JP4900412B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、拡張メモリが装置本体のソケットを介して着脱可能な画像処理装置に関する。さらに詳細には、拡張メモリが誤挿入されたとき、誤挿入を判断し、誤挿入があった場合に拡張メモリへの通電をオフすることによって活線挿入を防止する画像処理装置に関するものである。
従来から、プリンタ、スキャナ、複合機等の画像処理装置では、装置本体のメイン基板に市販の拡張メモリを装着できる設計となっている。拡張メモリを装着する際,装置本体の電源がオンしたままで拡張メモリを斜めに誤挿入すると、拡張メモリのソケット部でショートが発生し、メイン基板に対して過電流が流れることがある。過電流によるメイン基板に内蔵された電子部品の故障を防ぐためのヒューズが溶断して装置本体を保護するが、装置本体に装備された低圧電源の電源が入らなくなる為、ヒューズの交換をしない限り画像処理装置として使用できない。
上記の活線挿入を防止する技術としては、例えば特許文献1に開示された活線挿抜防止装置がある。この活線挿抜装置では、コネクタ部に電圧印加中はパッケージの装着および抜去を阻止するストッパ手段を設けている。
特開2000−151155号公報
しかしながら、前記した従来の画像処理装置には、次のような問題があった。特許文献1に開示された従来の画像処理装置では、拡張メモリの活線挿入を防止するために、ストッパ手段等の特別なメカ的な機構を設けた。しかし、メカ的な機構を設けても斜めに誤挿入すると過電流による素子破壊が発生した。
本発明は,前記した従来の画像処理装置が有する問題点を解決するためになされたものである。その課題とするところは、拡張メモリが誤挿入されたとき、誤挿入を判断し、拡張メモリへの駆動電圧をオフすることによって活線挿入を防止する画像処理装置を提供することである。
上記目的を達成する為に、請求項1に記載の発明の画像処理装置の画像処理動作を制御する基板と、画像処理装置のメモリ容量を拡張する為に前記基板に設けられ、拡張メモリを装着する為のソケット部と、画像処理装置の画像処理動作に必要な電圧を印加する電源と、前記電源から、前記ソケット部を介して前記拡張メモリを駆動する駆動電圧を、前記拡張メモリに印加する駆動電圧印加部と、前記駆動電圧印加部には、前記過電流が所定時間流れた際に、溶断して前記基板を保護する保護部と、前記駆動電圧印加部が印加する駆動電圧を、前記誤挿入判断部が過電流を検出するのに必要な時間以上であって、かつ、前記保護部に前記過電流が流れた際に溶断する当該所定時間未満である一定時間の間は駆動電圧を印加する時間と、駆動電圧を印加しない時間とを周期的に繰り返すように、前記ソケット部に断続的に印加する制御部と、前記制御部の制御に基づいて、当該駆動電圧が前記ソケット部に印加されたときに、前記駆動電圧印加部と前記ソケット部間に流れる電流値を検出する電流検出部と、前記電流検出部が検出した電流値が、前記拡張メモリを駆動するのに必要な電流値を超える過電流であると検出したとき、前記拡張メモリがソケット部に誤挿入されていると判断する誤挿入判断部と、を備え、前記制御部は、前記誤挿入判断部が誤挿入と判断したとき以降は、前記駆動電圧印加部からの駆動電圧を印加しないように制御すること、を特徴としている。
また、請求項2に記載の発明において、画像処理装置は、前記拡張メモリは、複数の電圧端子を備え、前記駆動電圧印加部は、複数の前記電圧端子のそれぞれに前記駆動電圧を印加可能に構成され、前記電流検出部は、前記ソケット部と複数の前記電圧端子間にそれぞれ流れる電流値を検出し、前記誤挿入判断部は、前記電流検出部が検出したそれぞれの電流値のいずれかが当該の過電流であるかを検出することを特徴とするものであってもよい。
また、請求項に記載の発明において、画像処理装置の前記制御部は、前記駆動電圧印加部によって駆動電圧が印加されている状態で、前記拡張メモリに対してアクセス動作を行う拡張メモリアクセス動作部と、前記挿入判断部が誤挿入ではない判断したとき、前記拡張メモリアクセス動作部によって前記拡張メモリへのアクセス動作を指示し、前記アクセス動作が可能であれば、拡張メモリがソケット部に挿入されていると判断し、アクセス動作が可能でなければ、拡張メモリがソケット部に未挿入と判断する挿入判断部と、を備え、前記制御部は、前記挿入判断部がソケット部に挿入されていると判断したとき、前記駆動電圧供給部に対して連続的に駆動電圧を印加するように制御するものであってもよい。
請求項1に記載の発明によれば、画像処理装置は、ソケット部に対して断続的に駆動電圧を印加し、その際の駆動電圧印加部と拡張メモリ間に流れる電流値を検出し、その検出された電流値が、拡張メモリを駆動するのに必要な電流値を超える過電流であると検出したとき、誤挿入と判断する。そして、画像処理装置が誤挿入と判断した場合、本発明の画像処理装置は、拡張メモリへの駆動電圧をオフすることによって、活線挿入を防止することができる。
画像処理装置は、駆動電圧印加部が印加する駆動電圧は、誤挿入判断部が過電流を検出するのに必要な時間以上であって、かつ、保護部に前記過電流が流れた際に溶断する当該所定時間未満である。そのため、誤挿入によって過電流が発生しても、保護部が溶断するまで至らない。
請求項2に記載の発明によれば、画像処理装置は、ソケット部と拡張メモリの複数の電圧端子に流れるそれぞれの電流値を検出し、その検出値のいずれかが過電流であるかを誤挿入判断部が判断することができる。拡張メモリが複数の電圧端子を備えている場合、検出箇所が複数に増え、誤挿入を判断する検出精度が上がる。
請求項に記載の発明によれば、画像処理装置は、拡張メモリがソケット部に挿入されているか否かの挿入判断は、拡張メモリの所定のメモリ領域にデータを書き込み、そのデータが正常に読み出すアクセス動作が可能であるか否かによって判断できる。そして、拡張メモリがソケット部に挿入されていると判断したとき、本発明の画像処理装置は、拡張メモリに対して連続的に駆動電圧を印加するため、適切に拡張メモリを使用することができる。
実施の形態にかかるプリンタ100の概略構成を示す斜視図である。 サイドカバー61を取り外した状態の概要を示す図である。 プリンタ100の画像形成部の概略構成を示す概念図である。 プリンタ100の電気的構成を示すブロック図である。 プリンタ100の電源がオンされてからオフするまでの、誤挿入、挿入もしくは未挿入であるかどうかを判断する一連の流れを説明するフローチャートである。 (a)クロック信号(CK)を基準として、DIMMソケット35へ印加される駆動電圧である(b)駆動電圧を印加する時間(H区間)と、駆動電圧を印加しない時間(L期間)とを周期的に繰り返す電圧(断続的に拡張メモリに印加される駆動電圧の一例)、(c)3.3Vの連続的な電圧とを示す図である。 DIMM36がDIMMソケット36に、誤挿入、挿入もしくは未挿入であるかどうかを判断する処理のフローチャートである。 表示部41に誤挿入されたことを示すメッセージを示す図である。 DIMM36がDIMMソケット36から脱着されたかどうかを判断する処理のフローチャートである。
以下,本発明にかかる印刷装置を具体化した実施の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は,メモリモジュールの着脱が可能な電子写真方式のプリンタに本発明を適用したものである。
[プリンタの全体構成]
本形態のプリンタ100(画像処理装置の一例)は,図1に示すように,用紙に画像を印刷する画像形成部10と,原稿の画像を読み取るスキャナ部20とを備えている。また、スキャナ部20の前面側には、液晶ディスプレイからなる表示部41と、スタートキー、ストップキー、テンキー等から構成されるボタン群42とを備えた操作パネル40が設けられている。
また,本形態のプリンタ100は、本体カバー60側面の一部に、本体カバー60から取り外し可能に設けられたサイドカバー61を備えている。サイドカバー61は、本体カバー60内であって、プリンタ100本体に設置されたメイン基板30(基板の一例)の近傍に配置されている。メイン基板30は、CPU、ROM、RAM等を装着し,画像処理動作を制御する基板である。サイドカバー61を取り外すと、図2に示すように、メイン基板30が露出する。
また,メイン基板30は,図2に示したように、オプションの拡張メモリとしての64bitのDIMM36(DIMM:Dual Inline Memory Module、拡張メモリの一例)を装着するためのDIMMソケット35(ソケット部の一例)を有している。なお、DIMM36は、32bitの2つのDDR−SDRAM(Double−Data−Rate Synchronous Dynamic Random Access Memory、以下の説明ではDRAM)を備えて構成されている。そして、DIMM36は、2つのDRAMをそれぞれ駆動するための電圧を印加するための入力端子A、入力端子Bを備えている。
そして、ユーザは、DIMM36を装着する際、サイドカバー61を取り外し、DIMM36をDIMMソケット35に挿入する。その際、適切にDIMMソケット35にDIMM36が挿入されていれば、DIMMソケット35に備えられた出力端子A′、B′から、DIMM36の入力端子A′、B′に対して、それぞれDRAMを駆動するための電圧が印加される。一方、DIMMソケット35にDIMM36が誤挿入されているというのは、例えば、DIMMソケット35にDIMM36が斜めに挿入されて、DIMM36のGND端子(図2:不図示)とDIMMソケット35の出力端子Aが短絡していることを指す。そのような誤挿入の状態でプリンタ100の電源がオンになっていれば、メイン基板30に過電流が流れる。
[プリンタの画像形成部の構成]
画像形成部10は、周知の電子写真方式によって画像を形成するものであり、図3に示すように、画像を形成するプロセス部50と、未定着のトナー像を定着させる定着装置8と、画像形成前の用紙を載置する給紙カセット90、91と、画像形成後の用紙を載置する排紙トレイ92とを備えている。
画像形成部10内には、底部に位置する給紙カセット90ないし給紙カセット91に収容された用紙が、給紙ローラ72ないし給紙ローラ73、プロセス部50、定着装置8を通り、排紙ローラ74を介して上部の排紙トレイ92への導かれるように、略S字形状の搬送経路71が設けられている。すなわち,画像形成部10は、給紙カセット90ないし給紙カセット91に載置されている用紙を1枚ずつ取り出し、その用紙をプロセス部50に搬送し、プロセス部50にて形成されたトナー像をその用紙に転写する。さらに、トナー像が転写された用紙を定着装置8に搬送し、トナー像をその用紙に熱定着させる。そして、定着後の用紙を排紙トレイ92に排出する。
プロセス部50は、感光体ドラム1と、感光体ドラム1の表面を一様に帯電する帯電装置2と、感光体ドラム1の表面に光を照射して静電潜像を形成する露光装置3と、トナーを収容するとともに静電潜像に対してトナーによる現像を行う現像装置4と、感光体ドラム1上のトナー像を用紙に転写させる転写装置5と、感光体ドラム1上の残留トナーを除去するクリーニングブレード6とを有している。感光体ドラム1、帯電装置2、現像装置4、およびクリーニングブレード6は、プロセスカートリッジとして構成され、装置本体に対して着脱可能になっている。
プロセス部50では、感光体ドラム1の表面が帯電装置2によって一様に帯電される。その後、露光装置3からの光により露光され、用紙に形成すべき画像の静電潜像が形成される。次いで、現像装置4を介して、トナーが感光体ドラム1に供給される。これにより、感光体ドラム1上の静電潜像は、トナー像として可視像化される。このようなプロセス部50の動作は、メイン基板30によって制御される。
[プリンタの電気的構成]
続いて,プリンタ100の電気的構成について説明する。プリンタ100は、図4に示すように、CPU31(制御部の一例、挿入判断部の一例)と、メモリ制御回路34(拡張メモリアクセス動作部の一例)と、FB制御部39とを有するASIC7と、ROM32と、RAM33と、オンオフスイッチ回路37と、DIMMソケット35(ソケット部の一例)と、過電流検出回路(誤挿入判断部の一例)とを備えたメイン基板30を有している。
メイン基板30は、プロセス部50、スキャナ部20、表示部41,低圧電源80(駆動電圧印加部の1例)等と電気的に接続されている。また,メイン基板30は、DIMM36が装着されている場合には、DIMMソケット35を介してDIMM36を利用することができる。
ROM32には、プリンタ100を制御するための各種制御プログラムや各種設定、初期値等が記憶されている。RAM33は、各種制御プログラムが読み出される作業領域として、あるいは画像データを一時的に記憶する記憶領域として利用される。
CPU31は、ROM32から読み出した制御プログラムに従って、その処理結果をRAM33、あるいはDIMM36に記憶させながら、プリンタ100の各構成要素(例えば,搬送路71を構成する各種ローラの駆動モータ(不図示)やスキャナ部20を構成するイメージセンサユニットの移動用モータ(不図示)を制御する。
メモリ制御回路34は、DIMMソケット35を介して、DIMM36に対してクロック信号(CLK)と、そのクロック信号の立ち上がりに同期して制御信号(CS)が出力される。制御信号(CS)には、DIMM36へのデータの書き込み(ライト)及び読み出し(リード)がある。そして、その制御信号(CS)には、DIMM36のどのメモリ領域にデータを書き込み、どの領域からデータを読み込みかの情報も含まれている。
CPU31がメモリ制御回路34に書き込みの制御信号(CS)を出力するように指示すると、DIMM36の所定のメモリの領域にデータの書き込みが実行され、CPU31がメモリ制御回路34に読み込みの制御信号(CS)を出力するように指示すると、DIMM36の所定のメモリの領域にデータからの読み込みが実行される。この様にしてDIMM36へのデータの書き込み及び読み出し動作であるアクセス動作が上記のように実行される。これらの制御信号(CS)や上記書き込みまたは読み出しがなされるデータ(ライトデータ,リードデータ:DQ)は、メモリ制御回路34とCPU31との間でも送受信される。
低圧電源80は、ヒューズ45(保護部の一例)と、ASIC7が有するオンオフスイッチ回路37と、DIMMソケット35を介してDIMM36を駆動するための電圧を供給する。なお、この低圧電源が供給する3.3Vの駆動電圧は、DIMM36を駆動するためだけの電圧ではなく、メモリ基板上のCPU31、メモリ制御回路34、過電流検出回路38を駆動するための電圧として用いられる。
ヒューズ45は、低圧電源80からDIMM36に至るラインで過電流が所定時間流れた際に、溶断することによって過電流がメモリ基板30上に備えられているCPU31、ROM32、メモリ制御回路34等に流れないようにするものである。一度、ヒューズ45が溶断すると、メモリ基板30ごと交換する必要がある。
オンオフスイッチ回路37は、DIMMソケットの出力端子A′、B′に対して、それぞれ出力ライン43、44を介して、低圧電源80からの駆動電圧を供給する。その際、CPU31は、駆動電圧を印加する時間と、駆動電圧を印加しない時間とを周期的に繰り返して駆動電圧を供給する指示や、連続的に駆動電圧を供給する指示をオンオフスイッチ回路37に与える。そして、CPU31のその指示に基づいて、オンオフスイッチ回路37が低圧電源80からの駆動電圧をDIMM36に供給する。
オンオフスイッチ回路37とDIMMソケット35間の出力ライン43、44には、それぞれ直列に接続された抵抗R1(電流検出部の一例)と、抵抗R2(電流検出部の一例)が備えられている。そして、抵抗器R1の両端と、抵抗器R2の両端とが並列に接続され、抵抗器R1の両端の電圧と抵抗器R2の両端の電圧のいずれか高い方の電圧が過電流検出回路38に入力される。
過電流検出回路38には、前記拡張メモリを駆動するのに必要な電流値から定められた所定の比較電圧を有する。そして、過電流検出回路38は、入力された抵抗器R1若しくは抵抗器R2の両端の電圧とその比較電圧を比較する。過電流検出回路38は、その比較電圧をその両端の電圧が上回ると、過電流が流れたこと、つまり誤挿入があったということを示すFB(フィードバック)信号でFB制御部39に対して入力する。
[プリンタの動作]
続いて、本形態のプリンタ100の誤挿入の判断処理の手順を主眼に置いて説明する。
図5のフローチャートを用いて、本発明のプリンタ100に電源がオンしてからオフするまでの間に、DIMM36がDIMMソケット35に誤挿入、挿入もしくは未挿入であるかどうかを判断する処理についての一連の流れを説明する。
まず、プリンタ100の電源がオンすると、DIMMソケット35への通電を開始する(S101)。図6は、(a)クロック信号(CK)を基準として、DIMMソケット3
5へ印加される駆動電圧である(b)駆動電圧を印加する時間(H区間)と、駆動電圧を印加しない時間(L期間)とを周期的に繰り返す電圧(断続的に拡張メモリに印加される駆動電圧の一例)、(c)3.3Vの連続的な電圧とを示したものである。
S101の処理では、制御部として機能するCPU31は、オンオフスイッチ回路37に対して、図6(b)に図示されているH区間とL期間とを周期的に繰り返す電圧をDIMMソケットの出力端子A′、B′に対してそれぞれ印加するように指示する。
なお、電圧のH区間は、誤挿入判断部として機能する過電流検出回路38が、過電流を検出するのに必要な時間以上であって、かつ、保護部として機能するヒューズ45に過電流が流れた際に溶断する所定時間未満の間に設定される。また、電圧のL区間は、所定の時間(例えば1時間)と設定されている。
次に、S102の処理において、DIMMソケット35に印加される電圧がLである場合(S102:NO)には、電圧がHになるまで待機し、電圧がHである場合(S102:YES)には、S103に進む。
[誤挿入、挿入もしくは未挿入判断処理]
図7のフローチャートを用いて、S103におけるDIMM36がDIMMソケット35に誤挿入、挿入もしくは未挿入であるかどうかを判断する処理について説明する。
S201において、抵抗器R1の両端の電圧と抵抗器R2の両端の電圧のいずれか高い方の電圧が過電流検出回路38に入力され、誤挿入判断部として機能する過電流検出回路38が、DIMMソケット35に過電流が流れたかどうかを判断する。そして、誤挿入判断部として機能する過電流検出回路38は過電流が流れると(S201:YES)、過電流検出回路38からASIC7のFB制御部に対して過電流が流れたこと、すなわち、誤挿入があったことを送信する(S202)。誤挿入判断部として機能する過電流検出回路38は、過電流が流れないとき(S201:NO)の場合は、S203に進む。
S203において、CPU31は、拡張メモリ動作部として機能するメモリ制御回路34に対してDIMM36の所定のメモリ領域にアクセスして、所定のデータの書き込みをするように指示する。
次に、S204において、CPU31は、S203において書き込みを指示された所定のデータを読み出すように指示する。
S205において、挿入判断部として機能するCPU31が、S203およびS204の一連のアクセス動作ができたかどうかを判断する。そして、S203において書き込みを指示された所定のデータが、CPU31が読み出し可能であれば(S205:YES)、DIMM36がDIMMソケット35に挿入されていると判断する(S206)。そして、S203において書き込みを指示された所定のデータが、CPU31が読み出しできなければ、DIMM36がDIMMソケット35に挿入されていないと判断する(S207)。以上で、図6の処理は終了する。
図5のフローチャートのS104の処理に戻る。S104において、過電流検出回路38からASIC7のFB制御部に対して過電流が流れたこと、すなわち、誤挿入があったことを送信された場合(S104:YES)、制御部として機能するCPU31は、DIMMソケット35への電圧の通電を停止する(S106)。そして、プリンタ100は、表示部41に図8に示した誤挿入されたことを示すメッセージを表示し(S107)、ユーザに対してプリンタ100の電源をオフして、DIMM36を正しく挿入するよう教えることができる。
次に、S104において、過電流検出回路38からASIC7のFB制御部に対して過電流が流れたこと、すなわち、誤挿入があったことを送信されなかった場合(S104:NO)、S105に進む。そして、挿入判断部として機能するCPU31が、図7のS206で挿入と判断した場合(S105:YES)には、S108に進む。
S108において、制御部として機能するCPU31は、オンオフスイッチ回路37に対して図6の(c)に示したような連続的に3.3Vの駆動電圧を印加するように指示する。そして、低圧電源80からの駆動電圧がオンオフスイッチ回路37と、DIMMソケット35とを介してDIMM36に駆動電圧が、図6(c)のように、連続して供給される(S108)。なお、S105の処理時は、DIMMソケット35に対してオンオフスイッチ回路37から印加される駆動電圧がHであるため、図7のS206で挿入と判断した場合(S105:YES)、駆動電圧が印加されないL区間をとることなく、DIMMソケット35に対して連続して駆動電圧が印加されることになる。
また、挿入判断部として機能するCPU31が、図7のS207で未挿入と判断した場合(S105:NO)には、S112の処理に進む。S112の処理では、DIMMソケット35に印加される電圧がLでない場合(S112:NO)には、電圧がLになるまで待機し、電圧がLである場合(S112:YES)には、S113に進む。そして、S113では、駆動電圧を印加しない時間(L期間)である一定期間の間、待機してのち、S101の処理に戻る。
S102からS105の処理は、DIMMソケット35に対してオンオフスイッチ回路37から印加される駆動電圧が印加されるH区間の間に処理される。電圧のH区間は、上述したように、誤挿入判断部として機能する過電流検出回路38が、過電流を検出するのに必要な時間以上であって、かつ、保護部として機能するヒューズ45に過電流が流れた際に溶断する所定時間未満の間に設定されている。
そして、過電流を検出するのに必要な時間は、数ミリ秒程度であり、ヒューズ45に過電流が流れた際に溶断する所定時間は数秒である。そのため、電圧のH区間の間に、ユーザがDIMM36をDIMMソケット35へ誤挿入し、過電流が出力ライン43、44のいずれかに流れたとしても、ヒューズ45が溶断することなくCPU31がDIMMソケット35への駆動電圧の印加をオフするため、誤挿入によるメイン基板30への影響がない。
なお、拡張メモリアクセス動作部として機能するメモリ制御回路34がDIMM36への書き込み及び書き込みのアクセス動作は、1回のアクセスで数ナノ秒である。故に、電圧のH区間の間に、CPU31が、DIMM36がDIMMソケット35に挿入されているかどうかを判断するのに充分な時間がある。
次に、S108において、DIMMソケット35への連続電圧通電開始後、所定時間経過(例えば1時間)後にS109の脱着判断処理を行う。
[脱着判断処理]
図9のフローチャートを用いて、図5のS109におけるDIMM36がDIMMソケット36から脱着されたかどうかを判断する処理を説明する。
S301において、CPU31は、拡張メモリ動作部として機能するメモリ制御回路34に対してDIMM36の所定のメモリ領域にアクセスして、所定のデータの書き込みをするように指示する。
次に、S302において、CPU31は、S301において書き込みを指示された所定のデータを読み込むように指示する。
S303において、CPU31が、S301およびS302の一連のアクセス動作ができたかどうかを判断する。そして、S303において書き込みを指示された所定のデータが、CPU31が読み出し可能であれば(S303:YES)、DIMM36がDIMMソケット35にそのまま挿入されていると判断する。そして、S303において書き込みを指示された所定のデータを、CPU31が読み込みできなければ、DIMM36がDIMMソケット35から脱着されたと判断する(S304)。以上で、図9の処理は終了する。
そして、再び図5のS110の処理に戻り、図9のS304の処理でCPU31が未挿入と判断した場合(S110:YES)には、上述したS112の処理に進む。そして、図9のS304の処理でCPU31が未挿入と判断されていない場合には(S110:NO)、S111に進む。S111にて、プリンタの電源がオンしている限り(S111:NO)、DIMMソケット35への連続電圧通電され、前回のS109の脱着判断処理から所定時間経過(例えば1時間)後に、再びS109の脱着判断処理を周期的に行う。そして、プリンタの電源がオフすると(S111:NO)、図5の処理は終了する。
なお,本実施の形態は単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。例えば、画像処理装置としては、プリンタ、複写機、スキャナ、FAX等、画像を処理するものであれば適用可能である。また、画像形成部の画像形成方式は、電子写真方式に限らず、インクジェット方式であってもよい。また、カラー画像の形成が可能であっても、モノクロ画像専用であってもよい。
本実施の形態では、誤挿入判断部の1例として、過電流検出回路38に入力される抵抗器R1、R2のいずれかの両端の電圧が、前記拡張メモリを駆動するのに必要な電流値に基づいて決定された比較電圧と比較し、上まわれば誤挿入されていると判断している。しかし、この構成に限定されることなく、例えば、抵抗器R1、R2に流れる電流を直接計測し、その計測した電流値をCPU31に送信する回路を備えている。その場合、誤挿入判断部としてCPU31が、その計測した電流値を、RAM33に記憶された前記拡張メモリを駆動するのに必要な電流値と比較し、上まわれば誤挿入してもよい。
また、メイン基板30に装着される拡張メモリは、DIMMに限るものではない。例えば、SIMM(Single Inline Memory Module)であってもよい。また、メイン基板30が備えるソケットは1つに限るものではなく、複数あってもよい。
7 ASIC
10 画像形成部
20 スキャナ部
30 メイン基板(基板の1例)
31 CPU(制御部の1例、挿入判断部の1例)
34 メモリ制御回路(拡張メモリアクセス動作部の1例)
35 DIMMソケット(ソケット部の1例)
36 DIMM(拡張メモリの1例)
37 オンオフスイッチ回路
38 過電流検出回路(誤挿入判断部の1例)
45 ヒューズ(保護部の1例)
80 低圧電源(駆動電圧印加部の1例)
100 プリンタ
A 入力端子A(電圧端子の1例)
B 入力端子B(電圧端子の1例)
A′ 出力端子A
B′ 出力端子B
R1 抵抗R1(電流検出部の1例)
R2 抵抗R2(電流検出部の1例)

Claims (3)

  1. 画像処理装置の画像処理動作を制御する基板と、
    画像処理装置のメモリ容量を拡張する為に前記基板に設けられ、拡張メモリを装着する為のソケット部と、
    画像処理装置の画像処理動作に必要な電圧を印加する電源と、
    前記電源から、前記ソケット部を介して前記拡張メモリを駆動する駆動電圧を、前記拡張メモリに印加する駆動電圧印加部と、
    前記駆動電圧印加部には、前記過電流が所定時間流れた際に、溶断して前記基板を保護する保護部と、
    前記駆動電圧印加部が印加する駆動電圧を、前記誤挿入判断部が過電流を検出するのに必要な時間以上であって、かつ、前記保護部に前記過電流が流れた際に溶断する当該所定時間未満である一定時間の間は駆動電圧を印加する時間と、駆動電圧を印加しない時間とを周期的に繰り返すように、前記ソケット部に断続的に印加する制御部と、
    前記制御部の制御に基づいて、当該駆動電圧が前記ソケット部に印加されたときに、前記駆動電圧印加部と前記ソケット部間に流れる電流値を検出する電流検出部と、
    前記電流検出部が検出した電流値が、前記拡張メモリを駆動するのに必要な電流値を超える過電流であると検出したとき、前記拡張メモリがソケット部に誤挿入されていると判断する誤挿入判断部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記誤挿入判断部が誤挿入と判断したとき以降は、前記駆動電圧印加部からの駆動電圧を印加しないように制御すること、
    を特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記拡張メモリは、複数の電圧端子を備え、
    前記駆動電圧印加部は、複数の前記電圧端子のそれぞれに前記駆動電圧を印加可能に構成され、
    前記電流検出部は、前記ソケット部と複数の前記電圧端子間にそれぞれ流れる電流値を検出し、
    前記誤挿入判断部は、前記電流検出部が検出したそれぞれの電流値のいずれかが当該の過電流であるかを検出すること、
    を特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項2に記載の画像処理装置において、
    前記制御部は、前記駆動電圧印加部によって駆動電圧が印加されている状態で、前記拡張メモリに対してアクセス動作を行う拡張メモリアクセス動作部と、
    前記挿入判断部が誤挿入ではない判断したとき、前記拡張メモリアクセス動作部によって前記拡張メモリへのアクセス動作を指示し、前記アクセス動作が可能であれば、拡張メモリがソケット部に挿入されていると判断し、アクセス動作が可能でなければ、拡張メモリがソケット部に未挿入と判断する挿入判断部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記挿入判断部がソケット部に挿入されていると判断したとき、前記駆動電圧供給部に対して連続的に駆動電圧を印加するように制御すること、
    を特徴とする画像処理装置。
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