JP4307351B2 - 電源システムおよびその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の電源ユニットを備えた電源システムおよびその制御方法に関し、特に画像形成装置の電源システムおよびその制御方法に関するものである。
ファクシミリ、複写機および電子写真方式のプリンタ等の画像形成装置においても、近年省エネルギー化の要望が強く、画像形成動作中以外の待機状態では、画像形成装置の消費電力を低減させることが要望されている。
そこで、従来の画像形成装置では、待機状態の消費電力を低減させるために、例えば下記特許文献1などのように、画像形成装置の各構成ユニットに対して電力を供給する複数の電源ユニットを有し、待機状態においては必要最低限のユニット、特に制御ユニットのような機能上必要なユニットへのみ電力を供給し、その他画像形成動作中にのみ動作させる必要のあるユニットへの電力を遮断することで、画像形成装置としてのシステム全体の消費電力を低減させている。
通常このような場合、画像形成装置内外に有する画像形成に必要なユニット、例えば画像形成を行うプロセス電圧電源ユニット、画像形成時に記録紙等を搬送する搬送系ユニット、作像ユニット、各種オプション類等、主に駆動系ユニットへの電力供給を行う電源ユニットへの通電を、リレー等のスイッチング手段により遮断することで実現している。
このように、待機状態において、駆動系ユニットの電源ユニットの通電を遮断することで、駆動系ユニットの電源および画像形成動作にのみ必要なユニットが全て停止し、大幅に電力を低減させる事が出来る。
なお、通常これらのユニットの駆動には大電力を要するため、大型の電源ユニットが備えられる。
特許第3466351号公報
上記のような場合、制御系ユニットの電源ユニットは常時動作しており、その制御回路によって駆動系ユニットの電源ユニットの駆動/停止をコントロールしている。
従って、画像形成動作等の要求に応じて駆動系電源ユニットを駆動させて所定の動作を行い、待機状態に入ったところで制御回路からの要求に従って駆動系電源ユニットの停止を行い、省電力モードに入る。
これらの制御は、画像形成装置に供給される、商用電源電圧が一定である事が前提となっており、この商用電源電圧が何らかの理由で変動してしまう場合には、特に大電力を要する大型の駆動系電源ユニットがより大きな影響を受ける。
つまり、商用電源電圧が所定の電圧値つまり電源ユニットが許容出来る電圧を下回ってしまった場合や、瞬間的な電圧遮断が生じた場合、電源ユニットは、同量の電力を出力し続けるために、電源ユニット内でより多くの電流を制御する必要に迫られ、過電流により安全回路が動作して電源ユニットが停止してしまう場合がある。
このような現象は、電源ユニットの規模によらず発生し得る現象であるが、比較的小電力な制御系電源ユニットよりも、むしろ大電力が要求される駆動系電源ユニットの方がより発生しやすい。なぜなら、小電力であれば、コンデンサや電池などで比較的容易に対策を講じる事が可能なのに対し、大電力をまかなうのに必要なコンデンサや電池は現実的な範囲を超えてしまうためである。
商用電源電圧が変動してしまう例として、オフィスやマンションなどのように元々居住用として作られた部屋で、多数のOA機器を用いるケースの増加が挙げられる。このような電源事情の良くない環境下では、過大電流による電源電圧の異常な低下といった不都合が多発しやすい。
また、電源事情の良くない場所/地域、例えば工場内に置かれた環境や近くに工場がある場合など、商用電源電圧の低下や一時的な遮断、また電圧波形に歪みが生じてしまうことがある。
このような状況では、最も電力を消費する機器の一つでもある画像形成装置においても、駆動系電源ユニットのみが停止してしまい、自動復帰できずにエラーとなってしまうなどの問題が生じ、何らかの対応策が求められていた。
さらにまた別の問題として、駆動系電源ユニットは、画像形成装置本体に接続される外部ユニット、例えば給紙口、排紙口に接続されるオプションユニットなどにも電源供給を行っており、画像形成装置本体外部に接続のためのインターフェースを持つ場合が多い。この場合、ユーザーの誤操作、例えば電源を投入したままインターフェースを抜き差ししてしまったり、何らかの原因で駆動電源出力を短絡させてしまったり等、駆動系電源ユニットが何らかの安全回路動作により停止させてしまうケースもあった。
本発明は、このような問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とする処は、商用電源電圧変動やユーザーの誤操作による電力が供給される負荷側の異常等が画像形成装置に与える影響を極力回避することで、ユーザビリティを向上させることができる電源システムおよびその制御方法を提供することにある。
本発明は、下記の技術的構成により前記目的を達成できたものである。
(1)記録紙上に画像を形成するための駆動系ユニットと、前記駆動系ユニットの動作を制御するコントローラと、を有する画像形成装置の電源システムであって、商用電源と接続され、前記駆動系ユニットに電力を供給する駆動系電源ユニットと、前記商用電源と接続され、前記コントローラに電力を供給する制御系電源ユニットと、前記駆動系電源ユニットのON/OFFを制御するとともに前記駆動系電源ユニットの出力電圧をモニタする駆動系電源制御回路と、を有し、前記制御系電源ユニットは、前記駆動系電源制御回路を動作させるために前記駆動系電源制御回路にも電力を供給し、前記駆動系電源制御回路は、前記駆動系電源ユニットの出力電圧が正常な値でない場合、前記駆動系電源ユニットをOFFし、前記商用電源の変動や誤操作による前記駆動系電源ユニットのシャットダウンが解除されるに十分な待機時間の経過後、前記駆動系電源ユニットをONすることにより、前記駆動系電源ユニットを再起動することを特徴とする電源システム。
本発明によれば、商用電源電圧変動やユーザーの誤操作による電力が供給される負荷側の異常等が画像形成装置に与える影響を極力回避することで、ユーザビリティを向上させることができる電源システムおよびその制御方法を提供することができる。
以下本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
図1は電子写真プロセスを用いた画像形成装置の概略構成図であり、例えばレーザービームプリンタの場合を示している。
レーザービームプリンタ本体101(以下、本体101)は、記録紙Sを収納する給紙カセット102を有し、給紙カセット102の記録紙Sの有無を検知するカセット有無センサ103、給紙カセット102の記録紙Sのサイズを検知するカセットサイズセンサ104(数個のマイクロスイッチで構成される)、給紙カセット102から記録紙Sを繰り出す給紙ローラ105aおよび搬送ローラ対105b、105c、105d等が設けられている。そして、給紙ローラ105a、搬送ローラ対105b、105c、105dの下流には記録紙Sを同期搬送するレジストローラ対106が設けられている。
また、レジストローラ対106の下流には、記録紙Sの先端と後端を検知し、画像書き込みタイミングをとるための給紙センサ124、レーザスキャナ部107からのレーザ光118に基づいて記録紙S上にトナー像を形成するプロセスカートリッジ108が設けられている。
さらに、プロセスカートリッジ108の下流には記録紙S上に形成されたトナー像を熱定着する定着器109が設けられており、定着器109内の熱定着部下流には排紙部の搬送状態を検知する排紙センサ110、記録紙Sを搬送する搬送ローラ対111や、記録紙Sを排紙するフェースアップ排紙ローラ対140、記録の完了した記録紙Sを積載する積載トレイ112が設けられている。
この記録紙Sの搬送基準は、記録紙Sの画像形成装置の搬送方向に直交する方向の長さ、つまり記録紙Sの幅に対して中央になるように設定されている。
排紙センサ110は、定着器109内部に設けられており、記録紙Sが熱定着部を通過したタイミングを検出する。記録紙Sは、搬送ローラ対111を通過した後、フェースアップ排紙ローラ対140を介して積載トレイ112へ排出される。この排紙部に設けられた満載検知センサ142は、積載トレイ112上の記録紙Sが満載であるかを検知すると共に、排紙部の記録紙Sの動きを検知するセンサである。
また、前記レーザスキャナ107は、後述する外部装置131から送出される画像信号(画像信号/VDO)に基づいて変調されたレーザ光を発光するレーザユニット113、このレーザユニット113からのレーザ光を後述する感光ドラム117上に走査するためのポリゴンミラー114、結像レンズ115、折り返しミラー116等により構成されている。
そして、前記プロセスカートリッジ108は、電子写真プロセスに必要な、感光ドラム117、1次帯電ローラ119、現像器120、転写帯電ローラ121、クリーナ122等から構成されている。また、定着器109は定着フィルム109a、加圧ローラ109b、定着フィルム内部に設けられたセラミックヒータ109c、セラミックヒータの表面温度を検出するサーミスタ109dから構成されている。
また、メインモータ123は、給紙ローラ105aには給紙ローラクラッチ125を介して、搬送ローラ対105b、105c、105dおよびレジストローラ対106にはレジストローラクラッチ129を介して駆動力を与えており、更に感光ドラム117を含むプロセスカートリッジ108の各ユニット、定着器109、排紙ローラ対111、フェースアップ排紙ローラ対140にも駆動力を与えている。
そして、126はエンジンコントローラであり、レーザスキャナ部107、プロセスカートリッジ108、定着器109による電子写真プロセスの制御、前記本体101内の記録紙Sの搬送制御を行っている。
そして、127はビデオコントローラであり、パーソナルコンピュータ等の外部装置131と汎用のインターフェース130(セントロニクス、RS232C、USB等)で接続されており、この汎用インターフェース130から送られてくる画像情報をビットデータに展開し、そのビットデータを/VDO信号として、エンジンコントローラ126へ送出している。
エンジンコントローラ126とビデオコントローラ127の間を結ぶ線128は、両コントローラ間のコマンド/ステータス信号線、クロック信号線、/VDO信号線、同期信号線などで構成されている。
エンジンコントローラ126は、ビデオコントローラ127からプリント動作開始命令を受けると、プリント動作を開始する。メインモータ123の駆動、セラミックヒータ109cの立上げ、ポリゴンミラー114の駆動を開始する。メインモータ123の駆動によって、感光ドラム117および転写ローラ121、定着器109の定着フィルム109aおよび加圧ローラ109b、搬送ローラ対111、フェースアップ排紙ローラ対140がそれぞれ回転を開始する。
この後エンジンコントローラ126は、レーザユニット113の光量制御を開始するとともに、一次帯電ローラ119、現像器120、転写帯電ローラ121の高圧駆動を順次行う。
エンジンコントローラ126は、不図示のCPUにてレーザ光検出センサより送られる/BD信号のパルス間隔からポリゴンミラー114の回転が定常状態になったことを検知すると、給紙ローラクラッチ125をオンして給紙ローラ105aを駆動し、給紙カセット102内の記録紙Sを一枚ずつ繰り出す。
給紙ローラクラッチ125はカセットから記録紙Sを一枚繰り出すと、直ちにオフされる。繰り出された記録紙Sは、給紙ローラクラッチ125と共にオンされたレジストローラクラッチ129により回転している搬送ローラ対105b、105c、105dによってレジストローラ対106に向けて搬送される。そしてCPUは、記録紙Sが給紙センサ124に到達したことを検知して同期信号をビデオコントローラ127に対して出力開始し、かつ給紙レジストローラクラッチ129をオフして搬送ローラ対105b、105c、105dおよびレジストローラ対106の駆動を一時停止する。
その時ビデオコントローラ127は、画像情報のドットイメージへの展開を開始しており、/VDO信号出力開始の準備を完了している。ビデオコントローラ127は、エンジンコントローラ126からの同期信号を受信して1ページ分の画像データとして/VDO信号の出力を開始する。
一方、エンジンコントローラ126は、同期信号出力開始とともにレジストローラクラッチ129を再びオンし、搬送ローラ対105b、105c、105dおよびレジストローラ対106の駆動を再開する。
搬送ローラ対105b、105c、105dおよびレジストローラ対106の駆動は、記録紙Sの後端がレジストローラ対106を通過するまでの間行う。また、この間エンジンコントローラ126は、ビデオコントローラ127からの/VDO信号に応じてレーザユニット113を駆動する。
レーザユニット113から発したレーザ光118は、レーザスキャナ部107のポリゴンミラー114の回転によって直線状の走査に変換され、結像レンズ115、折り返しミラー116によって感光ドラム117に照射される。
感光ドラム117は、図1中時計回り方向に所定の周速度(プロセススピード)にて回転駆動される。感光ドラム117は、その回転過程で帯電手段としての1次帯電ローラ119により所定の極性・電位に一様に帯電処理される。その感光ドラム117の一様帯電面に対してレーザスキャナ部107から出力される、目的の画像情報の時系列電気デジタル画素信号に対して変調制御(ON/OFF制御)されたレーザービームによる走査露光がなされ、上記感光ドラム117の表面に目的の画像情報の静電潜像が形成される。前記感光ドラム117上に形成された静電潜像は、現像手段としての現像120で現像材(トナー)により現像されて可視化される。
一方、一枚ずつ繰り出された記録紙Sは、搬送ローラ対105b、105c、105dおよびレジストローラ対106により感光ドラム117と転写手段としての転写ローラ121の圧接部である転写ニップ部に所定の制御タイミングにて給送され、その記録紙Sの表面に感光ドラム117面側のトナー画像が順次転写されていく。転写ニップ部を出た記録紙Sは、回転過程の感光ドラム117の面から順次分離されて、トナー画像を定着させるための定着器109に導入される。
定着フィルム109aと加圧ローラ109bとの間を通過する記録紙Sに該定着フィルム109aを介してセラミックヒータ109cの熱を印加すると共に加圧ローラ109bにより圧力を加えて、記録紙S上のトナー画像を熱定着処理する。定着109を出た記録紙Sは、搬送ローラ対111、フェースアップ排紙ローラ対140により積載トレイ112にプリントアウトされる。
また、記録紙Sが分離した後の感光ドラム117は、クリーニング手段としてのクリーナ122により転写残りトナー等の付着汚染物の除去処理を受けて清浄面化され、繰り返して帯電処理から始まる電子写真画像形成に供される。
次に本実施例の電源構成を示すブロック図について、図2を用いて説明する。
201は本体101が接続される商用電源であり、この商用電源201から電源スイッチ202を介して制御系電源ユニット203へ、また、商用電源201から直接駆動系電源ユニット204へ接続されている。
制御系電源ユニット203は、エンジンコントローラ126およびビデオコントローラ127、さらに、駆動系電源制御回路205に電力を供給している。駆動系電源制御回路205は、駆動系電源ユニット204のON/OFFを制御すると共に駆動系電源ユニット204の出力電圧をモニタしている。
本実施例では、この駆動系電源制御回路205が独立している場合を示しているが、エンジンコントロー126内部に含まれる場合もあるし、制御系電源ユニット203に内包される場合もあり、多種の形態が考えられる。また、実施例では駆動系電源ユニット204のON/OFF信号は、駆動系電源ユニット204内部のコントロール端子を直接制御しているが、別途駆動系電源ユニット204の商用電源入力側にリレー等のスイッチ手段を設け、これらスイッチ手段をON/OFF制御する事により代用する場合もある。
駆動系電源ユニット204は、図1に示す、モーターやソレノイドなどのアクチュエータ類、プロセスカートリッジ108に所定の電圧を供給する高圧電源、また不図示の外部オプション、たとえば記録紙を大量にストックする大容量給紙装置や記録後の用紙をステープルするステープル装置や記録後の用紙を分類して排紙する多ビン排紙装置などへ電力を供給している。
次に図3のフローチャートを用いて各電源ユニットの動作について説明する。
まず、ユーザーによって本体101の電源スイッチ202がONされる(S101)と、制御系電源ユニット203が立ち上がり(S102)、駆動系電源制御回路205およびエンジンコントローラ126、ビデオコントローラ127に各々電力を供給し始める。
駆動系電源制御回路205は、エンジンコントローラ126の指示を受け(S103)、駆動系電源ユニット204へON信号を送る(S104)。
駆動系電源ユニット204は、駆動系電源制御回路205からのON信号を受けて起動を開始し、駆動系ユニットへの電力供給を開始する。ここで、駆動系電源制御回路205は、駆動系電源ユニット204へON信号を送った後、所定時間後、すなわち駆動系電源ユニット204が立ち上がるのに十分な時間を経た後に(S105)、駆動系電源ユニット204の出力電圧が正常な値を示しているかを確認する(S106)。もし正常に起動していれば、スタンバイ状態となり、ビデオコントローラ127からのプリント動作指示に備える(S107)。
もし駆動系電源ユニット204が正常な電圧値を出力していなければ(S106)、起動失敗と判断し、即時に駆動系電源制御回路205から駆動系電源ユニット204へOFF信号を送る(S108)。そして所定時間、すなわち駆動系電源ユニット204のシャットダウンが解除されるのに十分な時間以上の後(S112)、駆動系電源制御回路205は再び駆動系電源ユニットへON信号を送り(S104)、上述の手順を繰り返す。
また、この時駆動系電源制御回路205は、駆動系電源ユニット204の再起動を行った回数をカウントしており、駆動系電源ユニット204の再起動失敗と判断した場合(S106)、駆動系電源ユニット204へOFF信号を送る(S108)と共に、再起動の回数が予め設定された所定の回数に達したかどうかを判断する(S109)。
ここで再起動回数が所定の回数以下の場合は、上述の通り再起動のシーケンスに戻るが、もし再起動回数が所定の回数に達した場合は、商用電源電圧201や駆動系電源ユニット204に何らかの異常が生じていると判断し、即時に異常をユーザーに報知する(S110)。
なお、上記実施例では、所定回数以上再起動が不能であった場合にのみ、異常が発生した事をユーザーに報知する構成となっているが、当然ながら、起動に失敗した段階から、再起動待ち、再起動中など、逐次ユーザーにシステムの状態を報知する構成にする事も可能である。
上記のように、駆動系電源ユニット204が何らかの不具合、例えば商用電源電圧201の一時的な異常や駆動系電源ユニット204の異常、または駆動系電源ユニット204が電力を供給する負荷側の異常、例えばユーザー誤操作などによってショートを引き起こしてしまった場合等を監視し、異常が起こり起動失敗に至った場合は、駆動系電源ユニットの再起動を行って起動を確実なものにすると共に、不可避の異常が生じている場合には駆動系電源ユニット204を停止させ、ユーザーに知らせる事が出来る。
以上、本実施例によれば、商用電源電圧201の変動やユーザーの誤操作による駆動系電源ユニットのシャットダウンが生じた場合においても、駆動系電源を再起動し、ユーザーに混乱を招いたりユーザーの手を煩わせることなく自動的に復帰させる事が可能である。
次に図を用いて、本発明の実施例2について説明する。主な構成および動作は、本発明の実施例1にて説明した通りであるので、省略する。
図4のフローチャートを用いて各電源ユニットの動作について説明する。
本実施例では、既に制御系電源ユニット203および駆動系電源ユニット204が正常に起動し、動作している状態から開始する(S201)。
駆動系電源制御回路205は常に駆動系電源ユニット204の出力電圧が正常な値を示しているかを確認している(S202)。もしこの時に駆動系電源ユニット204が出力する電圧値にシャットダウン等の異常が見られた場合、駆動系電源制御回路205が即時に駆動系電源ユニット204へOFF信号を送る(S203)。
その後所定時間T1の間、すなわち駆動系電源ユニット204のシャットダウンが解除されるのに十分な時間以上待った後(S205)、駆動系電源制御回路205は駆動系電源ユニット204の再起動の時間間隔を計測するタイマーをスタートする(S206)。また同時に、駆動系電源制御回路205が駆動系電源ユニット204へON信号を送信する(S207)。
駆動系電源制御回路205は、再起動待ち後、すなわち駆動系電源ユニット204が立ち上がるのに十分な時間を経た後に(S208)再び駆動系電源ユニット204の出力電圧を監視するシーケンスに戻る(S202)。
ここでもし、再び駆動電源ユニット204が出力する電圧値にシャットダウン等、正常に立ち上がっていない状態が見られた場合(S202)、駆動系電源制御回路205が即時に駆動系電源ユニット204へOFF信号を送る(S203)。この時駆動系電源制御回路205は、再起動の時間間隔を計測するタイマーの時間を確認し、この時の時間間隔が所定時間より短かった場合(例えば数秒〜数分の間で設定される)(S204)、駆動系電源制御回路205は、今度は再起動までの所定時間T2の間待つ(S209)。
所定時間T1と所定時間T2の長短関係は通常、
T1 < T2
となっており、再起動間隔が所定の時間より短い場合は、再起動するまでの時間を増やす事になる。これは、たとえば時間帯に応じて外部の影響を受けて商用電源電圧201が不安定になる状態が続いた場合、再起動までの待機時間を増やす事でこの時間帯を大きく外す事が可能となる。
所定時間T2の後、再び駆動系電源制御回路205は駆動系電源ユニット204の再起動の時間間隔を計測するタイマーを再スタートする(S210)と共に、再び、駆動系電源制御回路205は駆動系電源ユニット204へON信号を送信する(S211)。
駆動系電源制御回路205は、再起動待ち後、すなわち駆動系電源ユニット204が立ち上がるのに十分な時間を経た後に(S212)再び駆動系電源ユニット204の出力電圧を確認し(S213)、出力電圧が正常であれば、再び出力電圧を監視するシーケンスに戻る(S202)。
もしこの時に、再度駆動系電源ユニット204の出力電圧が正常な値になっていない場合には(S213)、駆動系電源制御回路205は駆動系電源ユニット204へOFF信号を送って(S214)駆動系電源ユニット204を停止させると共に、異常が発生している事をユーザーに報知する(S215)。
なお、上記実施例では、再起動が不能であった場合にのみをユーザーに報知する構成となっているが、当然ながら、動作中に駆動系電源ユニット204が停止した段階から、再起動待ち、再起動中など、逐次ユーザーにシステムの状態を報知する構成にする事も可能である。
また、上記実施例では、再起動の時間間隔に応じて再起動までの時間を二段階で変えているが、さらに再起動までの時間を多段階に分けて、段階的に再起動までの時間を変えても良いし、再起動の時間間隔に応じて、無段階に再起動までの時間を変えても良い。更に、第一の実施例と組み合わせて、再起動の回数も同時に計数し、所定の回数に達したところで再起動動作を停止するような構成にする事も可能である。
上記のように、駆動系電源ユニット204が何らかの不具合、例えば商用電源電圧201の一時的な異常や駆動系電源ユニット204の異常、または駆動系電源ユニット204が電力を供給する負荷側の異常、例えばユーザー誤操作などによってショートを引き起こしてしまった場合等を監視し、異常が起こり、動作中に駆動系電源ユニット停止に至った場合は、駆動系電源ユニットの再起動を行って起動を確実なものにすると共に、不可避の異常が生じている場合には駆動系電源ユニット204を停止させ、ユーザーに知らせる事が出来る。
以上、本実施例によれば、商用電源電圧201の変動やユーザーの誤操作による駆動系電源ユニットのシャットダウンが生じた場合においても、駆動系電源を再起動し、ユーザーに混乱を招いたり、ユーザーの手を煩わせることなく自動的に復帰させる事が可能である。
本発明における画像形成装置の構成を示す図 本発明における電源ユニットの構成を示すブロック図 実施例1における電源制御シーケンスを示したフローチャート 実施例2における電源制御シーケンスを示したフローチャート
符号の説明
101 画像形成装置
201 商用電源入力
203 制御系電源ユニット
204 駆動系電源ユニット
205 駆動系電源制御回路(電源制御手段および電圧検知手段に対応)

Claims (9)

  1. 記録紙上に画像を形成するための駆動系ユニットと、
    前記駆動系ユニットの動作を制御するコントローラと、を有する画像形成装置の電源システムであって、
    商用電源と接続され、前記駆動系ユニットに電力を供給する駆動系電源ユニットと、
    前記商用電源と接続され、前記コントローラに電力を供給する制御系電源ユニットと、
    前記駆動系電源ユニットのON/OFFを制御するとともに前記駆動系電源ユニットの出力電圧をモニタする駆動系電源制御回路と、を有し、
    前記制御系電源ユニットは、前記駆動系電源制御回路を動作させるために前記駆動系電源制御回路にも電力を供給し、
    前記駆動系電源制御回路は、前記駆動系電源ユニットの出力電圧が正常な値でない場合、前記駆動系電源ユニットをOFFし、前記商用電源の変動や誤操作による前記駆動系電源ユニットのシャットダウンが解除されるに十分な待機時間の経過後、前記駆動系電源ユニットをONすることにより、前記駆動系電源ユニットを再起動することを特徴とする電源システム。
  2. 前記駆動系電源制御回路は、前記駆動系電源ユニットを起動してから前記駆動系電源ユニットが立ち上がるのに十分な時間を経た後に、前記駆動系電源ユニットの出力電圧が正常な値でない場合、前記駆動系電源ユニットをOFFし、前記待機時間の経過後に、ONすることにより、前記駆動系電源ユニットを再起動することを特徴とする請求項1に記載の電源システム。
  3. 前記駆動系電源制御回路は、前記駆動系電源ユニットを駆動させている間に、前記駆動系電源ユニットの出力電圧が正常な値でない場合、前記駆動系電源ユニットをOFFし、前記待機時間の経過後に、ONすることにより、前記駆動系電源ユニットを再起動することを特徴とする請求項1または2に記載の電源システム。
  4. 前記駆動系電源制御回路は、前記駆動系電源ユニットの再起動の回数をカウントするカウント機構を有し、再起動回数が所定回数に達した場合、前記駆動系電源ユニットの再起動を停止することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一つに記載の電源システム。
  5. 前記駆動系電源制御回路は、前記駆動系電源ユニットの再起動の時間間隔を計測するタイマー機構を有し、再起動の時間間隔が所定の時間間隔より短かった場合、前記駆動系電源ユニットを再起動するために前記駆動系電源ユニットをOFFしてからONするまでの前記待機時間をより長い時間に変えることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一つに記載の電源システム。
  6. 前記駆動制御回路は、電源システムの状態をユーザに報知することを特徴とする請求項1ないしのいずれか一つに記載の電源システム。
  7. 前記制御系電源ユニットはユーザにより操作される電源スイッチを介して前記商用電源と接続され、電源スイッチのONにより前記制御系電源ユニットが立ち上がり、前記コントローラおよび前記駆動系電源制御回路への電力供給が始まることを特徴とする請求項1ないしのいずれか一つに記載の電源システム。
  8. 前記駆動系電源ユニットは前記商用電源と接続され、前記駆動系電源制御回路からのON信号により起動し、前記駆動系ユニットへの電力供給を開始することを特徴とする請求項1ないし7のいずれか一つに記載の電源システム。
  9. 商用電源と接続され、記録紙上に画像を形成するための駆動系ユニットに電力を供給する駆動系電源ユニットと、前記商用電源と接続され、前記駆動系ユニットの動作を制御するコントローラに電力を供給する制御系電源ユニットと、前記駆動系電源ユニットのON/OFFを制御するとともに前記駆動系電源ユニットの出力電圧をモニタする駆動系電源制御回路を有する画像形成装置の電源システムの制御方法であって、
    前記制御系電源ユニットは、前記駆動系電源制御回路を動作させるために前記駆動系電源制御回路にも電力を供給し、
    前記駆動系電源制御回路は、前記駆動系電源ユニットの出力電圧が正常な値でない場合、前記駆動系電源ユニットをOFFし、前記商用電源の変動や誤操作による前記駆動系電源ユニットのシャットダウンが解除されるに十分な待機時間の経過後、前記駆動系電源ユニットをONすることにより、前記駆動系電源ユニットを再起動することを特徴とする電源システムの制御方法。
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