JP2006088453A - 切断処理装置および切断方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録媒体の切断時間が短いとともに、切り屑を確実に下方に落下させることができる切断処理装置および切断方法を提供する。
【解決手段】本発明の切断処理装置は、余白を設けて画像が記録された記録媒体を、前記記録媒体が搬送される搬送方向に垂直な方向に鋏むカッタと、カッタと所定の間隔をあけて配置されており、記録媒体を前記カッタに搬送する搬送手段と、カッタの動作および搬送手段を制御する制御手段とを有し、制御手段は、搬送方向に対する記録媒体の後端側の余白を前記カッタで鋏む場合に、記録媒体の余白の少なくとも一部が前記搬送手段で搬送されているとき、カッタを記録媒体を鋏んだ状態に維持させるとともに、搬送手段により記録媒体をカッタに向けて搬送させる。
【選択図】図6

Description

本発明は、電子写真記録方式、銀塩写真方式、インクジェット記録方式、またはサーマル記録方式などにより画像が記録された記録媒体を仕上がりプリントとするために、記録媒体の搬送方向と直交する方向で、記録媒体を切断するカッタに関する。
従来、一様帯電させた電子写真感光体を、連続調画像を示す画像信号に基づいて変調した光で露光して静電潜像を形成し、この静電潜像をトナー現像してトナー像を得、次に、このトナー像を受像シートに転写して写真プリント(以下、仕上がりプリントともいう)を得る電子写真記録方式が知られている。
このような電子写真記録方式による写真プリントの作成方法においては、3色または4色のトナー像を受像シート(記録媒体)上に重ねることにより、カラーの写真プリントを作成することできる。
上述の如く、写真プリントを作成する場合、1台の装置で何種類ものサイズの写真プリントを作製できることが望まれている。
このため、電子写真記録方式においては、各種プリントサイズよりも大きな定型サイズの受像シートを使用し、受像シートにプリントサイズに応じたレイアウトで複数画像のトナー像を同時に転写し、その後、受像シートを各画像毎に切断して、所定の大きさの写真プリントを得ている。
このように、写真プリンタを得るためには、定型サイズの受像シートを切断する必要がある。従来、定型サイズの受像シートを切断するカッタとしては、サーキュラーカッタまたはギロチン式のカッタが用いられている。これらのカッタ以外にも、種々のカッタが提案されている(特許文献1〜特許文献3等参照)。
特許文献1には、記録紙の搬送路に、前後端余白カッタと紙押え機構とを設けたカッタ付きプリンタが開示されている。このカッタ付きプリンタにおいては、カッタが固定刃と円板刃とから構成されている。また、紙押え機構は、ガイド板と紙押え板と駆動用モータとから構成されている。さらに、ガイド板と紙押え板とを取付軸により回転変位可能に取り付けると共に、連動機構で連動させている。
この従来のカッタ付きプリンタにおいては、記録紙の余白を切断するときに、先ず、紙押え板を上方に回転させ、固定刃との間で記録紙を挟持して固定する。次に、円板刃を、回転させつつ記録紙の幅方向に移動させて記録紙を切断する。この記録紙の切断後は、ガイド板及び紙押え板を下方に回転させ切断処理位置にし、切断屑を落下させる。このように、余白の切断時には、記録紙が押えられ、斜めに切断されることがない。なお、プリント時には、ガイド板の下方の解除位置に紙押え板を位置させている。
また、特許文献2には、固定刃にシートを沿わせた状態で、固定刃に沿って移動刃ヘッドを移動させ、シートを切断するサーキュラーカッタを有するシート用カッタ装置が開示されている。このシート用カッタ装置は、固定刃のシートとの当接面に設けられ、移動刃ヘッドによるシートの切断動作時に、シートに押され、当接面側へ倒れて切断が進行するのに伴なって弾性復帰して切断されているシートを押しのける弾性離間操作部材が設けられている。さらに、サーキュラーカッタには、所定の支点を中心にして揺動可能な排除操作部材が設けられている。この排除操作部材は、移動カッタの移動に追従して動くものであり、シートの切断時に、排除操作部材によりシート屑が下方に押し込まれて強制的に排除される。
このような構成により、特許文献2においては、固定刃に沿って移動刃ヘッドを移動させながらシートを切断した際に生じるシートの切り落とした部分を、移動刃ヘッドの移動動作を妨げないように固定刃から引き離すことにより、動作不良を起こさないようにできるともに、排除操作部材により、シート屑の上から下に向けて押し下げているので、固定刃の上に乗っかり、動作不良の原因となることを防止できる。
また、特許文献3には、サーキュラーカッタでシートを切断処理するとき発生する複数のシート屑の形状を、これらのシート屑が相互に隙間無く積み重なることを妨げる程度にカールしない大きさを持つ形状に設定し、複数のシート屑の形状を、最も多量に発生するシート屑の形状における搬送方向の長さの2倍以下に設定し、全て大きさが一致する傾向をもつシート片として切断するシートの切断処理装置が開示されている。これにより、シート屑が、順次隙間無く積み重なって満杯になるまで推積され、収納され、屑箱の収納能力を最大限に活用することができる。
特開2001−105677号公報 特開2004−202664号公報 特開2004−202986号公報
また、特許文献1のカッタ付きプリンタにおいては、記録紙の余白を切断するときに、紙押え板を上方に回転させ、固定刃との間で記録紙を挟持して固定した後、回転刃を幅方向に移動させる。このため、記録紙の切断に時間がかかるという問題点がある。これにより、この特許文献1のカッタ付きプリンタにおいては、単位時間当たりのプリント処理枚数を多くし、処理能力を向上させることができない。
また、特許文献2のシート用カッタ装置においては、シートの切断にサーキュラーカッタを用い、切断時には、排除操作部材が所定の支点を中心にして揺動して、シート屑を強制的に排除している。このため、シートをカットする際には、必ず移動刃ヘッドが1往復しなければならず、シートの切断に時間がかかるという問題点がある。これにより、特許文献2のシート用カッタ装置においても、画像形成装置に適用した場合に、単位時間当たりのプリント処理枚数を多くし、処理能力を向上させることができない。
さらに、特許文献3のシートの切断処理装置においては、シート屑の搬送方向における長さを、最も多く発生するシート屑の搬送方向における長さの2倍以下の長さで切断する。このため、切断領域の搬送方向における長さが長い場合でも、細かく切断する必要があり、切断回数が増え、シートの切断に時間がかかるという問題点がある。これにより、特許文献3のシートの切断処理装置においても、画像形成装置に適用した場合に、単位時間当たりのプリント処理枚数を多くし、処理能力を向上させることができない。
本発明の目的は、前記従来技術に基づく問題点を解消し、記録媒体の切断時間が短いとともに、切り屑を確実に下方に落下させることができる切断処理装置および切断方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の第1の態様は、余白を設けて画像が記録された記録媒体を、前記記録媒体が搬送される搬送方向と垂直な方向に鋏むカッタと、前記カッタと、所定の間隔をあけて配置されており、前記記録媒体を前記カッタに搬送する搬送手段と、前記カッタの動作および前記搬送手段を制御する制御手段とを有し、前記制御手段は、前記搬送方向に対する前記記録媒体の後端側の余白を前記カッタで鋏む場合に、前記記録媒体の余白の少なくとも一部が前記搬送手段で搬送されているとき、前記カッタを前記記録媒体を鋏んだ状態に維持させるとともに、前記搬送手段により前記記録媒体を前記カッタに向けて搬送させることを特徴とする切断処理装置を提供するものである。
本発明においては、前記カッタは、前記直交する方向に延びる矩形状の刃基体と、前記刃基体の前記搬送方向における両縁部にそれぞれ設けられた刃部とを備える固定刃と、前記固定刃の各刃部について、それぞれ前記搬送方向に垂直な方向に離間して設けられ、前記直交する方向に延びる第1の可動刃および第2の可動刃とを備え、前記第1の可動刃および第2の可動刃は、相互に独立して前記固定刃の各刃部とともに前記記録媒体を鋏むものであり、前記搬送手段は、前記搬送方向と直交する方向に延びる搬送ローラ対であることが好ましい。
また、本発明においては、前記カッタは、前記記録媒体が搬送される搬送方向と直交する方向に延びる固定刃と、前記固定刃と対をなし、前記固定刃と前記搬送方向の垂直方向に離間して設けられ、前記記録媒体が搬送される搬送方向と直交する方向に延びる可動刃と、前記記録媒体の切断により生じる切り屑の飛散を防止する飛散防止カバーとを有し、前記可動刃は、前記固定刃に対して、接離可能であり、前記搬送手段は、前記搬送方向と直交する方向に延びる搬送ローラ対であることが好ましい。
さらに、本発明においては、前記画像が記録された記録媒体は、前記搬送方向の先端側における余白の搬送方向における長さが、後端側の余白の搬送方向における長さに比して短いことが好ましい。
さらにまた、本発明においては、前記カッタは、刃先角が30°〜60°であることが好ましい。
また、本発明の第2の態様は、余白を設けて画像が記録された記録媒体を、前記記録媒体が搬送される搬送方向と直交する方向に鋏む切断処理方法であって、前記記録媒体を鋏むカッタと、所定の間隔をあけて前記搬送手段が設けられており、前記搬送方向に対する前記記録媒体の後端側の余白を前記カッタで鋏む場合に、前記記録媒体の余白の少なくとも一部が前記搬送手段で搬送されているとき、前記カッタを前記記録媒体を鋏んだ状態に維持させるとともに、前記搬送手段により前記記録媒体を前記カッタに向けて搬送させることを特徴とする切断方法を提供するものである。
本発明の切断処置装置によれば、搬送方向に対する記録媒体の後端側の余白を前記カッタで鋏む場合に、記録媒体の余白の少なくとも一部が搬送手段で搬送されているとき、制御手段により、記録媒体を鋏んだ状態にカッタを維持させるとともに、搬送手段により記録媒体をカッタに向けて搬送させることにより、余白の搬送方向における長さが長い場合であっても、切断した余白をカッタに向けて搬送手段により押し込むことができる。これにより、切断した余白を切り屑として、下方に確実に落とすことができる。さらには、切断した余白をカッタに搬送手段により押し込むため、切り屑が飛散することを抑制することができる。
また、本発明のカッタは、記録媒体を鋏むものであるため、記録媒体を切断するのに時間がかからず、記録媒体を短時間で切断することができる。これにより、本発明の切断処置装置を、例えば、電子写真方式のプリンタなどに適用した場合であっても、高い生産性を実現することができる。
また、本発明の切断方法によれば、搬送方向に対する記録媒体の後端側の余白をカッタで鋏む場合に、記録媒体の余白の少なくとも一部が搬送手段で搬送されているとき、カッタを記録媒体を鋏んだ状態に維持させるとともに、搬送手段により記録媒体をカッタに向けて搬送させることにより、余白の搬送方向における長さが長い場合であっても、切断した余白をカッタに搬送手段により押し込むことができる。これにより、切断した余白を切り屑として、下方に確実に落とすことができる。さらには、切断した余白をカッタに向けて搬送手段により押し込むため、切り屑が飛散することを抑制することができる。
以下に、添付の図面に示す好適実施例に基づいて、本発明の切断処理装置および切断方法を詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施例に係る切断処理装置が設けられた画像形成装置を示す模式図である。
図1に示すように、画像形成装置10は、画像記録部12と、切断部14と、振戻部16と、ソート搬送部18と、搬送ローラ20とを有する。
画像記録部12は、切断部14に接続されている。また、この切断部14は、振戻部16に接続されている。この振戻部16は、ソート搬送部18に接続されている。
図2は、本実施例の画像記録部を示す模式図である。
図2に示すように、画像記録部12は、画像入力部22と、操作手段28と、画像記録部本体30とを有し、画像入力部22は、画像記録部本体30の制御部40に接続されている。
画像入力部22は、スキャナ24と、メディアドライブ(画像データ読取/書込装置)26と、画像処理部(図示せず)とを有する。
スキャナ24は、写真フィルムに撮影された画像の投影光をCCDセンサ等のイメージセンサで光電的に読み取り、フィルムの画像データ(画像データ信号)を得るものである。
メディアドライブ26は、デジタルカメラ等により撮影されて、小型記録媒体に記録された被写体の画像データの読み取り、および書込みができるものである。
また、メディアドライブ26では、様々な形式で画像データが書き込まれた各種のメディア(画像データ記録媒体)から画像データを読み取り画像記録部本体30に送るとともに、画像記録部本体30において所定の画像処理が施された記録用画像データを各種のメディアドライブに書き込む。メディアドライブ26は、画像記録部本体30に接続され、入力機および出力機としての機能を有する。なお、このメディアドライブ26は、携帯電話、またはPDA(Personal Digital Assistance)などの携帯端末に記憶された画像データも読み取り、および書込みができるものでもある。
画像処理部は、スキャナ24またはメディアドライブ26により読み取られた画像データに、色補正またはホワイトバランスについて補正処理、さらには必要に応じて、シャープネス、赤目修正などの各種の画像処理をするものである。
この画像入力部22は、補正処理または画像処理が施された画像データを出力画像データとして、画像記録部本体30に出力する。
画像記録部本体30は、例えば、シート状または帯状の長尺の記録媒体(ペーパー)上に、複数色、例えば、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック、墨)(以下、まとめて単にYMCKまたはCMYKともいう)の4色のカラートナーを用いて複数色のトナー像を転写して定着することにより、記録媒体上に複数色の定着トナー像からなるカラー画像を形成する電子写真方式のプリンタである。
画像記録部本体30は、供給部32と、裏印字部34と、像形成部36と、2次定着部38と、制御部40と、搬送手段(搬送ローラ49、およびレジストロール49a)とを有する。
次に、図2に示す画像記録部本体30の供給部32について説明する。この供給部32は、像形成部36にシート状のカットシート体S(ペーパー)を供給するものである。
供給部32は、記録面を外側にしてロール状に巻き回された長尺なロール紙Aが筐体に収納されたマガジン42a、42bおよび多数のシート状のカットシート体Sが収納されたシートカセット48が装填される部位である。
マガジン42a、42bには、通常、ロール紙Aのサイズ(幅)、シルクおよびマット等の種類、ならびに仕様(厚さ)等、互いに種類の異なるロール紙Aが収納される。本実施例では、マガジン42a、42bを2個設けているが、本発明においては、マガジンの数は、特に限定されるものではない。本発明においては、マガジンは、1個でもよく、また、3個以上であってもよい。
マガジン42a、42bの出口から所定の長さ離間した位置には、内部に収納されたロール紙Aを引き出して搬送するための引出ローラ対44a、44bが設けられている。
また、マガジン42a、42bの出口から所定の長さ離間した位置で、かつ引出ローラ対44a、44bの下流側にカッタ46a、46bが設けられている。引出ローラ対44a、44bにより引き出されたロール紙Aは、所定の長さに切断されてカットシート体となる。
なお、引出ローラ対44a、44bは、カッタ46a、46bで所定の長さのカットシート体とするためにプリント長さに応じてロール紙Aを所定の長さだけ引き出した後、引き出しを停止する。
カッタ46a、46bは、画像記録部本体30の制御部40から送られてきた制御信号に基づいて、各マガジン42a、42bから引き出されたロール紙Aを裁断するものである。このカッタ46a、46bにより所定長さにカットされたカットシート体Sは、さらに搬送される。
各マガジン42a、42bから引き出されたロール紙Aから切り出され、シート状のカットシート体は、画像記録部本体30内の各所に配置された複数の搬送ロール49によって構成された搬送経路上を搬送される。
また、シートカセット48には、多数のシート状のカットシート体Sが収納される。
なお、本発明においては、シートカセットの数は、特に限定されるものではない。本発明においては、シートカセットは、1個でもよく、また、例えば、サイズまたは種類が互いに異なるカットシート体が収納されるシートカセットを複数個有するものであってもよい。
シートカセット48のカットシート体Sの体取出口近傍に、搬送ロール49が設けられている。カットシート体Sは、搬送ロール49によって搬送経路における下流側に、搬送される。
図示例においては、供給部32は、2個のマガジン42a,42bおよび1個のシートカセット48を備えているが、本発明は、これに限定されず、マガジン42a,42bのみであってもよいし、シートカセットのみであってもよい。これらの場合においても、マガジンの個数またはシートカセットの個数は、特に限定されるものではない。
裏印字部34は、供給部32の搬送方向の下流側に設けられている。この裏印字部34は、各種プリント情報を印字するものである。
この裏印字部34は、カットシート体の非記録面(裏面)に写真の撮影日、記録日、コマ番号、フィルムID番号(符号)、撮影に使用したカメラのID番号、プリンタのID番号等の各種情報、およびオペレータによって設定された画像形成における各種設定パラメータなどのいわゆるバックプリントを制御部40からの制御信号に基づいて、記録(裏印字)するものである。
カットシート体は、ローラおよびローラ対によって上方に搬送されながら、その非記録面に裏印字部34によってバックプリントが記録される。裏印字部34としては、インクジェットヘッド、ドットインパクトプリントヘッドまたは熱転写プリントヘッド等公知のプリントヘッドが用いられる。
裏印字部34の下流側には、レジストロール49aが設けられている。裏印字部34による裏面への印字が終了したカットシート体は、裏印字部34の下流側に配置されたレジストロール49aによって、後述するように、像形成部36の2次転写ロール64まで、タイミングを合わせて搬送され、搬送されてきたカットシート体に、中間転写ベルト62aに既に形成されているカラーのトナー像が、2次転写ロール64およびこれに対向して中間転写ベルト62aおよびカットシート体とを密着させて挟持する張架ロール62bによって転写される。
制御部40は、レーザ光変調部40aを有するものであり、画像入力部22および操作手段28に接続されている。
この制御部40は、画像入力部22から入力された画像データに基づいて、後述する光源50aから出射されるレーザ光を変調するものである。また、この制御部40は、以下に説明する画像記録部本体30の各構成要素の動作制御も行う。
なお、制御部40は、オペレータにより操作手段28が操作された場合、その操作内容に応じて画像記録部本体30に各種の設定または表示を行わせる。なお、制御部40は、画像入力部22のスキャナ24およびメディアドライブ26を制御するものであってもよい。
像形成部36は、例えば、CMYKの4色のカラートナーによるカラーのトナー像を形成してカットシート体(記録媒体)上に転写するものであり、露光部50と、像担持体ロール52と、帯電ロール54と、クリーナ56と、現像ユニット58と、中間転写部62と、2次転写ロール64とを有する。
露光部50は、光源50aと、走査手段50bとを有し、さらにコリメータレンズ(図示せず)、およびfθレンズ(図示せず)等を有するものである。
光源50aは、半導体レーザ、またはLEDなどが用いられる。この光源50aは、レーザ光変調部40aにより、画像データに基づいて直接変調される。なお、露光部50は、光源50aからの射出光をAOMなどの光学変調器により変調するものであってもよい。
走査手段50bは、光源50aから出射された光ビームを像担持体ロール52上を走査するものである。この走査手段50bには、例えば、ポリゴンミラーが用いられる。
像担持体ロール52は、その表面に静電潜像が形成されるものであり、電子写真感光体によって構成される。この像担持体ロール52は、一方向(r方向)に回転可能に支持されている。
また、像担持体ロール52の表面に接触して帯電ロール54が設けられている。この帯電ロール54は、像担持体ロール52の表面を一様に帯電させるものである。また、像担持体ロール52における帯電ロール54よりも上流側(r方向の反対側)にクリーナ56が設けられている。このクリーナ56は、像担持体ロール52の表面に残留した残留トナーを除去するものである。
r方向に回転する像担持体ロール52は、帯電ロール54によって、その表面が一様に帯電される。この一様帯電された像担持体ロール52の表面は、露光部50によって、画像入力装置からのY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック、墨)の各色分解画像の1つの出力画像データに基づいて変調されたレーザ光により走査露光される。これにより、像担持体ロール52の表面に所定の表面電位からなるY、M、C、Kの1つの画像の静電潜像が形成される。
また、像担持体ロール52の表面に所定の微小間隔を設けて現像ユニット58が配置されている。この現像ユニット58は、帯電ローラ54よりも(r方向の)下流側に設けられている。
現像ユニット58は、その内部に90°間隔で配置されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色毎の現像装置60Y、60M、60C、60Kが設けられている。
現像装置60Y、60M、60C、60Kは、いずれも、いわゆる(二成分)磁気ブラシ現像方式のものである。現像装置60Y、60M、60C、60Kの内部には、トナーとキャリアとを含む二成分現像剤(図示せず)が収納されている。
現像ユニット58を、B方向(r方向と反対方向)に90°間隔で回動させることにより、内蔵された各現像装置60Y、60M、60C、60Kのうちのいずれか対応する色の現像装置を当該色の画像の潜像が形成された像担持体ロール52に所定の微小間隔を維持して配置させる。
所定の色の画像の潜像が形成された像担持体ロール52に近接対向した現像装置60Y、60M、60C、60Kの対応する色の現像装置から、像担持体ロール52の表面に形成された静電潜像に、磁気ブラシ効果によってトナーが静電的に付着して、像担持体ロール52の表面に対応する色のトナー像が形成される。各現像装置60Y、60M、60C、60Kに対応する各色のトナー像が形成される。すなわち、像担持体ロール52には、順次、Y、M、C、Kの各色画像の潜像が形成され、対応する各現像装置60Y、60M、60C、60Kによって、順次、Y、M、C、Kの各色のトナー像が形成される。
中間転写部62は、像担持体ロール52に順次形成されたYMCK4色の各色のトナー像が順次転写されるものであり、像担持体ロール52に中間転写部62の一部が接触している。この中間転写部62は、中間転写ベルト62aと、これらを張架する3本の張架ロール62bと、中間転写ベルト62aを像担持ロール52に接触させて、中間転写ベルト62abに転写電圧を印加するための1次転写ロール62cとを有する。この中間転写ベルト62aは、3本の張架ロール62bによって張架され、C方向に回転駆動される。
ここで、3本の張架ロール62bのうちの1本の張架ロール62bは、中間転写ベルト62aを挟み、2次転写ロール64と対向する位置に配置され、中間転写ベルト62aの所定の色のトナー像がシート体Sに適切に転写されるように、中間転写ベルト62aおよびシート体Sを密着させて挟持搬送する。
また、中間転写ベルト62aと像担持体ロール52とが接触する1次転写位置には、1次転写ロール62cが配置されている。この1次転写ロール62cは、中間転写ベルト62aに転写電圧を印加するものである。
各現像装置60Y、60M、60C、60Kによって像担持体ロール52の表面に順次形成された各色のトナー像は、1次転写ロール62cによる転写電圧によって順次中間転写ベルト62aに転写される。
次に、本実施例の画像記録部12によるカラー画像の形成方法について説明する。
先ず、露光部50によって像担持体ロール52の表面にイエロー用の静電潜像を形成する。このイエロー画像(データ)の静電潜像に、現像ユニット58のイエローの現像装置60Yからトナーを静電吸着させて、像担持体ロール52の表面にイエローのトナー像を形成する。
次に、このイエローのトナー像を、中間転写ベルト62aに転写させる。
次に、クリーナ56によって表面の残留トナーが除去された像担持体ロール52の表面に露光部50によって像担持体ロール52の表面にマゼンタ画像(データ)の静電潜像を形成する。
このとき、現像ユニット58は、予め90°回転しており、像担持体ロール52に、マゼンタの現像装置60Mが所定の微小間隔を開けて配置される。
このマゼンタ画像の静電潜像に、現像装置60Mからトナーが吸着して、像担持体ロール52の表面にマゼンタのトナー像が形成される。このマゼンタのトナー像は、中間転写ベルト62a上に、既に転写されているイエローのトナー像に重ねられて転写される。
以下、マゼンタのトナー像の形成およびマゼンタのトナー像の中間転写ベルト62aへの転写と同様にして、残るシアン(C)および黒(K)のトナー像が中間転写ベルト62a上に順次、イエローおよびマゼンタのトナー像に重ねられて転写される。
ここで、中間転写ベルト62aを移動させる張架ロール62bは、順次転写されるYMCK各色のトナー像が互いに正確に重なり合うように、制御部40により制御される。
上記の張架ロール62bのうち1つと中間転写ベルト62aを挟んで2次転写ロール64が配置されている。
この2次転写ロール64は、供給部32から搬送されてくるシート状のカットシート体に、中間転写ベルト62aに形成されたCMYKの4色のカラーのトナー像を転写させるものである。2次転写ロール64は、カラーのトナー像を構成する各色のトナーと逆極性の電荷を、カラーのトナー像に印加することにより、カラーのトナー像をカットシート体(記録媒体)に転写させる。このように、カットシート体の表面にCMYKの4色のカラーのトナー像が形成される。
前述したように、中間転写ベルト62aにカラーのトナー像を形成するにあたり、中間転写ベルト62aは、矢印C方向に4回回転され、中間転写ベルト62aが1回回転移動する度に1色ずつ中間転写ベルト62aに転写されて、CMYK4色のカラーのトナー像が形成される。
本実施例においては、カットシート体Sにカラーのカラーのトナー像を形成する場合、レジストロール49aによる2次転写ロール64へのカットシート体は、4色全てのトナー像が転写されて中間転写ベルト62aに形成されたカラーのトナー像が、最初に2次転写ロール64と対向するタイミングで搬送される。レジストロール49aは、このようなタイミングでカットシート体の搬送を行うように制御部40で制御されている。
また、2次転写ロール64の下流側には、搬送ベルト66が設けられている。この搬送ベルト66の下流には、1次定着部68が設けられている。この1次定着部68の下流側に搬送ローラ49が設けられている。
以上、説明したような手順を経て、カラーのトナー像が転写されたカットシート体は、2次転写ロール64の下流側に配置された搬送ベルト66により、1次定着部68に搬送される。この1次定着部68は、カットシート体に加熱および加圧処理を施すものであり、1対の加熱加圧ローラにより構成されている。
この1次定着部68による定着処理により、カラーのトナー像がカットシート体に定着される。ここで、この1次定着部68で実施されるカラーのトナー像の定着によって得られる画像は、写真画像などに求められる高画質には及ばないものの、カラー複写機などで得られる画像の画質と同等の画質である。
1次定着部68で定着処理が施されたカットシート体は、搬送ロール49で2次定着部38に搬送される。
2次定着部38は、1次定着部68で処理が施されてカラーのトナー像が定着されたカットシート体に、例えば、さらに、カラーのトナー像の表面を平滑化し、光沢を持たせるという表面処理を施すものである。
この2次定着部38は、カラーのトナー像が定着されたカットシート体に、加熱および加圧処理を施す加熱加圧ロール対70と、加熱加圧ロール対70の温度を検出するための温度センサ72と、循環移動する平滑な光沢面を有する2次定着ベルト74と、加熱加圧ロール対70によって加熱されたカットシート体を冷却する冷却部76とを備えている。
2次定着ベルト74は、加熱加圧ロール対70の1つのローラと、張架ロール70aとに張架されている。
本実施例においては、2次定着部38は、カラーのトナー像の表面を平滑化し、光沢を持たせるという表面処理を例に説明するが、本発明は、これに限定されるものではない。2次定着部38は、画像を見る者に対する視覚効果をねらいカラーのトナー像の表面を意図的に曇らせるマット処理を施すものであってもよい。この場合、2次定着部38における2次定着ベルト74は、カラーのトナー像の表面を意図的に曇らせるためにざらついた粗面を有するものである。
2次定着部38では、先ず、加熱加圧ロール対70によって、1次定着部68で定着されたカラーのトナー像が加熱されて溶融されるとともに、溶融されたカラーのトナー像の表面が、2次定着ベルト74の平滑な光沢面に押圧される。
次いで、カットシート体は、2次定着ベルト74の光沢面に張り付いた状態で、下流側に搬送され、さらに、この光沢面に張り付いた状態のカットシート体が、加熱加圧ロール対70の下流側に配置された冷却部76によって冷却される。これにより、カットシート体の溶融されたカラーのトナー像が凝固される。その後、カットシート体は、さらに下流に搬送され、2次定着ベルト74が張架ロール70aにより湾曲されるのに伴い、カットシート体自身の剛性によって2次定着ベルト74の光沢面から剥離する。
このようにして、画像記録部12において、カットシート体にカラー画像が形成される。
なお、本実施例においては、搬送ローラなどの各種ローラ、および各種ロールは、それぞれ、例えば、ゴムローラ、およびゴムロールを用いることができる。
さらに、本実施例においては、ロール紙、およびカットシート体には、例えば、一般的に、電子写真方式のプリンタに利用されるペーパーを用いることができる。
次に、図1に示すように、画像記録されたカットシート体は、搬送ローラ20により、切断部14に搬送される。
画像記録部12におけるカットシート体への画像記録としては、例えば、図3(a)に示すように、1枚のカットシートSに4つの画像記録領域Rを形成する4画面付け、および図3(b)に示すように、1枚のカットシートSに2つの画像記録領域Rを形成する1画面付けが挙げられる。また、図3(a)と同じ幅で、長さが約2倍ある画像領域(図示せず)を形成する2画面付けでもよい。
なお、画面付けは、特に限定されるものでなく、注文により、最もカットシートの無駄がなくなるように適宜決定すればよい。
図1に示すように、切断部14は、図2に示す画像記録部12により画像記録された記録領域Rの周囲(図3(a)および(b)参照)を切断して、個々のプリントP(P0)とするものである。
この切断部14は、図1に示すように、第1のカッタ80と、センサ82a、82bと、第2のカッタ84(本発明のカッタ)と、切断屑容器86と、搬送ローラ対88、88a、88bと、可動ガイド89と、制御部(図示せず)とを有する。
センサ82a、82b、第1の可動刃84bおよび第2の可動刃84c、搬送ローラ対88a、ならびに可動ガイド89が制御部に接続されており、この制御部により各動作が制御される。
なお、第2のカッタ84、搬送ローラ対88aおよび制御部(制御手段)により本発明の切断処理装置が構成される。
第1のカッタ80は、搬送方向Dと平行な方向に沿ってカットシート体Sを切断するものである。この第1のカッタ80は、2つのロータリーカッタ80a、80bを有するものである。ロータリーカッタ80a、80bは、それぞれ搬送方向Dと直交する方向Eに移動可能に設けられている。これにより、図3(a)および(b)に示すカットラインCxでカットシート体Sを切断することができる。
センサ82a、82bは、例えば、遮光によって物体の有無を検出する光センサであり、それぞれ測定光L(図9(a)参照)を発する発光素子83a(図9(a)参照)と、測定光Lを受光する受光素子83b(図9(a)参照)とが対になって構成されるものである。発光素子83aと受光素子83bとが、搬送路に垂直な方向に配置され、発光素子83aはカットシート体Sの非記録面側に配置される。本実施例においては、センサ82a、82bによる検出信号は、制御部に出力される。
また、本実施例においては、センサ82a、82bの検出信号に基づいて、制御部により、時間を計測し、カットシート体Sの位置を把握するとともに、第2のカッタ84、および搬送ローラ88a、88bの動作タイミングが決定される。
なお、本実施例においては、センサ82a、82bは、カットシート体Sの通過を検出できれば、その構成は、特に限定されるものではない。センサ82a、82bとしては、例えば、点滅式の赤外線センサなどを用いることができる。
第2のカッタ84は、搬送方向Dと垂直な方向にカットシート体Sを鋏む(切断する)ものであり、第1のカッタ80の搬送方向Dにおける下流側に設けられている。
この第2のカッタ84は、例えば、カットシート体Sの搬送路を挟んで、固定刃84aと、2つの第1の可動刃84bおよび第2の可動刃84cとが垂直方向に対向して設けられており、2つの2つの第1の可動刃84bおよび第2の可動刃84cが固定刃84aに対して、垂直方向に接離可能に構成されている。これにより、図3(a)および(b)に示すカットラインCyでカットシート体Sを切断することができる。なお、第2のカッタ84については、後で詳細に説明する。
切断屑容器86は、第1のカッタ80および第2のカッタ84により、カットシート体Sを切断することによって生じた切り屑を回収する容器である。この切断屑容器86は、第1のカッタ80および第2のカッタ84の下方に設けられている。
搬送ローラ対88は、搬送ローラ20により搬送されたカットシート体Sを引き継いで搬送するものであり、第1のカッタ80の上流側に設けられている。
また、搬送ローラ対88a(本発明の搬送手段)は、第1のカッタ80から搬送されてきたカットシート体Sを搬送するものであり、第1のカッタ80と第2のカッタ84との間に設けられている。
また、搬送ローラ対88bは、第2のカッタ84から搬送されてきたカットシート体Sを搬送するものであり、第2のカッタ84の下流側に設けられている。
搬送ローラ対88aは、カットシート体Sを搬送することができ、かつカットシート体Sの搬送を制御できるものであれば、特に限定されるものではない。また、可動ガイド89については後で詳細に説明する。
この切断部14によりプリントPが得られる。このプリントPは、搬送ローラ20により、振戻部16に搬送される。
次に、振戻部16について、図4および図5を参照して説明する。
図4は、本発明の第1の実施例の画像形成装置の搬送部を示す模式的平面図であり、図5は、図4に示す搬送部の模式的側面図である。
振戻部16は、切断部14で切断され、例えば、2列の複数列で搬送される第1の幅のプリントPを、単列化するものである。また、第1の幅よりも幅が広い第2の幅のプリントPを、そのまま搬送することもできるものでもある。また、幅が第1の幅で、搬送方向における長さが第1の幅のプリントPよりも約2倍長い、一般にパノラマサイズ(89mm×254mm)と言われている大きさのプリント(以下、パノラマプリントという)についても、第1の幅のプリントPと同様に単列化するものである。
図4および図5に示すように、振戻部16は、搬入ローラ対90と、振戻ローラ対92と、搬送ローラ対94と、排出ローラ対96と、移動手段110と、可動ガイド150、152と、センサ160、162、164とを有する。搬入ローラ対90と、搬送ローラ対94と、振戻ローラ対92と、排出ローラ対96とは、菱形(平行四辺形)の各頂点に位置するように配置されている。
図5に示すように、本実施例の振戻部16においては、搬入ローラ対90の水平方向に、所定の間隔をあけて搬送ローラ対94が設けられている。また、この搬送ローラ対94の垂直方向における上方に、振戻ローラ対92が設けられている。この振戻ローラ対92の水平方向に所定の間隔をあけて排出ローラ対96が設けられている。なお、本実施例においては、搬入ローラ対90および搬送ローラ対94は、同期して回転されるものである。
図5に示すように、また、搬入ローラ対90、振戻ローラ対92および排出ローラ対96により第1の搬送路αが構成される。また、搬入ローラ対90、搬送ローラ対94、および排出ローラ対96により第2の搬送路βが構成される。第1の搬送路αおよび第2の搬送路βは、プリントPの配列方向および搬送方向Dと直交する方向(垂直方向)に分岐されており、排出ローラ対96で合流している。
搬入ローラ対90と、振戻ローラ対92との配置間隔は、第1の幅のプリントを搬送できる間隔に配置されているものである。このため、パノラマプリントは、搬入ローラ対90と、振戻ローラ対92とにまたがって搬送される。
本実施例においては、第1の幅よりも幅が広い第2の幅のプリントPは、単列化する必要がないので、常に第2の搬送路βを搬送される。これは、第1の搬送路αには、振戻ローラ対92(移動手段110(図4参照))が設けられているためであり、この振戻ローラ対92が設けられていない搬送路であれば、第1の幅よりも幅が広い第2の幅のプリントPを搬送することができる。
図4に示すように、搬入ローラ対90は、搬送列の数に応じて、独立に制御される分割ローラ100a、100b(個別搬送手段)を有するものであり、本実施例においては、最大2列で搬送されるため、2つの独立した分割ローラ100a、100bが設けられている。なお、図4においては、図示されていないが、分割ローラ100aおよび100bは、図5に示すように、それぞれ対をなす分割101aおよび101bを有するものである。以下の説明では、対をなすローラ、いわゆるローラ対であっても、説明を簡略にする場合には、駆動側の分割ローラ100a、100bのみを図示し、その説明のみを行うが、対をなす分割ローラ101a、101bが同様に設けられていることは言うまでもない。また、搬入ローラ対90は、分割ローラ100a、100bに対して分割ローラ101a、101bが接離可能なニップローラ対である。
図4に示すように、各分割ローラ100a、100bは、それぞれ、回転軸102dに所定の間隔をあけてローラ片100cが、例えば、2個設けられている。各回転軸102dは、互いの軸線を一致させて設けられている。また、各回転軸102dは、それぞれ、端部にギア104a、104bが取り付けられている。各ギア104a、104bには、それぞれ、モータ106a、106bに回転軸106cを介して取り付けられたギア108a、108bが噛合されている。
また、分割ローラ101a、101bは、分割ローラ100a、100bと同様の構成であり、その詳細な説明は省略する。これらの各分割ローラ101a、101bには、各分割ローラ101a、101bをそれぞれ独立して垂直方向に移動させる垂直移動手段(図示せず)が設けられており、各分割ローラ101a、101bを各分割ローラ100a、100bに対して接触または離間することができる、これにより、プリントPを挟持搬送するか、またはプリントPを離間した状態で素通しさせることができる。
各モータ106a、106bは、同期して回転することもでき、また、相互に独立して、さらに異なる速度でも回転することもできる。各モータ106a、106bにより、それぞれ各分割ローラ100a、100bが独立して、さらに異なる速度で回転される。よって、搬入ローラ対90により、2列搬送されたプリントPがそれぞれ、独立して搬送される。また、各分割ローラ100a、100bにより、プリントPの搬送位置が搬送方向Dにおいて前後にずらされ、プリントPを千鳥状に搬送することができる。
また、パノラマプリントを後述するように振戻ローラ対92の移動手段110により搬送方向Dと直交する方向Eに移動させる場合、パノラマプリントは、搬入ローラ対90に搬送されているため、搬入ローラ対90においては、垂直移動手段により、各分割ローラ101a、101bを各分割ローラ100a、100bから離間させる。
振戻ローラ対92は、プリントPを、搬送方向Dに搬送するとともに、搬送方向Dと直交する方向E(以下、幅方向Eともいう)に移動させるものである。この振戻ローラ対92は、搬送ローラ112と、図示しない対をなす搬送ローラと、この搬送ローラ112および対をなす搬送ローラを搬送方向Dと直交する方向E(配列方向)に移動させる移動手段110とを有する。
移動手段110は、支持軸114、第1のギア114a、第2のギア114b、搬送ローラ112が収納される移動フレーム116、モータ118、回転軸118a、ギア118bおよびベルト駆動装置122を有する。
搬送ローラ112は、例えば分割ローラであり、所定の間隔をあけてローラ片112aが、例えば2個、回転軸112bに設けられているものである。この搬送ローラ112の回転軸112bの端部にはギア112cが設けられている。なお、この搬送ローラ112の直交する方向Eにおける全長は、少なくとも略プリントP(P1、P2)の幅方向の長さ(第1の幅の長さ)を有する。
図4に示すように、本実施例の移動手段110においては、搬送方向Dと直交する方向Eに伸びる支持軸114を有する。この支持軸114に、平面視略コ字状の移動フレーム116が幅方向Eに移動可能に設けられている。この移動フレーム116は、開口部が搬送方向Dの下流側に向けられている。
また、支持軸114の端部に、第2のギア114bが設けられている。さらに、支持軸114においては、移動フレーム116に囲まれる領域に、第1のギア114aが支持軸114の軸線に対して回転可能であるとともに、幅方向Eに移動自在に設けられている。
この第1のギア114aと、搬送ローラ112のギア112cとが噛合されて、移動フレーム116の開口部に搬送ローラ112およびこれと対をなす搬送ローラが配置されている。
また、第2のギア114bは、モータ118に回転軸118aを介して設けられたギア118bに噛合されている。これにより、モータ118の回転力が第1のギア114aにより搬送ローラ112に回転力を伝達されて、搬送ローラ112が回転駆動される。
また、移動フレーム116は、接続部材120を介してベルト駆動装置122が接続されている。このベルト駆動装置122は、1対のローラ122aに、ベルト122bが張架されている。このベルト122bに接続部材120が接続されている。
また、ベルト駆動装置122の一方のローラ122aは、例えば、2つのギア124a、124bを介してモータ126に接続されている。このモータ126により、移動フレーム116が支持軸114の長手方向(直交する方向E)に移動される。
振戻ローラ対92においては、搬送ローラ112により、プリントPを搬送方向Dに搬送することができるとともに、移動手段110によりプリントPを搬送方向Dと直交する方向Eに移動させることができる。
なお、本実施例の振戻ローラ対92においては、搬送ローラ112を備える移動フレーム116が移動するものとしたが、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、ギア114aを支持軸114の長手方向に長いギアとし、この長いギアを搬送ローラ112のギア112cが移動するような構成でもよい。
搬送ローラ対94は、プリントPを搬送するものであり、分割ローラ130を有するものである。この分割ローラ130は、例えば、4個のローラ片130aが、等間隔で、回転軸130bに設けられている。この回転軸130bは、両端が固定部材132に回転可能に固定されている。また、分割ローラ130は、ベルト134を介して搬入ローラ90の分割ローラ100bに接続されている。これにより、モータ106bの回転が、分割ローラ100bと、分割ローラ130とに伝達されて、分割ローラ100bと、分割ローラ130とが同期して回転される。
排出ローラ対96は、複数列、本実施例では2列で搬送されたプリントPを、単列化して後段に搬送するものである。
この排出ローラ対96は、分割ローラ140を有するものである。この分割ローラ140は、例えば、4個のローラ片140aが、等間隔で、回転軸140bに設けられている。
また、可動ガイド150は、切断部14により切断されて仕上げられたプリントPを、第1の搬送路α、および第2の搬送路βのいずれかに確実に搬入させるものである。
また、可動ガイド152は第1の搬送路αおよび第2の搬送路βのいずれかの搬送路から搬送されたプリントP1、P2を排出ローラ対96に確実に搬入させるものである。
可動ガイド150、152は、長方形状の板部材と、この板部材をプリントP1、P2の搬送方向Dに対して回動させる回動手段とを有する。この可動ガイド150、152は、センサ160、162の検出信号に応じて、回動するように制御されている。
本実施例においては、可動ガイド150は、プリントを第1の搬送路αに搬入させる場合には、傾斜し、プリントを第2の搬送路βに搬入させる場合には、略水平になる。
また、可動ガイド152は、搬送ローラ対94からのプリントを排出ローラ対96に搬入させる場合には、傾斜している。さらに、可動ガイド152は、振戻ローラ対92からのプリントを排出ローラ対96に搬入させる場合には、略水平になる。
これらの可動ガイド150、152により、プリントP1、P2が、詰まることなく、確実に搬送することができる。
なお、可動ガイド150、152は、搬送方向Dと直交する方向Eの全域に設ける必要はない。例えば、2列搬送されるプリントP1、P2の幅に応じて設ければよく、2列搬送の場合、各列のプリントP1、P2の幅をカバーできる長さを有するものを2つに分けて設けてもよい。
センサ160、162、164は、例えば、遮光によって物体の有無を検出する光センサであり、発光素子と受光素子とが対になって構成されるものであり、カットシート体Sの通過を検出できれば、その構成は、特に限定されるものではい。
本実施例においては、発光素子と受光素子とは、搬送路に垂直な方向に配置され、発光素子はカットシート体Sの非記録面側に配置される。本実施例において、センサ160、162、164としては、例えば、点滅式の赤外線センサなどを用いることができる。
次に、ソート搬送部18について説明する。
図1に示すように、ソート搬送部18は、振戻部16により、単列に搬送されるプリントPを搬送するものである。このソート搬送部18は、1対のアイドラ98aと、これらのアイドラ98aに張架されるベルト98bとを有するものである。このソート搬送部18により、例えば、フィルム1本分のプリントをまとめるソータ(図示せず)などに搬送される。
次に、切断部14の第2のカッタ84の構成について詳細に説明する。
図6は、本発明の第1の実施例に係る画像形成装置の切断部の第2のカッタの構成を示す模式的斜視図である。なお、図6においては、センサ82a、82bおよび可動ガイド89の図示を省略している。
本実施例の第2のカッタ84は、カットラインCyでカットシート体Sを切断するものであり、上述の如く固定刃84aと、2つの第1の可動刃84bおよび第2の可動刃84cとが、搬送路を挟んで対向して設けられている。なお、カットシート体Sは、第2のカッタ84で切断される場合、既に第1のカッタ80によりカットラインCxで切断されている。
本実施例の第2のカッタ84は、カットラインCyでカットシート体Sを幅方向Eと平行な方向に切断するものであり、上述の如く固定刃84aと、2つの第1の可動刃84bおよび第2の可動刃84cとが、搬送路を挟んで対向して設けられている。なお、カットシート体Sは、第2のカッタ84で切断される場合、既に第1のカッタ80によりカットラインCxで搬送方向Dと平行な方向に切断されている。
固定刃84aは、断面が長方形状(矩形状)を有する搬送方向と直交する方向に延びる柱状部材85からなり、柱状部材85の上面85aの搬送方向における両端部に刃部85bが設けられている。この刃部85bは、柱状部材85が伸びる方向に沿って設けられている。上面85aの上をカットシート体Sが通過する。また、固定刃84aの長さは、カットシート体Sよりも十分長い。なお、固定刃84aの柱状部材85は、その形状が、搬送方向における両端部に刃部85bを設けることができれば、特に、長方形状に限定されるものではない。
固定刃84aは、断面が長方形状(矩形状)を有する搬送方向と直交する方向に延びる厚肉板部材からなる刃基体85と、この刃基体85の上面85aの搬送方向Dにおける両端部に、刃基体85が伸びる方向に沿って設けられた刃部85bとにより構成されている。固定刃84aの上面85aの上をカットシート体Sが通過する。また、固定刃84aの長さは、カットシート体Sよりも十分長い。なお、固定刃84aの刃基体85は、その形状が、搬送方向における両端部に刃部85bを設けることができ、かつカットシート体Sを切断することができれば、特に、断面が長方形状に限定されるものではない。
第1の可動刃84bおよび第2の可動刃84cは、同じ構成であるので、第1の可動刃84bについて説明し、第2の可動刃84cの構成の説明は省略する。
第1の可動刃84bにおいては、固定刃84a側の刃基体87の端部が、斜面からなる刃先面87aと、この刃先面87aと連続して形成される垂直な平面からなる逃げ面87bとにより鋭角に形成されている。この刃先面87aと逃げ面87bとが交わる鋭部に刃部87cが設けられている。
刃先面87aと、逃げ面87bとにより形成される鋭部の角度が刃先角γとなる。この刃先角γは、30°〜60°であることが好ましい。刃先角γを30°〜60°とすることにより、カットシート体Sを切断した場合、切り屑が下方に落下しやすくなり、切断屑容器86に回収し易くなる。
また、第1の可動刃84bは、移動手段(図示せず)に接続されており、この移動手段により第1の可動刃84bが垂直方向Vに移動可能にされている。移動手段により第1の可動刃84bを垂直方向Vに移動させることにより、第1の可動刃84bと、固定刃84aとともに、カットシート体Sを搬送方向に垂直な方向(垂直方向V)で切断することができる。
また、第2の可動刃84cは、逃げ面87bを可動刃84bの逃げ面87cに対向させて配置されている。第2の可動刃84cも、第1の可動刃84bと同様に移動手段(図示せず)により垂直方向Vに移動可能である。このため、移動手段により第2の可動刃84cを垂直方向Vに移動させることにより、第2の可動刃84cと、固定刃84aとともに、カットシート体Sを搬送方向に垂直な方向(垂直方向V)で切断することができる。
また、搬送ローラ対88aは、1対の搬送ローラ88cにより構成されており、搬送路を挟んで上側および下側にそれぞれ搬送ローラ88cが設けられている。搬送ローラ対88aは、その回転が制御部により制御されている。
また、下側の搬送ローラ88cには、カットシート体Sを第2のカッタ84に案内させる可動ガイド89が設けられている。
可動ガイド89は、搬送ローラ88cの回転軸(図示せず)に、例えば、90°の角度で、Y方向に回動自在に設けられた略長方形の板部材(図示せず)と、この板部材を回動させる回動手段(図示せず)とを有するものである。この回動手段としては、例えば、ソレノイドを用いることができる。この回動手段は制御部により制御され、可動ガイド89は、板部材が搬送方向Dと平行になり搬送ローラ対88aと第2のカッタ84との間の搬送路の下方を塞ぐか、または可動ガイド89は、板部材が搬送方向Dと垂直方向になり搬送ローラ対88aと第2のカッタ84との間の搬送路の下方を開ける。このように、可動ガイド89は、制御部により、この2つの状態のいずれかに制御される。本実施例においては、後述するようにカットシート体Sの後端部の余白Seの長さに応じてその状態が制御される。
次に、本実施例の第2のカッタ84によるカットシート体の切断方法について説明する。
本実施例の第2のカッタ84においては、図3(a)および(b)に示すように、画像領域Rが形成されたカットシート体Sの搬送方向Dにおける後端部の余白Seの長さにより、余白Seの切断方法が異なる。本実施例においては、例えば、モード1およびモード2の2つの切断モードを有する。
以下、余白Seの長さが異なる2つの切断モードによるカットシート体の切断方法について説明する。先ず、モード1について説明する。モード1は、余白Seと余白Stとの搬送方向Dにおける長さが同じであるカットシート体Sを切断するものである。
図7は、先端部に余白Stを設け、後端部に余白Seを設けて4つの画像記録領域R、Rが形成されている4画面付けの1枚のカットシート体Sを示す模式図である。図8(a)〜(f)は、図7に示すカットシート体Sを搬送方向と直交する方向に切断する場合における第2のカッタの各構成要素の動作を示すタイミングチャートである。図9(a)および(b)は、本発明の第1の実施例の切断部の第2のカッタによるカットシート体Sの切断工程を工程順に示す模式的側面図である。
なお、図8(a)は搬送ローラ対88a、(b)はセンサ82b、(c)はセンサ82a、(d)は第1の可動刃82b、(e)は第2の可動刃82c、(f)は搬送ローラ対88bに対応するものである。また、図8(a)、(d)、(e)および(f)において、信号がハイレベルのときに、各要素が動作しているものとする。さらに、図8(b)、(c)に示すセンサ82b、82aにおいては、信号がハイレベルのとき、カットシート体Sが検出されているものとする。
図7に示すカットシート体Sは、余白Stと余白Seとの搬送方向Dにおける長さは同じである。カットシート体Sは、搬送方向と直交する方向にカットラインCy〜Cyで4回切断される。なお、カットシート体Sは、カットラインCxで既に切断された状態で、第2のカッタ84に搬送される。このとき、可動ガイド89により、搬送ローラ対88aと第2のカッタ84との間の搬送路の下方が塞がれている。
モード1においては、先ず、カットシート体Sが第1のカッタ80から第2のカッタ84に向けて搬送されると、センサ82aによりカットシート体Sの先端が検出される(図8(c)参照)。
次に、図9(a)に示すように、搬送ローラ対88aにより、カットシート体Sを固定刃84aの上面85aを通過させて、先端側の余白Stが切断できるように、カットシート体Sの先端部(カットラインCy)を第2の可動刃84cによる切断位置に搬送する(時刻t)。
次に、カットシート体SをカットラインCyと切断位置とを一致させた後、搬送ローラ対88aを停止させる。このとき、余白Stだけ、固定刃84aから搬送ローラ対88b側に突き出る。
次に、この状態で、第2の可動刃84cを下方(垂直方向V)に降ろして(図8(d)参照)、カットラインCyでカットシート体Sの余白Stを切断する。
このとき、切断された余白St(切り屑)は、第2の可動刃84cの刃先面87aにより下方に押し下げられ、切断屑容器86(図1参照)に落下させられる。
次に、搬送ローラ対88aにより、カットシート体Sの画像領域Rおよび画像領域Rの画像間の余白Smが切断できるように、カットシート体Sの画像領域Rの後縁部(カットラインCy)を第2の可動刃84cによる切断位置まで搬送する(時刻t)。
次に、搬送ローラ対88aの回転を停止し、第2の可動刃84cを下方(垂直方向V)に降ろして(図8(d)参照)、カットラインCyでカットシート体Sを切断する。これより、画像領域Rの周囲が切断されて、プリントP1、P2(図4参照)が得られる。
次に、搬送ローラ対88aにより、カットシート体Sの画像領域Rの先端部(カットラインCy)を第2の可動刃84cによる切断位置まで搬送する(時刻t)。
次に、搬送ローラ対88aの回転を停止し、第2の可動刃84cを下方(垂直方向V)に降ろして(図8(d)参照)、カットラインCyでカットシート体Sを切断する。これにより、画像間の余白Smが切断され、切断された余白Sm(切り屑)は、第2の可動刃84cの刃先面87aにより下方に押し下げられ、切断屑容器86(図1参照)に落下させられる。
次に、搬送ローラ対88aにより、カットシート体Sを搬送する。このとき、センサ82bにより後端が検出された後(図8(a)参照)、所定時間経過後に搬送ローラ対88bによりカットシート体Sを搬送する(図8(f)参照)。カットシート体Sの後端側の余白Seが切断できるように、カットシート体Sの後端部(カットラインCy)を第1の可動刃84bによる切断位置に搬送し、搬送ローラ対88bを停止する(時刻t)。このとき、余白Seだけ、固定刃84aから搬送ローラ対88a側に突き出る。
次に、この状態で、第1の可動刃84bを下方(垂直方向V)に降ろして(図8(e)参照)、カットラインCyでカットシート体Sの余白Seを切断する。
このとき、切断された余白Se(切り屑)は、第1の可動刃84bの刃先面87aにより下方に押し下げられ、切断屑容器86(図1参照)に落下させられる。
このように、第1のカッタ80および第2のカッタ84により、カットシート体Sを記録領域R、Rの周囲を切断することにより、2列の仕上がりプリントP1、P2(図4参照)を得ることができる。
次に、モード2について説明する。モード2は、搬送方向Dにおける余白Seの長さが、余白Stの長さに比して十分に長く、記録領域Rの後端を切断する場合であっても、余白Seの少なくとも一部が搬送ローラ対88aに挟持されている状態で切断する切断モードである。
モード2においても、カットシート体Sは、搬送方向Dと直交する方向EにカットラインCy〜Cyで4回切断される。なお、カットシート体SはカットラインCxで既に切断された状態で第2のカッタ84に搬送される。また、可動ガイド89により搬送ローラ対88aと第2のカッタ84との間の搬送路の下方が塞がれている。
ここで、図10は、先端部に余白Stを設け、後端部に余白Seを設けて4つの画像記録領域R、Rが形成されている4画面付けの1枚のカットシート体Sを示す模式図である。図11(a)〜(f)は、図10に示すカットシート体Sを搬送方向と直交する方向に切断する場合における第2のカッタの各構成要素の動作を示すタイミングチャートである。図12は、本発明の第1の実施例の切断部の第2のカッタによるカットシート体の後端側の余白の切断工程を示す模式的側面図である。
なお、図11(a)は搬送ローラ対88a、(b)はセンサ82b、(c)はセンサ82a、(d)は第1の可動刃82b、(e)は第2の可動刃82c、(f)は可動ガイド89に対応するものである。また、図11(a)、(d)、(e)および(f)において、信号がハイレベルのときに、各要素が動作しているものとする。さらに、図11(b)、(c)に示すセンサ82b、82aにおいては、信号がハイレベルのとき、カットシート体Sが検出されているものとする。
モード2のカットシート体Sの切断方法は、上述のモード1に比して、後端部の余白Seの切断方法が異なる以外は、モード1の切断方法と同様であるので、その詳細な説明は省略する。本実施例においては、モード2について、カットシート体Sの後端部の余白Seの切断工程から説明する。
カットラインCyでカットシート体Sが切断されており、記録領域Rの周囲が切断されて個々のプリントP1、P2(図4参照)に仕上げられている。
次に、搬送ローラ対88bにより、カットシート体Sを搬送し、カットシート体Sの後端側の余白Seが切断できるように、カットシート体Sの後端部(カットラインCy)を第1の可動刃84bによる切断位置に搬送し、搬送ローラ対88aを停止する(時刻t)。このとき、カットシート体Sは、余白Seだけ、固定刃84aから搬送ローラ対88a側に突き出ている。
次に、この状態で、第1の可動刃84bを下方(垂直方向V)に降ろして(図11(e)参照)、カットラインCyでカットシート体Sの余白Seを切断する。
このとき、第1の可動刃84bを下方に降ろした状態を維持したまま、搬送ローラ対88aを回転させる(時刻t、図11(a)参照)。これにより、搬送ローラ対88aからカットシート体Sが搬送方向Dの下流側に送り込まれ、切断された余白Se(切り屑)は、第1の可動刃84bの刃先面87aにぶつかり、下方に案内される。
次に、所定時間経過後、第1の可動刃84bを上方に移動させて、次に、時刻tで可動ガイド89を降ろして(図11(f)参照)、搬送路の下方を開ける。これにより、余白Se(切り屑)が、切断屑容器86(図1参照)に落下させられる。
このように、第1のカッタ80および第2のカッタ84により、カットシート体Sを記録領域R、Rの周囲を切断することにより、2列の仕上がりプリントP1、P2(図4参照)を得ることができる。
本実施例においては、後端部の余白Seの長さが、記録領域Rの後端部を切断する場合に、余白Seの少なくとも一部が搬送ローラ対88aに挟持されるものであっても、後端部の余白Seの切断方法を変えることにより、確実に下方に切り屑として、落とすことができる。
さらに、本実施例の第2のカッタ84においては、1つの固定刃84aに対して、2つの第1および第2の可動刃84b、84cを設ける構成とすることにより、カットシート体Sの先端の余白St、記録領域R、R間の余白Sm、および後端の余白Seを切断する場合であっても、刃先面87aにより切断されたカットシート体Sの切り屑を下方に確実に押し下げることができる。このため、切り屑を確実に切断屑容器86に落下させることができ、切り屑が四方に飛散することがない。よって、切り屑が、搬送路に留まったり、搬送ローラに引っ掛かることがなくなる。このため、写真プリントの搬送に支障を来たすこともなくなる。これにより、装置を一旦止めて、切り屑などを取り除く作業が必要なくなり、オペレータの作業性を向上させることができる。
また、本実施例においては、単にカットシート体Sの切断位置の位置決めをして、第1の可動刃84bまたは第2の可動刃84cを降ろすことによる1度のカット動作で切断するため、切断に時間を要することがなく、切断処理に時間がかかることがない。このため、本実施例の画像形成装置10は、高い生産性を実現することができる。
また、固定刃84a、ならびに第1の可動刃84bおよび第2の可動刃84cは、いずれもカットシート体Sよりも十分な長さを有するため、カットラインCyでカットシート体Sを1度で鋏む、すなわち、切断することができる。
また、本実施例においては、図3(b)に示すように、先端側の余白と、後端側の余白との搬送方向Dにおける長さが大きく異なり、単列で搬送されるプリントP0となる画像記録領域Rが形成されているカットシート体Sであっても、図10および図11に示す例と同様に画像記録領域Rの余白を切断し、仕上がりプリントP0を得ることができる。
本実施例において、図4に示すように、切断部14により切断されて得られたプリントPは、2列に並列に配置されて振戻部16に搬送される。このとき、各プリントP1、P2は、同じ速度で搬送されている。
次に、モータ106a、106bの回転速度を異ならせるか、または一方を止めるかして、分割ローラ100a、分割ローラ100bによる搬送速度を調整して、プリントP1およびプリントP2を、搬送方向Dにおける搬送位置を変えて千鳥配置にして搬送する。このとき、可動ガイド150を略水平にし、プリントP1を通過させ、プリントP1を先行させて、第2の搬送路βに搬入させる。
次に、センサ160が、プリントP1を検知すると、可動ガイド150が、回動して、プリントP2を第1の搬送路αに案内する。このように、可動ガイド150を設けることにより、確実にプリントP1、P2を第1の搬送路αまたは第2の搬送路βに案内することができる。
次に、第2の搬送路βに搬入されたプリントP1は、搬送ローラ対94を経て、排出ローラ対96に搬送される。このとき、可動ガイド152は、排出ローラ対96に、プリントP1を搬入させる向きになっている。この可動ガイド152の向きは、センサ160と、センサ162とにおける検出により、図示しない制御部により調整されるものである。
一方、プリントP2は、振戻ローラ対92に搬送される。
次に、振戻ローラ対92により搬送されつつ、搬送方向Dと直交する方向E(プリントP1側)に移動される。このとき、モータ118により分割ローラ112は回転され、モータ126により移動フレーム116が移動される。
そして、可動ガイド152が回動しており、プリントP2は、排出ローラ対96に搬送される。
これにより、プリントP1、P2は、一列で搬送されて、排出ローラ対96により、ソータ搬送部18(図1参照)に搬送される。
本実施例の振戻部16は、プリントの幅が第1の幅を超える場合、例えば、図3(b)に示すように、記録領域Rが1画面付されて得られる第2の幅を有するプリントP0は、単列化する必要がなく、単列のままで搬送する。この場合、可動ガイド150は、略水平になっており、プリントP0を搬入ローラ対90から、搬送ローラ対94に案内させる。
次に、搬送ローラ対94により搬送されたプリントは、排出ローラ対96に搬送される。このとき、可動ガイド152は、傾斜しており、第2の搬送路βからのプリントが搬送される。
このように、プリントは、第2の搬送路βを搬送されて、振戻部16からソータ搬送部18に搬送される。
また、本実施例においては、パノラマプリントを搬送する場合にも単列化する。このパノラマプリントの搬送方法は、各プリントP1、P2の搬送方法と比して、振戻ローラ対92により搬送されつつ、搬送方向Dと直交する方向Eに移動させる際に、搬入ローラ対90の挟持を解除させる点、すなわち、分割ローラ101a、101bを垂直方向に移動させる点が異なり、それ以外の搬送方法は、各プリントP1、P2の搬送方法と同様であり、その詳細な説明は省略する。
本実施例においては、2列搬送されたプリントP1、P2のうち、プリントP2をその配列方向に移動させることにより単列化する。この場合、プリントP1を第2の搬送路βで搬送し、プリントP2を第1の搬送路αを搬送させている。第1の搬送路αには、振戻ローラ対92が設けられており、この振戻ローラ対92により、プリントP2が搬送されつつプリントP1側に移動される。これにより、2列搬送が単列化される。
さらに、パノラマプリントであっても、プリントP1、P2と同様にして2列搬送が単列化される。
また、本実施例においては、第1の搬送路αと、第2の搬送路βとを搬送方向に垂直な方向に対して分岐させて配置することにより、搬送路長が長くなることが抑制されるとともに、搬送方向Dおよびプリントの配列方向と直交する垂直方向に分岐させることにより、振戻部16全体を小型化できる。
また、プリントの幅および長さに依らず、同じ排出ローラ対96によりプリントを排出することができる。このため、従来の如く、プリントサイズ毎に、排出口を設ける必要がなく、構造を簡素化できる。
さらに、本実施例においては、プリントP2をプリントP1側、すなわち、プリントP1、P2の配列方向に移動させるだけであるため、移動手段110の移動フレーム116の移動量を少なくすることができる。これにより、移動手段110の移動フレーム116の移動に伴う振動も低減することができる。
次に、本発明の第2の実施例について説明する。
図13は、本発明の第2の実施例に係る画像形成装置の切断部の第2のカッタを示す模式的斜視図である。
なお、本実施例においては、図6〜図12に示す第1の実施例の第2のカッタ84と同一構成物には、同一符号を付してその詳細な説明は省略する。
本実施例の第2のカッタ170は、第1の実施例の第2のカッタ84に比して、固定刃172の形状および可動刃174の数が異なり、さらには、飛散防止カバー190が設けられている点が異なり、それ以外の構成は、第1の実施例の第2のカッタ84と同様の構成であるため、その詳細な説明は省略する。なお、本実施は、第1の実施例と同様の効果を奏するものである。
図8に示す本実施例の固定刃172は、第1の実施例の第1の可動刃84bと同様の構成である。
本実施例の固定刃172においても、刃基体180の端部が、斜面からなる刃先面182と、この刃先面182と連続して形成される垂直な平面からなる逃げ面184とにより鋭角に形成されている。この刃先面182と逃げ面184とが交わる鋭部に刃部186が設けられている。
また、可動刃174は、固定刃172と同様の構成であり、刃基体180aの端部が、斜面からなる刃先面182aと、この刃先面182aと連続して形成される垂直な平面からなる逃げ面184aとにより、鋭角に形成されている。この刃先面182aと逃げ面184aとが交わる鋭部に刃部186aが設けられている。
固定刃172と、可動刃174とは、カットシート体Sの搬送路を挟んで、互いの刃部186、186aが向き合い、さらに互いの逃げ面184、184aが搬送方向において向き合うように、所定の間隔を離間して配置されている。この場合、可動刃174は、逃げ面184aを搬送方向Dの下流側に向けて配置されている。なお、可動刃174は、移動手段(図示せず)に接続されており、垂直方向Vに移動可能である。移動手段により固定刃172を垂直方向Vに移動させることにより、固定刃172と、可動刃174とともに、カットシート体Sを切断することができる。
また、可動刃174には、逃げ面184aに、飛散防止カバー190が設けられている。この飛散防止カバー190は、第2のカッタ170によりカットシート体Sが切断されて生じる切り屑が下方以外に飛散することを防止するものである。
この飛散カバー190は、刃基体180aが延びる方向に沿って、逃げ面184aに垂直に設けられた基材192と、この基材192の端部が、下方に向けて直角に折曲されて形成された庇部194とを有する。なお、基材192は、搬送方向Dに突出するものであり、その長さは、切り屑となるカットシート体Sの切断される部分よりも長い。
次に、本実施例の第2のカッタ170によるカットシート体Sの切断方法について説明する。
本実施例においても、例えば、先端側の余白Stが切断できるように、カットシート体Sを搬送し、カットラインCyと、第2のカッタ170の切断位置とを一致させ、搬送を停止する。このとき、余白Stだけ、カットシート体Sが固定刃172から可動刃174側に突き出る。
次に、この状態で、可動刃174を下方に降ろしてカットシート体Sの余白Stを切断する。この場合、切断されたカットシート体の余白Stは、飛散防止カバー190により、下方以外の方向に切り屑として飛散することが防止されて、切り屑(余白St)は、確実に下方に落下し、確実に切断屑容器86に回収される。このように、切り屑が、四方に飛散することがない。
また、余白Seの長さが余白Stの長さに比して十分に長いカットシート体Sについて、余白Seを切断する場合、余白Seの少なくとも一部が搬送ローラ対88aに挟持されるものであっても後端部の余白Seを切断することも第1の実施例の第2のカッタ84(図6参照)と同様にできる。
なお、本実施例の第2のカッタ170の構成によっても、切り屑が、搬送路に留まったり、搬送ローラに引っ掛かることがない。このため、写真プリントの搬送に支障を来たすこともなくなる。これにより、装置を一旦止めて、切り屑などを取り除く作業が必要なくなり、オペレータの作業性を向上させることができる。
また、本実施例においては、単にカットシート体Sの切断位置の位置決めをして、可動刃170を下方(垂直方向V)に降ろすことによる1度のカット動作で切断するため、切断に時間を要することがなく、切断処理に時間がかかることがない。このため、画像形成装置に適用した場合に、高い生産性を実現することができる。
また、固定刃172および可動刃174は、いずれもカットシート体Sよりも十分な長さを有するため、カットシート体Sを1度で幅方Eと平行な方向に切断することができる。
なお、本実施例においては、固定刃172と、可動刃174とを搬送路に対して、垂直に配置したが、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、図14に示すように、固定刃172と、可動刃174とを搬送路に対して、可動刃174が搬送方向の下流側に傾くように所定の角度θ傾斜させて配置し、さらに、ガスボンベまたはコンプレッサ(吹付手段)などに接続されたノズル196の開口部198を固定刃172と、可動刃174とが重なる位置、すなわち、カットシート体Sが切断される領域に向けて配置してもよい。
この場合、カットシート体Sを切断するとき、固定刃172と、可動刃174とが所定の角度θ傾斜させて配置されているため、切り屑が刃先面182に沿って下方に落下しやすくなるとともに、気体を開口部198から切断部に噴射することにより、切り屑を更により一層確実に下方に落下させることができる。このため、カットシート体を切断するとき、切り屑をより一層確実に下方に落下させることができる。
なお、固定刃172と、可動刃174とを所定の角度θ傾斜させて配置して、カットシート体Sを切断した場合でも、切り屑が刃先面182に沿って下方に落下しやすくなる。このため、カットシート体を切断するとき、切り屑をより一層確実に下方に落下させることができる。
なお、本実施例においては、可動刃174が搬送方向の下流側に傾くように所定の角度θ傾斜させて配置すること、および吹付手段を設けることの少なくともいずれか一方を適用することにより、飛散防止カバーを設けた第2の実施例よりも、切り屑を確実に下方に落下させる効果を得ることができる。
また、第1の実施例の第2のカッタ84においても、本実施例の如く、飛散防止カバー190を設けるか、またはガスボンベまたはコンプレッサなどに接続されたノズル196を、その開口部198を切断部に向けて配置することの少なくとも一方を施すことにより、切り屑をより一層確実に下方に落下させることができる。
なお、いずれの実施例においても、カットシート体Sにおける画像記録領域Rは、搬送方向Dにおける先端側に寄せて、余白Stが後端側の余白Seに比して短くすることが好ましい。さらに好ましくは、余白Stを最小とする。
先端側の余白Stが長い場合、所定の幅で複数回切断する必要がある。先端側の余白Stを複数回にわたり切断すると、切断と搬送とが交互に繰り返され、マイクロスリップにより、カットシート体Sが傾いて、スキューが生じる。このため、先端側の余白Stの幅をできる限り短くすることが好ましい。これにより、スキューを低減することができる。
本発明は、基本的に以上のようなものである。以上、本発明の切断処理装置および切断方法について詳細に説明したが、本発明は上記実施例に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良または変更をしてもよいのはもちろんである。
例えば、本実施例においては、画像記録部がカットシート体に画像を形成する電子写真式プリンタであったが、本発明は、これに限定されるものではなく、画像記録部がデジタルフォトプリンタなどの銀塩写真プリンタ、インクジェット記録方式プリンタまたはサーマル記録方式プリンタなどであってもよいことは言うまでもない。また、本発明においては、画像記録方式によらず、長尺状の記録媒体(ペーパー)に画像を記録した後、カッタで切断するものに適用できる。
本発明の第1の実施例に係る切断処理装置が設けられた画像形成装置を示す模式図である。 本実施例の画像記録部を示す模式図である。 (a)は、本実施例の画像記録部による画像記録のうち、4画面付けを示す模式図であり、(b)は、本実施例の画像記録部による画像記録のうち、1画面付けを示す模式図である。 本発明の第1の実施例の画像形成装置の搬送部を示す模式的平面図である。 本発明の第1の実施例の画像形成装置の搬送部を示す模式的側面図である。 本発明の第1の実施例に係る画像形成装置の切断部の第2のカッタの構成を示す模式的斜視図である。 先端部に余白を設け、後端部に余白を設けて4つの画像記録領域が形成されている4画面付けの1枚のカットシート体を示す模式図である。 (a)〜(f)は、図7に示すカットシート体を搬送方向と直交する方向に切断する場合における第2のカッタの各構成要素の動作を示すタイミングチャートである。 (a)および(b)は、本発明の第1の実施例の切断部の第2のカッタによるカットシート体の切断工程を工程順に示す模式的側面図である。 先端部に余白を設け、後端部に余白を設けて4つの画像記録領域が形成されている4画面付けの1枚のカットシート体を示す模式図である。 (a)〜(f)は、図10に示すカットシート体を搬送方向と直交する方向に切断する場合における第2のカッタの各構成要素の動作を示すタイミングチャートである。 本発明の第1の実施例の切断部の第2のカッタによるカットシート体の後端側の余白の切断工程を示す模式的側面図である。 本発明の第2の実施例に係る画像形成装置の切断部の第2のカッタを示す模式的斜視図である。 本発明の第2の実施例に係る第2のカッタの変形例を示す模式的側面図である。
符号の説明
10 画像形成装置
12 画像記録部
14 切断部
16 振戻部
18 ソート搬送部
20 搬送ローラ
22 画像入力部
28 操作手段
30 画像記録部本体
32 供給部
34 裏印字部
36 像形成部
38 2次定着部
40 制御部
50 露光部
52 像担持体ロール
54 帯電ロール
56 クリーナ
58 現像ユニット
60Y、60M、60C、60K 現像装置
62 中間転写部
64 2次転写ロール
70 加熱加圧ロール対
80 第1のカッタ
84 第2のカッタ
84a、172 固定刃
84b 第1の可動刃
84c 第2の可動刃
85 柱状部材
85a 上面
87、180、180a 刃基体
87a、182、182a 刃先面
87b、184、184a 逃げ面
85b、87c 刃部
90 搬入ローラ対
92 振戻ローラ対
94 搬送ローラ対
96 排出ローラ対
100a、100b 分割ローラ
110 移動手段
150、152 可動ガイド
82a、82b、160、162、164 センサ
174 可動刃
190 飛散防止カバー
196 ノズル
198 開口部
α 第1の搬送路
β 第2の搬送路
A ロール紙
P、P1、P2 プリント
S カットシート体

Claims (6)

  1. 余白を設けて画像が記録された記録媒体を、前記記録媒体が搬送される搬送方向と垂直な方向に鋏むカッタと、
    前記カッタと、所定の間隔をあけて配置されており、前記記録媒体を前記カッタに搬送する搬送手段と、
    前記カッタの動作および前記搬送手段を制御する制御手段とを有し、
    前記制御手段は、前記搬送方向に対する前記記録媒体の後端側の余白を前記カッタで鋏む場合に、前記記録媒体の余白の少なくとも一部が前記搬送手段で搬送されているとき、前記カッタを前記記録媒体を鋏んだ状態に維持させるとともに、前記搬送手段により前記記録媒体を前記カッタに向けて搬送させることを特徴とする切断処理装置。
  2. 前記カッタは、前記直交する方向に延びる矩形状の刃基体と、前記刃基体の前記搬送方向における両縁部にそれぞれ設けられた刃部とを備える固定刃と、前記固定刃の各刃部について、それぞれ前記搬送方向に垂直な方向に離間して設けられ、前記直交する方向に延びる第1の可動刃および第2の可動刃とを備え、前記第1の可動刃および第2の可動刃は、相互に独立して前記固定刃の各刃部とともに前記記録媒体を鋏むものであり、
    前記搬送手段は、前記搬送方向と直交する方向に延びる搬送ローラ対である請求項1に記載の切断処理装置。
  3. 前記カッタは、前記記録媒体が搬送される搬送方向と直交する方向に延びる固定刃と、前記固定刃と対をなし、前記固定刃と前記搬送方向の垂直方向に離間して設けられ、前記記録媒体が搬送される搬送方向と直交する方向に延びる可動刃と、前記記録媒体の切断により生じる切り屑の飛散を防止する飛散防止カバーとを有し、
    前記可動刃は、前記固定刃に対して、接離可能であり、
    前記搬送手段は、前記搬送方向と直交する方向に延びる搬送ローラ対である請求項1に記載の切断処理装置。
  4. 前記画像が記録された記録媒体は、前記搬送方向の先端側における余白の搬送方向における長さが、後端側の余白の搬送方向における長さに比して短いものである請求項1〜3のいずれか1項に記載の切断処理装置。
  5. 前記カッタは、刃先角が30°〜60°である請求項1〜4のいずれか1項に記載の切断処理装置。
  6. 余白を設けて画像が記録された記録媒体を、前記記録媒体が搬送される搬送方向と直交する方向に鋏む切断処理方法であって、
    前記記録媒体を鋏むカッタと、所定の間隔をあけて前記搬送手段が設けられており、
    前記搬送方向に対する前記記録媒体の後端側の余白を前記カッタで鋏む場合に、前記記録媒体の余白の少なくとも一部が前記搬送手段で搬送されているとき、前記カッタを前記記録媒体を鋏んだ状態に維持させるとともに、前記搬送手段により前記記録媒体を前記カッタに向けて搬送させることを特徴とする切断方法。
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