JP2003330314A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003330314A
JP2003330314A JP2002136127A JP2002136127A JP2003330314A JP 2003330314 A JP2003330314 A JP 2003330314A JP 2002136127 A JP2002136127 A JP 2002136127A JP 2002136127 A JP2002136127 A JP 2002136127A JP 2003330314 A JP2003330314 A JP 2003330314A
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Toshiyuki Yamada
俊行 山田
Manabu Yamauchi
学 山内
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 立ち上げ時の安全性を確保したまま省電力化
を図ることができる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 熱定着手段の温度を検知する温度検知手
段の検知温度が所定の温度範囲内である場合に、該温度
検知手段による検知温度に基づいて異常を検知する異常
検知手段を備え、使用状況に応じて複数のターゲット温
度が設定された前記熱定着手段のターゲット温度が、前
記所定の温度範囲内(例えば150℃未満)である場
合、異常検知手段は作動しないことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式等、
感光体を用いた、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の
画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像形成装置に用いられ
る定着器は、内部にハロゲンヒータを有する定着ローラ
とこの定着ローラに対向して配置された加圧ローラとか
ら構成されており、用紙がこれらのローラ間で圧接され
ながら通過することにより、用紙上のトナーが定着され
る。
【0003】また、定着ローラの近傍には定着器の温度
を検知するためのサーミスタが設けられている。
【0004】そして、この定着器を備えた画像形成装置
では、画像形成を行うときにはハロゲンヒータに通電し
て定着器を定着可能な温度(以下「スタンバイ温度」と
いう。)となるように温度制御し、かつ、定着ローラを
回転させる。
【0005】そして、所定時間以上画像形成を行わない
時(以下「待機時」という。)には、定着器の温度がス
タンバイ温度よりも低い所定の待機温度となるように温
度制御し、かつ、定着ローラの回転を停止させることに
より、待機時の無駄な電力消費を防止できるようにして
いる。
【0006】ただし、待機温度が高いと待機時の電力消
費が大きくなり、また、待機温度が低いと待機時から画
像形成動作を再開しようとしたときに、定着器がスタン
バイ温度まで上昇するために要する時間が長くなり、装
置の使い勝手が悪くなる。
【0007】かかる理由により、待機温度として、ユー
ザーが選択できるように数段階の設定を用意している。
【0008】一方、このような画像記録装置では、通
常、定着器が正常な動作をしているかをチェックするた
めに、立ち上げ時に、予め区分けした各温度範囲ごとに
設定された所定時間以上、サーミスタの検知温度が同一
の温度範囲内であった場合に、異常が発生していると判
断して異常を検知し、ハロゲンヒータへの通電をオフす
る。
【0009】これは、立ち上げ時に、サーミスタの断線
やサーミスタの傾きにより、定着ローラの実際の温度が
検知されない場合に、定着ローラの実際の温度が上昇し
すぎてしまうという異常や、ハロゲンヒータへの通電異
常に伴い定着ローラの温度が上昇しないという異常を検
知し、画像形成動作を実行できないようにするためであ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来技術の場合には、消費電力削減のために、待
機時の定着ローラのターゲット温度を、前記区分けした
異常検知のための温度範囲内に設定した場合、異常を検
知してしまうことがあり、前記ターゲット温度を低く設
定することができず省電力化を図ることができなかっ
た。
【0011】一方、前記ターゲット温度を低く設定する
ために、異常を検知する前記温度範囲の最高温度を低く
することは、異常検知範囲が狭くなり、立ち上げ時に充
分な安全性を確保することが困難であった。
【0012】本発明は上記の従来技術の課題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、立ち
上げ時の安全性を確保したまま省電力化を図ることがで
きる画像形成装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、加熱体により加熱され記録材上の
トナー像を加熱定着する熱定着手段と、該熱定着手段の
温度を検知する温度検知手段と、該温度検知手段により
検知された温度に基づいて該発熱体への通電を制御する
制御手段と、該検知温度が所定の範囲内に存在する時間
に基づき異常を検知する異常検知手段と、を備えた画像
形成装置において、複数の熱定着手段の目標温度からい
ずれかを選択する目標温度選択手段を有し、目標温度が
所定の範囲内である場合には、少なくともこの範囲での
異常出力は禁止され、異常出力が禁止されない範囲では
前記存在時間に基づく異常検知が行われることを特徴と
する。
【0014】また、記録媒体上の未定着部材を該記録媒
体に定着させる熱定着手段と、該熱定着手段の温度を検
知する温度検知手段と、該温度検知手段による検知温度
に基づいて前記熱定着手段の温度を制御する温度制御手
段と、を備えた画像形成装置において、前記温度検知手
段による検知温度が所定の温度範囲内である場合に、該
温度検知手段による検知温度に基づいて異常を検知する
異常検知手段を備え、前記熱定着手段には使用状況に応
じた複数の目標温度が設定され、該熱定着手段の目標温
度が前記所定の温度範囲内および該所定の温度範囲内の
最高温度と該最高温度に所定温度加算した温度との温度
範囲内である場合、少なくともその温度範囲内では異常
検知手段は作動しないことを特徴とする。
【0015】また、記録媒体上の未定着部材を該記録媒
体に定着させる熱定着手段と、該熱定着手段の温度を検
知する温度検知手段と、該温度検知手段による検知温度
に基づいて前記熱定着手段の温度を制御する温度制御手
段と、を備えた画像形成装置において、前記温度検知手
段による検知温度が所定の温度範囲内である場合に、該
温度検知手段による検知温度に基づいて異常を検知する
異常検知手段を備え、前記熱定着手段には使用状況に応
じた複数の目標温度が設定され、該熱定着手段の目標温
度が前記所定の温度範囲内および該所定の温度範囲内の
最低温度と該最低温度に所定温度減算した温度との温度
範囲内である場合、少なくともその温度範囲内では異常
検知手段は作動しないことを特徴とする。
【0016】また、前記熱定着手段の目標温度が、前記
熱定着手段の待機時のターゲット温度を前記所定の温度
範囲内の温度に設定できることは好適である。
【0017】また、前記異常検知手段は、前記温度検知
手段の検知温度が前記所定の温度範囲内の温度を区分け
した温度区分内に所定時間存在した場合に、異常として
検知することは好適である。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が
ない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣
旨のものではない。
【0019】(第1の実施の形態)図を参照して、第1
の実施の形態に係る画像形成装置について説明する。
【0020】図1はレーザプリンタ1のブロック図であ
る。レーザプリンタ1は、電子写真方式により画像形成
を行う感光体,帯電器,現像器等でなる画像プロセスユ
ニット2と、像形成用のレーザ光を感光体に照射するレ
ーザスキャナユニット3と、記録媒体である用紙を供給
する給紙ユニット4と、画像プロセスユニット2にて用
紙上に転写された未定着トナーからなる画像が形成され
る。また、これを定着する定着部材としての、定着ロー
ラ5aと加圧ローラ5bとからなる定着器5等から構成
される。
【0021】また、レーザプリンタ1は、その制御系と
して、外部からセントロニクス・インタフェース(I/
F)7を介してデータを受けるメイン基板8と、このメ
イン基板8と接続されプリンタ各部を制御するICでな
る制御手段であるドライバ基板9とを有し、電源系とし
て、プリンタ各部に低圧を供給する低圧電源10と、画
像プロセスユニット2に転写・現像・帯電のための高圧
を供給する高圧電源11とを有する。
【0022】ドライバ基板9は、給紙センサ12、定着
器5の温度検知手段である温度検知センサ(サーミス
タ)13及び排紙センサ14からの各検出信号を受け、
前記レーザスキャナユニット3,高圧電源11,給紙用
のレジストクラッチ15,給紙ソレノイド16,メイン
モータ17及び冷却ファン18の各々を制御する。
【0023】また、定着ユニット6は、定着器5,温度
検知手段としての温度検知手段(サーミスタ)13およ
び排紙センサ14から構成され、温度検知手段13の検
知温度に基づき、定着器の定着ローラ5aが目標温度と
しての、ターゲット温度となるように定着ローラ内部に
設けられたハロゲンヒータへ通電される。温度検知手段
13は、定着ローラ5aの温度を測定するものとする。
【0024】なお、温度検知手段13は、加圧ローラ5
bの温度を測定、又はそれら以外の定着器5の温度を測
定するものでもよい。また、温度測定方法は接触式、非
接触式測定のいずれでもよい。
【0025】また、ドライバ基板9は、オペレータによ
って操作されプリンタに動作指示を与えるための各種ス
イッチSWからの信号を受付けると共に、レーザプリン
タ1の動作状態をLEDにて表示する。
【0026】低圧電源10は、電源コンセントに接続さ
れ、本体カバーが開けられた時に回路を開くインタロッ
ク機能を持つものであり、本体カバーが開けられたとき
には、定着ローラ5aのヒータへの電力供給を遮断す
る。
【0027】メインモータ17は、給紙ユニット4の給
紙ローラ、画像プロセスユニット2の感光体及び定着器
5の定着ローラ5aの各々を回転させるものである。
【0028】また、冷却ファン18は定着器5からの発
熱による機内温度の上昇を抑えるためのものである。
【0029】図2は、本実施の形態の装置に電源を投入
した時から、ウォーミングアップ終了まで(立ち上げ
時)の手順を示すフローチャートであり、制御手段であ
るドライバ基板9で行われる。
【0030】本体電源装置に電源ONされると、ドライ
バ基板9は図2に示す処理を開始し、先ず定着ユニット
6がセットされているか否かをチェックして、セットさ
れていなければ定着ユニットセットエラーの処理を行な
うが、セットされていればウォーミングアップをスター
トする。
【0031】そして、サーミスタ値の温度が予め複数の
区間に区分けしたどの温度範囲に入るかを判別する。
【0032】その温度範囲は、区間1:60℃未満、区
間2:60〜90℃、区間3:90〜120℃、区間
4:120〜150℃のように複数の区間に区分けされ
ており、それぞれの区間に入った場合には、それぞれタ
イマーT1〜T4をリセットしてスタートさせ、エラー
チェック1乃至4のサブルーチンの処理を実行する。
【0033】本発明では、定着器の立ち上がり時のエラ
ーと、待機中、つまり、スタンバイ中のエラーと、低電
力モード中のエラーとを上記のように複数の区間に区分
けするエラー処理で判別することが可能とするものであ
る。
【0034】なお、本実施例では温度範囲を4区間に分
けたが、それ以外の区間数であっても問題はない。
【0035】検知温度が150℃以上になり、サーミス
タの断線や傾き等の異常,ハロゲンヒータへの通電異常
等の定着ユニット6に異常がない事が確認された場合、
継続してウォーミングアップを行い、定着ローラ5aの
温度が所定のスタンバイ温度のターゲット温度である1
85℃に達した後、ON/OFF制御に移行する。
【0036】各エラーチェック1乃至4のサブルーチン
は、図3に示すように、タイマーTn(T1〜T4のい
ずれか)の計測時間をチェックし、30sec未満であ
れば、その検知温度が前と同じ温度範囲内か否かを判断
する。そして、同じ温度範囲内であればタイマーTnの
計測時間のチェックに戻るが、同じ温度範囲内でなけれ
ば図2のメインルーチンに戻り、再度どの温度範囲に入
るかを識別し、その温度範囲でのタイマーをリセットし
てスタートさせ、上述のようなエラーチェックのサブル
ーチンの処理を実行する。
【0037】そして、いずれかの温度範囲でのエラーチ
ェックのサブルーチンで、検知温度が前と同じ温度範囲
の状態が30sec以上続くと、図2のメインルーチン
へリターンし、異常検知手段が定着ユニット6のサーミ
スタ13の断線や傾き等の異常,ハロゲンヒータへの通
電異常等の異常が発生したものと検知し、エラー信号を
出力して定着ローラに設けられたハロゲンヒータへの通
電をOFFにする。
【0038】なお、定着ユニットの異常を判断するため
の検知温度が同一温度範囲内にある限度時間は、30s
ecに限るものではなく、各温度範囲ごとに任意に設定
することができる。
【0039】次に、スタンバイ中のときの定着ユニット
のエラーチェックについて説明する。
【0040】この場合、ウォーミングアップ中の計測時
間Tn(T1〜T4)の値を、ドライバ9内に記憶して
おき、ウォーミングアップ終了後、再び上記したエラー
チェック温度区間に入った場合、それぞれの区間におい
て定着温度の存在時間の計測を再開する。ここで計測さ
れたそれぞれt(t〜t)にそれぞれのTn(T
1〜T4)を加算したTn+tに対して、図3のサブ
ルーチンの処理を実行し、Tn+t≧30secとな
った場合、異常検知手段が定着ユニット6の異常発生を
検知し、エラー信号を出力してハロゲンヒータへの通電
をOFFにする。
【0041】一方で、本実施の形態の装置においては、
図4に示すような待機時の消費電力削減を行う省電力モ
ードが設けられており、装置全体のスタンバイ時(定着
温度:185℃)の消費電力Wsに対し、ユーザーの選
択によりW:10%、W:25%、W:50%削
減となるよう複数の目標温度が設定されている。図4に
示すように、複数の目標温度が設定されており、その温
度は本実施例の値に限られることはない。
【0042】通常は、スタンバイ温度で待機している
が、長時間(15分〜240分で設定可)プリント動作
を行わなかった場合や、ユーザーが目標温度選択手段と
しての、省電力用のボタン(不図示)を押した場合など
に上記の省電力モードに突入する。
【0043】しかしながら、図4からわかるように
,Wにおける定着器のターゲット温度は、各々上
記したエラーチェック区間4,区間3の温度範囲に該当
するため、図3のエラーチェックルーチンにより、確実
に異常として検知されてしまう。
【0044】そこで、目標温度がエラーチェック区間の
温度範囲に該当する場合についての動作について説明す
る。区間4にのみ該当する場合には、区間4のみエラー
チェックの実行は行われない。また、区間3にのみ該当
する場合には、区間3よりも高温域側では異常検知手
段、つまり、エラーチェックは実行されない。スタンバ
イ温調から低電力モードに切り替わる時に、定着ローラ
の温度が降下するする際に、区間3よりも高温域側にあ
る区間4を通過するが、その際に検知されるエラーの実
行を防止するためである。この場合は、区間3及び区間
4の双方のエラーチェックが行われないことになる。同
様に区間2に該当する場合も同様に考えられる。なお、
エラーチェックの実行の解除は、低電力モードへの突入
と同時に行われることが好ましい。
【0045】以上のことにより、定着器のターゲット温
度にしたがって定着の温度が調整されている正常な場合
に、誤って異常として検知してしまうことを防ぐことが
できるので、サーミスタの断線や傾き等の異常,ハロゲ
ンヒータへの通電異常を検知するための温度範囲を保
ち、つまり立ち上げ時の安全性を確保したまま、定着器
のターゲット温度を低く設定できるので省電力化を図る
ことができる。
【0046】さらには、省電力モードから通常のモード
に切り替わる場合には、切り替わる際にエラーチェック
の実行が解除された範囲のエラーチェックの計測時間T
nの値の記録を削除し、その後に、再度、各区間に存在
する時間を図2に従いエラーを判定することで、安全性
を高めることができる。
【0047】そして、定着器のターゲット温度が上記エ
ラーチェック区間1乃至4に該当しない場合は、図5に
示すように(サブルーチンは不図示)ウォーミングアッ
プ後の定着ユニットのエラーチェックを実施する。
【0048】(第2の実施の形態)以下、第2の実施の
形態ついて説明する。
【0049】第1の実施の形態において、定着器のター
ゲット温度が152℃であった場合、実際の定着器の温
度は149℃〜155℃の間で温調リップル動作をす
る。したがって、定着器のターゲット温度が、エラーチ
ェック区間4の最大温度150℃より大きい場合でも、
異常として検知してしまう。
【0050】そこで、本実施の形態では定着器の目標温
度としての、ターゲット温度が前記区間1乃至4にある
場合に加えて、区間4の最高温度と該最高温度に温調リ
ップルを考慮して例えば+10℃を所定温度として加算
した温度との温度範囲内である場合においても、異常検
知手段を作動させないように図5のエラーチェックを実
行しないこととする。
【0051】このことにより第1の実施の形態におい
て、定着器のターゲット温度が前記区間4の上限温度高
温側近傍の場合に、温度調整リップル動作により、誤っ
て異常として検知してしまうことを防ぐことができる。
【0052】(第3の実施の形態)以下、第3の実施の
形態ついて説明する。
【0053】第1の実施の形態において、区間1にてエ
ラーチェックを行わない構成である場合に、定着器のタ
ーゲット温度が58℃であった場合、実際の定着器の温
度は55℃〜61℃の間で温調リップル動作をする。し
たがって、定着器のターゲット温度が、エラーチェック
区間2の最低温度60℃より大きい場合でも、異常とし
て検知してしまう。
【0054】そこで、本実施の形態では定着器の目標温
度としての、ターゲット温度が前記区間1乃至4にある
場合に加えて、区間2の最低温度と該最低温度に温調リ
ップルを考慮して例えば−10℃を所定温度として減算
した温度との温度範囲内である場合においても、異常検
知手段を作動させないように図5のエラーチェックを実
行しないこととする。
【0055】このことにより第1の実施の形態におい
て、定着器のターゲット温度が前記区間2の下限温度低
温側近傍の場合に、温度調整リップル動作により、誤っ
て異常として検知してしまうことを防ぐことができる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る画像
形成装置によれば、熱定着手段のターゲット温度が、異
常検知手段が異常として検知する所定の温度範囲内であ
る場合、異常検知手段は作動しないので、定着手段の温
度がターゲット温度になるように正常に温度制御されて
いる場合に、誤って異常として検知してしまうことを防
ぐことができる。
【0057】したがって、熱定着手段等の異常を検知す
るための温度範囲を保ち、つまり立ち上げ時の安全性を
確保したまま、熱定着手段のターゲット温度を低く設定
できるので省電力化を図ることができる。
【0058】また、定着器のターゲット温度が、異常検
知手段が異常として検知する所定の温度範囲内および該
所定の温度範囲内の最高温度と該最高温度に所定温度加
算した温度との温度範囲内である場合、異常検知手段は
作動しないことにより、上記効果に加えて、定着器のタ
ーゲット温度が異常検知手段が異常として検知する所定
の温度範囲内の高温側近傍の場合に、温度調整リップル
動作により誤って異常として検知してしまうことを防ぐ
ことができる。
【0059】また、定着器のターゲット温度が、異常検
知手段が異常として検知する所定の温度範囲内および該
所定の温度範囲内の最低温度と該最低温度に所定温度減
算した温度との温度範囲内である場合、異常検知手段は
作動しないことにより、上記効果に加えて、定着器のタ
ーゲット温度が異常検知手段が異常として検知する所定
の温度範囲内の低温側近傍の場合に、温度調整リップル
動作により誤って異常として検知してしまうことを防ぐ
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置を示す
ブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る画像形成装置のウォ
ーミングアップ時の異常検知を示すフローチャートの図
である。
【図3】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の異常
検知のサブルーチン示すフローチャートの図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の待機
時の消費電力を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る画像形成装置のウォ
ーミングアップ後の異常検知を示すフローチャートの図
である。
【符号の説明】
2 画像プロセスユニット 5a 定着ローラ 5b 加圧ローラ 6 定着ユニット 9 ドライバ基板 13 温度検知センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA12 DA20 DA39 DC05 DE07 EA12 EA15 EC06 ED25 EE07 EF07 EF16 EG04 EK06 HA02 HA06 ZA07 2H033 AA24 AA32 BB01 BB17 CA02 CA04 CA05 CA06 CA23 CA27 CA28 CA30 CA32 CA34 CA44

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加熱体により加熱され記録材上のトナー像
    を加熱定着する熱定着手段と、該熱定着手段の温度を検
    知する温度検知手段と、該温度検知手段により検知され
    た温度に基づいて該加熱体への通電を制御する温度制御
    手段と、該検知温度が所定の範囲内に存在する時間に基
    づき異常を検知する異常検知手段と、を備えた画像形成
    装置において、 複数の熱定着手段の目標温度からいずれかを選択する目
    標温度選択手段を有し、目標温度が所定の範囲内である
    場合には、少なくともこの範囲での異常出力は禁止さ
    れ、異常出力が禁止されない範囲では前記存在時間に基
    づく異常検知が行われることを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】記録媒体上の未定着部材を該記録媒体に定
    着させる熱定着手段と、該熱定着手段の温度を検知する
    温度検知手段と、該温度検知手段による検知温度に基づ
    いて前記熱定着手段の温度を制御する温度制御手段と、
    を備えた画像形成装置において、 前記温度検知手段による検知温度が所定の温度範囲内で
    ある場合に、該温度検知手段による検知温度に基づいて
    異常を検知する異常検知手段を備え、 前記熱定着手段には使用状況に応じた複数の目標温度が
    設定され、該熱定着手段の目標温度が前記所定の温度範
    囲内および該所定の温度範囲内の最高温度と該最高温度
    に所定温度加算した温度との温度範囲内である場合、少
    なくともその温度範囲内では異常検知手段は作動しない
    ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】記録媒体上の未定着部材を該記録媒体に定
    着させる熱定着手段と、該熱定着手段の温度を検知する
    温度検知手段と、該温度検知手段による検知温度に基づ
    いて前記熱定着手段の温度を制御する温度制御手段と、
    を備えた画像形成装置において、 前記温度検知手段による検知温度が所定の温度範囲内で
    ある場合に、該温度検知手段による検知温度に基づいて
    異常を検知する異常検知手段を備え、 前記熱定着手段には使用状況に応じた複数の目標温度が
    設定され、該熱定着手段の目標温度が前記所定の温度範
    囲内および該所定の温度範囲内の最低温度と該最低温度
    に所定温度減算した温度との温度範囲内である場合、少
    なくともその温度範囲内では異常検知手段は作動しない
    ことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】前記温度制御手段は、前記熱定着手段の待
    機時の目標温度を前記所定の温度範囲内の温度に設定で
    きることを特徴とする請求項1,2または3に記載の画
    像形成装置。
  5. 【請求項5】前記異常検知手段は、前記温度検知手段の
    検知温度が前記所定の温度範囲内の温度を区分けした温
    度区分内に所定時間存在した場合に、異常として検知す
    ることを特徴とする請求項2,3または4に記載の画像
    形成装置。
JP2002136127A 2002-05-10 2002-05-10 画像形成装置 Withdrawn JP2003330314A (ja)

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