JP4421986B2 - シート体搬送装置 - Google Patents
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Description
スキャナでは、フィルムに撮影された画像の投影光をCCDセンサ等のイメージセンサで光電的に読み取り、フィルムの画像データ(画像データ信号)として画像処理装置に送る。画像処理装置は、スキャナまたはメディアドライブから送れられる画像データに所定の画像処理を施し、画像記録のための画像データ(露光条件)としてプリンタおよび/またはメディアドライブに送る。
メディアドライブでは、様々な形式で画像データが書き込まれた各種のメディア(画像データ記録媒体)から画像データを読み取り画像処理装置に送るとともに、画像処理装置において所定の画像処理が施された記録用画像データを各種のメディアドライブに書き込む。メディアドライブは、画像処理装置に接続され、入力機および出力機としての機能を有する。
このような写真プリントを対象とするデジタルフォトプリンタではないが、印刷機においては、複数頁分の画像または文字などを1枚の印刷用紙に印刷し、各頁毎に印刷用紙片に切断し、各用紙片を頁順に重ねて揃えるために、複数列で搬送される用紙片を単列化する用紙揃え装置が用いられている(特許文献3参照)。このような用紙揃え装置は、上述した振戻装置と同様の機能を有する。
このシート搬送装置の排出装置は、第1、第2搬送列を有する。第1搬送列には、高速排出ローラ対が配置されている。第2搬送列には、シート搬送方向と直交方向に高速排出機構が配置されている。高速排出機構は、高速排出ローラ対、ループガイド板、フレーム、ガイド軸からなる。第1搬送列を搬送されてきたシートは、その高速排出ローラ対によって排出口から排出される。第2搬送列を搬送されてきたシートは、高速排出機構の高速排出ローラ対に挟持され、第2搬送列上の受取位置から、第1搬送路の高速排出ローラ対の鉛直下方の排出位置に移動され、排出口から排出される。また、大サイズシートは、特殊搬送列を搬送されて、上記排出口とは異なる排出口から集積トレイ上に排出される。
この特許文献3の用紙斜行補正方法を実現するカット紙印刷装置は、2頁分の画像または文字などが印刷された1枚の用紙を半分に切断する円形スリッタユニットを備える用紙切断装置と、この円形スリッタユニットにより得られた2片の用紙をそれぞれ搬送する搬送路および幅寄せ搬送路およびこれらの搬送路および幅寄せ搬送路の結合部に設けられた合流部搬送ローラを備える用紙搬送装置と、スタッカとを有する。なお、幅寄せ搬送路は、搬送する搬送路よりも長い。
この特許文献3の用紙斜行補正方法においては、最初に印刷データ順の下側の印刷用紙を停止している合流部搬送ローラに到達させ、一定時間経過後、印刷データ順の上側の印刷用紙を合流搬送ローラに到達させ、一定時間経過後、合流搬送ローラを回転させて、2片の印刷用紙をスタッカに送り込む。
さらに、特許文献3の用紙斜行補正方法は、用紙を切断することが前提であり、1枚の用紙に2頁分画像または文字などが印刷されていないもの、すなわち、単列化する必要がない大きいサイズのものを搬送することができないという問題点がある。
また、本発明においては、前記複数の個別搬送手段は、前記複数列の前記第1の幅のシート体をそれぞれ独立して挟持搬送する複数の搬送ローラ対であり、これらの複数の搬送ローラ対は、互いに独立して回転駆動され、前記複数列の前記第1の幅のシート体を各々の搬送位置を前後にずらすことができることが好ましい。
このように、本発明においては、第1の幅のシート体の配列方向および搬送方向と直交する方向に分岐された搬送路を複数設けることにより、装置構成を簡素に、かつ小型化できる。また、移動手段も、単列化するための基準となる列に向けて搬送するだけなので、単列化するための移動距離を短くできる。移動手段によるシート体の移動距離を短くできるため、振動も低減することができる。
また、第2のガイド部を設けることにより、確実にシート体を合流させることができる。
さらに、第1の幅のシート体を個々に独立して搬送可能な個別搬送手段を、例えば、搬送ローラ対とし、この搬送ローラ対を互いに独立して回転駆動することにより、第1の幅のシート体の搬送位置を搬送方向における前後にずらし、例えば、千鳥配置状に搬送することにより、確実に搬送順序を維持しつつ、適切な重ね合わせ(ソート)が可能となる。
図1は、本発明の一実施例に係るシート体搬送装置が設けられた画像形成装置を示す模式図である。
画像記録部12は、切断部14に接続されている。また、この切断部14は、振戻部16に接続されている。この振戻部16は、ソート搬送部18に接続されている。
図2に示すように、画像記録部12は、画像入力部22と、操作手段28と、画像記録部本体30とを有し、画像入力部22は、画像記録部本体30の制御部40に接続されている。
画像入力部22は、スキャナ24と、メディアドライブ26と、画像処理部(図示せず)とを有する。
メディアドライブ26は、デジタルカメラ等により撮影されて、小型記録媒体に記録された被写体の画像データの読み取り、および書込みができるものである。また、このメディアドライブ26は、携帯電話、またはPDA(Personal Digital Assistance)などの携帯端末に記憶された画像データも読み取り、および書込みができるものである。
画像処理部は、スキャナ24またはメディアドライブ26により読み取られた画像データに、色補正またはホワイトバランスについて補正処理、さらには必要に応じて、シャープネス、赤目修正などの各種の画像処理をするものである。
この画像入力部22は、補正処理または画像処理が施された画像データを出力画像データとして、画像記録部本体30に出力する。
画像記録部本体30は、供給部32と、裏印字部34と、像形成部36と、2次定着部38と、制御部40と、搬送手段(搬送ローラ49、およびレジストロール49a)とを有する。
マガジン42a、42bには、通常、ロール紙Aのサイズ(幅)、シルクおよびマット等の種類、ならびに仕様(厚さ)等、互いに種類の異なるロール紙Aが収納される。本実施例では、マガジン42a、42bを2個設けているが、本発明においては、マガジンの数は、特に限定されるものではない。本発明においては、マガジンは、1個でもよく、また、3個以上であってもよい。
なお、引出ローラ対44a、44bは、カッタ46a、46bで所定の長さのカットシート体とするためにプリント長さに応じてロール紙Aを所定の長さだけ引き出した後、引き出しを停止する。
各マガジン42a、42bから引き出されたロール紙Aから切り出され、シート状のカットシート体は、画像記録部本体30内の各所に配置された複数の搬送ロール49によって構成された搬送経路上を搬送される。
なお、本発明においては、シートカセットの数は、特に限定されるものではない。本発明においては、シートカセットは、1個でもよく、また、例えば、サイズまたは種類が互いに異なるカットシート体が収納されるシートカセットを複数個有するものであってもよい。
この裏印字部34は、カットシート体の非記録面(裏面)に写真の撮影日、記録日、コマ番号、フィルムID番号(符号)、撮影に使用したカメラのID番号、プリンタのID番号等の各種情報、およびオペレータによって設定された画像形成における各種設定パラメータなどのいわゆるバックプリントを制御部40からの制御信号に基づいて、記録(裏印字)するものである。
この制御部40は、画像入力部22から入力された画像データに基づいて、後述する光源50aから出射されるレーザ光を変調するものである。また、この制御部40は、以下に説明する画像記録部本体30の各構成要素の動作制御も行う。
なお、制御部40は、オペレータにより操作手段28が操作された場合、その操作内容に応じて画像記録部本体30に各種の設定または表示を行わせる。なお、制御部40は、画像入力部22のスキャナ24およびメディアドライブ26を制御するものであってもよい。
光源50aは、半導体レーザ、またはLEDなどが用いられる。この光源50aは、レーザ光変調部40aにより、画像データに基づいて直接変調される。なお、露光部50は、光源50aからの射出光をAOMなどの光学変調器により変調するものであってもよい。
走査手段50bは、光源50aから出射された光ビームを像担持体ロール52上を走査するものである。この走査手段50bには、例えば、ポリゴンミラーが用いられる。
また、像担持体ロール52の表面に接触して帯電ロール54が設けられている。この帯電ロール54は、像担持体ロール52の表面を一様に帯電させるものである。また、像担持体ロール52における帯電ロール54よりも上流側(r方向の反対側)にクリーナ56が設けられている。このクリーナ56は、像担持体ロール52の表面に残留した残留トナーを除去するものである。
現像装置60Y、60M、60C、60Kは、いずれも、いわゆる(二成分)磁気ブラシ現像方式のものである。現像装置60Y、60M、60C、60Kの内部には、トナーとキャリアとを含む二成分現像剤(図示せず)が収納されている。
所定の色の画像の潜像が形成された像担持体ロール52に近接対向した現像装置60Y、60M、60C、60Kの対応する色の現像装置から、像担持体ロール52の表面に形成された静電潜像に、磁気ブラシ効果によってトナーが静電的に付着して、像担持体ロール52の表面に対応する色のトナー像が形成される。各現像装置60Y、60M、60C、60Kに対応する各色のトナー像が形成される。すなわち、像担持体ロール52には、順次、Y、M、C、Kの各色画像の潜像が形成され、対応する各現像装置60Y、60M、60C、60Kによって、順次、Y、M、C、Kの各色のトナー像が形成される。
ここで、3本の張架ロール62bのうちの1本の張架ロール62bは、中間転写ベルト62aを挟み、2次転写ロール64と対向する位置に配置され、中間転写ベルト62aの所定の色のトナー像がシート体Sに適切に転写されるように、中間転写ベルト62aおよびシート体Sを密着させて挟持搬送する。
各現像装置60Y、60M、60C、60Kによって像担持体ロール52の表面に順次形成された各色のトナー像は、1次転写ロール62cによる転写電圧によって順次中間転写ベルト62aに転写される。
先ず、露光部50によって像担持体ロール52の表面にイエロー用の静電潜像を形成する。このイエロー画像(データ)の静電潜像に、現像ユニット58のイエローの現像装置60Yからトナーを静電吸着させて、像担持体ロール52の表面にイエローのトナー像を形成する。
次に、このイエローのトナー像を、中間転写ベルト62aに転写させる。
このとき、現像ユニット58は、予め90°回転しており、像担持体ロール52に、マゼンタの現像装置60Mが所定の微小間隔を開けて配置される。
このマゼンタ画像の静電潜像に、現像装置60Mからトナーが吸着して、像担持体ロール52の表面にマゼンタのトナー像が形成される。このマゼンタのトナー像は、中間転写ベルト62a上に、既に転写されているイエローのトナー像に重ねられて転写される。
ここで、中間転写ベルト62aを移動させる張架ロール62bは、順次転写されるYMCK各色のトナー像が互いに正確に重なり合うように、制御部40により制御される。
この2次転写ロール64は、供給部32から搬送されてくるシート状のカットシート体に、中間転写ベルト62aに形成されたCMYKの4色のカラーのトナー像を転写させるものである。2次転写ロール64は、カラーのトナー像を構成する各色のトナーと逆極性の電荷を、カラーのトナー像に印加することにより、カラーのトナー像をカットシート体(記録媒体)に転写させる。このように、カットシート体の表面にCMYKの4色のカラーのトナー像が形成される。
この1次定着部68による定着処理により、カラーのトナー像がカットシート体に定着される。ここで、この1次定着部68で実施されるカラーのトナー像の定着によって得られる画像は、写真画像などに求められる高画質には及ばないものの、カラー複写機などで得られる画像の画質と同等の画質である。
この2次定着部38は、カラーのトナー像が定着されたカットシート体に、加熱および加圧処理を施す加熱加圧ロール対70と、加熱加圧ロール対70の温度を検出するための温度センサ72と、循環移動する平滑な光沢面を有する2次定着ベルト74と、加熱加圧ロール対70によって加熱されたカットシート体を冷却する冷却部76とを備えている。
2次定着ベルト74は、加熱加圧ロール対70の1つのローラと、張架ロール70aとに張架されている。
次に、図1に示すように、画像記録されたカットシート体は、搬送ローラ20により、切断部14に搬送される。
画像記録部12におけるカットシート体への画像記録としては、例えば、図3(a)に示すように、1枚のカットシートSに4つの画像記録領域Rを形成する4画面付け、および図3(b)に示すように、1枚のカットシートSに2つの画像記録領域Rを形成する2画面付けが挙げられる。また、図3(c)に示すように、図3(a)と同じ幅で、長さが約2倍ある画像領域Rを形成する2画面付けも挙げられる。
なお、画面付けは、特に限定されるものでなく、注文により、最もカットシートの無駄がなくなるように適宜決定すればよい。
この切断部14は、図1に示すように、第1のカッタ80と、第2のカッタ82と、切断屑容器86と、搬送ローラ88とを有する。
これにより、図3(a)(b)および(c)に示すカットラインCyでカットシート体Sを切断することができる。
この切断部14によりプリントPが得られる。このプリントPは、搬送ローラ20により、振戻部16に搬送される。
図4は、本発明の一実施例の画像形成装置の搬送部を示す模式的平面図であり、図5は、図4に示す搬送部の模式的側面図である。
図4および図5に示すように、振戻部16は、搬入ローラ対90と、振戻ローラ対92と、搬送ローラ対94と、排出ローラ対96と、移動手段110と、可動ガイド150、152と、センサ160、162、164とを有する。搬入ローラ対90と、搬送ローラ対94と、振戻ローラ対92と、排出ローラ対96とは、菱形(平行四辺形)の各頂点に位置するように配置されている。
搬入ローラ対90と、振戻ローラ対92との配置間隔は、第1の幅のプリントを搬送できる間隔に配置されているものである。このため、パノラマプリント(長尺のシート体)は、搬入ローラ対90と、振戻ローラ対92とにまたがって搬送される。
本実施例においては、第1の幅よりも幅が広い第2の幅のプリントPは、単列化する必要がないので、常に第2の搬送路βを搬送される。これは、第1の搬送路αには、振戻ローラ対92(移動手段110(図4参照))が設けられているためであり、この振戻ローラ対92が設けられていない搬送路であれば、第1の幅よりも幅が広い第2の幅のプリントPを搬送することができる。
また、分割ローラ101a、101bは、分割ローラ100a、100bと同様の構成であり、その詳細な説明は省略する。これらの各分割ローラ101a、101bには、各分割ローラ101a、101bをそれぞれ独立して垂直方向に移動させる垂直移動手段(図示せず)が設けられており、各分割ローラ101a、101bを各分割ローラ100a、100bに対して接触または離間することができる。これにより、プリントPを挟持搬送するか、またはプリントPを離間した状態で素通しさせることができる。
また、パノラマプリントを後述するように振戻ローラ対92の移動手段110により搬送方向Dと直交する方向Eに移動させる場合、パノラマプリントは、搬入ローラ対90に搬送されているため、搬入ローラ対90においては、垂直移動手段により、各分割ローラ101a、101bを各分割ローラ100a、100bから離間させる。
また、支持軸114の端部に、第2のギア114bが設けられている。さらに、支持軸114においては、移動フレーム116に囲まれる領域に、第1のギア114aが支持軸114の軸線に対して回転可能であるとともに、幅方向Eに移動自在に設けられている。この第1のギア114aと、搬送ローラ112のギア112cとが噛合されて、移動フレーム116の開口部に搬送ローラ112およびこれと対をなす搬送ローラが配置されている。
また、ベルト駆動装置122の一方のローラ122aは、例えば、2つのギア124a、124bを介してモータ126に接続されている。このモータ126により、移動フレーム116が支持軸114の長手方向(直交する方向E)に移動される。
振戻ローラ対92においては、搬送ローラ112により、プリントPを搬送方向Dに搬送することができるとともに、移動手段110によりプリントPを搬送方向Dと直交する方向Eに移動させることができる。
この排出ローラ対96は、分割ローラ140を有するものである。この分割ローラ140は、例えば、4個のローラ片140aが、等間隔で、回転軸140bに設けられている。
また、可動ガイド152は第1の搬送路αおよび第2の搬送路βのいずれかの搬送路から搬送されたプリントP1、P2を排出ローラ対96に確実に搬入させるものである。
可動ガイド150、152は、長方形状の板部材と、この板部材をプリントP1、P2の搬送方向Dに対して回動させる回動手段とを有する。この可動ガイド150、152は、センサ160、162の検出信号に応じて、回動するように制御されている。
また、可動ガイド152は、搬送ローラ対94からのプリントを排出ローラ対96に搬入させる場合には、傾斜している。さらに、可動ガイド152は、振戻ローラ対92からのプリントを排出ローラ対96に搬入させる場合には、略水平になる。
これらの可動ガイド150、152により、プリントP1、P2が、詰まることなく、確実に搬送することができる。
本実施例においては、発光素子と受光素子とは、搬送路に垂直な方向に配置され、発光素子はカットシート体Sの非記録面側に配置される。本実施例において、センサ160、162、164としては、例えば、点滅式の赤外線センサなどを用いることができる。
図1に示すように、ソート搬送部18は、振戻部16により、単列に搬送されるプリントPを搬送するものである。このソート搬送部18は、1対のアイドラ98aと、これらのアイドラ98aに張架されるベルト98bとを有するものである。このソート搬送部18により、例えば、フィルム1本分のプリントをまとめるソータ(図示せず)などに搬送される。
図6〜図8は、本発明の実施例の画像形成装置の搬送部によるプリントの搬送工程を工程順に示す模式的平面図である。図9(a)〜(c)は、本発明の実施例の画像形成装置の搬送部によるプリントの搬送工程を工程順に示す模式的側面図である。
図6は、図9(a)と対応し、図7は、図9(b)に対応し、図8は、図9(c)に対応している。
本実施例において、搬入ローラ対90の分割ローラ100aに搬入されたプリントP2を、分割ローラ100bに搬入されたプリントP1側に移動させて単列化する。
次に、センサ160が、プリントP1を検知すると、可動ガイド150が、回動して、プリントP2を第1の搬送路αに案内する。このように、可動ガイド150を設けることにより、確実にプリントP1、P2を第1の搬送路αまたは第2の搬送路βに案内することができる。
一方、プリントP2は、振戻ローラ対92に搬送される。
そして、可動ガイド152が、回動しており、プリントP2は、排出ローラ対96に搬送される。
これにより、図8および図9(c)に示すように、プリントP1、P2は、一列で搬送されて、排出ローラ対96により、ソート搬送部18(図1参照)に搬送される。
ここで、図10(a)は、本発明の実施例の画像形成装置の搬送部によるサイズが大きいプリントの搬送方法の模式的平面図であり、(b)は、(a)の側面図である。
プリントP0を搬送する場合、可動ガイド150は、略水平になっており、プリントP0を搬入ローラ対90から、搬送ローラ対94に案内させる。
次に、搬送ローラ対94により搬送されたプリントP0は、排出ローラ対96に搬送される。このとき、可動ガイド152は、傾斜しており、第2の搬送路βからのプリントP0が搬送される。
このように、プリントP0は、第2の搬送路βを搬送されて、振戻部16からソート搬送部18に搬送される。
さらに、パノラマプリントであっても、プリントP1、P2と同様にして2列搬送が単列化される。
また、プリントの幅および長さに依らず、同じ排出ローラ対96によりプリントを排出することができる。このため、従来の如く、プリントサイズ毎に、排出口を設ける必要がなく、構造を簡素化できる。
本実施例のシート体搬送装置は、プリントなどのシート体に仕上げられた状態であれば、その配置場所は、特に限定されるものではない。
さらに、本実施例においては、ロール紙、およびカットシート体には、例えば、一般的に、電子写真方式のプリンタに利用されるペーパーを用いることができる。
例えば、本実施例においては、画像記録部がカットシート体に画像を形成する電子写真式プリンタであったが、本発明は、これに限定されるものではなく、画像記録部がデジタルフォトプリンタなどの銀塩写真プリンタ、インクジェット記録方式プリンタまたはサーマル記録方式プリンタなどであってもよいことは言うまでもない。また、本発明においては、画像記録方式によらず、長尺状の記録媒体(ペーパー)に画像を記録した後、カッタで切断するものに適用できる。
12 画像記録部
14 切断部
16 振戻部
18 ソート搬送部
20 搬送ローラ
22 画像入力部
28 操作手段
30 画像記録部本体
32 供給部
34 裏印字部
36 像形成部
38 2次定着部
40 制御部
50 露光部
52 像担持体ロール
54 帯電ロール
56 クリーナ
58 現像ユニット
60Y、60M、60C、60K 現像装置
62 中間転写部
64 2次転写ロール
70 加熱加圧ロール対
80 第1のカッタ
82 第2のカッタ
90 搬入ローラ対
92 振戻ローラ対
94 搬送ローラ対
96 排出ローラ対
100a、100b 分割ローラ
110 移動手段
150、152 可動ガイド
160、162、164 センサ
α 第1の搬送路
β 第2の搬送路
A ロール紙
P プリント
S カットシート体
Claims (7)
- 複数列に搬送された第1の幅のシート体を前記シート体の配列方向に移動させて単列に搬送するシート体搬送装置であって、
前記シート体の配列方向および搬送方向と直交する方向に分岐する複数の搬送路中にそれぞれ設けられ、前記複数の搬送路に沿ってそれぞれ前記シート体を搬送する複数の搬送手段と、
前記搬送路のうちの1つの搬送路を除く残りの1つまたは複数の搬送路に配置され、前記シート体を前記配列方向に移動させる1つまたは複数の移動手段と、を有し、
前記複数の搬送手段は、前記シート体を挟持して搬送する第1及び第2の搬送ローラ対を有し、
前記移動手段は、前記シート体を挟持して搬送する前記第1の搬送ローラ対を前記シート体の配列方向に移動させるものであり、
前記移動手段により移動される前記第1の搬送ローラ対の搬送方向の上流側に配置された前記第2の搬送ローラ対は、ローラが接離可能に設けられており、
前記シート体の前記搬送方向における長さが、前記第1及び第2の搬送ローラ対の配置間隔よりも長い長尺のシート体を前記移動手段により配列方向に移動させる場合、前記第2の搬送ローラ対のローラを離間し、前記長尺のシート体の挟持を解除し、
前記複数の搬送路は、それぞれの搬送路に設けられる前記第1の搬送ローラ対の各々よりも前記シート体の搬送方向の下流側で前記直交する方向に合流され、
さらに、前記複数の搬送路が合流する下流側に前記シート体を搬送する排出手段が設けられ、
前記1つまたは複数の移動手段は、それぞれの搬送路に設けられた前記第1の搬送ローラ対によって搬送される前記シート体を、前記1つの搬送路の搬送列に移動させて前記シート体の搬送順序に単列化し、
前記排出手段は、単列化された後の前記シート体を排出することを特徴とするシート体搬送装置。 - 前記移動手段が設けられていない前記1つの搬送路は、前記第1の幅よりも広い第2の幅のシート体を単列で搬送することができる請求項1に記載のシート体搬送装置。
- さらに、前記複数の搬送路に分岐する分岐位置の搬送方向の下流側に、前記各搬送路に前記シート体を案内する第1のガイド部が設けられている請求項1または2に記載のシート体搬送装置。
- さらに、前記排出手段の搬送方向の上流側に、前記排出手段に前記シート体を案内する第2のガイド部が設けられている請求項1〜3のいずれか1項に記載のシート体搬送装置。
- 前記移動手段は、前記シート体を挟持して搬送している状態の前記第1の搬送ローラ対を、前記シート体の配列方向に移動させる請求項1〜4のいずれか1項に記載のシート体搬送装置。
- 前記第2の搬送ローラ対は、前記複数列の前記第1の幅のシート体を個々に独立して搬送可能な複数の個別搬送手段から構成される請求項1〜5のいずれか1項に記載のシート体搬送装置。
- 前記複数の個別搬送手段は、前記複数列の前記第1の幅のシート体をそれぞれ独立して挟持搬送する複数の搬送ローラ対であり、これらの複数の搬送ローラ対は、互いに独立して回転駆動され、前記複数列の前記第1の幅のシート体を各々の搬送位置を前後にずらすことができる請求項6に記載のシート体搬送装置。
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