JP2012247549A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 主電源装置からの給電が遮断されたときに代わりに給電する補助電源装置を蓄電容量の少ないものにしてコストアップを抑えると共に、主電源装置からの給電が復旧したときに印刷の再開を容易にできるようにする。
【解決手段】 制御部2は、給電遮断検出部3によって主電源装置6からの給電の遮断が検出された場合、スイッチング部4によって主電源装置6から補助電源装置7による給電に切り替え、実施している印刷処理を中断し、印刷を完了していない画像データと作像動作中の進捗状況を示す進捗情報を不揮発性記憶部5に記憶する。給電復旧時には、不揮発性記憶部5の画像データと進捗情報に基いて中断した印刷処理を再開する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、プリンタ、複写機、ファクシミリ装置、スキャナ装置、並びにこれらの各装置の機能を備えた複合機を含む画像形成装置に関する。
従来、主電源装置の他に、その主電源装置より充電される補助電源装置を設け、画像形成中に主電源装置からの給電が停電等により遮断されたことを検出すると、補助電源装置からの給電により、画像形成動作を継続させる画像形成装置(例えば、特許文献1参照)があった。
しかしながら、上述のような従来の画像形成装置では、停電の際に印刷動作(画像形成動作)を継続させられることが可能な非常に大きな蓄電容量の補助電源装置を搭載しなければならず、画像形成装置がかなりのコストアップになり非効率的であるという問題があった。
そこで、画像形成装置に蓄電容量の少ない補助電源装置を搭載した場合、そのような補助電源装置では停電の発生時に印刷動作を継続して実施することが困難であり、印刷動作が突然途中で停止してしまう恐れがある。
印刷動作が突然停止してしまうと、画像形成装置内に印刷途中の用紙が残留していればジャムとなり、ユーザは残留用紙の除去という煩雑な作業をしなければならない。
さらに、停電以前の印刷動作を継続する場合、印刷データや印刷枚数などの印刷情報が消えてしまっているので、ユーザは印刷情報の再設定や印刷指示の操作をやり直さなければならなくなり、印刷の再開に手間がかかり、操作性が低下するという問題があった。
この発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、主電源装置からの給電が遮断されたときに代わりに給電する補助電源装置を蓄電容量の少ないものにしてコストアップを抑えると共に、主電源装置からの給電が復旧したときに印刷の再開を容易にできるようにすることを目的とする。
この発明は上記の目的を達成するため、主電源手段と、主電源手段により充電される補助電源手段と、主電源手段により発熱手段が加熱されると共に補助電源手段によっても発熱手段が加熱可能な加熱手段と、給紙手段から給紙された記録媒体に画像を形成すると共にその画像を加熱手段により熱定着して排紙手段で排出するまでの間の作像動作を主電源手段からの給電により行う作像手段と、主電源手段からの給電の遮断を検出する給電遮断検出手段と、給電遮断検出手段によって主電源装置からの給電の遮断が検出された場合、主電源手段から補助電源手段による給電に切り替える給電先切替制御手段と、給電先切替制御手段によって補助電源手段からの給電に切り替えると、実施している印刷処理を中断し、印刷を完了していない画像データと作像動作中の進捗状況を示す進捗情報を不揮発性記憶手段に記憶する記憶制御手段を備えた画像形成装置を提供する。
この発明による画像形成装置は、主電源装置からの給電が遮断されたときに代わりに給電する補助電源装置を蓄電容量の少ないものにしてコストアップを抑えると共に、主電源装置からの給電が復旧したときに印刷の再開を容易にすることができる。
図3に示す制御基板の主要部の構成を示すブロック図である。 図1に示す制御部の内部構成を示すブロック図である。 この発明の一実施形態の画像形成装置の全体構成を示す断面図である。 図2に示すCPUの給電遮断時の制御処理を示すフローチャート図である。 図2に示すCPUの主電源装置からの給電復旧時のリカバリ制御処理を示すフローチャート図である。 図5に示す印刷品質が保てるか否かの判断処理の一例を示すフローチャート図である。 図3に示す定着装置の定着ヒータの温度上昇の変化の一例を示す波形図である。
以下、この発明を実施するための形態を図面に基づいて具体的に説明する。
図3は、この発明の一実施形態の画像形成装置の全体構成を示す断面図である。
この画像形成装置は、図3に示すように、転写ベルト10に沿ってブラック(Bk)、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)の各色のオールインワン(All In One:AIO)カートリッジ(電子写真プロセス部)11Bk、11M、11C、11Yが並べられた構成を備えたカラー画像形成装置であり、いわゆる、タンデムタイプといわれるものである。
転写ベルト10は、図3中では反時計回り(図中の矢示方向)に回転し、その回転方向の上流側から順に、複数のAIOカートリッジ11Bk、11M、11C、11Yが配列されている。
これら複数のAIOカートリッジ11Bk、11M、11C、11Yは、形成するトナー画像の色が異なるだけで内部構成は共通である。
AIOカートリッジ11Bkはブラックの画像を、AIOカートリッジ11Mはマゼンタの画像を、AIOカートリッジ11Cはシアンの画像を、AIOカートリッジ11Yはイエローの画像をそれぞれ形成する。
以下の説明では、AIOカートリッジ11Bkについて具体的に説明するが、他のAIOカートリッジ11M、11C、11Yについても、AIOカートリッジ11Bkと同様である。
したがって、AIOカートリッジ11M、11C、11Yの画像形成部の各構成要素については、11Bkの画像形成部の各構成要素に付したBkに替えて、M、C、Yによって区別した符号を図に表示するに止め、それぞれの詳細な説明を省略する。
転写ベルト10は、回転駆動される2次転写駆動ローラ20と転写ベルトテンションローラ21とに巻回されたエンドレスのベルトである。
2次転写駆動ローラ20は、図示を省略した駆動モータにより回転駆動され、その駆動モータと、2次転写駆動ローラ20と、転写ベルトテンションローラ21とにより転写ベルト10を移動させる手段として機能している。
さらに、転写ベルト10周りには、トナーマーク(Toner Mark:TM)センサ22と、転写ベルトクリーナ23を備えている。
AIOカートリッジ11Bkの画像形成部は、トナーを撹拌するパドル12Bk、例えば感光体ドラムである感光体16Bk、この感光体16Bkの周囲に配置された帯電器17Bk、露光器19、現像器14Bk、トナーを現像器14Bkに供給する供給ローラ13Bk、現像ブレード15Bk、およびクリーナーブレード18Bkを含む各部から構成されている。
露光器19は、各AIOカートリッジ11Bk、11M、11C、11Yが形成する画像色に対応する露光光であるブラックのレーザ光Bk、マゼンタのレーザ光M、シアンのレーザ光C、イエローのレーザ光Yを照射するように構成されている。
画像形成動作を行うに際して、感光体16Bkの外周面は、暗中にて帯電器17Bkにより一様に帯電された後、露光器19からのブラック画像に対応したレーザ光Bkにより露光され、静電潜像が形成される。
現像器14Bkは、この静電潜像をブラックトナーにより可視像化し、これにより感光体16Bk上にブラックのトナー画像が形成される。
このトナー画像は、感光体16Bkと転写ベルト10とが接する位置(一次転写位置)で、一次転写ローラ24Bkの働きにより転写ベルト10上に転写される。この転写動作によって転写ベルト10上にブラックのトナーによる画像が形成される。
トナー画像の転写動作が終了した感光体16Bkは、外周面に残留した不要なトナーをクリーナーブレード18Bkにより払拭された後、次の画像形成のために待機する。
これらの廃トナーは、廃トナーボックス27に送られる。廃トナーボックス27内の廃トナーは、廃トナーフル検知センサ28が満杯を検知すると、新たな廃トナーボックス27と交換される。
以上のようにして、AIOカートリッジ11Bkでブラックのトナー画像を転写された転写ベルト10は、転写ベルト10によって次のAIOカートリッジ11Mに搬送される。
また、AIOカートリッジ11Mでは、AIOカートリッジ11Bkでの画像形成プロセスと同様のプロセスにより感光体16M上にマゼンタのトナー画像が形成され、そのトナー画像が転写ベルト10上に形成されたブラックの画像に重畳されて転写される。
転写ベルト10は、さらに次のAIOカートリッジ11C、11Yにも搬送され、同様の動作によって感光体16C上に形成されたシアンのトナー画像と、感光体16Y上に形成されたイエローのトナー画像とが、転写ベルト上に重畳されて転写される。
このようにして、転写ベルト10上にフルカラーの画像を形成することができる。
このフルカラーの重ね画像が形成された転写ベルト10は、二次転写ローラ32の位置まで搬送される。
なお、画像形成に際して、ブラックのみを印刷する場合は、一次転写ローラ24M、一次転写ローラ24C、一次転写ローラ24Yは、それぞれ感光体16M、感光体16C、感光体16Yから離間された位置に退避し、前述した画像形成プロセスをブラックの場合のみ行うようにする。
画像形成時の用紙搬送動作に際して、給紙部(「給紙トレイ」ともいう)25に収納された用紙26は、最も上のものから給紙ローラ29を反時計回りに回転駆動することにより順に送り出され、レジストセンサ30により用紙26の存在有を検出し、給紙ローラ29の回転駆動を止めるタイミングを制御することによりレジストローラ31の位置にて待機する。用紙26は、転写紙等の記録媒体である。上記給紙部25と給紙ローラ29が給紙手段の機能を果たす。
レジストローラ31の駆動開始は、上記した転写ベルト10により搬送されたトナー画像と二次転写ローラ32上で、トナー画像と用紙26の位置が重なり合うようなタイミングで行われる。
この時、レジストローラ31と給紙ローラ29は、反時計方向に回転駆動することにより用紙26が送り出され、レジストセンサ30により用紙26の存在無を検出し、給紙ローラ29の回転駆動を止める。
レジストローラ31にて送り出された用紙26は、二次転写ローラ32にて転写ベルト10上のトナー画像を用紙26に転写した後、定着装置33の定着ヒータにてトナー画像を熱および圧力にて定着し、時計回りに回転駆動された排紙ローラ35にて画像形成装置の外部の排紙部(この画像形成装置の本体の上面部に形成されたトレイ部分)に排紙される。上記定着ヒータは加熱体であり、主電源装置6又は補助電源装置7による給電によって加熱される加熱手段に相当する。上記排紙ローラ35と上記排紙部が排紙手段の機能を果たす。
両面印刷を行う場合は、用紙26の後端部が排紙センサ34を通過直後に、排紙ローラ35を停止させ、反時計回りに回転駆動して、用紙26を図1の更に右側に設けた両面搬送経路に搬送する。
両面搬送経路に搬送された用紙26は、両面ローラ36を経由して再びレジストローラ31まで搬送される。
両面ローラ36を通過したタイミングは、両面センサ37によって検知される。
レジストローラ31に到達した用紙26は、再びレジストローラ31から再給紙され、二次転写ローラ32にて先程と逆側の用紙面にトナー画像を転写した後、定着装置33にてトナー画像を熱および圧力にて定着させ、時計回りに回転駆動された排紙ローラ35にて画像形成装置の外部に排紙される。
また、画像形成時及び用紙の搬送時の駆動手段である各ローラは、それぞれ図示を省略したクラッチを介して同じく図示を省略したモータの回転駆動力を与えて回転しており、クラッチのオンで回転駆動力が与えられ、クラッチのオフで即座に回転駆動力が遮断されて、回転が停止する。
制御基板1は、CPU、ROMおよびRAMを含むマイクロコンピュータによって実現される図1の制御部2を備えており、この制御部2は画像形成装置の全体の制御を司る。
また、画像形成装置の電源がオンにされると商用電源からの電力を画像形成装置内の各部に供給する主電源装置6と、主電源装置6による給電が遮断されたときに主電源装置6に代わって給電を行う蓄電池である補助電源装置7を備えている。
上記主電源装置6が主電源手段に相当し、上記補助電源装置7が補助電源手段に相当する。
制御基板1の図1の制御部2は、画像データ処理からエンジン制御、ユーザが各種入力操作を行う操作パネル部39の制御、この主電源装置6から補助電源装置7への給電の切り替え制御、上記クラッチのオンとオフの制御を含む全ての制御を司る。
図1は、図3に示した制御基板1の主要部の構成を示すブロック図である。
この画像形成装置は、主電源装置6と、その主電源装置6により充電される補助電源装置7を搭載している。
主電源装置6と補助電源装置7は、それぞれスイッチング部4を経由して定着装置33の用紙面にトナー画像を熱および圧力にて定着させる定着ローラを含む加熱部8と、給紙部25から給紙された用紙26にトナー画像を形成すると共にそのトナー画像を定着装置33を含む加熱部8により熱定着して画像形成装置外に排紙するまでの間の作像動作を主電源装置6からの給電により行う作像部9とに電力を供給する。
上記加熱部8が加熱手段に相当し、上記作像部9が作像手段相当する。
また、主電源装置6と給電遮断検出部3には、商用電源から電力が供給される。
給電遮断検出部3は、商用電源からの停電、または主電源装置6の故障による給電遮断を検出すると制御部2に通知する。すなわち、給電遮断検出部3が給電遮断検出手段の機能を果たす。
制御部2は、上記通知があるとスイッチング部4の切り替えを制御し、電力の供給源を主電源装置6から補助電源装置7に切り替えさせる。すなわち、制御部2とスイッチング部4が給電先切替制御手段の機能も果たす。
また、制御部2は、停電時に印刷中の場合、補助電源装置7に切り替えた後、作像部9内のクラッチをオフする。
このようにして、モータのクラッチをオフすることにより搬送ローラなどへの駆動力を即時停止させることにより、給電が遮断された時の搬送ローラなどの位置がずれないようにすることができ、給電復旧時に停電した位置から印刷を再開することができる。
すなわち、制御部2は、補助電源手段からの給電に切り替えた場合、作像手段の駆動部を即時停止させる手段の機能も果たす。
さらに、制御部2は、印刷途中の画像データ(印刷を完了していない画像データ)と印刷進捗情報(印刷中のページ番号、残留用紙の搬送路上の位置情報、トナー転写前、トナー転写中、トナー転写後、トナー画像定着前、トナー画像定着途中、およびトナー画像定着後を含む作像(画像形成)動作中の進捗状況を示す進捗情報)を不揮発性記憶部5に記憶して保存する。
すなわち、制御部2は記憶制御手段の機能も果たす。
そして、制御部2は、不揮発性記憶部5に記憶された画像データと印刷進捗情報に基づいて、主電源装置6による給電の復旧時に、給電遮断時の状態に戻して印刷を容易に再開することができる。
また、制御部2は、停電時に作像部9内で、例えば、感光体16Bk〜16Yに対して高電圧を印加して帯電させていた場合、マイナスの電圧を印加して帯電状態を正常な状態に戻し、操作パネル部39に(停電、または主電源装置6の故障によって)給電が遮断された旨の表示をする。
すなわち、制御部2は、補助電源手段からの給電に切り替えた場合、作像手段の高電圧を印加して帯電させた部分を、その部品へのダメージが残らない程度まで除電する手段の機能を果たす。
さらに、制御部2は、主電源装置6からの給電が復旧した場合、不揮発性記憶部5に記憶した画像データと印刷進捗情報に基いて印刷の再開を制御する。
すなわち、制御部2は印刷再開制御手段の機能も果たす。
また、制御部2は、不揮発性記憶部5に記憶した印刷進捗情報に基いて画像形成装置内に止まっている残留用紙に継続して印刷が可能か否かを判断する。
すなわち、制御部2は、主電源手段からの給電が復旧した場合、不揮発性記憶手段に記憶した進捗情報に基いて中断した印刷処理を再開しても印刷品質が保てるか否かを判断する手段の機能も果たす。
あるいは、制御部2は、主電源装置6からの給電が遮断されたときの時刻を保存し、主電源装置6からの給電が復旧した場合、給電遮断時の時刻と復旧時の時刻とから主電源装置6からの給電が遮断されてから復旧するまでの経過時間を算出し、その経過時間に基いて中断した印刷処理を再開させても印刷品質が保てるか否かを判断するとよい。
すなわち、制御部2は、主電源手段からの給電が復旧した場合、主電源手段からの給電が遮断されてから復旧するまでの経過時間に基いて中断した印刷処理を再開しても印刷品質が保てるか否かを判断する手段の機能も果たす。
また、制御部2は、印刷処理を再開しても印刷品質が保てる場合は保存している画像データと印刷進捗情報に基づいて印刷動作を中断時から再開して引き続き行い、印刷を完了させる。
すなわち、制御部2は、印刷処理を再開しても印刷品質が保てると判断した場合、不揮発性記憶手段に記憶した画像データと進捗情報に基いて中断した印刷処理を再開させる印刷再開制御手段の機能も果たす。
また、制御部2は、印刷再開時、モータの回転が安定した後に各々の制御タイミングによりクラッチをオンして回転駆動力を与えて回転させる。
すなわち、制御部2は、作像動作における駆動動作を安定させてから中断した印刷処理を再開させる手段の機能も果たす。
さらに、制御部2は、印刷処理を再開すると印刷品質が保てない場合は、残留用紙を確実に排出するために、定着装置33の定着ヒータの温度が熱定着に必要な温度よりも低くても、用紙の通紙に必要な温度まで上昇したら残留用紙の搬送を開始し、搬送ローラをジャムが起こらない低速度で回転させて残留用紙を搬送し、装置外に排出する。
すなわち、制御部2は、印刷処理を再開すると印刷品質が保てないと判断した場合、作像動作の途中で残留している用紙を紙詰まりが起き難い低速度で搬送して排紙する手段の機能と、発熱手段が用紙の搬送に必要な温度まで達したら用紙の搬送を開始させる手段の機能も果たす。
上記給電遮断検出部3は、商用電源からの停電による主電源装置6からの給電の遮断を検知する停電検知回路を用いても良い。
また、スイッチング部4は、加熱部8、作像部9およびその他各部への給電を主電源装置6から補助電源装置7、補助電源装置7から主電源装置6に切り替えるスイッチング回路を用いても良い。
さらに、制御部2は、操作パネル部39に主電源装置6の電力供給が遮断され、補助電源装置7から電力が供給された旨のメッセージ表示すると良い。また、印刷処理を再開しても印刷品質が保てること、印刷処理を再開すると印刷品質が保てないことの判断結果を表示すると良い。
すなわち、制御部2は、主電源装置からの給電の遮断が検出された場合、給電先切替制御手段によって補助電源手段からの給電に切り替えた場合、主電源手段からの給電が復旧した場合にそれぞれの状況をユーザに通知するメッセージを表示する手段の機能を果たす。また、印刷処理を再開しても印刷品質が保てるか否かを判断した場合、その判断結果をユーザに通知するメッセージを表示する手段の機能を果たす。
さらに、制御部2は、排紙手段の排紙先が複数箇所ある場合、予め印刷した用紙の排出先として設定されていない排出先へ残留している用紙を排出する手段の機能も果たす。
図2は、図1に示した制御部2の内部構成を示すブロック図である。
CPU40は、画像形成装置の全体の制御を司る主制御部であり、ROM41に記憶された制御プログラムを含むプログラムの手順をRAM42を作業領域として実行し、システムバス46に接続されるROM41、RAM42、操作パネル部インタフェース(I/F)部43、外部インタフェース(I/F)部44、インプットアウトプット(I/O)部45、および不揮発性記憶部5を含む各種デバイスとのアクセスを総括的に制御する。
CPU40は、ROM41に記憶されている制御プログラムを実行するほか、外部I/F44を介してホストコンピュータを含む外部装置(図示省略)とのデータ通信処理を行う。
また、操作パネル部I/F部43を介して操作パネル部39からの入力と操作パネル部39への表示とを制御する。
さらに、I/O45を介して接続される画像形成装置内の各種のセンサ、モータ、クラッチ、およびヒータを含む各部(これらをまとめて「電装品」ともいう)とのデータの入出力と駆動を制御する。
ROM41は、CPU40に図4〜図6の各フローチャート図で示す処理を実行させるための手順を示すプログラムも記憶する。CPU40は、このプログラムの手順を実行することにより、画像形成装置における制御方法を実行し、画像形成装置における給電遮断検出手段、給電先切替制御手段、記憶制御手段を含む各手段としての機能を実現する。
RAM42は、CPU40の主メモリ、ワークエリア等として機能するメモリであり、図示を省略した増設ポートに接続されるオプションRAMによリメモリ容量を拡張することができるように構成されている。
不揮発性記憶部5は、印刷時の画像データ、印刷進捗情報、画像形成装置の機器設定情報を含む各種の情報を記憶するハードディスク装置等の記憶装置である。
次に、この画像形成装置における給電遮断時の制御処理について説明する。
図4は、図2に示したCPU40の給電遮断時の制御処理を示すフローチャート図である。
図1の給電遮断検出部3は、商用電源および主電源装置6からの電力の流入を監視し、給電が遮断(停止)したことを検出すると図2のI/O部45を介してCPU40に通知する。
CPU40は、図1の給電遮断検出部3からの通知を受け取ると、図4のステップ(図中「S」で示す)1〜8の処理を実行する。
ステップ1では、図1の給電遮断検出部3からの通知に基いて商用電源の給電遮断を検出すると、図1の主電源装置6からの給電を補助電源装置7からの給電に切り替えて、ステップ2へ進む。
ステップ2では、停電時に印刷中か否かを判断する。
ステップ2の判断で印刷中ではない場合(図中「N」の場合)、電源遮断時の制御を行わず、ステップ8で図1の補助電源装置7の電力供給を停止し、この処理を終了する。
一方、ステップ2の判断で印刷中の場合(図中「Y」の場合)、ステップ3で作像に係る各モータのクラッチをオフにし、ステップ4へ進む。
停電時に作像に係る各モータのクラッチをオンのままにしておくと、モータが惰性で回ってしまい、停電時の残留用紙の正確な位置情報を保存できなくなる。
そこで、上述のように停電時には直ちに作像に係る各モータのクラッチをオフにすることにより、モータが惰性で回ることを防止し、停電時の残留用紙の正確な位置情報を保存することができる。
この停電時の残留用紙の正確な位置情報に基いて、電源復旧時に再開した印刷の際に残留用紙の搬送の制御にずれが発生せず、画像品質を損ねることなく印刷を途中から再開することができる。
次に、ステップ4では、図1の不揮発性記憶部5に印刷中の画像データ(印刷が完了していない画像データと印刷進捗情報(印刷中のページ番号、残留用紙の搬送路上の位置情報、トナー転写前、トナー転写中、トナー転写後、定着前、定着途中、および定着後を含む作像(画像形成)の進捗に係る情報)を保存し、ステップ5へ進む。
ステップ5では、高電圧印加中だったか否かを判断する。
ステップ5の判断で高電圧印加中ではない場合(図中「N」の場合)、ステップ7で図2の操作パネル部I/F部43を介して図1の操作パネル部39に給電遮断と印刷中のジョブの進捗情報を表示し、ステップ8で図1の補助電源装置7の電力供給を停止し、この処理を終了する。
一方、ステップ5の判断で高電圧印加中の場合(図中「Y」の場合)、ステップ6で高電圧印加先の部分の帯電状態を解消する処理を実行し、ステップ7へ進む。
感光体16Bk〜16Yを含む高電圧が印加される部品に対して停電時に高電圧を印加していた場合、作像動作が停止することによって部品に電圧が帯電したままの状態が続き、部品にダメージを与えてしまう。もし、部品にダメージが生じると印刷時の画像の品質が悪くなる。
そこで、感光体16Bk〜16Yを含む高電圧が印加された部品に対してマイナスの電圧を印加する。このマイナスの電圧レベルは既に印加した高電圧のレベルにしても良いが、既に補助電源装置からの給電に切り替っているため、補助電源装置の電力を節約するために、部品にダメージを与えない程度の高電圧レベルにまで低下させるのに必要なマイナスの電圧レベルにすると良い。このようにして、高電圧が印加された部品の帯電状態を解消して正常な状態に戻し、画像形成装置をオフにすることができる。
次に、ステップ7で図1の操作パネル部39に給電遮断と印刷中のジョブの進捗情報を表示し、ステップ8で図1の補助電源装置7の電力供給を停止し、この処理を終了する。
次に、この画像形成装置における主電源装置6からの給電復旧時のリカバリ制御処理について説明する。
図5は、図2に示したCPU40の主電源装置6からの給電復旧時のリカバリ制御処理を示すフローチャート図である。
図1の給電遮断検出部3は、商用電源および主電源装置6からの給電を検出すると図2のI/O部45を介してCPU40に通知する。
CPU40は、図1の給電遮断検出部3からの通知を受け取ると、図5のステップ(図中「S」で示す)11〜20の処理を実行する。
ステップ11では、給電遮断時に印刷中だったか否かを判断する。
この判断には、図1の不揮発性記憶部5に画像データと印刷進捗情報が記憶されている場合は給電遮断時に印刷中だったと判断することができる。
ステップ11の判断で給電遮断時に印刷中ではなかった場合(図中「N」の場合)、主電源装置6からの給電復旧時のリカバリ制御を行わず、この処理を終了する。
一方、ステップ11の判断で給電遮断時に印刷中だった場合(図中「Y」の場合)、ステップ12へ進む。
ステップ12では、画像形成装置内に印刷途中の残留用紙があるか否かを判断する。
この判断は、図1の不揮発性記憶部5に保存されている用紙の位置情報と、給電復旧後に用紙の位置を検出する排紙センサ、レジストセンサ、両面センサ等の各センサの検知結果に基づく位置情報とが一致しているなら残留用紙があると判断する。
もし、両位置情報が一致していないなら、例えば、給電復旧後に用紙の位置を検出する排紙センサ、レジストセンサ、両面センサ等の各センサの検知結果から用紙を検知できなかった場合、停電中にユーザによって残留用紙が取り除かれたとみなし、残留用紙がないと判断する。
ステップ12の判断で残留用紙がない場合(図中「N」の場合)、ステップ16で図2の操作パネル部I/F部43を介して図1の操作パネル部39に印刷中のジョブの印刷途中だったページから改めて印刷を再開する再印刷開始の旨を表示し、ステップ17で再印刷処理を実行し、ステップ20で残りのページを印刷する残りの印刷処理を実行し、この処理を終了する。
一方、ステップ12の判断で残留用紙がある場合(図中「Y」の場合)、ステップ13へ進み、中断した印刷処理を再開しても印刷品質が保てるか否かを判断する。
上記判断で印刷品質が保てる場合には、例えば、用紙が搬送路上にあってトナーを転写する前の状態、定着装置33の直前で停止した状態などの場合がある。
また、印刷品質が保てない場合には、例えば、感光体16Bk〜16Y上にトナーが乗った状態で長時間経過した場合、転写ベルト10上のトナー画像を用紙に転写途中で用紙の搬送と転写ベルト10の回転が停止した場合、定着装置33内で用紙が長時間停止した場合などがある。
ステップ13の判断で印刷品質が保てる場合(図中「Y」の場合)、ステップ18で残留用紙に印刷を継続して、ステップ19で図2の操作パネル部I/F部43を介して図1の操作パネル部39に残留用紙に印刷継続しても品質を保証できるので残留用紙への印刷を継続した旨を表示し、ステップ20で残りのページを印刷する残りの印刷処理を実行し、この処理を終了する。
一方、ステップ13の判断で印刷品質が保てない場合(図中「N」の場合)、ステップ14で残留用紙を画像形成装置外へ排紙し、ステップ15で図2の操作パネル部I/F部43を介して図1の操作パネル部39に残留用紙への印刷継続は品質を保証できないので再印刷を開始する旨を表示し、ステップ17で再印刷処理を実行し、ステップ20で残りのページを印刷する残りの印刷処理を実行し、この処理を終了する。
なお、CPU40は、排紙先が複数箇所ある場合、予め印刷した用紙の排出先として設定されていない排出先へ残留している用紙を排出する。
次に、図5に示したステップ13の判断処理の一例について説明する。
図6は、印刷品質が保てるか否かの判断処理の一例を示すフローチャート図である。
図2のCPU40は、印刷品質が保てるか否かの判断処理について、図6のステップ31〜35の処理を実行する。
ステップ31では、残留用紙上にトナーが転写済みか否かを判断し、残留用紙上にトナーが転写済み(「Y」の場合)ならステップ32へ進み、残留用紙上にトナーが転写済みでない(「N」の場合)ならステップ34へ進んで中断した印刷処理を再開しても印刷品質が保てると判断し、リターンする。
この判断では、図1の不揮発性記憶部5に保存されている印刷進捗情報を含む情報に基づいて、残留用紙上にトナー画像が描かれているかを調べると良い。
残留用紙の搬送路上の現在位置や作像ステップのどの段階で停止しているかの情報に基いて、残留用紙が感光体16Bk〜16Yにまで到達していなければトナー画像が描かれていないと判断することができる。
この場合、印刷再開時に残留用紙上に改めてトナー画像が転写されるので、その画像に劣化の恐れはなく、中断した印刷処理を再開しても印刷品質が保てると判断できる。
このように、用紙に画像を描き終わった場合は、用紙が定着装置33内にあり用紙上のトナー画像を定着している途中の場合は画質の保証をしない。
次に、ステップ31の判断で残留用紙上にトナーが転写済みの場合(「Y」の場合)、ステップ32で定着途中か否かを判断する。
ステップ32の判断で定着途中(「Y」の場合)ならば、ステップ35で中断した印刷処理を再開すると印刷品質が保てないと判断し、リターンする。
この場合、残留用紙上にトナー画像が描かれていて定着が途中で停止した場合、定着ローラに当接した部分の加熱が進んで画像が劣化するし、印刷再開前に定着された画像と印刷再開後に定着した画像との境に不具合が生じる恐れがあるので、中断した印刷処理を再開すると印刷品質が保てないと判断する。
また、ステップ32の判断で定着途中でない(「N」の場合)ならば、定着前であり、ステップ33で印刷中断から所定時間以内に給電が復旧したか否かを判断する。
ステップ33の判断で印刷中断から所定時間以内に給電が復旧した(「Y」の場合)ならば、ステップ34で中断した印刷処理を再開しても印刷品質が保てると判断し、リターンする。
この場合、残留用紙上のトナー画像が未定着であっても引き続き定着をすれば画質の劣化はないと判断し、中断した印刷処理を再開しても印刷品質が保てると判断する。
一方、ステップ33の判断で印刷中断から所定時間以内に給電が復旧しなかった(「N」の場合)ならば、ステップ35で中断した印刷処理を再開すると印刷品質が保てないと判断し、リターンする。
この場合、トナー画像が定着されずに長時間放置されていたりした場合、そのまま印刷を継続すると残留用紙上の画像に不具合(例えば、画像のズレやかすれ等の不具合)が生じる恐れがあるので、中断した印刷処理を再開すると印刷品質が保てないと判断する。
このように、用紙上のトナー画像が未定着のまま長時間が経過すると劣化を起こして、紙への定着性が悪くなり、用紙上からトナー画像はがれなどの症状を起こす恐れがある。
したがって、定着途中でない場合は、用紙上のトナーが画質を保証できる時間以内で電源復旧したか否かを判断し、画質を保証できる時間以内に電源復旧しなかった場合は、画質を保証しない。また、画質を保証できる時間以内に電源復旧した場合は、画質を保証する。
また、用紙に画像を描いている途中の場合(用紙上にトナー画像がある場合)は、給電遮断時に止まったタイミングが転写ベルト10により搬送されたトナー画像と二次転写ローラ32上で、トナー画像と用紙が重なった箇所に画像がないか(画像の切れ目で何も用紙には描いていない状態か)も判断し、用紙に画像を描いている途中の場合は残留用紙に継続して印刷を可能ではないと判断し、トナー画像と用紙が重なった箇所に画像がない場合は中断した印刷処理を再開しても印刷品質が保てると判断すると良い。
さらに、定着が終了しており、排紙途中の場合は残留用紙を排紙した後、残りのページの印刷を実行する。
CPU40は、残留用紙に継続して印刷をする場合、不揮発性記憶部5に保存されている印刷進捗情報のページ番号、残留用紙の位置情報、画像形成の進捗情報に基いて中断された状態に戻してから印刷を再開する。
その際、作像に係る各ローラを駆動するモータは回転が安定してから印刷を再開させるため、CPU40はモータの回転駆動を再開してから所定時間経過した後にクラッチをオンして印刷動作を再開する。
この所定時間は、実験により回転が安定するのに必要な時間を計測して求めた値を、例えば、不揮発性記憶部5に予め登録しておき、CPU40が参照するようにすると良い。
また、残留用紙に継続して印刷をしない場合、印刷途中の残留用紙をジャム紙として、画像形成装置外に排紙する。
その際、用紙搬送速度をジャムし難い速度まで減速させて搬送するようにするとよい。
図7は、図3に示した定着装置33の定着ヒータの温度上昇の変化の一例を示す波形図である。
図7に示した波形50では、定着装置33の定着ヒータへの通電をオフ(停止)して定着ヒータの温度が低下した後に、再び通電オンしてから時間の経過に伴う温度変化の一例を示している。
印刷再開時、CPU40は、残留用紙に継続して印刷をしない場合、定着装置33の定着ヒータの温度を、用紙上のトナー画像が紙に定着する定着可能温度まで上げる必要がなく、定着機に紙を搬送できる最低温度である通紙可能温度(この通紙可能温度は定着可能温度より低い)に設定すると良い。
例えば、図7に示したように、定着ヒータの温度が定着可能温度まで上昇するまでの時間がt2、通紙可能温度まで上昇するまでの時間がt1の場合、(t2−t1)時間分だけ残留用紙の排紙開始を短縮することができる。
このようにすれば、定着ヒータの温度が定着温度まで上昇するのを待たずに残留用紙を排出できるので、印刷を短時間で再開させることができる。
また、画像形成装置が複数の排紙部を備えていた場合、CPU40は、通常は印刷した用紙を排出していない排紙部にジャム紙を排紙するように制御して、印刷結果に不要な紙が混入しないようにすることができる。
そして、ジャム紙を排紙したら、印刷を再開することができる。
この実施形態の画像形成装置は、停電の際に使用する補助電源装置は、蓄電容量の少ない補助電源装置を使用してコストアップを抑えることができる。
また、停電すると印刷途中の画像データは消えてしまう為、蓄電容量の少ない補助電源装置で停電時に給電を開始すると、印刷が完了していない画像データと印刷進捗情報(印刷中のページ番号、残留用紙の搬送路上の位置情報、トナー転写前、トナー転写中、トナー転写後、定着前、定着途中、および定着後を含む作像(画像形成)の進捗に係る情報)を不揮発性記憶部に保存して印刷動作を即座に中断するので、印刷が完了するまで補助電源装置からの給電を継続しなくても、印刷再開が可能な状態で画像形成装置を停止することができる。
そして、主電源装置からの給電が復旧したときに上記画像データと印刷進捗情報によって印刷を再開することができる。
さらに、印刷中断時に印刷途中の用紙が画像形成装置内に残っていた場合、そのまま印刷を継続しても画質を損ねないと判断したものについては、ユーザによって再び印刷設定や印刷指示の操作が行われなくても印刷を行うので、ユーザの操作性を向上すると共に、用紙を無駄に浪費せずに済む。
また、停電時に用紙のジャムが発生しても、電源復旧後に残留用紙を自動的に画像形成装置外へ排出するので、ユーザの手を煩わせることなく印刷を再開することができ、ユーザの操作性を向上することができる。
さらに、停電直前に感光体などの部品に高電圧を印加していた場合、停電後は部品に電圧が帯電したままになって部品へのダメージを与える恐れがあり、印刷再開時に画像への影響が出てしまう。
そこで、補助電源装置からの給電によって停電直前に高電圧を印加していた感光体などの部品にマイナスの電圧を印加して部品の帯電状態を除去し、部品へのダメージを与えないようにし、印刷再開時の画像形成を正常に行えるようにすることができる。
また、用紙を搬送ローラの駆動力を与えているモータは停電した場合、即時停止はせずに惰性で回転してしまうので、電源復旧時にどの位置に用紙があるのか正確な位置が分からなくなってしまって停電時からの再開が難しくなる。
そこで、停電した時には、クラッチをオンにするとモータから搬送ローラへの駆動力を与える構造にし、停電時にクラッチをオフして搬送ローラの回転を即時停止することができ、印刷再開時に用紙の位置を正確に把握することができる。
1:制御基板 2:制御部 3:給電遮断検出部 4:スイッチング部 5:不揮発性記憶部 6:主電源装置 7:補助電源装置 8:加熱部 9:作像部 10:転写ベルト 11Bk、11M、11C、11Y:AIOカートリッジ 12Bk、12M、12C、12Y:パドル 13Bk、13M、13C、13Y:供給ローラ 14Bk、14M、14C、14Y:現像器 15Bk、15M、15C、15Y:現像ブレード 16Bk、16M、16C、16Y:感光体 17Bk、17M、17C、17Y:帯電器 18Bk、18M、18C、18Y:クリーナーブレード 19:露光器 20:2次転写駆動ローラ 21:転写ベルトテンションローラ 22:TMセンサ 23:転写ベルトクリーナ 24Bk、24M、24C、24Y:一次転写ローラ 25:給紙部 26:用紙 27:廃トナーボックス 28:廃トナーフル検知センサ 29:給紙ローラ 30:レジストセンサ 31:レジストローラ 32:二次転写ローラ 33:定着装置 34:排紙センサ 35:排紙ローラ 36:両面ローラ 37:両面センサ 39:操作パネル部 40:CPU 41:ROM 42:RAM 43:操作パネル部I/F部 44:外部I/F部 45:I/O部 46:システムバス 50:波形
特開2005−148581号公報

Claims (10)

  1. 主電源手段と、前記主電源手段により充電される補助電源手段と、
    前記主電源手段により発熱手段が加熱されると共に前記補助電源手段によっても前記発熱手段が加熱可能な加熱手段と、
    給紙手段から給紙された記録媒体に画像を形成すると共にその画像を前記加熱手段により熱定着して排紙手段で排出するまでの間の作像動作を前記主電源手段からの給電により行う作像手段と、
    前記主電源手段からの給電の遮断を検出する給電遮断検出手段と、
    前記給電遮断検出手段によって前記主電源装置からの給電の遮断が検出された場合、前記主電源手段から前記補助電源手段による給電に切り替える給電先切替制御手段と、
    前記給電先切替制御手段によって前記補助電源手段からの給電に切り替えると、実施している印刷処理を中断し、印刷を完了していない画像データと作像動作中の進捗状況を示す進捗情報を不揮発性記憶手段に記憶する記憶制御手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記給電先切替制御手段によって前記補助電源手段からの給電に切り替えた場合、前記作像手段の高電圧を印加して帯電させた部分を、該部品へのダメージが残らない程度まで除電する手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記給電先切替制御手段によって前記補助電源手段からの給電に切り替えた場合、前記作像手段の駆動部を即時停止させる手段を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記主電源手段からの給電が復旧した場合、前記不揮発性記憶手段に記憶した進捗情報に基いて前記中断した印刷処理を再開しても印刷品質が保てるか否かを判断する手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記主電源手段からの給電が復旧した場合、前記主電源手段からの給電が遮断されてから復旧するまでの経過時間に基いて前記中断した印刷処理を再開しても印刷品質が保てるか否かを判断する手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記判断によって印刷処理を再開しても印刷品質が保てると判断した場合、前記不揮発性記憶手段に記憶した画像データと進捗情報に基いて前記中断した印刷処理を再開させる印刷再開制御手段を設けたことを特徴とする請求項4又は5記載の画像形成装置。
  7. 前記判断によって印刷処理を再開すると印刷品質が保てないと判断した場合、前記作像動作の途中で残留している記録媒体を紙詰まりが起き難い低速度で搬送して排紙する手段を設けたことを特徴とする請求項4又は5記載の画像形成装置。
  8. 前記発熱手段が記録媒体の搬送に必要な温度まで達したら前記記録媒体の搬送を開始させる手段を設けたことを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
  9. 前記排紙手段の排紙先が複数箇所ある場合、予め印刷した記録媒体の排出先として設定されていない排出先へ前記残留している記録媒体を排出する手段を設けたことを特徴とする請求項7又は8記載の画像形成装置。
  10. 前記作像動作における駆動動作を安定させてから前記印刷再開制御手段による前記中断した印刷処理を再開させる手段を設けたことを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016132197A (ja) * 2015-01-21 2016-07-25 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置及びジョブ処理制御方法並びにジョブ処理制御プログラム

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