JP2011107616A - ファンを有する画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 画像形成装置が省電力モードである時間短く、省電力モードから復帰した時点でファンが惰性で回転していることによる異常の誤検知を防止する。
【解決手段】 CPU101が電源Aからの電力を供給されてファンの駆動を開始する際に、電源Aからの電力供給が、画像形成装置の電源オンに基づくものか省電力モードからの復帰に基づくものかを識別し、省電力モードからの復帰に基づくものであれば、ファンの制御信号を出力していない状態でのファンの回転検知信号に基づくファン或いは信号線の異常の判断を行なわない。
【選択図】 図8

Description

本発明は、画像形成装置のファンの異常検知に関するものである。
従来、画像形成装置を正常に動作させるために、画像形成装置の内部に冷却ファンが設けられている。冷却ファンが動作しなくなると、画像形成装置の動作が異常になる惧れがある。そのため冷却ファンの故障を検出することが行われている(特許文献1参照)。
冷却ファンには駆動用の信号線や回転検出用の信号線が接続されるが、各信号線がGNDとショートすると冷却ファンが回転しなくなったり、回転しているにも拘わらず回転していることが検出されなくなる。信号線がショートしているか否かを検出するために、画像形成装置の電源をオンした後冷却ファンを回転させる前に、回転検知信号を一度検出し、ファンを回転させた後にもう一度回転検知信号を検出する。この2回の回転検知信号の値に変化がなければファンの故障或いは信号線の異常であると判断できる。
特登録2512325号公報
一方、省エネルギーの観点から、画像形成装置が一定時間使用されない場合に、消費電力を低減させる省電力モードが設けられている。このような画像形成装置において、構成上の制約から、異常を検知する制御回路が省電力モードからの復帰と画像形成装置の電源オン後との区別ができない場合がある。そのような場合、画像形成装置が不必要なタイミングで信号線とGNDとのショート検知を実施してしまい、誤検知してしまうことが考えられる。例えば、ファンを駆動させる制御信号をオフされてからファンが完全に停止するまでの時間は、機内の気圧やファンの種類によっては、30秒程度かかるものもある。省電力モードに移行し、ファンの制御信号がオフされ、ファンが完全に停止する前に省電力モードから復帰する場合、図14に示す様にファン制御信号がオフでも惰性で回転しているファン回転検知信号が回転中を示す状態になっている。なお。図14では、回転検知信号がLレベルの時にファンが回転していることを示している。このような場合、制御回路は異常を誤検知してしまう。
上記の課題を解決するために、本発明の画像形成装置は、消費電力を低減する省電力モードを有する画像形成装置において、前記画像形成装置の内部を冷却するためのファンと、前記ファンを駆動するための制御信号を出力する制御信号出力手段と、前記ファンが駆動していることを表わす回転検知信号を前記ファンから信号線を介して入力する回転検知信号入力手段と、前記制御信号出力手段が制御信号を出力していない状態で前記回転検知信号入力手段が前記回転検知信号を入力している場合に、前記ファン或いは前記信号線の異常であると判断する判断手段と、を有し、前記画像形成装置が前記省電力モードから復帰した場合に、前記判断手段は、前記制御信号が出力されていない状態での異常の判断を行わないことを特徴とする。
また、本発明の画像形成装置は、消費電力を低減する省電力モードを有する画像形成装置において、前記画像形成装置の内部を冷却するためのファンと、前記ファンと信号線を介して接続され、前記ファンの駆動を制御するとともに、前記ファンが回転しているか否かを前記信号線を介して入力される回転検知信号に基づいて判断する制御手段と、を有し、前記画像形成装置が前記省電力モードからの復帰ではなく、前記画像形成装置の電源がオンされたことにより、前記制御手段が前記ファンを回転させる場合は、前記制御手段は、前記ファンを回転させる信号を出力していない状態で前記ファンが回転しているか否かの判断結果と、その後前記ファンを回転させる信号を出力している状態で前記ファンが回転しているか否かの判断結果とに基づいて前記ファン或いは前記信号線の異常を判断するものであり、前記画像形成装置が前記省電力モードからの復帰により、前記制御手段が前記ファンを回転させる場合は、前記制御手段は、前記画像形成装置が前記ファンを回転させる信号を出力していない状態で前記ファンが回転しているか否かの判断結果を利用せず、前記ファンを回転させる信号を出力している状態で前記ファンが回転しているか否かの判断結果に基づいて前記ファン或いは前記信号線の異常の判断を行うことを特徴とする。
本発明によれば、省電力モードからの復帰時でも、ファンの異常の誤検知を防止し、信頼性の高い装置を提供できる。
画像形成装置の概略構成を示す断面図。 画像形成装置のファンの位置を示す図。 ファンの制御を説明するための図。 ファンの駆動にかかわる信号波形を示す図。 ファン制御信号と回転検知信号との関係を示す図。 第1の実施の形態における制御回路基板とコントローラの構成を示すブロック図。 電源オン時のファンの駆動にかかわる信号波形を示す図。 第1の実施の形態におけるショート検知処理を示すフローチャート。 第2の実施の形態における制御回路基板とコントローラの構成を示すブロック図。 第2の実施の形態における省電力モード移行時のコントローラの処理を示すフローチャート。 第2の実施の形態におけるショート検知処理を示すフローチャート。 第3の実施の形態における制御回路基板とコントローラの構成を示すブロック図。 第3の実施の形態におけるショート検知処理を示すフローチャート。 従来の省電力モード復帰時のファン駆動にかかわる信号波形を示す図。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明を適用できる画像形成装置の構成を示す断面図である。図1において、画像形成装置1は電子写真方式のカラー画像形成装置として構成されている。
画像形成装置1は、画像読取部1aと画像出力部1bとから構成される。画像読取部1aはプラテンガラス1c上に載置されるか若しくは図示しない自動原稿給送装置により搬送される原稿を光学的に読み取り、電気信号に変換して画像出力部1bに送る。
画像出力部1bは大別して、それぞれの構成が同一である4つのステーションa,b,c,dが並設された画像形成部10、給送部20、中間転写部30、定着部40、クリーニング部50、制御部60を有している。
画像形成部10の4つのステーションa〜dの構成は像形成する色がブラック、シアン、マゼンタ、イエローと異なるだけで、構成は同じなので、1つのステーションを代表して説明する(添え字のアルファベットa〜dは省略)。ステーションは、像担持体としての感光体ドラム11を有し、矢印方向に回転駆動される。感光体ドラム11の外周面に対向して、その回転方向に一次帯電器12、光学系13、折り返しミラー16、現像装置14、クリーニング装置15が配置されている。また、中間転写ベルト31と接触する部分で一次転写部Tを構成する。
一次帯電器12により感光体ドラム11の表面が均一に帯電され、光学系13によりレーザービーム等の光線が感光体ドラム11上に露光されて静電潜像が形成される。静電潜像は現像剤(以下、これを「トナー」と呼ぶ)を収納した現像装置14によってトナー像として現像される。クリーニング装置15は、中間転写ベルト31に転写に転写されずに感光体ドラム11上に残された残留トナーを掻き落として感光体ドラム11の表面の清掃を行う。各ステーションで形成された各色のトナー像は中間転写ベルト31に重ねて転写される。
給送部20は、転写材Pを収納するための給送カセット21a,21b及び手差しトレイ27を有する。給送カセット21a,21b、手差しトレイ27にはシートPを1枚ずつ送り出すためのピックアップローラ22a,22b,26が設けられる。給送部20は送り出されたシートPを搬送するための給送ローラ対23及び給送ガイド24、レジストローラ対25を有している。レジストローラ対25は、搬送されたシートPを一時的に停止させて、タイミングを合わせて二次転写部Teへ送り出す。
次に中間転写部30の構成について説明する。中間転写ベルト31は回転駆動力を伝達する駆動ローラ32、テンションローラ33、従動ローラ34に巻回して張架される。駆動ローラ32は図示しないパルスモータによって回転駆動される。一次転写領域Ta〜Tdでは一次転写用帯電器35a〜dが配置されている。
中間転写ベルト31を介在して従動ローラ34に対向して二次転写ローラ36が配置されており、中間転写ベルト31と二次転写ローラ36とのニップ部によって二次転写領域Teが形成されている。
クリーニング部50は、中間転写ベルト31の表面に当接するクリーニングブレード51及びクリーニングブレード51により掻き取られた残留トナーを収納する廃トナーボックス52を有する。
定着部40は、内部にハロゲンヒーター等の熱源を備えた定着ローラ41aと、定着ローラ41aに加圧される加圧ローラ41b、定着ローラ41aからの熱を定着部40内で閉じ込めるための定着断熱カバー46,47を有する。定着部40で定着されたシートPは、内排出ローラ対44、外排出ローラ対45により機外に排出トレイ48に排出される。
なお、本実施形態の画像形成装置は、画像形成装置が所定時間使用されなくなると消費電力を低減させる省電力モードを有している。
上記構成の画像形成装置の内部は、特に、定着部40からの熱や感光体ドラム11、駆動ローラ32、ピックアップローラ22a,22b,26などを駆動させるモータの発熱、各電気部品に電力を供給する電源回路、各種回路基板の発熱等により昇温する。このようにして発生した熱により、電気部品そのものが破損するだけでなく、下記に示すように画像形成装置内の他の部品にも影響を及ぼす。
例えば、現像装置14の中にあるトナーが固まったり、折り返しミラー16が熱で変形することで、レーザの光軸がずれ出力画像で色ずれが発生したり、光学センサ2a,2bの出力特性が変化してしまうといったことである。さらに制御基板や電源基板の部品の昇温を抑える必要もある。
こうした温度上昇に伴う影響を低減するために、図2のように必要な箇所にファンf1〜f10を配置して装置内の空気の流れをつくり、装置内部を冷却している。例えば、ファンf1、f3は外気を吸い込み、定着部40の端部を冷却しているが、その空気はファンf4、f5によって機外へ排気される。ファンf2は二次転写部Teの空気を排気させるものである。ファンf7はコントローラ内部の空気を排気させる。ファンf9は制御基板、ファンf10は電源基板周辺を冷却するために機内の空気を排気している。また、ファンf6は外気を吸い込み、機内を冷却する。その空気はファンf8によって機外へ排気される。
次に、ファンの制御に関して図3を用いて説明する。本実施形態の画像形成装置においては制御基板100内のCPU01がファンf1に電源を供給するか否かを制御している。ファンf1を駆動するためにはCPU101がスイッチ107をオンすることにより制御基板100からファンf1に電源が供給される。ファンf1が回転を開始すると、ファンf1の内部に設けられたトランジスタTr1から回転検知信号が出力される。この回転検知信号はトランジスタTr1のオープンコレクタ出力であり、ファンの回転数が所定値に達するとトランジスタTr1がオンする構成になっている。回転検知信号は、制御基板100に入力され、抵抗によりプルアップされてCPU101のポートに入力される。このような構成により、CPU101は、ファンf1が回転中であればローレベル(L)の信号を入力し、ファンが停止中であればハイレベル(H)の信号を入力する。従って、CPU101は、ファンが回転しているか否かを判断する事ができる。
また、回転検知信号線が接地電位(GND)にショートしていた場合は、ファンが停止している場合でもCPU101はLレベルの信号を検知する。回転検知信号線とGNDとのショートという現象は、制御基板からファン間で装置内を這い回されている信号線が装置の板金のエッジなどに押し付けられ、電線の被覆が傷ついた場合に内部の銅線と板金が接触してしまう状態である。このような現象は装置の組み立て時、装置の移動時或いは装置のメンテナンス時などに起こりうる。こうした不具合を検知できずに装置を使用しつづけると、装置内の温度上昇により、形成される画像の品質が悪くなったり、電気部品が破壊に至るなど、装置の故障につながってしまう。図3にはファンf1のみ記載したが、ファンf2〜f10も同様にCPU101と接続され、CPU101がファンf1〜f10を個別に制御する。
信号線とGNDのショートを検知する方法(以下ショート検知)について、図4を用いて説明する。図4はファンの駆動にかかわる信号波形を示す図である。図4において、電源スイッチ信号は装置本体の電源の状態を表しており、Hレベルは電源が入っている状態を表している。省電力モード信号は画像形成装置が省電力モードであるか否かを表わしており、Lレベルは省電力モードが解除されている状態を示している。ファン制御信号は、図3に示したファンを回転させる制御信号であり、Hレベルはファンの電源をオンしておりファンが動作している状態を表す。回転検知信号は、図3に示したファンの回転状態を表わす信号であり、画像形成装置の電源オン後のLレベルはファンが回転中であることを表わし、Hレベルはファンが回転していない状態を表わす。画像形成装置の電源オンと同時に図3に示すプルアップ用の電源もオンになるため、回転検知信号はHレベルになる。このままファンが停止している状態のタイミングt1でCPU101は回転検知信号をサンプリングし、ファンの回転状態を判定する。異常がなければCPU101はHレベルを検出する。その後、CPU101は、ファン制御信号をHレベルにし、ファンを回転させる。ファン制御信号をHレベルにしてからファンの羽の回転数が所定値に達するまで多少の時間がかかるため、ファン制御信号をHレベルにしてから所定時間後のタイミングt2で再び回転検知信号をサンプリングし、ファンの回転状態を判定する。このとき、異常がなければCPU101はLレベルを検出する。
ここで、回転検知信号とファンの制御信号の関係について図5を用いて説明する。正常な状態ではファン制御信号がLレベルのときの回転検知信号はHレベルであり、ファン制御信号がHレベルのときの回転検知信号はLレベルである。ファン制御信号がLレベルのときの回転検知信号がLレベルで且つファン制御信号がHレベルのときの回転検知信号がLレベルであれば、信号線がGNDとショートしている事が考えられる。また、ファン制御信号がLレベルのときの回転検知信号がHレベルで且つファン制御信号がHレベルのときの回転検知信号がHレベルであれば、以下のように考えられる。即ち、ファンが故障して全く駆動していない、ファンの信号線又はファンの電源線もしくはその両方がつながっていない又は断線している、という不具合が考えられる。また、ファン制御信号がLレベルのときの回転検知信号がLレベルで且つ、ファン制御信号がHレベルのときの回転検知信号がHレベルという状態は通常起こりえない。しかし、そのような状態が検出された場合は、ソフトウェアの異常が原因と考えられる。
図6は画像形成装置における負荷制御基板100とコントローラ200の構成を示すブロック図である。負荷制御基板100はファン104の駆動を制御する回路基板であり、上述したCPU101とファン駆動回路103と、カレンダーIC(RTC)102が搭載されている。ファン駆動回路103は、図3に示したスイッチ107、電源供給線、回転検知信号線を含むものである。よって、CPU101及びファン駆動回路103は、ファンの制御信号を出力する制御信号出力手段及び回転検知信号入力手段として機能する。カレンダーIC102は画像形成装置の電源オンからオフまでの間で時間をカウントしており、電源がオフされるとカウントしていた時間がクリアされ、次回の電源オン時にはデフォルト値に戻っている。デフォルト値は0とする。また、CPU101に供給されている電源Aは、画像形成装置が電源オフ状態はもちろん省電力モードになっているときにもオフされる。従って、CPU101単独では、画像形成装置の電源がオフ状態からオンされたことによりCPU101に電力が供給されたのか、省電力モードから復帰してCPU101に電力が供給されたのかの判断ができない。そこで、カレンダーIC102には省電力モード中も電力が供給される電源Bが接続される。電源Bは画像形成装置の電源オフ中はオフされている。従って、省電力モード中も時間のカウントが続けられる。コントローラ200は、CPU201によって電源A、電源Bの制御を行っている。CPU201に電力を供給する電源Cは電源A、電源Bと別系統でも良いし、電源Bと同じ系統で、電源Aのみを制御する構成でも良い。
CPU101に電源Aから電力が供給されると、CPU101は、カレンダーIC102から時間情報を入手する。画像形成装置が電源オフ状態からオンされた場合は、CPU101はカレンダーIC102からデフォルト値を読み取り、省電力モードからの復帰時は、CPU101はカレンダーIC102からデフォルト値以外の値を読み取る。従って、CPU101はカレンダーIC102から読み取った値に基づいて画像形成装置が電源オンしたのか省電力モードから復帰したのかを判別する事ができる。
CPU101は、画像形成装置が省電力モードからの復帰であると判断すると、ファン制御信号がLのときの回転検知信号の判断を行なわない。これにより、ファンが惰性で回転している状態を信号線のショートと誤検知することを防ぐ事ができる。また、CPU101は、画像形成装置が電源オフ状態から電源オンされたと判断した場合は、電源オン後にファン制御信号がLのときとHのときの回転検知信号の判断を行う。これにより、誤検知することなく信号線のショート検知を行うことができる。即ち、CPU101は、異常を判断する判断手段としても機能する。なお、画像形成シーケンスの時以外でも回転させる必要があり、画像形成装置の電源オン直後に回転させる必要があるファンに対しては、電源オン時にショート検知を実施する事が望ましい。
ところで、画像形成装置においては電源スイッチをオフしてからハードディスク装置の保護動作等のシャットダウンシーケンスが実行される。電源スイッチをオフし、直ちにオンしたとしても、シャットダウンシーケンスの影響で、実際に画像形成装置が立ち上がるまでは時間がかかる。このようなときの電源オン時は図7に示すように、画像形成装置の電源オフ後に惰性で回転していたファンが停止しており、誤検知せずにショート検知を実行できる。一方、省電力モードへの移行時には、ハードディスク装置の保護動作を行わないので、省電力モードへの移行後直ちに省電力モードからの復帰をさせても、画像形成装置の立上りの時間は電源オン時よりも短い。従って、省電力モードからの復帰時にも、電源オン時と同様の回転検知信号の判断を行うと、図14に示す様に、誤検知を起こす可能性がある。
CPU101による信号線のショート検知の処理を図8のフローチャートを用いて説明する。画像形成装置の電源オン或いは省電力モードからの復帰によりCPU101に電源Aから電力が供給されると、CPU101は、カレンダーIC102の日時情報を取得し(S2)、取得した日時情報がデフォルト値(0)か否かを判断する(S3)。取得した日時情報がデフォルト値でなければ、CPU101は、画像形成装置が省電力モードからの復帰と判断して、最初にファンの制御信号がHレベルになる以前での、回転検知信号の状態を判断することなく、ファン制御信号をHレベルにする(S5)。即ち、省電力モードからの復帰後は、制御信号がLレベルでの回転検知信号の判断結果に基づく異常の判断を行なわれない。一方、取得した日時情報がデフォルト値であれば、CPU101は、画像形成装置が電源オフ状態からオンされたと判断し、ショート検知を開始する(S4)。即ち、CPU101は、ファン制御信号をLレベルに設定し、回転検知信号を入力する。そして、CPU101は、回転検知信号がLレベルか否をチェックし(S6)、回転検知信号がLレベルであれば、ファンの信号線とGNDとがショートしていると判断して、エラーを記憶する(S7)。そして、CPU101は、ショート検知処理を行っていないファンがあるか否かを判断し(S10)、未検知のファンがあれば、検知対象のファンを変更してステップS3以降の処理を再度実行する。全てのファンに対してショート検知処理を実行していれば、CPU101は、エラーが検知されたファンがあるか否かを判断し(S11)、エラーか検知されたファンがあれば、エラー表示を行い、装置の動作を停止させる(S12)。エラーが検知されたファンがなければ、ショート検知処理を終了する。
ステップS6で、回転検知信号がLレベルでなければ、CPU101は、ファン制御信号をHレベルにし(S5)、回転検知信号がHレベルか否か判断する(S8)。回転検知信号がHレベル、即ち、ファンが回転してれば、CPU101は、信号線及びファンが正常であると判断し、ステップS10に進み、未検知のファンがあれば、検知対象のファンを変更してステップS3以降の処理を再度実行する。ステップS8で、回転検知信号がHレベルであれば、CPU101は、ファンの故障或いはファンの信号線が断線していると判断して、エラーを記憶する(S9)。その後ステップS10へ進み、未検知のファンがあれば、CPU101は、検知対象のファンを変更してステップS3以降の処理を再度実行する。一方、ステップS8で、回転検知信号がHレベル、即ち、ファンが回転していなければ、CPU101はファンの故障或いはファンの信号線が断線していると判断して、エラー表示して画像形成装置の動作を停止させる。
なお、ショート或いは断線と判断された信号線に接続されているファン及び故障と判断されたファンを用いなくても、実施できる機能が装置にあるのであれば、装置本体を停止させる必要はない。例えば、定着器を冷却するファンの信号線がショートしていることが検知された場合、プリンタ部を使用しない原稿読取の機能は実行できるようにしておく。
本実施形態では画像形成装置を例にして説明したが、省電力モードを有する装置でファンを用いているものであれば同様の制御が可能である。
本実施形態によれば、装置が省電力モードからの復帰時に、ファンの信号線のショートを誤検知することを防止でき、装置が正常に動作しなくなることを防止できる。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態では、画像形成装置が省電力モードからの復帰であることを判断するために、カレンダーICを利用したが、第2の実施の形態では、書き込み可能な不揮発性メモリを用いる。第2の実施形態における負荷制御基板100とコントローラ200の構成を図9(a)に示す。図6と同じ構成要素には同じ符号を付し、説明を省略する。第2の実施形態では、負荷制御基板100にEEPROM105が配置されている。コントローラ200は、画像形成装置が省電力状態に移行するとき、CPU101に対して、電源Aをオフする直前にEEPROM105の所定アドレスにフラグをセットするように指示す。また、コントローラ200は、画像形成装置本体の電源をオフする場合はフラグをセットしないように指示する。EEPROM105は電源供給されていなくても記憶しているデータを保持する事ができる。従って、CPU101に電源Aが供給され、CPU101が起動すると、EEPROM105の所定アドレスのデータを読み込む。画像形成装置の電源がオンになったときは、フラグが立っておらず、省電力モードからの復帰であるときはフラグがセットされているので、CPU101は、画像形成装置が電源オフからオンになったのか省電力モードからの復帰なのかを識別することができる。
なお、EEPROM105の代わりに、図9(b)のようにSRAM106に電池で電源を供給する構成としても良い。
第2の実施形態におけるコントローラ200による省電力モードへの移行時の制御を図10に示す。コントローラ200のCPU201は、画像形成装置を省電力モードへ移行させるときに、CPU101に対して、EEPROM105の所定のアドレスにフラグをセットするよう指示する(S101)。なお、省電力モードへの移行のきっかけは、所定時間画像形成装置に対して操作が行われなかったときであるとか、省電力モード移行スイッチ(不図示)ユーザが押下したときである。CPU201からの指示により、CPU101はEEPROM105の所定アドレスにフラグをセットし、フラグをセットしたことをCPU201へ通知する。CPU201は、CPU101からの通知でフラグがセットされたか否かを確認する(S102)。フラグのセットの通知を受信すると、CPU201は電源Aをオフさせる(S103)。
図11はCPU101による電源オン時のファンの信号線のショート検知の制御を示すフローチャートである。電源Aがオンし、CPU101が起動すると、CPU101は、EEPROM105の所定アドレスのデータを読み出し(S201)、所定アドレスにフラグがセットされているか否かを判断(S202)。フラグがセットされていなければ、CPU101は、画像形成装置の電源オンと判断して、第1の実施形態の図8のステップS4以降の処理を実行する。一方、フラグがセットされていなければ、CPU101は、省電力モードからの復帰であると判断して、第1の実施形態の図8のステップS5以降の処理を実行する。
(第3の実施の形態)
第3の実施形態では、カレンダーICやEEPROMを使用せずに、コントローラ200がCPU101に対して画像形成装置が省電力モードから復帰したのか否かを通知するものである。
コントローラ200のCPU201の電源Cは電源Aと別系統であり、省電力モードでもオンしている。そこで、CPU101に電源Aが供給されて起動したときにコントローラ200のCPU201が省電力モードからの復帰であるか否かを示す情報をCPU101へを送信する。従って、CPU101は画像形成装置の電源オンか省電力モードからの復帰なのかを識別することができる。
図13はCPU101による電源オン時のファンの信号線のショート検知の制御を示すフローチャートである。電源Aがオンし、CPU101が起動すると、コントローラのCPU201と通信をする(S301)。CPU101は、コントローラ200から受信したデータから省電力モードからの復帰を示すデータか否かを判断する(S302)。省電力モードからの復帰を示すデータであれば、CPU101は、第1の実施形態の図8のステップS4以降の処理を実行する(S303)。一方、省電力モードからの復帰を示すデータでない、即ち、画像形成装置の電源オンであれば、第1の実施形態の図8のステップS5以降の処理を実行する(S303)。
100 負荷制御基板
101 負荷制御用CPU
102 カレンダーIC(RTC)
103 ファン駆動回路
104 ファン
105 EEPROM
200 コントローラ
201 コントローラCPU

Claims (3)

  1. 消費電力を低減する省電力モードを有する画像形成装置において、
    前記画像形成装置の内部を冷却するためのファンと、
    前記ファンを駆動するための制御信号を出力する制御信号出力手段と、
    前記ファンが駆動していることを表わす回転検知信号を前記ファンから信号線を介して入力する回転検知信号入力手段と、
    前記制御信号出力手段が制御信号を出力していない状態で前記回転検知信号入力手段が前記回転検知信号を入力している場合に、前記ファン或いは前記信号線の異常であると判断する判断手段と、
    を有し、前記画像形成装置が前記省電力モードから復帰した場合に、前記判断手段は、前記制御信号が出力されていない状態での異常の判断を行わないことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記判断手段は、前記省電力モードからの復帰後、最初に前記制御信号が出力される以前の、前記制御信号が出力されていない状態での異常の判断を行わないことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 消費電力を低減する省電力モードを有する画像形成装置において、
    前記画像形成装置の内部を冷却するためのファンと、
    前記ファンと信号線を介して接続され、前記ファンの駆動を制御するとともに、前記ファンが回転しているか否かを前記信号線を介して入力される回転検知信号に基づいて判断する制御手段と、
    を有し、
    前記画像形成装置が前記省電力モードからの復帰ではなく、前記画像形成装置の電源がオンされたことにより、前記制御手段が前記ファンを回転させる場合は、前記制御手段は、前記ファンを回転させる信号を出力していない状態で前記ファンが回転しているか否かの判断結果と、その後前記ファンを回転させる信号を出力している状態で前記ファンが回転しているか否かの判断結果とに基づいて前記ファン或いは前記信号線の異常を判断するものであり、
    前記画像形成装置が前記省電力モードからの復帰により、前記制御手段が前記ファンを回転させる場合は、前記制御手段は、前記画像形成装置が前記ファンを回転させる信号を出力していない状態で前記ファンが回転しているか否かの判断結果を利用せず、前記ファンを回転させる信号を出力している状態で前記ファンが回転しているか否かの判断結果に基づいて前記ファン或いは前記信号線の異常の判断を行うことを特徴とする画像形成装置。
JP2009265229A 2009-11-20 2009-11-20 ファンを有する画像形成装置 Active JP5340117B2 (ja)

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