JP4903084B2 - 紙捌き装置 - Google Patents

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Description

本発明は、重ね合わされた複数枚の用紙を1枚ずつの用紙に分離しやすいように捌く紙捌き装置に関する。
従来より、クレジットカードや携帯電話の利用明細書は、所定の用紙に利用明細情報が印字され、封筒に封入されて利用者に発送されているが、その際、利用明細書を発送するクレジットカード会社や携帯電話会社のほとんどは、広告情報が掲載された印刷物を利用明細書とともに封筒に封入して利用者に発送している。
また、広告情報が掲載された印刷物が封筒に封入されてなるダイレクトメールやビジネスメールにおいても、複数の印刷物がダイレクトメールやビジネスメールの送付先に応じた組み合わせで封筒に同封され、発送されている。
このように複数の印刷物を1つの封筒に同封する場合は、まず、1つの封筒に同封する複数の印刷物を組み合わせる必要がある。従来より、複数の印刷物を組み合わせる場合は、組み合わされる複数の印刷物を、その種類毎に設けられたフィーダから1枚ずつフィードし、フィードされた印刷物を搬送する搬送経路上にて順次重ね合わせることが行われ、それにより、複数の印刷物が組み合わされている(例えば、特許文献1参照。)。そのため、印刷物を1枚ずつフィードするフィーダのそれぞれには、フィードされる印刷物がその種類毎に複数枚重ね合わされて供給されることになる。
搬送経路上で組み合わされた複数の印刷物は、その後、1つの封筒に封入されることになる。
特開平7−1861号公報
しかしながら、上述したように印刷物等の用紙が複数枚重ね合わされた場合、重ね合わされた用紙どうしが静電気等の作用によって密着してしまい、フィーダにかけられた際、一度に複数枚の用紙がフィードされてしまう、いわゆるダブルフィードが生じてしまう虞れがある。そこで、重ね合わされた複数枚の用紙をフィーダにかける際に、複数枚の用紙を作業員が手作業で波打たせるように揺動させることにより、1枚ずつの用紙に分離しやすいように捌くことが行われているが、この作業は人手による作業であるため、一度に捌くことができる用紙の枚数には限度があり、1つのフィーダにかけられる用紙の枚数や、用紙がかけられるフィーダの数が多い場合、作業効率が著しく低下してしまうという問題点がある。また、重ね合わされた複数枚の用紙を、捌く度に捌く枚数だけ取り出し、捌かれた用紙をフィーダにかけられるまで箱等に収容しておくという作業が生じ、生産性が低下してしまうという問題点がある。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、生産性を低下させることなく、重ね合わされた複数枚の用紙を人手によらずに分離しやすいように捌くことができる紙捌き装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
V字折りに折り畳まれ、所定の向きに重ね合わされた複数枚の用紙を分離しやすいように捌きながら、前記所定の向きとは逆向きに重ね合わされた用紙を検出する紙捌き装置であって、
前記重ね合わされた複数枚の用紙を、前記V字折りの折り部側の端面が底面に当接するように収容するとともに、前記複数枚の用紙それぞれの前記端面の一部が表出するように前記底面に複数の貫通穴が千鳥状に形成された用紙収容箱体と、
前記用紙収容箱体に収容された複数枚の用紙に対して前記貫通穴を介して空気を吹き付ける空気吹付手段とを有し、
前記貫通穴は、前記用紙収容箱体に収容された前記複数枚の用紙の前記折り部となる辺が伸びる方向の径がこれと直交する方向の径よりも長い長孔形状である
上記のように構成された本発明においては、重ね合わされた複数枚の用紙が、その一端面が底面に当接するように用紙収容箱体に収容され、この状態で、空気吹付手段から用紙収容箱体の底面に形成された複数の貫通穴を介して複数枚の用紙に空気が吹き付けられると、吹き付けられた空気が複数枚の用紙間を通って反対側に抜けて、複数枚の用紙が分離することになる。これにより、重ね合わされた複数枚の用紙が人手によらずに分離しやすいように捌かれることになる。ここで、分離しやすいように捌く用紙は、重ね合わされた状態で用紙収容箱体に予め収容しておき、また、上述したように捌かれた後も用紙収容箱体に収容しておくことができるため、重ね合わされた複数枚の用紙を、捌く度に捌く枚数だけ取り出したり、捌かれた用紙を箱等に収容しておいたりする等という作業が生じず生産性が低下してしまうことがない。また、用紙収容箱体の底面には、空気吹付手段から吹き付けられた空気を用紙収容箱体に収容された複数枚の用紙に吹き付けるために複数の貫通穴が形成されているが、この複数の貫通穴は千鳥状に形成されているため、用紙収容箱体に収容された複数枚の用紙の全てに空気を吹き付けることができながらも用紙収容箱体の強度が確保される。
また、用紙収容箱体の用紙が収容される内側面のうち用紙面に当接する面の少なくとも一方に、底面に直交する方向に連続した凸部を設けることも考えられる。その場合、空気吹付手段から複数枚の用紙に空気が吹き付けられた際、凸部が設けられた内側面のうち凸部ではない領域において複数枚の用紙が広がり、それにより、複数枚の用紙がその領域で大きく離れることになり、複数枚の用紙が分離しやすくなる。
以上説明したように本発明においては、重ね合わされた複数枚の用紙を、その一端面が底面に当接するように収容するとともに、複数枚の用紙それぞれの一端面の一部が表出するように底面に複数の貫通穴が形成された用紙収容箱体と、用紙収容箱体に収容された複数枚の用紙に対して貫通穴を介して空気を吹き付ける空気吹付手段とを有する構成としたため、空気吹付手段から用紙収容箱体の底面に形成された複数の貫通穴を介して複数枚の用紙に空気が吹き付けられた場合、吹き付けられた空気が複数枚の用紙間を通って反対側に抜けて、複数枚の用紙が分離することになり、これにより、重ね合わされた複数枚の用紙を人手によらずに分離しやすいように捌くことができる。また、分離しやすいように捌く用紙は、用紙収容箱体に収容された状態で空気が吹き付けられて捌かれるため、重ね合わされた状態で用紙収容箱体に予め収容しておき、また、捌かれた後も用紙収容箱体に収容しておくことができ、生産性が低下してしまうことがない。また、用紙収容箱体の底面に形成された複数の貫通穴が千鳥状となっているため、用紙収容箱体に収容された複数枚の用紙の全てに空気を吹き付けることができながらも用紙収容箱体の強度を確保することができる。
また、用紙収容箱体の用紙が収容される内側面のうち用紙面に当接する面の少なくとも一方に、底面に直交する方向に連続した凸部を設けたものにおいては、空気吹付手段から複数枚の用紙に空気が吹き付けられた際、凸部が設けられた内側面のうち凸部ではない領域において複数枚の用紙が広がり、それにより、複数枚の用紙がその領域で大きく離れることになり、複数枚の用紙をさらに分離しやすくすることができる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の紙捌き装置の実施の一形態を示す図であり、(a)は外観斜視図、(b)は(a)に示した紙捌き用コンテナ10を上から見た図、(c)は(a)に示した紙捌き用コンテナ10を取り去った外観斜視図である。
本形態は図1(a)に示すように、載置台30上に載置され、重ね合わされた複数枚の用紙を収容する用紙収容箱体である紙捌き用コンテナ10と、載置台30の下部に支持軸22に沿って摺動可能に設けられ、載置台30上に載置された紙捌き用コンテナ10に対して空気を吹き付ける空気吹付手段である3つのエアー供給ノズル21とから構成されている。
紙捌き用コンテナ10は図1(a),(b)に示すように、底面に対向する面が開口した箱体であって、その内部が、重ね合わされた複数枚の用紙を収容する収容部11となっている。収容部11を構成する底面には、底面を表裏貫通した長孔形状の貫通穴13が複数形成されており、互いに底面の短辺方向が千鳥状となるように配置されている。また、収容部11には、互いに対向する二対の内側面が存在するが、そのうち紙捌き用コンテナ10の長手方向端部側の内側面のそれぞれには、底面に直交する方向に連続した2つの凸部12が設けられている。この凸部12は、紙捌き用コンテナ10の内側面が、互いに対向する方向に対して他の一対の内側面側に若干の角度だけ交互に傾くことにより収容部11の内部側に突出するように形成されている。
載置台30は図1(c)に示すように、紙捌き用コンテナ10が載置される面に、紙捌き用コンテナ10の底面の大きさよりも小さく、かつ、紙捌き用コンテナ10が載置台330上に載置された場合に紙捌き用コンテナ10の底面に形成された全ての貫通穴13が表出するような大きさの穴部31が設けられている。
3つのエアー供給ノズル21はそれぞれ、エアー供給器(不図示)から供給された空気を排出するものであって、図1(c)に示すように、載置台30の穴部31に対向する領域にて、載置台30上に載置された紙捌き用コンテナ10の長手方向に支持軸22に沿って摺動可能に配置されている。また、エアー供給ノズル21はその先端部が複数のエアー吹出口23からなり、複数のエアー吹出口23は、載置台30上に載置された紙捌き用コンテナ10の長手方向に直交する方向に配列されている。
以下に、上記のように構成された紙捌き装置1を用いた紙捌き方法について説明する。
図2は、図1に示した紙捌き装置1の紙捌き用コンテナ10に複数枚の印刷物40が収容された状態を示す図であり、(a)は複数枚の印刷物40が収容された紙捌き用コンテナ10が載置台30上に載置された状態における概観斜視図、(b)は複数枚の印刷物40が収容された紙捌き用コンテナ10を底面側から見た図である。
図2(a)に示すように、図1に示した紙捌き装置1を用いて捌く複数枚の印刷物40は、その一端面が紙捌き用コンテナ10の底面に当接するように、かつ、その用紙面が紙捌き用コンテナ10の内側面のうち凸部12を有する内側面に当接するように紙捌き用コンテナ10の収容部11に収容される。そして、この状態でストックしておくことができる。この際、図2(b)に示すように、紙捌き用コンテナ10の収容部11に収容された複数枚の印刷物40のそれぞれは、紙捌き用コンテナ10の底面に当接した一端面の一部が、紙捌き用コンテナ10の底面に形成された貫通穴13から表出する。また、紙捌き用コンテナ10の内側面のうち印刷物40の用紙面が当接する内側面のそれぞれには、底面に直交する方向に連続した2つの凸部12が設けられているため、この2つの凸部12の領域が印刷物40にそれぞれ接し、その他の領域が印刷物40との間に空隙を有するようになる。
このように紙捌き用コンテナ10の収容部11に収容された複数枚の印刷物40を捌く場合は、まず、図2(a)に示すように、複数枚の印刷物40が収容された紙捌き用コンテナ10を載置台30上に載置する。この際、上述したように、載置台30に設けられた穴部31が、紙捌き用コンテナ10の底面の大きさよりも小さく、かつ、紙捌き用コンテナ10が載置台30上に載置された場合に紙捌き用コンテナ10の底面に形成された全ての貫通穴13が表出するような大きさであるため、紙捌き用コンテナ10を載置台30上に載置できるとともに、貫通穴13を介して表出した印刷物40の一端面の一部がこの穴部31を介してもエアー供給ノズル21側に表出することになる。
また、3つのエアー供給ノズル21はそれぞれ、載置台30上に載置された紙捌き用コンテナ10の長手方向に支持軸22に沿って摺動可能に配置されていることから、紙捌き用コンテナ10に収容された複数枚の印刷物40の重ね合わせ方向に支持軸22に沿って摺動可能に配置されていることになる。また、エアー供給ノズル21を構成する複数のエアー吹出口23は、載置台30上に載置された紙捌き用コンテナ10の長手方向に直交する方向に配列されていることから、紙捌き用コンテナ10に収容された複数枚の印刷物40の重ね合わせ方向に直交する方向に配列されていることになる。
次に、上述したように紙捌き装置1の紙捌き用コンテナ10に収容された複数枚の印刷物40を捌く際の動作について説明する。
図3は、図1に示した紙捌き装置1にて紙捌き用コンテナ10に収容された複数枚の印刷物40を捌く際の動作を説明するための図である。
重ね合わされた複数枚の印刷物40が収容された紙捌き用コンテナ10を載置台30上に載置し、エアー供給器及びエアー供給ノズル21を駆動させると、図3に示すように、エアー供給器からエアー供給ノズル21に空気が送られてエアー供給ノズル21のエアー吹出口23から空気が排出されるとともに、エアー供給ノズル21が支持軸22の一端側から他端側に支持軸22に沿って移動しはじめる。
エアー供給ノズル21は、載置台30の穴部31に対向する領域に配置されており、また、この穴部31が、紙捌き用コンテナ10が載置台30上に載置された場合に紙捌き用コンテナ10の底面に形成された全ての貫通穴13が表出するような大きさであるため、エアー供給器から供給された空気は、エアー供給ノズル21によって、紙捌き用コンテナ10の底面に形成された全ての貫通穴13から表出した印刷物40の一端面側から吹き付けられる。このように、エアー供給ノズル21から吹き付けられた空気は、紙捌き用コンテナ10の底面に形成された複数の貫通穴13によって紙捌き用コンテナ10に収容された全ての印刷物40に吹き付けられることになるが、この複数の貫通穴13は千鳥状に形成されているため、紙捌き用コンテナ10の強度を確保することができる。
また、エアー供給ノズル21は、初期状態として、紙捌き用コンテナ10の長手方向一端部側に配置されており、また、エアー供給ノズル21を構成する複数のエアー吹出口23が、紙捌き用コンテナ10に収容された印刷物40の重ね合わせ方向に直交する方向に配列されているため、エアー供給ノズル21から排出された空気は、紙捌き用コンテナ10に収容された印刷物40のうち、まず、凸部12が設けられた内側面の一方に接している印刷物40に吹き付けられ、その後、エアー供給ノズル21の移動に伴って、その他の印刷物に1枚ずつ順次吹き付けられていくことになる。
エアー供給ノズル21から排出された空気が、紙捌き用コンテナ10に収容された印刷物40に吹き付けられると、図3に示すように、エアー供給ノズル21によって吹き付けられた空気が印刷物40の表裏、すなわち、紙捌き用コンテナ10に収容された複数枚の印刷物40の間を通って紙捌き用コンテナ10の底面とは反対側に抜け、それにより、紙捌き用コンテナ10に収容された複数枚の印刷物40がエアー供給ノズル21から吹き付けられた空気によって一旦分離する。
そして、エアー供給ノズル21が支持軸22によって印刷物40の重ね合わせ方向に移動することにより、紙捌き用コンテナ10に収容された複数枚の印刷物40のそれぞれに対して、エアー供給ノズル21から空気が順次吹き付けられていき、それにより、紙捌き用コンテナ10に収容された複数枚の印刷物40の全てがエアー供給ノズル21から吹き付けられた空気によって一旦分離し、紙捌き用コンテナ10に収容された印刷物40が捌かれることになる。
ここで、紙捌き用コンテナ10の内側面に設けられた凸部12によって生じる作用について説明する。
図4は、図1に示した紙捌き装置1の内側面に設けられた凸部12によって生じる作用を説明するための図である。
上述したように、紙捌き用コンテナ10の内側面のうち印刷物40の用紙面が当接する内側面のそれぞれには、底面に直交する方向に連続した2つの凸部12が設けられているため、紙捌き用コンテナ10に複数枚の印刷物40が収容されると、この2つの凸部12の領域が印刷物40にそれぞれ接し、その他の領域が印刷物40との間に空隙を有するようになる。
そのため、エアー供給ノズル21から排出された空気が、紙捌き用コンテナ10に収容された印刷物40に吹き付けられると、図4に示すように、紙捌き用コンテナ10に収容された印刷物40が、紙捌き用コンテナ10の内側面と印刷物40との間の空隙にて紙捌き用コンテナ10の内側面に沿うように広がり、エアー供給ノズル21から空気が吹き付けられている印刷物40とそれに面して重ね合わされた印刷物40とが互いに離れ、それにより、複数枚の印刷物40がその領域で大きく離れることになり、その後、複数枚の印刷物40がフィーダにかけられた際に1枚ずつの印刷物40に分離しやすくなる。
また、上述した処理によって印刷物40が捌かれる際、複数枚の印刷物40が等間隔に一旦分離するため、エアー供給ノズル21から空気を吹き付ける処理と同時に、光センサ等を用いて印刷物40の枚数をカウントすることもできる。また、捌かれた複数枚の印刷物40は、複数枚の印刷物40が等間隔となって重ね合わされた状態となるため、その後、カウンタ等を用いて枚数をカウントすることもできる。
その後、紙捌き用コンテナ10を載置台30から取り去り、捌かれた印刷物40を紙捌き用コンテナ10に収容した状態でストックしておくことができる。
なお、上述した実施の形態においては、1枚のシートからなる印刷物40を複数枚重ね合わせて紙捌き用コンテナ10に収容し、エアー供給ノズル21から吹き付ける空気によって印刷物40を1枚ずつ分離しやすくする例を示したが、複数枚の紙片が綴じられたり折り畳まれたりして構成された冊子等を本発明の用紙として紙捌き用コンテナ10に収容し、エアー供給ノズル21から吹き付ける空気によって冊子を1冊ずつ分離しやすくすることも考えられる。
ここで、上述した紙捌き装置1においては、重ね合わされた複数枚の印刷物40の中に、複数枚の印刷物40を重ね合わせる際に折り曲げられた印刷物が混入していた場合、その印刷物を検出することもできる。以下に、その動作について説明する。
図5は、図1に示した紙捌き装置1において、重ね合わされた複数枚の印刷物40の中に折り曲げられた印刷物が混入していた場合にその印刷物を検出する動作を説明するための図であり、(a)は印刷物の重ね合わせ状態を示す図、(b)は(a)に示したように重ね合わされた印刷物40の中から折り曲げられた印刷物41が検出される状態を示す図である。
複数の印刷物40が重ね合わされる際、重ね合わされるもののうち1枚の印刷物41が図5(a)に示すように折り曲げられた状態で重ね合わされたものとする。
このように折り曲げられた印刷物41を含む複数の印刷物40が、印刷物41の折り曲げ状態における開放側が紙捌き用コンテナ10の底面側となるように紙捌き用コンテナ10に収容され、その状態でエアー供給ノズル21から空気が吹き付けられると、折り曲げられていない印刷物40においては、上述したようにエアー供給ノズル21から吹き付けられた空気がその表裏を通って紙捌き用コンテナ10の底面とは反対側に抜けるため、紙捌き用コンテナ10の底面から持ち上げられることはないが、折り曲げられた印刷物41においては、図5(b)に示すように、エアー供給ノズル21から吹き付けられた空気が開放された側から内部に入り込んで開放されていない側に突き当たり、それにより、紙捌き用コンテナ10の底面から持ち上げられて空気が吹き付けられる側とは反対側に飛び出す。
なお、重ね合わされた複数枚の印刷物40の中に折り曲げられた印刷物41が混入していた場合、上述したようにエアー供給ノズル21から吹き付けられる空気によってその印刷物を検出するためには、検出される印刷物が大きく折り曲げられている必要があるが、上述した処理によって捌かれた印刷物40は、等間隔となって重ね合わされた状態となっているため、大きく折り曲げられていないものであっても、目視にてその印刷物を検出しやすくなる。
本形態における紙捌き装置1においては、上述したような作用が生じるため、紙捌き用コンテナ10の側壁上方に光学センサ等の検出手段を設け、エアー供給ノズル21から吹き付けられた空気によって持ち上げられた印刷物41を検出する構成としてもよい。そのような構成を用いた場合、上述したような折り曲げられた状態で重ね合わされた印刷物を検出するだけでなく、V字折り等といった、一方の端面が開放されず、他方の端面が開放されるように折り畳まれた印刷物を所定の向きに重ね合わせる場合に、逆向きに重ね合わされた印刷物を検出する場合にも利用することができる。
(他の実施の形態)
図6は、図1に示した紙捌き装置1に用いられる紙捌き用コンテナの他の形態を示す図であり、(a)は上から見た図、(b)は(a)に示した凸部112によって生じる作用を説明するための図である。
本形態における凸部112は図6に示すように、紙捌き用コンテナ110の内側面に段差によって形成されている。このように形成された凸部112を有する紙捌き用コンテナ110においても、上述したものと同様に、複数枚の印刷物40が収容されると、紙捌き用コンテナ110の内側面のそれぞれにおいては、2つの凸部112の領域が印刷物40にそれぞれ接し、その他の領域が印刷物40との間に空隙を有するようになる。
そのため、エアー供給ノズル21から排出された空気が、紙捌き用コンテナ110に収容された印刷物40に吹き付けられると、図6(b)に示すように、紙捌き用コンテナ110に収容された印刷物40が、紙捌き用コンテナ110の内側面と印刷物40との間の空隙にて広がり、エアー供給ノズル21から空気が吹き付けられている印刷物40とそれに面して重ね合わされた印刷物40とが互いに離れ、それにより、複数枚の印刷物40がその領域で大きく離れることになり、その後、複数枚の印刷物40がフィーダにかけられた際に1枚ずつの印刷物40に分離しやすくなる。
なお、上述した実施の形態においては、紙捌き用コンテナ10,110の長手方向端部側の内側面のそれぞれに、底面に直交する方向に連続した2つの凸部12,112が設けられているものを例に挙げて説明したが、紙捌き用コンテナ10,110の長手方向端部側の内側面の少なくとも一方に凸部を有する構成とすることにより、上述したように、エアー供給ノズル21から空気が吹き付けられた場合に、紙捌き用コンテナ10,110に収容された印刷物40が、紙捌き用コンテナ10,110の内側面と印刷物40との間の空隙にて広がり、その後、複数枚の印刷物40がフィーダにかけられた際に1枚ずつの印刷物40に分離しやすくなる。また、その凸部12,112の数は、内側面のそれぞれにおいて2つに限らない。
また、紙捌き用コンテナ10,110の底面に形成された複数の貫通穴13の形状は、上述したような長孔形状に限らず、丸孔形状や角孔形状であってもよい。また、複数の貫通穴13の配置は、上述したように紙捌き用コンテナ10,110の底面の短辺方向が千鳥状であるものに限らず、紙捌き用コンテナ10,110の底面の長辺方向が千鳥状となっていてもよい。
また、上述した実施の形態においては、エアー供給ノズル21が、図1に示したように、印刷物40が収容された紙捌き用コンテナ10が載置台30上に載置された場合に、紙捌き用コンテナ10に収容された印刷物40の重ね合わせ方向に直交する方向に配列された複数のエアー吹出口23を先端部に有するものであるが、紙捌き用コンテナ10に収容された印刷物40の重ね合わせ方向に直交する方向を長手方向とする長手形状の吹出口を1つだけ有するものであってもよく、また、その形状が長手形状でないものであってもよい。ただし、紙捌き用コンテナ10に収容された印刷物40の重ね合わせ方向に直交する方向に複数のエアー吹出口23が配列されたものや、紙捌き用コンテナ10に収容された印刷物40の重ね合わせ方向に直交する方向を長手方向とする長手形状の吹出口を1つだけ有するものである場合は、紙捌き用コンテナ10に収容された印刷物40と平行に印刷物の1枚ずつにスポット的に多くの空気を順次吹き付けることができるため、折り曲がった印刷物や逆向きに重ね合わされた印刷物をエアー供給ノズル21から吹き付けられた空気によって持ち上がりやすくすることができる。
また、上述した実施の形態においては、紙捌き用コンテナ10に収容された印刷物40に対して載置台30の穴部31及び紙捌き用コンテナ10の貫通穴13を介して空気を吹き付けるエアー供給ノズル21が、支持軸22によって印刷物40の重ね合わせ方向に穴部31に対向しながら移動する構成としているが、エアー供給ノズル21を固定するとともに載置台30を印刷物40の重ね合わせ方向に移動させることによりエアー供給ノズル21と紙捌き用コンテナ10との相対位置を変化させ、エアー供給ノズル21から排出された空気が吹き付けられる印刷物40を変えていく構成とすることも考えられる。また、エアー供給ノズル21の数も上述した実施の形態に示したように3つに限らず、さらには、エアー供給ノズル21と載置台30とを固定し、エアー供給ノズル21を載置台30の穴部31の全体に対して一度に空気を吹き付ける構成とすることも考えられる。
本発明の紙捌き装置の実施の一形態を示す図であり、(a)は外観斜視図、(b)は(a)に示した紙捌き用コンテナを上から見た図、(c)は(a)に示した紙捌き用コンテナを取り去った外観斜視図である。 図1に示した紙捌き装置の紙捌き用コンテナに複数枚の印刷物が収容された状態を示す図であり、(a)は複数枚の印刷物が収容された紙捌き用コンテナが載置台上に載置された状態における概観斜視図、(b)は複数枚の印刷物が収容された紙捌き用コンテナを底面側から見た図である。 図1に示した紙捌き装置にて紙捌き用コンテナに収容された複数枚の印刷物を捌く際の動作を説明するための図である。 図1に示した紙捌き装置の内側面に設けられた凸部によって生じる作用を説明するための図である。 図1に示した紙捌き装置において、重ね合わされた複数枚の印刷物の中に折り曲げられた印刷物が混入していた場合にその印刷物を検出する動作を説明するための図であり、(a)は印刷物の重ね合わせ状態を示す図、(b)は(a)に示したように重ね合わされた印刷物の中から折り曲げられた印刷物が検出される状態を示す図である。 図1に示した紙捌き装置に用いられる紙捌き用コンテナの他の形態を示す図であり、(a)は上から見た図、(b)は(a)に示した凸部によって生じる作用を説明するための図である。
符号の説明
1 紙捌き装置
10,110 紙捌き用コンテナ
11 収容部
12,112 凸部
13 貫通穴
21 エアー供給ノズル
22 支持軸
23 エアー吹出口
30 載置台
31 穴部
40,41 印刷物

Claims (2)

  1. V字折りに折り畳まれ、所定の向きに重ね合わされた複数枚の用紙を分離しやすいように捌きながら、前記所定の向きとは逆向きに重ね合わされた用紙を検出する紙捌き装置であって、
    前記重ね合わされた複数枚の用紙を、前記V字折りの折り部側の端面が底面に当接するように収容するとともに、前記複数枚の用紙それぞれの前記端面の一部が表出するように前記底面に複数の貫通穴が千鳥状に形成された用紙収容箱体と、
    前記用紙収容箱体に収容された複数枚の用紙に対して前記貫通穴を介して空気を吹き付ける空気吹付手段とを有し、
    前記貫通穴は、前記用紙収容箱体に収容された前記複数枚の用紙の前記折り部となる辺が伸びる方向の径がこれと直交する方向の径よりも長い長孔形状である紙捌き装置。
  2. 請求項1に記載の紙捌き装置において、
    前記用紙収容箱体は、前記用紙が収容される内側面のうち用紙面に当接する面の少なくとも一方に、前記底面に直交する方向に連続した凸部を有することを特徴とする紙捌き装置。
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