JP2015054485A - 不具合検出システムと画像形成装置及び不具合検出方法 - Google Patents

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絵美子 小副川
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吉徳 白崎
Yoshinori Shirasaki
吉徳 白崎
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Abstract

【課題】電装品の不具合の有無を簡単な処理で確実に検出できるようにし、不具合の拡大を防止する。【解決手段】制御基板40上に設けた供給/停止切替回路42によって、ハーネス60の電源線61を通して電装品50へ供給する電源43の供給と停止を切り替え可能にし、その切り替えを制御部41によって制御する。それらによって電装品50への電源の供給を停止中に、電装品50からハーネス60の信号線62を介して制御部41の入力端子41sに入力される信号の信号値と、電装品50及びハーネス60が正常な場合の該信号の期待値とを制御部41の判定手段によって比較して、その結果が不一致であった場合は電装品50又はハーネス60に不具合があると判断する。【選択図】 図2

Description

この発明は、画像形成装置等の電子機器に設けられている電装品の不具合の有無を検出するための不具合検出システム、それを備えた画像形成装置及び不具合検出方法に関する。
電子写真方式の画像形成装置等において、制御部と電装品が正常に通信していない場合に、ハーネスや制御部及び電装品の不具合等を検出して、不具合の拡大を防止する技術が既に知られている。
例えば、特許文献1に開示された画像形成装置におけるシリアル通信装置は、チップセレクト信号をアクティブ側に論理確定した上で、ハーネスが断線したときに異常を検出し、不適切のまま通信を継続して不具合を拡大させることを防止するようにしている。
すなわち、シリアル通信によりハーネスで接続された各デバイスのレジスタを読み取って、期待値と整合することにより、ハーネスの不具合を検知する構成が開示されている。
しかしながら、このような従来の画像形成装置における不具合検出方式では、不具合検出のための専用回路の追加が必要になるという問題があった。
さらに、不具合の有無を判断するために、電装品に対して不具合検出用信号の送受信処理を行った上で、受信信号値と期待値を比較する必要があり、複雑な処理の追加が必要になるという問題があった。
具体的には、このような従来の不具合検出方式では、チップセレクト信号をアクティブ側に論理確定した上で、ハーネスが断線した場合の異常を検出するために、マスタ制御部(CPU)とハーネスで接続されたデバイスとの間にOR回路を挿入する必要がある。
さらに、各デバイスのレジスタにそれぞれ不具合検出のための値を順次書き込み、その後各デバイスのレジスタ内の値を順に読み出す処理が必要となる。
この発明はこのような問題を解決するためになされたものであり、不具合検出のための専用回路を追加することなく、電装品の不具合の有無を簡単な処理で確実に検出できるようにし、不具合の拡大を防止することを目的とする。
この発明による不具合検出システムは、上記の目的を達成するため、ハーネスを通して電装品へ供給する電源の供給と停止を切り替える供給/停止切替手段と、該手段による切り替えを制御する制御手段と、上記電装品への電源の供給を停止中に、上記電装品から上記ハーネスを介して入力される信号の信号値と、上記電装品及びハーネスが正常な場合の該信号の期待値とを比較して、その結果が不一致であった場合は上記電装品又はハーネスに不具合があると判断する判定手段とを有することを特徴とする。
この発明によれば、電装品の不具合の有無を、不具合検出のための専用回路を追加することなく、電装品の信号値と期待値との比較のみの簡単な処理で確実に検出することができる。
この発明を適用する画像形成装置の一例を示す模式的な構成図である。 この発明による不具合検出システムの一実施形態を示す回路図である。 図2に示した制御基板による電装品への電源供給動作を説明するための図である。 同じく電装品への電源供給停止動作を説明するための図である。 電装品への電源供給停止タイミングの例を示すタイミング図である。
図4に示した制御部による不具合検出処理の流れを示すフローチャートである。 図1における定着器を駆動するモータに不具合が発生した場合の例を説明するための図である。 図1における両面センサに不具合が発生した場合の例を説明するための図である。 図1における排紙満杯検知センサに不具合が発生した場合の例を説明するための図である。
電装品への電源供給中のエラー発生時における図3に示した制御部による処理の流れを示すフローチャートである。 電装品への電源供給中タイミングの例を示すタイミング図である。 正論理の電装品の不具合検出動作例を説明するための図である。 負論理の電装品の不具合検出動作例を説明するための図である。 具体的なエラーが発生しない電装品に対する不具合検出動作例を説明するための図である。
以下、この発明を実施するための形態を図面に基づいて具体的に説明する。
図1は、この発明を適用する画像形成装置の一例を示す模式的な構成図である。
この図1に示す画像形成装置1は、タンデム型中間転写方式のカラープリンタであり、駆動ローラである二次転写対向ローラ8と、間隔を置いて平行に配置された従動ローラ9とによって、中間転写ベルト2が略水平に張り渡されている。その中間転写ベルト2は、二次転写対向ローラ8が回転駆動されると、矢示方向に周回移動(回動という)する。
この中間転写ベルト2の上側に、その移動方向に沿って一定の間隔で、4個の作像ユニット10K,10C,10M,10Yが配置されている。その各作像ユニットは、それぞれ感光体ドラム11と、その周囲に配置された帯電ローラ12、トナー容器14を装着した現像器13、およびドラムクリーニングユニット15を備え、共通に露光装置16を備えている。各作像ユニット10K,10C,10M,10Yは、現像器13で使用するトナーの色が、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)と異なる外は、同じ構成である。
各作像ユニット10K,10C,10M,10Yと中間転写ベルト2を挟んで反対側には、それぞれ転写バイアス電圧が印加される一次転写ローラ17が配置されている。
画像形成時には、各作像ユニット10K,10C,10M,10Yの感光体ドラム11が矢示方向に回転(図1で右回転)し、その各表面が所定のタイミングで帯電ローラ12によって一様に帯電される。その各感光体ドラム11の帯電した表面を、露光装置16から射出される4本のレーザ光で露光走査し、各色の画像に応じた静電潜像を形成する。
その静電潜像を現像器13によって各色のトナーで現像して、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローのトナー画像を順次形成する。
その各色のトナー画像を、一次転写ローラ17の作用によって、中間転写ベルト2上に順次重ねて転写し、フルカラーのトナー画像を形成する。
この各作像ユニットによる作像動作と並行して、記録材である用紙の搬送動作も開始する。まず、給紙カセット3に収納された用紙4を、給紙ローラ5によって最上位紙から順に給紙搬送路21へ送り出す。そして、その用紙4の先端を位置決めローラ対(レジストローラ対とも言う)6に突き当てた状態で、用紙4の搬送を一旦停止する。
その後、中間転写ベルト2上に形成されたトナー画像と用紙4の位置とが二次転写ローラ7と二次転写対向ローラ8とのニップ部である二次転写部で重なり合うタイミングで、位置決めローラ対6の駆動を開始する。
位置決めローラ対6によって送り出された用紙4に、二次転写ローラ7によって中間転写ベルト2上のトナー画像を転写した後、その用紙4を定着搬送路22を通して定着器20へ搬送する。そこでトナー画像を熱および圧力によって用紙4に定着した後、排紙ローラ対23によって、画像形成装置1の排紙口24を通して上面に形成された排紙受け部1aに排紙される。
両面印刷を行う場合は、用紙4が排紙ローラ対23を通過する手前で、排紙ローラ対23が逆転して、用紙4を両面搬送路25へ搬送する。両面搬送路25に搬送された用紙4は、両面ローラ対26によってさらに搬送され、再び先端が位置決めローラ対6に突き当るまで搬送されて、一旦停止される。
位置決めローラ対6に到達した用紙4は、その後、所定のタイミングで再び位置決めローラ対6によって搬送され、二次転写ローラ7によって、前回と反対側の面(裏面)に中間転写ベルト2上のトナー画像が転写される。その用紙が再び定着器20に搬送されて、トナー画像が熱および圧力によって定着された後、排紙ローラ対23によって、画像形成装置1の排紙口24を通して上面に形成された排紙受け部1aに排紙される。
給紙搬送路21における位置決めローラ対6の手前側近傍に、用紙4の先端が通過したことを検知する用紙先端検知センサ(レジストセンサ)31が配置されている。定着搬送路22の定着器20の入り口近傍には定着入口センサ32が配置され、排紙ローラ対23の手前側には排紙センサ33が配置されている。
また、排紙受け部1a上の排紙口24付近には、排紙満杯検知センサ34が配置されており、排紙満杯検知センサ34によって用紙4が排紙受け部1a上に排紙されたことを検知すると共に、排紙受け部1a上に積載された用紙の満杯を検知する。
両面搬送路25における両面ローラ対26の下流側近傍には用紙の通過を検知する両面センサ35が配置されている。
二次転写対向ローラ8の上部には、二次転写部を通過した中間転写ベルト2に対してベルトクリーニングユニット18が設けられ、中間転写ベルト2の下方には廃トナーボックス19が配置されている。
そして、中間転写ベルト2上に形成された濃度調整や位置ズレ調整用のパターンの使用済みトナーや、二次転写部で用紙に転写されずに残ったトナーを、ベルトクリーニングユニット18によって除去して、廃トナーボックス19へ搬送して回収する。
廃トナーボックス19には、ボックスが廃トナーで満杯か否かを検知するための廃トナーボックス満杯検知センサ36が配置されている。
図2は、この発明による不具合検出システムの一実施形態を示す回路図である。
この実施形態では、省エネルギーを目的とする構成の制御基板40を、電装品50及びハーネス60における不具合検出に利用している。その不具合とは、電装品50の内部での短絡や断線等の故障又はハーネス60の線間短絡等の物理的故障である。
ここで、電装品50は、例えば図1に示した画像形成装置1に設けられた排紙センサ33、用紙先端検知センサ(レジストセンサ)31、両面センサ35、廃トナーボックス満杯検知センサ36等のセンサ類である。あるいは、給紙ローラ5、位置決めローラ対6、排紙ローラ対23、両面ローラ対26、定着器20等を駆動させるための各モータ(図1には図示せず)のような画像形成装置1の構成要素である。
すなわち、図2に示す電源線61、信号線62、およびGND線63からなるハーネス60で制御基板40と接続される全ての要素を対象とする。
制御基板40は、電装品50を制御するための制御部41、および電源43の供給/停止切替回路42等が搭載された基板である。
その制御部41は、電装品50と制御基板40上に搭載されている電子部品の制御を行う回路である。図1に示した画像形成装置1であれば、その各部を統括制御するマイクロコンピュータを備えた図示していない制御部が兼ねることができる。
ハーネス60は、電源線61、信号線62、およびGND線(アース線)63からなり、制御基板40と電装品50とを接続する電線である。
電源43は、制御基板40上の回路や電装品50を動作させるための電源であり、バッテリから又は商用電源からの交流を降圧及び整流・平滑して得ることができる。
供給/停止切替回路42は、制御部41から入力される制御信号により、ハーネス60の電源線61を通して電装品50へ供給する電源の供給と停止を切り替える供給/停止切替手段である。したがって、制御部41は、この供給/停止切替回路42による電装品50へ供給する電源の供給と停止の切り替えを制御する制御手段でもある。
制御部41の入力端子41sに接続される信号線62は、制御基板40上で抵抗45を介して電源43に接続(プルアップ)されている。
この実施形態では、この図2に示した省エネルギー等を目的として構成された、電装品50への給電ON/OFFの切り替え可能な制御基板40を使用して、電装品50及びハーネス60における不具合を検出する。
この制御基板40の制御部41は、電源43からの給電がOFFのときに、信号線62を接続する入力端子41sの信号値が制御基板40側の端子処理によって一意に決定する。この回路構成を利用して、給電がOFFのときに信号線62の信号値と端子処理により一意に決定した値(期待値)とが一致していれば正常、不一致であれば異常と判断する。これにより、専用回路や複雑な制御を追加することなく、電装品50及びハーネス60における不具合を検出することが可能になる。
図3及び図4によって、図2に示した不具合検出システムの制御基板40による電装品50への電源供給動作と電源供給停止動作について説明する。
図3は、不具合検出が可能な制御基板40によって、電装品50に電源を供給する動作を説明する図である。
制御部41により供給/停止切替回路を「供給」に切り替えた場合、電装品50には制御基板40からハーネス60の電源線61とGND線63を通して電源が供給される。それによって、電装品50の状態に応じて信号線62に出力されるハイレベル“H”又はローレベル“L”の信号値が、制御部41の入力端子41sに入力される。
図4は、不具合検出が可能な制御基板40によって、電装品50への電源供給を停止した場合の動作を説明する図である。
制御部41により供給/停止切替回路42を「停止」に切り替えた場合、電装品50への電源供給は停止し、電装品50の出力信号は不定となる。しかし、制御部41の入力端子41sは、制御基板40上で抵抗45を介して電源43に接続(プルアップ)されているため、制御部41にはハイレベル“H”の信号値が入力される。
以下の説明では、電装品50への電源供給停止時において、電装品50とハーネス60及び制御基板40が全て正常な場合に、制御部41が入力端子41sから読み込んだ信号の信号値を「期待値」と称す。
なお、電装品50への電源供給停止は電装品50が動作しないタイミングで行う。例えば、排紙センサ33、用紙先端検知センサ31、両面センサ35等の搬送系センサのように、待機中に動作しない電装品は、図5に示すように、待機に移行したタイミングで電源供給を停止することによって、省エネルギー効果がある。
この実施形態では、このような省エネルギーを目的とした構成を不具合検出に利用する。なお、図5における縦軸は消費電力を意味する。
図6は、図4に示した制御部41による不具合検出処理の流れを示すフローチャートである。この図において、各処理の「ステップ」を「S」と略記している。
制御部41が図6に示す処理を開始すると、まず、ステップ1で電装品50への電源供給が停止中であるか否かを判定する。電源が供給されている場合は、不具合検出処理を実行せずに、そのまま処理を終了する。電源供給が停止している場合は、ステップ2へ進んで電装品信号値読込み処理を実行する。
この電装品信号値読込み処理とは、ハーネス60の信号線62によって電装品50と接続されている制御部41の入力端子41sに入力される信号の信号値(ハイレベル“H”又はローレベル“L”)を読込むことである。
そして、ステップ3でその読込んだ信号値を前述した期待値と比較する。制御部41の入力端子41sは、抵抗45を介して電源43にプルアップされているため、その期待値は“H”である。
この比較結果が一致する場合は不具合なしと判断してステップ1へ戻り、上述の処理を繰り返す。比較結果が不一致の場合は、ハーネス60又は電装品50に不具合有りと判断し、ステップ4へ移る。制御部41によるこのステップ3の判断機能が、電装品又はハーネスの不具合があるか否かを判断する判定手段に相当する。
ステップ4では、不具合が発生した電装品50の動作を止めて、正常な電装品のみで限定的な動作が可能であるか否かを判定する。
その結果、限定的な動作が不可能な場合は、ステップ5で復旧禁止処理を行う。この復旧禁止処理は、発生した不具合の拡大を防ぐために、電装品50への電源供給及び画像形成装置の動作を停止し、ユーザによって復旧できない状態にする処理である。この処理により、不具合があると判断した電装品への電源供給を再開しないので、不具合のある電装品に電源供給を再開して、不具合が拡大するのを防ぐことができる。
その後、ステップ6で不具合表示処理を行なって、処理を終了する。不具合表示処理は、不具合の内容及び復旧不可であることを、操作パネルの液晶表示器などによる表示部に表示する処理である。制御部41によるこのステップ6の不具合表示処理を行う機能が、不具合発生を表示する手段に相当する。
ステップ4の判断で限定動作が可能な場合は、ステップ7へ進んで限定動作対応処理を行う。この限定動作対応処理は、不具合が発生した電装品を使用する動作は止め、正常な電装品のみを使用した限定動作で画像形成装置を使用可能にする処理である。しかし、発生した不具合の拡大を防ぐために、不具合発生箇所への電源供給は停止したままにする。
その後、ステップ8で不具合&限定動作可表示処理を行なって、処理を終了する。その不具合&限定動作可表示処理は、不具合内容及び使用可能な限定動作を操作パネルの表示部に表示する処理である。制御部41によるこのステップ8のこの不具合&限定動作可表示処理が、不具合が発生したが限定的な動作が可能であることを表示する手段に相当する。
制御基板40内に不具合が発生して、ステップ3の判断で電装品の信号値と期待値が不一致となることもあり得る。その場合は、限定的な動作も不可能になるため、ステップ5の復旧禁止処理とステップ6の不具合表示処理を行うことになる。
従来は、電装品に電源を供給して、エラーを検知するまで不具合が発生しているかどうか不明であった。しかし、この実施形態によれば、電装品に電源を供給する前に、不具合が発生していればその不具合を検出し、それを表示することができるので、エラーの発生を回避できる可能性がある。
図7〜図9は、図1に示した画像形成装置における具体的な電装品に不具合が発生した場合に、限定動作が不可能な例と可能な例について説明するための模式的な構成図である。その構成はいずれも図1と全く同じであり、それぞれ不具合が発生した箇所を太い×印で示している。
図7は、定着器20を駆動するモータに不具合が発生した場合の例であり、限定動作は不可能である。
定着器20を駆動するモータに不具合が発生した場合は、二次転写部を通して搬送される用紙に対してトナー画像を定着することができないため、印刷動作ができない。
同様に、印刷動作に必須の電装品のいずれかに不具合が発生した場合は、限定動作は不可能と判断する。
図8は、両面センサ35に不具合が発生した場合の例であり、限定動作が可能である。
両面センサ35に不具合が発生した場合には、両面印刷はできないが、両面印刷動作を止めて片面印刷のみで動作の継続が可能なため、限定動作可能と判断する。
図9は、排紙満杯検知センサ34に不具合が発生した場合の例であり、限定動作が可能である。
排紙満杯検知センサ34に不具合が発生した場合は、通常通り印刷は可能であるが、図1に示した排紙受け部1a上に排紙された印刷済み用紙を、定期的に取り除くように操作パネルの表示部に注意を表示するとよい。このようにすれば継続動作が可能になる。
図10は、電装品への電源供給中のエラー発生時における図3に示した制御部41による処理の流れを示すフローチャートである。この図においても、各処理の「ステップ」を「S」と略記している。電装品への電源供給は、たとえば図11に示す「電装品への電源供給中」のタイミングで行われる。
制御部41が電装品への電源供給中に図10に示す処理を開始し、まず、ステップ11でエラーが発生しているか否かをチェックする。エラーが発生していない場合は、繰り返しエラーの発生を監視する。このエラーには、用紙ジャム検知や満杯検知等の電装品が正常に動作して検知したエラーと、電装品の故障などによるシステムの異常状態等が含まれる。制御部41によるステップ11のエラーが発生しているか否かをチェックする機能が、エラー検出手段に相当する。
そして、エラーが発生した場合は、ステップ12で電装品への電源供給停止処理を行う。すなわち、そのエラーが発生している電装品への電源供給を停止する。
次いで、ステップ13で、電源供給を停止した状態での電装品からの信号の信号値が該信号の期待値と一致するか否かを判定する。この判断は図6におけるステップ3の判断と同様である。
電装品の信号値が期待値と一致している場合は、不具合により発生したエラーではないため、ステップ15へ進んで、電装品への電源供給開始処理を行ない、ステップ16でエラー表示をして、処理を終了する。そのエラー表示は、「用紙ジャム発生箇所」や「排紙満杯」、「廃トナーボックス満杯」などを、操作パネルの液晶表示器などによる表示部に表示することである。
ステップ13の判断で、電装品の信号値と期待値が不一致の場合は、電装品またはハーネスに発生した不具合のためにエラーが発生しているので、不具合が発生した電装品の動作を止めたまま、ステップ14へ進む。
ステップ14では、不具合が発生した電装品の動作を止めた状態で、正常な電装品のみで限定的な動作が可能であるか否かを判定する。
その結果、限定的な動作が不可能な場合は、ステップ17へ進んで復旧禁止処理を行い、ステップ18で不具合表示処理を行なって、処理を終了する。これらの処理は、図6のステップ5及びステップ6の処理と同じである。
限定動作が可能な場合は、ステップ19で限定動作対応処理を行い、ステップ20で不具合&限定動作可表示処理を行なって、処理を終了する。これらの処理は、図6のステップ7及びステップ8の処理と同じである。
制御基板40内に不具合が発生してエラーになり、ステップ13の判断で電装品の信号値と期待値が不一致となることもあり得る。その場合は、限定的な動作も不可能になるため、ステップ17の復旧禁止処理とステップ18の不具合表示処理を行うことになる。
この実施形態によれば、電装品への電源供給中にエラーが発生した時に、そのエラー発生原因を短時間で特定できる可能性がある。また、不具合発生時にユーザのダウンタイムを減らすことができる可能性がある。
図12及び図13は、具体的に電装品に発生した不具合の前述した不具合検出システムによる検出動作について説明するための図である。
図12は、正論理の電装品の不具合検出動作例を説明するための図である。ここでは、排紙センサ33を正論理の電装品の例とし、用紙有りの場合に“H”、用紙無しの場合に“L”の信号を出力する場合の例である。
排紙センサ33への電源供給停止中に、排紙センサ33又はハーネス60あるいは制御基板40上で信号値が“L”に固定される不具合が発生した場合、期待値“H“に対して排紙センサ33の信号値は“L”になる。したがって、信号値が期待値と不一致のため、不具合を検出することが可能である。
また、電源供給中に不具合が発生した場合、排紙センサ33の信号値は“L“(用紙無しを検知した状態)のままであるため、制御部41は用紙が正常に搬送されていないエラー発生と判断する。しかしこのとき、排紙センサ33への電源供給を停止し、その後も排紙センサ33の信号値が“L”のままであれば、期待値“H“と不一致であるため、それを確認することによってエラーではなく不具合が発生していると判断できる。
図13は、負論理の電装品の不具合検出動作例を説明するための図である。ここでは、定着入口センサ32を負論理の電装品の例とし、用紙有りの場合に“L”、用紙無しの場合に“H”の信号を出力する場合の例である。
定着入口センサ32への電源供給停止中に、定着入口センサ32又はハーネス60あるいは制御基板40上で信号値が“L”に固定される不具合が発生した場合、期待値“H”に対して定着入口センサ32の信号値は“L”になる。したがって、信号値が期待値と不一致のため、不具合を検出することが可能である。
また、電源供給中に不具合が発生した場合、定着入口センサ32の信号値は“L“(用紙有りを検知した状態)のままであるため、制御部41は用紙ジャムによるエラー発生と判断する。しかしこのとき、定着入口センサ32への電源供給を停止し、その後も定着入口センサ32の信号値が“L”のままであれば、期待値“H“と不一致であるため、それを確認することによってエラーではなく不具合が発生していると判断できる。
図14は、具体的なエラーが発生しない電装品に対する不具合の検出動作例について説明するための図である。
ここでは、廃トナーボックス満杯検知センサ36は、満杯の場合に“H“、非満杯の場合に“L“の信号を出力する場合の例である。
廃トナーボックス満杯検知センサ36が上記のように正論理であり、廃トナーボックス満杯検知センサ36又はハーネス60あるいは制御基板40上に信号値が“L“に固定される不具合が発生した場合を想定する。その場合、廃トナーボックス19が満杯になっても廃トナーボックス満杯検知センサ36の信号値は非満杯のときの“L“のままになる。
さらに、廃トナーボックス満杯検知センサ36に対しては用紙ジャムなどのエラーも存在しないため、廃トナーが溢れるまで不具合を検出することができなくなる。
このような電装品に対しても、電装品への電源供給停止中に、電装品の信号値を読込んで期待値と比較することによって、期待値“H“と不一致であることを確認して不具合を検出できるため、不具合の拡大を未然に防ぐことができる。
同様に、不具合が発生してもエラーが発生しない他の電装品に対しても、この発明による不具合検出方法は有効である。
この発明による不具合検出方法は、前述した不具合検出システムによる各処理手順を実行して電装品等の不具合を検出する方法である。なお、前述した不具合検出システムの各手段は、全て同一の制御基板上にある必要はない。
この発明による画像形成装置の実施形態は、図1に示した画像形成装置1に、上述した不具合検出システムを備えたものである。しかし、画像形成装置は、図1に示したタンデム型中間転写方式のカラープリンタに限るものではなく、他の種々のタイプのプリンタ、複写機、ファクシミリ装置や、それらの複数の機能を備えた複合機等でもよい。
さらに、この発明による不具合検出システム及び不具合検出方法は、画像形成装置に限らず、他のOA機器をはじめ、種々の電装品を備えた家庭用及び業務用の各種電子機器などにも適用可能である。
以上、この発明の実施形態について説明してきたが、その実施形態の各部の具体的な構成や処理の内容等は、そこに記載したものに限るものではない。
また、この発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に記載された技術的特徴を有する以外は、何ら限定されるものではないことは言うまでもない。
さらに、以上説明してきた実施形態の構成例、動作例及び変形例等は、適宜変更又は追加したり、一部を削除してもよく、相互に矛盾しない限り任意に組み合わせて実施することも可能であることは勿論である。
1:画像形成装置 1a:排紙受け部 2:中間転写ベルト 3:給紙カセット
4:用紙 5:給紙ローラ 6:位置決めローラ対(レジストローラ対)
7:二次転写ローラ 8:二次転写対向ローラ(駆動ローラ) 9:従動ローラ
10K,10C,10M,10Y:作像ユニット 11:感光体ドラム
12:帯電ローラ 13:現像器 14:トナー容器
15:ドラムクリーニングユニット 16:露光装置 17:一次転写ローラ
18:ベルトクリーニングユニット 19:廃トナーボックス 20:定着器
21:給紙搬送路 22:定着搬送路 23:排紙ローラ対 24:排紙口
25:両面搬送路 26:両面ローラ対
31:用紙先端検知センサ(レジストセンサ) 32:定着入口センサ
33:排紙センサ 34:排紙満杯検知センサ 35:両面センサ
36:廃トナーボックス満杯検知センサ 40:制御基板 41:制御部
41s:入力端子 42:供給/停止切替回路 43:電源 45:抵抗
60:ハーネス 61:電源線 62:信号線 63:GND線(アース線)
特開2010−122736号公報

Claims (12)

  1. ハーネスを通して電装品へ供給する電源の供給と停止を切り替える供給/停止切替手段と、
    該手段による切り替えを制御する制御手段と、
    前記電装品への電源の供給を停止中に、前記電装品から前記ハーネスを介して入力される信号の信号値と、前記電装品及び前記ハーネスが正常な場合の該信号の期待値とを比較して、その結果が不一致であった場合は前記電装品又は前記ハーネスに不具合があると判断する判定手段と
    を有することを特徴とする不具合検出システム。
  2. 請求項1に記載の不具合検出システムにおいて、
    前記電装品への電源の供給停止中に、前記判定手段が前記電装品又は前記ハーネスに不具合があると判断したときに、不具合発生を表示する手段を有することを特徴とする不具合検出システム。
  3. 請求項1又は2に記載の不具合検出システムにおいて、
    前記制御手段の制御によって前記電装品への電源供給中にエラーの発生を検出するエラー検出手段を有し、
    該エラー検出手段がエラーを検出したきに、前記制御手段の制御によって前記電装品への電源供給を停止させ、前記判定手段によって前記信号値と前記期待値とを比較して、その結果が不一致であった場合は前記電装品又は前記ハーネスに不具合があると判断することを特徴とする不具合検出システム。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の不具合検出システムにおいて、
    前記判定手段が、前記電装品又は前記ハーネスに不具合があると判断した場合には、該電装品への電源供給を再開しないことを特徴とする不具合検出システム。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の不具合検出システムにおいて、
    前記判定手段が前記電装品又は前記ハーネスに不具合があると判断した場合に、該電装品を除く正常な電装品のみで限定的な動作が可能であるか否かを判断する手段と、該手段によって限定的な動作が可能であると判断された場合に、不具合が発生したが限定的な動作が可能であることを表示する手段とを有することを特徴とする不具合検出システム。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の不具合検出システムを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  7. ハーネスを通して電装品へ供給する電源の供給と停止を切り替え制御し、
    前記電装品への電源の供給を停止中に、前記電装品から前記ハーネスを介して入力される信号の信号値と、前記電装品及び前記ハーネスが正常な場合の該信号の期待値とを比較して、その結果が不一致であった場合は前記電装品又は前記ハーネスに不具合があると判断することを特徴とする不具合検出方法。
  8. 請求項7に記載の不具合検出方法において、
    前記電装品への電源の供給停止中に、前記判断によって前記電装品又は前記ハーネスに不具合があると判断したときに、不具合発生を表示することを特徴とする不具合検出方法。
  9. 請求項7又は8に記載の不具合検出方法において、
    前記電装品への電源供給中にエラーの発生を検出したきには、前記電装品への電源供給を停止させ、前記信号値と前記期待値とを比較して、その結果が不一致であった場合は前記電装品又は前記ハーネスに不具合があると判断することを特徴とする不具合検出方法。
  10. 請求項7から9のいずれか一項に記載の不具合検出方法において、
    前記電装品又は前記ハーネスに不具合があると判断した場合には、該電装品への電源供給を再開しないことを特徴とする不具合検出方法。
  11. 請求項7から10のいずれか一項に記載の不具合検出方法において、
    前記判断によって前記電装品又は前記ハーネスに不具合があると判断した場合に、該電装品を除く正常な電装品のみで限定的な動作が可能であるか否かを判断し、限定的な動作が可能であると判断した場合には、不具合が発生したが限定的な動作が可能であることを表示することを特徴とする不具合検出方法。
  12. 画像形成装置における各電装品に対して、請求項7から11のいずれか一項に記載の不具合検出方法によって、前記各電装品の不具合を検出することを特徴とする不具合検出方法。
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