JP4902295B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリまたはそれらの複合機などの画像形成装置に関する。特にそのうち、電子写真法を使用した画像形成装置に関する。
電子写真法を使用した画像形成装置では、銀塩写真のような均一な高光沢画像を作ることは困難である。画像表面を平滑にするにあたって、粒径が5μm以上あるトナーを用いていることが大きな障害となるからである。ベタ部分は、トナーをよく溶かせば、表面を平滑にすることによって光沢を高くすることもできる。しかし、網点や万線から作る中間調では、紙の上にトナーが載っている領域と載っていない領域が混在するために、どうしても表面に凹凸ができてしまって均一な高光沢にすることができない。
そこで、特許文献1に開示されているような、表面に熱可塑性樹脂のコート層を設け、トナーをこのコート層に埋め込むことで平滑な表面を得る記録材が用いられている。しかし、この記録材を用いたとしても、従来の定着装置における定着ローラおよび定着ベルトによる定着方式では、高温でトナーを十分に溶かした時にトナーが定着ローラ側に付着してしまうホットオフセット問題や、記録用紙が定着ローラに巻き付く巻き付きの問題があった。さらに、高温でトナーが融解している状態で定着ローラや定着ベルトからトナー面を剥がすために、表面形状が乱れてしまって、滑らかな高光沢にはならないという本質的な課題があった。
この問題を解決するために、例えば特許文献2に開示されているような、表面が平滑な高光沢の無端ベルトの円周上に加熱部分、冷却部分、剥離部分を設けた定着装置が提案されている。この装置では、加熱部分でトナーを十分に融解させて無端ベルトの光沢面に倣うようにして、冷却部でトナーを固化させて無端ベルトの光沢面を写し取り、剥離部で無端ベルトとトナー面を剥離する。これによって、平滑なトナー面が得られ、結果として滑らかな高光沢画像が得られた。
実際に、この定着装置は、商品化に成功しており、デジカメプリントとしてコンビニエンスストアなどに設置されている。ただし、この方式では、大掛かりな装置が必要であり、コストやサイズの面で課題が残る。
その他にも、例えば、特許文献3や特許文献4などに示されるように、ラミネート機能を有する電子写真式画像形成装置というものも数多く提案されている。しかし、これらは、いずれも大掛かりな装置が必要なため実用性が低く、またラミネートされた画像を好まないユーザーもいるため、ほとんど使われていなかった。
特開昭63−92965号公報 特開2002−91048号公報 特開平9−150456号公報 特許第3213969号
高温でトナーが融解している状態で定着ローラや定着ベルトからトナー面を剥がすと表面形状が乱れてしまって、きれいな高光沢にはならないという課題を解決するには、特許文献2で開示されているように、平滑な高光沢面にトナーが倣うように融解させた後にトナーを冷却固化してから剥離しなければならない。
そこで、この発明の目的は、画像形成装置において、特許文献2に記載されるような大掛りでコスト高な装置を必要とせず、ホットオフセットや巻き付きなどの問題を生ずることなく、大きな設計変更をともなわない実用的な手段で、滑らかな高光沢画像を得ることができるようにすることにある。
かかる目的を達成すべく、この発明は、画像面にトナー像を有する用紙等の記録材を定着装置に通してトナーを融解し、記録材上にトナー像を定着して、排紙トレイや用紙後処理装置などに排出する画像形成装置において、
光沢付与シートを収容するシートカセットを備えるとともに、
前記定着装置として、第1定着装置と、記録材搬送路に沿ってその第1定着装置の下流に設ける第2定着装置とを設け、
前記第1定着装置と前記第2定着装置との間の記録材搬送路には、記録材の画像面に重ね合わせるように、前記シートカセットから繰り出した前記光沢付与シートを合流可能とする一方、
前記第1定着装置を通してトナーを融解して記録材上にトナー像を定着し、発熱していない前記第2定着装置を通して排出する第1画像形成モードと、前記第1定着装置で一度トナーを融解して定着後、その定着後の記録材の画像面に、前記シートカセットから繰り出した光沢付与シートを重ね合わせて前記第2定着装置に入れ、再度トナーを融解するとともに、記録材に前記光沢付与シートを貼り合わせて排出する第2画像形成モードとを備えるものである。
そして、画像面にトナー像を有する記録材を第1定着装置に通して一度トナーを融解し、記録材上にトナー像を定着して後、その第1定着装置で定着後の記録材の画像面に、シートカセットから繰り出した光沢付与シートを重ね合わせて第2定着装置に通し、再度トナーを融解して記録材に光沢付与シートを貼り合わせて、その貼り合わせた状態のまま、またはその後光沢付与シートを剥離してから排出する。
光沢付与シートとして、記録材の画像面に重ね合わせる面に離型剤を塗布してなるものを使用するとよい。画像形成装置には、第1定着装置を通してトナーを融解して記録材上にトナー像を定着し、発熱していない第2定着装置を通して排出する第1画像形成モードと、第1定着装置で一度トナーを融解して定着後、その定着後の記録材の画像面に、シートカセットから繰り出した光沢付与シートを重ね合わせて第2定着装置に入れ、再度トナーを融解するとともに、記録材に光沢付与シートを貼り合わせて排出する第2画像形成モードとを備えるようにし、適宜所望の画像形成モードを選択して使用可能とする。
請求項1に記載の発明によれば、一度トナーを融解して記録材上にトナー像を定着して後、再度トナーを融解して記録材に光沢付与シートを貼り合わせるので、ホットオフセットや巻き付きなどの問題を気にすることなく、高温でトナーを十分に溶かすことができる。溶かされたトナーの表面は、光沢付与シートの平滑なシート面に倣って固まるので、均一で滑らかな高光沢画像を得ることができる。また、従来の一般的な定着装置の構成を利用することができるので、大掛りでコスト高な装置を必要とせず、大きな設計変更をともなわない実用的な装置を提供することができる。例えば、記録材に光沢付与シートを貼り合わせた状態のまま排出すると、トナーが固まる冷却時間を設けることなく、高速で出力することができるといったメリットもある。
請求項2に記載の発明によれば、記録材の画像面に重ね合わせる面に離型剤を塗布してなる光沢付与シートを使用するので、離型剤により光沢付与シートに対するトナーの付着力を弱めて、記録材から光沢付与シートを剥がすとき、光沢付与シート側にトナーが付着することなく、画質の低下を防止することができる。
請求項に記載の発明によれば、画像形成装置に、第1定着装置を通してトナーを融解して記録材上にトナー像を定着し、発熱していない第2定着装置を通して排出する第1画像形成モードと、第1定着装置で一度トナーを融解して定着後、その定着後の記録材の画像面に、シートカセットから繰り出した光沢付与シートを重ね合わせて第2定着装置に入れ、再度トナーを融解するとともに、記録材に光沢付与シートを貼り合わせて排出する第2画像形成モードとを備えるので、一台の画像形成装置で、低光沢画像と高光沢画像の双方の記録材の選択的出力が可能となり、画像形成装置の用途を広げることができる。
以下、図面を参照しつつ、この発明の実施の最良形態につき説明する。
図1には、この発明に係る電子写真式画像形成装置の全体概略構成を示す。
図中符号10で示す画像形成装置本体10は、中段に、プロセスユニット12を着脱自在に備える。プロセスユニット12には、ドラム状の感光体13を回転自在に設け、図示省略するが、そのまわりに帯電装置、現像装置などを備える。また、図示省略するが、プロセスユニット12の近くには、書込み装置を設置してなる。そして、プロセスユニット12の感光体13には、記録材搬送路Pを挟んで配置するローラ形状の転写装置14を押し当てて転写ニップを形成する。
また、画像形成装置本体10内には、プロセスユニット12の下方に記録材収容カセット15を3段に重ねてそれぞれ着脱自在に備える。各記録材収容カセット15には、例えばそれぞれサイズの異なる記録材16を積載して収容してなる。記録材16としては、一般的には、紙を使用する。各記録材収容カセット15には、個々に対応して、収容する記録材16を繰り出す給紙ローラ17、繰り出した記録材16を記録材搬送路Pに入れて上方に向けて搬送する搬送ローラ対18を有する。
画像形成装置本体10内の右側を下方から上方に向けて伸びる記録材搬送路Pには、転写ニップの手前にレジストローラ対20を設け、転写ニップを通過後に第1定着装置22を設ける。第1定着装置22は、ヒータを内蔵する第1加熱ローラ23に、不図示の付勢部材で付勢して第1加圧ローラ24を押し当てて第1定着ニップを形成することにより構成してなる。
記録材搬送路Pに沿って、第1定着装置22の下流には、第2定着装置25を設ける。第2定着装置25も同様に、ヒータを内蔵する第2加熱ローラ26に、不図示の付勢部材で付勢して第2加圧ローラ27を押し当てて第2定着ニップを形成することにより構成してなる。さらに、第2定着装置25の下流には、排紙ローラ対28を設け、続けて画像形成装置本体10上の排紙スタック部30に向けて排紙口31を設ける。
ところで、第1定着装置22と第2定着装置25との間の記録材搬送路Pには、記録材16の画像面に重ね合わせるように光沢付与シート33を合流可能とする。光沢付与シート33は、表面が平滑なシートで、プロセスユニット12の上方に着脱自在に備えるシートカセット34に積載して収容してなり、記録材搬送路Pを搬送する記録材16にタイミングを合わせて繰出しローラ35で繰り出して搬送ローラ対36で搬送し、記録材搬送路Pに入れることができるようにする。
さて、図示画像形成装置で記録材16に低光沢画像を形成するときには、ホストからの信号や不図示の操作表示パネルの操作などにより第1定着装置22のみを通して排出する第1画像形成モードとする。そして、プロセスユニット12を駆動して感光体13を反時計まわりに回転し、帯電装置、書込み装置、現像装置などのプロセス装置で帯電、書込み、現像を行って感光体13上にトナー像を形成する。他方、給紙ローラ17の1つを選択的に駆動して、対応する記録材収容カセット15から記録材16を繰り出して記録材搬送路Pに入れ、搬送ローラ対18で搬送して先端をレジストローラ対20に突き当てる。
その後、回転する感光体13上に上述したごとく形成したトナー像にタイミングを合わせるようにしてレジストローラ対20を回転し、記録材16を転写ニップに送り込んでその感光体13上のトナー像を転写装置14で記録材16に転写する。その画像面にトナー像を有するトナー像転写後の記録材は、記録材搬送路Pを通して第1定着装置22に入れ、第1加熱ローラ23と第1加圧ローラ24とで熱と圧とを加えてトナーを融解して記録材16上にトナー像を定着する。
トナー像定着後の記録材16は、そのまま記録材搬送路Pを搬送して、作動していない、すなわち発熱していない第2定着装置25を通して排紙ローラ対28で排紙口31から排出して排紙スタック部30上にスタックする。
一方、図示画像形成装置で記録材16に高光沢画像を形成するときには、ホストからの信号や不図示の操作表示パネルの操作などにより第1定着装置22と第2定着装置25の双方を通して排出する第2画像形成モードとする。そして、同様に感光体13上に形成したトナー像を、記録材収容カセット15の1つから繰り出した記録材16に転写して第1定着装置22で一度トナーを融解して定着後、その定着後の記録材16の画像面に、シートカセット34から繰り出した光沢付与シート33を重ね合わせて第2定着装置25に入れ、第2加熱ローラ26と第2加圧ローラ27とで熱と圧とを加えて再度高温でトナーを十分に融解して記録材16に光沢付与シート33を貼り合わせる。そして、同様に排紙ローラ対28で排紙口31から排出して排紙スタック部30上にスタックする。
その後、光沢付与シート33を貼り合わせた記録材16は、トナーが固まる程度に温度が低下してから、光沢付与シート33を剥がす。排紙ローラ対28で排紙口31から排出する前に、記録材16から光沢付与シート33を自動的に剥がすプロセスを設けることもできる。そのようにすると、ユーザーが記録材16から光沢付与シート33を剥がす手間を省くことができる。ただし、この場合には、光沢付与シート33を剥がす前に、温度が下がる間待つプロセスが必要である。
以上のとおり、図示画像形成装置によれば、一度トナーを融解して記録材16上にトナー像を定着して後、再度トナーを融解して記録材16に光沢付与シート33を貼り合わせるので、ホットオフセットや巻き付きなどの問題を気にすることなく、高温でトナーを十分に溶かすことができる。溶かされたトナーの表面は、光沢付与シート33の平滑面を写し取って平滑なシート面に倣って固まるので、ベタ部、中間調部、非画像部で均一で滑らかな高光沢画像を得ることができる。特に、特許文献1に記載されるように、表面に熱可塑性樹脂のコート層を設けてトナーをそのコート層に埋め込むことで平滑な画像面を得る記録材を使用するときには、さらに効果的である。
また、従来の一般的な定着装置の構成を利用することができるので、大掛りでコスト高な装置を必要とせず、大きな設計変更をともなわない実用的な装置とすることができる。例えば、記録材16に光沢付与シート33を貼り合わせた状態のまま排出すると、トナーが固まる冷却時間を設けることなく、高速で出力することができるといったメリットもある。
ここで、記録材16の画像面に重ね合わせる面に離型剤を塗布してなる光沢付与シート33を使用すると、離型剤により光沢付与シート33に対するトナーの付着力を弱めて、記録材16から光沢付与シート33を剥がすとき、光沢付与シート33側にトナーが付着することなく、画質の低下を防止することができる。
なお、記録材16から剥がした後の光沢付与シート33は、使用後に、画像形成装置本体10から取り外したシートカセット34に再び収容可能とすると、使い捨てとすることなくコストダウンを図るとともに、資源の有効利用の近年の社会的要請に応えることができる。
図2には、この発明に係る電子写真式画像形成装置の他例の全体概略構成を示す。
この図2に示す画像形成装置では、図1に示す第1定着装置22と第2定着装置25の働きを共通の1の定着装置40で行わせ、ヒータを内蔵する加熱ローラ41に、不図示の付勢部材で付勢して加圧ローラ42を押し当てて第2定着ニップを形成することにより構成してなる。
また、光沢付与シート33を収容するシートカセット34を記録材搬送路Pに対してプロセスユニット12の側とは反対の側に配置して、繰出しローラ35で繰り出した光沢付与シート33を搬送ローラ対36で搬送してレジストローラ対20の手前で記録材搬送路Pに入れるようにする。
さらに、画像形成装置本体10の右側面に両面ユニット50を取り付けてなる。両面ユニット50には、両面画像形成用搬送路P1を設けて、その両面画像形成用搬送路P1に、ユニット切換爪51と、反転ローラ対52と、スイッチバック路53と、再給紙路54と、複数対の再給紙ローラ対55を備える。また、画像形成装置本体10内には、定着装置40の下流に本体切換爪43を設け、その本体切換爪43を切り換えることにより定着後の記録材16を排紙スタック部30に向けて排紙可能とし、または両面ユニット50に送り込み可能とする。
そして、図示画像形成装置で記録材16の片面に低光沢画像を形成するときには、ホストからの信号や不図示の操作表示パネルの操作などにより第1画像形成モードとする。そして、プロセスユニット12を駆動して感光体13を反時計まわりに回転し、帯電装置、書込み装置、現像装置などのプロセス装置で帯電、書込み、現像を行って感光体13上にトナー像を形成する。他方、給紙ローラ17の1つを選択的に駆動して、対応する記録材収容カセット15から記録材16を繰り出して記録材搬送路Pに入れ、搬送ローラ対18で搬送して先端をレジストローラ対20に突き当てる。
その後、回転する感光体13上に上述したごとく形成したトナー像にタイミングを合わせるようにしてレジストローラ対20を回転し、記録材16を転写ニップに送り込んでその感光体13上のトナー像を転写装置14で記録材16に転写する。その画像面にトナー像を有するトナー像転写後の記録材は、記録材搬送路Pを通して定着装置40に入れ、加熱ローラ41と第1加圧ローラ42とで熱と圧とを加えてトナーを融解して記録材16上にトナー像を定着する。
トナー像定着後の記録材16は、そのまま記録材搬送路Pを搬送して本体切換爪43で切り換えて排紙口31に向け、排紙ローラ対28で排紙口31を通して排出して排紙スタック部30上にスタックする。
記録材16の両面に低光沢画像を形成するときには、ホストからの信号や不図示の操作表示パネルの操作などにより第3画像形成モードとする。そして、片面トナー像形成後の記録材16を本体切換爪43で切り換えて両面ユニット50に向け搬送する。
それから、両面ユニット50の両面画像形成用搬送路P1に送り込んだ記録材16を、反転ローラ対52でいったんスイッチバック路53に送り込んで後、反転ローラ対52を反転してユニット切換爪51を切り換え、スイッチバックした記録材16を再給紙路54に入れて再給紙ローラ対55で搬送し、反転して画像形成装置本体10に戻す。
画像形成装置本体10に戻した記録材16は、レジストローラ対20でタイミングを取って転写ニップに向けて送り出し、別途感光体13上に形成したトナー像を転写装置14で記録材16の裏面にも転写し、記録材搬送路Pを通して定着装置40に入れ、加熱ローラ41と第1加圧ローラ42とで熱と圧とを加えて再度トナーを融解して記録材16上にトナー像を定着して後、本体切換爪43で切り換えて、排紙ローラ対28で排紙口31を通して排出して排紙スタック部30上にスタックする。
一方、図示画像形成装置で記録材16に高光沢画像を形成するときには、ホストからの信号や不図示の操作表示パネルの操作などにより第2画像形成モードとする。そして、同様に感光体13上に形成したトナー像を、記録材収容カセット15の1つから繰り出した記録材16に転写して定着装置40で一度トナーを融解して定着後、本体切換爪43で切り換えて両面ユニット50に向け搬送する。
それから、両面ユニット50に送り込んだ記録材16を両面ユニット50で同様に反転して画像形成装置本体10に戻す。そして、画像形成装置本体10に戻した記録材16の画像面に、シートカセット34から繰り出した光沢付与シート33を記録材搬送路Pに入れて重ね合わせ、レジストローラ対20に続けて、動作していないプロセスユニット12と転写装置14間の転写ニップを通り抜けて再び定着装置40に挿入し、加熱ローラ41と加圧ローラ42とで熱と圧とを加えて再度高温でトナーを十分に融解して記録材16に光沢付与シート33を貼り合わせる。その後、同様に本体切換爪43で切り換え、排紙ローラ対28で排紙口31を通して排出して排紙スタック部30上にスタックする。
そして、光沢付与シート33を貼り合わせた記録材16は、トナーが固まる程度に温度が低下してから、光沢付与シート33を剥がす。前例と同じように、排紙ローラ対28で排紙口31から排出する前に、記録材16から光沢付与シート33を自動的に剥がすプロセスを設けることもできる。同様に、この場合には、光沢付与シート33を剥がす前に、温度が下がる間待つプロセスが必要である。
ところで、この例の場合には、記録材16が1回目に定着装置40を通過するときは、記録材16の画像面は加熱ローラ41側となるが、2回目に通過するときは、反転して加圧ローラ42側となることから、2回目の定着装置通過時には、記録材16の裏面を直接加熱することができるように、例えば加圧ローラを発熱ローラとして使用することができるようにする必要がある。
この例でも、ホットオフセットや巻き付きなどの問題を気にすることなく、高温でトナーを十分に溶かすことができ、ベタ部、中間調部、非画像部で均一で滑らかな高光沢画像を得ることができる。特に、特許文献1に記載されるように、表面に熱可塑性樹脂のコート層を設けてトナーをそのコート層に埋め込むことで平滑な画像面を得る記録材を使用するときには、効果が大きい。
図3には、この発明に係る電子写真式画像形成装置のまたさらに他例の全体概略構成を示す。この例は、図2に示す例と基本的にはほぼ同一の構成をなし、図2の対応部分に使用した符号をそのまま使用する。
この例では、最上段の記録材収容カセット15を、光沢付与シート33を収容するシートカセット34として、図2に示す例において、記録材搬送路Pに対してプロセスユニット12とは反対の側に配置していたシートカセット34を、プロセスユニット12と同じ側に配置する。そして、同様に繰出しローラ35で繰り出した光沢付与シート33を、レジストローラ対20の手前で記録材搬送路Pに入れるようにする。
また、図2に示す例では、両面ユニット50に送り込まれた記録材16をスイッチバック路53に導く第1姿勢と、スイッチバック路53からスイッチバックした記録材16を再給紙路54に導く第2姿勢とに切り換えるユニット切換爪51を設けたが、そのユニット切換爪51に代えて別のユニット切換爪56を設ける。
このユニット切換爪56は、図2に示すユニット切換爪51と同様に、第3画像形成モードのとき図4(A)に示すように両面ユニット50の両面画像形成用搬送路P1に送り込まれた記録材16をスイッチバック路53に導く第1姿勢と、図4(B)に示すようにスイッチバック路53からスイッチバックした記録材16を再給紙路54に導く第2姿勢とともに、図5に示すように両面ユニット50に送り込まれた記録材16を直接再給紙路54に導く第3姿勢に切り換えることができるようにする。
そして、図示画像形成装置で記録材16の片面および両面に低光沢画像を形成するときには、第1画像形成モードまたは第3画像形成モードとして、図2に示す例の場合と同様に行う。ところが、高光沢画像を形成するときには、ホストからの信号や不図示の操作表示パネルの操作などにより第2画像形成モードとして、ユニット切換爪56を図5に示す第3姿勢とする。
そして、感光体13上に形成したトナー像を、記録材収容カセット15の1つから繰り出した記録材16に転写して定着装置40で一度トナーを融解して定着後、本体切換爪43で切り換えて両面ユニット50に向け搬送するまでは同様であるが、その後両面ユニット50に送り込まれた記録材16をスイッチバックすることなく直接再給紙路54に導き、搬送ローラ対55で搬送して反転することなく画像形成装置本体10に戻す。
それから、画像形成装置本体10に戻した記録材16の画像面に、シートカセット34から繰り出した光沢付与シート33を記録材搬送路Pに入れて重ね合わせ、レジストローラ対20に続けて、動作していないプロセスユニット12と転写装置14間の転写ニップを通り抜けて再び定着装置40に挿入し、加熱ローラ41と加圧ローラ42とで熱と圧とを加えて再度高温でトナーを十分に融解して記録材16に光沢付与シート33を貼り合わせる。その後、同様に本体切換爪43で切り換え、排紙ローラ対28で排紙口31を通して排出して排紙スタック部30上にスタックする。
そして、光沢付与シート33を貼り合わせた記録材16は、トナーが固まる程度に温度が低下してから、光沢付与シート33を剥がす。この場合も、図1および図2に示す前例と同じように、排紙ローラ対28で排紙口31から排出する前に、記録材16から光沢付与シート33を自動的に剥がすプロセスを設けることもでき、同様に光沢付与シート33を剥がす前に、温度が下がる間待つプロセスが必要である。
この例でも、ホットオフセットや巻き付きなどの問題を気にすることなく、高温でトナーを十分に溶かすことができ、ベタ部、中間調部、非画像部で均一で滑らかな高光沢画像を得ることができる。特に、特許文献1に記載されるように、表面に熱可塑性樹脂のコート層を設けてトナーをそのコート層に埋め込むことで平滑な画像面を得る記録材を使用するときには、効果が大きい。
加えて、この例によれば、両面ユニット50に設ける両面画像形成用搬送路P1に、両面画像形成モードと高光沢画像形成モードにより記録材16の搬送路を切り換えるユニット切換爪56を備えるので、高光沢画像形成モードにより、1回目に定着装置40に通して定着後の記録材16を反転することなく再給紙可能とすることで、光沢付与シート33の繰り出し方向を記録材16の繰り出し方向と同一としてシートカセット34を記録材収容カセット15と重ねて設置することができ、構成を複雑化することなく高密度な部品配置を可能として画像形成装置の小型化を図ることができる。
なお、図2に示す例では、記録材16が1回目に定着装置40を通過するときと2回目に通過するときとで画像面が裏返しとなり、例えば加圧ローラも発熱ローラとする必要があったが、この例によれば、1回目に通過するときと2回目に通過するときとで画像面が同一側となるので、加熱ローラ41のみを発熱ローラとすればよく、この点からも構成を簡単とすることができる。
この発明に係る電子写真式画像形成装置の全体概略構成図である。 この発明に係る電子写真式画像形成装置の他例の全体概略構成図である。 この発明に係る電子写真式画像形成装置のまたさらに他例の全体概略構成図である。 (A)はその両面画像形成モードにおいてユニット切換爪を第1姿勢としたとき、(B)は第2姿勢としたときの説明図である。 その高光沢画像形成モードにおいてユニット切換爪を第3姿勢としたときの説明図である。
符号の説明
16 記録材
22 第1定着装置
25 第2定着装置
33 光沢付与シート
34 シートカセット
40 定着装置
50 両面ユニット
56 ユニット切換爪(切換部材)
P1 両面画像形成用搬送路

Claims (2)

  1. 画像面にトナー像を有する記録材を定着装置に通してトナーを融解し、記録材上にトナー像を定着して排出する画像形成装置において、
    光沢付与シートを収容するシートカセットを備えるとともに、
    前記定着装置として、第1定着装置と、記録材搬送路に沿ってその第1定着装置の下流に設ける第2定着装置とを設け、
    前記第1定着装置と前記第2定着装置との間の記録材搬送路には、記録材の画像面に重ね合わせるように、前記シートカセットから繰り出した前記光沢付与シートを合流可能とする一方、
    前記第1定着装置を通してトナーを融解して記録材上にトナー像を定着し、発熱していない前記第2定着装置を通して排出する第1画像形成モードと、前記第1定着装置で一度トナーを融解して定着後、その定着後の記録材の画像面に、前記シートカセットから繰り出した光沢付与シートを重ね合わせて前記第2定着装置に入れ、再度トナーを融解するとともに、記録材に前記光沢付与シートを貼り合わせて排出する第2画像形成モードとを備えることを特徴とする、画像形成装置。
  2. 前記光沢付与シートとして、記録材の画像面に重ね合わせる面に離型剤を塗布してなるものを使用することを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
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