JP2009113948A - 搬送装置および画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】記録媒体の突起部を除去することができる技術を提供する。
【解決手段】両端にバリを有する用紙Pが搬送されるのを案内する用紙搬送路410と、用紙搬送路410に対向する位置に設けられ、用紙Pの両端を用紙搬送路410に押し付ける押し付け部材810と、用紙搬送路410に向けて押し付け部材810を移動させる押し付け機構820と、用紙搬送方向において押し付け部材810より下流側に設け、用紙Pに付着した紙粉を除去する紙粉除去装置900とを備える。
【選択図】図2
【解決手段】両端にバリを有する用紙Pが搬送されるのを案内する用紙搬送路410と、用紙搬送路410に対向する位置に設けられ、用紙Pの両端を用紙搬送路410に押し付ける押し付け部材810と、用紙搬送路410に向けて押し付け部材810を移動させる押し付け機構820と、用紙搬送方向において押し付け部材810より下流側に設け、用紙Pに付着した紙粉を除去する紙粉除去装置900とを備える。
【選択図】図2
Description
本発明は、搬送装置および画像形成装置に関する。
従来の搬送装置は、搬送路で用紙を案内しながら搬送ロール対で用紙を搬送している。このような搬送装置は、画像形成装置などに備えられている。従来の画像形成装置は、光学的に潜像が形成された感光体ドラムにトナー像を形成し、そのトナー像を転写ベルトに一次転写し、搬送装置により搬送された用紙に一次転写された一次転写像を転写ベルトから二次転写する。そして、用紙を定着装置に設けられているロールで挟み込むことにより、二次転写された二次転写像を用紙に定着させるものである。
近年、画像形成装置の高速出力化やカラー化に伴い、定着装置に設けられているロールの軟化や定着装置に設けられているロールの圧力増加の傾向がある。そのため、用紙によるロールの傷や摩耗が発生することがある。このような背景のもと、ロールの傷や摩耗を低減する技術として、例えば特許文献1〜3がある。
特許文献1に記載の発明は、用紙の搬送方向と直行する方向に用紙を所定の移動量だけ移動させ、且つその用紙の移動量に合わせて一次転写像も移動させて用紙に二次転写する。特許文献1に記載の発明では、二次転写後の用紙を所定の移動量だけ移動させた状態で定着装置に搬送し、二次転写像を用紙に定着させる。これにより、用紙が定着装置に設けられているロールの特定の通過位置を通過することを防止している。
特許文献2に記載の発明は、定着装置に設けられているロールの回転軸を用紙の搬送方向に対して傾斜するように配置している。特許文献2に記載の発明では、搬送される用紙の端が定着装置に設けられているロールの広い範囲に接触する。これにより、用紙の端がロールの特定の部分に集中して接触するのを防止している。
特許文献3に記載の発明は、搬送される用紙の幅方向に、定着装置に設けられているロールを移動させる移動手段を設けている。特許文献3に記載の発明では、搬送される用紙の幅方向にロールを移動させている。これにより、用紙が定着ロールの特定の通過位置を通過することを防止している。
特開2003−131525
特開2006−072202
特開2005−351939
本発明は、記録媒体の突起部を除去することができる技術を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、両端に突起部を有する記録媒体が搬送されるのを案内する案内手段と、前記案内手段に対向する位置に設けられ、前記記録媒体の両端を前記案内手段に押し付ける押し付け手段と、前記案内手段に向けて前記押し付け手段を移動させる移動手段とを備えることを特徴とする搬送装置である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、大きさが異なる前記記録媒体の両端に対応する位置に、複数の前記押し付け手段を設けることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記記録媒体の搬送方向において前記押し付け手段より下流側に設け、前記記録媒体に付着した紙粉を除去する除去手段を備えることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の搬送装置を備えることを特徴とする画像形成装置である。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記押し付け手段を共通走行経路に設けることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、記録媒体の突起部を除去することができる。
請求項2に記載の発明によれば、記録媒体の大きさが異なる場合でも、大きさが異なるそれぞれの記録媒体の突起部を除去することができる。
請求項3に記載の発明によれば、記録媒体を掃除することができる。
請求項4に記載の発明によれば、記録媒体の突起部を除去することができる。
請求項5に記載の発明によれば、記録媒体の片面だけを案内手段に押し付ける場合に比べて、記録媒体の突起部をより除去することができる。
(1)第1の実施形態
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るカラープリンタの概略図である。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るカラープリンタの概略図である。
(カラープリンタの構成)
図1において、符号1は、カラープリンタ(画像形成装置)である。カラープリンタ1は、画像形成ユニット10C,10M,10Y,10Kと、制御部20と、一次転写装置200と、給紙装置300と、用紙搬送装置(搬送装置)400と、二次転写装置500と、定着装置600と、反転搬送装置700と、用紙押し付け装置800と、紙粉除去装置(除去手段)900とを備えている。カラープリンタ1は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色の色成分の重ね合わせた画像を用紙(記録媒体)Pに印刷する。ここで、用紙Pの種類としては、塗工紙や厚紙などがある。
図1において、符号1は、カラープリンタ(画像形成装置)である。カラープリンタ1は、画像形成ユニット10C,10M,10Y,10Kと、制御部20と、一次転写装置200と、給紙装置300と、用紙搬送装置(搬送装置)400と、二次転写装置500と、定着装置600と、反転搬送装置700と、用紙押し付け装置800と、紙粉除去装置(除去手段)900とを備えている。カラープリンタ1は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色の色成分の重ね合わせた画像を用紙(記録媒体)Pに印刷する。ここで、用紙Pの種類としては、塗工紙や厚紙などがある。
カラープリンタ1は、C,M,Y,Kの各色ごとに、画像形成ユニット10C,10M,10Y,10Kを、一次転写装置200に沿って間隔をおいて横並びに配列している。カラープリンタ1は、パーソナルコンピュータや画像読取装置などの図示省略した画像出力装置から所定の通信回線を経て画像データが制御部20に供給される。制御部20は、供給された画像データに基づき、各画像形成ユニット10C,10M,10Y,10Kに画像形成の制御指令を発する。また、制御部20は、この画像形成動作を含めてカラープリンタ1全体の動作を制御する。
画像形成ユニット10C,10M,10Y,10Kは、制御部20から供給される画像データに応じてレーザ光を走査するレーザ光走査装置50と、このレーザ光走査装置50の下方に配置され、レーザ光走査装置50で走査されたレーザ光により静電潜像が形成される現像装置100とを有している。レーザ光走査装置50は、各色の画像データに応じて変調したレーザ光を偏向走査して、現像装置100の感光体ドラム110に照射する。
現像装置100は、レーザ光走査装置50からレーザ光の照射を受ける感光体ドラム110を有している。この感光体ドラム110は矢印A方向に回転する。感光体ドラム110の周囲には、感光体ドラム110の表面を掃除するクリーニング装置120と、感光体ドラム110の表面を帯電する帯電器130と、感光体ドラム110の表面に形成された静電潜像を現像する現像器140とが、この順で矢印A方向に沿って設けられている。
この現像装置100によると、回転する感光体ドラム110が帯電器130により帯電され、その表面に、レーザ光走査装置50からレーザ光が照射され、これによって各色の画像データに応じた静電潜像が形成される。次に、静電潜像が現像器140を通過することにより現像器140から感光体ドラム110の表面にトナーが供給され、その表面に、静電潜像のみにトナーが残ってトナー像が現像される。
次に、感光体ドラム110上のトナー像が、矢印B方向に循環回転している一次転写装置200の転写ベルト210上に一次転写される。一次転写後、感光体ドラム110の表面には、トナーが残存する。その残存したトナーは、クリーニング装置120により感光体ドラム110の表面から掻き落とされる。
一次転写装置200は、上記のように感光体ドラム110から転写ベルト210にトナー像を受けて一次転写のプロセスを担うものであり、各画像形成ユニット10C,10M,10Y,10Kを通過することにより、転写ベルト210上には各色のトナー像が多重転写される。転写ベルト210は、駆動ロール220、従動ロール231,232、ステアリングロール240およびバックアップロール250に、テンションがかかった状態で巻回されている。転写ベルト210は、駆動ロール220によって所定の速度で矢印B方向に循環回転させられる。
転写ベルト210の内周側には、各画像形成ユニット10C,10M,10Y,10Kの感光体ドラム110との間に転写ベルト210を挟み、感光体ドラム110と連れ回りする一次転写ロール260が、回転自在に設けられている。転写ベルト210を挟んで従動ロール232と対向する位置には、転写ベルト210の表面を掃除するベルトクリーナ270が設けられている。このベルトクリーナ270は、転写ベルト210の表面に残存したトナーを掻き落とす。
給紙装置300は、用紙の大きさや用紙の紙質など、用紙の種類を分けるために複数設けられている。給紙装置300は、多数の用紙Pが積載される給紙保管部310と、給紙保管部310から1枚の用紙Pを引き出す抽出ロール320と、用紙搬送装置400に向けて間隔をおいて設けられている複数の搬送ロール対330とを備えている。給紙装置300は、給紙保管部310から引き出した用紙Pを用紙搬送装置400に向けて搬送する。
用紙搬送装置400は、搬送される用紙Pを案内する用紙搬送路(案内手段)410と、二次転写装置500に向けて間隔をおいて設けられている複数の搬送ロール対430と、規定のタイミングで二次転写装置500に用紙を送り込むレジストロール対440とを備えている。用紙搬送装置400は、給紙装置300から二次転写装置500にわたって用紙搬送路410を形成している。用紙搬送装置400は、二次転写装置500に用紙Pを搬送する。なお、この用紙搬送装置400に用紙押し付け装置800および紙粉除去装置900を設けているが、用紙押し付け装置800および紙粉除去装置900については後述する。
二次転写装置500は、バックアップロール250との間に転写ベルト210を挟み、バックアップロール250との間に転写圧を発生させながら連れ回りする二次転写ロール510を備えている。二次転写装置500においては、給紙保管部310から用紙搬送路410を搬送された用紙Pが、転写ベルト210上のトナー像とタイミングを合わせて二次転写ロール510と転写ベルト210との間に挿入され、用紙Pの表面にトナー像が二次転写される。二次転写された用紙Pは、搬送ベルト520により定着装置600に送られる。
定着装置600は、上側の加熱ロール610と、下側の加圧ロール620とを備えている。定着装置600は、加熱ロール610と加圧ロール620との間に用紙Pを加熱しながら強く挟んで搬送することにより、用紙Pの表面に二次転写像を定着させる。二次転写像を定着させた用紙Pは、矢印C方向に搬送され、装置外に排出される。一方、用紙Pの両面に画像を印刷する場合、二次転写像を定着させた用紙Pは、反転搬送装置700に送られる。
反転搬送装置700は、用紙Pを挟んで搬送する複数の搬送ロール対710を備えおり、定着装置600から用紙搬送装置400にわたって反転搬送路720を形成している。反転搬送装置700は、反転搬送装置700に送られてきた用紙Pの表裏を反転させて、表裏を反転した用紙Pを矢印D方向に搬送し、再び用紙搬送装置400へ送り戻す。
(カラープリンタの動作)
次に、カラープリンタ1の動作について説明する。カラープリンタ1は、それぞれの感光体ドラム110の表面に形成されたC,M,Y,Kの各色のトナー像を転写ベルト210に順次一次転写する。次いで、用紙搬送装置400により給紙装置300から搬送された用紙Pに、二次転写装置500により転写ベルト210上の一次転写像を二次転写する。そして、用紙Pを定着装置600に送り、用紙Pに二次転写像を定着させる。この二次転写像を定着させた用紙Pを矢印C方向に搬送し、装置外に排出する。
次に、カラープリンタ1の動作について説明する。カラープリンタ1は、それぞれの感光体ドラム110の表面に形成されたC,M,Y,Kの各色のトナー像を転写ベルト210に順次一次転写する。次いで、用紙搬送装置400により給紙装置300から搬送された用紙Pに、二次転写装置500により転写ベルト210上の一次転写像を二次転写する。そして、用紙Pを定着装置600に送り、用紙Pに二次転写像を定着させる。この二次転写像を定着させた用紙Pを矢印C方向に搬送し、装置外に排出する。
一方、用紙Pの両面に画像を印刷する場合、二次転写像を定着させた用紙Pを反転搬送装置700に送り、用紙Pの表裏を反転して、再び用紙搬送装置400へ送り戻す。そして、反転された用紙Pを定着装置600に送り、用紙Pの裏面に二次転写像を定着させる。この二次転写像を定着させた用紙Pを矢印C方向に搬送し、用紙Pを装置外に排出する。
(用紙押し付け装置および紙粉除去装置の構成)
次に、用紙搬送装置400に設けられている用紙押し付け装置800および紙粉除去装置900の構成について図面を参照して説明する。図2は、用紙押し付け装置周辺を拡大して示す概略図である。図3は、用紙押し付け装置を下方向から見た場合を示す概略図である。図4は、用紙押し付け装置を用紙搬送方向から見た場合を示す概略図である。
次に、用紙搬送装置400に設けられている用紙押し付け装置800および紙粉除去装置900の構成について図面を参照して説明する。図2は、用紙押し付け装置周辺を拡大して示す概略図である。図3は、用紙押し付け装置を下方向から見た場合を示す概略図である。図4は、用紙押し付け装置を用紙搬送方向から見た場合を示す概略図である。
用紙搬送装置400は、図1に示すように、給紙装置300から定着装置600に用紙Pを搬送する片面印刷走行経路の一部に設けられている。また、用紙搬送装置400は、反転搬送装置700から定着装置600に用紙Pを搬送する両面印刷走行経路の一部に設けられている。つまり、用紙搬送装置400は、用紙Pの片面に画像を印刷する場合の片面印刷走行経路と用紙Pの両面に画像を印刷する場合の両面印刷走行経路との共通部分である共通走行経路の一部に設けられている。なお、片面印刷走行経路において、用紙Pが搬送される搬送方向が用紙搬送方向(搬送方向)である。
用紙搬送装置400は、搬送される用紙Pを案内する用紙搬送路410を備えている。用紙搬送路410は、図2に示すように、上側走行面411と、下側走行面412とを備えている。上側走行面411および下側走行面412は、樹脂または金属により形成されている板状の部材である。上側走行面411および下側走行面412は、搬送ロール対430、後述する押し付けロール811や後述する回転ブラシ910などを通す図示省略した開口部を設けている。この用紙搬送路410は、搬送ロール対430により矢印E方向に搬送される用紙Pを案内する。
用紙押し付け装置800は、図2に示すように、用紙搬送路410に沿って設けられている。また、用紙押し付け装置800は、共通走行経路に設けられている。さらに、用紙押し付け装置800は、用紙搬送方向において定着装置600より上流側に設けられている。用紙押し付け装置800は、押し付け部材(押し付け手段)810と、押し付け機構(移動手段)820と、用紙検知センサ830とを備えている。用紙押し付け装置800は、用紙Pの両端を用紙搬送路410に押し付ける。
押し付け部材810は、用紙搬送路410に対向する位置に設けられている。押し付け部材810は、押し付けロール811と、回転軸812と、軸受813とを備えている。押し付け部材810は、図2,図4に示すように、用紙Pの両端を用紙搬送路410の上側走行面411に押し付ける。押し付けロール811は、図3,図4に示すように、用紙Pの両端に対応する位置にそれぞれ設けられている。押し付けロール811は、ポリアセタールやステンレス鋼などの材料で形成されている。
回転軸812は、押し付けロール811の軸である。回転軸812は、押し付けロール811から外側に突出している。軸受813は、押し付けロール811から外側に突出している回転軸812に挿入されて設けられている。押し付け部材810は押し付け機構820により移動させられることで、押し付けロール811が用紙Pの両端を上側走行面411に押し付け、用紙Pが矢印E方向に搬送されるのに伴って、押し付けロール811が回転する。
押し付けロール811が用紙Pの両端を上側走行面411に押し付けることにより、用紙Pの上側走行面411側の両端が上側走行面411と擦れ、用紙Pのバリ(突起部)が取り除かれる。また、押し付けロール811が用紙Pの両端を上側走行面411に押し付けることにより、用紙Pの下側走行面412側の両端が押し付けロール811と接触し、用紙Pのバリが押し潰される。
押し付け機構820は、図2,図4に示すように、ばね821と、ソレノイド822と、このソレノイド822に固定されている伝達部材823とを備えている。押し付け機構820は、押し付け部材810を用紙搬送路410に向けて移動させる。ばね821は、軸受813の下方に設けられている。ばね821は、軸受813を用紙搬送路410に向けて押している。つまり、ばね821は、押し付け部材810を用紙搬送路410に向けて押している。
ソレノイド822は、制御部20の制御により伝達部材823を矢印F方向または矢印G方向に移動させる。ソレノイド822が伝達部材823を矢印F方向に移動させると、ばね821の作用により押し付け部材810を上側走行面411に向けて移動させる。つまり、押し付け部材810の押し付けロール811が上側走行面411に接触する。一方、ソレノイド822が伝達部材823を矢印G方向に移動させると、ばね821に抗して押し付け部材810を上側走行面411がある方向とは反対方向に移動させる。つまり、押し付け部材810の押し付けロール811が上側走行面411から離れる。
なお、本実施形態では、ソレノイド822を備えているが、この実施形態に限られない。例えば、ソレノイド822に変えてカムを備えている実施形態としてもよい。
用紙検知センサ830は、図2に示すように、用紙搬送方向において押し付け部材810より下流側に設けられている。用紙検知センサ830は、搬送されている用紙Pを検知すると、制御部20に信号を送信する。その送信された信号に基づいてソレノイド822の動作が制御される。つまり、用紙検知センサ830が用紙Pを検知しないと、ソレノイド822が伝達部材823を矢印G方向に移動させる。一方、用紙検知センサ830が用紙Pを検知すると、ソレノイド822が伝達部材823を矢印F方向に移動させる。
紙粉除去装置900は、図2に示すように、用紙搬送路410に沿って設けられている。また、紙粉除去装置900は、用紙搬送方向において用紙押し付け装置800より下流側に設けられている。さらに、紙粉除去装置900は、用紙搬送方向において二次転写装置500の上流側に設けられている。つまり、紙粉除去装置900は、図1に示すように、用紙搬送方向において用紙押し付け装置800と二次転写装置500との間に設けられている。
紙粉除去装置900は、図2に示すように、回転ブラシ910と、紙粉回収装置920とを備えている。紙粉除去装置900は、用紙Pの上側走行面411側の表面に付着した紙粉を除去する。回転ブラシ910は、図2,図3に示すように、回転自在な回転軸の周面に毛を配列したものである。回転ブラシ910は、図示省略した駆動装置により図2の矢印H方向に回転する。回転ブラシ910は、矢印H方向に回転することで、搬送される用紙Pの表面に付着している紙粉を用紙Pの表面から除去する。
紙粉回収装置920は、図2に示すように、回転ブラシ910の上方に設けられている。紙粉回収装置920は、ダクト921と、ブロワー922とを備えている。紙粉回収装置920は、回転ブラシ910により用紙Pの表面から除去された紙粉を回収する。ダクト921は、回転ブラシ910を覆うようにして設けられている。ブロワー922は、ダクト921内に設けられている。ブロワー922は、紙粉を矢印I方向に吸い上げる。紙粉回収装置920は、回転ブラシ910により用紙Pの表面から除去した紙粉をブロワー922によって矢印I方向に吸い上げ、紙粉を回収する。
(用紙押し付け装置および紙粉除去装置の動作)
次に、用紙押し付け装置800および紙粉除去装置900の動作について図面を参照して説明する。
次に、用紙押し付け装置800および紙粉除去装置900の動作について図面を参照して説明する。
給紙装置300から搬送されてきた用紙Pが用紙搬送路410に沿って搬送されると、用紙検知センサ830が用紙Pを検知する。用紙検知センサ830が用紙Pを検知すると、制御部20の制御によりソレノイド822が図2の矢印F方向に伝達部材823を移動させる。この伝達部材823が移動させられるのに伴って、ばね821の作用により押し付けロール811が上側走行面411に向けて移動し、用紙Pの両端を上側走行面411に押し付ける。このとき、図2,図3の矢印E方向の用紙Pの先端が搬送ロール対430に挟まれ、用紙Pが搬送される。
押し付けロール811が用紙Pの両端を上側走行面411に押し付けると、用紙Pの上側走行面411側の両端が上側走行面411と擦れ、用紙Pのバリが取り除かれる。また、押し付けロール811が用紙Pの両端を上側走行面411に押し付けると、用紙Pの下側走行面412側の両端が押し付けロール811と接触し、用紙Pのバリが押し潰される。このように、用紙Pのバリが除去される。そのため、用紙搬送経路において用紙押し付け装置800より下流側にある定着装置600の加熱ロール610や加圧ロール620の表面が、用紙Pのバリにより傷がつくことを防止する。このとき、用紙Pから取り除かれたバリが紙粉となる。
そして、用紙Pが用紙搬送路410に沿ってさらに搬送されると、回転ブラシ910が図2の矢印H方向に回転しているので、用紙Pの上側走行面411側の表面に付着した紙粉が、用紙Pの上側走行面411側の表面から除去される。つまり、一次転写像が二次転写される用紙Pの表面から紙粉が除去される。その除去された紙粉は、紙粉回収装置920により回収される。そのため、一次転写像が紙粉に二次転写されるのを防止することで、結果、画質欠損を防止する。
そして、用紙Pが用紙搬送路410に沿ってさらに搬送されると、用紙検知センサ830が用紙Pを検知しなくなる。用紙検知センサ830が用紙Pを検知しなくなると、制御部20の制御によりソレノイド822が図2の矢印G方向に伝達部材823を移動させる。この伝達部材823が移動させられるのに伴って、押し付けロール811が上側走行面411から離れる。
一方、反転搬送装置700から搬送されてきた用紙Pが用紙搬送路410に沿って搬送されると、用紙押し付け装置800で用紙Pのバリを除去し、紙粉除去装置900で用紙Pに付着している紙粉を除去する。そのため、用紙Pの片面だけを上側走行面411に押し付ける場合に比べて、用紙Pのバリをより除去し、用紙Pに付着している紙粉をより除去する。
(2)第2の実施形態
第2の実施形態は、上記第1の実施形態の用紙押し付け装置を変更したものである。したがって、主に用紙押し付け装置について説明する。図5は、第2の実施形態の用紙押し付け装置を下方向から見た場合を示す概略図である。図6は、第2の実施形態の用紙押し付け装置を用紙搬送方向から見た場合を示す概略図である。
第2の実施形態は、上記第1の実施形態の用紙押し付け装置を変更したものである。したがって、主に用紙押し付け装置について説明する。図5は、第2の実施形態の用紙押し付け装置を下方向から見た場合を示す概略図である。図6は、第2の実施形態の用紙押し付け装置を用紙搬送方向から見た場合を示す概略図である。
用紙押し付け装置801は、用紙Pに対応する用紙押し付け装置である。用紙押し付け装置801は、図6に示すように、押し付け部材(押し付け手段)840と、押し付け機構(移動手段)850とを備えている。用紙押し付け装置801は、用紙Pの両端を用紙搬送路410に押し付ける。押し付け部材840は、ブロック841と、支持部材842とを備えている。ブロック841は、図5に示すように、用紙Pの両端に対応する位置にそれぞれ設けられている。押し付け部材810は、押し付け機構820により移動させられることで、ブロック841が用紙Pの両端を上側走行面411に押し付ける。
ブロック841が用紙Pの両端を上側走行面411に押し付けることにより、用紙Pの上側走行面411側の両端が上側走行面411と擦れ、用紙Pのバリが取り除かれる。また、ブロック841が用紙Pの両端を上側走行面411に押し付けることにより、用紙Pの下側走行面412側の両端がブロック841と擦れ、用紙Pのバリが取り除かれる。
押し付け機構850は、ばね851と、ソレノイド852と、このソレノイド852に固定されている伝達部材853とを備えている。押し付け機構850は、押し付け部材840を用紙搬送路410に向けて移動させる。ばね851は、伝達部材853の下方に設けられている。ばね851は、伝達部材853を用紙搬送路410に向けて押している。つまり、ばね851は、押し付け部材840を用紙搬送路410に向けて押している。ソレノイド852は、用紙搬送路410の下方に設けられている。
用紙押し付け装置802は、用紙の大きさが用紙Pより小さい用紙(記録媒体)P1に対応する用紙押し付け装置である。用紙押し付け装置802は、図6に示すように、押し付け部材(押し付け手段)860と、押し付け機構(移動手段)870とを備えている。用紙押し付け装置802は、用紙P1の両端を用紙搬送路410に押し付ける。押し付け部材860は、ブロック861と、支持部材862とを備えている。ブロック861は、図5に示すように、用紙P1の両端に対応する位置にそれぞれ設けられている。押し付け部材860は、押し付け機構870により移動させられることで、ブロック861が用紙P1の両端を上側走行面411に押し付ける。
ブロック861が用紙P1の両端を上側走行面411に押し付けることにより、用紙P1の上側走行面411側の両端が上側走行面411と擦れ、用紙P1のバリが取り除かれる。また、ブロック861が用紙P1の両端を上側走行面411に押し付けることにより、用紙P1の下側走行面412側の両端がブロック861と擦れ、用紙P1のバリが取り除かれる。
押し付け機構870は、ばね871と、ソレノイド872と、このソレノイド872に固定されている伝達部材873とを備えている。押し付け機構870は、押し付け部材860を用紙搬送路410に向けて移動させる。ばね871は、伝達部材873の下方に設けられている。ばね871は、伝達部材873を用紙搬送路410に向けて押している。つまり、ばね871は、押し付け部材840を用紙搬送路410に向けて押している。ソレノイド872は、用紙搬送路410の下方に設けられている。
第2の実施形態では、使用される用紙の大きさの選択に基づいて制御部20により、用紙押し付け装置801または用紙押し付け装置802のどちらが稼動するのかが決定される。用紙Pが選択された場合には、制御部20の決定により用紙押し付け装置801が稼動する。一方、用紙P1が選択された場合には、制御部20の決定により用紙押し付け装置802が稼動する。
そして、用紙Pまたは用紙P1が用紙搬送路410に沿って搬送されると、用紙押し付け装置801または用紙押し付け装置802で用紙Pまたは用紙P1のバリを除去し、紙粉除去装置900で用紙Pまたは用紙P1に付着している紙粉を除去する。
(3)第3の実施形態
第3の実施形態は、上記第2の実施形態の用紙押し付け装置の位置を変更したものである。したがって、主に用紙押し付け装置の位置について説明する。図7は、第3の実施形態の用紙押し付け装置を用紙搬送方向から見た場合を示す概略図である。
第3の実施形態は、上記第2の実施形態の用紙押し付け装置の位置を変更したものである。したがって、主に用紙押し付け装置の位置について説明する。図7は、第3の実施形態の用紙押し付け装置を用紙搬送方向から見た場合を示す概略図である。
用紙押し付け装置803は、用紙Pに対応する用紙押し付け装置である。用紙押し付け装置804は、用紙の大きさが用紙Pより小さい用紙P1に対応する用紙押し付け装置である。用紙押し付け装置803は、用紙搬送路410の下方に設けられている。そのため、用紙押し付け装置803は、用紙Pの両端を上側走行面411に押し付ける。用紙押し付け装置804は、用紙搬送路410の上方に設けられている。そのため、用紙押し付け装置804は、用紙P1の両端を下側走行面412に押し付ける。
第3の実施形態では、用紙押し付け装置804が用紙P1の両端を下側走行面412に押し付けることにより、用紙P1の上側走行面411側の両端が用紙押し付け装置804と擦れ、用紙P1のバリが取り除かれる。また、用紙押し付け装置804が用紙P1の両端を下側走行面412に押し付けることにより、用紙P1の下側走行面412側の両端が下側走行面412と擦れ、用紙P1のバリが取り除かれる。
本発明は、用紙を搬送する搬送装置やカラープリンタ、FAX、カラー複写機、これらの機能を備えた装置などの画像形成装置に利用することができる。
1…カラープリンタ、400…用紙搬送装置、410…用紙搬送路、810…押し付け部材、820…押し付け機構、900…紙粉除去装置、P…用紙。
Claims (5)
- 両端に突起部を有する記録媒体が搬送されるのを案内する案内手段と、
前記案内手段に対向する位置に設けられ、前記記録媒体の両端を前記案内手段に押し付ける押し付け手段と、
前記案内手段に向けて前記押し付け手段を移動させる移動手段と
を備えることを特徴とする搬送装置。 - 大きさが異なる前記記録媒体の両端に対応する位置に、複数の前記押し付け手段を設けることを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
- 前記記録媒体の搬送方向において前記押し付け手段より下流側に設け、前記記録媒体に付着した紙粉を除去する除去手段を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の搬送装置。
- 請求項1〜3のいずれか一項に記載の搬送装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
- 前記押し付け手段を共通走行経路に設けることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2007290088A JP2009113948A (ja) | 2007-11-07 | 2007-11-07 | 搬送装置および画像形成装置 |
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Family
ID=40781531
Family Applications (1)
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JP2011037555A (ja) * | 2009-08-07 | 2011-02-24 | Canon Inc | 画像形成装置 |
US20130058697A1 (en) * | 2011-09-03 | 2013-03-07 | Hiroyuki Kunii | Paper edge cleaner and image forming apparatus using the paper edge cleaner |
-
2007
- 2007-11-07 JP JP2007290088A patent/JP2009113948A/ja active Pending
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JP2013054203A (ja) * | 2011-09-03 | 2013-03-21 | Ricoh Co Ltd | 用紙搬送研磨装置及び画像形成装置 |
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