JP4899780B2 - 再生装置及び再生方法 - Google Patents

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Description

本発明は、コンテンツの再生制御を予め定められた時間に行う再生装置及び再生方法に関する。
テレビ放送やラジオ放送、CDやMD、DVD等の各種メディアから音楽や動画等の様々なコンテンツを再生する再生装置において、近年は、HDDや半導体記憶素子といった大容量データの記憶が可能な記憶装置が内蔵されたものが開発されている。以下、HDDや半導体記憶素子を用いた記録媒体を「メモリ」と総称する。
再生装置は、例えば、チューナから出力される放送、CDプレーヤやMDプレーヤ等から出力される音声を、例えば、MP3(MPEG Audio Layer-3)、WMA(Windows(登録商標) Media Audio)、ATRAC(Adoptive Transform Acoustic Coding)、WAV(WAVE)、AAC(Advanced Audio Coding)等の音楽ファイル形式で録音してメモリに記憶し、その録音したコンテンツを再生することができる。以下、メモリに記憶するコンテンツのデータを「コンテンツデータ」という。
近年のメモリは、大容量化並びに低廉化が進んでいるため、膨大なコンテンツデータを記憶することができる。このようなメモリを内蔵した再生装置には、利便性を向上させる種々の機能が設けられている。その機能の一つとして、ユーザにより予め設定された定時間にコンテンツデータを再生したり、その再生を停止するタイマ機能が挙げられる。例えば、特許文献1には、所定の時間帯毎に再生する音楽情報(コンテンツデータ)を自動的に切り替えて再生する技術が開示されている。
より詳細には、各音楽情報のそれぞれに、当該音楽情報の“ジャンル”や当該音楽情報の曲調等の情報を示す“コメント”の情報を予め付加させておき、このジャンルやコメントに基づいて所定の時間帯に再生する音楽情報を設定する。例えば、午前中の時間帯に「ジャンル=ポップス」、「コメント=爽やか」といったように設定しておくことで、ジャンルがポップスでコメントが爽やかという情報が付加された音楽情報を記録媒体上から読み出し所定の時間帯に順次再生を行う。
また、タイマ機能を利用した他の技術例として、いわゆる「タイマ再生開始機能」や「タイマ再生停止機能」が知られている。タイマ再生開始機能とは、ユーザが所望する時刻に予め設定されたコンテンツの再生を開始する機能であり、タイマ再生停止機能とは、ユーザが所望する時間が経過した際にコンテンツの再生を停止(あるいは電源のOFF)する機能である。
特開2002−49391号公報
ところで、タイマ再生開始機能やタイマ再生停止機能といったタイマ機能で再生制御するコンテンツデータは、これら機能の設定時にユーザ自身の手により手動で設定されるものであり、その設定操作に手間が掛かる。例えば、タイマ再生開始機能を設定する場合、ユーザは、先ず再生の開始時刻を設定し、その後、コンテンツデータをメモリから指定するという操作を行わなければならない。このため、メモリ内に多くのコンテンツデータが記憶されていれば、その中から所望するコンテンツデータを指定するのは非常に煩雑である。
特に、再生するメディアがCDやMD、DVD等の外部のメディアである場合、タイマ機能を利用する度にCD、MD、DVD等のメディアの装填を逐次行わなければならなく、とても煩雑である。また、システムオーディオ等は、表示部のエリアが狭いことが多く、このような表示部で所望のコンテンツを検索して指定するのは、利便性が悪い。
この点、特許文献1に開示される発明のように、各音楽情報にジャンルやコメントといったカテゴリーの付加情報を持たせ、この付加情報をユーザが指定することで、コンテンツを逐次選択する煩雑な設定操作を行うことなく、その付加情報に対応するコンテンツを再生させることができる。
しかしながら、ユーザが所望するコンテンツが常に同一であるとは限らず、前回と異なるジャンルや曲調のコンテンツの再生を所望することも考えられる。これに対しては、各コンテンツデータに付加する付加情報の種類を増やし、タイマ機能の設定時に、より詳細に付加情報の指定を行うことで、ユーザの目的に沿ったコンテンツを再生することができるともいえる。
しかしながら、付加情報の種類を増やす程、各コンテンツデータの全てに対して付加情報を付与する手間や、タイマ機能による再生時にその付加情報を指定するといった手間が煩雑となり、設定操作における利便性が低下することが考えられる。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、複雑な設定操作を行うことなく簡便な操作で、タイマ機能で再生するユーザの嗜好に合ったコンテンツを登録できる再生装置を実現することである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
コンテンツの再生制御を予め定められた時間に行う再生装置において、
ユーザ操作に応じて前記再生制御するコンテンツを選択する選択手段と、
前記選択手段により選択されたコンテンツの再生制御を行うと共に、そのコンテンツデータを所定のメモリに記憶する再生制御手段と、
前記再生制御手段により記憶されたコンテンツデータの前記メモリへの記憶先を示す再生リストを作成するリスト作成手段と、
を備え
前記選択手段は、
前記コンテンツの再生元となるメディアを選択するメディア選択手段を有し、
前記再生制御手段は、
前記メディア選択手段により選択されたメディアが前記メモリである場合に、前記再生リストに基づいて前記コンテンツデータをそのメモリから読み出して再生し、当該メディアが外部メディアである場合に、その外部メディアからコンテンツの再生制御を行うと共にそのコンテンツデータを前記メモリに記憶するメディア再生制御手段を有することを特徴としている。
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記再生制御手段は、
前記メモリにコンテンツデータを記憶する際に、その記憶するコンテンツと同一のコンテンツが当該メモリに記憶されているか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により同一のコンテンツが記憶されていないと判定された場合に、そのコンテンツデータを前記メモリに記憶する記憶制御手段と、
を有することを特徴としている。
請求項に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、
前記リスト作成手段は、
前記再生制御する時刻の時刻情報を前記再生リストに対応付けて当該再生リストを作成する時刻リスト作成手段を有し、
前記再生制御手段は、
現在時刻を計時する計時手段と、
前記再生リストに対応付けられた時刻情報に基づく時刻に前記計時手段により計時された現在時刻が到達した場合に、その時刻情報に対応付けられた再生リストに基づいてコンテンツデータを前記メモリから読み出して再生するタイマ再生制御手段と、
を有することを特徴としている。
請求項に記載の発明は、
コンテンツの再生制御を予め定められた時間に行う再生方法において、
ユーザ操作に応じて前記再生制御するコンテンツを選択する選択工程と、
前記選択工程において選択されたコンテンツの再生制御を行うと共に、そのコンテンツデータを所定のメモリに記憶する再生制御工程と、
前記再生制御工程において記憶されたコンテンツデータの前記メモリへの記憶先を示す再生リストを作成するリスト作成工程と、
を含み、
前記選択工程は、
前記コンテンツの再生元となるメディアを選択するメディア選択工程を含み、
前記再生制御工程は、
前記メディア選択工程により選択されたメディアが前記メモリである場合に、前記再生リストに基づいて前記コンテンツデータをそのメモリから読み出して再生し、当該メディアが外部メディアである場合に、その外部メディアからコンテンツの再生制御を行うと共にそのコンテンツデータを前記メモリに記憶するメディア再生制御工程を含むことを特徴としている。
本発明によれば、複雑な設定操作を行うことなく簡便な操作で、タイマ機能で再生するユーザの嗜好に合ったコンテンツを登録できる再生装置を実現することができる。
次に、図を用いて本発明を適用したメモリ内蔵型オーディオプレーヤ(以下「オーディオプレーヤ」と略す)1について説明する。尚、本実施形態においてオーディオプレーヤ1は、チューナやCD、MD等からの音声を再生出力することとして説明するが、例えば、テレビチューナやDVDプレーヤからの動画等の他のコンテンツを再生出力することとしてもよく、再生出力するコンテンツの適用可能範囲は本実施形態に限られない。
図1は、オーディオプレーヤ1のブロック図である。図1によれば、オーディオプレーヤ1は、制御部2、内蔵メモリ9、チューナ再生部10、CD再生部11、MD再生部12、音楽ファイルデコード/再生部13、音声信号セレクタ20、コンテンツ管理部21、音楽ファイルエンコード部22、アンプ部23、操作入力部25、表示部26及びスピーカ27を備える。
制御部2は、更に、UI(User Interface)制御部3、再生制御部4、録音制御部5及びセレクタ制御部6の各制御機能部を有し、これらは図示しない制御プログラムの指示に従い各種制御機能を司る。
UI制御部3は、操作入力部25を介してユーザから入力される各種の指示信号に基づいて再生制御部4、録音制御部5、セレクタ制御部6に操作指示信号を出力したり、表示部26に各種の操作案内、機能設定、再生/録音時間、音声データのタイトルやアーティスト名等を表示させたりする機能部である。
特に、本実施の形態においてUI制御部3は、日時を計時する機能部である時計部8と、この時計部8から出力される信号に基づいて電源29のON/OFF制御や音声データの再生/停止制御を行うタイマ再生制御部7とを有する。
再生制御部4は、UI制御部らの指示に基づいて音声の再生、早送り、早戻し、早送り再生、早戻し再生、一時停止、選曲スキップ等、音声再生に関する制御を行う機能部である。
録音制御部5は、チューナ再生部10やCD再生部11、MD再生部12により再生出力された音声の録音を制御する機能部であり、UI制御部3からの指示に基づいて音声ファイルエンコード部22を制御して、音声信号セレクタDAC/ADC部20から出力されたデジタルの音声データを音声ファイルエンコード部22に所定のデータ形式にエンコードさせて内蔵メモリ9に記憶させる制御を行う。
セレクタ制御部6は、音声信号セレクタDAC/ADC部20が選択する再生部の切り替えを制御する機能部であり、UI制御部3の指示に基づいてチューナ再生部10、CD再生部11、MD再生部12及び音楽ファイルデコード/再生部13の何れかを選択させて音声ファイルエンコード部22又はアンプ部23に出力する音声データの切替制御を行う。
操作入力部25は、オーディオプレーヤ1の本体筐体に設けられた各種のボタンやスイッチあるいは赤外線式のリモートコントローラ等を介して入力される信号を所定の操作信号としてタイマ再生制御部7に入力するユーザインターフェースである。
表示部26は、LCD(Liquid Crystal Display)や有機ELを用いたディスプレイからなり、各種の設定や操作案内、更には、後述する「タイマ処理」において、再生開始及び/又は停止設定、選曲設定等の設定画面を表示するようになっている。
チューナ再生部10は、AM、FM、テレビジョン等のキャリア放送電波を受信して音声信号を出力するチューナである。CD再生部11は、コンパクトディスクから音声データを読み出して出力する再生装置であり、MD再生部12は、ミニディスクから音声データを読み出して出力する再生装置である。
音声ファイルデコード/再生部13は、内蔵メモリ9に記憶された音声データをデコードして出力する再生装置である。内蔵メモリ9から読み出す音声データファイルはコンテンツ管理部21に記録されているファイル管理テーブルを参照することにより行われる。
音声信号セレクタDAC/ADC部20は、セレクタ制御部6からの指示に基づいてチューナ再生部10、CD再生部11、MD再生部12及び音声ファイルデコード/再生部13の何れかを選択し、音声信号をアンプ部23に、音声データを音声ファイルエンコード部22に出力する。
具体的には、チューナ再生部10を選択した際には、当該チューナ再生部10から出力されるアナログの音声信号をアンプ部23に出力して音声出力させ、録音する場合には、A/D変換して音声ファイルエンコード部22に出力する。
また、CD再生部11、MD再生部12及び音声ファイルデコード/再生部13の何れかを選択した際には、それらの再生部から出力されるデジタルの音声データをD/A変換してアンプ部23に出力し、録音する際には、そのまま音声ファイルエンコード部22に出力する。
音声ファイルエンコード部22は、音声信号セレクタDAC/ADC部20から出力される音声データを所定のデータ形式(例えば、MP3、WMA、ATRAC、WAV又はAAC等の各種形式)にエンコードして、内蔵メモリ9に記憶させる。
電源29は、UI制御部3からの指示信号に基づいて、コンセントプラグや電源電池から入力された電力を各機能部に供給し、図示しない切替スイッチにより各部へ導通/遮断が可能になっている。特に、電源29は、制御部又は制御部の一部にのみ電力を供給させることで、オーディオプレーヤ1をいわゆるスタンバイ状態やサスペンド状態に移行させることができる。
内蔵メモリ9は、ハードディスクやフラッシュメモリ等の不揮発性の半導体メモリから構成される。本実施の形態では、ハードディスクを適用した例について説明する。内蔵メモリ9には、チューナ再生部10、CD再生部11、MD再生部12から録音された音声データを所定形式の音声データのファイル(以下、「コンテンツファイル」という)として格納する。
図2に示すように、コンテンツファイルはツリー構造により格納されている。図2によれば、プレイリストフォルダ30の下位層に、例えばアーティスト毎や音楽ジャンル毎の第1フォルダ35や第2フォルダ36が格納され、それぞれのフォルダの中に個別のコンテンツファイルA40、B41、C42、D43、E44、F45及びG46が格納される。
また、内蔵メモリ9のプレイリストフォルダ30の下位層には、タイマ再生リスト70としてのおはようリスト50とおやすみリスト60がファイルとして格納される。タイマ再生リストは、時計部8が計時する時刻に基づいてコンテンツの再生を制御するタイマ機能において、その再生するコンテンツのデータリストであり、おはようリスト50には、タイマ再生開始機能により再生するコンテンツファイルのパスが記憶される。また、おやすみリスト60には、タイマ再生停止機能により再生するコンテンツファイルのパスが記憶される。
〔第1実施形態〕
次に、オーディオプレーヤ1の第1実施形態について説明する。図3(a)は、第1実施形態におけるタイマ再生リスト70の模式図である。図3(a)によれば、タイマ再生リスト70には、コンテンツファイルのパスが再生順に記憶されている。タイマ機能による再生時には、そのコンテンツファイルのパスに基づいて、該当するコンテンツファイルを再生順に読み出し再生を行う。
例えば、時計部8が計時する時刻がユーザにより設定された再生開始時刻に到達すると、タイマ再生制御部7は、おはようリスト50から再生順に記憶されたパスを順に読み出す。そして、そのパスで示されるコンテンツファイルをプレイリストフォルダ30内から検索して読み出し再生する。図3(a)に示すタイマ再生リスト70の場合には、コンテンツファイルB、F、G、D、A・・・の順に読み出されて再生される。
尚、図3(a)に図示したタイマ再生リスト70は、おはようリスト50及びおやすみリスト60と同一のデータ構成であり、それらの図示及び説明は省略する。
タイマ再生リスト70へのコンテンツファイルの登録は、ユーザの設定操作に基づいた登録と、タイマ機能時の再生に基づいた登録とが行われる。ユーザの設定操作に基づいた登録は、例えば、コンテンツの再生中に所定の操作(例えば、メニュー画面内のタイマ再生登録ボタンの指定操作)が行われた際に、タイマ再生リストにそのコンテンツファイルのパスを記憶することにより行われる。また、コンテンツファイルを一覧表示するユーザインターフェースの中からユーザにより選択されたコンテンツファイルのパスをタイマ再生リストに記憶することで行われる。
これに対し、タイマ機能時の再生に基づいた登録は、タイマ再生開始機能やタイマ再生停止機能において再生中のコンテンツファイルのパスをタイマ再生リストに記憶することにより行われる。タイマ機能についての詳細な設定は、ユーザにより予め行われ、図3(b)に示すタイマ再生設定情報80に記憶される。タイマ再生設定情報80は、タイマ再生制御部7が有するメモリに記憶され、図3(b)に示すようにタイマ再生フラグ81、再生開始時刻82、再生時間83、再生ソース84及び自動録音フラグ85を有する。
タイマ再生フラグ81は、タイマ再生開始機能を有効に機能させるか否かを示すフラグである。再生開始時刻82は、タイマ再生開始機能によるコンテンツの再生を開始する時刻である。再生時間83は、タイマ機能による再生を継続する時間である。再生ソース84は、コンテンツの再生元となるメディアを示す情報であり、例えば、チューナやCD、MD、内蔵メモリ9等を示す。自動録音フラグ85は、タイマ機能により再生しているコンテンツをタイマ再生リストに登録するか否かを示すフラグである。
この自動録音フラグ75がONであり、再生ソース74が内蔵メモリ9以外のチューナ、CD及びMDの何れかに設定されている場合、タイマ再生制御部7は、タイマ機能により再生するコンテンツを録音してコンテンツファイルを内蔵メモリ9に記憶すると共に、そのコンテンツファイルのパスをタイマ再生リストに記憶する。尚、図3(b)に示すタイマ再生設定情報80は、タイマ再生開始機能とタイマ再生停止機能とのそれぞれに個別に設けることとしてもよい。
図4は、第1実施形態におけるオーディオプレーヤ1のタイマ処理を示すフローチャートである。この図4を参照して、メモリ内蔵型オーディオプレーヤ1の具体的な動作を説明する。
先ず、スタンバイ状態において、電源29からの電力がUI制御部3に投入され、時計部8による時刻の計時やその時刻の監視が行われる。タイマ再生制御部7は、タイマ再生フラグ81がONである場合に(ステップS1;YES)、時計部8が計時する時刻が再生開始時刻82に到達したか否かを判定する(ステップS2)。この再生開始時刻82に到達した場合には(ステップS2;YES)、オーディオプレーヤ1の電源を投入して(ステップS3)、ステップS4に処理を移行する。
また、一方、通常の起動中に、ユーザにより例えばスリープボタンを押下された場合には、タイマ再生停止機能が指定されたと判定して(ステップS19;YES)、ステップS4に処理を移行する。
ステップS4においてタイマ再生制御部7は、音声信号セレクタDAC/ADC部20を切り替えて、ユーザに指定された再生ソース84を選択させる(ステップS4)。そして、アンプ部23の増幅率を変更して所定の再生ボリュームに調整した後(ステップS5)、再生ソース84が内蔵メモリ9であるか否かを判定する(ステップS6)。
タイマ再生制御部7は、再生ソース84が内蔵メモリ9であると判定すると(ステップS6;YES)、タイマ再生リスト70(おはようリスト50又はおやすみリスト60)のパスで指定されたコンテンツファイルを再生順にプレイリストフォルダ30から読み出して再生する(ステップS7)。このとき、タイマ再生開始機能でればおはようリスト50を、タイマ再生停止機能でればおやすみリスト60を読み出す。
そして、時計部8が計時する時刻がタイマ終了時刻(再生開始時刻82又スリープボタンが押下された時刻に再生時間83を加算した時刻)を経過したと判定した場合には(ステップS8;YES)、その再生を終了して(ステップS17)、オーディオプレーヤ1の電源をOFFにする(ステップS18)。
また、ステップS6において再生ソース84が内蔵メモリ9ではないと判定すると(ステップS6;NO)、次いで、自動録音フラグ85がONに設定されているか否かを判定する(ステップS9)。タイマ再生制御部7は、自動録音フラグ85がONに設定さていると判定すると(ステップS9;YES)、内蔵メモリ9への録音を開始し(ステップS10)、再生ソース84が示す再生部からのコンテンツの再生を開始する(ステップS11)。
そして、例えば、再生ソース84がCD再生部11やMD再生部12を示す場合には、1トラック分の再生を検知して、1トラック分のコンテンツファイルを内蔵メモリ9に記憶してその録音を終了し(ステップS12)、録音したコンテンツファイルのパスをタイマ再生リストに追加記憶する(ステップS13)。
尚、例えば、再生ソース84がチューナ再生部10を示す場合には、タイマ終了時刻までの一定時間の音声をコンテンツファイルとして記憶して、そのパスをタイマ再生リスト70に登録することとしてもよい。
このような制御により、タイマ再生機能やスリープタイマ機能等のタイマ機能による再生の際に、再生ソース74がCD再生部11やMD再生部12である場合には、自動的に音声を録音して、タイマ再生リストに登録していくこととなる。従って、次回のタイマ機能による再生時には、CDやMDを装填することなく、ユーザがタイマ機能時に再生出力したコンテンツと同一のコンテンツを内蔵メモリ9から再生することができるようになる。
ステップ9において自動録音フラグ75がONではないと判定すると(ステップS9;NO)、再生ソース74で示される再生部による再生を開始し、タイマ終了時刻まで待機する(ステップS16)。
タイマ再生制御部7は、ステップS10〜S13による再生ソース84の録音やステップS15の再生ソース84の再生を行いながら、時計部8が計時する時刻がタイマ終了時刻を経過したと判定した場合には(ステップS14又はS16;YES)、その再生を終了して(ステップS17)、オーディオプレーヤ1の電源をOFFにする(ステップS18)。
以上、第1実施形態によれば、タイマ再生開始機能やタイマ再生停止機能等によるタイマ機能によって再生制御するコンテンツを録音し、そのコンテンツをタイマ再生リスト70に記憶するため、ユーザが起床時や就寝時に再生したコンテンツがおはようリスト50やおやすみリスト60に登録されていく。このため、一旦CDやMDから再生したコンテンツが自動的にタイマ再生リスト70に登録されていくため、次回からのタイマ機能の利用時には、CDやMDを装填する必要がなくなる。従って、複雑な設定操作を行うことなく簡便な操作でユーザの嗜好に合ったコンテンツを再生リストに登録することができる。
尚、第1実施形態においてタイマ再生リスト70には、コンテンツファイルのパスを記憶することとして説明したが、そのパスと共にコンテンツのISRC(International Standard Recording Code;国際標準レコーディングコード)を記憶することとしてもよい。これにより、CDやMDからコンテンツを内蔵メモリ9に録音する際に、そのISRCを検索することで、一度録音したコンテンツを重複して録音しないようにすることができる。
〔第2実施形態〕
次に、オーディオプレーヤ1の第2実施形態について説明する。尚、上述した第1実施形態と同一の構成要素には、同一の符号を付して、その説明及び図示を省略する。
図5は、第2実施形態におけるタイマ再生リスト70の模式図である。図5によれば、タイマ再生リスト70には、コンテンツファイルのパスが再生順に格納されている。また、タイマ再生リスト70には、時刻情報75が記憶されている。同図において、時刻情報75は、AM6:00からAM8:00として設定しており、現在時刻がこの時刻情報75の時刻に含まれる場合、タイマ再生制御部7は、再生を行うリストとしてタイマ再生リスト70を内蔵メモリ9から読み出し、当該リストに基づいてコンテンツファイルの再生制御を行う。
なお、時刻情報75は、操作入力部25を介してユーザ自身の手により所望する時刻を設定することもできるが、本実施の形態では、後述するタイマ処理で設定された所定時刻に基づいて自動的に設定されることができるようになっている。即ち設定された所定時刻を基準として前後1時間の幅を持たせて時刻情報55を記憶するようになっている。尚、時間の幅は適宜設定可能である。
次に、タイマ処理について図6から図9に示すフロー図を用いてより詳細に説明する。タイマ処理では、所定時刻にコンテンツの再生を開始する「タイマ再生開始処理」と、所定時間後もしくは所定時刻にコンテンツの再生を停止する「タイマ再生停止処理」との2種類の処理を可能とする。先ず、タイマ再生開始処理について説明する。尚、以下の処理は、制御プログラムの指示に従ってタイマ再生制御部7をはじめとした各制御機能部によって実行される。
[タイマ再生開始処理]
先ず、タイマ再生制御部7は、操作入力部25を介してユーザから入力される操作信号に基づいて、コンテンツの再生を開始する再生開始時刻82を記憶し、メモリに設定する(ステップS101)。
そして、その再生開始時刻82に再生を開始するコンテンツの自動設定を行うか否かについて判断する(ステップS102)。即ち、タイマ再生制御部7は、ユーザからの指示に基づいて、CD再生部11に装填されたCDやMD再生部12に装填されたMD又は内蔵メモリ9に記録されたコンテンツファイルを再生対象のコンテンツとするか、あるいは再生開始時刻82に対応したおはようリスト50に登録されたコンテンツファイルをその再生対象とするか否かの判断を行う(ステップS102)。
タイマ再生制御部7は、CDやMDのコンテンツ又は既に内蔵メモリ9に記憶されているコンテンツファイルを再生対象のコンテンツとすると判断した場合(ステップS102;NO)、ステップS103の処理に進み、再生開始時刻82に対応したおはようリスト60に登録されたコンテンツファイルを再生対象とすると判断した場合(ステップS102;YES)、ステップS109の処理に進む。
ステップS103においてタイマ再生制御部7は、ユーザからの指示に基づき、所定時刻に再生を開始するコンテンツの設定を行う。より詳細には、タイマ再生制御部7は、CD、MD又は内蔵メモリ9に記憶されたコンテンツのいずれを再生対象とするかをユーザに促す案内表示を行い、この案内に従いユーザが操作入力部25を介して指定したコンテンツを再生対象として設定する。
例えば、CDやMDであれば、何曲目(何クラスタ目)に記憶されているコンテンツ(音声データ)であるかを選択させる案内を表示する。また、内蔵メモリ9であれば、そのメモリに記憶されているコンテンツファイルのファイル名や楽曲のタイトル、アーティスト名を表示するとともに、ユーザに対し再生開始時刻82再生開始するコンテンツの選択を促す案内を表示し、ユーザの操作に応じて再生対象のコンテンツを設定する。
尚、設定するコンテンツは1つに限らず、複数選択可能にするのが好ましい。更に、CD再生部11等を再生元とする場合は、コンパクトディスクに格納された全ての音声データを再生するようにしてもよいし、音声データファイルデコード/再生部13を再生元とする場合は、第1フォルダ35又は第2フォルダ36のいずれかのフォルダを選択可能とし、選択されたフォルダに格納されたコンテンツファイルを全て再生するように設定してもよい。
タイマ再生制御部7は、ステップS101で設定した再生開始時刻82を時刻情報75に含むおはようリスト50が内蔵メモリ9に記憶されているか否かの判断を行い、そのおはようリスト50が記憶されている場合は(ステップS104:NO)、ステップS105の処理に進む。また、該当するおはようリスト50が内蔵メモリ9に記憶されていない場合は(ステップS104:YES)、ステップS106の処理に進む。
タイマ再生制御部7は、ステップS105においておはようリスト50を作成する「タイマ再生リスト作成処理」を行う。即ち、再生開始時刻82に対応するおはようリスト50がない場合には、おはようリスト50を新たに生成し、ステップS103で指定されたコンテンツファイルを当該おはようリスト50に登録する処理を行う。
また、ステップS106においてタイマ再生制御部7はおはようリスト50にコンテンツファイルを追加する「タイマ再生リスト追加処理」を行う。即ち、タイマ再生制御部7は、内蔵メモリ9に既に格納したおはようリスト50を参照し、ステップS103で指定されたコンテンツファイルが登録されていない場合に、当該コンテンツファイルのパスを追加登録する処理を行う。
タイマ再生制御部7は、ステップS106又はS107の処理後、時計部8から入力される現在時刻情報を監視し、ステップS101で設定した再生開始時刻82と一致するまで待機する(ステップS108;NO)。そして、一致する場合は(ステップS108:YES)、おはようリスト50を参照し、再生制御部4に指示信号を出力し、音声データファイルデコート/再生部13に所定のコンテンツファイルを再生させ、スピーカ27を通じて音声の出力を行わせる。以上が、ステップS102で、再生するコンテンツをユーザ自身が指定する場合の処理の流れである。
これに対し、ステップS102において、再生するコンテンツを自動設定すると判断した場合(ステップS102:YES)、タイマ再生制御部7は、内蔵メモリ9におはようリスト50が記憶されているか否かを判断する(ステップS107)。ここで、おはようリスト50が格納されていない場合は(ステップS107:NO)、図6のフローを終了する。
また、おはようリスト50が格納されている場合は(ステップS107:YES)、ステップS108に処理を移行し、時計部8から出力される現在時刻情報を監視し、ステップS101で設定した再生開始時刻82と一致する場合に(ステップS107;YES)、おはようリスト50に登録されたコンテンツファイルのパスに従い、当該パスに該当するコンテンツファイルの再生制御を実行させ、スピーカ27から音声の出力を行う(ステップS108〜S109)。
[タイマ再生停止処理]
次いで、[タイマ再生停止処理]について図7を参照して説明する。タイマ再生停止処理は、ユーザの設定した再生停止時刻の経過をもってコンテンツの再生を停止する処理であり、一般に、就寝時に使用される場合が多い。以下の説明では、所定時刻に再生中のコンテンツを停止させる処理例について述べるが、所定時間経過後に再生中のコンテンツを停止させる処理も基本的な処理は共通する。
図7において、タイマ再生制御部7は、先ず、操作入力部25を介して入力される操作信号に基づいて、コンテンツの再生を停止する再生停止時刻の設定を行う(ステップS201)。そして、その再生停止時刻に再生を停止するコンテンツの自動設定を行うか否かについて判断する(ステップS202)。
即ち、タイマ再生制御部7は、CD再生部11に装填されたCDやMD再生部12に装填されたMD又は内蔵メモリ9からのコンテンツを再生対象のコンテンツとするか、あるいはおやすみリスト60に既に登録されているコンテンツファイルを再生対象のコンテンツとするか否かの判断を行う。
タイマ再生制御部7は、CDやMD、内蔵メモリ9からのコンテンツを再生対象のコンテンツとして指定すると判断した場合(ステップS202;NO)、ステップS203の処理に進み、再生停止時刻を含む時刻情報75が対応付けられたおやすみリスト60に登録されたコンテンツファイルを再生対象のコンテンツにすると判断した場合(ステップS202;YES)、ステップS208の処理に進む。
ステップS203においてタイマ再生制御部7は、ユーザからの指示に基づいてコンテンツの指定を行う(ステップS204)。より詳細には、タイマ再生制御部7は、CD、MD又は内蔵メモリ9からのコンテンツのいずれを再生対象のコンテンツとするかをユーザに促す案内表示を行い、この案内に従い、操作入力部25を介してユーザから指定されたコンテンツを再生対象のコンテンツとして設定する。
そして、タイマ再生制御部7は、その指定されたコンテンツの再生を行い(ステップS204)、再生停止時刻に対応するおやすみリスト60が内蔵メモリ9に記憶されているか否かの判断を行う(ステップS205)。即ち、内蔵メモリ9に、再生停止時刻を含む時刻情報75に対応するおやすみリスト60が記憶されている場合は(ステップS205:YES)、ステップS207の処理に進む。また、そのおやすみリスト60が内蔵メモリ9に記憶されていない場合は(ステップS205:NO)、ステップS206の処理に進む。
ステップS206においてタイマ再生制御部7は、おやすみリスト60を作成するタイマ再生リスト作成処理を行う。即ち、タイマ再生制御部7は、おやすみリスト60を新たに生成し、ステップS203で指定されたコンテンツをおやすみリスト60に登録する処理を行う。
一方ステップS207においてタイマ再生制御部7は、おやすみリスト60にコンテンツを追加登録するタイマ再生リスト追加処理を行う。即ち、タイマ再生制御部7は、内蔵メモリ9に既に記憶されているおやすみリスト60に指定されたコンテンツファイルのパスが登録されていない場合に、当該コンテンツファイルのパスを追加登録する処理を行う。
そして、ステップS206又はS207の処理後、タイマ再生制御部7は、時計部8から入力される現在時刻情報を監視し、ステップS201で設定した再生停止時刻と一致するか否かを判断し、一致する場合には(ステップS210;YES)、再生中のコンテンツを停止させる(ステップS211)。また、再生停止時刻と一致しない場合は(ステップS210;NO)、コンテンツの再生を継続する。
また、ステップS202において、再生するコンテンツを自動設定すると判断した場合(ステップS202:NO)、タイマ再生制御部7は、内蔵メモリ9に再生停止時刻を含む時刻情報75に対応するおやすみリスト60があるか否かを判断する(ステップS208)。そして、そのおやすみリスト60がないと判断した場合は(ステップS208;NO)、本フローを終了し、おやすみリスト60があると判断した場合は(ステップS208;YES)、ステップS209の処理に進む。
ステップS209においてタイマ再生制御部7は、再生制御部4に指示信号を入力し、おやすみリスト60に記憶された再生順のパスに基づいてコンテンツファイルの再生を行う。そして、ステップS210に処理を移行して、時計部8から出力される現在時刻情報を監視し、再生停止時刻と現在時刻が一致した場合には、その再生を停止する(ステップS210〜S211)。
次に、上述したタイマ再生リスト作成処理及びタイマ再生リスト追加処理について図8及び図9のフロー図を用いて詳細に説明する。
[タイマ再生リスト作成処理]
図8のタイマ再生リスト作成処理において、タイマ再生制御部7は、おはようリスト50やおやすみリスト60のタイマ再生リスト70を作成し(ステップS301)、そのタイマ再生リスト70に、図6のステップS101や図7のステップS201で設定された再生開始時刻医や再生停止時刻の時刻情報75を作成したタイマ再生リスト70に記憶する(ステップS302)。
そして、ステップS103やS203で指定されたコンテンツの再生ソースが内蔵メモリ9である否かの判断を行う(ステップS303)。これは、CDやMDからコンテンツを再生する場合は、先ずそのコンテンツの録音を行い所定形式の音声データを作成する必要があるためである。
タイマ再生制御部7は、指定されたコンテンツの再生ソースが内蔵メモリ9であると判断した場合(ステップS303;YES)、ステップS304の処理に進み、CD又はMDの外部メディアであると判断した場合(ステップS303;NO)、ステップS205の処理に進む。
ステップS304においてタイマ再生制御部7は、指定されたコンテンツファイルのパスをおはようリスト50やおやすみリスト60のタイマ再生リスト70に登録する(ステップS304)。一方、ステップS305においては、CD又はMDの指定されたトラックのコンテンツの録音処理を開始して、コンテンツファイルを作成して内蔵メモリ9に記憶する(ステップS305)。そして、タイマ再生制御部7は、その作成したコンテンツファイルのパスをタイマ再生リスト70に記憶しタイマ再生リスト作成処理を終了する。
[タイマ再生リスト追加処理]
次に、図9のタイマ再生リスト追加登録処理について説明する。先ず、タイマ再生制御部7は、図6のステップS103や図7のステップS203で指定されたコンテンツの再生ソースが内蔵メモリ9あるか否かの判断を行う(ステップS401)。そして、その再生ソースが内臓メモリ9である場合は(ステップS401:YES)、ステップS402の処理に進みCD又はMDの外部メディアである場合は(ステップS401:NO)、ステップS404の処理に進む。
ステップS402においてタイマ再生制御部7は、タイマ再生リスト70を参照し、指定されたコンテンツファイルのパスと同一のパスが既に登録されているか否かを判断し、登録されている場合は(ステップS402;YES)、本フローを終了し、同一のパスが登録されていない場合は(ステップS402;NO)、その指定されたコンテンツファイルのパスをタイマ再生リスト70に追加記憶し、本処理を終了する。
一方、ステップS404においてタイマ再生制御部7は、再生制御部4及び録音制御部5に指示信号を入力し、CD又はMDの指定されたトラックのコンテンツの録音を開始し、所定のデータ形式でコンテンツファイルを作成し内蔵メモリ9に記憶する(ステップS404)。そして、その作成したコンテンツファイルのパスをタイマ再生リスト70に追加記憶し(ステップS405)、本フローを終了する。
以上、第2実施形態によれば、一度タイマ再生用として設定したコンテンツのパスを時刻情報75と対応付けておはようリスト50やおやすみリスト60のタイマ再生リスト70に登録するため、ユーザがタイマ再生開始機能やタイマ再生停止機能により再生するコンテンツを自動的に登録することができる。
特に、CDやMD等の外部メディアからのコンテンツを再生対象のコンテンツとして選択しても、自動的にコンテンツファイルを作成して登録するため、次回からはCDやMD等の外部メディアをオーディオプレーヤ1に装填することなく簡便にコンテンツの再生を行うことができる。また、時刻情報75と対応付けてタイマ再生リスト70を作成するため、所望のタイマ機能により再生するコンテンツを容易に登録することができる。
以上、本発明を実施するための最良の形態について説明したが、本発明によれば、タイマ機能においてーザが再生するコンテンツを自動的に再生リストとしてリスト化することができるため、ユーザインターフェース等で煩雑は設定を行うことなく容易に登録することができる。に、この再生リストと時刻情報とが対応付けられるため、ユーザは所望の時刻(時間)を設定するのみで所望するコンテンツを再生させることができる。
特に、オーディオプレーヤ1では、タイマ処理で再生させるコンテンツとして、CDやMDといった外部メディアから再生されるコンテンツをも自動的にリスト化することができる。このため、ユーザの嗜好によりかなったコンテンツのデータベースを構築することができ、タイマ処理においてユーザの嗜好に沿ったコンテンツの再生を簡便な操作で再生することができるという優れた効果を奏する。
なお、本発明は上記種々の例に限定されるものではなく、機器の仕様等に応じて適宜設計変更を行うことができる。特に、上記実施の形態ではおはようリスト50等に音声データファイルのパスを記録する構成としたが、例えば、図10に示すように、おはようリストフォルダ51やおやすみリストフォルダ61といった具合にリストフォルダを設け、このフォルダ内にコンテンツファイルのコピーや移動を行う構成としてもよい。
その一例としては、指定されたコンテンツファイルがコンテンツファイルA、D、Fである場合、おはようリストフォルダ51にそれらのファイルをコピーしてコンテンツファイルa52、d53を作成し、おやすみリストフォルダ61にコンテンツファイルf62
を作成するようにしてもよい。
また、おはようリスト50やおやすみリスト60に登録できるコンテンツの数に制限を設ける構成にしてもよい。即ち、コンテンツの登録数を超える場合、最も過去に登録したコンテンツファイル(のパス)を削除して新たなコンテンツファイルを追加登録してもよい。これによりリスト内のコンテンツが適宜更新されるという効果がある。
また、内蔵メモリ9は、オーディオプレーヤ1の内部に固設されている例を示したが、プレーヤ本体と差替え可能な携行型のメモリであってもよい。この場合、おはようリスト50やおやすみリスト60も同時に携行可能となり、仕様を共通にする他のオーディオプレーヤ等でオーディオプレーヤ1と同様のタイマ処理を実行することができ、更に利便性が向上するという効果がある。
また、上記実施の形態では、オーディオプレーヤ1に搭載する再生モジュールとしてCD再生部11とMD再生部12を適用した例を示したが、これ以外にもDVD再生モジュール、DVDオーディオ再生モジュール、DAT(Digital Audio Tape)再生モジュール、磁気テープ再生モジュール等を適用することもできる。
メモリ内蔵型オーディオプレーヤの構成を示したブロック図。 コンテンツファイル及びおはようリスト並びにおやすみリストの記録態様の一例を示した模式図。 第1実施形態における(a)は、タイマ再生リスト、(b)はタイマ再生設定情報のデータ構成例を示す模式図。 第1実施形態におけるメモリ内蔵型オーディオプレーヤのタイマ処理を示したフローチャート。 第2実施形態におけるタイマ再生リストのデータ構成例を示す模式図。 第2実施形態におけるタイマ再生開始処理を示したフローチャート。 第2実施形態におけるタイマ再生停止処理を示したフローチャート。 第2実施形態におけるタイマ再生リスト作成処理を示したフローチャート。 第2実施形態におけるタイマ再生リスト追加処理を示したフローチャート。 変形例におけるコンテンツファイル及びおはようリスト並びにおやすみリストの記録態様の一例を示した模式図。
符号の説明
1 メモリ内蔵型オーディオプレーヤ
2 制御部
3 UI(User Interface)制御部
4 再生制御部
5 録音制御部
6 セレクタ制御部
7 タイマ再生制御部
8 時計部
9 内蔵メモリ
10 チューナ再生部
11 CD再生部
12 MD再生部
13 音声ファイルデコード/再生部
20 音声信号セレクタ
21 コンテンツ管理部
22 音声ファイルエンコード部
23 アンプ部
25 操作入力部
26 表示部
27 スピーカ
28 電源
40、41、42、43、44、45、46 コンテンツファイル
50 おはようリスト
60 おやすみリスト

Claims (4)

  1. コンテンツの再生制御を予め定められた時間に行う再生装置において、
    ユーザ操作に応じて前記再生制御するコンテンツを選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択されたコンテンツの再生制御を行うと共に、そのコンテンツデータを所定のメモリに記憶する再生制御手段と、
    前記再生制御手段により記憶されたコンテンツデータの前記メモリへの記憶先を示す再生リストを作成するリスト作成手段と、
    を備え
    前記選択手段は、
    前記コンテンツの再生元となるメディアを選択するメディア選択手段を有し、
    前記再生制御手段は、
    前記メディア選択手段により選択されたメディアが前記メモリである場合に、前記再生リストに基づいて前記コンテンツデータをそのメモリから読み出して再生し、当該メディアが外部メディアである場合に、その外部メディアからコンテンツの再生制御を行うと共にそのコンテンツデータを前記メモリに記憶するメディア再生制御手段を有することを特徴とする再生装置。
  2. 前記再生制御手段は、
    前記メモリにコンテンツデータを記憶する際に、その記憶するコンテンツと同一のコンテンツが当該メモリに記憶されているか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により同一のコンテンツが記憶されていないと判定された場合に、そのコンテンツデータを前記メモリに記憶する記憶制御手段と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の再生装置。
  3. 前記リスト作成手段は、
    前記再生制御する時刻の時刻情報を前記再生リストに対応付けて当該再生リストを作成する時刻リスト作成手段を有し、
    前記再生制御手段は、
    現在時刻を計時する計時手段と、
    前記再生リストに対応付けられた時刻情報に基づく時刻に前記計時手段により計時された現在時刻が到達した場合に、その時刻情報に対応付けられた再生リストに基づいてコンテンツデータを前記メモリから読み出して再生するタイマ再生制御手段と、
    を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の再生装置。
  4. コンテンツの再生制御を予め定められた時間に行う再生方法において、
    ユーザ操作に応じて前記再生制御するコンテンツを選択する選択工程と、
    前記選択工程において選択されたコンテンツの再生制御を行うと共に、そのコンテンツデータを所定のメモリに記憶する再生制御工程と、
    前記再生制御工程において記憶されたコンテンツデータの前記メモリへの記憶先を示す再生リストを作成するリスト作成工程と、
    を含み、
    前記選択工程は、
    前記コンテンツの再生元となるメディアを選択するメディア選択工程を含み、
    前記再生制御工程は、
    前記メディア選択工程により選択されたメディアが前記メモリである場合に、前記再生リストに基づいて前記コンテンツデータをそのメモリから読み出して再生し、当該メディアが外部メディアである場合に、その外部メディアからコンテンツの再生制御を行うと共にそのコンテンツデータを前記メモリに記憶するメディア再生制御工程を含むことを特徴とする再生方法。
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