受入ユニットで断層走査を完成できるため、直線軌道断層走査装置の構成を簡素化し、直線軌道断層走査装置を実現するコストを低減させる。

Claims (14)

  1. 順次に設けられている特定のオープニング角度範囲内に放射線ビームを生成するための放射線発生ユニットと、前記放射線ビームを制限するための第1のコリメーターと、被検対象が通過するための被検対象通路と、放射線ビームを受け入れる放射線受入ユニットと、を備え、
    前記放射線発生ユニットにより生成した放射線ビームが前記第1のコリメーターと被検対象を順次に透過した後、前記放射線受入ユニットに受け入れられ、前記放射線受入ユニットが受け入れられた放射線ビームデータを結像コンピュータに転送し、処理し且つ表示し、
    前記放射線発生ユニットが静止し、前記第1のコリメーターと前記放射線受入ユニットが同一方向に運動することを特徴とする直線軌道に基づく断層走査装置。
  2. 前記第1のコリメーターには、前記放射線ビームが通過するための、少なくとも1つの第1のコリメータスリットが開設され、
    前記第1のコリメータスリットは前記オープニング角度範囲内に位置し、前記第1のコリメーターの境界は前記オープニング角度範囲を超えることを特徴とする請求項1に記載の断層走査装置。
  3. 前記第1のコリメータスリットの数量がnであり、n=1である場合に、前記第1のコリメータスリットの一回の単方向運動の最大行程がsであり、n>1である場合に、隣接する前記第1のコリメータスリットのスリット中心の間隔=s/nであることを特徴とする請求項2に記載の断層走査装置。
  4. 前記放射線受入ユニットの数量は前記第1のコリメータスリットの数量と同じであり、各放射線受入ユニットはそれぞれ1つの前記第1のコリメータスリットに対応することを特徴とする請求項2または3に記載の断層走査装置。
  5. 前記放射線受入ユニットは第3のコリメータスリットが開設されている第3のコリメーターと、前記第3のコリメーターを透過する放射線ビームを受け入れる検出器と、を備えることを特徴とする請求項4に記載の断層走査装置。
  6. 前記放射線発生ユニットは放射線ビームを生成する放射線源と、前記放射線ビームを前記特定のオープニング角度範囲内に限定する第2のコリメーターと、を備えることを特徴とする請求項1に記載の断層走査装置。
  7. 前記運動通路の両側に平行に設置されている第1の軌道と第2の軌道とをさらに備え、前記第1のコリメーターは前記第1の軌道に沿って運動し、前記放射線受入ユニットは前記第2の軌道に沿って運動し、前記第1のコリメーターと放射線受入ユニットとの運動速度の比は、前記放射線源から第1の軌道までの距離と前記放射線源から第2の軌道までの距離との比に等しいことを特徴とする請求項1に記載の断層走査装置。
  8. 前記第1の軌道及び第2の軌道は前記運動通路と平行する直線軌道であり、又は、
    前記第1の軌道及び第2の軌道は前記放射線発生ユニットを円心とする弧形軌道であることを特徴とする請求項7に記載の断層走査装置。
  9. 前記放射線発生ユニット、第1のコリメーター、及び放射線受入ユニットはいずれも1つのストレートロッドに固定されていることを特徴とする請求項1に記載の断層走査装置。
  10. 前記放射線受入ユニットは放射線受入ユニットに吸收されていない放射線ビームを吸収するための放射保護部材をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載の断層走査装置。
  11. 断層走査を行う際に、前記被検対象が前記運動通路で運動し、前記第1のコリメーターと放射線受入ユニットが往復運動することを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれか1項に記載の断層走査装置。
  12. 前記被検対象の運動速度は放射線受入ユニットの運動速度の0.005〜0.1倍であることを特徴とする請求項11に記載の断層走査装置。
  13. 前記第1のコリメーターと放射線受入ユニットの運動状態を制御でき且つモニタリングできる制御ユニットをさらに備えることを特徴とする請求項12に記載の断層走査装置。
  14. 順次に設けられている特定のオープニング角度範囲内に放射線ビームを生成するための放射線発生ユニットと、前記放射線ビームを制限するための第1のコリメーターと、被検対象が通過するための被検対象通路と、放射線ビームを受け入れる放射線受入ユニットと、を備え、
    前記放射線発生ユニットにより生成した放射線ビームが前記第1のコリメーターと被検対象を順次に透過した後、前記放射線受入ユニットに受け入れられ、前記放射線受入ユニットが受け入れられた放射線ビームデータを結像コンピュータに転送し、処理し且つ表示し、
    前記放射線発生ユニットが静止し、前記第1のコリメーターと前記放射線受入ユニットが同一方向に運動し、
    走査を行う際に、前記被検対象が前記運動通路に静止し、前記第1のコリメーターと放射線受入ユニットが単方向運動を一回のみすることを特徴とする直線軌道透視結像装置。
JP2014191124A 2013-09-23 2014-09-19 直線軌道に基づく断層走査装置 Active JP6078506B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CN201310436220.4 2013-09-23
CN201310436220.4A CN104458771B (zh) 2013-09-23 2013-09-23 直线轨迹断层扫描装置以及透视成像装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015061601A true JP2015061601A (ja) 2015-04-02
JP6078506B2 JP6078506B2 (ja) 2017-02-08

Family

ID=52688194

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014191124A Active JP6078506B2 (ja) 2013-09-23 2014-09-19 直線軌道に基づく断層走査装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US9632041B2 (ja)
JP (1) JP6078506B2 (ja)
CN (1) CN104458771B (ja)
HK (1) HK1204059A1 (ja)
WO (1) WO2015039509A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190084553A (ko) * 2018-01-08 2019-07-17 연세대학교 원주산학협력단 엑스선 영상 생성 장치 및 방법
JP2021505294A (ja) * 2017-12-11 2021-02-18 デンツプライ シロナ インコーポレイテッド センサの視野を拡張し、合成放射線写真を取得するための方法、システム、装置、およびコンピュータプログラム製品

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106896121B (zh) 2015-12-18 2019-07-05 清华大学 检测系统和方法
CN105784737B (zh) * 2016-03-29 2021-06-22 清华大学 集装箱ct检查系统
US11009449B2 (en) * 2018-04-20 2021-05-18 Fei Company Scanning trajectories for region-of-interest tomograph
CN109001235A (zh) * 2018-10-15 2018-12-14 广东正业科技股份有限公司 一种检测装置
CN109828310B (zh) * 2018-12-28 2024-05-03 同方威视技术股份有限公司 安检设备和安检方法
CN112274169A (zh) * 2020-09-18 2021-01-29 南昌大学 基于直线轨迹投影数据的pet成像系统及方法
CN114019571A (zh) * 2021-09-29 2022-02-08 浙江华视智检科技有限公司 安检设备及射线光路校正方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62129034A (ja) * 1985-11-14 1987-06-11 コニカ株式会社 X線走査装置及びx線フラックスの制御装置
JP2003024312A (ja) * 2001-07-17 2003-01-28 Hitachi Medical Corp X線撮像装置
JP2012161471A (ja) * 2011-02-07 2012-08-30 Fujifilm Corp 放射線画像撮影装置および放射線画像撮影方法

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3944833A (en) * 1968-08-23 1976-03-16 E M I Limited Apparatus for examining a body by radiation such as X or gamma radiation
US3790799A (en) * 1972-06-21 1974-02-05 American Science & Eng Inc Radiant energy imaging with rocking scanning
DE2619719A1 (de) * 1976-05-04 1977-11-17 Siemens Ag Roentgengeraet zur herstellung von transversal-schichtbildern
US4096391A (en) * 1976-10-15 1978-06-20 The Board Of Trustees Of The University Of Alabama Method and apparatus for reduction of scatter in diagnostic radiology
US4686695A (en) * 1979-02-05 1987-08-11 Board Of Trustees Of The Leland Stanford Junior University Scanned x-ray selective imaging system
US7092485B2 (en) * 2003-05-27 2006-08-15 Control Screening, Llc X-ray inspection system for detecting explosives and other contraband
US7142629B2 (en) * 2004-03-31 2006-11-28 General Electric Company Stationary computed tomography system and method
CN100526866C (zh) * 2004-11-26 2009-08-12 同方威视技术股份有限公司 一种具有ct断层扫描功能的集装箱检查系统
CN101113961A (zh) * 2006-07-27 2008-01-30 上海英迈吉东影图像设备有限公司 一种具有x射线背散射和断层扫描的成像系统
CN101951837B (zh) * 2008-02-22 2013-02-13 皇家飞利浦电子股份有限公司 用于采用分布式源进行x射线成像的高分辨率准静态设置
CN101683271B (zh) * 2008-09-28 2014-03-12 清华大学 X射线ct设备、图像重建方法和x射线成像方法
WO2012174246A2 (en) * 2011-06-17 2012-12-20 The Board Of Trustees Of The Leland Stanford Junior University Computed tomography system with dynamic bowtie filter
EP2901367B1 (en) 2012-09-27 2020-04-22 Halliburton Energy Services, Inc. Computed tomography (ct) methods analyzing rock property changes resulting from a treatment
CN203455293U (zh) * 2013-09-23 2014-02-26 同方威视技术股份有限公司 直线轨迹断层扫描装置以及透视成像装置
CN104510486B (zh) 2013-09-30 2021-04-20 Ge医疗系统环球技术有限公司 计算机化断层扫描设备及其机架旋转控制装置和方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62129034A (ja) * 1985-11-14 1987-06-11 コニカ株式会社 X線走査装置及びx線フラックスの制御装置
JP2003024312A (ja) * 2001-07-17 2003-01-28 Hitachi Medical Corp X線撮像装置
JP2012161471A (ja) * 2011-02-07 2012-08-30 Fujifilm Corp 放射線画像撮影装置および放射線画像撮影方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021505294A (ja) * 2017-12-11 2021-02-18 デンツプライ シロナ インコーポレイテッド センサの視野を拡張し、合成放射線写真を取得するための方法、システム、装置、およびコンピュータプログラム製品
JP7379333B2 (ja) 2017-12-11 2023-11-14 デンツプライ シロナ インコーポレイテッド センサの視野を拡張し、合成放射線写真を取得するための方法、システム、装置、およびコンピュータプログラム製品
KR20190084553A (ko) * 2018-01-08 2019-07-17 연세대학교 원주산학협력단 엑스선 영상 생성 장치 및 방법
KR102081869B1 (ko) 2018-01-08 2020-02-26 연세대학교 원주산학협력단 엑스선 영상 생성 장치 및 방법

Also Published As

Publication number Publication date
CN104458771A (zh) 2015-03-25
US20150085973A1 (en) 2015-03-26
JP6078506B2 (ja) 2017-02-08
HK1204059A1 (en) 2015-11-06
CN104458771B (zh) 2017-01-18
WO2015039509A1 (zh) 2015-03-26
US9632041B2 (en) 2017-04-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6078506B2 (ja) 直線軌道に基づく断層走査装置
US6956925B1 (en) Methods and systems for multi-modality imaging
US7778383B2 (en) Effective dual-energy x-ray attenuation measurement
JP3168824B2 (ja) X線ct装置
CN102565110B (zh) 一种背散射成像用射线束的扫描装置和方法
EP2273257A1 (en) Imaging system using a straight-line trajectory scan and method thereof
EP2948061B1 (en) Directed x-ray fields for tomosynthesis
JP6559115B2 (ja) 2dおよび3dマンモグラフィとの使用のためのx線散乱低減デバイス
KR101076319B1 (ko) 동적 제어가 가능한 시준기를 구비한 콘빔 ct 장치
JP2009020102A (ja) 焦点距離調節自在型コリメータの方法及びシステム
JP2012081265A (ja) X線用ハイブリッド型コリメータ及びその製造方法
JP2015080727A (ja) 三次元造影のための走査システム
CN101501530A (zh) 用于获得图像数据的系统和方法
CN105828719A (zh) X射线成像装置
CN103575750A (zh) 用于反向的x射线-相位对比成像的装置和方法
JP2009006133A (ja) X線ct装置及びその制御方法
CN104853679A (zh) 辐射射束强度分布整形器
CN106568787A (zh) 基于激光的微焦点伽马射线ct装置及其实现方法
US7212603B2 (en) Device for capturing structural data of an object
CN103901485A (zh) 一种人体安检系统
CN101453951A (zh) 锥束ct半周期闭合螺旋轨迹
CN202013328U (zh) 一种背散射成像用射线束的扫描装置
US10799193B2 (en) Method and apparatus for anatomically-specified conformation computed tomography
JP6165826B2 (ja) X線撮影装置、画像処理装置及びx線撮影方法
JP2016093491A (ja) X線ct装置及び制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150826

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150901

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160510

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160714

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161220

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170116

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6078506

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250