JP2007021642A - 画像記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スリッタの回転刃を最大限に使用することができるとともに、回転刃の交換が行われるまでの間、低下した切れ味を一時的に改善することにより、生産停止時間を減らして生産性の低下を抑制することのできる画像記録装置を提供する。
【解決手段】切断部が、重なり部分を有するように配置された対を成す2つの回転刃と、2つの回転刃の重なり部分に予圧を付与する予圧付与手段と、回転刃による切断条件が所定の条件に達すると予圧付与手段による予圧を所定量増加させる予圧量増加手段とを備えることにより、上記課題を解決する。
【選択図】図3

Description

本発明は、記録シートの切断機能を有し、画像が記録された記録シートの余白等を切断して仕上がりプリントを得る画像記録装置に関する。
電子写真方式やサーマル記録方式のプリンタでは、画質の安定性等の点から、画像を記録紙全面に記録するのではなく、記録紙の外縁部に余白を残して記録するのが一般的である。このような記録方式のプリンタで、全面に画像を記録した状態のプリント(縁無しプリント)を得たい場合には、画像記録後に余白を切断する必要がある。
余白部の切断手段として、特に、記録紙の搬送方向に直交する幅方向の余白の切断には、上回転刃と下回転刃を組み合わせたスリッタを用いることが、記録紙を搬送しながら切断することができる点および切断装置を小型化できる点で好ましい。
例えば、特許文献1には、サーマルプリンタであって、搬送停止中に記録紙を幅方向に切断するカッタと、記録紙の搬送力を利用して記録紙を搬送方向に切断するスリッタとを備えるカッタ付きプリンタが開示されている。そして、そのスリッタについて、ばねにより上回転刃を下回転刃に向けて付勢する構成が記載されている。このように、上下回転刃間に予圧を与えることによって、良好な切断性を得られることが知られている。
特開2001−063166号公報
しかし、スリッタは、一般的に、他の切断手段(例えば、ギロチン式のシヤーカッタ)と比較して耐久性に乏しく、切れ味が悪くなった場合には回転刃の交換を行う必要がある。切れ味が悪くなったことが確認された後に回転刃を交換する場合は、ユーザから連絡を受けたサービスマンがユーザの元へ出向いて交換作業を完了するまでの時間が生産停止時間となり、生産性を低下させてしまう。
一方、切れ味が低下する前に定期的に交換を行うことも考えられるが、その場合は、まだ使用可能な回転刃を廃棄することによりランニングコストを増加させてしまう。
本発明の目的は、上記従来技術の問題点を解消し、スリッタの回転刃を最大限に使用することができるとともに、回転刃の交換が行われるまでの間、低下した切れ味を一時的に改善して切断性を維持することにより、生産停止時間を減らして生産性の低下を抑制することのできる画像記録装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、記録シートに画像を記録する画像記録部、および、前記画像が記録された前記記録シートを搬送しつつその搬送方向に沿って切断する切断部を備えた画像記録装置であって、
前記切断部は、重なり部分を有するように配置された対を成す2つの回転刃と、前記2つの回転刃の前記重なり部分に予圧を付与する予圧付与手段と、前記回転刃による切断条件が所定の条件に達すると前記予圧付与手段による前記予圧を所定量増加させる予圧量増加手段とを備えることを特徴とする画像記録装置を提供する。
ここで、前記予圧付与手段は、一方の前記回転刃を他方の前記回転刃に向けて付勢する付勢部材を有し、
前記予圧量増加手段は、前記付勢部材を前記予圧に対応する付勢力を発する位置に調整する調整部材を、前記付勢部材の付勢力を増加させる位置に移動させ、かつ逆戻り不可能に支持するものであるのが好ましい。
また、前記予圧量増加手段は、前記回転刃の切断回数、切断長、および、切断長と非切断時の前記回転刃同士の接触長との和の少なくとも1つが所定値に達すると、前記予圧付与手段による前記予圧を前記所定量増加させるのが好ましい。
また、前記予圧量増加手段は、前記回転刃の駆動モータの電流増加が所定値に達すると、前記予圧付与手段による前記予圧を前記所定量増加させるのが好ましい。
また、前記画像記録装置は、指示入力手段を有し、前記予圧量増加手段は、前記指示入力手段からの指示入力に応じて前記予圧付与手段による前記予圧を前記所定量増加させるのが好ましい。
また、前記画像記録装置は、表示手段を有し、前記予圧量増加手段が前記予圧を前記所定量増加させると、前記回転刃によるカット可能枚数の予測値を前記表示手段に表示するのが好ましい。
また、前記画像記録装置は、その画像記録装置の管理手段への通信手段を有し、前記予圧量増加手段が前記予圧を前記所定量増加させると、前記通信手段によって前記管理手段へその旨を報知するのが好ましい。
また、前記切断部は、前記2つの回転刃および前記予圧付与手段を一体的に、前記搬送方向に直交する幅方向にスライド移動させるスライド移動手段を有するのが好ましい。
本発明によれば、上記構成により、スリッタの回転刃を最大限に使用することができ、かつ、回転刃の交換が行われるまでの間、低下した切れ味を一時的に改善して切断性を維持することにより、生産停止時間を減らして生産性の低下を抑制することができる。
本発明に係る画像記録装置を添付の図面に示す好適実施例に基づいて以下に詳細に説明する。
図1は、本発明の画像記録装置の一実施形態を示す模式図である。
図1に示すように、画像記録装置10は、画像記録部12と、切断部14と、振戻部16と、ソート搬送部18と、これらの各部にシート状の記録媒体(記録シート、ペーパー)であるカットシートSを所定の経路で搬送する複数の搬送ローラ20と、画像記録装置10の各部を制御する制御部42とを有する。また、制御部42には、画像入力部44、指示入力手段45、表示手段46および通信手段47が接続されている。
この画像記録装置10は、画像記録部12でカットシートSに1つまたは複数の画像を記録した後、切断部14で画像ごとに切断するとともに余白を切断して仕上がりプリントPとし、切断されて複数列になったプリントPを振戻部16で単列に振り戻して、ソート搬送部18で1件ごとに集積する。
また、画像記録装置10は、切断部14において、後述する第1のカッタ90(第1スリッタ90aおよび第2スリッタ90b)の回転刃が劣化して、切断条件が所定の条件に達すると、あるいは、指示入力手段45から予圧量増加の指示が入力されると、2つの回転刃間の予圧量を増加させて切れ味を一時的に改善すると共に、表示手段46にカット可能枚数の予測値を表示し、さらに、通信手段47によってサービスマン等に連絡可能な管理手段へ報知する。
まず、画像入力部44および指示入力手段45について説明する。
画像入力部44は、作成するプリント画像の画像データを入力し、プリント画像作成用の処理を行う部分であり、フィルムスキャナや、メディアドライブ(画像データ読取/書込装置)などのデータ取得機器、および、画像処理部を有する。
フィルムスキャナは、写真フィルムに撮影された画像の投影光をCCDセンサ等のイメージセンサで光電的に読み取り、フィルムの画像データ(画像データ信号)を得るものである。
メディアドライブは、デジタルカメラ等により撮影されて、小型記録媒体に記録された被写体画像の画像データを読み取る。また、メディアドライブは、画像処理部において所定の画像処理が施された記録用画像データを各種のメディアに書き込むこともできる。さらに、携帯電話、またはPDA(Personal Digital Assistance)などの携帯端末に記憶された画像データの読み取りおよび書込みができるものであってもよい。
フィルムスキャナやメディアドライブによって得られた画像データは、画像処理部に送られる。
画像入力部44の画像処理部は、スキャナまたはメディアドライブにより読み取られた画像データに、色/濃度補正やホワイトバランス補正などの補正処理、さらには必要に応じて、シャープネス、赤目修正などの各種の画像処理をするものである。
画像入力部44は、補正処理および画像処理を施した画像データを出力画像データとして制御部42に出力する。
指示入力手段45は、オペレータの操作に応じてプリント作成に関する各種の指示情報、すなわち画像記録装置10の各部の動作に関する情報の入力を行うものであり、キーボードやマウス、タッチパネル等の通常の操作入力機器が用いられる。指示入力手段45は、その操作内容に応じた情報を制御部42へ送り、制御部42は、その情報に基づいて画像記録装置10の各部を制御する。
また、指示入力手段45は、制御部42を介して、または直接に、画像入力部44のスキャナやメディアドライブおよび画像処理部への指示入力を行うこともできる。
次に、画像記録部12について説明する。
画像記録部12は、供給部22、裏印字部23、像形成部24、反転搬送部26、位置調整部28、表面光沢処理部30、および、画像記録部12の各構成要素の動作を制御する制御部42を有する。画像記録部12の各部へのカットシートSの搬送は、複数の搬送ローラ20によって行われる。
画像記録部12は、供給部22から供給されたカットシートSに裏印字部23で裏印字を行った後、像形成部24においてカラー画像を形成し、さらに表面光沢処理部30で表面光沢処理を行うことにより、カットシートSにプリント用画像を記録する。
本実施例では、画像記録部12は、電子写真方式の画像記録を行うものであって、画像入力部44から入力された画像データおよび指示入力手段45から入力された指示に応じて、複数色、例えば、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック、墨)(以下、まとめて単にYMCKまたはCMYKともいう)の4色のカラートナーを用いて複数色のトナー像を形成し、このトナー像をカットシートS上に転写して定着することにより、カットシートS上に複数色の定着トナー像からなるカラー画像を形成する。
なお、本発明の画像記録装置における画像記録方式には特に制限は無く、電子写真方式のほかにも、銀塩写真方式、インクジェット記録方式、サーマル記録方式等、各種の記録方式を用いることができる。
供給部22は、像形成部24にシート状のカットシートS(ペーパー)を供給するものである。供給部22には、記録面を外側にしてロール状に巻き回された長尺なロール紙Aが筐体に収納されたマガジン32a、32bおよび多数のシート状のカットシートSが収納されたシートカセット38が装填される。
なお、カットシートSおよびロール紙Aとしては、普通紙やコート紙、樹脂製シート等を用いることができる。また、表面光沢処理部30での処理によって所望の光沢性を発揮するように設計されたコート紙を用いることにより、感光材料を用いた写真に匹敵する高画質のプリントPを作成することができる。
マガジン32a、32bには、通常、ロール紙Aのサイズ(幅)、シルクおよびマット等の面種、厚さ等の仕様が互いに異なるロール紙が収納される。なお、本実施例では、2つのマガジン32a、32bを設けているが、画像記録装置10においてマガジンの数は特に限定されるものではなく、1個であってもよいし3個以上であってもよい。
マガジン32a、32bの出口の近傍には、マガジン内部に収納されたロール紙Aを引き出して搬送するための引出ローラ対34a、34bが設けられている。また、引出ローラ対34a、34bのロール紙Aの搬送方向下流側には、カッタ36a、36bが設けられている。引出ローラ対34a、34bにより引き出されたロール紙Aは、カッタ36a、36bによって所定の長さに切断されてカットシートSとされる。
引出ローラ対34a、34bは、制御部42からの制御信号に基づいて、ロール紙Aをプリント長さに応じた所定長さ、または常に一定の所定長さだけ引き出した後、停止する。引出ローラ対34a、34bが停止すると、カッタ36a、36bがロール紙Aを裁断する。カッタ36a、36bにより所定長さにカットされたカットシートSは、搬送ローラ20によって裏印字部23へ搬送される。
一方、シートカセット38には、多数のシート状のカットシートSが収納されている。図示例においては、1つのシートカセット38が示されているが、サイズや面種等が互いに異なるカットシートが収納された複数のシートカセット38が取り付けられていてもよい。
シートカセット38のカットシートSの取出口近傍に、搬送ローラ39が設けられている。搬送ローラ39によってシートカセット38から取り出されたカットシートSは、マガジン32a、32bから引き出され切断されて得られたカットシートSの搬送経路に合流し、搬送ローラ20によって裏印字部23へ搬送される。
なお、供給部22は、マガジン32a、32bおよびシートカセット38の一方のみを有するものであってもよい。
裏印字部23は、供給部22の、カットシートSの搬送方向D(以下、単に搬送方向ともいう)の下流に設けられている。裏印字部23は、カットシートの非画像記録面(裏面)に写真の撮影日、記録日、コマ番号、フィルムID番号(符号)、撮影に使用したカメラのID番号、プリンタのID番号等の各種情報、およびオペレータによって設定された画像形成における各種設定パラメータなどを符号化または文字化したいわゆるバックプリントを、制御部42からの制御信号に基づいて記録(裏印字)するものである。
カットシートSは、搬送ローラ20によって図中上方に搬送されながら、その非画像記録面に裏印字部23によってバックプリントが記録される。裏印字部23には、インクジェットヘッド、ドットインパクトプリントヘッドまたは熱転写プリントヘッド等公知のプリントヘッドが用いられる。
裏印字部23の下流には、レジストローラ20aが設けられている。レジストローラ20aは、制御部42からの制御信号に応じて、像形成部24の像形成動作にタイミングを合わせて後述する2次転写ローラ62へカットシートSを搬送する。
像形成部24は、CMYKの4色のトナーによってカラーのトナー像をカットシートS上に形成するものであり、露光部40と、像担持体ローラ50と、帯電ローラ52と、クリーナ54と、現像ユニット56と、中間転写部60と、2次転写ローラ62とを有する。
露光部40の露光ユニット40aは、制御部42に接続されている。
制御部42は、画像入力部44から入力された、画像処理後の画像データに基づいて、1枚のカットシートSに記録する画像の数(面数)に応じて画像を割り付けて、1枚のカットシートSに記録する画像の画像データを得る。
露光ユニット40aは、像担持体ローラ50を露光する光ビーム(記録光)の光源、光偏向器、fθレンズ、光路変更用のミラー、光ビーム調整用のレンズ等を有する、公知の光ビーム走査光学系である。
露光ユニット40aは、制御部42から供給された画像データ(すなわち記録する画像)に応じて変調した光ビームを、像担持体ローラ50の回転方向に直交する幅方向と一致する主走査方向に偏向して出射し、ミラー40bで反射させて、所定の露光位置に入射して、像担持体ローラ50の表面に静電潜像を記録する。
像担持体ローラ50は、電子写真感光体によって構成される。像担持体ローラ50は、一方向(矢印r方向)に回転可能に支持されている。
像担持体ローラ50の表面に接触して帯電ローラ52が設けられている。帯電ローラ52は、像担持体ローラ50の表面を一様に帯電させる。
像担持体ローラ50の回転方向における帯電ローラ52よりも上流側(r方向の反対側)には、クリーナ54が設けられている。クリーナ54は、像担持体ローラ50の表面に残留した残留トナーを除去する。
r方向に回転する像担持体ローラ50は、帯電ローラ52によって、その表面が一様に帯電される。この一様帯電された像担持体ローラ50の表面は、露光部40によって、画像入力部44からのY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック、墨)の各色分解画像の1つの出力画像データに基づいて変調されたレーザ光により走査露光される。これにより、像担持体ローラ50の表面に所定の表面電位からなるY、M、C、Kのうち1つの画像の静電潜像が形成される。
現像ユニット56は、露光部40による露光位置の下流側に、像担持体ローラ50の表面との間に所定の微小間隔を設けて配置されている。
現像ユニット56は、その内部に90°間隔で配置されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色毎の現像装置58Y、58M、58C、58Kを有している。現像装置58Y、58M、58C、58Kは、いずれも、いわゆる(二成分)磁気ブラシ現像方式のものである。現像装置58Y、58M、58C、58Kの内部には、トナーとキャリアとを含む二成分現像剤が収納されている。
像形成部24は、現像ユニット56を矢印B方向に90°間隔で回転させることにより、内蔵された各現像装置58Y、58M、58C、58Kのうちのいずれか対応する色の現像装置を、その色の画像の潜像が形成された像担持体ローラ50に対向させて、所定の微小間隔を維持して配置させる。
例えば、露光部40によって、像担持体ローラ50にイエローの画像の潜像を形成するとともに、現像ユニット56を回転させて、像担持体ローラ50に現像装置58Yを近接して配置する。像担持体ローラ50の表面に形成されたイエローの静電潜像には、磁気ブラシ効果によって現像装置58Yからのトナーが静電的に付着して、像担持体ローラ50の表面にイエローのトナー像が形成される。
中間転写部60は、中間転写ベルト60aと、これを張架する3本の張架ローラ60bと、中間転写ベルト60aを挟んで像担持体ローラ50に対向して配置された1次転写ローラ60cとを有する。中間転写部60は、像担持体ローラ50に形成された各色のトナー像を中間転写ベルト60aに順次受け取って(1次転写)、中間転写ベルト60a上にY、M、C、Kの4色のカラートナー像を形成し、そのカラートナー像をカットシートSに転写する(2次転写)。
中間転写ベルト60aは、3本の張架ローラ60bによって張架され、像担持体ローラ50の矢印r方向の回転に同期して矢印C方向に回転駆動される。
1次転写ローラ60cは、中間転写ベルト60aを像担持体ローラ50に接触させて、中間転写ベルト60aに転写電圧を印加する。
像担持体ローラ50の表面に形成されたY、M、C、Kのうちの1色のトナー像は、中間転写ベルト60aと像担持体ローラ50とが接触する1次転写位置において、1次転写ローラ60cによる転写電圧によって中間転写ベルト60aに転写される。
トナー像を転写した像担持体ローラ50は、クリーナ54によって表面の残留トナーが除去され、新たに、露光部40によって次の色(例えばマゼンタ)の静電潜像が形成され、現像ユニット56の現像装置58Mからのマゼンタのトナーによってマゼンタのトナー像が形成される。
マゼンタのトナー像は、1次転写位置において、中間転写ベルト60aに転写される。中間転写ベルト60aには、先にイエローのトナー像が転写されており、マゼンタのトナー像は、イエローのトナー像に重ねて転写される。
同様にして、シアンおよび黒についてもトナー像の形成および中間転写ベルト60aへの転写を行うことにより、中間転写ベルト60a上にCMYKの4色のカラーのトナー像が形成される。
上記3つの張架ローラ60bのうち1つと中間転写ベルト60aを挟んで対向する位置には、2次転写ローラ62が配置されている。
2次転写ローラ62は、供給部22から搬送されてくるカットシートSに、中間転写ベルト60aに形成されたCMYKの4色のカラーのトナー像を転写させるものである。2次転写ローラ62と対向する張架ローラ60bは、中間転写ベルト60a上に4色のカラーのトナー像が形成された後、そのトナー像がシート体Sに適切に転写されるように、中間転写ベルト60aおよびシート体Sを密着させて挟持搬送する。また、2次転写ローラ62は、カラーのトナー像を構成する各色のトナーと逆極性の電荷をカラーのトナー像に印加することにより、カラーのトナー像をカットシートS(記録媒体)に転写させる。このようにして、カットシートSの表面にCMYKの4色のカラーのトナー像が形成される。
レジストローラ20aは、制御部42からの制御により、中間転写ベルト60aに4色全てのトナー像が転写されて形成されたカラーのトナー像が、最初に2次転写ローラ62の位置に搬送されるタイミングに合わせて、カットシートSを2次転写ローラ62の位置に搬送する。
2次転写ローラ62の下流側には、搬送ベルト64が設けられており、その下流には、1次定着部66が設けられている。
カラーのトナー像が転写されたカットシートSは、搬送ベルト64により、1次定着部66に搬送される。1次定着部66は、カットシートSに加熱および加圧処理を施すものであり、1対の加熱加圧ローラにより構成されている。
この1次定着部66による定着処理により、カラーのトナー像がカットシートSに定着する。この1次定着部66における定着処理によって得られる画像は、写真画像などに求められる高画質には及ばないものの、カラー複写機などで得られる画像の画質と同等の画質である。
1次定着部66で定着処理が施されたカットシートSは、搬送ローラ20により位置調整部28に搬送される。1次定着部66と位置調整部28との間には、反転搬送部26が配置されている。
反転搬送部26は、カットシートSの両面に画像記録するために、一方の面(第1面)に画像が形成され1次定着部66での定着処理が施されたカットシートSの面を反転させるものである。反転搬送部26は、切換ガイド70、70aと、引込ローラ72と、センサ75と、引出ローラ76とを有する。
切換ガイド70は、1次定着部66で定着処理されたカットシートSの搬送先を、反転搬送部26または下流の位置調整部28に切り換えるものである。カットシートSの面を反転させる場合には、切換ガイド70を反転搬送部26側に切り換えることにより、一度、1次定着部66で定着処理されたカットシートSを、引込ローラ72に案内する。
引込ローラ72は、カットシートSを図1中下方へ引き込む引込経路74を形成し、引出ローラ76は、引込経路74に引き込まれたカットシートを引き出して像形成部24の上流側のレジストローラ20aへ搬送する引出経路78を形成している。引込経路74と引出経路78の接続部には、切換ガイド70aが設けられており、引込経路74へ引き込む経路と、引込経路74から引出経路78へ引き出す経路との切換が行われる。
引込経路74の引き込み方向先端には、カットシートを検出するセンサ75が設けられている。このセンサ75は、例えば、遮光によって物体の有無を検出する光センサであり、発光素子と受光素子とが対になって構成されるものである。
センサ75によるカットシートSの検出結果に応じて、切換ガイド70、70a、引込ローラ72、および引出ローラ76が制御される。
引込ローラ72は、一度、1次定着部66で定着処理されたカットシートSを引き込み、カットシートSがセンサ75で検出されると、カットシートSを反対方向に搬送する。
引出ローラ76は、カットシートSをレジストローラ20aに搬送する。
反転搬送部26においては、片面に画像が記録されたカットシートSが1次定着部66で定着処理された後、引込ローラ72により引込経路74に引き込まれ、カットシートSがセンサ75に検出されると、引出経路78に搬送される。これにより、カットシートSが反転される。
本実施例においては、両面記録を行うカットシートSであって、表面(第1面)の記録が終わったカットシートSが搬送されてくると、切換ガイド70を反転搬送部26(引込経路74)の側へ切り換えて、カットシートSを引込ローラ72に案内すると共に、引込ローラ72を回転させる。カットシートSが引込ローラ72に引き込まれ、センサ75に検出されると、引込ローラ72を逆回転させて、逆方向にカットシートSを搬送すると共に、切換ガイド70aを引出経路78の側へ切り換えて、カットシートSを引出経路78に案内する。これにより、カットシートSの表裏が反転され、表裏反転されたカットシートSは、引出ローラ76によってレジストローラ20aに搬送される。
なお、反転搬送部26によって表裏反転されてレジストローラ20aに搬送されたカットシートSは、搬送方向に対しても反転されている。したがって、そのカットシートSの裏面(第2面)への画像記録は、搬送方向に対して像を反転して行われる。
位置調整部28は、1次定着部66で定着処理されたカットシートSの搬送方向と直交する方向(以下、幅方向という)における位置を調整するものである。この位置調整部28としては、例えば、幅方向に板を設け、この板にカットシートSを突き当てて、カットシートSの位置を規制し、このカットシートSの幅方向の位置を調整する構成とすることができる。また、カットシートSを幅方向に移動させることができるニップローラを設け、このニップローラにより、カットシートSの幅方向の位置を調整してもよい。
表面光沢処理部30は、1次定着部66で処理が施されてカラーのトナー像が定着され、幅方向の位置が調整されたカットシートSに、さらに、カラーのトナー像の表面を平滑化し、光沢を付与する表面処理を施すものである。
表面光沢処理部30は、カラーのトナー像が定着されたカットシートSに、加熱および加圧処理を施す加熱加圧ローラ対80と、加熱加圧ローラ対80の温度を検出するための温度センサ82と、循環移動する平滑な光沢面を有する2次定着ベルト84と、加熱加圧ローラ対80によって加熱されたカットシートSを冷却する冷却部86とを有する。
2次定着ベルト84は、加熱加圧ローラ対80の1つのローラと、張架ローラ80aとに張架されている。
本実施例においては、表面光沢処理部30は、カラーのトナー像の表面を平滑化し、光沢を持たせるという表面処理を例に説明するが、本発明は、これに限定されるものではない。表面光沢処理部30は、画像を見る者に対する視覚効果をねらいカラーのトナー像の表面を意図的に曇らせるマット処理を施すものであってもよい。この場合、表面光沢処理部30における2次定着ベルト84には、カラーのトナー像の表面を意図的に曇らせるためにざらついた粗面(平滑度の低い面)を有するものを用いる。
表面光沢処理部30では、先ず、加熱加圧ローラ対80によって、1次定着部66で定着されたカラーのトナー像が加熱されて溶融されるとともに、溶融されたカラーのトナー像の表面が、2次定着ベルト84の平滑な光沢面に押圧される。
次いで、カットシートSは、2次定着ベルト84の光沢面に張り付いた状態で、下流側に搬送され、さらに、この光沢面に張り付いた状態のカットシートSが、加熱加圧ローラ対80の下流側に配置された冷却部86によって冷却される。これにより、カットシートSの溶融されたカラーのトナー像が凝固される。その後、カットシートSは、さらに下流に搬送され、2次定着ベルト84が張架ローラ80aにより湾曲されるのに伴い、カットシートS自身の剛性によって2次定着ベルト84の光沢面から剥離する。
以上のようにして、画像記録部12において、カットシートSにカラー画像が記録される。
画像記録部12におけるカットシートSへの画像記録形態としては、例えば、図2(a)に示すように、1枚のカットシートSに4つの画像記録領域Rを形成する4画面付け、および図2(b)に示すように、1枚のカットシートSに1つの画像記録領域Rを形成する1画面付けが挙げられる。また、図2(a)と同じ幅で、長さが約2倍ある画像領域(図示せず)を形成する2画面付けとすることもできる。
なお、画面付けは、特に限定されるものでなく、作成するプリントのサイズに応じて、最もカットシートの無駄が少なくなるように適宜決定すればよい。
次に、切断部14について説明する。
画像記録されたカットシートSは、搬送ローラ20により切断部14に搬送される。
切断部14は、画像記録部12により画像記録された記録領域Rの周囲(図2(a)および(b)参照)を切断して、個々のプリントPとするものである。
この切断部14は、図1に示すように、第1のカッタ90(第1スリッタ90aおよび第2スリッタ90b)と、第2のカッタ94と、第1のカッタ90の上流側の第1の搬送ローラ対91と、第1のカッタ90および第2のカッタ94の間の第2の搬送ローラ対92と、第2のカッタ94の下流側の第3の搬送ローラ対96とを有する。
第1のカッタ90は、本発明の特徴とする部分であり、カットシートSを搬送方向Dと平行な方向に沿って切断するものである。すなわち、第1のカッタ90は、例えば、図2(a)および(b)に示すカットシートSのカットラインCxで、カットシートSを切断する。
第1のカッタ90は、カットシートSの搬送方向に並ぶ第1スリッタ90aおよび第2スリッタ90bを有する。第1スリッタ90aおよび第2スリッタ90bは、同様の構成を有するものであって、それぞれが、カットシートSの搬送路を挟んで配置された一対の回転刃(ロータリーカッタ)を、搬送方向Dと直交する幅方向(図1の紙面垂直方向)に2組ずつ備えている。図2(a)のように、4本のカットラインCxがあるときは、第1スリッタ90aおよび第2スリッタ90bの両方を作用させ、図2(b)のように、2本のカットラインCxがあるときは、いずれか一方を作用させることにより、カットシートSを搬送方向に沿って切断して、各プリントPを切り離すことができる。
ここで、図2(a)のカットシートSを切断するときと、図2(b)のカットシートSを切断するときとでは、カットラインCxの位置が異なるため、これに対応するために、第1スリッタ90aおよび第2スリッタ90bの少なくとも一方のロータリーカッタは、幅方向にスライド移動可能とされている。本実施例においては、第1スリッタ90aおよび第2スリッタ90bの両方のロータリーカッタが幅方向に移動可能とされている。
また、本発明の画像記録装置10において、第1のカッタ90は、回転刃が劣化して切れ味が悪くなり、交換が必要となったときに、2つの回転刃間の予圧量を増加させて切れ味を一時的に向上させて、その回転刃の交換作業を開始するまでの間の稼働を可能にする構成を有している。このような第1のカッタ90における第1スリッタ90aおよび第2スリッタ90bの構成については、後に詳述する。
第2のカッタ94は、搬送方向Dと垂直な幅方向E(図2参照)にカットシートSを鋏む(切断する)、いわゆるシヤーカッタであり、第1のカッタ90の搬送方向下流側に設けられている。この第2のカッタ94は、固定刃と、固定刃に対して接離する可動刃とから成り、固定刃と可動刃がカットシートSの搬送路を挟んで配置されている。可動刃は、片面画像記録時における画像記録面側に設けるのが好ましい。
第2のカッタ94は、第1のカッタ90で搬送方向に沿って切断されたカットシートSを、図2(a)および(b)に示すカットラインCyで幅方向Eに沿って切断する。
第2の搬送ローラ対92は、第1のカッタ90と第2のカッタ94との間に設けられており、第1のカッタ90を搬送されるカットシートSに張力を付与するように、第1のカッタ90の直上流の第1の搬送ローラ対91およびその上流の搬送ローラ20による搬送速度と同じか、それよりもやや速い速度でカットシートSを搬送する。
また、第2の搬送ローラ対92は、カットシートSのカットラインCyが第2のカッタ94の切断位置に来るまで搬送して停止し、第2のカッタ94による切断後に再びカットシートSの搬送を開始する。
これにより、第1のカッタ90および第2のカッタ94おいてカットシートSを精度良く切断することができる。
第3の搬送ローラ対96は、第2のカッタ94の下流側に設けられており、第2のカッタ94を搬送されるカットシートSに過剰な張力を与えないように駆動制御される。本実施例においては、第3の搬送ローラ対96は、第2の搬送ローラ対92よりも遅い搬送速度で駆動され、かつ、ワンウェイクラッチにより搬送方向に空転可能とされている。これにより、第2のカッタ94を通過するカットシートSは、引っ張られたり撓んだりすることなく、カットシートS自体のコシによって安定して搬送されるので、切断位置のばらつきが減り、切断精度を高くすることができる。
カットシートSが切断部14で搬送方向Dおよび幅方向Eに沿って切断されることによって、プリントPが得られる。図2の例に示すカットラインCxおよびCyで切断されたプリントPは、余白がカットされた縁無しプリントとなっている。なお、画像記録領域Rのサイズ並びにカットラインCxおよびCyの設定を変更することにより、プリントPを、一定の余白を残した縁有りプリントとすることもできる。
プリントPは、切断部14の下流に配置された搬送ローラ20により振戻部16に搬送される。
次に、振戻部16について説明する。
振戻部16は、切断部14で切断され、複数列(図2(a)の例であれば2列)で搬送される第1の幅のプリントを振り戻して単列化して搬送し、また、第1の幅よりも幅が広い第2の幅のプリント(例えば図2(b)のプリントP)を、そのまま搬送する。
図1に示すように、振戻部16は、搬入ローラ対120と、搬送ローラ対122、124、130と、排出ローラ対126と、振戻ローラ対132とを有し、また、振戻ローラ対132を搬送方向と直交する幅方向Eに移動させる機構や可動ガイド、プリントPの検出センサ等を有する。
振戻部16には、搬入ローラ対120から搬送ローラ対130および振戻ローラ対132を経て排出ローラ対126へプリントPを搬送し、振戻ローラ対132によってプリントPの振り戻しを行う第1の搬送路αと、搬入ローラ対120から搬送ローラ対122、124を経て排出ローラ対126へプリントPを搬送し、振り戻しを行わない第2の搬送路βとが形成されている。
切断部14と振戻部16の間に配置された1以上の搬送ローラ20によって振戻部16の搬入ローラ対120に搬送されたプリントPは、搬入ローラ対120の搬送方向下流側に配置された図示しない可動ガイドによって、第1の搬送路αまたは第2の搬送路βに案内される。
複数列で搬送されてきたプリントPは、第1の搬送路αを搬送されて、振戻ローラ対132によって単列に振り戻される。振戻ローラ対132は、プリントPを、搬送方向Dに搬送するとともに、幅方向Eに移動させる。振戻ローラ対132による振り戻し動作の際に、振戻ローラ対132に挟持されたプリントPが振戻ローラ対132の上流の搬送ローラ対130、さらには搬入ローラ対120の位置に亘っている場合には、搬送ローラ対130もしくはさらに搬入ローラ対120のニップを解除する。例えば、パノラマサイズのプリントPの振り戻し時には、搬送ローラ対130および搬入ローラ対120の両方のニップが解除される。
単列で搬送されてきたプリントPは、そのまま第2の搬送路βを搬送される。
第1の搬送路αまたは第2の搬送路βを搬送されたプリントPは、排出ローラ対126の搬送方向上流側に配置された図示しない可動ガイドによって、排出ローラ対126に案内される。
プリントPの検出センサによる検出信号が、振戻部16の各構成要素の動作制御に利用される。
次に、ソート搬送部18について説明する。
図1に示すように、ソート搬送部18は、振戻部16により単列化されて搬送されるプリントPを1件毎に集積するものである。ソート搬送部18は、1対のプーリ140,140と、これらのプーリ140,140に張架されるベルト142とを有する。このソート搬送部18は、排出ローラ対126から搬送されて落下されたプリントPを、ベルト142の上で受けて積層し、ソート情報などにより1件分のプリントPを積層したことを検知すると、プリントサイズ(件の最大長さ)などに応じて設定される所定の量だけベルト142を移動させて、プリントPの積層体を搬送して停止し、次いで、次の件のプリントPを集積する。
次に、本発明の特徴的部分である第1のカッタ90について詳細に説明する。
上述したように、図示例の画像記録装置10において、第1のカッタ90の第1スリッタ90aおよび第2スリッタ90bは、同様の構成を有しているので、以下では代表して第1スリッタ90aについて説明する。
図3は、第1スリッタ90aを搬送方向下流側から見た模式図であり、図4は、図3の第1スリッタ90aを上から見た概念的な平面図である。
第1スリッタ90aは、カットシートSの幅方向に2組のロータリーカッタ148a,148bを備えている。図3において左側(搬送方向右側)のロータリーカッタ148aは、上刃ユニット150aおよび下刃ユニット152aから構成されており、図3の右側(搬送方向左側)のロータリーカッタ148bは、上刃ユニット150bおよび下刃ユニット152bから構成されている。両ロータリーカッタ148a,148bは、同様の構成のものを幅方向Eに向きを反対にして並べたものである。
また、第1スリッタ90aは、下刃ユニット152a、152bの幅方向Eの移動を案内する案内軸154(第1案内軸)と、上刃ユニット150a、150bの幅方向Eの移動を案内する案内軸156(第2案内軸)と、案内軸154および案内軸156の回転駆動機構158と、回転駆動機構158の制御手段であるコントローラ180と、ロータリーカッタ148a(上刃ユニット150aおよび下刃ユニット152a)を幅方向Eに移動する移動手段であるスライド機構160aと、ロータリーカッタ148b(上刃ユニット150bおよび下刃ユニット152b)を幅方向に移動する移動手段であるスライド機構160bと、スライド機構160a、160bの制御手段であるコントローラ194a、194bとを有している。
上述したように、第1のカッタ90は、カットシートSのカットラインCx(図2参照)の位置に応じて、第1スリッタ90aおよび第2スリッタ90bの一方または両方を作用させて、カットシートSをカットラインCxで切断する。例えば、第1スリッタ90aによって切断を行う場合には、カットラインCxの位置にロータリーカッタ148a、148bを配置して、搬送されるカットシートSを搬送方向Dに沿って切断する。また、第1スリッタ90aによる切断を行わない場合には、ロータリーカッタ148a、148bをカットシートSの幅よりも外側に退避させる。
ロータリーカッタ148aおよびロータリーカッタ148bは、幅方向に向きを反対に配置されているが、基本的に同様の構成を有しているので、以下では、両者を代表してロータリーカッタ148aについて説明する。
ロータリーカッタ148aの下刃ユニット152aは、円板状の下刃164と、下刃164の保持部材167と、ハウジング169とを有している。
下刃164は所定厚さの円形刃であり、外周の刃をカットシートSにほぼ垂直にして配置される。下刃164の平板面の中央には円孔が形成されている。
保持部材167は、円筒状の部材であり、その円筒の外周の軸方向略中央に下刃164の円孔に対応する溝が形成されている。下刃164は、保持部材167の溝に嵌め込まれ、さらにその嵌合部分がOリング等によって押さえ付けられて保持されており、保持部材167の回転とともに下刃164も回転する。
保持部材167は、コの字状のハウジング169の幅方向Eに向き合う2つの壁部に、軸受等の支持部材を介して回転可能に保持されている。保持部材167(その中心部)およびハウジング169には、第1案内軸である案内軸154が挿通している。
案内軸154は、カットシートSの搬送方向に直交する幅方向Eに延在する六角シャフトである。案内軸154と下刃164の保持部材167との嵌合部(挿通部)には、保持部材167が案内軸154に対してスライド移動可能な所定のすきま(ガタ)が設けられている。このすきまは、案内軸154が回転したときに、保持部材167に対して空回りすることなく共に回転する範囲に設定される。したがって、保持部材167は、案内軸154の回転に伴って回転し、また、案内軸154に対してスライド移動可能である。
また、案内軸154とハウジング169の挿通部には、軸受等の支持部材が介在しており、ハウジング169は、案内軸154の回転の影響を受けず、また、案内軸154に対して保持部材167と一体的にスライド移動可能である。
案内軸154の両端は、軸受を有する支持部材155,155によって回転可能に支承されている。また、案内軸154の一方の端部(図示例では右側の端部)は、回転駆動機構158に接続されている。
上刃ユニット150aは、円板状の上刃162と、上刃162の保持部材166と、ハウジング168と、押圧部材170と、バネ172と、調整板171とを有している。また、上刃ユニット150aがスライド移動可能な範囲であって、切断位置を外れた位置(カットシートSの搬送路の幅方向外側の位置)には、調整板171をハウジング168内で幅方向内側へ移動させるための突き当て部材175が固定的に配置されている。突き当て部材175は、調整板171に対応する位置に1以上の棒状の部分を有している。
押圧部材170およびバネ172は、上刃162と下刃164との重なり部分に予圧を付与する予圧付与手段を構成する。
また、調整板171、突き当て部材175、ハウジング168に構成された爪168a,168b、後述するスライド機構160a、回転駆動機構158のコントローラ180および制御部42(図1参照)は、上記予圧を所定量だけ増加させる予圧増加手段を構成する。
上刃162は、下刃164と同様の所定厚さの円形刃であり、外周の刃をカットシートSにほぼ垂直にして配置される。上刃162の平板面の中央には円孔が形成されている。
保持部材166は、保持部材167と同様の、円筒状の部材であり、その円筒の外周の軸方向略中央に上刃162の円孔に対応する溝が形成されている。上刃162は、保持部材166の溝に嵌め込まれ、さらにその嵌合部分がOリング等によって押さえ付けられて保持されており、保持部材166の回転とともに回転する。
保持部材166は、略コの字状のハウジング168の幅方向Eの一方の壁部と、ハウジング168の内部を仕切るように配置された幅方向Eに移動可能な押圧部材170に、軸受等の支持部材を介して回転可能に支承されている。また、保持部材166は、押圧部材170に押圧されることによってハウジング168に対して軸方向(幅方向E)に移動可能とされている。保持部材166(その中心部)、ハウジング168および押圧部材170には、第2案内軸である案内軸156が挿通している。
案内軸156は、案内軸154と平行かつカットシートSの搬送面に垂直に配置された、幅方向Eに延在する六角シャフトである。案内軸156と上刃162の保持部材166との嵌合部(挿通部)には、上述の案内軸154と保持部材167との関係と同様に、所定のすきま(ガタ)が設けられている。このすきまは、保持部材166が案内軸156に対してスライド移動可能であり、かつ、案内軸156の回転を保持部材166に伝達できる(空回りしない)範囲とされている。
ハウジング168および押圧部材170における案内軸156の挿通部には、軸受等の支持部材が介在しており、ハウジング168は、案内軸154の回転の影響を受けず、また、案内軸154に対して保持部材166と一体的にスライド移動可能である。
案内軸156の両端は、軸受を有する支持部材157,157によって回転可能に支承されている。また、案内軸156の一方の端部(図示例では右側の端部)は、案内軸154と同様に、回転駆動機構158に接続されている。
ハウジング168の幅方向Eの他方の内壁面(図示例では左側の内壁面)と押圧部材170との間には、圧縮バネ172が所定量圧縮された状態でセットされている。バネ172は、その付勢力によって押圧部材170で保持部材166を押圧して、保持部材166を軸方向(幅方向E)に移動させ、保持部材166に保持される上刃162の位置を下刃164へ向けて変化させることにより、上刃162および下刃164の側面間に所定の予圧を与えている。
バネ172とハウジング168の内壁面との間には、バネ172のたわみ量(縮み量)を調整する調整板171が配置されている。調整板171は、ハウジング168の内壁と押圧部材170との間を軸方向(幅方向E)に移動可能とされている。
また、ハウジング168には、調整板171に係合する爪168a,168bが形成されている。調整板171と爪168a,168bとの係合部は、調整板171がバネ172を圧縮する方向へは調整板171が爪168a,168bを乗り越えて移動でき、その逆方向へは移動不可能な、ラッチ機構(またはラチェット機構)となっている。
さらに、ハウジング168の調整板171に対応する位置には、突き当て部材175の突き出し棒が挿通する貫通孔が形成されている。
このような上刃ユニット150aおよび下刃ユニット152aは、上刃162と下刃164とが、その刃先を形成する平板面において重なり部分を有する(オーバーラップする)ように配置される。
また、本実施例においては、ロータリーカッタ148aおよびロータリーカッタ148bのいずれも、搬送路の外側に上刃162を、内側(中央側)に下刃164を配している。したがって、上刃162と下刃164との間の予圧は、上刃162を下刃164へ向けて外側から内側に押し付ける付勢力によって与えられており、この付勢力を増加させることによって予圧量が増加する。
上刃162と下刃164との間の予圧は、後述するスライド機構160aによって上刃ユニット150aを外側の所定位置までスライド移動させて、突き当て部材175を調整板171に当接させて押し込むことによって、調整板171を爪168aまたは爪168bを乗り越えさせて、バネ172のたわみ量を増加させ、上刃162と下刃164との間の予圧をたわみ量の増加分だけ増加させることができる。予圧の増加量は、バネ172のバネ定数とハウジング168の爪168aまたは爪168bの位置によって決まる。予圧の増加量は、上刃162および下刃164のチッピング(刃こぼれ)が生じない範囲に設定される。
回転駆動機構158は、案内軸154、156の一端に取り付けられた歯車176、176と、回転駆動機構158を回転駆動するモータ178と、モータ178に取り付けられた歯車179とから構成され、モータ178が回転することにより、歯車179から歯車176、176へと動力が伝わって、案内軸154、156を回転させる。
案内軸154、156が回転することにより、案内軸154、156に嵌合された保持部材167、166が回転して下刃164および上刃162が回転し、カットシートSの切断が行われる。
なお、案内軸154および案内軸156のいずれか一方を回転駆動し、他方を切断されるカットシートSの切断・搬送にともなって、連れ回りさせる形態としてもよい。
上刃ユニット150aは、ハウジング168に取り付けられた取付具174によって、スライド機構160aに接続されている。
スライド機構160aは、無端のタイミングベルト182と、タイミングベルト182を張架する一対のタイミングプーリ184a,184bと、タイミングプーリ184aの回転軸186と、回転軸186に取り付けられた歯車188と、スライド機構160aを回転駆動するモータ190aと、モータ190aに取り付けられた歯車192とを有している。モータ190aが回転することにより、歯車192に噛み合わされた歯車188が回転し、回転軸186およびタイミングプーリ184aに動力が伝達されてタイミングベルト182が移動する。
スライド機構160aの駆動、すなわちモータ190aの動作は、コントローラ194aによって制御される。
図4に示すように、タイミングベルト182は、案内軸156および案内軸154の位置から搬送方向上流側にずれた位置に配置されており、上刃ユニット150aのハウジング168は、図5に示すような、断面L字状の取付具174によってタイミングベルト182に接続されている。図5は、図3のV−V線断面図である。
また、下刃ユニット152aも、同様に、ハウジング169に取り付けられた取付具174によって、スライド機構160aに接続されている。すなわち、上述のタイミングベルト182およびタイミングプーリ184a,184bと同様のタイミングベルト183およびタイミングプーリ184a,184bが、搬送方向に同じ位置で搬送面に垂直な方向に離れた位置に配置されており、モータ190aによる動力がタイミングベルト183に伝達される。
すなわち、モータ190aの回転によって、タイミングベルト182およびタイミングベルト183が同じ量だけ移動し、それにより、上刃ユニット150aおよび下刃ユニット152aが、一体となって、幅方向Eに沿ってほぼ同じ量だけ移動する。
図3の右側のロータリーカッタ148aについても同様に、コントローラ194bによって制御されるモータ190bの回転によってタイミングベルト182およびタイミングベルト183が同じ量だけ移動し、それにより、上刃ユニット150aおよび下刃ユニット152aが、一体となって、幅方向Eに沿ってほぼ同じ量だけ移動する。
次に、予圧量増加手段の作用についてより詳細に説明する。
第1スリッタ90aによるカットシートSの切断を繰り返すうちに、上刃162および下刃164の一方または両方が摩耗し、切れ味が悪くなった場合には、カットシートSの切断を適切に行うために、摩耗した上刃162および下刃164の交換が必要となる。第1スリッタ90aは、上刃162および下刃164の交換が行われるまでの間、上刃162および下刃164の間の予圧を増加させることによって、悪くなった切れ味を一時的に改善させて切断性を維持する。
上刃162または下刃164の交換が必要になったことは、切断条件が所定の条件に達することにより検知することができる。
例えば、上刃162または下刃164の一定期間使用後に、切れ味が低下したものと予測する。
すなわち、画像記録装置10において、制御部42は、第1スリッタ90aが切断したカットシートSの枚数をカウントし、切断回数(カットシートSの枚数)が予め求めた耐久切断回数に達すると、上刃162および下刃164の交換時期であり、すなわち切れ味が低下している時期であると判断する。切断したカットシートSの枚数は、カットシートSに記録した画像データ数から求めることもできるし、カットシートSの搬送路に配置したフォトインタラプタや圧力センサ等の検出器によってカットシートSの通過枚数をカウントして求めることもできる。
また、制御部42が、第1スリッタ90aが切断したカットシートSの総長さをカウントし、その長さが予め求めた耐久切断長さに達したときに上刃162および下刃164の交換時期であると判断してもよい。切断したカットシートSの総長さは、上記のカットシートSの枚数の検出とカットシートSのサイズとから求めることもできるし、第1スリッタ90aの上刃ユニット150a、150bまたは下刃ユニット152a、152bに設けた圧力センサ等によりカットシートSの切断時を検出しつつ、そのときの回転駆動機構158のモータ178の回転数をカウントすることによっても求めることができる。
また、上刃162および下刃164は、切断時のみならず、空転しているときにも、互いに擦れ合うことにより摩耗するので、上刃162および下刃164の接触長を測定して、その値が予め求めた耐久接触長に達したときに上刃162および下刃164の交換時期であると判断してもよい。上刃162および下刃164の接触長は、回転駆動機構158のコントローラ180によって上刃162および下刃164の総回転数(すなわち案内軸156および案内軸154の総回転数)をカウントし、その総回転数から算出することができる。
上記のいずれかによって制御部42が上刃162および下刃164の交換時期であると判断すると、制御部42は、自動的に予圧量増加手段を作用させる。
これらの形態とした場合には、予め求めた耐久性に基づいて、上刃162および下刃164の劣化の度合いを見積もって、所定の値に達したときに予圧量増加手段を作動させることにより、切れ味を最大限に維持することができる。
また、上刃162または下刃164の劣化を検知する他の方法として、上刃162または下刃164の作動に関するデータから切れ味の低下を検知する方法がある。
例えば、回転駆動機構158のコントローラ180によってモータ178の電流値(トルク値)を測定し、その電流値が規定値を超えたときは、モータ178の負荷が高くなった、すなわち、上刃162および下刃164の摩耗劣化により切断抵抗が大きくなった(切れ味が悪くなった)として、制御部42が上刃162および下刃164の交換時期であると判断する。そして、制御部42によって自動的に予圧量増加手段を作用させる。
このように、切れ味が悪くなったことが電流値を通じて判断され、予圧量増加手段を自動的に作動させることにより、切れ味を最大限に維持することができる。
あるいは、カットシートSを切断して得られたプリントPの切断状態をユーザが観察すること等により、上刃162および下刃164の交換が必要であることが知見され、ユーザによって指示入力手段45から指示入力操作が行われた場合に、その指示入力に応じて、制御部42が予圧量増加手段を作用させるようにしてもよい。
上記各種の検知方法は、いずれか1つを採用してもよいし、複数を採用し、そのうちの1以上が所定の条件に達した時点で、予圧量増加手段を作動させるようにしてもよい。
図6〜8は、予圧量増加手段の作用を説明する図である。図6〜図8には、ロータリーカッタ148aのみを示しているが、ロータリーカッタ148bの上刃162および下刃164の交換が必要な場合には、ロータリーカッタ148bは、図6〜図8に示す動作と左右対称に同様の動作を行う。
制御部42によって予圧量増加手段の作動信号が発せられると、コントローラ194a(または194b)の制御によってスライド機構160a(または160b)が作動し、図6に示すように、ロータリーカッタ148a(または148b)をカットシートSの搬送路の外側の所定位置へ移動させる。
ロータリーカッタ148aが所定位置まで移動することにより、突き当て部材175がハウジング168の貫通孔を挿通して調整板171に当接し、調整板171を内側へ押し込み、図7に示すように、爪168aを乗り越えさせる。
その後、ロータリーカッタ148aは、図8に示すように搬送路の内側へ移動して、カットシートSの切断位置に対応する位置まで復帰する。調整板171は、一度乗り越えた爪168aを戻ることはできないので、その後、爪168aの位置に留まる。これにより、バネ172は、爪168aの位置に対応する分だけたわんで増加した付勢力で押圧部材170を押圧するので、上刃162と下刃164との間の予圧が増加した状態となる。
このように予圧量を増加させることにより、上刃162および下刃164による切れ味を一時的に改善することができる。しかしながら、上刃162および下刃164の摩耗劣化は切断を続けるにつれて進むため、再び切れ味が低下する。再び切れ味が低下した場合には、再度、上記の予圧量増加手段の動作を行って、調整板171を爪168bを越えた位置に移動さえて、さらに予圧量を増加させるようにしてもよい。
上述したように、予圧の増加量は、上刃162および下刃164にチッピング(刃こぼれ)を生じない程度の値とされている。しかし、余分な予圧を掛けた状態であまりにも長時間の切断を続けると、上刃162および下刃164に掛かる負荷が大きくなり、刃のチッピングを生じる虞もある。また、切断を続けるうちに再び切れ味が低下する。そこで、制御部42は、予圧量増加手段を作用させるとともに、上刃162および下刃164によるカットシートSの切断可能枚数の予測値を算出し、表示手段46に表示するのが好ましい。この予測値は、事前に得られた上刃162および下刃164の耐久性に基づいて算出すればよい。
また、本実施例においては、好ましい形態として、制御部42は、上記のいずれかにより予圧量増加手段を作用させると、通信手段47によって、予圧量を増加させた旨、すなわち、上刃162および下刃164の交換が必要である旨の情報を、画像記録装置10の管理手段(例えばサービスセンタなど)に報知する。これにより、サービスマンが即時に対応に向かうことができる。
なお、上記では、好適な形態として、上刃162と下刃164との間に予圧を付与するための付勢部材としてコイル状の圧縮バネ172を用い、バネ172を所定量圧縮させることによって、予圧量を増加させる構成について説明した。このような形態は、簡易な構成で予圧を所定量増加させられる点で好ましい。しかしながら、本発明はこれには限定されず、バネ172に代えて任意の弾性部材を用いてもよいし、ガスクッション(ガスシリンダー)を用い、そのガス圧を制御して予圧を増加させるようにしてもよい。
また、上記の実施例では、上刃162を下刃164へ向けて押圧して予圧を付与する構成としたが、反対に、下刃164を上刃162へ向けて押圧する構成としてもよい。
また、上記の実施例では、保持部材166と案内軸156との嵌合部および保持部材167と案内軸154との嵌合部が、回転の伝達機能とスライド移動のガイド機能の両方を有する形態としたが、本発明はこれには限定されず、回転の伝達機能とスライド移動のガイド機能とを別々の部分で行うようにしてもよい。
例えば、回転の伝達は、上述の例と同様に保持部材166と案内軸156との嵌合部および保持部材167と案内軸154との嵌合部で行うとともに、スライド移動を案内する案内軸を別途設け、ハウジング168、169の所定箇所がその案内軸と上記第2のすきまおよび第1のすきまで嵌合するようにしてもよい。この場合には、回転の伝達を行う保持部材166と案内軸156との嵌合部および保持部材167と案内軸154との嵌合部は、すきまが極少ないすきま嵌めや、締まり嵌め、あるいは固定具による固定としてもよい。
以上、本発明に係る画像記録装置について詳細に説明したが、本発明は上記種々の実施例に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更をしてもよいのはもちろんである。
図1は、本発明の画像記録装置の一実施形態を示す模式図である。 カットシートへの面付けの例を示す模式図であり、(a)は4面付け、(b)は1面付けを示す図である。 第1スリッタを搬送方向下流側から見た模式図である。 図3の第1スリッタを上から見た概念的な平面図である。 図3のV−V線断面図である。 第1スリッタの一方のロータリーカッタを示す模式図であり、予圧量増加手段の作用を説明する図である。 予圧量増加手段の作用を説明する図である。 予圧量増加手段の作用を説明する図である。
符号の説明
10 画像記録装置
12 画像記録部
14 切断部
16 振戻部
18 ソート搬送部
20 搬送ローラ
42 制御部
44 画像入力部
45 指示入力手段
46 表示手段
47 通信手段
90 第1のカッタ
90a 第1スリッタ
90b 第2スリッタ
148a、148b ロータリーカッタ
150a、150b 上刃ユニット
152a、152b 下刃ユニット
154 案内軸(第1案内軸)
155 支持部材
156 案内軸(第2案内軸)
157 支持部材
158 回転駆動機構
160a、160b スライド機構
162 上刃
164 下刃
166、167 保持部材
168、169 ハウジング
168a、168b 爪
170 押圧部材
171 調整板
172 バネ
174 取付具
175 突き当て部材
176、179 歯車
178 モータ
180 コントローラ
182、183 タイミングベルト
184a、184b タイミングプーリ
186 回転軸
188、192 歯車
190a、190b モータ
194a、194b コントローラ

Claims (5)

  1. 記録シートに画像を記録する画像記録部、および、前記画像が記録された前記記録シートを搬送しつつその搬送方向に沿って切断する切断部を備えた画像記録装置であって、
    前記切断部は、
    重なり部分を有するように配置された対を成す2つの回転刃と、
    前記2つの回転刃の前記重なり部分に予圧を付与する予圧付与手段と、
    前記回転刃による切断条件が所定の条件に達すると前記予圧付与手段による前記予圧を所定量増加させる予圧量増加手段とを備えることを特徴とする画像記録装置。
  2. 前記予圧付与手段は、一方の前記回転刃を他方の前記回転刃に向けて付勢する付勢部材を有し、
    前記予圧量増加手段は、前記付勢部材を前記予圧に対応する付勢力を発する位置に調整する調整部材を、前記付勢部材の付勢力を増加させる位置に移動させ、かつ逆戻り不可能に支持するものである請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 前記予圧量増加手段は、前記回転刃の切断回数、切断長、および、切断長と非切断時の前記回転刃同士の接触長との和の少なくとも1つが所定値に達すると、前記予圧付与手段による前記予圧を前記所定量増加させる請求項1または2に記載の画像記録装置。
  4. 前記予圧量増加手段は、前記回転刃の駆動モータの電流増加が所定値に達すると、前記予圧付与手段による前記予圧を前記所定量増加させる請求項1〜3のいずれかに記載の画像記録装置。
  5. 前記画像記録装置は、指示入力手段を有し、
    前記予圧量増加手段は、前記指示入力手段からの指示入力に応じて前記予圧付与手段による前記予圧を前記所定量増加させる請求項1〜4のいずれかに記載の画像記録装置。
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