JP4645050B2 - 丸刃対カッター、両丸刃対カッター、切断装置、画像形成装置 - Google Patents

丸刃対カッター、両丸刃対カッター、切断装置、画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、画像形成装置、画像形成装置に用いられる切断装置、切断装置に用いられる両丸刃対カッター、両丸刃対カッターに用いられる丸刃対カッターに関する。
特開平6−156773号公報 特開2000−335028号公報
最近の画像形成装置は、デジタル化・高精細化などの改善により高画質な画像が得られるようになってきている。この高画質化に伴い、電子写真方式を利用したカラーの画像形成装置を印刷市場や写真市場に展開しようという試みがなされており、その際に、グラフィックアート分野や写真プリントサービス分野では、用紙端部に余白のない画像(縁なしプリント)が強く望まれている。
縁なしプリントを形成するには、始めから用紙端部まで余白のない画像を形成する方法と、用紙端部に余白ありで画像形成した後に、余白部をカットする方法が考えられる。電子写真方式の画像形成装置では、用紙端部まで余白のない画像を形成する場合、用紙サイズより略大きいトナー画像を用紙上に転写する事が必要になり、転写工程で用紙サイズ外のトナーで転写部材が汚染され、用紙の裏面を汚染してしまう。そのため、余白部を切断する方がプリント画像の汚れ防止の点で優れている。しかし、画像の余白部を切断するためには、画像形成装置の他に新たな裁断手段、切屑収容手段が必要となる。
特許文献1には、裁断手段として、ロール紙長カッター、ロール紙幅カッターを用いる技術が提案されている。また、特許文献2には、切屑収容手段として、切屑を収納する切屑収納部を切断手段の下方に配置して、切断手段としての上下一対の丸刃のカッターで、記録紙の搬送と同時に記録紙の両側端を切断し、吸引ファンで切屑を吸引して切屑収納部に補足する事で切屑が装置内に散乱するのを防止する技術が提案されている。
しかしながら、特許文献2に開示されている技術では、用紙搬送と同時に切断した切屑を吸引ファンで吸引しているため、吸引部に切屑が溜まるとファンの吸引力が低下し、切屑の回収性が悪化してしまう。特に吸引力が低下してくると、切屑はその自重による自然落下により切屑収納部に回収しなければならず、切屑の長さが長い場合は縦に立った状態となり、切屑の総回収量が低下してしまう。さらに、場合によっては切断部への切屑の巻込みによるジャムが惹き起こされ、カッターの動作不良を起こしてしまうおそれがある。また、上下一対の丸刃のカッターで、記録紙の搬送と同時に記録紙の両側端を切断する場合、切屑は用紙の搬送搬送と同方向に押出される事になり、切屑が装置外に排出されてしまう。
本発明はこのような技術的課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、シートを切断した際に生じる切屑を、所定の切屑収納部に確実に収納することができる丸刃対カッター、両丸刃対カッター、切断装置、画像形成装置を提供することにある。
本発明は、互いにオーバーラップして噛み合い回転する、内刃である第一丸刃及び外刃である第二丸刃を備え、シートを当該第一丸刃及び第二丸刃で挟み、シートと第一丸刃及び第二丸刃とを相対的に移動させることでシートを移動方向に切断する丸刃対カッターであり、前記第二丸刃の回転軸と同一回転軸上に配され当該第二丸刃と近接するロール部材と、シートの切屑を排出するように案内する案内部材と、当該案内部材及び前記ロール部材間に形成される案内経路上に配され、前記ロール部材と当接して従動回転するロール状の補助搬送部材と、を有し、前記補助搬送部材は、前記案内部材で案内されるシートの切屑が前記移動方向とは逆方向のベクトルを含む方向へ搬送される位置で前記ロール部材と当接し、前記案内部材は、前記第二丸刃の回転軸を中心とする円弧状に形成された案内経路面を備えるとともに、当該案内経路面は、シートの移動方向における前記補助搬送部材の上流側に配置された上流側案内面と、同下流側に配置され、シートの切屑をシートの移動方向とは逆方向のベクトルを含む方向へ移動させるように案内する下流側案内面と、を有することを特徴とする丸刃対カッターである。ここで、シートと第一丸刃及び第二丸刃とを相対的に移動させる態様としては、(前記シートは静止し、)前記第一丸刃及び第二丸刃が移動しながら回転することで、当該シートは第一丸刃及び第二丸刃の移動方向に切断されるものでもよいし、前記シートが搬送方向に移動し、前記第一丸刃及び第二丸刃は所定位置で回転し、当該シートは搬送方向に切断されるものでもよい。
前記案内部材で案内されるシートの切屑が搬送される方向は、シートの移動方向とは逆方向のベクトルを含むように構成する。すなわち、前記所定方向と移動方向(搬送方向)とのなす角度が90°よりも大きく、180°以下となるように構成する。また、シートの切屑を回収する切屑回収部を有し、前記案内部材は、シートの切屑を当該切屑回収部へ排出するよう案内することもできる。
記第二丸刃とロール部材との間隔は、切屑の幅よりも狭く構成することが好ましく、切屑の厚さよりも狭く構成することがさらに好ましい。
記第二丸刃の直径と前記ロール部材の直径とは実質的に等しく構成することができる。さらに、前記ロール部材はロール基材と、少なくとも当該ロール基材の外周面に形成される案内層とを有し、当該案内層の摩擦係数は当該ロール基材の摩擦係数よりも高く構成することができる。
また本発明は、これらの丸刃対カッターを二つ一組とし所定間隔を保持して設置するとともに、一組の前記第一丸刃及び一組の前記第二丸刃がそれぞれ同一の回転軸を共有する両丸刃対カッターである。また本発明は、この両丸刃対カッターと、当該両丸刃対カッターへシートを搬送する搬送部材とを備え、当該シートは搬送幅方向の両端部が切断される切断装置である。また本発明は、前記シートは記録シートであり、当該記録シートには、その中央に画像領域とそれを囲む非画像領域とを有し、当該非画像領域が切断される切断装置でもある。なお、前記記録シート、画像領域はいずれも四角形とすることができる。また本発明は、記録シートの画像領域に画像を形成する画像形成部と、この切断装置とを備える画像形成装置でもある。また本発明は、表面に受像層を備える記録シートの表面画像領域にトナー画像を形成する画像形成部と、当該トナー画像を当該受像層中へ埋没定着させる定着装置と、この切断装置とを備える画像形成装置でもある。
この発明によれば、シートを切断した際に生じる切屑を、所定の切屑収納部に確実に収納することができる丸刃対カッター、両丸刃対カッター、切断装置、画像形成装置を提供することができる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1
図1はこの発明の実施の形態1に係るカラー複合機(画像形成装置)100を示す構成図である。
まずこのカラー複合機100の基本的な構成を説明する。このカラー複合機100は、大きく分けて、画像形成部、中間転写部、用紙搬送部、一次定着器4、二次定着器(定着装置)5、切断装置7、原稿読取装置7、第一排紙トレイ101、第二排紙トレイ102などから構成されている。
画像形成部は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色に対応した画像形成ユニット1Y〜Kと、露光ユニット12、トナータンク17Y〜Kとを備えている。各画像形成ユニット1は、図中矢印Aの方向に回転駆動される像担持体としての感光体ドラム10と、当該感光体ドラム10の周囲に配設される帯電ロール11、現像装置13、一次転写ロール14、感光体クリーニング装置15、除電ロール16とをそれぞれ備えている。なお、画像形成部には図示しない画像処理装置を備えている。
中間転写部は、感光体ドラム10の周速と同一の移動速度で図中矢印Bの方向に回転駆動される像担持体としての中間転写ベルト20と、当該中間転写ベルト20を回転可能に支持するステアリングロール23、中間転写ベルト20挟みステアリングロール23と対峙するベルトクリーニング装置24、バックアップロール22、中間転写ベルト20を挟みバックアップロール22と対峙する二次転写ロール21とを備えている。
用紙搬送部は、異なる種類の記録用紙(記録シート)pが収容されている第一用紙トレイ30(1)及び第二用紙トレイ30(2)と、ピックアップ31(1)、31(2)、捌きロール対32(2)、32(2)、搬送ロール対33、34、レジストロール対35、経路切り替えシュート36、第一排出ロール対37、第二排出ロール対38を備えている。なお、この実施例では、用紙トレイ30(1)にはハガキサイズの記録用紙p(1)が、用紙トレイ30(2)にはA3サイズの記録用紙p(2)がそれぞれ収容されている。なお、本実施態様で使用する記録用紙pは、その表面(トナー画像が転写される面)にトナーの基材を構成する樹脂と同系統の樹脂で構成される受像層を有するものである。
次にこのカラー複合機100の基本的な動作を説明する。このカラー複合機100には、図示しないパーソナルコンピュータ等のホストコンピュータから送られてくるカラー画像情報や、原稿読取装置7によって読み取られたカラー原稿のカラー画像情報などが入力される。そして、カラー複合機100では、入力されたカラー画像情報に対し、図示しない画像処理装置により、必要に応じて、シェーデイング補正、位置ズレ補正、明度/色空間変換、ガンマ補正、枠消し、色/移動編集等の所定の画像処理が施される。そして、上記の如く画像処理装置で所定の画像処理が施された画像データは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)(各8bit)の4色の色材階調データとして露光ユニット12に送られ、この露光ユニット12では、原稿色材階調データに応じてレーザー光による画像露光が行われる。
露光ユニット12は、図示しない半導体レーザーを原稿再現色材階調データに応じて変調し、この半導体レーザーからレーザー光LBを階調データに応じて出射する。この半導体レーザーから出射されたレーザー光LBは、回転多面鏡(図示せず)によって偏向走査され、f・θレンズ(図示せず)及び反射ミラー(図示せず)を介して感光体ドラム10上に走査露光される。露光ユニット12によってレーザー光LBが走査露光される各感光体ドラム10Y〜Kは、図示しない駆動手段によって矢印A方向に沿って所定の速度で回転駆動されるようになっている。この感光体ドラム10の表面は、予め一次帯電用の帯電ロール11Y〜Kによって、所定の極性(例えば、マイナス極性)及び電位に帯電された後、原稿再現色材階調データに応じてレーザー光LBが走査露光されることによって静電潜像が形成される。
上記感光体ドラム10Y〜K上に形成された静電潜像は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色の現像装置13Y〜Kによって、例えば、感光体ドラム10の帯電極性と同極性のマイナス極性に帯電したトナー(帯電色材)によって反転現像され、所定の色のトナー画像Tとなる。上記現像装置13Y〜Kでは、例えば、平均粒径が5.5μmの球形トナーが用いられる。また、必要に応じ、トナータンク17Y〜Kからトナーの供給が行なわれる。
上記感光体ドラム10上に形成された各色のトナー画像T(Y)〜(K)は、当該感光体ドラム10の上部に配置された中間転写ベルト20上に、一次転写ロール14Y〜Kによって一次転写される。なお、一次転写されずに感光体ドラム10上に残留したトナーは、感光体クリーニング装置15により感光体ドラム10表面から除去される。また、感光体ドラム10の表面は電位履歴を消去するため除電ロール16により除電される。
中間転写ベルト20上には、形成する画像の色に応じて、感光体ドラム10上に形成されるイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色のすべて又はその一部のトナー画像T(Y)〜(K)が、一次転写ロール14Y〜Kによって順次重ね合わせた状態で転写される。この中間転写ベルト20上に転写されたトナー画像T(F)は、所定のタイミングで二次転写ロール21とバックアップロール22とが対峙する二次転写位置へと搬送される。
一方、ユーザからの明示的又は黙示的な指示により選択された記録用紙pは、用紙トレイ30から搬送され、ピックアップ31(1)、31(2)、捌きロール対32(2)、32(2)、搬送ロール対33、34により搬送経路上を搬送され、レジストロール対35で一旦停止される。そして、中間転写ベルト20上のトナー画像T(F)が二次転写位置に達するタイミングと同期して、レジストロール対は記録用紙pを二次転写位置へ搬送する。トナー画像T(F)は、二次転写ロール21の圧接力及び静電吸引力によって中間転写ベルト20から記録用紙p上へ転写される。なお、二次転写されずに中間転写ベルト20上に残留するトナーは、ベルトクリーニング装置24により中間転写ベルト20の表面から除去される。
トナー画像T(F)が二次転写された記録用紙pは、その後、一次定着器により一次定着される。そして、ユーザからの明示的又は黙示的な指示により、高光沢化処理を施さない場合には、経路切り替えシュート36により第一搬送経路が選択され、第一排出ロール対37により第一排出トレイ101へと排出される。また、ユーザからの明示的又は黙示的な指示により、高光沢化処理を施す場合には、経路切り替えシュート36により第二搬送経路が選択され、第一排出ロール対37により二次定着器5へ搬送され、後述の高光沢処理が施される。その後、記録用紙pは切断装置6によりその四隅が切り落とされ、余白が存在しない状態で第二排出トレイ102へと排出される。
図2は、二次定着器(定着装置)5を説明する断面概略図である。
まず、この二次定着器5の構成を説明する。この二次定着器5は、無端状の定着ベルト50と、定着ベルト50を回転可能に支持する加熱ロール51と、剥離ロール52と、ウオーク制御ロール53からなる3つの回転ロールと、定着ベルト50を挟み加熱ロール51と圧接してニップ部分Nを形成する加圧ロール54と、加熱ロール51の中空部分に配設されニップ部分Nの所定領域を加熱するハロゲンヒータ55と、定着ベルト50に密着した記録用紙pを冷却するヒートシンク56、ニップ部分Nに記録用紙pを案内する案内ガイド57a、b、定着ベルト50から記録用紙pが剥離するのを補助案内する剥離案内ガイド58a、b、剥離された記録用紙pを搬送する搬送ロール対59を備えている。なお、加熱ロール51は図示しない駆動源によって回転駆動され、その結果、定着ベルト50は図中矢印Cの方向へ所定の移動速度Vで回転駆動される。
また、定着ベルト50の内面側には、加熱ロール51と剥離ロール44との間に、当該定着ベルト50に接触し、強制的に冷却する冷却用のヒートシンク56が配設されている。 なお、搬送される記録用紙pと定着ベルト50との密着を補助するため、定着ベルト50を挟んでヒートシンク56に対峙する位置に記録用紙pを定着ベルト50へ付勢する付勢ロール(図示せず)が配設されている。また、この冷却用ヒートシンク56と加熱ロール51との間には、定着ベルト50に一定のテンションを付与する小径のテンションロール(図示せず)が配設されている。
次に、この二次定着器5の動作を説明する。その表面にトナー画像T(F)が転写され、一次定着された記録用紙pが案内ガイド57に案内され、画像面側を定着ベルト50に向けてニップ部Nに突入する。このニップ部Nでは、ハロゲンランプ55からの熱と加圧ロール54からの圧力との作用により、トナー画像T(F)を構成するトナーが溶融し(トナーは実質的に120〜150℃程度の温度に加熱される)、トナー画像T(F)は熱で軟化している記録用紙pの受像層に埋没する。
そしてニップ部Nを脱した後も、記録用紙pは定着ベルト50と密着した状態で搬送される。搬送途中において、ヒートシンク56により強制的に冷却され、定着ベルト50表面の平滑性が記録用紙pの表面、すなわち受像層へ転写され、記録用紙pの表面及びトナー画像T(F)は高い光沢を得る。そして、上記定着ベルト50は、剥離ロール44付近において、カラートナーTの溶融温度以下まで、例えば、40℃〜80℃程度まで冷却された後、剥離ロール44部分において記録用紙p自身の腰(剛性)によって定着ベルト50から剥離される。
図3は、実施形態1に係る切断装置6の構成を説明するものである。図3(a)は切断装置6の上面図、図3(b)は切断装置6の正面断面図、図3(c)は切断装置6の側面断面図をそれぞれ
示している。
図中実線矢印PPは記録用紙pの搬送方向を示しており、この搬送経路PPは第一搬送経路PP(1)と第二搬送経路PP(2)とから構成されており、両搬送経路は同一平面状に存在し、直交している。また、図中点線矢印は切屑の排出方向を示している。この切断装置6は、搬送経路Pの上流側から下流側にかけて、記録用紙pの有無を検知するセンサ60、記録用紙pをその搬送方向PP(1)へ搬送する第一搬送ロール対(搬送部材)61、記録用紙pの搬送方向PP(1)と平行な両端を切断する第一カッター(両丸刃対)8(1)、当接・離間自在であり当接して記録用紙pをその搬送方向PP(1)へ搬送する第二搬送ロール対(搬送部材)62と、当接・離間自在であり当接して記録用紙pをその搬送方向PP(2)へ搬送する第三搬送ロール対(搬送部材)63と、記録用紙pの搬送方向PP(2)と平行な両端を切断する第二カッター(両丸刃対カッター)8(2)と、記録用紙pの搬送平面の下部に配設され切屑を図示しない切屑ボックス(切屑回収部)へ搬送する切屑搬送ベルト装置64とを備えている。
図4は、カッター8の構成を説明するものである。図4(a)はカッター8の上面図、図4(b)はカッター8の正面図、図4(c)はカッター8の側面断面図を夫々示している。
このカッター8は、上部ロール8uと下部ロール8lとを有している。上部ロール8uは、ロール軸80と、そのロール軸80の中央部から端部にかけて、記録用紙pを搬送方向PPへ搬送する搬送ロール84a、b、内刃カッター81a、bをロール軸方向端部側へ押し付けるスプリング83a、b、内刃カッター(第一丸刃)81a、bを有している。下部ロール8lは、ロール軸87と、そのロール軸87の中央部から端部にかけて、記録用紙pを搬送方向PPへ搬送する搬送ロール86a、b、外刃カッター(第二丸刃)82、外刃取り付けロール(ロール部材)85a、bを有している。
そして、上部ロール8uと下部ロール8lとは図示しない加圧手段により互いに圧接している。したがって、内刃カッター81と外刃カッター82との対(丸刃対カッター)は、所定のオーバーラップ量lをもって噛み合っている。そして、この噛みあい代上流部で記録用紙pがカットされる。また、スプリング83が発現する弾性力により内刃カッター81は外刃カッター82側へ押し付けられている。その押し付け荷重は、必要とされるカット品質、各カッター81、82の耐久性等の条件に鑑みて決定することができ、本実施態様では0.7Nとしている。また、内刃カッター81の刃先角度θ(1)、外刃カッター82の刃先角度θ(2)は、必要とされるカット品質、各カッター81、82の耐久性、カッター81、82のくい込み量などの条件に鑑みて決定することができ、本実施態様では刃先角度θ(1)、θ(2)はいずれも60°としている。また、上部ロール8uと下部ロール8lとの各搬送ロール84、86は互いに圧接している。
外刃取り付けロール85は、外刃カッター82に接して設けられている。そして、外刃取り付けロール85と外刃カッター82の刃先との距離dは、記録用紙pの切屑p'の幅よりも狭く設定されている。そのため、外刃取り付けロール85と外刃カッター82との間に記録用紙pの切屑p'が入り込むことがない。また、外刃取り付けロール85の直径は外刃カッター82の直径と略等しく、さらに外刃取り付けロール85のロール幅wは、記録用紙pの切屑p'の幅よりも広い。そのため、内刃カッター81と外刃カッター82から排出される切屑p'の姿勢を一定に保つことができる。
図5、図6は、外刃取り付けロール85の効果を説明するものである。図5は、外刃取り付けロール85を使用しない場合の内刃カッター81と外刃カッター82近傍の正面図である。外刃取り付けロール85を使用しない場合には、記録用紙pの切屑p'は外刃カッター82の刃先の角度θ(2)に沿って排出される。したがって、図6に示すように、切断が進むことによってその切屑p'の姿勢が安定せず、場合によっては記録用紙pの搬送経路へ侵入してしまうおそれがある。外刃取り付けロール85を上述のように用いることによって、このような問題を確実に防止することができる。
図7は、第一カッター8(1)に取り付けられる第一案内部材9(1)周辺の構成を説明するものである。図7(a)は第一案内部材9(1)周辺の上面図、図7(b)は第一案内部材9(1)周辺の正面図である。この第一案内部材9(1)は、内刃カッター81と外刃カッター82の外側の刃面に沿って配設されている。第一案内部材9(1)の先端部90は、肉薄に形成されているため弾性を有し、内刃カッター81の刃面に僅かに接触している。なお、先端部90を内刃カッター81の刃面に非接触とすることも可能であるが、その場合には先端部90を内刃カッター81の刃面にできるだけ近接させることが好ましい。またこの先端部90は、記録用紙pの切断が開始される位置(すなわち、内刃カッター81と外刃カッター82との噛みあい代上流部)に近接するように、好ましくは一致するように設けられる。
この先端部90により記録用紙pの切屑p'は第一案内部材9(1)の二つの面に導かれて、切断済み記録用紙p、記録用紙pの搬送面から離れるように排出される。まず、切屑p'は第一案内部材9(1)の第一案内面91によりロール軸80方向の外側へ案内される(図7(a)の矢印A参照)。次に、切屑p'は案内部材9の第二案内面92により記録用紙搬送面の下側へ案内される(図7(b)の矢印B参照)。その結果、記録用紙pの切屑p'は搬送経路PPへ侵入してくることがない。また、連続的に形成される第一案内面91と第二案内面92に阻まれ、切屑p'は所定の排出方向以外の方向へ排出されることはない。
図8は、第一カッター8(1)による記録用紙pの切断状態を説明する上面図である。同図に示すように、記録用紙pの搬送幅方向両端部が第一カッター8(1)により切断され、第一案内部材9(1)により切屑p'は搬送方向の上流側から下流側にかけて徐々に切断済み記録用紙pから離れることが分かる。
図9は、第二カッター8(2)に取り付けられる第二案内部材(案内部材)9(2)周辺の構成を説明するものである。図9(a)は第二案内部材9(2)周辺の正面図、図9(b)は第二案内部材9(2)周辺の側面図である。この第二案内部材9(2)は、内刃カッター81と外刃カッター82の外側の刃面に沿って配設されている。第二案内部材9(2)の先端部90は、肉薄に形成されているため弾性を有し、内刃カッター81の刃面に僅かに接触している。なお、先端部90を内刃カッター81の刃面に非接触とすることも可能であるが、その場合には先端部90を内刃カッター81の刃面にできるだけ近接させることが好ましい。またこの先端部90は、記録用紙pの切断が開始される位置(すなわち、内刃カッター81と外刃カッター82との噛みあい代上流部)に近接するように、好ましくは一致するように設けられる。
この先端部90により記録用紙pの切屑p'は第二案内部材9(2)の二つの面に導かれて、切断済み記録用紙p、記録用紙pの搬送面から離れるように排出される。まず、切屑p'は第二案内部材9(2)の第一案内面91によりロール軸80方向の外側へ案内される。次に、切屑p'は第二案内部材9(2)の第二案内面92により記録用紙搬送面の下側へ案内される。さらに、切屑p'は第二案内部材9(2)の案内シュート93に沿って、搬送方向PPとは逆方向へ案内される。
ここで、案内シュート93は、外刃カッター82、外刃取り付けロール85の回転軸を中心として円弧状に形成されている。したがって、切屑p'は、外刃取り付けロール85の表面と案内シュート93とに挟まれた案内経路上を案内される。また、この案内シュート93は、上流側案内シュート931と下流側案内シュート932とから構成されており、上流側案内シュート931と下流側案内シュート932との間には、外刃取り付けロール85の表面と当接して従動回転する補助ロール部材94が保持部材95により回転自在に保持されている。したがって、切屑p'は補助ロール部材94により外刃取り付けロール85の表面に押し付けられ、より確実に所定の排出方向へ案内することができる。さらに、外刃取り付けロール85は、ロール本体(基材)851と、ロール本体851のロール周面に形成される(ロール本体851よりも)摩擦係数の高い弾性層(案内層)852とから構成されている。したって、外刃取り付けロール85の表面の弾性層により、より確実にロール85の回転力を受け、切屑p'を所定の排出方向へ案内することができる。
このような第二案内部材9(2)の作用の結果、記録用紙pの切屑p'は搬送経路PPへ侵入してくることがない。また、連続的に形成される第一案内面91と第二案内面92に阻まれ、切屑p'は所定の排出方向以外の方向へ排出されることはない。そして、より確実に切屑p'を記録用紙pの搬送方向PPとは逆方向に排出させることができる。
図10は、第二カッター8(2)による記録用紙pの切断状態を説明する上面図である。同図に示すように、記録用紙pの搬送幅方向両端部が第二カッター8(2)により切断され、第二案内部材9(2)により切屑p'は搬送方向PPとは逆方向(下向き)へ排出される。
次に、この切断装置4の動作を説明する。
まず二次定着器5から定着済み記録用紙pが搬送方向PPに沿って搬送される。この記録用紙pは、図11(a)に示すように長方形であり、その中央部に長方形の画像領域Iとその周囲に非画像領域(余白部分)Nとを有している。センサ60部分に記録用紙pの搬送方向先端が達すると、センサ60は記録用紙pが搬送されたことを検知し、切断装置6は第二搬送ロール対62を当接、第三搬送ロール対63を離間させ、第二搬送ロール対62及び第一カッター8(1)を回転させる。第一カッター8(1)で記録用紙pを搬送経路PP(1)に沿って搬送しつつ切断する。ここで、第一カッター8(1)による切断ラインは、図11(a)の点線C(1)で示す搬送方向PP(1)に平行なラインである。また、切断された切屑p'は第一案内部材9(1)によりカッター面から分離され、確実に切屑搬送ベルト装置64上へ案内される。
その後、切断装置6は所定位置において記録用紙pの搬送を一時停止する。この際、記録用紙pは、図11(b)に示すように向かい合う二辺が完全に切断されている。そして、切断装置6は第二搬送ロール対62を離間させ、第三搬送ロール対63を当接させ、第三搬送ロール対63及び第二カッター8(2)を回転させる。切断装置6は第二カッター8(2)で記録用紙pを搬送経路PP(2)に沿って搬送しつつ切断する。ここで、第二カッター8(2)による切断ラインは、図11(b)の点線C(2)で示す搬送方向PP(2)に平行なラインである。また、切断された切屑p'は第二案内部材9(2)により搬送方向PPとは逆向きに排出され、確実に切屑搬送ベルト装置64上へ案内される。
切断が完了した記録用紙pは、図11(c)に示す状態となり、全面が画像領域のいわゆる縁ナシ画像となっている。この記録用紙pは、複合機100の第二排出トレイ102へ排出される。一方、切屑p'は切屑搬送ベルト装置64により、図示しない切屑ボックス(切屑収容部)へ搬送、収容される。
実施形態2
図12は、実施形態2に係る切断装置6の構成を説明するものである。図12(a)は切断装置6の上面図、図12(b)は切断装置6の正面断面図をそれぞれ示している。なお、実施形態1と同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
図中実線矢印PPは記録用紙pの搬送方向を示している。また、図中点線矢印は切屑の排出方向を示している。この切断装置6は、搬送経路Pの上流側から下流側にかけて、記録用紙pの有無を検知するセンサ60、記録用紙pをその搬送方向PPへ搬送する第一搬送ロール対(搬送部材)61、記録用紙pの搬送方向PPに直交する方向後端部を切断する第一スリッターカッター65(1)と、記録用紙pをその搬送方向PPへ搬送する第二搬送ロール対(搬送部材)62と、記録用紙pの搬送方向PPと平行な両端を切断するカッター(両丸刃対)8と、記録用紙pの搬送方向PPに直交する方向先端部を切断する第二スリッターカッター65(2)と、記録用紙pをその搬送方向PPへ搬送する第三搬送ロール対(搬送部材)63と、記録用紙pの搬送平面の下部に配設され切屑を図示しない切屑ボックスへ搬送する切屑搬送ベルト装置64とを備えている。なお、各スリッターカッター65は、直線状の固定刃と固定刃のエッジに沿って摺動する稼動刃とを備えている。
次に、この切断装置6の動作を説明する。
まず二次定着器5から定着済み記録用紙pが搬送経路PPに沿って搬送される。この記録用紙pは、図11(a)に示すように長方形であり、その中央部に長方形の画像領域Iとその周囲に非画像領域(余白部分)Nとを有している。センサ60部分に記録用紙pの搬送方向先端が達すると、センサ60は記録用紙pが搬送されたことを検知し、切断装置6は第一搬送ロール対61、カッター8、第二搬送ロール対62、第三搬送ロール対63を回転させる。カッター8で記録用紙pを搬送経路PPに沿って搬送しつつ切断する。ここで、カッター8による切断ラインは、図11(a)の点線C(1)で示す搬送方向PPに平行なラインである。
その後、所定位置において記録用紙pの搬送を一時停止する。そして、第一スリッターカッター65(1)、第二スリッターカッター(2)が作動し、記録用紙pの搬送方向PPに直交する後端部と先端部とを切断する。なお、切断後に、第一スリッターカッター65(1)、第二スリッターカッター65(2)は所定位置で停止する。
記録用紙pの搬送を再開し、再びカッター8で記録用紙pを搬送経路PPに沿って搬送しつつ切断する。ここで、カッター8により切断された切屑p'は案内部材(案内部材)9により搬送方向PPとは逆向きに排出され、確実に切屑ボックス(切屑回収部)69へ案内される。一方、第一スリッターカッター65(1)、第二スリッターカッター65(2)により切断された切屑p'は、いずれもスリッターカッターの固定刃に支えられることなく、自然落下により切屑ボックス(切屑回収部)69に落下する。第一スリッターカッター65(1)、第二スリッターカッター65(2)は、それぞれそのカッター直下を記録用紙pの搬送方向後端が通過した後、所定位置に戻り停止する。なお、第一スリッターカッター65(1)、第二スリッターカッター65(2)の各固定刃は、切屑p'が自然落下しやすくするため、各稼動刃と接する面に角度をつけることができる。
切断が完了した記録用紙pは、図11(c)に示すような状態となり、全面が画像領域のいわゆる縁ナシ画像となっている。この記録用紙pは、複合機100の第二排出トレイ102へ排出される。
実施形態3
図13は、実施形態3に係る切断装置6の構成を説明するものである。図13(a)は切断装置6の上面図、図13(b)は切断装置6の正面断面図をそれぞれ示している。この実施形態では、実施形態2に係る切断装置6の第一スリッターカッター65(1)、第二スリッターカッター65(2)を、それぞれ第一ギロチンカッター66(1)、第二ギロチンカッター66(2)に置き換えたものである。なお、実施形態1、2と同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
この切断装置6の動作を説明する。
まず二次定着器5から定着済み記録用紙pが搬送経路PPに沿って搬送される。この記録用紙pは、図11(a)に示すように長方形であり、その中央部に長方形の画像領域Iとその周囲に非画像領域(余白部分)Nとを有している。センサ60部分に記録用紙pの搬送方向先端が達すると、センサ60は記録用紙pが搬送されたことを検知し、切断装置6は第一搬送ロール対61、カッター8、第二搬送ロール対62、第三搬送ロール対63を回転させる。カッター8で記録用紙pを搬送経路PPに沿って搬送しつつ切断する。ここで、カッター8による切断ラインは、図11(a)の点線C(1)で示す搬送方向PPに平行なラインである。
その後、所定位置において記録用紙pの搬送を一時停止する。そして、第一ギロチンカッター66(1)、第二ギロチンカッター66(2)が作動し、記録用紙pの搬送方向PPに直交する後端部と先端部とを切断する。なお、切断後に、第一ギロチンカッター66(1)、第二ギロチンカッター66(2)は所定待機位置で停止する。
記録用紙pの搬送を再開し、再びカッター8で記録用紙pを搬送経路PPに沿って搬送しつつ切断する。ここで、カッター8により切断された切屑p'は案内部材(案内部材)9により搬送方向PPとは逆向きに排出され、確実に切屑ボックス(切屑回収部)69へ案内される。一方、第一ギロチンカッター66(1)、第二ギロチンカッター66(2)により切断された切屑p'は、自由落下により切屑ボックス(切屑回収部)69に落下する。
切断が完了した記録用紙pは、図11(c)に示すような状態となり、全面が画像領域のいわゆる縁ナシ画像となっている。この記録用紙pは、複合機100の第二排出トレイ102へ排出される。
実施形態4
図14は、実施形態4に係る切断装置6の構成を説明するものである。図14(a)は切断装置6の上面図、図14(b)は切断装置6の正面断面図をそれぞれ示している。なお、実施形態1、2、3と同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
図中実線矢印PPは記録用紙pの搬送方向を示している。また、図中点線矢印は切屑の排出方向を示している。この切断装置6は、搬送方向PPの上流側から下流側にかけて、記録用紙pの有無を検知するセンサ60、記録用紙pをその搬送方向PPへ搬送する第一搬送ロール対(搬送部材)61、記録用紙pの搬送方向PPと平行な両端を切断するカッター(両丸刃対)8と、記録用紙pの搬送方向PPに直交する端部を切断するスリッターカッター65と、記録用紙pをその搬送方向PPへ搬送する第二搬送ロール対(搬送部材)62と、記録用紙pの搬送平面の下部に配設され切屑を図示しない切屑ボックスへ搬送する切屑搬送ベルト装置64とを備えている。なお、スリッターカッター65の代わりにギロチンカッターを用いてもよい。また、搬送方向PPにおいてカッター8と、スリッターカッター65との位置関係を逆転することも可能である。但し、スリッターカッター65の移動距離を考慮すると、搬送方向のより上流側にカッター8を配設する方が好ましい。
次に、この切断装置6の動作を説明する。
まず二次定着器5から定着済み記録用紙pが搬送経路PPに沿って搬送される。この記録用紙pは、図11(a)に示すように長方形であり、その中央部に長方形の画像領域Iとその周囲に非画像領域(余白部分)Nとを有している。センサ60部分に記録用紙pの搬送方向先端が達すると、センサ60は記録用紙pが搬送されたことを検知し、切断装置6は第一搬送ロール対61、カッター8、第二搬送ロール対62を回転させる。カッター8で記録用紙pを搬送経路PPに沿って搬送しつつ切断する。ここで、カッター8による切断ラインは、図11(a)の点線C(1)で示す搬送方向PPに平行なラインである。
その後、第一所定位置において記録用紙pの搬送を一時停止する。そして、スリッターカッター65が作動し、記録用紙pの搬送方向PPに直交する先端部とを切断する。なお、切断後に、スリッターカッター65は所定位置で停止する。記録用紙pの搬送を再開し、再びカッター8で記録用紙pを搬送経路PPに沿って搬送しつつ切断する。なお、同じく、カッター8による切断ラインは、図11(a)の点線C(1)で示す搬送方向PPに平行なラインである。
さらにその後、第二所定位置において記録用紙pの搬送を一時停止する。そして、スリッターカッター65が作動し、記録用紙pの搬送方向PPに直交する後端部とを切断する。なお、切断後に、スリッターカッター65は所定位置で停止する。記録用紙pの搬送を再開し、再びカッター8で記録用紙pを搬送経路PPに沿って搬送しつつ切断し、切断を完了する。なお、同じく、カッター8による切断ラインは、図11(a)の点線C(1)で示す搬送方向PPに平行なラインである。
ここで、カッター8により切断された切屑p'は案内部材9により搬送方向PPと逆方向へ排出され、確実に切屑ボックス(切屑回収部)69へ案内される。一方、スリッターカッター65により切断された切屑p'は、自然落下により切屑ボックス(切屑回収部)69に落下する。スリッターカッター65は、カッター直下を記録用紙pの搬送方向後端が通過した後、所定位置に戻り停止する。なお、スリッターカッター65の固定刃は、切屑p'が自然落下しやすくするため、稼動刃と接する面に角度をつけることができる。
切断が完了した記録用紙pは、図11(c)に示す状態となり、全面が画像領域のいわゆる縁ナシ画像となっている。この記録用紙pは、複合機100の第二排出トレイ102へ排出される。
実施形態1、2、3、4で示した切断装置、画像形成装置の構成は本発明の一例に過ぎず、他の態様の切断装置、画像形成装置に適用可能であることは勿論である。例えば、これら実施態様1〜3に係る複合機100は、二次定着器5と切断装置6とが一体的なユニットとして構成され、複合機本体に対して着脱自在な構成となっているが、これに限らず、複合機本体と一体的に構成されてもよい。またこの他にも本発明は、感光体ドラムを1つのみ備え、当該感光体ドラム上に、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)等の各色のトナー画像Tを順次形成し、上記感光体ドラム上に順次形成されるイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)等の各色のトナー画像Tを、記録シート上に多重に転写した後、これらのトナー画像Tを加熱加圧して記録シート上に定着することにより、カラー画像を形成する画像形成装置にも適用することができる。また、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)等の各色に対応した複数の画像形成ユニットを備え、各画像形成ユニットの感光体ドラム上に順次形成されるイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)等の各色のトナー画像Tを、記録シート上に多重に転写し、トナー画像Tを加熱加圧して記録シート上に定着することによりカラー画像を形成する画像形成装置にも適用することができる。
図1は、実施形態1に係るカラー複合機の断面概略図である。 図2は、図1に示す複合機の二次定着器の断面概略図である。 図3は、実施形態1に係る切断装置を説明するものである。 図4は、カッターを説明するものである。 図5は、外刃取り付けロールの作用を説明するものである。 図6は、外刃取り付けロールの作用を説明するものである。 図7は、分離部材の構成を説明するものである。 図8は、カッターの作用を説明するものである。 図9は、分離部材の構成を説明するものである。 図10は、カッターの作用を説明するものである。 図11は、記録用紙を説明するものである。 図12は、実施形態2に係る切断装置を説明するものである。 図13は、実施形態3に係る切断装置を説明するものである。 図14は、実施形態4に係る切断装置を説明するものである。
符号の説明
100…カラー複合機(画像形成装置)、5…二次定着器(定着装置)、6…切断装置、8…カッター(両丸刃対カッター)、61…第一搬送ロール対(搬送部材)、62…第二搬送ロール対(搬送部材)、63…第三搬送ロール対(搬送部材)、64…切屑搬送ベルト装置、81…内刃カッター(第一丸刃)、82…外刃カッター(第二丸刃)、85…外刃取り付けロール(ロール部材)、851…ロール本体、852…弾性層、9…案内部材、91…先端部、91…第一案内面、92…第二案内面、93…案内シュート、94…補助ロール部材

Claims (10)

  1. 互いにオーバーラップして噛み合い回転する、内刃である第一丸刃及び外刃である第二丸刃を備え、
    シートを当該第一丸刃及び第二丸刃で挟み、シートと第一丸刃及び第二丸刃とを相対的に移動させることでシートを移動方向に切断する丸刃対カッターであり、
    前記第二丸刃の回転軸と同一回転軸上に配され当該第二丸刃と近接するロール部材と、
    シートの切屑を排出するように案内する案内部材と、
    当該案内部材及び前記ロール部材間に形成される案内経路上に配され、前記ロール部材と当接して従動回転するロール状の補助搬送部材と、
    を有し、
    前記補助搬送部材は、前記案内部材で案内されるシートの切屑が前記移動方向とは逆方向のベクトルを含む方向へ搬送される位置で前記ロール部材と当接し、
    前記案内部材は、前記第二丸刃の回転軸を中心とする円弧状に形成された案内経路面を備えるとともに、当該案内経路面は、シートの移動方向における前記補助搬送部材の上流側に配置された上流側案内面と、同下流側に配置され、シートの切屑をシートの移動方向とは逆方向のベクトルを含む方向へ移動させるように案内する下流側案内面と、を有することを特徴とする丸刃対カッター。
  2. 前記シートは搬送方向に移動し、前記第一丸刃及び第二丸刃は所定位置で回転し、当該シートは搬送方向に切断される請求項1に記載の丸刃対カッター。
  3. シートの切屑を回収する切屑回収部を有し、
    前記案内部材は、シートの切屑を当該切屑回収部へ排出するよう案内する請求項1または2に記載の丸刃対カッター。
  4. 前記第二丸刃の直径と前記ロール部材の直径と実質的に等しい請求項のいずれかに記載の丸刃対カッター。
  5. 前記ロール部材はロール基材と、少なくとも当該ロール基材の外周面に形成される案内層とを有し、当該案内層の摩擦係数は当該ロール基材の摩擦係数よりも高い請求項のいずれかに記載の丸刃対カッター。
  6. 請求項1〜のいずれかに記載の丸刃対カッターを二つ一組とし所定間隔を保持して設置するとともに、一組の前記第一丸刃及び一組の前記第二丸刃がそれぞれ同一の回転軸を共有することを特徴とする両丸刃対カッター。
  7. 請求項に記載の両丸刃対カッターと、当該両丸刃対カッターへシートを搬送する搬送部材とを備え、
    当該シートは搬送幅方向の両端部が切断されることを特徴とする切断装置。
  8. 前記シートは記録シートであり、当該記録シートには、その中央に画像領域とそれを囲む非画像領域とを有し、当該非画像領域が切断される請求項に記載の切断装置。
  9. 記録シートの画像領域に画像を形成する画像形成部と、請求項に記載の切断装置とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  10. 表面に受像層を備える記録シートの表面画像領域にトナー画像を形成する画像形成部と、当該トナー画像を当該受像層中へ埋没定着させる定着装置と、請求項に記載の切断装置とを備える画像形成装置。
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