JP2007022742A - 表面処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ベルト状の表面処理手段に画像記録媒体を押圧することによって、前記媒体の表面処理を行なう表面処理装置において、表面処理中に生じる媒体の搬送負荷変動によるプリントの品質劣化を防止する。
【解決手段】表面処理装置から、媒体搬送の負荷変動を伴う次工程に画像記録媒体を搬送する搬送手段に、画像記録媒体の搬送にかかる負荷を軽減する負荷軽減手段を設けることにより、前記課題を解決する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像を記録された画像記録媒体の光沢処理等を行なう表面処理装置に関し、詳しくは、下流に切断工程などの表面処理工程に負荷変動を与える工程を有する場合であっても、この負荷変動による品質低下を防止できる表面処理装置に関する。
電子写真方式の画像形成などにおいて、基材の表面に熱可塑性樹脂からなる透明樹脂層を形成してなる画像記録媒体を用いることにより、写真プリントと同等の光沢性を有するプリント作成することが知られている。
このプリント作成では、画像記録媒体(透明樹脂層)に画像を記録した後、加熱/加圧による表面処理を行なうことにより、透明樹脂層を溶融した後に凝固することで、画像記録媒体の表面を平滑にして光沢性を付与する。
例えば、特許文献1には、基材の表面に透明樹脂層を形成してなるプリントに光沢を付与する装置として、表面が平滑なエンドレスベルトと、このエンドレスベルト(ベルトを張架するローラ)に受像媒体を密着させ、かつ、加熱する加熱加圧手段とを有する光沢処理装置が開示されている。
具体的には、加熱ローラを含むローラに張架される表面平滑性の高いエンドレスベルトと、熱源を内包し前記エンドレスベルト(前記加熱ローラ)に画像記録媒体を当接するニップローラと、エンドレスベルトに内包される冷却器とを有する光沢処理手段が開示されている。
特許文献1においては、表面に透明樹脂層を有する受像媒体を用いて電子写真方式によって画像を記録した後、この光沢処理手段によって、透明樹脂層(画像記録面)をエンドレスベルトに向けて、エンドレスベルトとニップローラとで受像媒体を挟持搬送する。この挟持搬送によって、透明樹脂層をエンドレスベルトに押圧すると共に、加熱/溶融し、次いで、透明樹脂層を冷却/凝固した後にエンドレスベルトから剥離することにより、エンドレスベルトの表面性状を受像媒体の熱可塑性樹脂に転写して、プリントの表面に光沢を与える。
特開2004−109860号公報
このような表面処理では、透明樹脂層は、押圧された状態で加熱/溶融されることで、エンドレスベルトに密着して弱く貼着されたような状態となる。また、画像記録媒体は、この貼着状態でエンドレスベルトによって搬送されて、透明樹脂層が冷却されて凝固した後に剥離される。
そのため、表面処理中(エンドレスベルトによる搬送中)に、外部から画像記録媒体に何らかの負荷が加わることは好ましくない。
すなわち、表面処理中に画像記録媒体に負荷が掛かると、エンドレスベルトと貼着状態にある画像記録媒体の透明樹脂層が、エンドレスベルトに対してスリップし、摺接した状態となってしまう。
その結果、透明樹脂層の表面を充分に平滑にすることができず、所定の目的とする光沢性を得ることができない。そればかりか、エンドレスベルトと画像記録媒体との間にゴミや埃等の異物が混入した場合には、このスリップによってエンドレスベルトが損傷してしまう。しかも、エンドレスベルトが損傷すると、これ以降に表面処理される画像記録媒体に、この損傷部が転写される結果となり、プリントの光沢性が低減してしまう。
そのため、特許文献1に示される装置のように、表面処理の次工程として、ロータリーカッタ(ホイール式カッタ)等を用いる切断工程など、画像記録媒体の搬送に負荷変動を与える工程があると、この工程での処理がエンドレスベルトに貼着状態で搬送される画像記録媒体に負荷変動を与えてしまい、前記スリップに起因する不都合が生じてしまう。特に、写真品質のプリントなどでは、画像記録媒体も厚手のものが好まれるので、切断等による負荷変動を受け易い。
このような表面処理中に生じる負荷変動を防止するためには、特許文献1の第51段落にも記載されるように、画像記録媒体が表面処理装置から完全に排出された後に、次の工程に画像記録媒体を供給する必要がある。そのため、搬送方向の最大サイズの画像記録媒体の長さ以上の間を空けて、表面処理部と切断部などの後工程とを配置する必要が有り、装置の小型化に対する大きな障害となっている。
また、各処理部の間で画像記録媒体を撓ませることにより、表面処理部と切断部などとの間隔を狭める方法も考えられるが、画像記録媒体を撓ませると、画像記録媒体の有するいわゆるコシによって、表面処理中の画像記録媒体を押し戻すような負荷変動を与えてしまい、やはり、前述のスリップによる不都合が生じてしまう可能性は高い。特に、先のような厚手の画像記録媒体は、コシが強く、撓ませた際のスリップが生じやすい。
本発明の目的は、前記従来技術の問題点を解決することにあり、熱可塑性樹脂からなる透明樹脂層を表面に有する画像記録媒体などを、ベルト状の表面処理手段に押圧して搬送することによって表面処理する表面処理装置であって、次工程に、切断工程のような画像記録媒体の搬送に負荷変動を与える工程を有する場合であっても、この負荷変動による影響を受けることなく適正な表面処理を行なうことができ、しかも、装置の小型化を図ることもできる表面処理装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明の表面処理装置は、画像記録媒体をベルト状の表面処理手段に当接して搬送することにより、前記画像記録媒体の表面処理を行なう表面処理部と、前記表面処理部が表面処理した画像記録媒体を次工程に搬送する搬送手段とを有し、かつ、前記次工程が、上流側における前記画像記録媒体の搬送に負荷変動を与えるものであり、さらに、前記搬送手段が、この次工程における負荷変動を軽減する負荷軽減手段を有することを特徴とする表面処理装置を提供する。
このような本発明の表面処理装置において、前記負荷軽減手段が、搬送方向にのみ空転可能なワンウエイクラッチを備える搬送ローラ対であるのが好ましい。この際において、前記ワンウエイクラッチを備える搬送ローラ対が、前記表面処理部の直下流に配置され、かつ、前記搬送手段による画像記録媒体の搬送速度が、前記表面処理部における画像記録媒体の搬送速度の等速以下であるのが好ましい。また、前記ワンウエイクラッチを備える搬送ローラ対が、前記画像記録媒体を挟持する際に生じる負荷を軽減する突入負荷軽減手段を備えるのが好ましく、さらに、前記突入負荷軽減手段が、挟持力が前記表面処理部における画像記録媒体の保持力よりも弱い第1の手段、ローラが前記画像記録媒体の厚さに応じて離間している第2の手段、ローラが接離可能であり、当初はローラが離間しており、前記画像記録媒体の先端が通過した後に挟持状態となる第3の手段、および、挟持力が可変であり、当初は挟持力を弱くしておき、前記画像記録媒体の先端が通過した後に挟持力を強くする第4の手段の、少なくとも1つであるのが好ましい。
上記構成を有する本発明によれば、例えば、表面に熱可塑性樹脂からなる層を有する画像記録媒体を用い、この画像記録媒体をベルト状の表面処理手段に押圧して搬送する表面処理を行なってプリントを作成する際に、表面処理の次工程に切断工程のような画像記録媒体の搬送に負荷変動を与える工程が有る場合でも、この負荷変動に起因する悪影響を防止して、目的とする表面処理を適正に行なうことができる。しかも、上記構成を有する本発明によれば、表面処理工程を行なう部位と、次工程の部位との間隔(画像記録媒体の搬送距離)も短くして、装置を小型化することもできる。
以下、本発明の表面処理装置について、添付の図面に示される好適実施例を基に詳細に説明する。
図1に、本発明の表面処理装置を利用するプリンタの一例の概念図を示す。
図1に示すプリンタ10は、電子写真方式によって記録シートA(受像媒体)に画像を記録して、プリントを作成するものであって、基本的に、記録シート供給部12と、画像形成部14と、表面処理部16と、切断/配列部18とを有して構成される。また、これらの各部位や各部位間には、特に図示あるいは符号を付していなくても、必要に応じて、搬送ローラ対やガイド部材等の記録シートAの搬送手段や、記録シートAを検出するセンサなどの、公知のプリンタに配される各種の部材を有している。
このプリンタ10は、記録シートAにプリントサイズに応じた画像を記録した後、記録シートAをプリントサイズに切断することで、(仕上がり)プリントとする。また、図示例においては、好ましい態様として、必要に応じて、1枚の記録シートAに、2画像や4画像等の複数の画像を割り付けて形成する、いわゆる多面付けを行なって、その後、記録シートAをプリントサイズに応じて切断して、1枚の記録シートAから複数枚のプリントを作成する。
なお、プリンタ10においては、未定着のトナーによる装置の汚染等を防止するために、記録シートAの周辺(搬送方向の前後端、および、搬送方向と直交する方向の両端)を空白として、記録シートAに画像を形成するのが好ましい。また、多面付けで画像を形成する際には、各画像間に間隙を有してもよく、あるいは、間隙を有さなくてもよい。
以下の説明では、便宜的に、搬送方向と直交する方向を幅方向とし、この方向の記録シートAのサイズを幅とする。また、記録シートAの搬送方向を搬送方向とし、搬送方向の記録シートAのサイズを長さとする。さらに、先端および後端とは、搬送方向に対応するものとする。
記録シート供給部12(以下、供給部12とする)は、カットシート状の記録シートAを画像形成部14に供給する部位である。
図示例において、供給部12は、長尺な記録シートAを巻回してなる記録シートロール20aを収容するマガジン20の装填部を2箇所と、カットシート状の記録シートAを収容するカセット24の装填部とを有する。
各マガジン20の装填部には、通常、互いに異なる幅(異なるサイズ)の記録シートロール20aが収容される。他方、カセット52は、各種のプリンタに用いられるのと同様の、記録シートAを収容してプリンタに装填するためのケースである。
記録シートAには特に限定はなく、電子写真形式のプリンタで利用されている各種の記録シート(受像媒体)が全て利用可能である。
本発明の表面処理装置を利用するプリンタ10においては、特に、紙等からなる基材の表面に熱可塑性樹脂からなる透明樹脂層を形成してなる記録シートのように、光沢性に優れた写真品質のプリントを作成できる記録シート(写真画質プリント用シート)は、好適である。この記録シートは、一例として、透明樹脂層の表面を画像形成面として、この表面にトナー像を形成した後、表面平滑性に優れたベルト等で加熱加圧処理(トナー像の定着を兼ねても可)して、透明樹脂層を溶融/冷却/凝固してベルト等の表面性状を転写することにより、銀塩写真プリントのように光沢性に優れたプリントを作成できる(特開平5−216322号公報等参照)。
透明樹脂層となる熱可塑性樹脂には、特に限定はないが、ポリエステル、ポリエチレン、スチレン−アクリル酸エステル樹脂等が好適に例示される。また、透明樹脂層の厚さにも、特に、限定は無いが、表面処理後の応力歪み(曲げ歪み)による割れ(クラック)の防止等の観点から、5〜20μmとするのが好ましい。
なお、図示は省略するが、各装填部には、ディップスイッチやバーコード等によって、マガジン20に収容される記録シートロール20aのサイズ(幅)、および、カセット24に収容された記録シートAのサイズ、普通紙か前記写真画質プリント用シートかなどの記録シートAの種類等を検出するサイズ検出手段が配置される。
装填部に装填された各マガジン20の下流(記録シートAの搬送方向の下流)には、引出しローラ対22と、カッタ28が配置される。
引出しローラ対22は、マガジン20に収容された記録シートロール20aから、記録シートを引き出すローラ対である。また、カッタ28は、ギロチンカッタ等の公知のシート状物の切断手段である。
引出しローラ対22による記録シートロール20aからの記録シートの引出しは、カッタ28よりも下流の記録シートの長さが所定長になった時点で停止する。次いで、カッタ28が記録シートを切断して、所定サイズのカットシート状の記録シートAとし、所定の搬送手段に供給する。
ここで、前述のように、プリンタ10においては、記録シートAには、周辺が空白となるように画像を形成するが、本発明においては、プリントサイズ(画像のサイズ)等に応じて、この記録シートAの切り出し長を調整することにより、記録シートAの先端および後端(特に後端)の空白を形成し、および/または、この空白の長さを調整するようにしてもよい。
また、供給部12において、カセット24に収容されている記録シートAは、各種のプリンタで利用されている公知の手段によって引き出し、所定の搬送手段に供給する。
カッタ28によって所定サイズに切断された記録シートA、カセット24から引き出された記録シートAは、共に、搬送ローラ対によって画像形成部14に搬送される。
なお、画像形成部14の直上流の2つの搬送ローラ対の間には、プリントの裏面(非画像記録面)にバックプリントを記録する印字ヘッド26が配置される。
印字ヘッド26には、特に限定はなく、インクリボンを用いるインパクトプリンタ、インクジェットプリンタ等、公知の印字手段が各種利用可能である。
画像形成部14は、電子写真によって記録シートAに画像を形成する部位であって、露光部30と、トナー像形成部32と、転写部34と、一次定着ローラ対36と、反転部40とを有する。
露光部30は、露光制御部42と露光ユニット44とを有して構成される。
露光制御部42は、画像供給源からプリントに再生する画像(画像データ)を取得して、所定の画像処理を行なった後、1枚の記録シートAに記録する画像の数(記録面数)応じて画像を割り付けて、1枚の記録シートAに記録する画像とする。
一方、露光ユニット44は、後述するトナー像形成部32の電子写真感光体ドラム46を露光する光ビーム(記録光)の光源、光偏向器、fθレンズ、光路変更用のミラー、光ビーム調整用のレンズ等を有する、公知の光ビーム走査光学系である。
すなわち、露光部ユニット44は、露光制御部42から供給された画像データ(すなわち記録する画像)に応じて変調した光ビームEを、前記幅方向(記録シートAの搬送方向(=電子写真感光体ドラム46の回転方向)と直交する方向)と一致する主走査方向に偏向して出射し、ミラー44aで反射させて所定の露光位置に入射して、電子写真感光体ドラム46に潜像を記録する。
トナー像形成部32は、電子写真による公知のトナー像の形成部であり、電子写真感光体ドラム46(以下、感光体ドラム46とする)、帯電手段48、クリーニング手段50、およびトナー供給手段52を有する。
感光体ドラム46は、公知の電子写真感光体ドラムであって、中心軸を幅方向と一致して、矢印a方向(記録シートAの搬送方向と逆方向)に回転する。前述のように、露光ユニット44からの光ビームEは幅方向に偏向されているので、感光体ドラム46は、記録画像に応じて変調された光ビームEによって2次元的に走査露光される。
トナー供給手段52は、回転可能なドラム状の本体52aに、C(シアン)トナー供給部54C、M(マゼンタ)トナー供給部54M、Y(イエロー)トナー供給部54Y、およびK(黒)トナー供給部54Kの4つのトナー供給部を回転角90°の間隔で有する。
転写部34は、一部を感光体ドラム46に当接するエンドレスベルトである転写ベルト60と、転写ベルト60を張架する3つのローラ62と、内側から転写ベルト60を感光体ドラム46に押圧する押圧ローラ64と、転写ローラ66と、ベルトコンベア68とを有して構成される。転写ベルト60は、トナー像の中間転写体であり、矢印b方向(記録シートAの搬送方向と同方向)に回転する。また、転写ローラ66は、ローラ62の1つと共に転写ベルト60(記録シートA)を挟持する位置と、転写ベルト60と離間する位置とに移動可能にされる。
感光体ドラム46は、図中矢印a方向に回転しつつ、帯電手段48によって幅方向に一様に帯電され、前述のように画像データに応じて変調された光ビームEによって二次元的に走査露光され、静電潜像が形成される。次いで、この静電潜像が、トナー供給手段52の現像位置(感光体ドラム46に対面する位置)に位置するトナー供給部、例えばYトナー供給部54Yによって現像され、感光体ドラム46の表面にYトナー像が形成される。
また、一部を感光体ドラム46に接して押圧ローラ64によって押圧されている転写ベルト60は、感光体ドラム46の回転と同期して矢印b方向に回転している。従って、トナー供給手段52によって現像された感光体ドラム46のトナー像は、この接触部(押圧ローラ64による押圧部)において転写ベルト60に転写される。感光体ドラム46の転写ベルト60へのトナー像の転写を終了した領域は、クリーニング手段50によって、残存するトナーを除去される。
図示例においては、このようなトナー像の形成および転写ベルト60への転写を、Yトナー供給部54Y、Mトナー供給部54M、Cトナー供給部54C、およびKトナー供給部54Kの4つのトナー供給部を、順次、作用させて行う。
例えば、上述のようにして、Yトナー像を転写ベルト60に転写したら、次いで、トナー供給手段52(本体56a)を矢印方向に90°回転して、Mトナー供給部54Mを現像位置に位置し、転写ベルト60上のYトナー像と位置合わせをして、同様に感光体ドラム46に潜像を形成しMトナー像を形成して、転写ベルト60に転写する。以下、同様にして、Cトナー像を転写ベルトに転写し、Kトナー像を転写ベルトに転写する。なお、この間は、転写ローラ66は、転写ベルト60とは離間している。
従って、図示例においては、転写ベルト60の表面にY、M、CおよびKの各トナー像が、位置合わせして形成され、すなわち4色の(フル)カラー画像が形成されている。
一方、供給部12からは、所定サイズのカットシート状の記録シートAが供給され、例えば、転写ローラ66の直上流のレジストローラ対70の所で待機している。
転写ベルト60にカラー画像が形成されたら、記録シートAと転写ベルト60に形成されたカラー画像との位置が合うように、転写ベルト60の回転にタイミングを合わせて、レジストローラ対70による記録シートAの搬送を開始し、かつ、転写ローラ66を転写ベルト60(ローラ62)に押圧して、転写ベルト60と転写ローラ66とで記録シートAを挟持搬送する。この挟持搬送により、転写ベルト60の表面に形成された4色のカラーのトナー像が記録シートAに転写され、記録シートAの表面に画像が形成される。
前述のように、この画像は、記録する画像数に応じて面付けされた画像である。
画像が形成された記録シートAは、ベルトコンベア68によって一次定着ローラ対36に搬送される。
一次定着ローラ対36は、少なくとも一方が加熱ローラとなっている搬送ローラ対である。この一次定着ローラ対36は、必要に応じて、画像形成面側のローラを上下動する等の方法により、挟持状態と挟持開放状態とを取れるようにしてもよい。
一次定着ローラ対36は、通常の電子写真方式による画像形成の定着と同様に、転写部34において画像を転写されトナー像が形成された記録シートAを挟持搬送することにより、トナー像を加熱/加圧して、定着する。
本発明の表面処理装置を利用するプリンタ10において、画像形成方法は、図示例のような電子写真に限定はされず、公知の画像形成方法が、全て利用可能である。
一例として、熱源像工程を有し、水等の画像形成溶媒の存在下で受像媒体に画像を転写形成する感光性熱源像感光材料を用いるプリンタ、インクジェットプリンタ、サーマルヘッドを用いる感熱プリンタ等の各種の公知のプリンタ(プリント手段)で実施されている画像記録方法が利用可能である。
反転部40は、いわゆる両面プリントを作成するために、一次定着ローラ対36で画像を定着された記録シートAを反転する部位である。
図示例において、反転部40は、一次定着ローラ対36の下流に配置される第1切替手段72と、一次定着ローラ対36からの搬送経路から分岐して設けられる分岐路74と、分岐路74の下流に設けられるキックバック部76と、分岐路74およびキックバック部76から分岐し、転写部34の上流のレジストローラ対70に至る戻り搬送路78と、キックバック部76と戻り搬送路78との分岐点に設けられる第2切替手段80とをを有して構成される。
第1切替手段72および第2切替手段72は、共に、搬送路に作用して(挿入されて)、記録シートAを所定の搬送路に案内するフラッパなどの、公知のシート状物の搬送経路の切り替え手段である。
プリンタ10において、両面プリントを作成する際には、第1切替手段72を一次定着ローラ対36からの搬送経路に作用して、一次定着ローラ対36で画像を定着された記録シートAを分岐路74に送り、分岐路74からキックバック部76に搬送して、記録シートAの上流端が第2切替手段80よりも下流に至った時点で、搬送を停止する。
次いで、第2切替手段80をキックバック部76に作用して、キックバック部76において先と逆方向記録シートAを搬送して、第2切替手段80によって案内して記録シートAを戻り搬送路78に送り、戻り搬送路78からレジストローラ対70に搬送することで、記録シートを表裏反転する。
なお、このような反転部40は、一次定着ローラ対36(一次定着部)の下流から分岐して設けるのではなく、表面処理部16の下流から分岐して設けてもよい。
一次定着ローラ対36で画像を定着された記録シートAは、次いで、位置調整部100で幅方向の位置を調整された後、表面処理部16に搬送される。
前述のように、プリンタ10は、記録シートAに1以上の画像を割り付けて(面付けして)形成し、後述する切断部102において、個々の画像(プリント)毎に、プリントサイズに応じて切断することにより、製品として出力するプリントとする。
位置調整部100は、この切断を適正に行なうために、記録シートAの幅や画像形成位置の情報等に応じて、画像を形成された記録シートAの幅方向の位置を、所定の位置に調整する部位である。
位置調整部100における、記録シートAの幅方向の位置調整手段には特に限定はなく、公知のシート状物の位置調整手段が、各種利用可能である。
一例として、記録シートAの側端部に当接して、幅方向の位置を規制するガイド板を用いる方法、記録シートAを挟持した状態で幅方向に移動する、軸線方向の位置調整機能を有する搬送ローラ対を用いる方法等が例示される。
位置調整部100の下流には、表面処理部16が配置される。
なお、表面処理部16の直上流には、駆動ローラと従動ローラとからなる搬送ローラ対82が配置されるが、この搬送ローラ対82の駆動ローラは、搬送方向にのみ空転可能なワンウエイクラッチを介在して駆動源に係合される。また、この搬送ローラ対82の搬送速度は、表面処理部16での記録シートAの搬送速度と等速以下に設定される。
この点については、後に詳述する。
表面処理部16は、前述の写真画質プリント用シートを記録シートAとして用いて、銀塩写真プリントに対応する光沢性等を有する高品質なプリントを作成する際に、記録シートAの表面処理(あるいはさらに、トナー像の二次定着)を行なうものである。具体的には、表面処理部16は、ベルト状の表面処理手段を用いて、この表面処理手段に記録シートAの表面(画像形成面)を当接して押圧/加熱して、その後、冷却することにより、記録シートAの表面処理を行なう。
なお、普通紙によるプリント作成では、通常は、表面処理部16における表面処理および定着処理は不要であるので、表面処理部16では、何の処理もせずに記録シートAを通過させる。あるいは、後の切断/配列部18での切断処理が不要な場合には、一次定着ローラ対36での定着が終了した直後に、所定のトレイにプリントとして出力してもよい。
しかしながら、本発明においては、必要であれば、写真画質プリント用シートのみならず、普通紙などの各種の記録シートAに、以下に示す表面処理を施してもよい。
図示例において、表面処理部16は、加熱ローラ85、ローラ86、加熱ローラ85とローラ86に張架されるエンドレスベルトである表面処理ベルト88、冷却部90、および、ニップローラ92を有して構成される。
表面処理ベルト88は、本発明における表面処理手段となるベルトで、表面(外面)の平滑性が非常に高いベルトである。加熱ローラ85は、記録シートAの加熱処理に対応する温度に発熱する、公知の加熱ローラである。冷却部90は、表面処理ベルト88に内面から当接して冷却することにより、表面処理ベルト88に搬送される記録シートAを冷却する。さらに、ニップローラ92は、加熱ローラ85に対応する位置で表面処理ベルト88に当接して押圧することにより、記録シートAを表面処理ベルト88に押圧し、かつ、表面処理ベルト88と共に記録シートAを挟持搬送する。
なお、加熱ローラ85における加熱手段、および、冷却部88における冷却手段には、特に限定はなく、公知の手段が全て利用可能である。
図1より明らかなように、画像を定着された記録シートAは、画像形成面を表面処理ベルト88側に向けて、表面処理部16に搬送される。
表面処理部16では、まず、記録シートAを表面処理ベルト88(加熱ローラ88)とニップローラ92とによって挟持搬送することにより、記録シートAの表面(前記写真画質プリント記録シートの透明樹脂層の表面)を表面処理ベルト88の表面に当接して押圧すると共に、記録シートAを加熱ローラ85によって加熱する。
この加熱/押圧によって、記録シートAは、透明樹脂層が溶融して、表面処理ベルト88に弱く貼着した状態となって、表面処理ベルト88によって搬送される。表面処理部16では、この搬送中に、冷却部90によって記録シートAを冷却して、溶融した透明樹脂層を凝固する。
冷却された記録シートAは、ローラ86による折り返し部で、表面処理ベルト88から剥離され、下流の搬送ローラ対84aに供給される。
記録シートA表面の透明樹脂層(熱可塑性樹脂)は、このように表面処理ベルト88に押圧されて加熱/溶融されて貼着状態となり、その後、冷却/凝固することで、表面処理ベルト88の表面性状が転写される。前述のように、表面処理ベルト88は、非常に高い表面平滑性を有する。そのため、表面処理ベルト88の表面性状が転写された記録シートAは、表面の平滑性が高く良好な光沢性を有するものとなり、銀塩写真プリントと同等の品質のプリントを得ることができる。
また、この記録シートAの表面処理によれば、表面処理ベルト88の表面性状を選択することで、このような光沢性を付与する処理のみならず、マット(粗面化)処理等の各種の表面処理を行なうことができる。
なお、図示例のプリンタ10においては、この表面処理部16における加熱条件および/または冷却条件を調整可能とし、これにより、記録シートA(プリント)の表面に付与する光沢性等を調整可能にしてもよい。
また、図示例においては、記録シートAの、いわゆるコシを利用して表面処理ベルト88から記録シートAを剥離する。従って、好ましくは、図1に示すように、表面処理部16から記録シートAを排出する位置で表面処理ベルト88を張架するローラ86を小径にすることにより、表面処理ベルト88からの記録シートAの剥離性を向上できる。
表面処理部16で表面処理を施された記録シートAは、2つの搬送ローラ対84(84aおよび84b)によって、切断/配列部18の切断部102に搬送される。
搬送ローラ対84は、駆動ローラおよび従動ローラからなる搬送ローラ対である。この2つの搬送ローラ対84は、表面処理部16から次工程の切断部102に表面処理済の記録シートAを搬送する、本発明における搬送手段および負荷軽減手段であり、駆動ローラが搬送方向にのみ空転可能なワンウエイクラッチを介して駆動源に係合される。また、図示例においては、好ましい態様として、搬送ローラ対84による搬送速度は、表面処理部16(表面処理ベルト88)における記録シートAの搬送速度と等速以下である。
なお、図示例においては、二次定着部16と切断部102との間には、2つの搬送ローラ対84が配置されているが、本発明は、これに限定はされない。対応する記録シートAの長さ等に応じて、全ての長さの記録シートAが搬送可能であれば、両部位の間の搬送ローラ対84は1つでもよく、あるいは、必要であれば、両部位の間に3以上の搬送ローラ対84を有してもよい。
また、二次定着部16と切断部102との間に複数の搬送ローラ対84を有する場合には、個々の搬送ローラ対に駆動源を設けてもよく、あるいは、1つの駆動源で複数もしくは全ての搬送ローラ対84を駆動してもよい。
後に詳述するが、切断部102は、まず、スリッタ110および112によって、記録シートAを搬送方向(y方向)に切り出して、プリントサイズに応じた幅とし、その後、ギロチンカッタ114によって、記録シートAを幅方向(x方向)に切断して、プリントサイズに応じた個々のプリントとする。
スリッタ110はロータリカッタ等を利用する公知のスリッタであり、記録シートAを搬送しつつ切断する。このスリッタ110による切断を行なうと、記録シートAの搬送に、記録シートAを上流側に戻す(表面処理部16に押し込む)方向に負荷変動を与える。特に、写真画質プリント用シートは、要求される品質上、厚手で有る場合が多いので、この負荷変動は普通紙等に比して大きい。
ここで、前述のように、表面処理部16において、記録シートAは、画像形成面を表面処理ベルト88にを軽く貼着した状態で、表面処理ベルト88によって搬送される。
従って、この表面処理ベルト88による搬送中に、記録シートAの搬送に負荷変動が生じると、記録シートAの画像形成面(透明樹脂層の表面)が、表面処理ベルト88に対してスリップし、摺接した状態となってしまう。その結果、画像シートAの表面を充分に平滑にすることができず、目的とする光沢性を得ることができない。そればかりか、表面処理ベルト88と記録シートAとの間にゴミや埃等の異物が混入した場合には、このスリップによって表面処理ベルト88が損傷してしまう。しかも、表面処理ベルト88が損傷すると、これ以降に表面処理される画像記録媒体に、この損傷部が転写され、プリントの光沢性が低減してしまう。
これに対し、図示例においては、表面処理部16から切断部102に記録シートAを搬送する搬送手段として、搬送速度が表面処理部16における搬送速度と等速以下で、かつ、搬送方向にのみ空転するワンウエイクラッチを備える搬送ローラ対84を用いる。
従って、切断部102のスリッタ110あるいはさらにスリッタ112による切断によって、記録シートAを上流に戻す(表面処理部16に押し込む)方向に負荷変動が生じても、ワンウエイクラッチを備える搬送ローラ対84が記録シートAが上流に向かう力を遮断するので、この負荷変動が表面処理部16に至るのを防止する。
また、搬送ローラ対84の搬送速度は、表面処理部16における搬送速度と等速以下である。従って、搬送ローラ対84が、記録シートAを表面処理部16(表面処理ベルト88)から引き出す方向に負荷変動を与えることも無い。
逆に、図示例の構成では、表面処理部16が記録シートAを搬送ローラ対84に向かって押してしまい、すなわち、搬送ローラ対84が、記録シートAを表面処理部16に押し込む方向に負荷変動を与える可能性が有る。しかしながら、搬送ローラ対84は、搬送方向に空転するワンウエイクラッチを備えているので、表面処理部16から押された状態になった場合には、搬送方向に空転して負荷変動を与えることはない。すなわち、図示例においては、表面処理部16が記録シートAの搬送を支配して、搬送ローラ対84に記録シートAを押し込んでいる状態となっており、従って、表面処理部16での搬送に負荷変動が生じることが無い。
なお、この際における搬送ローラ対84aおよび84bの搬送速度は、表面処理部16における搬送速度と等速〜等速の99.7%程度とするのが好ましい。
すなわち、本発明によれば、表面処理ベルト88を当接/押圧し、あるいはさらに加熱を行なって透明樹脂層を有する記録シートA等の画像記録媒体の表面処理を行なう表面処理部16(表面処理装置)において、下流に、スリッタによる切断工程などの表面処理部16での記録シートAの搬送に負荷変動を与える要因が配置されても、この負荷変動が表面処理部16に至ることがないので、適正な表面処理を安定して行なうことができる。従って、本発明によれば、熱可塑性樹脂などからなる透明樹脂層を有する写真画質プリント用シート等を用いて画像形成を行い、その後、表面処理を施して光沢性を付与するプリント作成等において、適正な表面処理を安定して行なって、目的とする光沢性等を有するプリントを安定して作成することができる。
また、このような負荷軽減手段を設けることにより、切断部102が記録シートAの搬送に与える負荷変動が、表面処理部16に及ぶことが無いので、最長長さの記録シートAに応じて、これよりも搬送長を長くして、表面処理部16とスリッタ110とを配置する必要がない。そのため、本発明によれば、表面処理部16と、切断部102(スリッタ110)とを近接して配置することができ、これにより、プリンタ10の小型化を図ることができる。
なお、所定画質のプリントを安定して得るためには、表面処理部16での表面処理中に、記録シートAの搬送を停止するのは、好ましくない。しかしながら、後述する切断部102のギロチンカッタ114で切断する際には、記録シートAの搬送停止は必須である。
従って、ギロチンカッタ114による切断時には、記録シートAは、表面処理部16から完全に排出されている必要があり、そのため、表面処理部16からギロチンカッタ114までの記録シートAの搬送距離は、対応する最長長さの記録シートAの長さ以上とする必要がある。
プリンタ10においては、表面処理部16の下流の搬送手段である搬送ローラ対84に、このような負荷軽減手段を設けても、記録シートAの先端が搬送ローラ対84に突入し、挟持される時に、表面処理部16の搬送に負荷変動(突入負荷変動)を与えてしまう可能性がある。
このような不都合を解消するために、プリンタ10においては、搬送ローラ対84に、突入負荷軽減手段を設けるのが好ましい。
突入負荷軽減手段としては、搬送ローラ対84の挟持力(圧着力)を通常の搬送ローラ対よりも弱くする方法が例示される。搬送ローラ対84は、単に記録シートAを搬送するのみであり、しかも、記録シートAは、上流の表面処理部16から押されている状態となっている。従って、搬送ローラ対84の挟持力は、通常に比して大幅に弱くてよく、これにより、記録シートAの突入負荷を軽減することができる。
搬送ローラ対84を、ローラが当接せずに間隙を有する構成とし、かつ、この間隙を、記録シートAの厚さに応じて、この厚さよりも、若干、少ない量とすることにより、記録シートAの突入負荷を軽減する方法も好適である。
また、当初は、例えば上方のローラを持ち上げておく等の方法で搬送ローラ対84の各ローラを離間しておき、記録シートAの先端が通過した後に、搬送ローラ対84で記録シートAを挟持することにより、記録シートAの突入負荷を軽減する方法も好適である。なお、この際には、先端通過後の搬送ローラ対84による挟持を、徐々にローラを移動することで行なうのが、より好ましい。
さらに、当初は、搬送ローラ対84における挟持力を弱くしておき、記録シートAの先端が通過した後に、搬送ローラ対84による挟持力を強くすることにより、記録シートAの突入負荷を軽減する方法も好適である。
本発明において、突入負荷軽減手段は、上記4つの手段のうちの1つのみを実施してもよく、あるいは2以上を、適宜、組み合わせて実施してもよい。また、上記4つのうちの1以上の突入負荷軽減手段と、これらとは異なる他の突入負荷軽減手段とを併用してもよい。
図示例においては、好ましい態様として、2つの搬送ローラ対84aおよび84bの両方にワンウエイクラッチを設けた。しかしながら、本発明は、これに限定はされず、搬送ローラ対84aおよび84bのいずれか一方のみに、搬送方向に空転可能なワンウエイクラッチを備えてもよい。すなわち、本発明においては、表面処理手段16から切断部102(表面処理手段16の下流に配される、表面処理手段16での搬送への負荷変動を伴う工程)に搬送する搬送手段の、少なくとも一カ所に、ワンウエイクラッチを備える搬送ローラ対などの負荷軽減手段を設ければよい。
好ましくは、図示例のように、少なくとも表面処理部16の直下流に負荷軽減手段(特に好ましくは、図示例のような搬送方向にのみ空転可能なワンウエイクラッチを備える搬送ローラ対)を設け、かつ、表面処理手段16から切断部102への搬送手段による搬送速度を、表面処理部16での搬送速度と等速以下とする。
なお、表面処理手段16から切断部102への搬送手段において、負荷軽減手段は、図示例のようなワンウエイクラッチを用いる搬送ローラ対に限定はされない。
一例として、トルクリミッタを用いる搬送ローラ対が例示される。また、記録シートAを載置して搬送するベルトコンベア等の載置搬送手段を用いて、負荷軽減手段としてもよい。
図示例のプリンタ10においては、好ましい態様として、前述のように、表面処理部16の直上流の搬送ローラ対82も、駆動ローラが、搬送方向に空転可能なワンウエイクラッチを介在して駆動源に係合され、かつ、搬送速度は、表面処理部16における搬送速度と等速以下に設定される。
当然のことであるが、表面処理部16で適正な表面処理を行なうためには、切断部102などの下流側の部位から受ける負荷変動のみならず、上流側の部位から受ける負荷変動も、防止するのが好ましい。
図示例のように、表面処理部16の直上流の搬送ローラ対82も、ワンウエイクラッチを備え、かつ、搬送速度を表面処理部16と等速以下とすることにより、表面処理部16に記録シートAが搬送された際に、上流側の工程から引っ張る方向に負荷変動を受けた場合にも、搬送ローラ対82で負荷変動を止め、表面処理部16に至るのを防止できる。
また、搬送ローラ対82の搬送速度は、表面処理部16での搬送速度と等速以下であるので、搬送ローラ対82が、表面処理部16に記録シートAを押し込む方向に負荷変動を与えることはない。
逆に、搬送速度的には、表面処理部16が記録シートAを引っ張ってしまい、すなわち、搬送ローラ対82が、記録シートAを表面処理部16から引き出す方向に負荷変動を与える可能性が有る。しかしながら、搬送ローラ対82は、搬送方向にのみ空転するワンウエイクラッチを備えているので、表面処理部16が記録シートAの搬送を支配して、搬送ローラ対82から記録シートAを引き出している状態となっており、表面処理部16での搬送に負荷変動が生じることが無い。
表面処理部16での処理が終了した記録シートAは、前述のように、搬送ローラ対84によって切断/配列部18の切断部102に搬送される。
切断/配列部18は、切断部102と、配列部104と、排出部106とを有する。
表面処理部16で表面処理(光沢性の付与)を行なわれた記録シートAは、次いで、切断部102において、プリントサイズに応じて切断され、製品として出力するプリントP(ハードコピー)とされる。
切断部102は、第1スリッタ110および第2スリッタ112、ギロチンカッタ114、ならびに、レジストローラ対116を有する。
第1スリッタ110および第2スリッタ112は、いずれも、記録シートAを搬送方向に切断するものであり、例えばロータリーカッタやサーキュラカッタ等を用いる公知のスリッタである。
第1スリッタ100および第2スリッタ112は、共に、搬送方向に同位置で幅方向に配列された、幅方向に位置調整可能の2つのカッタからなるものである。また、第2スリッタ112は、第1スリッタ110に対して下流に配置される。
第1スリッタ100および第2スリッタ102は、共に、記録シートAの幅情報、および、画像の位置情報(幅方向の位置情報)に応じて、各カッタを幅方向に移動して、搬送される記録シートAを搬送方向に切断し、記録シートAを作成するプリントの幅方向のサイズに切り出す。
プリンタ10は、一例として、幅方向には最大で2画像を記録する(最大で2面の面付けを行う)。
図2(A)に示すように、幅方向(矢印x方向)に2画像を記録した場合には、第1スリッタ110の各カッタを幅方向の1つの画像、例えば搬送方向(矢印y方向)に向かって左側の画像に対応して配置し、記録シートAを搬送しつつ切断線Cxで切断して、対応する画像をプリントの幅方向のサイズに対応して切断する。また、下流の第2スリッタ112は、各カッタを幅方向の他方の画像、すなわち搬送方向に向かって右側の画像に対応して配置して、記録シートAを搬送しつつ切断線Cxで切断して、対応する画像をプリントの幅方向のサイズに対応して切断する。
すなわち、まず、第1スリッタ110で搬送方向に向かって左側の画像を切り出し、次いで、第2スリッタ112で同右側の画像を切り出す。
他方、図2(B)に示すように、幅方向に1画像を記録した場合には、第2スリッタ112は記録シートAの搬送経路から退避し、第1スリッタ110の各カッタを記録シートAに記録した画像に対応して配置して、記録シートAを搬送しつつ、切断線Cxで切断して、対応する画像をプリントの幅方向のサイズに対応して切断する。
ギロチンカッタ114は、記録シートAを幅方向に切断する、公知のギロチンカッタである。
また、レジストローラ対116は、記録シートAの画像の位置情報(搬送方向の位置情報)に応じて、ギロチンカッタ114による切断位置で記録シートAの搬送を停止する、記録シートAの搬送方向の切断位置決めを行なう搬送ローラ対である。
例えば、図2(A)に示すように、搬送方向に2つの画像を記録した場合には、レジストローラ対116は、まず、先端側の画像の先端側の切断線Cyがギロチンカッタ114による切断位置となった時点で、記録シートAの搬送を停止する。次いで、ギロチンカッタ114が作動して、切断線Cyにおいて記録シートAを切断する。
切断後、レジストローラ対116は記録シートAの搬送を再開して、同画像の後端側の切断線Cyがギロチンカッタ114による切断位置となった時点で、記録シートAの搬送を停止する。次いで、同様に、ギロチンカッタ114が作動して、切断線Cyにおいて記録シートAを切断する。ここで、切断部102においては、先に第1スリッタ110および第2スリッタ112によって記録シートAを切断線Cxおよび切断線Cxで切断しているので、このギロチンカッタ114による切断によって、先端側の2枚のプリントPを切り出す。
以下、同様にして、切断後、レジストローラ対116は記録シートAの搬送を再開し、搬送方向の2つめの画像の先端側の切断線Cyがギロチンカッタ114による切断位置となった時点で搬送を停止し、ギロチンカッタ114が切断線Cyにおいて記録シートAを切断し、その後、搬送を再開して後端側の切断線Cyが切断位置となった時点で搬送を停止し、ギロチンカッタ114が切断線Cyにおいて記録シートAを切断する。
これにより、先と同様に切断線Cxおよび切断線Cxによる切断と共に後端側の2枚のプリントPを切り出し、記録シートAに記録した4つの画像から、プリントサイズに応じた4枚のプリントPを切り出す。
他方、図2(B)に示すように、搬送方向に1つの画像を記録した場合には、レジストローラ対116は、画像の先端側の切断線Cyがギロチンカッタ114による切断位置となった時点で、記録シートAの搬送を停止し、次いで、ギロチンカッタ114が作動して、切断線Cyにおいて記録シートAを切断する。
切断後、レジストローラ対116は記録シートAの搬送を再開して、画像の後端側の切断線Cyがギロチンカッタ114による切断位置となった時点で、記録シートAの搬送を停止し、同様に、ギロチンカッタ114が作動して、切断線Cyにおいて記録シートAを切断する。前述のように、切断部102では、先に第1スリッタ110で記録シートAを切断線Cxで切断しているので、このギロチンカッタ114での切断で、記録シートAに記録した1つの画像からプリントサイズに応じた1枚のプリントを切り出す。
切断部102で切断(記録シートAから切り出された)されたプリントPは、次いで、配列部104に搬送され、配列部104から排出部108に搬送される。
配列部104は、切断部102で切断したプリントPを排出部106に排出するものである。ここで、配列部104は、記録シートAが幅方向に2画像を記録された際に、切断部102での切断で得られた幅方向に2列のプリントPを1列にして(単列化して)、排出部106に排出する。図示例において、配列部104は、搬入ローラ対120と、搬送ローラ対122、124および130と、排出ローラ対126と、単列化ローラ対132とを有する。
また、排出部106は、2本のローラ140と、このローラ140に張架されるエンドレスベルト142とからなるベルトコンベアである。
配列部104の搬入ローラ対120は、幅方向に配列される、互いに独立して駆動可能な2つのローラ対120aおよび120bからなるものである。
この搬入ローラ対120の一方のローラ対120aは、幅方向に2画像を記録した際の第1スリッタ110によって切断された切断線CxのプリントP(その幅方向の位置)に対応する。また、他方のローラ対120bは同第2スリッタ112によって切断された切断線CxのプリントP(同前)に対応する。
配列部104は、搬入ローラ対120の下流で分岐して、搬送ローラ対122および124を有する下方の第1搬送路134と、搬送ローラ対130および単列化ローラ対132を有する上方の第2搬送路136とを有する。第2搬送路136の単列化ローラ対132は、幅方向に移動可能な搬送ローラ対である。また、両搬送路の分岐位置には、ローラ対120aあるいはさらにローラ対120bからの搬送路に作用して、プリントPを第1搬送路134に案内するガイド部材(図示省略)が配置される。
さらに、両搬送路は、搬送ローラ対124および単列化ローラ対132の下流で図示しないガイド部材等によって合流し、排出ローラ対126に至る。
図2(A)に示すように、幅方向に2画像を記録した場合には、前記ガイド部材を搬入ローラ対120のローラ対120aからの搬送路のみに作用させる。
切断された幅方向に2列のプリントPが搬送されると、配列部104では、第1スリッタ110で切断されたプリントPを、ローラ対120aおよび前記ガイド部材によって第1搬送路134に搬送し、他方、第2スリッタ112で切断されたプリントPを、ローラ対120bによって第2搬送路136に搬送する。
第1搬送路134では、搬送されたプリントPを搬送ローラ対122および124によって搬送して、排出ローラ対126に送り、さらに、排出ローラ対126がプリントPを排出部106に排出する。
他方、第2搬送路136では、搬送されたプリントPを単列化ローラ対132が挟持した時点で、搬送を停止する(搬送ローラ対130も停止)。次いで、必要に応じて搬送ローラ対130を挟持開放状態とした後に、単列化ローラ対132を幅方向に移動して、プリントPをローラ対120aに対応する幅方向の位置に移動する。幅方向への移動後、第1搬送路134に供給されたプリントPの搬送ローラ対126への供給にタイミングを合わせて、その後ろに入るように、搬送ローラ対130および単列化ローラ対132によってプリントPの搬送を開始し、排出ローラ対126に送る。次いで、排出ローラ対126がプリントPを排出部106に排出する。
また、図2(A)に示す例では、搬送方向にも2枚のプリントPが形成されている。
この場合には、単列化ローラ対132は、先のプリントPが離れた時点で、幅方向の先と逆方向に移動して、元の位置に戻り、次いで、ローラ対120bによってプリントPを搬送して、第2搬送路136に送る。このプリントPを搬送された第2搬送路136は、先と同様に、プリントPを、単列化ローラ対132が挟持した時点で搬送を停止し、必要に応じて搬送ローラ対130を挟持開放状態とした後に、単列化ローラ対132を幅方向に移動して、プリントPをローラ対120aに対応する幅方向の位置に移動し、その後、プリントPを単列化ローラ対132あるいはさらに搬送ローラ対130によって搬送し、さらに搬送ローラ対126によって排出部106に排出する。
これにより、幅方向に複数列のプリントPを単列化して排出部106に排出する。
なお、プリンタ10においては、パノラマサイズのような長尺なプリントを幅方向に2枚形成する場合、すなわち、図2(A)において搬送方向(矢印y方向)の2枚のプリントPが繋がったようなプリントを形成する場合も有る。
この場合には、第2搬送路136において、単列化ローラ対132がプリントPを挟持した時点で、搬送ローラ対130あるいはさらにローラ対120bによるプリントPの挟持を開放する。次いで、単列化ローラ対132を幅方向に移動して、プリントをローラ対120aに対応する幅方向の位置に移動する。その後、搬送ローラ対130(あるいはさらにローラ対120b)でプリントを挟持して、プリントPを搬送ローラ対130および単列化ローラ対132(同前)によって搬送し、さらに搬送ローラ対126によって排出部106に排出する。
これにより、パノラマサイズのような長尺なプリントも、好適に単列化できる。
これに対し、図2(B)に示すように、幅方向に1画像を記録した場合には、前記ガイド部材をローラ対120aおよび120bの両方からの搬送路に作用させる。
配列部104では、切断されたプリントPが搬送されると、搬入ローラ対120(ローラ対120aおよび120bを同期して駆動)および前記ガイド部材が、プリントPを第1搬送路134に搬送し、第1搬送路134において、プリントPを搬送ローラ対122および124によって搬送して、排出ローラ対126に送り、さらに、排出ローラ対126がプリントPを排出部106に排出する。
排出部106は、排出ローラ対126が搬送/排出して落下したプリントPを、ベルトコンベアの上で受けて積層し、ソート情報等によって一件分のプリントを積層したことを知見すると、プリントサイズ(件の最大長さ)等に応じて設定される所定だけプリントPの積層体に搬送して停止し、次いで、次の件のプリントPを受ける。
以上、本発明の表面処理装置について詳細に説明したが、本発明は前記実施例に限定はされず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良や変更を行なってもよいのは、もちろんである。
本発明の表面処理装置を利用するプリンタの一例の概念図である。 (A)および(B)は、図1に示すプリンタにおける画像記録の一例を示す概念図である。
符号の説明
10 プリンタ
12 (記録シート)供給部
14 画像形成部
16 表面処理部
18 切断/配列部
20 マガジン
22 引出しローラ対
24 カセット
26 印字ヘッド
28 カッタ
30 露光部
32 トナー像形成部
34 転写部
36 一次定着ローラ対
40 反転部
42 露光制御部
44 露光ユニット
46 (電子写真)感光体ドラム
48 帯電手段
50 クリーニング手段
52 トナー供給手段
60 転写ベルト
62,86,140 ローラ
64 押圧ローラ
66 転写ローラ
68 ベルトコンベア
70,116 レジストローラ
72 第1切替手段
74 分岐路
76 キックバック部
78 戻り搬送路
80 第2切替手段
82,84(84a,84b) 搬送ローラ対
85 加熱ローラ
88 表面処理ベルト
90 冷却部
92 ニップローラ
100 位置調整部
102 切断部
104 配列部
106 排出部
110 第1スリッタ
112 第2スリッタ
114 ギロチンカッタ
120 搬入ローラ対
122、124、130 搬送ローラ対
126 排出ローラ対
132 単列化ローラ対
134 第1搬送路
136 第2搬送路
142 エンドレスベルト

Claims (5)

  1. 画像記録媒体をベルト状の表面処理手段に当接して搬送することにより、前記画像記録媒体の表面処理を行なう表面処理部と、
    前記表面処理部が表面処理した画像記録媒体を次工程に搬送する搬送手段とを有し、
    かつ、前記次工程が、上流側における前記画像記録媒体の搬送に負荷変動を与えるものであり、さらに、前記搬送手段が、この次工程における負荷変動を軽減する負荷軽減手段を有することを特徴とする表面処理装置。
  2. 前記負荷軽減手段が、搬送方向にのみ空転可能なワンウエイクラッチを備える搬送ローラ対である請求項1に記載の表面処理装置。
  3. 前記ワンウエイクラッチを備える搬送ローラ対が、前記表面処理部の直下流に配置され、かつ、前記搬送手段による画像記録媒体の搬送速度が、前記表面処理部における画像記録媒体の搬送速度の等速以下である請求項2に記載の表面処理装置。
  4. 前記ワンウエイクラッチを備える搬送ローラ対が、前記画像記録媒体を挟持する際に生じる負荷を軽減する突入負荷軽減手段を備える請求項2または3に記載の表面処理装置。
  5. 前記突入負荷軽減手段が、挟持力が前記表面処理部における画像記録媒体の保持力よりも弱い第1の手段、ローラが前記画像記録媒体の厚さに応じて離間している第2の手段、ローラが接離可能であり、当初はローラが離間しており、前記画像記録媒体の先端が通過した後に挟持状態となる第3の手段、および、挟持力が可変であり、当初は挟持力を弱くしておき、前記画像記録媒体の先端が通過した後に挟持力を強くする第4の手段の、少なくとも1つである請求項4に記載の表面処理装置。
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CN112549773A (zh) * 2019-09-25 2021-03-26 精工爱普生株式会社 记录装置

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