JP4904518B2 - 電動パワーステアリング装置の制御装置 - Google Patents
電動パワーステアリング装置の制御装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4904518B2 JP4904518B2 JP2004338742A JP2004338742A JP4904518B2 JP 4904518 B2 JP4904518 B2 JP 4904518B2 JP 2004338742 A JP2004338742 A JP 2004338742A JP 2004338742 A JP2004338742 A JP 2004338742A JP 4904518 B2 JP4904518 B2 JP 4904518B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steering
- steering assist
- abnormality
- vehicle speed
- motor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
- Power Steering Mechanism (AREA)
Description
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、操舵補助制御を継続可能な継続可能異常モードが発生した場合に、最適な条件で操舵補助制御を停止させるようにした電動パワーステアリング装置の制御装置を提供することを目的としている。
前記操舵補助制御手段は、ステアリングシャフトに生じる操舵トルクを検出する操舵状態検出手段と、該操舵状態検出手段で検出した前記操舵トルクに基づいて前記電動機を駆動制御する電動機制御手段と、前記操舵状態検出手段及び前記電動機制御手段の異常を検出する異常検出手段と、該異常検出手段で操舵状態検出手段及び電動機制御手段の何れかの異常を検出したときに、当該異常が代替え可能な操舵トルク検出器、モータ電流検出器、車速センサを含む検出センサ系の異常である継続可能異常モードであるかモータ駆動回路の故障、電動モータの巻線地絡を含むモータ駆動系の異常である継続不可能異常モードであるかを判定する異常モード判定手段と、該異常モード判定手段の判定結果が継続可能異常モードであるときにモータ内部抵抗RmとインダクタンスLmに基づく伝達関数で表されるモータモデルを使用したオープンループ制御に切り換えて操舵補助制御を継続する異常時操舵補助制御手段と、操舵補助力を徐々に減少させて停止できる車両状態を検出する車両状態検出手段と、前記異常モード判定手段の判定結果が継続可能異常モードであるときに、前記車両状態検出手段で検出した車両状態が操舵補助力を徐々に減少させて停止できる走行状態であるときに前記異常時操舵補助制御手段による操舵補助制御を徐々に停止させる作動停止制御手段とを備えたことを特徴としている。
図1は、本発明に一実施形態を示す概略構成図であって、図中、1は、ステアリングホイールであり、このステアリングホイール1に運転者から作用される操舵力が入力軸2aと出力軸2bとを有するステアリングシャフト2に伝達される。このステアリングシャフト2は、入力軸2aの一端がステアリングホイール1に連結され、他端はトルク検出手段としての操舵トルクセンサ3を介して出力軸2bの一端に連結されている。
操舵トルクセンサ3は、ステアリングホイール1に付与されて入力軸2aに伝達された操舵トルクを検出するもので、例えば、操舵トルクを入力軸2a及び出力軸2b間に介挿した図示しないトーションバーの捩れ角変位に変換し、この捩れ角変位をポテンショメータで検出するように構成されている。この操舵トルクセンサ3は、図2に示すように、入力される操舵トルクが零のときには、所定の中立電圧V0 となり、この状態から右切りすると、操舵トルクの増加に応じて中立電圧V0 より増加する電圧となり、操舵トルクが零の状態から左切りすると操舵トルクの増加に応じて中立電圧V0 より減少する電圧となるトルク検出値Tを出力するように構成されている。
ia=(Vb・D−KT ・ω)/(L*・s+R*) …………(1)
ここで、Vbはバッテリ電圧、L*は数学モデルにおけるモータインダクタンス、R*は数学モデルにおけるモータ内部抵抗、sはラプラス演算子、KT は係数、ωがモータ角速度であり、KT ・ωはモータ逆起電力を表す。
このステップS14では、FETゲート駆動回路371に対してFET1〜FET4に対する制御信号を全てOFFとして、FET1〜FET4をOFF状態とし、次いでステップS16に移行して、モータ端子電圧Vmを読込み、次いでステップS16に移行して、モータ端子電圧Vmが“0”であるか否かを判定し、Vm>0であるときには、モータ駆動回路37及び又は電動モータ12に地絡が発生している重度の異常であると判断してステップS18に移行し、異常判定フラグFAを重度の異常を表す“2”に設定してから処理を終了する。
そして、異常検出回路39から出力される異常判定フラグFAが異常時操舵補助制御手段としての異常時操舵補助制御回路40へ供給される。この異常時操舵補助制御回路40は、異常検出回路39から入力される異常判定フラグFAが“0”である正常時には、切換スイッチ320をフィードバック制御回路30FB側に切換える論理値“0”の切換信号を切換スイッチ320に出力し、異常判定フラグFAが“1”である軽度の異常時には切換スイッチ320をオープンループ制御回路30OL側に切換える論理値“1”の切換信号を切換スイッチ320に出力し、異常判定フラグFAが“2”である重度の異常時には、モータ駆動回路37に供給するバッテリ電力を遮断する遮断スイッチ41をオフ状態としてモータ駆動回路37への電源供給を停止して電動モータ12を停止させる。
ここで、停止管理用制御マップは、図7に示すように、横軸に車速検出値Vを取り、縦軸に操舵補助指令値Iを取り、車速検出値Vが低速領域と中速領域との境界値となる所定設定値Vs以下で、且つ操舵補助指令値Iが所定設定値Is以下となるハッチング図示の停止許可領域SAが設定された構成を有する。
この図6の処理において、ステップS43の処理と車速センサ14とが車速検出手段に対応し、ステップS43の処理と操舵補助指令値演算器32とが操舵補助力検出手段に対応し、ステップS44〜S47の処理が作動停止制御手段に対応している。
今、車両が停車していて、イグニッションキースイッチ16がオン状態となってコントロールユニット13へバッテリ電力が入力され、これに応じてコントロールユニット13を構成する各回路が動作状態となっており、電動モータ12は停止状態となっているものとし,さらに操舵トルクセンサ3、電動モータ12、モータ駆動回路37及びモータ電流検出回路38が正常であるものとする。
なお、上記実施形態においては、操舵補助指令値演算器32で操舵補助指令値Iを漸減する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、モータ駆動回路37におけるFETゲート駆動回路371でデューティ比Dを徐々に減少させることにより電動モータ12に供給するモータ電流を漸減させるようにしてもよい。
この第2の実施形態では、オープンループ制御を停止させる車両状態即ち操舵補助制御の影響が少ない車両状態を、車速検出値V及び操舵補助指令値Iに基づいて検出する場合に代えて、車両の横加速度に基づいて検出するようにしたものである。
すなわち、第2の実施形態では、図10及び図11に示すように、車両に生じる横加速度を検出する横加速度検出手段としての横加速度センサ51が設けられ、この横加速度センサ51で検出した横加速度YGがコントロールユニット13内の作動停止制御回路42に供給されている。
この作動停止処理は、前述した図6の処理におけるステップS43〜S46の処理が省略され、これらに代えて、ステップS42の判定結果が以上判定フラグFAが軽度の異常を表す“1”であるときにステップS51に移行して、横加速度センサ51で検出した横加速度YGを読込み、次いでステップS52に移行して、読込んだ横加速度YGが予め設定された操舵補助制御の影響が少ない走行状態即ち曲率が小さいカーブ又は直進路を走行する場合に相当する所定値YGs以下であるか否かを判定し、YG>YGsであるときにはステップS53に移行して、前回の処理時にYG(n-1)≦YGsであったか否かを判定し、YG(n-1)>YGsであるときには前記ステップS41に戻り、YG(n-1)≦YGsであるときには前記ステップS46に移行して、操舵補助指令値演算器32に対して操舵補助指令値Iを“0”から操舵トルクTに基づいて算出される操舵補助指令値I(n)まで徐々に増加させる操舵補助指令値漸増指令を出力してから前記ステップS41に戻り、前記ステップS44の判定結果がYG≦YGsであるときには前記ステップS47に移行して操舵補助指令値演算器32に対して操舵補助指令値漸減指令を出力してから前記ステップS41に戻るように構成されていることを除いては図6と同様の処理を行い、図6との対応処理には同一ステップ番号を付し、その詳細説明はこれを省略する。
このとき、作動停止制御回路42では、図12の処理において、横加速度センサ51で検出した横加速度YGが所定値YGsより大きいので、ステップS52を経てステップS53に移行し、前回YG(n-1)が所定値YGsより大きいため、そのままステップS41に戻ることになり、操舵補助指令値演算器32に対して操舵補助指令値漸減指令が出力されることはなく、オープンループ制御が継続される。
この第3の実施形態では、オープンループ制御を停止させる車両状態即ち操舵補助制御の影響が少ない車両状態を、車両前方の走行車線の状態に基づいて検出するようにしたものである。
すなわち、第3の実施形態では、図13及び図14に示すように、前述した第2の実施形態における横加速度センサ51が省略され、これに代えて、車両の前方に設けた道路白線を画像情報として捉える単眼カメラ61を配置し、この単眼カメラ61から出力される画像情報を走行車線の曲率ρを演算する車線曲率演算部62に供給して、この車線曲率演算部62で演算された車両前方の車線曲率ρを作動停止制御回路42に供給するように構成されている。
このとき、作動停止制御回路42では、図12の処理において、車線曲率演算部62で算出した路面曲率ρが所定値ρsより大きいので、ステップS62を経てステップS63に移行し、前回ρ(n-1)が所定値ρより大きいため、そのままステップS41に戻ることになり、操舵補助指令値演算器32に対して操舵補助指令値漸減指令が出力されることはなく、オープンループ制御が継続される。
さらに、上記第1〜第3の実施形態においては、コントロールユニット13を機能ブロック図で表して説明したが、これに限定されるものではなく、各機能ブロックに対応する処理を個別のフローチャートで実行するようにしてもよく、さらには各機能ブロックを実際のハードウェア回路として構成するようにしてもよい。
Claims (8)
- 操舵系に対して操舵補助力を付与する電動機の操舵補助制御を行う操舵補助制御手段を備えた電動パワーステアリング装置の制御装置において、
前記操舵補助制御手段は、ステアリングシャフトに生じる操舵トルクを検出する操舵状態検出手段と、車両の車速を検出する車速検出手段と、前記電動機のモータ電流を検出するモータ電流検出回路と、前記操舵状態検出手段で検出した前記操舵トルク、前記車速検出手段で検出した車速及びモータ電流検出回路で検出したモータ電流に基づいて前記電動機を駆動制御する電動機制御手段と、前記操舵状態検出手段、前記車速検出手段、前記モータ電流検出回路及び前記電動機制御手段の異常を検出する異常検出手段と、該異常検出手段で操舵状態検出手段及び電動機制御手段の何れかの異常を検出したときに、当該異常が代替え可能な操舵状態検出手段、モータ電流検出回路、車速検出手段を含む検出センサ系の異常である継続可能異常モードであるかモータ駆動回路の故障、電動モータの巻線地絡を含むモータ駆動系の異常である継続不可能異常モードであるかを判定する異常モード判定手段と、該異常モード判定手段の判定結果が継続可能異常モードであるときにモータ内部抵抗RmとインダクタンスLmに基づく伝達関数で表されるモータモデルを使用したオープンループ制御に切り換えて操舵補助制御を継続する異常時操舵補助制御手段と、操舵補助力を徐々に減少させて停止できる操舵補助制御の影響が少ない走行状態となったことを検出する車両状態検出手段と、前記異常モード判定手段の判定結果が継続可能異常モードであるときに、前記車両状態検出手段で操舵補助制御の影響が少ない走行状態を検出したときに前記異常時操舵補助制御手段による操舵補助制御を徐々に停止させる作動停止制御手段とを備え、
前記車両状態検出手段は、車両の車速を検出する車速検出手段、前記操舵補助制御手段で算出する操舵補助力を検出する操舵補助力検出手段、車両の操舵角を検出する操舵角検出手段、車両の操舵角速度を検出する操舵角速度検出手段、車両の横加速度を検出する横加速度検出手段、ヨーレートセンサで構成される回頭状態検出手段、車両前方の走行車線を検出する走行車線検出手段、車両の制動状態を検出する制動状態検出手段の何れか1つ又は複数で構成され、前記作動停止制御手段は、前記車両状態検出手段で検出した車両状態が前記継続可能異常モードの停止許可領域であるときに、継続可能異常モードでの操舵補助制御を徐々に停止させるように構成されていることを特徴とする電動パワーステアリング装置の制御装置。 - 操舵系に対して操舵補助力を付与する電動機の操舵補助制御を行う操舵補助制御手段を備えた電動パワーステアリング装置の制御装置において、
前記操舵補助制御手段は、ステアリングシャフトに生じる操舵トルクを検出する操舵状態検出手段と、車両の車速を検出する車速検出手段と、前記電動機のモータ電流を検出するモータ電流検出回路と、前記操舵状態検出手段で検出した前記操舵トルク、前記車速検出手段で検出した車速及びモータ電流検出回路で検出したモータ電流に基づいて前記電動機を駆動制御する電動機制御手段と、前記操舵状態検出手段、前記車速検出手段、前記モータ電流検出回路及び前記電動機制御手段の異常を検出する異常検出手段と、該異常検出手段で操舵状態検出手段及び電動機制御手段の何れかの異常を検出したときに、当該異常が代替え可能な操舵状態検出手段、モータ電流検出回路、車速検出手段を含む検出センサ系の異常である継続可能異常モードであるかモータ駆動回路の故障、電動モータの巻線地絡を含むモータ駆動系の異常である継続不可能異常モードであるかを判定する異常モード判定手段と、該異常モード判定手段の判定結果が継続可能異常モードであるときにモータ内部抵抗RmとインダクタンスLmに基づく伝達関数で表されるモータモデルを使用したオープンループ制御に切り換えて操舵補助制御を継続する異常時操舵補助制御手段と、操舵補助力を徐々に減少させて停止できる操舵補助制御の影響が少ない走行状態となったことを検出する車両状態検出手段と、前記異常モード判定手段の判定結果が継続可能異常モードであるときに、前記車両状態検出手段で操舵補助制御の影響が少ない走行状態を検出したときに前記異常時操舵補助制御手段による操舵補助制御を徐々に停止させる作動停止制御手段とを備え、
前記車両状態検出手段は、車速を検出する車速検出手段で構成され、前記作動停止制御手段は、前記車速検出手段で検出した車速が所定車速以下となったときに、継続可能異常モードでの操舵補助制御を徐々に停止させるように構成されていることを特徴とする電動パワーステアリング装置の制御装置。 - 操舵系に対して操舵補助力を付与する電動機の操舵補助制御を行う操舵補助制御手段を備えた電動パワーステアリング装置の制御装置において、
前記操舵補助制御手段は、ステアリングシャフトに生じる操舵トルクを検出する操舵状態検出手段と、車両の車速を検出する車速検出手段と、前記電動機のモータ電流を検出するモータ電流検出回路と、前記操舵状態検出手段で検出した前記操舵トルク、前記車速検出手段で検出した車速及びモータ電流検出回路で検出したモータ電流に基づいて前記電動機を駆動制御する電動機制御手段と、前記操舵状態検出手段、前記車速検出手段、前記モータ電流検出回路及び前記電動機制御手段の異常を検出する異常検出手段と、該異常検出手段で操舵状態検出手段及び電動機制御手段の何れかの異常を検出したときに、当該異常が代替え可能な操舵状態検出手段、モータ電流検出回路、車速検出手段を含む検出センサ系の異常である継続可能異常モードであるかモータ駆動回路の故障、電動モータの巻線地絡を含むモータ駆動系の異常である継続不可能異常モードであるかを判定する異常モード判定手段と、該異常モード判定手段の判定結果が継続可能異常モードであるときにモータ内部抵抗RmとインダクタンスLmに基づく伝達関数で表されるモータモデルを使用したオープンループ制御に切り換えて操舵補助制御を継続する異常時操舵補助制御手段と、操舵補助力を徐々に減少させて停止できる操舵補助制御の影響が少ない走行状態となったことを検出する車両状態検出手段と、前記異常モード判定手段の判定結果が継続可能異常モードであるときに、前記車両状態検出手段で操舵補助制御の影響が少ない走行状態を検出したときに前記異常時操舵補助制御手段による操舵補助制御を徐々に停止させる作動停止制御手段とを備え、
前記車両状態検出手段は、前記操舵補助制御手段で算出する操舵補助力を検出する操舵補助力検出手段で構成され、前記作動停止制御手段は、操舵補助力検出手段で検出した操舵補助力が所定操舵補助力以下であるときに、継続可能異常モードでの操舵補助制御を徐々に停止させるように構成されていることを特徴とする電動パワーステアリング装置の制御装置。 - 操舵系に対して操舵補助力を付与する電動機の操舵補助制御を行う操舵補助制御手段を備えた電動パワーステアリング装置の制御装置において、
前記操舵補助制御手段は、ステアリングシャフトに生じる操舵トルクを検出する操舵状態検出手段と、車両の車速を検出する車速検出手段と、前記電動機のモータ電流を検出するモータ電流検出回路と、前記操舵状態検出手段で検出した前記操舵トルク、前記車速検出手段で検出した車速及びモータ電流検出回路で検出したモータ電流に基づいて前記電動機を駆動制御する電動機制御手段と、前記操舵状態検出手段、前記車速検出手段、前記モータ電流検出回路及び前記電動機制御手段の異常を検出する異常検出手段と、該異常検出手段で操舵状態検出手段及び電動機制御手段の何れかの異常を検出したときに、当該異常が代替え可能な操舵状態検出手段、モータ電流検出回路、車速検出手段を含む検出センサ系の異常である継続可能異常モードであるかモータ駆動回路の故障、電動モータの巻線地絡を含むモータ駆動系の異常である継続不可能異常モードであるかを判定する異常モード判定手段と、該異常モード判定手段の判定結果が継続可能異常モードであるときにモータ内部抵抗RmとインダクタンスLmに基づく伝達関数で表されるモータモデルを使用したオープンループ制御に切り換えて操舵補助制御を継続する異常時操舵補助制御手段と、操舵補助力を徐々に減少させて停止できる操舵補助制御の影響が少ない走行状態となったことを検出する車両状態検出手段と、前記異常モード判定手段の判定結果が継続可能異常モードであるときに、前記車両状態検出手段で操舵補助制御の影響が少ない走行状態を検出したときに前記異常時操舵補助制御手段による操舵補助制御を徐々に停止させる作動停止制御手段とを備え、
前記車両状態検出手段は、車速を検出する車速検出手段と前記操舵補助制御手段で算出する操舵補助力を検出する操舵補助力検出手段とで構成され、前記作動停止制御手段は、車速検出手段で検出した車速が所定車速以下であり、且つ操舵補助力検出手段で検出した操舵補助力が所定操舵補助力以下であるときに、継続可能異常モードでの操舵補助制御を徐々に停止させるように構成されていることを特徴とする電動パワーステアリング装置の制御装置。 - 操舵系に対して操舵補助力を付与する電動機の操舵補助制御を行う操舵補助制御手段を備えた電動パワーステアリング装置の制御装置において、
前記操舵補助制御手段は、ステアリングシャフトに生じる操舵トルクを検出する操舵状態検出手段と、車両の車速を検出する車速検出手段と、前記電動機のモータ電流を検出するモータ電流検出回路と、前記操舵状態検出手段で検出した前記操舵トルク、前記車速検出手段で検出した車速及びモータ電流検出回路で検出したモータ電流に基づいて前記電動機を駆動制御する電動機制御手段と、前記操舵状態検出手段、前記車速検出手段、前記モータ電流検出回路及び前記電動機制御手段の異常を検出する異常検出手段と、該異常検出手段で操舵状態検出手段及び電動機制御手段の何れかの異常を検出したときに、当該異常が代替え可能な操舵状態検出手段、モータ電流検出回路、車速検出手段を含む検出センサ系の異常である継続可能異常モードであるかモータ駆動回路の故障、電動モータの巻線地絡を含むモータ駆動系の異常である継続不可能異常モードであるかを判定する異常モード判定手段と、該異常モード判定手段の判定結果が継続可能異常モードであるときにモータ内部抵抗RmとインダクタンスLmに基づく伝達関数で表されるモータモデルを使用したオープンループ制御に切り換えて操舵補助制御を継続する異常時操舵補助制御手段と、操舵補助力を徐々に減少させて停止できる操舵補助制御の影響が少ない走行状態となったことを検出する車両状態検出手段と、前記異常モード判定手段の判定結果が継続可能異常モードであるときに、前記車両状態検出手段で操舵補助制御の影響が少ない走行状態を検出したときに前記異常時操舵補助制御手段による操舵補助制御を徐々に停止させる作動停止制御手段とを備え、
前記車両状態検出手段は、車速を検出する車速検出手段と前記操舵補助制御手段で算出する操舵補助力を検出する操舵補助力検出手段とで構成され、前記作動停止制御手段は、車速検出手段で検出した車速と前記操舵補助力検出手段で検出した操舵補助力とを2次元座標で表したときに、車速と操舵補助力とで決定される座標が座標軸を漸近線とする双曲線と両座標軸とで囲まれる停止許可領域内であるときに、継続可能異常モードでの操舵補助制御を徐々に停止させるように構成されていることを特徴とする電動パワーステアリング装置の制御装置。 - 操舵系に対して操舵補助力を付与する電動機の操舵補助制御を行う操舵補助制御手段を備えた電動パワーステアリング装置の制御装置において、
前記操舵補助制御手段は、ステアリングシャフトに生じる操舵トルクを検出する操舵状態検出手段と、車両の車速を検出する車速検出手段と、前記電動機のモータ電流を検出するモータ電流検出回路と、前記操舵状態検出手段で検出した前記操舵トルク、前記車速検出手段で検出した車速及びモータ電流検出回路で検出したモータ電流に基づいて前記電動機を駆動制御する電動機制御手段と、前記操舵状態検出手段、前記車速検出手段、前記モータ電流検出回路及び前記電動機制御手段の異常を検出する異常検出手段と、該異常検出手段で操舵状態検出手段及び電動機制御手段の何れかの異常を検出したときに、当該異常が代替え可能な操舵状態検出手段、モータ電流検出回路、車速検出手段を含む検出センサ系の異常である継続可能異常モードであるかモータ駆動回路の故障、電動モータの巻線地絡を含むモータ駆動系の異常である継続不可能異常モードであるかを判定する異常モード判定手段と、該異常モード判定手段の判定結果が継続可能異常モードであるときにモータ内部抵抗RmとインダクタンスLmに基づく伝達関数で表されるモータモデルを使用したオープンループ制御に切り換えて操舵補助制御を継続する異常時操舵補助制御手段と、操舵補助力を徐々に減少させて停止できる操舵補助制御の影響が少ない走行状態となったことを検出する車両状態検出手段と、前記異常モード判定手段の判定結果が継続可能異常モードであるときに、前記車両状態検出手段で操舵補助制御の影響が少ない走行状態を検出したときに前記異常時操舵補助制御手段による操舵補助制御を徐々に停止させる作動停止制御手段とを備え、
前記車両状態検出手段は、車速を検出する車速検出手段と前記操舵補助制御手段で算出する操舵補助力を検出する操舵補助力検出手段とで構成され、前記作動停止制御手段は、車速検出手段で検出した車速と前記操舵補助力検出手段で検出した操舵補助力とを2次元座標で表したときに、車速と操舵補助力とで決定される座標が、車速が所定車速である点と操舵補助力が所定操舵補助力である点とを結ぶ線と両座標軸とで囲まれる停止許可領域内であるときに、継続可能異常モードでの操舵補助制御を徐々に停止させるように構成されていることを特徴とする電動パワーステアリング装置の制御装置。 - 操舵系に対して操舵補助力を付与する電動機の操舵補助制御を行う操舵補助制御手段を備えた電動パワーステアリング装置の制御装置において、
前記操舵補助制御手段は、ステアリングシャフトに生じる操舵トルクを検出する操舵状態検出手段と、車両の車速を検出する車速検出手段と、前記電動機のモータ電流を検出するモータ電流検出回路と、前記操舵状態検出手段で検出した前記操舵トルク、前記車速検出手段で検出した車速及びモータ電流検出回路で検出したモータ電流に基づいて前記電動機を駆動制御する電動機制御手段と、前記操舵状態検出手段、前記車速検出手段、前記モータ電流検出回路及び前記電動機制御手段の異常を検出する異常検出手段と、該異常検出手段で操舵状態検出手段及び電動機制御手段の何れかの異常を検出したときに、当該異常が代替え可能な操舵状態検出手段、モータ電流検出回路、車速検出手段を含む検出センサ系の異常である継続可能異常モードであるかモータ駆動回路の故障、電動モータの巻線地絡を含むモータ駆動系の異常である継続不可能異常モードであるかを判定する異常モード判定手段と、該異常モード判定手段の判定結果が継続可能異常モードであるときにモータ内部抵抗RmとインダクタンスLmに基づく伝達関数で表されるモータモデルを使用したオープンループ制御に切り換えて操舵補助制御を継続する異常時操舵補助制御手段と、操舵補助力を徐々に減少させて停止できる操舵補助制御の影響が少ない走行状態となったことを検出する車両状態検出手段と、前記異常モード判定手段の判定結果が継続可能異常モードであるときに、前記車両状態検出手段で操舵補助制御の影響が少ない走行状態を検出したときに前記異常時操舵補助制御手段による操舵補助制御を徐々に停止させる作動停止制御手段とを備え、
前記車両状態検出手段は、車両の横加速度を検出する横加速度検出手段で構成され、前記作動停止制御手段は、前記横加速度検出手段で検出した横加速度が所定値以下となったときに、継続可能異常モードでの操舵補助制御を徐々に停止させるように構成されていることを特徴とする電動パワーステアリング装置の制御装置。 - 操舵系に対して操舵補助力を付与する電動機の操舵補助制御を行う操舵補助制御手段を備えた電動パワーステアリング装置の制御装置において、
前記操舵補助制御手段は、ステアリングシャフトに生じる操舵トルクを検出する操舵状態検出手段と、車両の車速を検出する車速検出手段と、前記電動機のモータ電流を検出するモータ電流検出回路と、前記操舵状態検出手段で検出した前記操舵トルク、前記車速検出手段で検出した車速及びモータ電流検出回路で検出したモータ電流に基づいて前記電動機を駆動制御する電動機制御手段と、前記操舵状態検出手段、前記車速検出手段、前記モータ電流検出回路及び前記電動機制御手段の異常を検出する異常検出手段と、該異常検出手段で操舵状態検出手段及び電動機制御手段の何れかの異常を検出したときに、当該異常が代替え可能な操舵状態検出手段、モータ電流検出回路、車速検出手段を含む検出センサ系の異常である継続可能異常モードであるかモータ駆動回路の故障、電動モータの巻線地絡を含むモータ駆動系の異常である継続不可能異常モードであるかを判定する異常モード判定手段と、該異常モード判定手段の判定結果が継続可能異常モードであるときにモータ内部抵抗RmとインダクタンスLmに基づく伝達関数で表されるモータモデルを使用したオープンループ制御に切り換えて操舵補助制御を継続する異常時操舵補助制御手段と、操舵補助力を徐々に減少させて停止できる操舵補助制御の影響が少ない走行状態となったことを検出する車両状態検出手段と、前記異常モード判定手段の判定結果が継続可能異常モードであるときに、前記車両状態検出手段で操舵補助制御の影響が少ない走行状態を検出したときに前記異常時操舵補助制御手段による操舵補助制御を徐々に停止させる作動停止制御手段とを備え、
前記車両状態検出手段は、車両前方の走行車線を検出する走行車線検出手段で構成され、前記作動停止制御手段は、前記走行車線検出手段で検出した車両前方の走行車線が直進路又は曲率が所定値以下の緩やかなカーブとなったときに、継続可能異常モードでの操舵補助制御を徐々に停止させるように構成されていることを特徴とする電動パワーステアリング装置の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004338742A JP4904518B2 (ja) | 2004-11-24 | 2004-11-24 | 電動パワーステアリング装置の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004338742A JP4904518B2 (ja) | 2004-11-24 | 2004-11-24 | 電動パワーステアリング装置の制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006143106A JP2006143106A (ja) | 2006-06-08 |
JP4904518B2 true JP4904518B2 (ja) | 2012-03-28 |
Family
ID=36623276
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004338742A Expired - Fee Related JP4904518B2 (ja) | 2004-11-24 | 2004-11-24 | 電動パワーステアリング装置の制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4904518B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100995214B1 (ko) * | 2006-05-26 | 2010-11-17 | 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 | 전동 파워 스티어링 장치 |
JP5176369B2 (ja) * | 2007-04-02 | 2013-04-03 | 株式会社ジェイテクト | 電動パワーステアリング装置 |
JP5295522B2 (ja) * | 2007-05-15 | 2013-09-18 | 株式会社ジェイテクト | 電動パワーステアリング装置 |
JP2009081930A (ja) * | 2007-09-26 | 2009-04-16 | Jtekt Corp | モータ制御装置および電動パワーステアリング装置 |
JP5092763B2 (ja) * | 2008-01-18 | 2012-12-05 | 日本精工株式会社 | 電動パワーステアリング装置 |
US9061703B2 (en) | 2011-10-24 | 2015-06-23 | Mitsubishi Electric Corporation | Electric power steering apparatus |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06305439A (ja) * | 1993-04-27 | 1994-11-01 | Toyota Motor Corp | 電動式パワーステアリング装置 |
JP3024434B2 (ja) * | 1993-05-14 | 2000-03-21 | トヨタ自動車株式会社 | 車輌用操舵装置の故障診断処理装置 |
JPH10167086A (ja) * | 1996-12-17 | 1998-06-23 | Nippon Seiko Kk | 電動パワーステアリング装置の制御装置 |
JP3700434B2 (ja) * | 1998-12-15 | 2005-09-28 | 豊田工機株式会社 | モータ制御装置 |
JP3600805B2 (ja) * | 2001-07-11 | 2004-12-15 | 三菱電機株式会社 | 電動パワーステアリング装置およびこれに用いられる異常検出時の制御方法 |
JP2003048560A (ja) * | 2001-08-03 | 2003-02-18 | Koyo Seiko Co Ltd | 電動パワーステアリング装置 |
JP2003170857A (ja) * | 2001-12-07 | 2003-06-17 | Nsk Ltd | 電動パワーステアリング装置 |
-
2004
- 2004-11-24 JP JP2004338742A patent/JP4904518B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2006143106A (ja) | 2006-06-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4419997B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP4587051B2 (ja) | 車両用操舵装置 | |
US9932069B2 (en) | Vehicle steering system | |
US5878360A (en) | Electric power steering control apparatus | |
JP7180558B2 (ja) | ステアリング制御装置 | |
US11091195B2 (en) | Motor control device and motor control method | |
EP2700564B1 (en) | Electric power steering system | |
JP4779499B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP4107030B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP2004129402A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP4904518B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置の制御装置 | |
JPH08175406A (ja) | 電動パワーステアリング装置の制御装置 | |
JP5975337B2 (ja) | 操舵制御システム | |
JP3422235B2 (ja) | 電動式パワーステアリング装置 | |
JP4996280B2 (ja) | トー角変更装置 | |
JP5293136B2 (ja) | 車両用操舵装置 | |
JP4243146B2 (ja) | 電動ステアリング装置におけるバッテリ状態判定装置 | |
JP5181540B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP2002293256A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP2007145040A (ja) | 電動操舵装置 | |
WO2023127587A1 (ja) | ステアリング制御装置 | |
JP6954506B1 (ja) | ステアリング装置 | |
JP2011084157A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP2010052485A (ja) | 車両のステアリング装置 | |
JP2023096406A (ja) | ステアリング制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071126 |
|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20090130 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20091228 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100406 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100603 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100907 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20101022 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20101022 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20101104 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110125 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110322 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110531 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20111206 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20111216 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20111219 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150120 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4904518 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |