JP4421986B2 - シート体搬送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数列に搬送された所定の幅のシート体を振分方向に移動させて単列に搬送するシート体搬送装置に関し、特に、装置を大型化させることなく、かつ簡単な構成で、複数列に搬送された所定の幅のシート体を振分方向に移動させて単列に搬送するシート体搬送装置に関する。
近年、フィルムに記録された画像を光電的に読み取って、読み取った画像をデジタル信号とした後、種々の画像処理を施して記録用画像データとし、この画像データに応じて変調した光ビームによって感光材料を走査露光して画像を記録し、現像処理を施してプリント(写真)として出力する画像形成装置が実用化されている。
この画像形成装置は、基本的に、スキャナ(画像読取装置)と画像処理装置とメディアドライブ(画像データ読取/書込装置)とを有する入力機、およびプリンタ(画像記録装置)とプロセサ(現像機)とを有する出力機より構成される。
スキャナでは、フィルムに撮影された画像の投影光をCCDセンサ等のイメージセンサで光電的に読み取り、フィルムの画像データ(画像データ信号)として画像処理装置に送る。画像処理装置は、スキャナまたはメディアドライブから送れられる画像データに所定の画像処理を施し、画像記録のための画像データ(露光条件)としてプリンタおよび/またはメディアドライブに送る。
メディアドライブでは、様々な形式で画像データが書き込まれた各種のメディア(画像データ記録媒体)から画像データを読み取り画像処理装置に送るとともに、画像処理装置において所定の画像処理が施された記録用画像データを各種のメディアドライブに書き込む。メディアドライブは、画像処理装置に接続され、入力機および出力機としての機能を有する。
プリンタは、光ビーム走査露光を利用する装置であれば、ロール状に巻き回された長尺状の感光材料から所定長さ引き出してカットしたシート状感光材料を露光位置に搬送する。続いて、供給された画像データに応じて変調された光ビームを主走査方向に偏向するとともに、主走査方向と直交する副走査方向に上記シート状感光材料を走査搬送することにより、光ビームによって感光材料を走査露光して画像を潜像として形成する。プロセサでは、露光済の感光材料に、所定の現像処理等を施して、フィルムに撮影された画像もしくはメディアドライブに画像データとして書込まれた画像が再生された仕上がりプリントとする。
このようなデジタルフォトプリンタでは、大量のプリントを効率良く出力するために、短時間の内に感光材料を走査露光し現像処理を行う必要がある。そのため、プリンタにおける走査露光による画像形成処理に比べて処理速度が遅い現像処理の処理効率を向上させる必要があり、感光材料を複数列で搬送しながら現像処理を行っている。このために、感光材料を複数列に振り分けて搬送する振分装置が用いられている。
一方、プロセサでは、複数列で搬送された感光材料に現像処理および乾燥処理を施した後に、単列に振り戻し、1注文毎に、例えば、フィルム1本毎に集積される。このような振戻装置が種々提案されている(特許文献1〜特許文献2等参照)。
このような写真プリントを対象とするデジタルフォトプリンタではないが、印刷機においては、複数頁分の画像または文字などを1枚の印刷用紙に印刷し、各頁毎に印刷用紙片に切断し、各用紙片を頁順に重ねて揃えるために、複数列で搬送される用紙片を単列化する用紙揃え装置が用いられている(特許文献3参照)。このような用紙揃え装置は、上述した振戻装置と同様の機能を有する。
特許文献1には、複数列設定された搬送列に沿って搬送されてきたシートを単列に整列することを高精度で行うことを目的とするシート搬送装置が開示されている。
このシート搬送装置の排出装置は、第1、第2搬送列を有する。第1搬送列には、高速排出ローラ対が配置されている。第2搬送列には、シート搬送方向と直交方向に高速排出機構が配置されている。高速排出機構は、高速排出ローラ対、ループガイド板、フレーム、ガイド軸からなる。第1搬送列を搬送されてきたシートは、その高速排出ローラ対によって排出口から排出される。第2搬送列を搬送されてきたシートは、高速排出機構の高速排出ローラ対に挟持され、第2搬送列上の受取位置から、第1搬送路の高速排出ローラ対の鉛直下方の排出位置に移動され、排出口から排出される。また、大サイズシートは、特殊搬送列を搬送されて、上記排出口とは異なる排出口から集積トレイ上に排出される。
特許文献2のプリント集積装置においては、写真プリントが千鳥の配置でもって複列の状態で排出される出口の前側下部にベルトコンベヤと、その両側に一対のガイド部材とが設けられている。この一対のガイド部材の上部に傾斜案内部が形成されており、出口から千鳥の配置でもって排出される写真プリントをその傾斜案内部で案内してベルトコンベヤ上に落下させ、このベルトコンベヤ上で写真プリントを焼付けの順序に従って積み重ねられる。
特許文献3には、2頁分の画像または文字などが印刷された1枚の印刷用紙を半分に切断し、切断後の2片の印刷用紙を印刷データ順に揃えてスタッカに収納する用紙斜行補正方法が開示されている。
この特許文献3の用紙斜行補正方法を実現するカット紙印刷装置は、2頁分の画像または文字などが印刷された1枚の用紙を半分に切断する円形スリッタユニットを備える用紙切断装置と、この円形スリッタユニットにより得られた2片の用紙をそれぞれ搬送する搬送路および幅寄せ搬送路およびこれらの搬送路および幅寄せ搬送路の結合部に設けられた合流部搬送ローラを備える用紙搬送装置と、スタッカとを有する。なお、幅寄せ搬送路は、搬送する搬送路よりも長い。
この特許文献3の用紙斜行補正方法においては、最初に印刷データ順の下側の印刷用紙を停止している合流部搬送ローラに到達させ、一定時間経過後、印刷データ順の上側の印刷用紙を合流搬送ローラに到達させ、一定時間経過後、合流搬送ローラを回転させて、2片の印刷用紙をスタッカに送り込む。
特開2003−267587号公報 特開平11−95402号公報 特開平8−119495号公報
しかしながら、特許文献1のシート搬送装置は、搬送路が3つあり、搬送路が多くなり構造が複雑である。また、シートの大きさ毎に、それぞれ搬出口を設ける必要があり、装置が大型化してしまうという問題点がある。
また、特許文献2のプリント集積装置は、単に写真プリントを傾斜案内部で案内して、コンベアベルトの上に落下させているだけである。このため、特許文献2のプリント集積装置は、写真プリントがコンベアベルト上に横向きまたは裏返しに落下してしまうなど、積み重ねられる際に、写真プリントの向きの一致性などの確実性が劣る。このように、特許文献2のプリント集積装置は、フィルム1本分の写真プリントを全て同じ向きに必ずしも集積することができないという問題点がある。
さらに、特許文献3の用紙斜行補正方法においては、切断後の2片の用紙を印刷データ順に揃えてスタッカに収納するために、幅寄せ搬送路は、搬送する搬送路よりも長くする必要がある。このため、搬送長が長くなり、用紙揃え装置、または用紙搬送装置、したがって、カット紙印刷装置を小型化できないという問題点がある。
さらに、特許文献3の用紙斜行補正方法は、用紙を切断することが前提であり、1枚の用紙に2頁分画像または文字などが印刷されていないもの、すなわち、単列化する必要がない大きいサイズのものを搬送することができないという問題点がある。
本発明の目的は、前記従来技術に基づく問題点を解消し、構成が簡素であり、かつ小型で、さらには、シート体を確実に複数列から単列にすることができるシート体搬送装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、複数列に搬送された第1の幅のシート体を前記シート体の配列方向に移動させて単列に搬送するシート体搬送装置であって、前記シート体の配列方向および搬送方向と直交する方向に分岐する複数の搬送路中にそれぞれ設けられ、前記複数の搬送路に沿ってそれぞれ前記シート体を搬送する複数の搬送手段と、前記搬送路のうちの1つの搬送路を除く残りの1つまたは複数の搬送路に配置され、前記シート体を前記配列方向に移動させる1つまたは複数の移動手段とを有し、前記複数の搬送手段は、前記シート体を挟持して搬送する第1及び第2の搬送ローラ対を有し、前記移動手段は、前記シート体を挟持して搬送する前記第1の搬送ローラ対を前記シート体の配列方向に移動させるものであり、前記移動手段により移動される前記第1の搬送ローラ対の搬送方向の上流側に配置された前記第2の搬送ローラ対は、ローラが接離可能に設けられており、前記シート体の前記搬送方向における長さが、前記第1及び第2の搬送ローラ対の配置間隔よりも長い長尺のシート体を前記移動手段により配列方向に移動させる場合、前記第2の搬送ローラ対のローラを離間し、前記長尺のシート体の挟持を解除し、前記複数の搬送路は、それぞれの搬送路に設けられる前記第1の搬送ローラ対の各々よりも前記シート体の搬送方向の下流側で前記直交する方向に合流され、さらに、前記複数の搬送路が合流する下流側に前記シート体を搬送する排出手段が設けられ、前記1つまたは複数の移動手段は、それぞれの搬送路に設けられた前記第1の搬送ローラ対によって搬送される前記シート体を、前記1つの搬送路の搬送列に移動させて前記シート体の搬送順序に単列化し、前記排出手段は、単列化された後の前記シート体を排出することを特徴とするシート体搬送装置を提供するものである。
また、本発明においては、前記移動手段が設けられていない前記1つの搬送路は、前記第1の幅よりも広い第2の幅のシート体を単列で搬送することができることが好ましい。
さらに、本発明においては、さらに、前記複数の搬送路に分岐する分岐位置の搬送方向の下流側に、前記各搬送路に前記シート体を案内する第1のガイド部が設けられていることが好ましい。
さらに、前記排出手段の搬送方向の上流側に、前記排出手段に前記シート体を案内する第2のガイド部が設けられていることが好ましい。
また、本発明においては、前記移動手段は、前記シート体を挟持して搬送している状態の前記第1の搬送ローラ対を、前記シート体の配列方向に移動させるものであることが好ましい。
さらに、本発明においては、前記第2搬送ローラ対は、前記複数列の前記第1の幅のシート体を個々に独立して搬送可能な複数の個別搬送手段から構成されることが好ましい。
さらにまた、本発明においては、前記移動手段により移動される搬送ローラ対の搬送方向の上流側に配置された搬送ローラ対は、ローラが接離可能に設けられており、前記シート体の前記搬送方向における長さが、前記搬送ローラ対の配置間隔よりも長い長尺のシート体を前記移動手段により配列方向に移動させる場合、前記移動手段により移動される前記搬送ローラ対の搬送方向の上流側に配置された搬送ローラ対のローラを離間し、前記長尺のシート体の挟持を解除することが好ましい。
また、本発明においては、前記複数の個別搬送手段は、前記複数列の前記第1の幅のシート体をそれぞれ独立して挟持搬送する複数の搬送ローラ対であり、これらの複数の搬送ローラ対は、互いに独立して回転駆動され、前記複数列の前記第1の幅のシート体を各々の搬送位置を前後にずらすことができることが好ましい。
本発明によれば、複数列に搬送された第1の幅のシート体の配列方向および搬送方向と直交する方向に分岐させて複数の搬送路を構成し、これらの搬送路のうちの1つの搬送路を除く残りの1つまたは複数の搬送路に、シート体を配列方向に移動させる1つまたは複数の移動手段を設けることにより、1つまたは複数の移動手段は、それぞれの搬送路に設けられた搬送手段によって搬送されるシート体を、1つの搬送路の搬送列に移動させて単列化することができる。この単列化された状態で、例えば、排出手段によりシート体がシート体搬送装置から排出される。
このように、本発明においては、第1の幅のシート体の配列方向および搬送方向と直交する方向に分岐された搬送路を複数設けることにより、装置構成を簡素に、かつ小型化できる。また、移動手段も、単列化するための基準となる列に向けて搬送するだけなので、単列化するための移動距離を短くできる。移動手段によるシート体の移動距離を短くできるため、振動も低減することができる。
また、本発明においては、移動手段が設けられていない搬送路が1つあり、この搬送路に、第1の幅よりも広く、単列で搬送される大きさの第2の幅のシート体が搬送される。これにより、種々の幅を有するシート体を搬送することができる。さらに、単列化されたシート体、および単列で搬送されるシート体を、共通する排出手段により搬送することもできる。このように、シート体の幅によらず、共通する排出口を設ける必要がなく、構成を簡素化できる。
さらに、本発明においては、搬送路にシート体を案内する第1のガイド部を設けることにより、シート体を確実に各搬送路に案内することができる。
また、第2のガイド部を設けることにより、確実にシート体を合流させることができる。
さらに、第1の幅のシート体を個々に独立して搬送可能な個別搬送手段を、例えば、搬送ローラ対とし、この搬送ローラ対を互いに独立して回転駆動することにより、第1の幅のシート体の搬送位置を搬送方向における前後にずらし、例えば、千鳥配置状に搬送することにより、確実に搬送順序を維持しつつ、適切な重ね合わせ(ソート)が可能となる。
以下に、添付の図面に示す好適実施例に基づいて、本発明のシート体搬送装置を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例に係るシート体搬送装置が設けられた画像形成装置を示す模式図である。
図1に示すように、画像形成装置10は、画像記録部12と、切断部14と、振戻部16と、ソート搬送部18と、搬送ローラ20とを有する。
画像記録部12は、切断部14に接続されている。また、この切断部14は、振戻部16に接続されている。この振戻部16は、ソート搬送部18に接続されている。
図2は、本実施例の画像記録部を示す模式図である。
図2に示すように、画像記録部12は、画像入力部22と、操作手段28と、画像記録部本体30とを有し、画像入力部22は、画像記録部本体30の制御部40に接続されている。
画像入力部22は、スキャナ24と、メディアドライブ26と、画像処理部(図示せず)とを有する。
スキャナ24は、写真フィルムに撮影された画像の投影光をCCDセンサ等のイメージセンサで光電的に読み取り、フィルムの画像データ(画像データ信号)を得るものである。
メディアドライブ26は、デジタルカメラ等により撮影されて、小型記録媒体に記録された被写体の画像データの読み取り、および書込みができるものである。また、このメディアドライブ26は、携帯電話、またはPDA(Personal Digital Assistance)などの携帯端末に記憶された画像データも読み取り、および書込みができるものである。
画像処理部は、スキャナ24またはメディアドライブ26により読み取られた画像データに、色補正またはホワイトバランスについて補正処理、さらには必要に応じて、シャープネス、赤目修正などの各種の画像処理をするものである。
この画像入力部22は、補正処理または画像処理が施された画像データを出力画像データとして、画像記録部本体30に出力する。
画像記録部本体30は、例えば、シート状または帯状の長尺の記録媒体(ペーパー)上に、複数色、例えば、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック、墨)(以下、まとめて単にYMCKまたはCMYKともいう)の4色のカラートナーを用いて複数色のトナー像を転写して定着することにより、記録媒体上に複数色の定着トナー像からなるカラー画像を形成する電子写真方式のプリンタである。
画像記録部本体30は、供給部32と、裏印字部34と、像形成部36と、2次定着部38と、制御部40と、搬送手段(搬送ローラ49、およびレジストロール49a)とを有する。
次に、図2に示す画像記録部本体30の供給部32について説明する。この供給部32は、像形成部36にシート状のカットシート体S(ペーパー)を供給するものである。
供給部32は、記録面を外側にしてロール状に巻き回された長尺なロール紙Aが筐体に収納されたマガジン42a、42bおよび多数のシート状のカットシート体Sが収納されたシートカセット48が装填される部位である。
マガジン42a、42bには、通常、ロール紙Aのサイズ(幅)、シルクおよびマット等の種類、ならびに仕様(厚さ)等、互いに種類の異なるロール紙Aが収納される。本実施例では、マガジン42a、42bを2個設けているが、本発明においては、マガジンの数は、特に限定されるものではない。本発明においては、マガジンは、1個でもよく、また、3個以上であってもよい。
マガジン42a、42bの出口から所定の長さ離間した位置には、内部に収納されたロール紙Aを引き出して搬送するための引出ローラ対44a、44bが設けられている。
また、マガジン42a、42bの出口から所定の長さ離間した位置で、かつ引出ローラ対44a、44bの下流側にカッタ46a、46bが設けられている。引出ローラ対44a、44bにより引き出されたロール紙Aは、所定の長さに切断されてカットシート体となる。
なお、引出ローラ対44a、44bは、カッタ46a、46bで所定の長さのカットシート体とするためにプリント長さに応じてロール紙Aを所定の長さだけ引き出した後、引き出しを停止する。
カッタ46a、46bは、画像記録部本体30の制御部40から送られてきた制御信号に基づいて、各マガジン42a、42bから引き出されたロール紙Aを裁断するものである。このカッタ46a、46bにより所定長さにカットされたカットシート体Sは、さらに搬送される。
各マガジン42a、42bから引き出されたロール紙Aから切り出され、シート状のカットシート体は、画像記録部本体30内の各所に配置された複数の搬送ロール49によって構成された搬送経路上を搬送される。
また、シートカセット48には、多数のシート状のカットシート体Sが収納される。
なお、本発明においては、シートカセットの数は、特に限定されるものではない。本発明においては、シートカセットは、1個でもよく、また、例えば、サイズまたは種類が互いに異なるカットシート体が収納されるシートカセットを複数個有するものであってもよい。
シートカセット48のカットシート体Sの体取出口近傍に、搬送ロール49が設けられている。カットシート体Sは、搬送ロール49によって搬送経路における下流側に、搬送される。
図示例においては、供給部32は、2個のマガジン42a,42bおよび1個のシートカセット48を備えているが、本発明は、これに限定されず、マガジン42a,42bのみであってもよいし、シートカセットのみであってもよい。これらの場合においても、マガジンの個数またはシートカセットの個数は、特に限定されるものではない。
裏印字部34は、供給部32の搬送方向Dの下流側に設けられている。この裏印字部34は、各種プリント情報を印字するものである。
この裏印字部34は、カットシート体の非記録面(裏面)に写真の撮影日、記録日、コマ番号、フィルムID番号(符号)、撮影に使用したカメラのID番号、プリンタのID番号等の各種情報、およびオペレータによって設定された画像形成における各種設定パラメータなどのいわゆるバックプリントを制御部40からの制御信号に基づいて、記録(裏印字)するものである。
カットシート体は、ローラおよびローラ対によって上方に搬送されながら、その非記録面に裏印字部34によってバックプリントが記録される。裏印字部34としては、インクジェットヘッド、ドットインパクトプリントヘッドまたは熱転写プリントヘッド等公知のプリントヘッドが用いられる。
裏印字部34の下流側には、レジストロール49aが設けられている。裏印字部34による裏面への印字が終了したカットシート体は、裏印字部34の下流側に配置されたレジストロール49aによって、後述するように、像形成部36の2次転写ロール64まで、タイミングを合わせて搬送され、搬送されてきたカットシート体に、中間転写ベルト62aに既に形成されているカラーのトナー像が、2次転写ロール64およびこれに対向して中間転写ベルト62aおよびカットシート体とを密着させて挟持する張架ロール62bによって転写される。
制御部40は、レーザ光変調部40aを有するものであり、画像入力部22および操作手段28に接続されている。
この制御部40は、画像入力部22から入力された画像データに基づいて、後述する光源50aから出射されるレーザ光を変調するものである。また、この制御部40は、以下に説明する画像記録部本体30の各構成要素の動作制御も行う。
なお、制御部40は、オペレータにより操作手段28が操作された場合、その操作内容に応じて画像記録部本体30に各種の設定または表示を行わせる。なお、制御部40は、画像入力部22のスキャナ24およびメディアドライブ26を制御するものであってもよい。
像形成部36は、例えば、CMYKの4色のカラートナーによるカラーのトナー像を形成してカットシート体(記録媒体)上に転写するものであり、露光部50と、像担持体ロール52と、帯電ロール54と、クリーナ56と、現像ユニット58と、中間転写部62と、2次転写ロール64とを有する。
露光部50は、光源50aと、走査手段50bとを有し、さらにコリメータレンズ(図示せず)、およびfθレンズ(図示せず)等を有するものである。
光源50aは、半導体レーザ、またはLEDなどが用いられる。この光源50aは、レーザ光変調部40aにより、画像データに基づいて直接変調される。なお、露光部50は、光源50aからの射出光をAOMなどの光学変調器により変調するものであってもよい。
走査手段50bは、光源50aから出射された光ビームを像担持体ロール52上を走査するものである。この走査手段50bには、例えば、ポリゴンミラーが用いられる。
像担持体ロール52は、その表面に静電潜像が形成されるものであり、電子写真感光体によって構成される。この像担持体ロール52は、一方向(r方向)に回転可能に支持されている。
また、像担持体ロール52の表面に接触して帯電ロール54が設けられている。この帯電ロール54は、像担持体ロール52の表面を一様に帯電させるものである。また、像担持体ロール52における帯電ロール54よりも上流側(r方向の反対側)にクリーナ56が設けられている。このクリーナ56は、像担持体ロール52の表面に残留した残留トナーを除去するものである。
r方向に回転する像担持体ロール52は、帯電ロール54によって、その表面が一様に帯電される。この一様帯電された像担持体ロール52の表面は、露光部50によって、画像入力装置からのY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック、墨)の各色分解画像の1つの出力画像データに基づいて変調されたレーザ光により走査露光される。これにより、像担持体ロール52の表面に所定の表面電位からなるY、M、C、Kの1つの画像の静電潜像が形成される。
また、像担持体ロール52の表面に所定の微小間隔を設けて現像ユニット58が配置されている。この現像ユニット58は、帯電ローラ54よりも(r方向の)下流側に設けられている。
現像ユニット58は、その内部に90°間隔で配置されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色毎の現像装置60Y、60M、60C、60Kが設けられている。
現像装置60Y、60M、60C、60Kは、いずれも、いわゆる(二成分)磁気ブラシ現像方式のものである。現像装置60Y、60M、60C、60Kの内部には、トナーとキャリアとを含む二成分現像剤(図示せず)が収納されている。
現像ユニット58を、B方向(r方向と反対方向)に90°間隔で回動させることにより、内蔵された各現像装置60Y、60M、60C、60Kのうちのいずれか対応する色の現像装置を当該色の画像の潜像が形成された像担持体ロール52に所定の微小間隔を維持して配置させる。
所定の色の画像の潜像が形成された像担持体ロール52に近接対向した現像装置60Y、60M、60C、60Kの対応する色の現像装置から、像担持体ロール52の表面に形成された静電潜像に、磁気ブラシ効果によってトナーが静電的に付着して、像担持体ロール52の表面に対応する色のトナー像が形成される。各現像装置60Y、60M、60C、60Kに対応する各色のトナー像が形成される。すなわち、像担持体ロール52には、順次、Y、M、C、Kの各色画像の潜像が形成され、対応する各現像装置60Y、60M、60C、60Kによって、順次、Y、M、C、Kの各色のトナー像が形成される。
中間転写部62は、像担持体ロール52に順次形成されたYMCK4色の各色のトナー像が順次転写されるものであり、像担持体ロール52に中間転写部62の一部が接触している。この中間転写部62は、中間転写ベルト62aと、これらを張架する3本の張架ロール62bと、中間転写ベルト62aを像担持ロール52に接触させて、中間転写ベルト62abに転写電圧を印加するための1次転写ロール62cとを有する。この中間転写ベルト62aは、3本の張架ロール62bによって張架され、C方向に回転駆動される。
ここで、3本の張架ロール62bのうちの1本の張架ロール62bは、中間転写ベルト62aを挟み、2次転写ロール64と対向する位置に配置され、中間転写ベルト62aの所定の色のトナー像がシート体Sに適切に転写されるように、中間転写ベルト62aおよびシート体Sを密着させて挟持搬送する。
また、中間転写ベルト62aと像担持体ロール52とが接触する1次転写位置には、1次転写ロール62cが配置されている。この1次転写ロール62cは、中間転写ベルト62aに転写電圧を印加するものである。
各現像装置60Y、60M、60C、60Kによって像担持体ロール52の表面に順次形成された各色のトナー像は、1次転写ロール62cによる転写電圧によって順次中間転写ベルト62aに転写される。
次に、本実施例の画像記録部12によるカラー画像の形成方法について説明する。
先ず、露光部50によって像担持体ロール52の表面にイエロー用の静電潜像を形成する。このイエロー画像(データ)の静電潜像に、現像ユニット58のイエローの現像装置60Yからトナーを静電吸着させて、像担持体ロール52の表面にイエローのトナー像を形成する。
次に、このイエローのトナー像を、中間転写ベルト62aに転写させる。
次に、クリーナ56によって表面の残留トナーが除去された像担持体ロール52の表面に露光部50によって像担持体ロール52の表面にマゼンタ画像(データ)の静電潜像を形成する。
このとき、現像ユニット58は、予め90°回転しており、像担持体ロール52に、マゼンタの現像装置60Mが所定の微小間隔を開けて配置される。
このマゼンタ画像の静電潜像に、現像装置60Mからトナーが吸着して、像担持体ロール52の表面にマゼンタのトナー像が形成される。このマゼンタのトナー像は、中間転写ベルト62a上に、既に転写されているイエローのトナー像に重ねられて転写される。
以下、マゼンタのトナー像の形成およびマゼンタのトナー像の中間転写ベルト62aへの転写と同様にして、残るシアン(C)および黒(K)のトナー像が中間転写ベルト62a上に順次、イエローおよびマゼンタのトナー像に重ねられて転写される。
ここで、中間転写ベルト62aを移動させる張架ロール62bは、順次転写されるYMCK各色のトナー像が互いに正確に重なり合うように、制御部40により制御される。
上記の張架ロール62bのうち1つと中間転写ベルト62aを挟んで2次転写ロール64が配置されている。
この2次転写ロール64は、供給部32から搬送されてくるシート状のカットシート体に、中間転写ベルト62aに形成されたCMYKの4色のカラーのトナー像を転写させるものである。2次転写ロール64は、カラーのトナー像を構成する各色のトナーと逆極性の電荷を、カラーのトナー像に印加することにより、カラーのトナー像をカットシート体(記録媒体)に転写させる。このように、カットシート体の表面にCMYKの4色のカラーのトナー像が形成される。
前述したように、中間転写ベルト62aにカラーのトナー像を形成するにあたり、中間転写ベルト62aは、矢印C方向に4回回転され、中間転写ベルト62aが1回回転移動する度に1色ずつ中間転写ベルト62aに転写されて、CMYK4色のカラーのトナー像が形成される。
本実施例においては、カットシート体Sにカラーのカラーのトナー像を形成する場合、レジストロール49aによる2次転写ロール64へのカットシート体は、4色全てのトナー像が転写されて中間転写ベルト62aに形成されたカラーのトナー像が、最初に2次転写ロール64と対向するタイミングで搬送される。レジストロール49aは、このようなタイミングでカットシート体の搬送を行うように制御部40で制御されている。
また、2次転写ロール64の下流側には、搬送ベルト66が設けられている。この搬送ベルト66の下流には、1次定着部68が設けられている。この1次定着部68の下流側に搬送ローラ49が設けられている。
以上、説明したような手順を経て、カラーのトナー像が転写されたカットシート体は、2次転写ロール64の下流側に配置された搬送ベルト66により、1次定着部68に搬送される。この1次定着部68は、カットシート体に加熱および加圧処理を施すものであり、1対の加熱加圧ローラにより構成されている。
この1次定着部68による定着処理により、カラーのトナー像がカットシート体に定着される。ここで、この1次定着部68で実施されるカラーのトナー像の定着によって得られる画像は、写真画像などに求められる高画質には及ばないものの、カラー複写機などで得られる画像の画質と同等の画質である。
1次定着部68で定着処理が施されたカットシート体は、搬送ロール49で2次定着部38に搬送される。
2次定着部38は、1次定着部68で処理が施されてカラーのトナー像が定着されたカットシート体に、例えば、さらに、カラーのトナー像の表面を平滑化し、光沢を持たせるという表面処理を施すものである。
この2次定着部38は、カラーのトナー像が定着されたカットシート体に、加熱および加圧処理を施す加熱加圧ロール対70と、加熱加圧ロール対70の温度を検出するための温度センサ72と、循環移動する平滑な光沢面を有する2次定着ベルト74と、加熱加圧ロール対70によって加熱されたカットシート体を冷却する冷却部76とを備えている。
2次定着ベルト74は、加熱加圧ロール対70の1つのローラと、張架ロール70aとに張架されている。
本実施例においては、2次定着部38は、カラーのトナー像の表面を平滑化し、光沢を持たせるという表面処理を例に説明するが、本発明は、これに限定されるものではない。2次定着部38は、画像を見る者に対する視覚効果をねらいカラーのトナー像の表面を意図的に曇らせるマット処理を施すものであってもよい。この場合、2次定着部38における2次定着ベルト74は、カラーのトナー像の表面を意図的に曇らせるためにざらついた粗面を有するものである。
2次定着部38では、先ず、加熱加圧ロール対70によって、1次定着部68で定着されたカラーのトナー像が加熱されて溶融されるとともに、溶融されたカラーのトナー像の表面が、2次定着ベルト74の平滑な光沢面に押圧される。
次いで、カットシート体は、2次定着ベルト74の光沢面に張り付いた状態で、下流側に搬送され、さらに、この光沢面に張り付いた状態のカットシート体が、加熱加圧ロール対70の下流側に配置された冷却部76によって冷却される。これにより、カットシート体の溶融されたカラーのトナー像が凝固される。その後、カットシート体は、さらに下流に搬送され、2次定着ベルト74が張架ロール70aにより湾曲されるのに伴い、カットシート体自身の剛性によって2次定着ベルト74の光沢面から剥離する。
このようにして、画像記録部12において、カットシート体にカラー画像が形成される。
次に、図1に示すように、画像記録されたカットシート体は、搬送ローラ20により、切断部14に搬送される。
画像記録部12におけるカットシート体への画像記録としては、例えば、図3(a)に示すように、1枚のカットシートSに4つの画像記録領域Rを形成する4画面付け、および図3(b)に示すように、1枚のカットシートSに2つの画像記録領域Rを形成する2画面付けが挙げられる。また、図3(c)に示すように、図3(a)と同じ幅で、長さが約2倍ある画像領域Rを形成する2画面付けも挙げられる。
なお、画面付けは、特に限定されるものでなく、注文により、最もカットシートの無駄がなくなるように適宜決定すればよい。
図1に示すように、切断部14は、図2に示す画像記録部12により、図3(a)および(b)に示すような画像記録された記録領域Rの周囲を切断して、個々のプリントP(P0)とするものである。
この切断部14は、図1に示すように、第1のカッタ80と、第2のカッタ82と、切断屑容器86と、搬送ローラ88とを有する。
第1のカッタ80は、搬送方向Dと平行な方向(図4参照)に沿ってカットシート体Sを切断するものである。この第1のカッタ80は、2つのロータリーカッタ80a、80bを有するものである。ロータリーカッタ80a、80bは、それぞれ搬送方向Dと直交する方向Eに移動可能に設けられている。これにより、図3(a)、(b)および(c)に示すカットラインCxでカットシート体Sを切断することができる。
第2のカッタ82は、搬送方向Dと直交する方向E(図4参照)に沿ってカットシート体Sを切断するものであり、第1のカッタ80の下流側に設けられている。この第2のカッタ82は、カットシート体Sの搬送路を挟んで、固定刃84aと、可動刃84bとが対向して設けられており、可動刃84bが固定刃84aに対して、垂直方向に押し下がるように構成されている。
これにより、図3(a)(b)および(c)に示すカットラインCyでカットシート体Sを切断することができる。
図1に示すように、切断屑容器86は、第1のカッタ80および第2のカッタ82により、カットシート体Sを切断することによって生じた切り屑を回収する容器である。この切断屑容器86は、第1のカッタ80および第2のカッタ82の下方に設けられている。
搬送ローラ88は、カットシート体Sを搬送するものであり、第1のカッタ80の上流側に設けられ、また、第1のカッタ80と第2のカッタ82との間に設けられ、さらに第2のカッタ82の下流側に設けられている。
この切断部14によりプリントPが得られる。このプリントPは、搬送ローラ20により、振戻部16に搬送される。
次に、振戻部16について、図4および図5を参照して説明する。
図4は、本発明の一実施例の画像形成装置の搬送部を示す模式的平面図であり、図5は、図4に示す搬送部の模式的側面図である。
振戻部16は、切断部14で切断され、例えば、2列の複数列で搬送される第1の幅のプリントPを、単列化するものである。また、第1の幅よりも幅が広い第2の幅のプリントPを、そのまま搬送することもできるものでもある。また、幅が第1の幅で、搬送方向における長さが第1の幅のプリントPよりも約2倍長い、一般にパノラマサイズ(89mm×254mm)と言われている大きさのプリント(以下、パノラマプリントという)についても、第1の幅のプリントPと同様に単列化するものである。
図4および図5に示すように、振戻部16は、搬入ローラ対90と、振戻ローラ対92と、搬送ローラ対94と、排出ローラ対96と、移動手段110と、可動ガイド150、152と、センサ160、162、164とを有する。搬入ローラ対90と、搬送ローラ対94と、振戻ローラ対92と、排出ローラ対96とは、菱形(平行四辺形)の各頂点に位置するように配置されている。
図5に示すように、本実施例の振戻部16においては、搬入ローラ対90の水平方向に、所定の間隔をあけて搬送ローラ対94が設けられている。また、この搬送ローラ対94の垂直方向における上方に、振戻ローラ対92が設けられている。この振戻ローラ対92の水平方向に所定の間隔をあけて排出ローラ対96が設けられている。なお、本実施例においては、搬入ローラ対90および搬送ローラ対94は、同期して回転されるものである。
図5に示すように、また、搬入ローラ対90、振戻ローラ対92および排出ローラ対96により第1の搬送路αが構成される。また、搬入ローラ対90、搬送ローラ対94、および排出ローラ対96により第2の搬送路βが構成される。第1の搬送路αおよび第2の搬送路βは、プリントPの配列方向および搬送方向Dと直交する方向(垂直方向)に分岐されており、排出ローラ対96で合流している。
搬入ローラ対90と、振戻ローラ対92との配置間隔は、第1の幅のプリントを搬送できる間隔に配置されているものである。このため、パノラマプリント(長尺のシート体)は、搬入ローラ対90と、振戻ローラ対92とにまたがって搬送される。
本実施例においては、第1の幅よりも幅が広い第2の幅のプリントPは、単列化する必要がないので、常に第2の搬送路βを搬送される。これは、第1の搬送路αには、振戻ローラ対92(移動手段110(図4参照))が設けられているためであり、この振戻ローラ対92が設けられていない搬送路であれば、第1の幅よりも幅が広い第2の幅のプリントPを搬送することができる。
図4に示すように、搬入ローラ対90は、搬送列の数に応じて、独立に制御される分割ローラ100a、100b(個別搬送手段)を有するものであり、本実施例においては、最大2列で搬送されるため、2つの独立した分割ローラ100a、100bが設けられている。なお、図4においては、図示されていないが、分割ローラ100aおよび100bは、図5に示すように、それぞれ対をなす分割ローラ101aおよび101bを有するものである。以下の説明では、対をなすローラ、いわゆるローラ対であっても、説明を簡略にする場合には、駆動側の分割ローラ100a、100bのみを図示し、その説明のみを行うが、対をなす分割ローラ101a、101bが同様に設けられていることは言うまでもない。また、搬入ローラ対90は、分割ローラ100a、100bに対して分割ローラ101a、101bが接離可能なニップローラ対である。
図4に示すように、各分割ローラ100a、100bは、それぞれ、回転軸102dに所定の間隔をあけてローラ片100cが、例えば、2個設けられている。各回転軸102dは、互いの軸線を一致させて設けられている。また、各回転軸102dは、それぞれ、端部にギア104a、104bが取り付けられている。各ギア104a、104bには、それぞれ、モータ106a、106bに回転軸106cを介して取り付けられたギア108a、108bが噛合されている。
また、分割ローラ101a、101bは、分割ローラ100a、100bと同様の構成であり、その詳細な説明は省略する。これらの各分割ローラ101a、101bには、各分割ローラ101a、101bをそれぞれ独立して垂直方向に移動させる垂直移動手段(図示せず)が設けられており、各分割ローラ101a、101bを各分割ローラ100a、100bに対して接触または離間することができるこれにより、プリントPを挟持搬送するか、またはプリントPを離間した状態で素通しさせることができる。
各モータ106a、106bは、同期して回転することもでき、また、相互に独立して、さらに異なる速度でも回転することもできる。各モータ106a、106bにより、それぞれ各分割ローラ100a、100bが独立して、さらに異なる速度で回転される。よって、搬入ローラ対90により、2列搬送されたプリントPがそれぞれ、独立して搬送される。また、各分割ローラ100a、100bにより、プリントPの搬送位置が搬送方向Dにおいて前後にずらされ、プリントPを千鳥状に搬送することができる。
また、パノラマプリントを後述するように振戻ローラ対92の移動手段110により搬送方向Dと直交する方向Eに移動させる場合、パノラマプリントは、搬入ローラ対90に搬送されているため、搬入ローラ対90においては、垂直移動手段により、各分割ローラ101a、101bを各分割ローラ100a、100bから離間させる。
振戻ローラ対92は、プリントPを、搬送方向Dに搬送するとともに、搬送方向Dと直交する方向E(以下、幅方向Eともいう)に移動させるものである。この振戻ローラ対92は、搬送ローラ112と、図示しない対をなす搬送ローラと、この搬送ローラ112および対をなす搬送ローラを搬送方向Dと直交する方向E(配列方向)に移動させる移動手段110とを有する。
移動手段110は、支持軸114、第1のギア114a、第2のギア114b、搬送ローラ112が収納される移動フレーム116、モータ118、回転軸118a、ギア118bおよびベルト駆動装置122を有する。
搬送ローラ112は、例えば分割ローラであり、所定の間隔をあけてローラ片112aが、例えば2個、回転軸112bに設けられているものである。この搬送ローラ112の回転軸112bの端部にはギア112cが設けられている。なお、この搬送ローラ112の直交する方向Eにおける全長は、少なくとも略プリントP(P1、P2)の幅方向の長さ(第1の幅の長さ)を有する。
図4に示すように、本実施例の移動手段110においては、搬送方向Dと直交する方向Eに伸びる支持軸114を有する。この支持軸114に、平面視略コ字状の移動フレーム116が幅方向Eに移動可能に設けられている。この移動フレーム116は、開口部が搬送方向Dの下流側に向けられている。
また、支持軸114の端部に、第2のギア114bが設けられている。さらに、支持軸114においては、移動フレーム116に囲まれる領域に、第1のギア114aが支持軸114の軸線に対して回転可能であるとともに、幅方向Eに移動自在に設けられている。この第1のギア114aと、搬送ローラ112のギア112cとが噛合されて、移動フレーム116の開口部に搬送ローラ112およびこれと対をなす搬送ローラが配置されている。
また、第2のギア114bは、モータ118に回転軸118aを介して設けられたギア118bに噛合されている。これにより、モータ118の回転力が第1のギア114aにより搬送ローラ112に伝達されて、搬送ローラ112が回転駆動される。
また、移動フレーム116は、接続部材120を介してベルト駆動装置122が接続されている。このベルト駆動装置122は、1対のローラ122aに、ベルト122bが張架されている。このベルト122bに接続部材120が接続されている。
また、ベルト駆動装置122の一方のローラ122aは、例えば、2つのギア124a、124bを介してモータ126に接続されている。このモータ126により、移動フレーム116が支持軸114の長手方向(直交する方向E)に移動される。
振戻ローラ対92においては、搬送ローラ112により、プリントPを搬送方向Dに搬送することができるとともに、移動手段110によりプリントPを搬送方向Dと直交する方向Eに移動させることができる。
なお、本実施例の振戻ローラ対92においては、搬送ローラ112を備える移動フレーム116が移動するものとしたが、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、ギア114aを支持軸114の長手方向に長いギアとし、この長いギアを搬送ローラ112のギア112cが移動するような構成でもよい。
搬送ローラ対94は、プリントPを搬送するものであり、分割ローラ130を有するものである。この分割ローラ130は、例えば、4個のローラ片130aが、等間隔で、回転軸130bに設けられている。この回転軸130bは、両端が固定部材132に回転可能に固定されている。また、分割ローラ130は、ベルト134を介して搬入ローラ90の分割ローラ100bに接続されている。これにより、モータ106bの回転が、分割ローラ100bと、分割ローラ130とに伝達されて、分割ローラ100bと、分割ローラ130とが同期して回転される。
排出ローラ対96は、複数列、本実施例では2列で搬送されたプリントPを、単列化して後段に搬送するものである。
この排出ローラ対96は、分割ローラ140を有するものである。この分割ローラ140は、例えば、4個のローラ片140aが、等間隔で、回転軸140bに設けられている。
また、可動ガイド150は、切断部14により切断されて仕上げられたプリントPを、第1の搬送路α、および第2の搬送路βのいずれかに確実に搬入させるものである。
また、可動ガイド152は第1の搬送路αおよび第2の搬送路βのいずれかの搬送路から搬送されたプリントP1、P2を排出ローラ対96に確実に搬入させるものである。
可動ガイド150、152は、長方形状の板部材と、この板部材をプリントP1、P2の搬送方向Dに対して回動させる回動手段とを有する。この可動ガイド150、152は、センサ160、162の検出信号に応じて、回動するように制御されている。
本実施例においては、可動ガイド150は、プリントを第1の搬送路αに搬入させる場合には、傾斜し、プリントを第2の搬送路βに搬入させる場合には、略水平になる。
また、可動ガイド152は、搬送ローラ対94からのプリントを排出ローラ対96に搬入させる場合には、傾斜している。さらに、可動ガイド152は、振戻ローラ対92からのプリントを排出ローラ対96に搬入させる場合には、略水平になる。
これらの可動ガイド150、152により、プリントP1、P2が、詰まることなく、確実に搬送することができる。
なお、可動ガイド150、152は、搬送方向Dと直交する方向Eの全域に設ける必要はない。例えば、2列搬送されるプリントP1、P2の幅に応じて設ければよく、2列搬送の場合、各列のプリントP1、P2の幅をカバーできる長さを有するものを2つに分けて設けてもよい。
センサ160、162、164は、例えば、遮光によって物体の有無を検出する光センサであり、発光素子と受光素子とが対になって構成されるものであり、カットシート体Sの通過を検出できれば、その構成は、特に限定されるものではい。
本実施例においては、発光素子と受光素子とは、搬送路に垂直な方向に配置され、発光素子はカットシート体Sの非記録面側に配置される。本実施例において、センサ160、162、164としては、例えば、点滅式の赤外線センサなどを用いることができる。
次に、ソート搬送部18について説明する。
図1に示すように、ソート搬送部18は、振戻部16により、単列に搬送されるプリントPを搬送するものである。このソート搬送部18は、1対のアイドラ98aと、これらのアイドラ98aに張架されるベルト98bとを有するものである。このソート搬送部18により、例えば、フィルム1本分のプリントをまとめるソータ(図示せず)などに搬送される。
次に、振戻部16の動作について、図4〜図8、および図9(a)〜(c)を参照して説明する。
図6〜図8は、本発明の実施例の画像形成装置の搬送部によるプリントの搬送工程を工程順に示す模式的平面図である。図9(a)〜(c)は、本発明の実施例の画像形成装置の搬送部によるプリントの搬送工程を工程順に示す模式的側面図である。
図6は、図9(a)と対応し、図7は、図9(b)に対応し、図8は、図9(c)に対応している。
本実施例においては、図3(a)に示すように、4画面付けされたものについて、切断部14(図1参照)で切断し、4枚のプリント(図示せず)を得た。これらのプリントのうち、2列に搬送される2枚のプリントP1、P2を単列化することについて説明する。
本実施例において、搬入ローラ対90の分割ローラ100aに搬入されたプリントP2を、分割ローラ100bに搬入されたプリントP1側に移動させて単列化する。
本実施例においては、先ず、図4および図5に示すように、2列に並列に配置されてプリントP1、P2が搬送される。このとき、各プリントP1、P2は、同じ速度で搬送されている。
次に、モータ106a、106bの回転速度を異ならせるか、または一方を止めるかして、図6および図9(a)に示すように、分割ローラ100a、分割ローラ100bによる搬送速度を調整して、プリントP1およびプリントP2を、搬送方向Dにおける搬送位置を変えて千鳥配置にして搬送する。このとき、可動ガイド150を略水平にし、プリントP1を通過させ、プリントP1を先行させて、第2の搬送路βに搬入させる。
次に、センサ160が、プリントP1を検知すると、可動ガイド150が、回動して、プリントP2を第1の搬送路αに案内する。このように、可動ガイド150を設けることにより、確実にプリントP1、P2を第1の搬送路αまたは第2の搬送路βに案内することができる。
次に、図7および図9(b)に示すように、第2の搬送路βに搬入されたプリントP1は、搬送ローラ対94を経て、排出ローラ対96に搬送される。このとき、可動ガイド152は、排出ローラ対96に、プリントP1を搬入させる向きになっている。この可動ガイド152の向きは、センサ160と、センサ162とにおける検出により、図示しない制御部により調整されるものである。
一方、プリントP2は、振戻ローラ対92に搬送される。
次に、図8および図9()に示すように、振戻ローラ対92により搬送されつつ、搬送方向Dと直交する方向E(プリントP1側)に移動される。このとき、モータ118により分割ローラ112は回転され、モータ126により移動フレーム116が移動される。
そして、可動ガイド152が、回動しており、プリントP2は、排出ローラ対96に搬送される。
これにより、図8および図9(c)に示すように、プリントP1、P2は、一列で搬送されて、排出ローラ対96により、ソー搬送部18(図1参照)に搬送される。
本実施例の振戻部16は、プリントの幅が第1の幅を超える場合、例えば、図3(b)に示すように、記録領域Rが2画面付けされて得られた第2の幅を有するプリントP0(図10(a)参照)は、単列化する必要がなく、単列のままで搬送する。
ここで、図10(a)は、本発明の実施例の画像形成装置の搬送部によるサイズが大きいプリントの搬送方法の模式的平面図であり、(b)は、(a)の側面図である。
プリントP0を搬送する場合、可動ガイド150は、略水平になっており、プリントP0を搬入ローラ対90から、搬送ローラ対94に案内させる。
次に、搬送ローラ対94により搬送されたプリントP0は、排出ローラ対96に搬送される。このとき、可動ガイド152は、傾斜しており、第2の搬送路βからのプリントP0が搬送される。
このように、プリントP0は、第2の搬送路βを搬送されて、振戻部16からソー搬送部18に搬送される。
また、本実施例においては、パノラマプリントを搬送する場合にも単列化する。このパノラマプリントの搬送方法は、各プリントP1、P2の搬送方法と比して、振戻ローラ対92により搬送されつつ、搬送方向Dと直交する方向Eに移動させる際に、搬入ローラ対90の挟持を解除させる点、すなわち、分割ローラ101a、101bを垂直方向に移動させる点が異なり、それ以外の搬送方法は、各プリントP1、P2の搬送方法と同様であり、その詳細な説明は省略する。
本実施例においては、2列搬送されたプリントP1、P2のうち、プリントP2をその配列方向に移動させることにより単列化する。この場合、プリントP1を第2の搬送路βで搬送し、プリントP2を第1の搬送路α搬送ている。第1の搬送路αには、振戻ローラ対92が設けられており、この振戻ローラ対92により、プリントP2が搬送されつつプリントP1側に移動される。これにより、2列搬送が単列化される。
さらに、パノラマプリントであっても、プリントP1、P2と同様にして2列搬送が単列化される。
また、本実施例においては、第1の搬送路αと、第2の搬送路βとを搬送方向Dに垂直な方向に対して分岐させて配置することにより、搬送路長が長くなることが抑制されるとともに、搬送方向Dおよびプリントの配列方向と直交する垂直方向に分岐させることにより、振戻部16全体を小型化できる。
また、プリントの幅および長さに依らず、同じ排出ローラ対96によりプリントを排出することができる。このため、従来の如く、プリントサイズ毎に、排出口を設ける必要がなく、構造を簡素化できる。
さらに、本実施例においては、プリントP2をプリントP1側、すなわち、プリントP1、P2の配列方向に移動させるだけであるため、移動手段110の移動フレーム116の移動量を少なくすることができる。これにより、移動手段110の移動フレーム116の移動に伴う振動も低減することができる。
また、本実施例においては、2列に搬送されたプリントP1、P2を単列化する振戻部を例に説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、3列以上であってもよい。例えば、3列搬送を単列化する場合、第2の搬送路βを中心として、第1の搬送路αと垂直方向に対称な位置に第3の搬送路を設ける構成にすればよい。
本実施例においては、本発明のシート体搬送装置を振戻部に適用したが、本発明は、これに限定されるものではなく、排出ローラ対96から単列搬送されたプリントなどのシート体を複数列に振り分ける振分装置に適用することもできる。
本実施例のシート体搬送装置は、プリントなどのシート体に仕上げられた状態であれば、その配置場所は、特に限定されるものではない。
また、本実施例においては、搬送ローラなどの各種ローラ、および各種ロールは、それぞれ、例えば、ゴムローラ、およびゴムロールを用いることができる。
さらに、本実施例においては、ロール紙、およびカットシート体には、例えば、一般的に、電子写真方式のプリンタに利用されるペーパーを用いることができる。
本発明は、基本的に以上のようなものである。以上、本発明のシート体搬送装置について詳細に説明したが、本発明は上記実施例に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良または変更をしてもよいのはもちろんである。
例えば、本実施例においては、画像記録部がカットシート体に画像を形成する電子写真式プリンタであったが、本発明は、これに限定されるものではなく、画像記録部がデジタルフォトプリンタなどの銀塩写真プリンタ、インクジェット記録方式プリンタまたはサーマル記録方式プリンタなどであってもよいことは言うまでもない。また、本発明においては、画像記録方式によらず、長尺状の記録媒体(ペーパー)に画像を記録した後、カッタで切断するものに適用できる。
本発明の一実施例に係るシート体搬送装置が設けられた画像形成装置を示す模式図である。 本実施例の画像記録部を示す模式図である。 (a)は、本実施例の画像記録部による画像記録のうち、4画面付けを示す模式図であり、(b)は、本実施例の画像記録部による画像記録のうち、第1の2画面付けを示す模式図であり、(c)は、本実施例の画像記録部による画像記録のうち、第2の2画面付けを示す模式図である。 本発明の一実施例の画像形成装置の搬送部を示す模式的平面図である。 図4に示す搬送部の模式的側面図である。 本発明の実施例の画像形成装置の搬送部によるプリントの搬送工程を工程順に示す模式的平面図である。 本発明の実施例の画像形成装置の搬送部によるプリントの搬送工程を工程順に示すものであって、図6の次の工程を示す模式的平面図である。 本発明の実施例の画像形成装置の搬送部によるプリントの搬送工程を工程順に示すものであって、図7の次の工程を示す模式的平面図である。 (a)〜(c)は、本発明の実施例の画像形成装置の搬送部によるプリントの搬送工程を工程順に示す模式的側面図である。 (a)は、本発明の実施例の画像形成装置の搬送部によるサイズが大きいプリントの搬送方法の模式的平面図であり、(b)は、(a)の側面図である。
符号の説明
10 画像形成装置
12 画像記録部
14 切断部
16 振戻部
18 ソート搬送部
20 搬送ローラ
22 画像入力部
28 操作手段
30 画像記録部本体
32 供給部
34 裏印字部
36 像形成部
38 2次定着部
40 制御部
50 露光部
52 像担持体ロール
54 帯電ロール
56 クリーナ
58 現像ユニット
60Y、60M、60C、60K 現像装置
62 中間転写部
64 2次転写ロール
70 加熱加圧ロール対
80 第1のカッタ
82 第2のカッタ
90 搬入ローラ対
92 振戻ローラ対
94 搬送ローラ対
96 排出ローラ対
100a、100b 分割ローラ
110 移動手段
150、152 可動ガイド
160、162、164 センサ
α 第1の搬送路
β 第2の搬送路
A ロール紙
P プリント
S カットシート体

Claims (7)

  1. 複数列に搬送された第1の幅のシート体を前記シート体の配列方向に移動させて単列に搬送するシート体搬送装置であって、
    前記シート体の配列方向および搬送方向と直交する方向に分岐する複数の搬送路中にそれぞれ設けられ、前記複数の搬送路に沿ってそれぞれ前記シート体を搬送する複数の搬送手段と、
    前記搬送路のうちの1つの搬送路を除く残りの1つまたは複数の搬送路に配置され、前記シート体を前記配列方向に移動させる1つまたは複数の移動手段とを有し、
    前記複数の搬送手段は、前記シート体を挟持して搬送する第1及び第2の搬送ローラ対を有し、
    前記移動手段は、前記シート体を挟持して搬送する前記第1の搬送ローラ対を前記シート体の配列方向に移動させるものであり、
    前記移動手段により移動される前記第1の搬送ローラ対の搬送方向の上流側に配置された前記第2の搬送ローラ対は、ローラが接離可能に設けられており、
    前記シート体の前記搬送方向における長さが、前記第1及び第2の搬送ローラ対の配置間隔よりも長い長尺のシート体を前記移動手段により配列方向に移動させる場合、前記第2の搬送ローラ対のローラを離間し、前記長尺のシート体の挟持を解除し、
    前記複数の搬送路は、それぞれの搬送路に設けられる前記第1の搬送ローラ対の各々よりも前記シート体の搬送方向の下流側で前記直交する方向に合流され、
    さらに、前記複数の搬送路が合流する下流側に前記シート体を搬送する排出手段が設けられ、
    前記1つまたは複数の移動手段は、それぞれの搬送路に設けられた前記第1の搬送ローラ対によって搬送される前記シート体を、前記1つの搬送路の搬送列に移動させて前記シート体の搬送順序に単列化し、
    前記排出手段は、単列化された後の前記シート体を排出することを特徴とするシート体搬送装置。
  2. 前記移動手段が設けられていない前記1つの搬送路は、前記第1の幅よりも広い第2の幅のシート体を単列で搬送することができる請求項1に記載のシート体搬送装置。
  3. さらに、前記複数の搬送路に分岐する分岐位置の搬送方向の下流側に、前記各搬送路に前記シート体を案内する第1のガイド部が設けられている請求項1または2に記載のシート体搬送装置。
  4. さらに、前記排出手段の搬送方向の上流側に、前記排出手段に前記シート体を案内する第2のガイド部が設けられている請求項1〜3のいずれか1項に記載のシート体搬送装置。
  5. 前記移動手段は、前記シート体を挟持して搬送している状態の前記第1の搬送ローラ対を、前記シート体の配列方向に移動させる請求項1〜4のいずれか1項に記載のシート体搬送装置。
  6. 前記第2搬送ローラ対は、前記複数列の前記第1の幅のシート体を個々に独立して搬送可能な複数の個別搬送手段から構成される請求項1〜のいずれか1項に記載のシート体搬送装置。
  7. 前記複数の個別搬送手段は、前記複数列の前記第1の幅のシート体をそれぞれ独立して挟持搬送する複数の搬送ローラ対であり、これらの複数の搬送ローラ対は、互いに独立して回転駆動され、前記複数列の前記第1の幅のシート体を各々の搬送位置を前後にずらすことができる請求項に記載のシート体搬送装置。
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