JP2571458B2 - 感光性平版印刷版の製造方法 - Google Patents
感光性平版印刷版の製造方法Info
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Description
しくは、感度変化が少なく、塗膜が強く、かつ合紙をは
さまずに版を積み重ねたときにも版と版の張りつきのな
い感光性平版印刷版の製造方法に関するものである。
帯状の支持帯に塗布し、熱風を吹き付けて乾燥する感光
性平版印刷版の製造方法が従来から広く知られている。
例えばn−ブチルアルコール、エチレングリコールモノ
メチルエーテル、等を含んでいるため外観上は乾燥して
いても残留溶剤が非常に多い。また、支持体の幅・厚
み、塗布液の量の違い等により残留溶剤量が変動する。
さらに塗布、乾燥後の経時により残留溶剤量が変化す
る。
版印刷版の品質が劣化又は変動する。例えば、残留溶剤
が50mg/m2から200mg/m2に増加すると焼付感度が20〜40
%低くなる。
が低く、現像時に感光膜にキズが入りやすい。さらに、
残留溶剤が100mg/m2以上存在すると、合紙をはさまずに
500〜1000枚積み重ね、荷くずれしないように上から圧
力をかけると、感光層表面とこれに接している感光性平
版印刷版の裏面が張りついて自動製版機による搬送がで
きなくなる。
のみを用いると乾燥時にムラを生じやすく、塗膜の強度
が低下する。また高沸点の有機溶剤を用いて、高温で長
時間熱風乾燥すると感光物の分解やバインダーの結晶化
がおこり、印刷汚れを生じる。
はさまずに版を積み重ねたときに版と版の張りつきのな
い感光性平版印刷版の製造方法を提供することである。
を塗布後100〜300℃の加熱ロールに0.5〜5秒間接触さ
せ残留溶剤を50mg/m2以下に乾燥することにより、上記
目的が達成されることを見出し、本発明に到達した。
直径10〜200cmで、温度を100〜300℃に昇温でき保持で
きるものならいかなる材質のものでもよい。たとえば、
クロムメッキ鋼製のものが使用できる。加熱制御は、支
持体の種類、走行速度、有機溶媒の種類に応じて適宜変
えられるものが好ましく、第1図(a),(b),
(c),(d)に示すように、感光性平版印刷版1と加
熱ロール2との接触時間を上、下のスイングロール3、
4により変えられるものが特に好ましい。また加熱ロー
ルの接触圧は、2〜200g/cm2が適当である。
加熱水蒸気等が利用される。
全性を考慮し、熱風を吹き付けて乾燥した後又は放射熱
により乾燥した後の方が好ましい。このばあい、熱風吹
き付け又は放射熱による乾燥により、残留溶剤を200mg/
m2以下の範囲まで減らしておくことが好ましい。また、
加熱ロールの接触は、感光層面でもよいし、感光性平版
印刷版の裏面(支持体側)でもよい。
ようなものが含まれる。
ンジアジド化合物であり、例えば米国特許第2,766,188
号、同第2,767,092号、同第2,772,972号、同第2,859,11
2号、同第2,907,665号、同第3,046,110号、同第3,046,1
11号、同第3,046,115号、同第3,046,118号、同第3,046,
119号、同第3,046,120号、同第3,046,121号、同第3,04
6,122号、同第3,046,123号、同第3,061,430号、同第3,1
02,809号、同第3,106,465号、同第3,635,709号、同第3,
647,443号の各明細書をはじめ、多数の刊行物に記され
ており、これらは好適に使用することができる。これら
の内でも、特に芳香族ヒドロキシ化合物のo−ナフトキ
ノンジアジドスルホン酸エステルまたはo−ナフトキノ
ンジアジドカルボン酸エステル、および芳香族アミノ化
合物のo−ナフトキノンジアジドスルホン酸アミドまた
はo−ナフトキノンジアジドカルボン酸アミドが好まし
く、特に米国特許第3,635,709号明細書に記されている
ピロガロールとアセトンとの縮合物にo−ナフトキノン
ジアジドスルホン酸をエステルに反応させたもの、米国
特許第4,028,111号明細書に記されている末端にヒドロ
キシ基を有するポリエステルにo−ナフトキノンジアジ
ドスルホン酸、または、o−ナフトキノンジアジドカル
ボン酸をエステル反応させたもの、英国特許第1,494,04
3号明細書に記されているようなp−ヒドロキシスチレ
ンのホモポリマーまたはこれと他の共重合し得るモノマ
ーとの共重合体にo−ナフトキノンジアジドスルホン酸
またはo−ナフトキノンジアジドカルボン酸をエステル
反応させたもの、米国特許第3,759,711号明細書に記さ
れているようなp−アミノスチレンと他の共重合しうる
モノマーとの共重合体にo−ナフトキノンジアジドスル
ホン酸またはo−ナフトキノンジアジドカルボン酸をア
ミド反応させたもの、特願平2−30473号明細書に記載
されているようなクレゾールノボラック樹脂のo−ナフ
トキノンジアジド−4−スルホン酸エステルは非常にす
ぐれている。
ることができるが、アルカリ可溶性樹脂と混合して用い
た方が好ましい。好適なアルカリ可溶性樹脂には、ノボ
ラック型フエノール樹脂が含まれ、具体的には、フエノ
ールホルムアルデヒド樹脂、o−クレゾールホルムアル
デヒド樹脂、m−クレゾールホルムアルデヒド樹脂など
が含まれる。更に米国特許第4,123,279号明細書に記さ
れている様に上記のようなフエノール樹脂と共に、t−
ブチルフエノールホルムアルデヒド樹脂のような炭素数
3〜8のアルキル基で置換されたフェノールまたはクレ
ゾールとホルムアルデヒドとの縮合物とを併用すると、
より一層好ましい。また、特開平2−866号公報に記載
されているようなスルホンアミド基を有する樹脂や、特
開平2−96758号公報に記載されているようなフェノー
ル性水酸基を有するビニル重合体もアルカリ可溶性樹脂
として好ましい。アルカリ可溶性樹脂は、感光層を構成
する組成物の全重量を基準として約50〜約85重量%、よ
り好ましくは60〜80重量%、含有させられる。
は、必要に応じて更に染料、可塑剤、例えば英国特許第
1,401,463号、同第1,039,475号、米国特許第3,969,118
号の各明細書、特開昭60−3626号、同63−58440号の各
公報に記されているようなプリントアウト性能を与える
成分などの添加剤を加えることができる。
063,631号及び同第2,667,415号の各明細書に開示されて
いるジアゾニウム塩とアルドールやアセタールのような
反応性カルボニル基を含有する有機縮合剤との反応生成
物であるジフエニルアミン−p−ジアゾニウム塩とフオ
ルムアルデビドとの縮合生成物(所謂感光性ジアゾ樹
脂)が好適に用いられる。この他の有用な縮合ジアゾ化
合物は特公昭49−48001号、同49−45322号、同49−4532
3号の各公報等に開示されている。これらの型の感光性
ジアゾ化合物は通常水溶性無機塩の形で得られ、従って
水溶液から塗布することができる。又、これらの水溶性
ジアゾ化合物を特公昭47−1167号公報に開示された方法
により1個又はそれ以上のフェノール性水酸基、スルホ
ン酸基又はその両者を有する芳香族又は脂肪族化合物と
反応させ、その反応生成物である実質的に水不溶性の感
光性ジアゾ樹脂を使用することもできる。
にヘキサフルオロ燐酸塩または、テトラフルオロ硼酸塩
との反応生成物として使用することもできる。
ドロキシベンゾフエノン、4,4−ビス(4′−ヒドロキ
シフエニル)ペンタン酸、レゾルシノール、又はジレゾ
ルシノールのようなジフエノール酸であって、これらは
更に置換基を有していてもよい。ヒドロキシベンゾフエ
ノンには2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒド
ロキシ−4−メトキシベンゾフエノン、2,2′−ジヒド
ロキシ−4,4′−ジメトキシベンゾフエノン又は2,2′,
4,4′−テトラヒドロキシベンゾフエノンが含まれる。
好ましいスルホン酸としては、例えばベンゼン、トルエ
ン、キシレン、ナフタレン、フエノール、ナフトールお
よびベンゾフエノン等のスルホン酸のような芳香族スル
ホン酸、又はそれ等の可溶性塩類、例えば、アンモニウ
ム及びアルカリ金属塩が例示できる。スルホン酸基含有
化合物は、一般に低級アルキル、ニトロ基、ハロ基、及
び/又はもう一つのスルホン酸基で置換されていてもよ
い。このような化合物の好ましいものとしては、ベンゼ
ンスルホン酸、トルエンスルホン酸、ナフタリンスルホ
ン酸、2,5−ジメチルベンゼンスルホン酸、ベンゼンス
ルホン酸ナトリウム、ナフタリン−2−スルホン酸、1
−ナフトール−2(又は4)−スルホン酸、2,4−ジニ
トロ−1−ナフトール−7−スルホン酸、2−ヒドロキ
シ−4−メトキシベンゾフエノン−5−スルホン酸、4
−ドデシルベンゼンスルホン酸、m−(p′−アニリノ
フエニルアゾ)ベンゼンスルホン酸ナトリウム、アリザ
リンスルホン酸、o−トルイジン−m−スルホン酸及び
エタンスルホン酸等があげられる。アルコールのスルホ
ン酸エステルとその塩類も又有用である。このような化
合物は通常アニオン性界面活性剤として容易に入手でき
る。その例としてはラウリルサルフエート、アルキルア
リールサルフエート、p−ノニルフエニルサルフエー
ト、2−フエニルエチルサルフエート、イソオクチルフ
エノキシジエトキシエチルサルフエート等のアンモニウ
ム又はアルカリ金属があげられる。
性の感光性ジアゾ樹脂と前記の芳香族又は脂肪族化合物
の水溶液を好ましくはほぼ等量となる量で混合すること
によって沈澱として単離される。
50号公報に記載されているジアソ樹脂も好ましい。
れているのが適当である。ジアゾ樹脂の量が少なくなれ
ば感光性は当然大になるが、経時安定性が低下する。最
適のジアゾ樹脂の量は約8〜20重量%である。
用され得るが、本発明においては、ヒドロキシ、アミ
ノ、カルボン酸、アミド、スルホンアミド、活性メチレ
ン、チオアルコール、エポキシ等の基を含むものが望ま
しい。このような好ましいバインダーには、英国特許第
1,350,521号明細書に記されているシエラック、英国特
許第1,460,978号及び米国特許第4,123,276号の各明細書
に記されているようなヒドロキシエチルアクリレート単
位またはヒドロキシエチルメタクリレート単位を主なる
繰り返し単位として含むポリマー、米国特許第3,751,25
7号明細書に記されているポリアミド樹脂、英国特許第
1,074,392号明細書に記されているフエノール樹脂およ
び例えばポリビニルフオルマール樹脂、ポリビニルブチ
ラール樹脂のようなポリビニルアセタール樹脂、米国特
許第3,660,097号明細書に記されている線状ポリウレタ
ン樹脂、ポリビニルアルコールのフタレート化樹脂、ビ
スフエノールAとエピクロルヒドリンから縮合されたエ
ポキシ樹脂、ポリアミノスチレンやポリアルキルアミノ
(メタ)アクリレートのようなアミノ基を含むポリマ
ー、酢酸セルロース、セルロースアルキルエーテル、セ
ルロースアセテートフタレート等のセルロース誘導体、
特開昭61−267042号、同62−58242号、同61−128123号
に記されているポリビニルアセタール樹脂、特開昭62−
123453号、同62−123452号に記されているポリウレタン
樹脂等が包含される。
英国特許第1,041,463号明細書に記されているようなpH
指示薬、米国特許第3,236,646号明細書に記載されてい
る燐酸、特開昭51−53902号公報に記載されているよう
な染料、特公昭62−60701号や特開昭63−262642号の各
公報に記載されているような感脂化剤などの添加剤を加
えることができる。
明細書および特開昭51−32331号、同51−36128号公報な
どに記されているアジド化合物と水溶性またはアルカリ
可溶性高分子化合物からなる組成物の他、特開昭50−51
02号、同50−84302号、同50−84303号、同53−12984号
の各公報などに記されているアジド基を含むポリマーと
バインダーとしての高分子化合物からなる組成物が含ま
れる。
ステル化合物、英国特許第1,112,277号、同第1,313,390
号、同第1,341,004号、同第1,377,747号の各明細書に記
載のポリビニルシンナメート系樹脂、米国特許第4,072,
528号および同第4,072,527号の各明細書などに記されて
いる光重合型フオトポリマー組成物が含まれる。又、特
開昭60−107042号公報に示されている電子写真感光材料
を用いる場合も含まれる。
れる。好ましい溶剤としては、n−ブチルアルコール、
イソ−ブチルアルコール、メチルn−ピロピルケトン、
メチル−nブチルケトン、メチルイソ−ブチルケトン、
ジエチルケトン、トルエン、m−キシレン、p−キシレ
ン、酢酸n−プロピル、酢酸n−ブチル、酢酸イソ−ブ
チル、酢酸第二ブチル、ギ酸n−ブチル、ギ酸アミル、
酪酸メチル、酪酸エチル、モノクロルベンゼン、ジオキ
サン、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレ
ングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコール
ジエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエ
ーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、乳
酸メチル、水などが挙げられる。これらの溶剤は単独又
は混合して使用できる。さらに、低沸点溶剤、例えば、
メチルアルコール、エチルアルコール、n−プロピルア
ルコール、イソ−プロピルアルコール、第2ブチルアル
コール、アセトン、メチルエチルケトン、ベンゼン、シ
クロヘキサノン、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸イソ−
プロピル、ギ酸エチル、ギ酸プロピル、ギ酸イソブチ
ル、プロピオン酸メチル、プロピオン酸エチル、クロロ
ホルム、四塩化炭素、メチレンジクロライド、エチレン
ジクロライド、1,1,1−トリクロロエタン、イソプロピ
ルエーテル、テトラヒドロフラン、テトラヒドロピラ
ン、エチレングリコールジメチルエーテルなどを混合し
てもよい。また、沸点約150℃以上の高沸点溶剤、例え
ば、乳酸エチル、メチルn−アミルケトン、メチルn−
ヘキシルケトン、ジイソ−ブチルケトン、シクロヘキサ
ノン、メチルシクロヘキサノン、ジアセトンアルコー
ル、アセトニルアセトン、酢酸メトキシブチル、酢酸シ
クロヘキシル、アセト酢酸メチル、酪酸n−ブチル、酪
酸イソアミル、エチレングリコールモノエチルエーテル
アセテート、エチレングリコールジブチルエーテル、ジ
エチレングリコールモノメチルエーテル、γ−ブチロラ
クトン、γ−バレロラクトン、ジメチルスルホキシドな
どを混合してもよい。
しく、塗布性を良化するための界面活性剤、例えば特開
昭62−170950号公報に記載されているようなフッ素系界
面活性剤を添加することが好ましい。その添加量は、全
感光性組成物(固形分)の0.01〜1重量%、さらに好ま
しくは0.05〜0.5重量%である。
に安定な板状物である。かかる寸度的に安定な板状物と
しては、従来印刷版の支持体として使用されたものが含
まれ、それらは本発明に好適に使用することができる。
かかる支持体としては、紙、プラスチックス(例えばポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレンなど)がラ
ミネートされた紙、アルミニウム(アルミニウム合金も
含む。)、亜鉛、銅などのような金属の板、二酢酸セル
ロース、三酢酸セルロース、プロピオン酸セルロース、
酪酸セルロース、酢酸酪酸セルロース、硝酸セルロー
ス、ポリエチレンテレフタレート,ポリエチレン、ポリ
スチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリビ
ニルアセタールなどのようなプラスチックのフイルム、
上記の如き金属がラミネートもしくは蒸着された紙もし
くはプラスチックフイルムなどが含まれる。これらの支
持体のうち、アルミニウム板は寸度的及び熱的に著しく
安定であり、しかも安価であるので特に好ましい。
粗面化したアルミニウム板であり、これは種々の方法で
製造することができる。たとえばワイヤブラシグレイニ
ング、研磨粒子のスラリーを注ぎながらナイロンブラシ
で粗面化するブラシグレイニング、ボールグレイニン
グ、ケミカルグレイニング、電解グレイニングやこれら
の粗面化法を複合させた複合グレイニングによって表面
を砂目立てする。次に必要に応じて硫酸、りん酸、しゅ
う酸、ホウ酸、クロム酸、スルフアミン酸またはこれら
の混酸中で直流又は交流電源にて陽極酸化を行いアルミ
ニウム表面に強固な不動態皮膜を設けることが好まし
い。この様な不動態皮膜自体でアルミニウム表面は親水
化されるが、更に必要に応じて米国特許第2,714,066号
明細書や米国特許第3,181,461号明細書に記載されてい
る珪酸塩処理(ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム)、
米国特許第2,946,638号明細書に記載されている弗化ジ
ルコニウム酸カリウム処理、米国特許第3,201,247号明
細書に記載されているホスホモリブデート処理、独国特
許第1,091,433号明細書に記載されているポリアクリル
酸処理、独国特許第1,134,093号明細書や英国特許第1,2
30,447号明細書に記載されているポリビニルホスホン酸
処理、特公昭44−6409号公報に記載されているホスホン
酸処理、米国特許第3,307,951号明細書に記載されてい
るフイチン酸処理、特開昭58−16893号や特開昭58−182
91号の各公報に記載されている親水性有機高分子化合物
と2価の金属よりなる複合処理やその他スルホン酸基を
有する水溶性重合体の下塗によって親水化処理を行った
ものは特に好ましい。その他の親水化処理方法としては
米国特許第3,658,662号明細書に記載されているシリケ
ート電着もあげることが出来る。
布される感光性組成物の塗布量は、固形分として0.3〜5
g/m2が好ましく、より好ましくは0.5〜3.5g/m2である。
このような塗布量を与える感光性組成物の固形分濃度は
1〜50重量%が適当であり、好ましくは、2〜20重量%
である。アルミニウム板上に感光性組成物を塗布する方
法としては従来公知の方法、たとえばロールコーテン
グ、バーコーテイング、スプレーコーテイング、カーテ
ンコーテイング、回転塗布等の方法を用いることができ
る。
製版方法は、従来より行なわれている方法をそのまま利
用することができる。即ち、露光し、次いで現像液で処
理すると非画像部の感光層が除去される。露光時に使用
される好適な光源としては、水銀灯、キセノンランプ、
ケミカルランプ、メタルハライドランプ、ストロボなど
が使用される。また現像液としては、感光層の組成に合
わせて適当なものを使用すれば良く、例えばジアゾ化合
物と有機高分子バインダーからなる感光層に対しては、
米国特許第3,475,171号、同第3,669,660号、同第4,186,
006号などに記載されている水性アルカリ現像液が使用
される。
これにより本発明の実施態様が限定されるものではな
い。実施例中の%は特に記されていない限り重量%とす
る。
びシュウ酸0.05gを3つ口フラスコに仕込み、撹拌しな
がら100℃まで昇温し、7時間反応させた。
で1〜2mmHgまで減圧して未反応モノマーを除去した。
得られたノボラック樹脂の重量平均分子量及び数平均分
子量をゲルパーミエーションクロマトグラフィー(ポリ
スチレン標準)を用いて測定したところそれぞれ2,000
及び1,300であった。
脂120g及び1,2−ナフトキノン−2−ジアジド−4−ス
ルホニクロリド133.6gをテトラヒドロフラン800mlに溶
解した。反応溶液の温度を30℃以下に保ちながら、トリ
エチルアミン50.5gを滴下した。滴下終了後、さらに室
温で2時間撹拌した後、反応溶液を蒸留水10中に撹拌
投下した。析出した固体をろ過により集め、減圧下乾燥
して目的のナフトキノンジアジド化合物(エステル化率
45%)190gを得た。
ウムの7%水溶液(液温60℃)中に3分間浸漬して脱脂
し、水洗した後、その表面にパミスを懸濁した水を流延
しつつナイロン製ブラシで擦って砂目立てをした。この
帯状アルミニウム板を希硝酸中で電解グレインを行な
い、複合砂目立てを行った後、20%硫酸中で10A/dm2で2
4秒間陽極酸化し、水洗した。
組成のポジ型感光液をバーコーティング法で3.5g/m
2(乾燥重量)塗布し、100℃の熱風を吹きつけて60秒間
乾燥した後、140℃の加熱ロール(クロムメッキ鋼製、
直径50cm)に接触圧40g/cm2で1秒間接触させて残留溶
剤40mg/m2の感光性平版印刷版[A]を得た。
g/m2の感光性平版印刷版[B]を得た。
室内に放置し、残留溶剤15mg/m2の感光性平版印刷版
[C]を得た。
日間室内に放置し、残留溶剤40mg/m2の感光性平版印刷
版[D]を得た。
感度を以下の方法で判定した。
−2000−2−OL形3kw)でグレイスケール(富士写真フ
ィルム(株)製ステップガイド)を介して40秒間露光
し、現像液DP−4(富士写真フィルム(株)製)を1:8
に希釈し、25℃で30秒間浸漬現像した。
酸化した帯状アルミニウム板を、珪酸ナトリウム(SiO2
/Na2O=3.1〜3.3モル比)の5%水溶液(液温70℃)中
に10〜60秒間浸漬し水洗した。
組成のネガ型感光液をバーコーテイング法で3.5g/m
2(乾燥重量)塗布し、100℃の熱風を吹きつけて60秒間
乾燥した後、140℃の加熱ロールに1秒間接触させて残
留溶剤40mg/m2の感光性平版印刷版[E]を得た。
g/m2の感光性平版印刷版[F]及び塗布後150℃の熱風
を5分間吹きつけて乾燥し、残留溶剤40mg/m2にした感
光性平版印刷版[G]を得た。さらに、感光液の塗布溶
剤をメチルエチルケトンのみとして塗布し、100℃の熱
風を吹きつけて60秒間乾燥し、残留溶剤40mg/m2にした
感光性平版印刷版[H]を得た。
富士フィルムPSライト(東芝メタルハライドランプMU20
00−2−OL形3kw)でネガフィルムを介して40秒間露光
し、現像液DN−3C(富士写真フィルム(株)製)を1:1
に希釈し、25℃で60秒間浸漬しナイロンブラシで10回こ
すった。
シによるキズが多数あったのに対し、平版印刷版
[E]、[G]の画像部にはキズがなかった。
をハイデルベルグ社製KOR−D印刷機に取り付けて印刷
した結果、[E]、[F]は汚れのない良好な印刷物が
得られたが、[G]、[H]は非画像部が汚れ、良好な
印刷物が得られなかった。
[B]、[E]、[F]を合紙なしで1000枚積み重ね、
回りをポリシートでおおい、さらに荷くずれしないよう
に上から圧力をかけて包装し、45℃/75%の恒温恒湿槽
に15日間放置した。その後、上から900〜950枚目を富士
写真フィルム(株)製PS版自動製版機FNR−401で自動製
版した。感光性平版印刷版[A]、[E]は1枚づつ搬
送でき問題なく自動製版できたのに対し、感光性平版印
刷版[B]、[F]は版と版が張り付いてしまい自動製
版できなかった。
に接触させ残留溶剤を5mg/m2以下にすることで、他の性
能を劣化させないで、感度変化が少なく、塗膜が強く、
かつ合紙をはさまずに版を積み重ねたときの版と版の張
りつきのない感光性平版印刷版を製造することができ
る。
実施例を示す図面である。 1……感光性平版印刷版、 2……加熱ロール、 3、4……スイングロール。
Claims (1)
- 【請求項1】感光性組成物を支持体に塗布、乾燥して感
光性平版印刷版を製造する方法において、塗布後100〜3
00℃の加熱ロールに0.5〜5秒間接触させ、残留溶剤を5
0mg/m2以下に乾燥することを特徴とする感光性平版印刷
版の製造方法。
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-
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- 1990-07-12 JP JP2184967A patent/JP2571458B2/ja not_active Expired - Lifetime
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