JP2007102177A - プリンタおよび画像形成方法 - Google Patents

プリンタおよび画像形成方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007102177A
JP2007102177A JP2006173529A JP2006173529A JP2007102177A JP 2007102177 A JP2007102177 A JP 2007102177A JP 2006173529 A JP2006173529 A JP 2006173529A JP 2006173529 A JP2006173529 A JP 2006173529A JP 2007102177 A JP2007102177 A JP 2007102177A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
recording sheet
unit
recording
printer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2006173529A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoichi Nakamura
洋一 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2006173529A priority Critical patent/JP2007102177A/ja
Publication of JP2007102177A publication Critical patent/JP2007102177A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)

Abstract

【課題】1面に加熱/押圧による光沢処理等の画像記録層の表面処理を行なうプリント作成において、一面に表面処理を行なった両面プリントの作成を可能にする。
【解決手段】画像記録手段と、記録媒体の1面に表面処理を行なう表面処理手段と、画像記録後の記録媒体を表裏反転して、前記画像記録手段の上流に供給する第1反転手段と、記録媒体を表裏反転する第2反転手段とを有することにより、前記課題を解決する。
【選択図】図1

Description

記録媒体の一面に光沢化処理などの表面処理を行なうプリントの作成において、両面に画像を記録した両面プリントの作成を好適に行なうことができるプリンタおよび画像形成方法に関する。
電子写真方式のプリントの作成において、基材の表面に熱可塑性樹脂からなる透明樹脂層を画像記録層として有する記録シート(画像記録媒体)を用いることにより、写真プリントと同等の光沢性を有するプリントを作成することが知られている。
このプリント作成では、記録シートの透明樹脂層(画像記録層)に画像を記録した後、平滑性の高い表面処理手段に透明樹脂層を当接して、加熱/加圧による表面処理を行なうことにより、透明樹脂層を溶融した後に凝固することで、画像記録媒体の表面を平滑にして光沢性を付与する。
一例として、特許文献1には、透明樹脂層を有する記録シート(受像媒体)にトナー像を形成した後、表面の平滑性が高いエンドレスベルトである定着ベルトと、定着ベルトを張架する加熱ローラを含むローラと、定着ベルト(加熱ローラ)に押圧されるニップローラ(すなわち、加熱ローラと共にエンドレスベルトを挟持)とからなる平滑光沢化手段で、トナー像の定着を行なうことにより、写真プリントに近いプリントを得るプリンタ(画像形成装置)が開示されている。
このプリンタでは、まず、記録シートの透明樹脂層の表面に、電子写真によるトナー像を形成する。
次いで、平滑光沢化手段において、トナー像を形成した透明樹脂層を定着ベルトに向けて、定着ベルトとニップローラとで受像媒体を挟持搬送する。この挟持搬送によって、記録シートの透明樹脂層を定着ベルトに当接/押圧すると共に加熱して、トナー像を定着し、かつ、透明樹脂層を溶融して記録シートを定着ベルトに軽く貼着した状態とする。さらに、貼着した記録シートを定着ベルトで搬送しつつ、透明樹脂層を冷却/凝固し、所定長搬送した後に、記録シートを定着ベルトから剥離する。
これにより、トナー像を定着すると共に、高い平滑性を有する定着ベルトの表面性状を記録シートの透明樹脂層に転写して、プリントの表面に光沢を与える。
ところで、各種のプリンタでは、記録シートの一面に画像を記録した後、いわゆるスイッチバック等によって表裏反転して、再度、画像記録部に記録シートを搬送して、他方の面に画像を記録することにより、両面に画像を記録したプリント(いわゆる、両面プリント)を出力することが行なわれている。
前述のような、透明樹脂層を有する記録シートを用いるプリントの作成においても、両面プリントによって、画像を形成した透明樹脂層の裏面側に、広告や画像に関する各種の情報、各種の情報等を示すQRコードや二次元バーコード、写真撮影による画像を形成する際であれば撮影条件や撮影場所など、各種の情報を記録することで、付加価値の高いプリントを作成することが期待できる。
ところが、透明樹脂層などの表面処理に対応する画像記録層を有する記録シートを用いるプリント作成では、通常の表面処理を行わないプリンタのように両面プリントを作成し、かつ、表面処理を行なうことができない。
特開2005−49530号公報
画像記録層に表面処理を行なうプリンタにおいても、画像記録部の下流に、表面処理部に向かう所定の搬送経路から分岐する表裏反転のための搬送経路を設け、ここでスイッチバック等の手段で記録シートの表裏反転を行い、表裏反転した記録シートを画像記録部の上流に搬送して、再度、画像記録部で画像を記録することで、記録シートの両面に画像を記録することはできる。
ここで、前述のような平滑光沢化手段などの表面処理部は、通常の片面のみに画像を記録したプリント(いわゆる、片面プリント)の作成に対応して、透明樹脂層などの画像記録層の表面処理を行なうように配置される。すなわち、表面処理を行なうことができるのは、記録媒体の搬送面に対して1面のみである。
また、プリンタにおいて、記録シートは、カセットやトレイ、ロール状に巻回された記録媒体(ロール紙)用のマガジンなどに、片面プリントに対応して画像記録層に画像を記録できるように収容される。
従って、画像記録層に画像を記録し、表裏反転して他方の面(裏面)に画像を記録した後、表面処理部に記録シートを供給したのでは、画像記録層ではない裏面側が表面処理を行なわれる結果となり、すなわち、画像記録層の表面処理を行なうことができない。
裏面に画像を記録した後に、再度、表裏反転のための搬送経路に記録手段を搬送して表裏反転を行い、画像記録部の上流から画像記録部を経て表面処理手段に記録媒体を搬送する方法も考えられる。しかしながら、この方法では、記録媒体が3回も画像記録部を通過する結果となり、3回目の通過が終了するまで、次のプリントの画像記録を行うことができず、非常にプリントの作成効率が悪くなってしまう。
先に裏面に画像を記録した後に画像記録層に画像を記録することで、画像記録層の表面処理を行った両面プリントを作成できる。
しかしながら、そのためには、片面プリントに対応してカセットやトレイに収容された記録シートを、取り出して、裏返して収容/セットし直す必要があり、非常に手間がかかる。しかも、透明樹脂層などの表面処理に対応する画像記録層を有する記録シートがロール紙で供給された場合には、表裏を反転した状態でプリンタに記録シートをセットすることは、実質的に不可能である。
本発明の目的は、前記従来技術の問題点を解決することにあり、例えば、熱可塑性樹脂からなる透明樹脂層を画像記録層として有する記録シート(記録媒体)など、一面に表面処理に対応する画像記録層を有する記録シートを用い、この画像記録層に画像を記録した後に表面処理を行なうプリント作成において、カセット等に収容される記録シートを裏返す等の作業を行う必要なく、また、表面処理に対応する画像記録層を有する記録シートがロール状に巻回されたロール紙で供給される場合であっても、画像記録層および裏面の両面に画像を記録し、かつ、画像記録層の表面処理を行った両面プリントを作成することができるプリンタおよび画像形成方法を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明のプリンタは、所定の記録位置において記録媒体に画像を記録する画像記録手段と、前記記録媒体の1面に表面処理を行なう表面処理手段と、前記画像記録後の記録媒体を表裏反転して、前記画像記録手段の上流に供給する第1反転手段と、記録媒体を表裏反転する第2反転手段とを有することを特徴とするプリンタを提供する。
このような本発明のプリンタにおいて、前記第2反転手段が、前記第1反転手段よりも上流に位置するのが好ましく、もしくは、前記第2反転手段と第1反転手段とで、前記記録媒体の搬送経路を一部共用するのが好ましく、もしくは、前記第2反転手段が、前記第1反転手段よりも下流で、かつ、前記表面処理手段よりも上流に位置するのが好ましい。
また、本発明の画像形成方法の第1の態様は、記録媒体を表裏反転した後に画像記録手段で画像記録を行なうことにより、前記記録媒体の裏面に画像を記録し、その後、前記画像記録手段の上流に表裏反転して記録媒体を搬送して、再度、前記画像記録手段で画像記録を行なうことにより、前記記録媒体の表面に画像を記録し、さらに、前記記録媒体の表面に表面処理を行なうことを特徴とする画像形成方法を提供する。
さらに、本発明の画像形成方法の第2の態様は、画像記録手段で記録媒体の表面に画像を記録した後に、前記画像記録手段の上流に表裏反転して記録媒体を搬送して、再度、前記画像記録手段で画像記録を行なうことにより、前記記録媒体の裏面に画像を記録し、その後、前記記録媒体を表裏反転して、前記記録媒体の表面に表面処理を行なうことを特徴とする画像形成方法を提供する。
このような本発明のプリンタおよび画像形成方法において、前記表面処理手段が、前記記録媒体を表面処理ベルトに押圧して加熱して、この表面ベルトに貼着した状態で記録媒体を搬送して冷却し、その後、剥離することにより、前記表面処理ベルトの表面性状を前記記録媒体に転写するものであるのが好ましく、また、前記画像記録手段が、電子写真によって記録媒体に画像を記録するものであるのが好ましい。
上記構成を有する本発明によれば、光沢化処理を行うための熱可塑性樹脂からなる透明樹脂層を画像記録層として有する記録媒体等、1面に表面処理に対応する画像記録層を有する記録シート(画像記録媒体)を用いるプリント作成において、画像を記録した後に記録シートを表裏反転して画像記録部の上流に供給する第1反転手段に加え、画像記録に先立ち、あるいは両面記録後に記録シートを表裏反転する第2反転手段を有するので、記録シートを裏返してカセット等に収容し直す等の作業を行うことなく、また、表面処理に対応する画像記録層を有する記録シートがロール状に巻回されたロール紙で供給される場合であっても、画像記録層および他方の面(裏面)に画像を記録し、かつ、画像記録層の表面処理を行った両面プリントを作成することができる。
以下、本発明のプリンタおよび画像形成方法について、添付の図面に示される好適実施例を基に詳細に説明する。
図1に、本発明の画像形成方法を実施する本発明のプリンタの一例の概念図を示す。
図1に示すプリンタ10は、電子写真方式によって記録シートA(画像記録媒体(受像媒体))に画像を記録して、プリントPを作成するものであって、基本的に、記録シート供給部12と、画像記録部14と、位置調整部15と、表面処理部16と、切断/配列部18とを有する。また、画像記録部14には第1反転部150が、記録シート供給部12の下流(記録シート供給部12と画像記録部14との間)には第2反転部152が、設けられる。
なお、プリンタ10において、これらの各部位や各部位間には、特に図示あるいは符号を付していなくても、必要に応じて、搬送ローラ対やガイド部材等の記録シートAの搬送手段や、ジャミングや記録シートAを検出するセンサなどの、公知のプリンタに配される各種の部材を有している。
このプリンタ10は、記録シートAに出力するプリントのプリントサイズに応じた画像を記録した後、記録シートAをプリントサイズに切断することで、(仕上がり)プリントとする。また、図示例においては、必要に応じて、1枚の記録シートAに、2画像や4画像等の複数の画像を割り付けて形成する、いわゆる多面付けを行なって、その後、記録シートAをプリントサイズに応じて切断して、1枚の記録シートAから複数枚のプリントを作成する。
なお、プリンタ10においては、未定着のトナーによる装置の汚染等を防止するために、記録シートAの周辺(搬送方向の前後端、および、搬送方向と直交する方向の両端)を空白として、記録シートAに画像を形成するのが好ましい。
以下の説明では、便宜的に、記録シートAの搬送方向と直交する方向を幅方向とし、この方向の記録シートAのサイズを幅とする。また、記録シートAの搬送方向の記録シートAのサイズを長さとする。さらに、先端および後端とは、搬送方向に対応するものとする。
記録シート供給部12(以下、供給部12とする)は、カットシート状の記録シートAを画像記録部14に供給する部位である。
図示例において、供給部12は、長尺な記録シートAを巻回してなる記録シートロール20aを収容するマガジン20の装填部を2箇所と、カットシート状の記録シートAを収容するカセット24の装填部と、手差し給紙部26と、表裏判定手段28とを有する。
各マガジン20の装填部には、通常、互いに異なる幅(異なるサイズ)の記録シートロール20aが収容される。他方、カセット24は、各種のプリンタに用いられるのと同様の、記録シートAを収容してプリンタに装填するためのケースである。
記録シートAには特に限定はなく、電子写真形式のプリンタで利用されている各種の記録シート(受像媒体)が全て利用可能である。
なお、本発明のプリンタ10においては、1面にのみ表面処理を行う画像記録層を有する記録シートAが、好適に用いられる。中でも特に、紙等からなる基材の1面に熱可塑性樹脂からなる透明樹脂層を画像記録層として形成してなる、表面処理によって光沢性に優れた写真品質のプリントを作成できる記録シート(写真画質プリント用シート)は、好適である。この記録シートAは、透明樹脂層にトナー像を形成した後、表面平滑性に優れたベルト等で加熱加圧処理(トナー像の定着を兼ねても可)して、透明樹脂層を溶融/冷却/凝固してベルト等の表面性状を転写することにより、写真プリントのように光沢性に優れたプリントを作成できる(前記特許文献1や特開平5−216322号公報等参照)。
透明樹脂層となる熱可塑性樹脂には、特に限定はないが、ポリエステル、ポリエチレン、スチレン−アクリル酸エステル樹脂等が好適に例示される。また、透明樹脂層の厚さにも、特に、限定は無いが、表面処理後の応力歪み(曲げ歪み)による割れ(クラック)の防止等の観点から、5〜20μmとするのが好ましい。
なお、図示は省略するが、各装填部には、マガジン20に収容される記録シートロール20aの幅(サイズ)、および、カセット24に収容された記録シートAのサイズや、記録シートAが前記写真画質プリント用シートか通常の普通紙かなどの記録シートの種類を検出する、検出手段が配置される。
なお、検出手段には、特に限定はなく、ディップスイッチを利用する手段やバーコードを利用する手段等、各種のプリンタで行われている公知の手段が全て利用可能である。
装填部に装填された各マガジン20の下流(記録シートAの搬送方向の下流)には、引出しローラ対22と、カッタ27とが配置される。
引出しローラ対22は、マガジン20に収容された記録シートロール20aから、記録シートを引き出すローラ対である。また、カッタ27は、ギロチンカッタ等の公知のシート状物を作成する切断手段である。
引出しローラ対22による記録シートロール20aからの記録シートの引出しは、カッタ27よりも下流の記録シートの長さが所定長になった時点で停止する。次いで、カッタ27が記録シートを切断して、所定サイズのカットシート状の記録シートAとし、所定の搬送手段に供給する。
カセット24に収容されている記録シートAは、各種のプリンタで利用されている公知の手段によって引き出し、所定の搬送手段に供給する。
手差し給紙部26は、カットシート状の記録シートAを挿入するための挿入口やトレイ、搬送手段等を有する、各種のプリンタに設けられている公知の手差し給紙部である。
プリンタ10において、前述の写真画質プリント用シートなど、1面のみに画像記録層(前記写真画質プリント用シートであれば透明樹脂層)を有する記録シートAは、画像記録部14において画像記録層が転写部34の転写ベルト60に対面するように(図中上を向くように)、マガジン20やカセット24に収容される。
従って、図示例のプリンタ10においては、画像記録層を有する記録シートロール20aは画像記録層を外側にして巻回され、また、画像記録層を有する記録シートAは、画像記録層を下方にしてカセット24に収容される。
表裏判定手段28は、記録シートAとして写真画質プリント用シートを用いた際に、例えば、記録シートA表面の光沢度を測定し、その測定結果から、記録シートAの表(透明樹脂層)および裏(他方の面)が適正な向きに向いているか否かを判定するものである。図示例においては、記録シートAが写真画質プリント用シートであれば透明樹脂層が表裏判定手段28に対面している状態が、記録シートAの表裏が適正な向きに向いている状態である。
なお、光沢度の測定は、公知の方法によれば良い。
プリンタ10においては、この表裏判定手段28による判定結果に応じて、記録シートAの表裏の向きが不適正であった場合には、後述する第2反転部152での表裏反転を制御する。
具体的には、記録シートAとして写真画質プリント用シートを用いて片面プリントを作成する際に、記録シートAの表裏の向きが不適正な場合には、第2反転部152で通常は行わない記録シートAの表裏反転を行った後に、画像記録部14に記録シートAを供給する。また、同様に写真画質プリント用シートを用いて両面プリントを作成する際に、記録シートAの表裏の向きが不適正な場合には、第2反転部152で通常は行う記録シートAの表裏反転を行わずに、画像記録部14に記録シートAを供給する。
カッタ27によって所定サイズに切断された記録シートA、カセット24から引き出された記録シートA、手差し給紙部26から供給された記録シートAは、共に、搬送ローラ対によって画像記録部14に搬送される。
ここで、プリンタ10は、給紙部12と画像記録部14(第1反転部150)との間に、第2反転部152を有する。
この第2反転部152は、記録シートAとして写真画質プリント用シート(1面のみに後述する表面処理部16での表面処理に対応する記録層を有する記録シートA)を用いて、両面に画像を記録したいわゆる両面プリントを作成する際に、記録シートAを表裏反転して、裏面を後述する画像記録部14での画像記録に対応する面側とするものである。
図示例において、第2反転部152は、搬送路から分岐路に記録シートAを引き込み、分岐路で逆送して搬送路の下流に向けて記録シートAを搬送することで表裏反転する、いわゆるスイッチバックによって記録シートAの表裏反転を行う反転手段であって、反転搬送路154と、記録シートAの搬送路の切替手段156とを有して構成される。
反転搬送路154は、スイッチバックによる表裏反転を行うための、2つの搬送路が途中で合流する略Y字状の形状を有する搬送路で、通常のシート状物の搬送路と同様に、搬送ローラ対や搬送ガイド等で構成される。また、搬送ローラ対は、正逆転可能な搬送ローラ対である。反転搬送路154は、分岐側端部(Y字の上端)を給紙部12から画像記録部14に至る記録シートAの搬送路に接続して配置される。
切替手段156は、搬送路に作用して(挿入されて)、記録シートAを所定の搬送路に案内する、フラッパなどの公知のシート状物の搬送経路の切り替え手段である。
前述のように、第2反転部152は、記録シートAとして写真画質プリント用シートを用いて両面プリントを行う際に、記録シートAを表裏反転する。
第2反転部152において記録シートAを表裏反転する際には、切替手段156を供給部12から画像記録部14に至る搬送路に作用させて、記録シートAを反転搬送路154に引き込む。
記録シートAの後端が反転搬送路154の分岐点より下流になった時点で、反転搬送路154での搬送を停止し、次いで、記録シートAを反転搬送路154から画像記録部14へ向かう搬送路に案内するように、切替手段156を切り替える。
切替手段156を切り替えたら、反転搬送路154で記録シートAを先と逆方向に搬送して、反転搬送路154から画像記録部14へ至る搬送路に搬送することにで、記録シートAを表裏反転して、画像記録部14に記録シートAを供給する。これにより、写真画質プリント用シートである記録シートAを、裏面を画像記録に対応する側(転写ベルト60に対面)として、画像記録部14に搬送する。
なお、プリンタ10では、記録シートAとして写真画質プリント用シートを用いて両面プリントを行う場合以外には、基本的に、第2反転部152で記録シートAの反転を行うことはなく、第2反転部152を素通りして、供給部12から画像記録部14に記録シートAを供給する。
画像記録部14は、電子写真によって記録シートAに画像を形成する部位であって、露光部30と、トナー像形成部32と、転写部34と、一次定着ローラ対36と、第1反転部150とを有する。
露光部30は、露光制御部42と露光ユニット44とを有して構成される。
露光制御部42は、画像供給源からプリントに再生する画像(画像データ)を取得して、所定の画像処理を行なった後、1枚の記録シートAに記録する画像の数(面数)に応じて画像を割り付けて、1枚の記録シートAに記録する画像とする。
一方、露光ユニット44は、後述するトナー像形成部32の電子写真感光体ドラム46を露光する光ビーム(記録光)Eの光源、光偏向器、fθレンズ、光路変更用のミラー、光ビーム調整用のレンズ等を有する、公知の光ビーム走査光学系である。
すなわち、露光部ユニット44は、露光制御部42から供給された画像データ(すなわち記録する画像)に応じて変調した光ビームEを、前記幅方向(搬送方向(=電子写真感光体ドラム46の回転方向)と直交する方向)と一致する主走査方向に偏向して出射し、ミラー44aで反射させて所定の露光位置に入射して、電子写真感光体ドラム46に潜像を記録する。
トナー像形成部32は、電子写真による公知のトナー像の形成部であり、電子写真感光体ドラム46(以下、感光体ドラム46とする)、帯電手段48、クリーニング手段50、およびトナー供給手段52を有する。
感光体ドラム46は、公知の電子写真感光体ドラムであって、中心軸を幅方向と一致して、矢印a方向(記録シートAの搬送方向と逆方向)に回転する。前述のように、露光ユニット44からの光ビームEは幅方向に偏向されているので、感光体ドラム46は、記録画像に応じて変調された光ビームEによって2次元的に走査露光される。
トナー供給手段52は、回転可能なドラム状の本体52aに、C(シアン)トナー供給部54C、M(マゼンタ)トナー供給部54M、Y(イエロー)トナー供給部54Y、およびK(黒)トナー供給部54Kの4つのトナー供給部を回転角90°の間隔で有する。
転写部34は、一部を感光体ドラム46に当接するエンドレスベルトである転写ベルト60と、転写ベルト60を張架する3つのローラ62と、内側から転写ベルト60を感光体ドラム46に押圧する押圧ローラ64と、転写ローラ66と、ベルトコンベア68とを有して構成される。転写ベルト60は、トナー像の中間転写体であり、矢印b方向(記録シートAの搬送方向と同方向)に回転する。また、転写ローラ66は、ローラ62の1つと共に転写ベルト60(記録シートA)を挟持する位置と、転写ベルト60と離間する位置とに移動可能にされる。
感光体ドラム46は、図中矢印a方向に回転しつつ、帯電手段48によって幅方向に一様に帯電され、前述のように画像データに応じて変調された光ビームEによって二次元的に走査露光され、静電潜像が形成される。次いで、この静電潜像が、トナー供給手段52の現像位置(感光体ドラム46に対面する位置)に位置するトナー供給部、例えばYトナー供給部54Yによって現像され、感光体ドラム46の表面にYトナー像が形成される。
また、一部を感光体ドラム46に接して押圧ローラ64によって押圧されている転写ベルト60は、感光体ドラム46の回転と同期して矢印b方向に回転している。従って、トナー供給手段52によって現像された感光体ドラム46のトナー像は、この接触部(押圧ローラ64による押圧部)において転写ベルト60に転写される。感光体ドラム46の転写ベルト60へのトナー像の転写を終了した領域は、クリーニング手段50によって、残存するトナーを除去される。
図示例においては、このようなトナー像の形成および転写ベルト60への転写を、Yトナー供給部54Y、Mトナー供給部54M、Cトナー供給部54C、およびKトナー供給部54Kの4つのトナー供給部を、順次、作用させて行う。
例えば、上述のようにして、Yトナー像を転写ベルト60に転写したら、次いで、トナー供給手段52(本体52a)を矢印方向に90°回転して、Mトナー供給部54Mを現像位置に位置し、転写ベルト60上のYトナー像と位置合わせをして、同様に感光体ドラム46に潜像を形成しMトナー像を形成して、転写ベルト60に転写する。以下、同様にして、Cトナー像を転写ベルト60に転写し、Kトナー像を転写ベルト60に転写する。なお、この間は、転写ローラ66は、転写ベルト60とは離間している。
従って、図示例においては、転写ベルト60の表面にY、M、CおよびKの各トナー像が、位置合わせして形成され、すなわち4色の(フル)カラー画像が形成されている。
一方、供給部12からは、所定サイズのカットシート状の記録シートAが供給され、必要に応じて第2反転部152で表裏反転された後、例えば、転写ローラ66の直上流のレジストローラ対70の所で待機している。
転写ベルト60にカラー画像が形成されたら、記録シートAと転写ベルト60に形成されたカラー画像との位置が合うように、転写ベルト60の回転にタイミングを合わせて、レジストローラ対70による記録シートAの搬送を開始し、かつ、転写ローラ66を転写ベルト60(ローラ62)に押圧して、転写ベルト60と転写ローラ66とで記録シートAを挟持搬送する。この挟持搬送により、転写ベルト60の表面に形成された4色のカラーのトナー像が記録シートAに転写され、記録シートAの表面に画像が形成される。
前述のように、この画像は、記録する画像数に応じて面付けされた画像である。
画像が形成された記録シートAは、ベルトコンベア68によって一次定着ローラ対36に搬送される。
一次定着ローラ対36は、少なくとも一方が加熱ローラとなっている搬送ローラ対である。この一次定着ローラ対36は、必要に応じて、画像形成面側のローラを上下動する等の方法により、挟持状態と挟持開放状態とを取れるようにしても良い。
一次定着ローラ対36は、通常の電子写真方式による画像形成の定着と同様に、転写部34において画像を転写されトナー像が形成された記録シートAを挟持搬送することにより、トナー像を加熱/加圧して、定着する。
本発明のプリンタ10において、画像記録方法は、図示例のような電子写真に限定はされず、公知の画像記録方法が、全て利用可能である。
一例として、熱現像工程を有し、水等の画像形成溶媒の存在下で受像媒体に画像を転写形成する感光性熱現像感光材料を用いるプリンタ、インクジェットプリンタ、サーマルヘッドを用いる感熱プリンタ等の各種の公知のプリンタ(プリント手段)で実施されている画像記録方法が利用可能である。また、これらの画像記録方法を利用する場合でも、1面にのみ画像記録層(例えばインクジェット記録用の受像層等)が形成され、この画像記録層が、必要に応じて、加熱/加圧処理や透明樹脂層のラミネート処理(積層処理)等の表面処理を施される記録シートA(受像媒体等の画像記録媒体)が好適に利用される。
第1反転部150は、両面に画像を記録したいわゆる両面プリントを作成するために、一次定着ローラ対36で画像を定着された記録シートAを表裏反転し、再度、レジストローラ対70(転写部34)の上流に供給するものである。
図示例において、第1反転部150は、一次定着ローラ対36の下流に配置される第1切替手段72と、一次定着ローラ対36からの搬送経路から分岐して設けられる分岐搬送路74と、分岐搬送路74の下流に設けられる反転搬送路76と、反転搬送路76から分岐し、転写部34の上流のレジストローラ対70に至る戻り搬送路78と、反転搬送路76と戻り搬送路78との分岐点に設けられる第2切替手段80とを有して構成される。
第1切替手段72および第2切替手段80は、共に、搬送路に作用して、記録シートAを所定の搬送路に案内するフラッパなどの、公知のシート状物の搬送経路の切り替え手段である。
また、各搬送路は、搬送ローラ対と搬送ガイドとからなる公知のシート状物の搬送手段である。なお、反転搬送路76は、正逆転搬送が可能な搬送路である。
前記第2反転部152と同様、第1反転部150も、いわゆるスイッチバックを利用して記録シートAの表裏反転を行う。
プリンタ10において、両面プリントを作成する際には、第1切替手段72を一次定着ローラ対36からの搬送経路に作用して、一次定着ローラ対36で画像を定着された記録シートAを分岐搬送路74に送り、分岐搬送路74から反転搬送路76に搬送して、記録シートAの後端が第2切替手段80よりも下流に至った時点で、搬送を停止する。
次いで、第2切替手段80を反転搬送路76に作用して、反転搬送路76において先と逆方向に記録シートAを搬送して、第2切替手段80によって案内して記録シートAを戻り搬送路78に送り、戻り搬送路78からレジストローラ対70に搬送することで、記録シートを表裏反転する。
この表裏反転した記録シートAを、再度、画像記録部14(転写部34)に供給することにより、記録シートAの両面に画像を記録する。
一次定着ローラ対36で画像を定着された記録シートAは、次いで、位置調整部15に搬送され、その後、表面処理部16に搬送される。
位置調整部15は、画像記録部14において画像を形成された記録シートAを、必要に応じて幅方向に移動して、例えば件毎に、表面処理部16に供給する記録シートAの幅方向の位置を変える部位である。
後述するが、プリンタ10においては、表面処理部16で表面処理を行なった後、切断部102において、記録シートAを幅方向および搬送方向に切断することで、プリントPを切り出す。この位置調整部15は、記録シートAを幅方向に位置調整することにより、切断部102において記録シートAを搬送方向に切断する第1スリッタ110および第2スリッタ112との位置基準合わせを行なう。
また、後述するが、表面処理部16では、エンドレスベルト状の表面処理ベルト88に記録シートAを押圧/加熱して、軽く貼着した状態で表面処理ベルト88で搬送しつつ冷却して、剥離することで、光沢を付与する表面処理を行なう。
プリンタ10においては、前記記録シートAの幅方向の位置調整が、表面処理ベルト88の幅方向における記録シートAの当接位置を規定する位置合わせも兼ねている。表面処理ベルト88の特定領域のみに記録シートAが当接すると、記録シートAが当接する特定領域のみ表面処理ベルト88の劣化が進行し、特に、記録シートのエッジ(端部)が当接する特定の位置が損傷してしまう。このような不都合を解消するために、位置調整部15は、必要に応じて画像を形成した記録シートAの幅方向の位置を、若干、変更することにより、表面処理ベルト88の特定領域のみに記録シートAが当接することを防止している。
位置調整部15において、記録シートAを幅方向に移動する移動手段(位置調整手段)には、特に限定はなく、公知のシート状物の移動手段が、各種利用可能である。
一例として、記録シートAを幅方向に押動する押動手段を用いる移動手段、記録シートAのエッジ(幅方向の端部)に当接して位置規制を行なう、幅方向に位置変更が可能なガイド部材を用いて幅方向の位置を所定位置とする移動手段、記録シートAを挟持した状態で軸線方向に移動する搬送ローラ対を用いる移動手段、吸盤等の保持手段を用いて記録シートAを保持して、この保持手段を幅方向に移動した後に保持手段による記録シートAの保持を開放する移動手段等が例示される。
位置調整部15において幅方向の位置を所定位置とされた記録シートAは、次いで、下流に配置される表面処理部16に搬送される。
表面処理部16は、前述の写真画質プリント用シートを記録シートAとして用いて、銀塩写真に対応する光沢性等を有する高品質なプリントを作成する際に、記録シートAの表面処理(あるいはさらに、トナー像の二次定着)を行なうものである。具体的には、表面処理部16は、ベルト状の表面処理手段を用いて、この表面処理手段に記録シートAの表面(画像形成面)を当接して押圧/加熱して、その後、冷却することにより、記録シートAの表面処理を行なう。
なお、普通紙によるプリント作成では、通常は、表面処理部16における表面処理および定着処理は不要であるので、表面処理部16では、何の処理もせずに記録シートAを通過させる。あるいは、後の切断/配列部18での切断処理が不要な場合には、一次定着ローラ対36での定着が終了した直後に、普通紙排出用トレイ160にプリントとして出力しても良い。
しかしながら、本発明においては、必要であれば、写真画質プリント用シートのみならず、普通紙などの各種の記録シートAに、以下に示す表面処理を施しても良い。
図示例において、表面処理部16は、加熱ローラ85、ローラ86、加熱ローラ85とローラ86に張架されるエンドレスベルトである表面処理ベルト88、冷却部90、および、ニップローラ92を有して構成される。
表面処理ベルト88は、表面処理手段となるベルトで、表面(外面)の平滑性が非常に高いベルトである。加熱ローラ85は、記録シートAの加熱処理に対応する温度に発熱する加熱ローラである。冷却部90は、表面処理ベルト88に内面から当接して冷却することにより、表面処理ベルト88によって搬送する記録シートAを冷却する。さらに、ニップローラ92は、加熱ローラ85に対応する位置で表面処理ベルト88に当接して押圧することにより、記録シートAを表面処理ベルト88に押圧し、かつ、表面処理ベルト88と共に記録シートAを挟持搬送する。
なお、加熱ローラ85における加熱手段、および、冷却部90における冷却手段には、特に限定はなく、公知の手段が全て利用可能である。
図1より明らかなように、画像を記録(転写)/定着された記録シートAは、最後に画像を記録された面を表面処理ベルト88側に向けて、表面処理部16に搬送される。
表面処理部16では、まず、記録シートAを表面処理ベルト88(加熱ローラ85)とニップローラ92とによって挟持搬送することにより、記録シートAの表面(前記写真画質プリント記録シートの透明樹脂層の表面)を表面処理ベルト88の表面に当接して押圧すると共に、記録シートAを加熱ローラ85によって加熱する。
この加熱/押圧によって、記録シートAは、透明樹脂層が溶融して、表面処理ベルト88に弱く貼着した状態となって、表面処理ベルト88によって搬送される。表面処理部16では、この搬送中に、冷却部90によって記録シートAを冷却して、溶融した透明樹脂層を凝固する。
冷却された記録シートAは、ローラ86による折り返し部で、表面処理ベルト88から剥離され、下流に供給される。
記録シートA表面の透明樹脂層(熱可塑性樹脂)は、このように表面処理ベルト88に押圧されて加熱/溶融され、その後、搬送されつつ冷却/凝固することで、表面処理ベルト88の表面性状が転写される。前述のように、表面処理ベルト88は、非常に高い表面平滑性を有する。そのため、表面処理ベルト88の表面性状が転写された記録シートAは、表面の平滑性が高く良好な光沢性を有するものとなり、銀塩写真プリントと同等の品質のプリントを得ることができる。
また、この記録シートAの表面処理によれば、表面処理ベルト88の表面性状を選択することで、このような光沢性を付与する処理のみならず、マット(粗面化)処理等の各種の表面処理を行なうことができる。
なお、図示例のプリンタ10においては、この表面処理部16における加熱条件および/または冷却条件を調整可能とし、これにより、記録シートA(プリント)の表面に付与する光沢性等を調整可能にしても良い。
また、図示例においては、記録シートAの、いわゆるコシを利用して表面処理ベルト88から記録シートAを剥離する。従って、好ましくは、図1に示すように、表面処理部16から記録シートAを排出する位置で表面処理ベルト88を張架するローラ86を小径にすることにより、表面処理ベルト88からの記録シートAの剥離性を向上できる。
なお、本発明において、記録シートAの画像記録層の表面処理は、図示例のような加熱/加圧による表面性状の転写に限定はされず、プリンタで実施されている各種の表面処理が利用可能である。
一例として、画像記録層の表面に光沢性を付与するための透明樹脂層(シート)を積層/貼着するラミネート処理、画像記録層の表面に熱可塑性樹脂粉(トナー等)を塗布した後、加熱/加圧を行なうことにより光沢性を付与する処理等の表面処理が例示される。
表面処理部16で表面処理を施された記録シートAは、次いで、切断/配列部18の切断部102に搬送される。
切断/配列部18は、切断部102と、配列部104と、排出部106とを有する。
表面処理部16で表面処理(光沢性の付与)を行なわれて切断/配列部18に搬送された記録シートAは、まず、切断部102において、プリントサイズに応じて切断され、製品として出力するプリントP(ハードコピー)とされる。
切断部102は、第1スリッタ110および第2スリッタ112、ギロチンカッタ114、ならびに、レジストローラ対116を有する。
第1スリッタ110および第2スリッタ112は、いずれも、記録シートAを搬送方向に切断するものであり、例えばロータリーカッタやサーキュラカッタ等を用いる公知のスリッタである。また、第2スリッタ112は、第1スリッタ110に対して下流に配置される。
第1スリッタ110および第2スリッタ112は、共に、搬送方向に同位置で幅方向に配列された、2つのカッタからなるものである。また、各スリッタを構成する各カッタは、いずれも、公知の方法で幅方向に移動可能に構成されている。
第1スリッタ110および第2スリッタ112は、共に、記録シートAの幅情報、および、画像の位置情報(幅方向の位置情報)、さらには、位置調整部15における記録シートAの位置調整情報に応じて、各カッタを幅方向に移動して、作成するプリントに対応する位置とする。
切断部102においては、このように、第1スリッタ110および第2スリッタ112の各カッタを幅方向の切断位置に位置した後、記録シートAを搬送することにより、記録シートAを搬送方向に切断して、作成するプリントの幅方向のサイズに切り出す。
プリンタ10は、一例として、幅方向には最大で2画像を記録する(最大で2面の面付けを行う)。
図2(A)に示すように、幅方向(矢印x方向)に2画像を記録した場合には、第1スリッタ110の一方のカッタを搬送方向(矢印y方向)に向かって幅方向の左側の画像の切断線Cxの位置に、他方のカッタを同画像の切断線Cxの位置に、それぞれ配置する。また、第2スリッタ112の一方のカッタを同右側の画像の切断線Cxの位置に、他方のカッタを同画像の切断線Cxの位置に、それぞれ配置する。
切断部102においては、幅方向に2画像を記録した場合には、この状態で記録シートAを搬送することにより、まず、第1スリッタ110で搬送方向に向かって左側の画像を作成するプリントの幅方向のサイズに切り出し、次いで、第2スリッタ112で同右側の画像を作成するプリントの幅方向のサイズに切り出す。
他方、図2(B)に示すように、幅方向に1画像を記録した場合には、第2スリッタ112(その2つのカッタ)は記録シートAの搬送経路から退避し、第1スリッタ110の一方のカッタを切断線Cxの位置に、他方のカッタを切断線Cxの位置に、それぞれ配置する。
切断部102においては、幅方向に1画像を記録した場合には、この状態で記録シートAを搬送することにより、第1スリッタ110で画像を作成するプリントの幅方向のサイズに切り出す。
ギロチンカッタ114は、記録シートAを幅方向に切断する、公知のギロチンカッタである。
また、レジストローラ対116は、記録シートAの画像の位置情報(搬送方向の位置情報)に応じて、ギロチンカッタ114による切断位置で記録シートAの搬送を停止する、記録シートAの搬送方向の切断位置決めを行なう搬送ローラ対である。
例えば、図2(A)に示すように、搬送方向(矢印y方向)に2つの画像を記録した場合には、レジストローラ対116は、まず、先端側の画像の先端側の切断線Cyがギロチンカッタ114による切断位置となった時点で、記録シートAの搬送を停止する。次いで、ギロチンカッタ114が作動して、切断線Cyにおいて記録シートAを切断する。
切断後、レジストローラ対116は記録シートAの搬送を再開して、同画像の後端側の切断線Cyがギロチンカッタ114による切断位置となった時点で、記録シートAの搬送を停止する。次いで、同様に、ギロチンカッタ114が作動して、切断線Cyにおいて記録シートAを切断する。ここで、切断部102においては、先に第1スリッタ110および第2スリッタ112によって記録シートAを切断線Cx〜切断線Cxで切断しているので、このギロチンカッタ114による切断によって、先端側の2枚のプリントPを切り出す。
以下、同様にして、切断後、レジストローラ対116は記録シートAの搬送を再開し、搬送方向の2つめの画像の先端側の切断線Cyがギロチンカッタ114による切断位置となった時点で搬送を停止し、ギロチンカッタ114が切断線Cyにおいて記録シートAを切断し、その後、搬送を再開して後端側の切断線Cyが切断位置となった時点で搬送を停止し、ギロチンカッタ114が切断線Cyにおいて記録シートAを切断する。
これにより、先と同様に切断線Cx〜切断線Cxによる切断と共に後端側の2枚のプリントPを切り出し、記録シートAに記録した4つの画像から、プリントサイズに応じた4枚のプリントPを切り出す。
他方、図2(B)に示すように、搬送方向に1つの画像を記録した場合には、レジストローラ対116は、画像の先端側の切断線Cyがギロチンカッタ114による切断位置となった時点で、記録シートAの搬送を停止し、次いで、ギロチンカッタ114が作動して、切断線Cyにおいて記録シートAを切断する。
切断後、レジストローラ対116は記録シートAの搬送を再開して、画像の後端側の切断線Cyがギロチンカッタ114による切断位置となった時点で、記録シートAの搬送を停止し、同様に、ギロチンカッタ114が作動して、切断線Cyにおいて記録シートAを切断する。前述のように、切断部102では、先に第1スリッタ110で記録シートAを切断線Cxおよび切断線Cxで切断しているので、このギロチンカッタ114での切断で、記録シートAに記録した1つの画像からプリントサイズに応じた1枚のプリントを切り出す。
切断部102で切断(記録シートAから切り出された)されたプリントPは、次いで、配列部104に搬送され、配列部104から排出部106に搬送される。
配列部104は、切断部102で切断したプリントPを排出部106に排出するものである。ここで、配列部104は、記録シートAが幅方向に2画像を記録された際に、切断部102での切断で得られた幅方向に2列のプリントPを1列にして(単列化して)、排出部106に排出する。図示例において、配列部104は、搬入ローラ120と、搬送ローラ対122、124および132と、排出ローラ対126と、単列化ローラ対130とを有する。また、排出ローラ対126の直上流には、印字手段138が配置される。
また、排出部106は、2本のローラ140と、このローラ140に張架されるエンドレスベルト142とからなるベルトコンベアである。
配列部104の搬入ローラ120は、幅方向に配列される2つのローラ対120aおよび120bからなるものである。ローラ対120aおよび120bは、互いに独立して駆動可能な搬送ローラ対である。
この搬入ローラ120の一方のローラ対120aは、幅方向に2画像を記録した際の第1スリッタ110によって切断線Cxおよび切断線Cxで切断されたプリントP(その幅方向の位置)に対応する。また、他方のローラ対120bは同第2スリッタ112によって切断線Cxおよび切断線Cxで切断されたプリントP(同前)に対応する。
配列部104は、搬入ローラ120の下流で分岐して、搬送ローラ対122および124によって構成される下方の第1搬送路134と、単列化ローラ対130および搬送ローラ対132によって構成される上方の第2搬送路136とを有する。第2搬送路136の単列化ローラ対130は、幅方向に移動可能な搬送ローラ対である。
両搬送路の分岐位置には、ローラ対120aあるいはさらにローラ対120bからの搬送路に作用して、プリントPを第1搬送路134に案内するガイド部材(図示省略)が配置される。
さらに、両搬送路は、搬送ローラ対124および搬送ローラ対132の下流で図示しないガイド部材等によって合流し、排出ローラ対126に至る。
図2(A)に示すように、幅方向に2画像を記録した場合には、前記ガイド部材を搬入ローラ120のローラ対120aからの搬送路のみに作用させる。
切断された幅方向に2列のプリントPが搬送されると、配列部104では、第1スリッタ110で切断されたプリントPを、ローラ対120aおよび前記ガイド部材によって第1搬送路134に搬送し、他方、第2スリッタ112で切断されたプリントPを、ローラ対120bによって第2搬送路136に搬送する。
第1搬送路134では、搬送されたプリントPを搬送ローラ対122および124によって搬送して、排出ローラ対126に送り、さらに、排出ローラ対126がプリントPを排出部106に排出する。
他方、第2搬送路136では、搬送されたプリントPを、単列化ローラ対130が挟持した時点で、搬送を停止する(ローラ対120bも停止)。次いで、必要に応じてローラ対120bを挟持開放状態とした後に、単列化ローラ対130を幅方向に移動して、プリントPをローラ対120aに対応する幅方向の位置に移動する。幅方向への移動後、第1搬送路134に供給されたプリントPの排出ローラ対126への供給にタイミングを合わせて、その後ろに入るように、単列化ローラ対130および搬送ローラ対132によってプリントPの搬送を開始し、排出ローラ対126に送る。次いで、排出ローラ対126がプリントPを排出部106に排出する。
また、図2(A)に示す例では、搬送方向にも2枚のプリントPが形成されている。
この場合には、単列化ローラ対130は、先のプリントPが離れた時点で、幅方向の先と逆方向に移動して、元の位置に戻り、次いで、ローラ対120bによってプリントPを搬送して、第2搬送路136に送る。このプリントPを搬送された第2搬送路136は、先と同様に、プリントPを、単列化ローラ対130が挟持した時点で搬送を停止し、必要に応じてローラ対120bを挟持開放状態とした後に、単列化ローラ対130を幅方向に移動して、プリントPをローラ対120aに対応する幅方向の位置に移動し、その後、プリントPを単列化ローラ対130および搬送ローラ対132によって搬送し、さらに排出ローラ対126によって排出部106に排出する。
これにより、幅方向に複数列のプリントPを単列化して排出部106に排出する。
これに対し、図2(B)に示すように、幅方向に1画像を記録した場合には、前記ガイド部材をローラ対120aおよび120bの両方からの搬送路に作用させる。
配列部104では、切断されたプリントPが搬送されると、搬入ローラ120(ローラ対120aおよび120bを同期して駆動)および前記ガイド部材が、プリントPを第1搬送路134に搬送し、第1搬送路134において、プリントPを搬送ローラ対122および124によって搬送して、排出ローラ対126に送り、さらに、排出ローラ対126がプリントPを排出部106に排出する。
ここで、前述のように、排出ローラ対126の直上流には、プリントPの裏面(非画像記録面)に対応して、印字手段138が配置される。
印字手段138は、プリントPの裏面に、いわゆるバックプリントを記録するものである。なお、印字手段138には、特に限定はなく、インクリボンを用いるインパクトプリンタ、インクジェットプリンタ等、写真プリンタ等においてバックプリントの印字に用いられる公知の印字手段が各種利用可能である。
排出部106は、排出ローラ対126が搬送/排出して落下したプリントPを、ベルトコンベアの上で受けて積層し、ソート情報等によって一件分のプリントを積層したことを知見すると、プリントサイズ(件の最大長さ)等に応じて設定される所定だけプリントPの積層体に搬送して停止し、次いで、次の件のプリントPを受ける。
このようなプリンタ10において、記録シートAとして、写真画質プリント用シートを用いて、片面(画像記録層である透明樹脂層)のみに画像を記録する、いわゆる片面プリントを作成する際には、まず、供給部12において、写真画質プリント用シートを収容するマガジン20から記録シートAを引き出してカッタ27によって所定のサイズに切断し、あるいは、写真画質プリント用シートを収容するカセット24から記録シートAを取り出して、あるいは、手差し給紙部26から写真画質プリント用シートを供給され、記録シートAを供給部12から供給する。
片面プリントの場合には、前述のように、供給部12が供給した記録シートAは、第2反転部152を通過させて、画像記録部14に記録シートAを搬送する。この搬送の途中で表裏判定手段28が、記録シートAの表裏の向きが適正であるか否か(透明樹脂層が表裏判定手段28に向いているか否か)を判定する。
ここで、表裏判定手段28が、記録シートAの表裏の向きが不適正であると判定した場合には、前述のようにして第2反転部152で記録シートAの表裏反転を行って、画像記録部14に記録シートAを供給する。
画像記録部14では、記録シートAを転写ベルト60と転写ローラ66とによって挟持搬送しつつ透明樹脂層にトナー像を転写し、一次定着ローラ対36で挟持搬送してトナー像を定着して画像を記録する。
次いで、画像を記録した記録シートAを、位置調整部15で幅方向の位置を調整した後に、表面処理部16に搬送し、表面処理ベルト88とニップローラ92とで挟持搬送することで、記録シートAを加熱して表面処理ベルト88に押圧/貼着し、冷却部90で冷却して、次いで表面処理ベルト88から剥離することにより、記録シートAの透明樹脂層の表面処理(光沢化処理)を行う。
さらに、表面処理を施した記録シートAを切断部102に搬送して、前述のように、第1スリッタ110あるいはさらに第2スリッタ112で、幅方向をプリントサイズに切り出し、次いで、ギロチンカッタ114で搬送方向をプリントサイズに切断して、個々のプリントPとし、配列部104において、必要に応じてプリントPを単列化して、排出部106に排出する。
これに対し、記録シートAとして写真画質プリント用シートを用い、両面プリントを作成する場合には、片面プリントの場合と同様にして、記録シートAを供給部12から供給し、表裏判定手段28が記録シートAの表裏の向きが適正であるか否かを判定する。
次いで、第2反転部152において、前述のように、記録シートAを表裏反転して、裏面を画像記録に対応する側(転写ベルト60に対面)として、画像記録部14に記録シートAを供給する。
なお、表裏判定手段28が、記録シートAの表裏の向きが不適正であると判定した場合には、この表裏反転を行わずに、画像記録部14に記録シートAを供給する。
画像記録部14では、先と同様にして、転写部34において記録シートAの裏面にトナー像を転写し、一次定着ローラ対36で挟持搬送してトナー像を定着して、まず、記録シートAの裏面に画像を記録する。
ここで両面プリントを行う場合には、前述のように、記録シートAを第1反転部150に送り、表裏反転してレジストローラ対70に搬送することで、記録シートAの透明樹脂層(画像記録層)を画像記録に対応する面側(転写ベルト60に対面)とする。
このようにして裏面に画像を記録した記録シートAを表裏反転して、画像記録部14に記録シートAを供給し、先と同様にして、転写部34において記録シートAの透明樹脂層にトナー像を転写し、一次定着ローラ対36で挟持搬送してトナー像を定着し、透明樹脂層と裏面の両面に画像を記録する。
記録シートAの両面に画像を記録したら、先と同様に、位置調整部15においては幅方向の位置を調整した後に、表面処理部16に搬送する。
前述のように、画像記録部14では、最後に透明樹脂層に画像を記録しているので、表面処理部16では、記録シートAの透明樹脂層が表面処理ベルト88に対面する。従って、表面処理部16において、記録シートAの透明樹脂層を表面処理ベルト88に加熱/押圧して貼着し、搬送しつつ冷却を行って、転写ベルトから剥離して、透明樹脂層の表面処理を行う。
次いで、先と同様に、切断部102において記録シートAを幅方向および搬送方向に切断して、個々のプリントPとし、さらに、配列部104において、必要に応じてプリントPを単列化して、排出部106に排出する。
以上の説明より明らかなように、プリンタ10は、記録シートAの両面に画像を記録するための第1反転部150に加え、第2反転部152を有することにより、記録シートAを裏返してカセット24に収容し直す作業を不要とし、さらに、写真画質プリント用シート(1面のみに表面処理に対応する画像記録層を有する記録シートA)が記録シートロール20aとして供給された場合でも、透明樹脂層(画像記録層)および裏面の両面に画像を記録し、かつ、透明樹脂層の表面処理を行った両面プリントを作成できる。
図1に示すプリンタ10は、画像記録部14(第1反転部150)の上流に第2反転部152を有する構成であるが、本発明は、これに限定はされず、各種の構成が利用可能である。
図3に、本発明のプリンタの別の例の概念図を示す。
図3に示すプリンタ170は、両面プリントを作成するために1面に画像を記録した記録シートAを、表裏反転して、再度、画像記録部14に供給する第1反転手段と、もう一つの表裏反転である第2反転手段とで、搬送路等の一部を共用するものである。
このプリンタ170は、第2反転部152を有さず、また、第1反転部150と構成の異なる反転部172を有する以外は、基本的に、前記プリンタ10と同様の構成を有するので、同じ部材には同じ符号を付し、以下の説明は異なる部位を主に行う。
図3に示すプリンタ170の反転部172は、前記プリンタ10の第1反転部150において、位置調整手段15に向かう搬送路と、反転部172の分岐搬送路74とを接続する、第2戻り搬送路174を有する。
また、前記プリンタ10の第1反転部150における第1切替手段72に替えて、一次定着ローラ対36からの搬送路に作用して記録シートAを分岐搬送路74に案内し、かつ、この分岐搬送路74に作用して記録シートAを第2戻り搬送路174に案内する、第1切替手段176を有する。
すなわち、この反転部172においては、第1反転手段は第1切替手段176、分岐搬送路74、反転搬送路76、第2切替手段80、および、戻り搬送路78から構成され、第2反転手段は、第1切替手段176、分岐搬送路74、反転搬送路76、および、第2戻り搬送路174から構成される。
このプリンタ170において、記録シートAとして写真画質プリント用シートを用いて片面プリントを作成する際の作用は、前記プリンタ10と同様である。
なお、表裏判定手段28が、記録シートAの表裏の向きが不適正であると判定した場合には、画像記録を行わずに転写部34および一次定着ローラ対36を通過させて、先のプリンタ10の第1反転手段150と全く同様にして反転手段172で記録シートAを表裏反転して、レジストローラ対70に供給して、記録シートAの透明樹脂層に画像を記録するようにしても良い。
他方、このプリンタ170において、記録シートAとして写真画質プリント用シートを用いて両面プリントを作成する場合には、前述のプリンタ10と同様にして、記録シートAを供給部12から供給し、表裏判定手段28が記録シートAの表裏の向きが適正であるか否かを判定し、画像記録部14に搬送する。
画像記録部14では、先と同様にして、転写部34において記録シートAの透明樹脂層にトナー像を転写し、一次定着ローラ対36で挟持搬送してトナー像を定着して、まず、記録シートAの透明樹脂層(画像記録層)に画像を記録する。
両面プリントを行う場合には、反転部172で先の例と同様に記録シートAを表裏反転して、裏面を画像記録に対応する側(転写ベルト60に対面)として、レジストローラ対70に搬送する。
このようにして透明樹脂層に画像を記録した記録シートAを表裏反転して、画像記録部14に記録シートAを供給し、先と同様にして、転写部34で記録シートAの裏面にトナー像を転写し、一次定着ローラ対36で挟持搬送してトナー像を定着し、透明樹脂層と裏面の両面に画像を記録する。
ここで、プリンタ170においては、写真画質プリント用シートを用いて両面プリントを作成する際には、裏面に画像を記録する際に、反転部172の第1切替手段176を一次定着ローラ対36からの搬送経路に作用しておき、両面に画像を記録した記録シートAを分岐搬送路74に送り、さらに、分岐搬送路74から反転搬送路76に搬送する。
記録シートAの後端が第2戻り搬送路174よりも下流に至った時点で、搬送を停止し、次いで、記録シートAを分岐搬送路74から第2戻り搬送路174に案内するように、第1切替手段176を切り替える。
第1切替手段176を切り替えたら、反転搬送路76および分岐搬送路74において、先と逆方向に記録シートAを搬送して、第1切替手段176によって案内して記録シートAを第2戻り搬送路174に送り、第2戻り搬送路174から位置調整部15への搬送路に記録シートAを搬送する。前述のように、最後に画像を記録したのは記録シートAの裏面であるので、記録シートAを表裏反転することで、透明樹脂層を表面処理部16での表面処理に対応する側(透明樹脂層が表面処理ベルト88に対面)として、位置調整部15に記録シートAを搬送する。
なお、先に、表裏判定手段28が、記録シートAの表裏の向きが不適正であると判定した場合には、画像記録部14に記録シートAを搬送して、先に裏面に画像記録を行い、先と同様に反転部172で記録シートAを表裏反転して、再度、レジストローラ対70から画像記録部14に記録シートAを搬送して透明樹脂層に画像を記録し、そのまま、2回目の表裏反転を行わずに位置調整部15に記録材料を搬送するようにしても良い。
このようにして、記録シートAの両面に画像を記録し、その後、記録シートAを表裏反転したら、以下は、先と同様に、位置調整部15においては幅方向の位置を調整した後に、表面処理部16において表面処理ベルト88に透明樹脂層を加熱/押圧して記録シートAを貼着し、搬送しつつ冷却を行って、転写ベルトから記録シートAを剥離して、透明樹脂層の表面処理を行う。
次いで、先と同様に、切断部102において記録シートAを幅方向および搬送方向に切断して、個々のプリントPとし、さらに、配列部104において、必要に応じてプリントPを単列化して、排出部106に排出する。
図4に、本発明のプリンタの別の例の概念図を示す。
図4に示すプリンタ180は、第2反転手段である第2反転部182が画像記録部14と位置調整部15との間に配置されている以外は、基本的に、前記プリンタ10と同様の構成を有するので、同じ部材には同じ符号を付し、以下の説明は異なる部位を主に行う。
第2反転部182は、前記プリンタ10の第2反転部152と同様に、いわゆるスイッチバックによって記録シートAの表裏反転を行う反転手段であって、反転搬送路184と、記録シートAの搬送路の切替手段186とを有して構成される。
反転搬送路184は、先の反転搬送路154と同様の略Y字状の形状を有する逆転搬送可能な搬送路で、分岐側端部(Y字の上端)を画像記録部14から位置調整部15に至る記録シートAの搬送路に接続して配置される。なお、図示例においては、装置内の設置スペースの関係で、反転搬送路184が屈曲している。
切替手段186も、同様に、搬送路に作用して、記録シートAを所定の搬送路に案内する、フラッパなどの公知のシート状物の搬送経路の切り替え手段である。
このプリンタ180において、記録シートAとして写真画質プリント用シートを用いて片面プリントを作成する際の作用は、前記プリンタ10(170)と同様である。
また、この際において、表裏判定手段28が、記録シートAの表裏の向きが不適正であると判定した場合の処理も、前記プリンタ170と同様に行っても良い。
他方、このプリンタ180において、記録シートAとして写真画質プリント用シートを用い、両面プリントを作成する場合には、前述のプリンタ10と同様にして、記録シートAを供給部12から供給し、表裏判定手段28が記録シートAの表裏の向きが適正であるか否かを判定し、画像記録部14に搬送する。
画像記録部14では、先と同様にして、転写部34において記録シートAの透明樹脂層にトナー像を転写し、一次定着ローラ対36で挟持搬送してトナー像を定着して、まず、記録シートAの透明樹脂層(画像記録層)に画像を記録する。
次いで、第1反転部150で記録シートAを表裏反転して、裏面を画像記録に対応する側(転写ベルト60に対面)として、レジストローラ対70に搬送する。このようにして透明樹脂層に画像を記録した記録シートAを表裏反転して、画像記録部14に記録シートAを供給し、転写部34で記録シートAの裏面にトナー像を転写し、一次定着ローラ対36で挟持搬送してトナー像を定着し、透明樹脂層と裏面の両面に画像を記録する。
プリンタ180において、写真画質プリント用シートを用いて両面プリントを作成する際には、両面に画像を記録した記録シートAを第2反転部182において表裏反転する。
すなわち、記録シートAが第2反転部182に搬送されるのに先立ち、第2反転部182においては、切替手段186を画像記録部14からの搬送路に作用させておき、両面に画像を記録した記録シートを反転搬送路184に引き込む。
記録シートAの後端が反転搬送路184の分岐点より下流になった時点で、反転搬送路184での搬送を停止し、次いで、記録シートAを反転搬送路184から位置調整部15へ向かう搬送路に案内するように、切替手段186を切り替える。
切替手段186を切り替えたら、反転搬送路184で記録シートAを先と逆方向に搬送して反転搬送路154から画像記録部14へ向かう搬送路に搬送することで、記録シートAを表裏反転して、位置調整部15に記録シートAを供給する。
前述のように、記録シートAにおいて、最後に画像を記録されたのは裏面であるので、この表裏反転により、写真画質プリント用シートである記録シートAの透明樹脂層を、表面処理に対応する側(表面処理ベルト88に対面)とする。
なお、この例においても、表裏判定手段28が、記録シートAの表裏の向きが不適正であると判定した場合には、画像記録部14に記録シートAを搬送して、先に裏面に画像記録を行い、先と同様に第1反転部150で記録シートAを表裏反転して、再度、レジストローラ対70から画像記録部14に記録シートAを搬送して透明樹脂層に画像を記録し、第2反転部182での表裏反転を行わずに位置調整部15に記録材料を搬送するようにしても良い。
このようにして、記録シートAの両面に画像を記録し、その後、記録シートAを表裏反転したら、以下は、先と同様に、位置調整部15においては幅方向の位置を調整した後に、表面処理部16において表面処理ベルト88に加熱/押圧して貼着し、搬送しつつ冷却を行って、転写ベルトから剥離して、透明樹脂層の表面処理を行う。
次いで、先と同様に、切断部102において記録シートAを幅方向および搬送方向に切断して、個々のプリントPとし、さらに、配列部104において、必要に応じてプリントPを単列化して、排出部106に排出する。
図1に示すプリンタ10、図3に示すプリンタ170、および、図4に示すプリンタ180は、いずれも、カセット24および手差し給紙部26からの記録シートAの供給位置の直下流に表裏判定手段28が配置されているが、本発明は、これに限定はされず、表裏判定手段28は、各種の位置に配置可能である。
図5に、その一例を示す。
図5に示すプリンタ200は、図3に示すプリンタ170において、表裏判定手段28を、カセット24および手差し給紙部26からの記録シートAの供給位置の直下流ではなく、レジストローラ対70の直上流に配置したものである。なお、図5に示すプリンタ200は、表裏判定手段28の位置が異なる以外は、前記プリンタ170と同様の構成を有するので、同じ部材には同じ符号を付し、以下の説明は異なる部位を主として行う。
前述のように、プリンタ200(170)は、レジストローラ対70において、画像を適正に転写するための記録シートAの位置合わせを行うものであり、レジストローラ対70に先端を突き当てた状態で、記録シートの搬送を一旦停止する。
そのため、表裏判定手段28をレジストローラ対70の直上流に配置することにより、表裏判定手段28は記録シートAの表裏判定を搬送を停止した状態で行うことができる。また、プリンタ200は、処理能力を保ったまま、記録シートAの表裏判定精度を向上することができる。
表裏判定手段28をレジストローラ対70の直上流に配置する構成は、プリンタ200(170)に限定はされず、図1に示すプリンタ10および図4に示すプリンタ180でも、可能であるのは、勿論である。
また、記録シートAの表裏判定に応じた処理も、基本的に、プリンタ170等と同様であり、カセット24および手差し給紙部26に表裏を間違えて記録シートAが供給された場合には、両面に画像を形成する場合には裏面から画像を記録し、片面に画像を形成する場合には、表裏反転を行った後に画像形成を行う。
ただし、図1に示すプリンタ10において、表裏判定手段28をレジストローラ対70の直上流に配置した場合には、第2反転部152で表裏反転を行なうことができない。そのため、この際において、画像記録に先立って表裏反転が必要になった場合には、第1反転部150で記録シートAの表裏反転を行った後に、画像記録を行う。
また、本発明のプリンタにおいて、表裏判定手段28は、記録シートAの搬送路に設けるものに限定はされず、カセット24および/または手差し給紙部26に、表裏判定手段28を設けても良い。
図6に、その一例を示す。
図6に示すプリンタ210は、図1に示すプリンタ10において、カセット24および手差し給紙部26からの記録シートAの供給位置の直下流に配置した表裏判定手段28に替えて、カセット24に収容された記録シートAの表裏を判定する表裏判定手段28a、および、手差し給紙部26に供給された記録シートAの表裏を判定する表裏判定手段28bを設けたものである。
このような構成であっても、先の例と同様、搬送を停止した状態で、記録シートAの表裏判定を行なうことができ、プリンタ210の処理能力を保ったまま、記録シートAの表裏判定精度を向上することができる。また、給紙を行なう前に、カセット24や手差し給紙部26に供給された記録シートAの表裏の間違えを検出できるので、表裏の間違えに対応する記録シートAの表裏反転を行う必要を無くして、効率の良いプリント作成が可能となる。
このように、カセット24および手差し給紙部26に表裏判定手段28を設けた構成においては、記録シートAの表裏判定に応じた反転等の操作は、前述の各プリンタと同様に行なえば良い。
また、このように、カセット24および手差し給紙部26に表裏判定手段28を設ける構成は、図3に示されるプリンタ170や、図4に示されるプリンタ180でも利用可能であるのは、勿論である。
さらに、表裏判定手段28は、カセット24および手差し給紙部26の両者に設けるものに限定はされず、カセット24および手差し給紙部26のいずれか一方のみに設けても良い。
図1に示すプリンタ10、図3に示すプリンタ170、および、図4に示すプリンタ180は、いずれも、カットシート状の記録シートAを収容するカセット24(カセット24の装填部)を1つのみ有するものであるが、本発明は、これに限定はされず、2つ、あるいは2以上のカセットを有するものであっても良い。
図7に、その一例を示す。
図7に示すプリンタ220は、前述の図3に示すプリンタ170において、カセット24に加え、第2のカセット222を設けたものである。なお、図7に示すプリンタ220は、第2のカセット222を有する以外は、基本的に、前記プリンタ170と同様の構成を有するので、同じ部材には同じ符号を付し、以下の説明は異なる部位を主として行う。
また、プリンタ220は、表裏判定手段28aを備えたカセット24と、表裏判定手段28cを備えたカセット222と、表裏判定手段28bを備えた手差し給紙部26とを有する。このように複数のカセットを有する構成であっても、カセット24等の直下流に表裏判定手段28を設ける構成や、レジストローラ対70の直上流に表裏判定手段28を設ける構成であっても良いのは、勿論である。
プリンタ220において、写真画質プリント用シートを用いる場合には、カセット24は前述のプリンタ170と同様、透明樹脂層を図中下方にして記録シートAを収容するが、もう一つのカセット222は、逆に、透明樹脂層を図中上方にして、記録シートAを収容するようにするのが好ましい。すなわち、カセット24は透明樹脂層を転写部34における画像転写側に向けて記録シートAを収容するようにし、カセット222は裏面(透明樹脂層と逆面)を転写部34における画像転写側に向けて記録シートAを収容するようにする。
したがって、表裏判定手段28c(あるいは表裏判定手段28)は、透明樹脂層が上に向いている状態を適正な状態と判断する。
このような構成とすることにより、画像形成パターンに応じて記録シートAを供給するカセットを選択して、効率の良いプリント作成を行なうことができる。
すなわち、前述のように、プリンタ170(プリンタ10およびプリンタ180)においては、写真画質プリント用シートを用いてプリントを作成する場合には、透明樹脂層を表面処理ベルト88側に向けて、表面処理部16に記録シートAを搬送する必要がある。つまり、透明樹脂層を転写部34における画像転写側に向ける必要がある。
そのため、カセット24から記録シートAを供給して両面プリントを作成する場合には、まず、透明樹脂層に画像を記録して、反転部172において反転した後、裏面に画像を記録し、その後、再度、反転部172において記録シートAを反転して、透明樹脂層を表面処理ベルト88側に向ける必要がある。
これに対し、カセット24とは表裏を逆にして記録シートAを収容するカセット222を設け、両面プリントを作成する際には、このカセット222から記録シートAを供給することにより、最初は裏面に画像を記録して、その後、反転部172において記録シートAを反転して、透明樹脂層に画像を記録することができるので、反転することなく、そのまま記録シートAを表面処理部16に送ることができる。
従って、プリンタ220においては、片面プリントを作成する際にカセット24(あるいはマガジン20)から、両面プリントを作成する際にはカセット222から、それぞれ、記録シートAを供給することにより、両面プリントを作成する際の記録シートAの反転を1回少なくして、効率の良いプリントを行うことができる。
このように、複数のカセットを有し、少なくとも1つのカセットは表裏を逆にして記録シートAを収容する構成は、図7のプリンタ220に限定はされず、図1に示すプリンタ10や図4に示すプリンタ180にも利用可能であるのは、勿論である。
図8に、プリンタ180に、カセット24とは表裏を逆にして記録シートAを収容するカセット222を設けた例を示す。図8に示す例においても、カセット24には透明樹脂層を下方にして記録シートAを収容し、カセット222には、透明樹脂層を上方にして記録シートAを収容し、片面プリントを作成する際にはカセット24(マガジン20)から記録シートAを供給し、両面プリントを作成する際にはカセット222から記録シートAを供給する。これにより、両面プリントを作成する際における第2反転部182での記録シートAの反転を不要にできる。
また、同様に図1に示すプリンタ10に、この構成を利用することにより、両面プリントを作成する際の第2反転部152における記録シートAの反転を不要にできる。
図1に示すプリンタ10は、透明樹脂層(画像記録層)に画像を形成した後に、記録シートAが一次定着ローラ対を通過することがなく、かつ表裏反転も行わないので、これらに起因する画質や品質の劣化を防止でき、画質という点で有利である。
また、図3に示すプリンタ170は、1反転手段と第2反転手段とを一体化しているので、コスト、装置サイズ、および装置構成が簡易であるという利点を有する。
また、図4に示すプリンタ180は、第1反転部150(第1反転手段)含む画像記録部14までは、通常のプリンタと同じ構成を有するので、他の機種のプリンタとの部品やソフトウエアの共有化し易く、やはり、コスト等の点で有利である。
また、図5に示すプリンタ200は、レジストローラ対70の直上流に配置された表裏判定手段28を用い、レジストローラ対に位置合わせのために先端を突き当てた状態で一旦停止している記録シートAに対して、表裏判定を行うことができ、プリンタ200の処理能力を保ったまま、記録シートAの表裏判定精度を向上することができる。また、これらの効果を表裏判定手段を増やさずに実現できるという点で有利である。
また、図6に示すプリンタ210は、表裏判定を収容装置内に停止している記録シートAに対して行うので、プリンタ210の処理能力を保ったまま、記録シートAの表裏判定精度を向上することができるという点で有利である。また、給紙を行う前に、記録シートAの表裏の間違えを検出できるので、表裏の間違えに対応する記録シートAの表裏反転を行う必要を無くして、効率の良いプリント作成が可能となる点で有利である。
また、図7に示すプリンタ220および図8に示すプリンタは、カセット222に、透明樹脂層を上方にして記録シートAを収容し、両面プリントを作成する際にはカセット222から記録シートAを供給する。これにより、両面プリントを作成する際における、記録シートAの透明樹脂層に画像を記録した後の、記録シートAの表裏反転を不要とできる点で有利である。
従って、何れの構造を採用するかは、プリンタに要求される性能やコスト等に応じて、適宜、決定すれば良い。
また、図4に示すプリンタ180のように、画像記録部14よりも下流に第2反転手段(第2反転部182)を設ける構成では、例えば、位置調整部15と表面処理部16の間に第2反転手段を設けても良い。
この構成では、さらに位置調整部15までを他の機種のプリンタと共有できるという利点を有する反面、幅方向の位置調整後に記録シートAの表裏反転を行うので、切断部102での切断時における幅方向の記録シートAの位置精度という点では、不利になる。
以上、本発明のプリンタおよび画像形成方法について詳細に説明したが、本発明は前記実施例に限定はされず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良や変更を行なっても良いのは、勿論である。
例えば、以上の例では、記録シートの表裏反転方法として、いわゆるスイッチバックを用いているが、本発明は、これに限定はされず、例えば、搬送ローラ対を搬送方向を回転軸として回転することで記録シートAを表裏反転する方法等、公知のシート状物の表裏反転方法が、各種、利用可能である。
本発明のプリンタの一例の概念図である。 (A)および(B)は、図1のプリンタにおける記録シートの幅方向への移動を説明するための概念図である。 本発明のプリンタの別の例の概念図である。 本発明のプリンタの別の例の概念図である。 本発明のプリンタの別の例の概念図である。 本発明のプリンタの別の例の概念図である。 本発明のプリンタの別の例の概念図である。 本発明のプリンタの別の例の概念図である。
符号の説明
10,170,180,200,210,220 プリンタ
12 (記録シート)供給部
14 画像記録部
15 位置調整部
16 表面処理部
18 切断/配列部
20 マガジン
22 引出しローラ対
24,222 カセット
26 手差し給紙部
27 カッタ
28,28a,28b,28c 表裏判定手段
30 露光部
32 トナー像形成部
34 転写部
36 一次定着ローラ対
42 露光制御部
44 露光ユニット
46 (電子写真)感光体ドラム
48 帯電手段
50 クリーニング手段
52 トナー供給手段
60 転写ベルト
62,86,140 ローラ
64 押圧ローラ
66 転写ローラ
68 ベルトコンベア
70,116 レジストローラ対
72,176 第1切替手段
74 分岐搬送路
76,154,184 反転搬送路
78 戻り搬送路
80 第2切替手段
85 加熱ローラ
88 表面処理ベルト
90 冷却部
92 ニップローラ
102 切断部
104 配列部
106 排出部
110 第1スリッタ
112 第2スリッタ
114 ギロチンカッタ
120 搬入ローラ
122,124,132 搬送ローラ対
126 排出ローラ対
130 単列化ローラ対
134 第1搬送路
136 第2搬送路
138 印字手段
142 エンドレスベルト
150 第1反転部
152,182 第2反転部
156,186 切替手段
160 普通紙用排出トレイ
172 反転部

Claims (8)

  1. 所定の記録位置において記録媒体に画像を記録する画像記録手段と、
    前記記録媒体の1面に表面処理を行なう表面処理手段と、
    前記画像記録後の記録媒体を表裏反転して、前記画像記録手段の上流に供給する第1反転手段と、
    記録媒体を表裏反転する第2反転手段とを有することを特徴とするプリンタ。
  2. 前記第2反転手段が、前記第1反転手段よりも上流に位置する請求項1に記載のプリンタ。
  3. 前記第2反転手段と第1反転手段とで、前記記録媒体の搬送経路を一部共用する請求項1に記載のプリンタ。
  4. 前記第2反転手段が、前記第1反転手段よりも下流で、かつ、前記表面処理手段よりも上流に位置する請求項1に記載のプリンタ。
  5. 前記表面処理手段が、前記記録媒体を表面処理ベルトに押圧して加熱して、この表面ベルトに貼着した状態で記録媒体を搬送して冷却し、その後、剥離することにより、前記表面処理ベルトの表面性状を前記記録媒体に転写するものである請求項1〜4のいずれかに記載のプリンタ。
  6. 前記画像記録手段が、電子写真によって記録媒体に画像を記録するものである請求項1〜5のいずれかに記載のプリンタ。
  7. 記録媒体を表裏反転した後に画像記録手段で画像記録を行なうことにより、前記記録媒体の裏面に画像を記録し、
    その後、前記画像記録手段の上流に表裏反転して記録媒体を搬送して、再度、前記画像記録手段で画像記録を行なうことにより、前記記録媒体の表面に画像を記録し、
    さらに、前記記録媒体の表面に表面処理を行なうことを特徴とする画像形成方法。
  8. 画像記録手段で記録媒体の表面に画像を記録した後に、前記画像記録手段の上流に表裏反転して記録媒体を搬送して、再度、前記画像記録手段で画像記録を行なうことにより、前記記録媒体の裏面に画像を記録し、
    その後、前記記録媒体を表裏反転して、前記記録媒体の表面に表面処理を行なうことを特徴とする画像形成方法。
JP2006173529A 2005-09-07 2006-06-23 プリンタおよび画像形成方法 Withdrawn JP2007102177A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006173529A JP2007102177A (ja) 2005-09-07 2006-06-23 プリンタおよび画像形成方法

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005259211 2005-09-07
JP2006173529A JP2007102177A (ja) 2005-09-07 2006-06-23 プリンタおよび画像形成方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007102177A true JP2007102177A (ja) 2007-04-19

Family

ID=38029136

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006173529A Withdrawn JP2007102177A (ja) 2005-09-07 2006-06-23 プリンタおよび画像形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007102177A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008107796A (ja) * 2006-09-29 2008-05-08 Canon Inc 画像形成システム、平滑化装置及び画像形成方法
WO2024048441A1 (ja) * 2022-08-31 2024-03-07 ブラザー工業株式会社 画像形成装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008107796A (ja) * 2006-09-29 2008-05-08 Canon Inc 画像形成システム、平滑化装置及び画像形成方法
WO2024048441A1 (ja) * 2022-08-31 2024-03-07 ブラザー工業株式会社 画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6615018B2 (en) Image forming apparatus and fixing unit used therefor
US7570897B2 (en) Duplex image forming apparatus and method with control for ejecting different size recording sheet
US20070071524A1 (en) Printer and image forming method
US20060098071A1 (en) Cutting apparatus, cutting method, and printer
US7496308B2 (en) Image transferring and forming apparatus
JP2007102194A (ja) プリンタおよび画像形成方法
JP2007065459A (ja) 画像形成システムおよび記録媒体
JP2007021863A (ja) プリンタ
US20070026101A1 (en) Slit mechanism of image recording apparatus
JP4579788B2 (ja) シート処理装置及び画像形成装置
JP4254184B2 (ja) 光沢処理装置および画像形成装置
JP2007102177A (ja) プリンタおよび画像形成方法
JP2005193547A (ja) プリンタおよびプリントシステム
JP2007078917A (ja) シート後処理装置及び画像形成装置
JP5173161B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2007062363A (ja) 画像記録装置
JP2007031012A (ja) 画像記録装置
JP2007304459A (ja) 画像形成装置および画像形成方法
CN101162371A (zh) 打印机及图像形成方法
JP2007021927A (ja) 画像記録装置
JP2007022742A (ja) 表面処理装置
JP2007052308A (ja) 画像形成装置
JP2005134564A (ja) プリンタおよび画像形成方法
JP7435070B2 (ja) 画像読取装置、画像形成システム
JP4421986B2 (ja) シート体搬送装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080717

A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20090901