JP4897598B2 - 車両用ブレーキ液圧制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、入口弁として常開型比例電磁弁を用いた車両用ブレーキ液圧制御装置に関する。
一般に、通電量に応じて開弁量を任意に変更可能な常開型比例電磁弁(リニアソレノイドバルブ)を入口弁として採用した車両用ブレーキ液圧制御装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。常開型比例電磁弁では、アンチロックブレーキ制御(以下、ABS制御という)において、前回増圧状態から減圧状態に移行した時点の通電量(または車輪ブレーキ内の液圧)を目標電流値(または目標液圧)として開弁量が制御される。そのため、常開型比例電磁弁を入口弁として採用した車両用ブレーキ液圧制御装置では、目標電流値(または目標液圧)に応じた増圧率で車輪ブレーキ内の液圧が増圧制御される。
特許第3828605号公報
ところで、前記したような増圧制御においては、路面摩擦係数が高い値(以下、高μ路という)から低い値(以下、低μ路という)に変化した直後でも、高μ路状態であった前回増圧状態から減圧状態に移行した時点の通電量(または車輪ブレーキ内の液圧)を目標電流値(または目標液圧)とする。そのため、実際の路面状態は低μ路に変化しているのに、車輪ブレーキ内の液圧の増圧率は路面状態が高μ路の場合と同様に大きいままとなる。このように、実際の路面は低μ路なのに高μ路と推定したままABS制御を行うと、増圧制御移行後にすぐにスリップ状態となり、増圧制御と減圧制御を頻繁に繰り返すこととなる。
そこで、本発明は、路面状態が高μ路から低μ路へ変化した場合に、路面状態に適した制御を実行可能な車両用ブレーキ液圧制御装置を提供することを目的とする。
前記した目的を達成するため、本発明の車両用ブレーキ液圧制御装置は、液圧源から車輪ブレーキへの液圧の伝達を許容し、通電量によって開弁量が調整可能な常開型比例電磁弁と、前記車輪ブレーキ内の液圧を逃がす常閉型電磁弁と、記常開型比例電磁弁の開弁量を調整するとともに、前記常閉型電磁弁の開閉を制御して前記車輪ブレーキ内の液圧を増圧状態、保持状態または減圧状態に切り替える制御部とを備える車両用ブレーキ液圧制御装置であって、前記制御部は、路面摩擦係数が高い値から低い値へ変化したか否かを判定する路面摩擦係数判定手段と、前記路面摩擦係数が高い値から低い値へ変化したと判定されない場合に、前回増圧状態から減圧状態へ移行した時点の前記通電量を目標電流値として設定するとともに、前記路面摩擦係数が高い値から低い値へ変化したと判定された場合に、前記低い値に対応した目標液圧を決定し、さらにマスタシリンダ圧と前記目標液圧との差圧を算出し、この差圧に基づいて目標電流値を設定する目標電流値設定手段と、増圧状態において、前記目標電流値設定手段が設定した目標電流値に向けて前記常開型比例電磁弁の通電量を変化させていく通電量決定手段とを備えることを特徴とする。
このように構成された車両用ブレーキ液圧制御装置によれば、路面状態が高μ路から低μ路へ変化したと判定されたときに、目標電流値を低μ路に対応した制動制御を行うように変更するので、路面状態が高μ路から低μ路へ変化した直後の車輪ブレーキ内の液圧の増圧率を小さくすることができる。
また、前記路面摩擦係数判定手段は、車輪のスリップ量が所定値以上となるスリップ時間が第1所定時間以上であるか否かを判定するスリップ時間判定手段と、前記保持状態または前記減圧状態であり、かつ、前記車輪の加速度が正である復帰時間が第2所定時間以上であるか否かを判定する復帰時間判定手段と、前記スリップ時間が前記第1所定時間以上であり、かつ、前記復帰時間が前記第2所定時間以上である場合に走行路面の摩擦係数が高い値から低い値へ変化したと判定する変化判定手段とを備えてもよい。
これによれば、スリップ時間が第1所定時間以上であり、かつ、復帰時間が第2所定時間以上である場合に路面状態が高μ路から低μ路へ変化したと判定するので、より確実に路面状態の変化を判定することができる。
本発明の車両用ブレーキ液圧制御装置によれば、路面状態が高μ路から低μ路へ変化した場合に低μ路に対応して目標電流値を変更するので、路面状態が変化した直後の車輪ブレーキ内の液圧の増圧率を小さくすることができる。これにより、路面状態が高μ路から低μ路へ変化した直後の車両の制御をより適正なものとすることが可能となる。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。参照する図面において、図1は車両用ブレーキ液圧制御装置を備えた車両を示す構成図であり、図2は車両用ブレーキ液圧制御装置のブレーキ液圧回路を示す構成図である。
図1に示すように、車両用ブレーキ液圧制御装置100は、車両CRの各車輪Tに付与する制動力を適宜制御する装置であり、油路や各種部品が設けられる液圧ユニット10と、液圧ユニット10内の各種部品を適宜制御するための制御部20とを主に備えている。
各車輪Tはそれぞれ車輪ブレーキFL,RR,RL,FRを備え、各車輪ブレーキFL,RR,RL,FRは液圧源であるマスタシリンダMから供給されるブレーキ液圧により制動力を発生するホイールシリンダWを備えている。
マスタシリンダMとホイールシリンダWは、それぞれ液圧ユニット10に接続されている。そして、ブレーキペダルPの踏力(運転者の制動操作)に応じてマスタシリンダMで発生したブレーキ液圧が、制御部20および液圧ユニット10で制御された上で各ホイールシリンダWに供給される。
制御部20には、マスタシリンダMで発生したブレーキ液圧(マスタシリンダ圧)を検出する圧力センサ91と、各車輪Tの回転速度(以下、車輪速度という)を検出する車輪速センサ92とが接続されている。この制御部20は、例えば、CPU、記憶手段(ROM、RAMなど)および入出力回路などを備え、圧力センサ91および車輪速センサ92からの入力と、記憶手段に記憶されたプログラムやデータなどに基づいて各種演算処理を行うことで制御を実行する。なお、制御部20の詳細については後述する。
図2に示すように、液圧ユニット10は、マスタシリンダMと車輪ブレーキFL,RR,RL,FRとの間に配置されている。マスタシリンダMの2つの出力ポートM1,M2は液圧ユニット10の入口ポート121に接続され、各出口ポート122は各車輪ブレーキFL,RR,RL,FRに接続されている。通常時においては、液圧ユニット10内の入口ポート121から出口ポート122までが連通した油路となっているので、ブレーキペダルPの踏力に応じてマスタシリンダMで発生したブレーキ液圧は、各車輪ブレーキFL,RR,RL,FRに伝達されるようになっている。
液圧ユニット10には、各車輪ブレーキFL,RR,RL,FRに対応して4つの入口弁1と、4つの出口弁2と、4つのチェック弁1aとが設けられている。また、出力ポートM1,M2に対応した各出力液圧路81,82のそれぞれにリザーバ3と、ポンプ4と、ダンパ5と、オリフィス5aとが設けられ、2つのポンプ4を駆動するための電動モータ6を備えている。
入口弁1は、各車輪ブレーキFL,RR,RL,FRとマスタシリンダMとの間に配置された常開型比例電磁弁であり、制御部20からの通電量に応じて開弁量が任意に調整可能となっている。そのため、制御部20によって所定の閉弁力(開弁量)となるように通電量が制御されることで、各車輪ブレーキFL,RR,RL,FR内のブレーキ液圧を所定の傾きで増加させることができる。
このような入口弁1は、通常時には開いていることで、マスタシリンダMから各車輪ブレーキFL,RR,RL,FRへブレーキ液圧が伝達するのを許容している。車輪Tがロックしそうになったときには制御部20によって閉塞されることで、マスタシリンダMから各車輪ブレーキFL,RR,RL,FRへ伝達されるブレーキ液圧を遮断する。
出口弁2は、各車輪ブレーキFL,RR,RL,FRと各リザーバ3との間に配置された常閉型電磁弁である。この出口弁2は、通常時には閉塞されているが、車輪Tがロックしそうになったときには制御部20によって開放されることで、各車輪ブレーキFL,RR,RL,FRに加わるブレーキ液圧を各リザーバ3に逃がしている。
チェック弁1aは、各入口弁1に並列に接続され、各車輪ブレーキFL,RR,RL,FR側からマスタシリンダM側へのブレーキ液の流入のみを許容する弁である。このチェック弁1aは、ブレーキペダルPからの入力が解除された状態や、入口弁1を閉じた状態においても、各車輪ブレーキFL,RR,RL,FR側からマスタシリンダM側へのブレーキ液の流入を許容する。
リザーバ3は、各出口弁2の下流側に設けられ、各出口弁2が開放されることによって逃がされるブレーキ液を吸収する機能を有している。
ポンプ4は、リザーバ3とマスタシリンダMとの間に設けられ、リザーバ3に吸収されたブレーキ液を吸入し、ダンパ5やオリフィス5aを介してマスタシリンダM側へ戻す機能を有している。これにより、リザーバ3がブレーキ液を吸収することによって減圧した各出力液圧路81,82の圧力状態が回復されることとなる。
入口弁1および出口弁2は、制御部20により開閉状態が制御されることで、各車輪ブレーキFL,RR,RL,FRの各ホイールシリンダWのブレーキ液圧(以下、キャリパ圧という)を制御している。
例えば、入口弁1が開、出口弁2が閉となる通常時では、ブレーキペダルPを踏んでいれば、マスタシリンダMからのブレーキ液圧がそのままホイールシリンダWへ伝達して増圧状態となる。また、入口弁1が閉、出口弁2が開となれば、ホイールシリンダWからリザーバ3側へブレーキ液が流出して減圧状態となり、入口弁1および出口弁2がともに閉となれば、キャリパ圧が保持される保持状態となる。さらに、出口弁2を閉とし、入口弁1を所定の開弁量で開弁させれば、キャリパ圧が所定の傾きで徐々に増圧する増圧状態となる。
次に、制御部20の詳細について説明する。参照する図面において、図3は制御部の構成を示すブロック図であり、図4(a)は車輪速度および車体速度のタイムチャート、(b)は復帰時間のタイムチャート、(c)はスリップ量のタイムチャート、(d)はスリップ時間のタイムチャート、(e)は判定フラグのタイムチャートである。また、図5(a)は車輪速度および車体速度のタイムチャート、(b)は判定フラグのタイムチャート、(c)は入口弁への通電量のタイムチャート、(d)は液圧のタイムチャートである。
制御部20は、各ホイールシリンダWで目標とするブレーキ液圧に応じて、前記した増圧状態、減圧状態または保持状態を切り換えるべく、各入口弁1や各出口弁2に所定量の電流や制御信号を出力している。
図3に示すように、制御部20は、スリップ量算出手段21と、車輪加速度算出手段22と、制御圧決定手段23と、路面摩擦係数判定手段24と、目標電流値設定手段25と、通電量決定手段26と、弁駆動手段27と、記憶手段28とを備えている。
スリップ量算出手段21は、まず、車輪速センサ92により検出される車輪速度から公知の方法によって車両CRの速度(以下、車体速度という)を計算する。そして、車体速度から車輪速度を減算して車輪Tのスリップ量を計算する。
スリップ量算出手段21は、計算したスリップ量を制御圧決定手段23および路面摩擦係数判定手段24に出力する。
車輪加速度算出手段22は、車輪速センサ92により検出される車輪速度の時間変化から車輪加速度を計算する。そして、計算した車輪加速度を制御圧決定手段23および路面摩擦係数判定手段24に出力する。
制御圧決定手段23は、車両CRの状態に応じて、キャリパ圧を増圧状態、減圧状態または保持状態のいずれにするかを決定する。一例を挙げると、スリップ量が所定値以上であり、かつ、車輪加速度が0以下であるときには車輪Tがロックしそうになったと判定してキャリパ圧を減圧状態にすると決定する。また、車輪加速度が0より大きいときにはキャリパ圧を保持状態にすると決定する。さらに、スリップ量が所定値未満であり、かつ、車輪加速度が0以下であるときにはキャリパ圧を増圧状態にすると決定する。
そして、制御圧決定手段23は、キャリパ圧を保持状態にすると決定した場合に保持開始信号を路面摩擦係数判定手段24および通電量決定手段26に出力する。同様に、キャリパ圧を減圧状態にすると決定した場合に減圧開始信号を路面摩擦係数判定手段24および通電量決定手段26に出力する。また、キャリパ圧を増圧状態にすると決定した場合(減圧状態または保持状態から増圧状態に移行した場合)に増圧開始信号を目標電流値設定手段25に出力する。
路面摩擦係数判定手段24は、スリップ量、車輪加速度および制御圧決定手段23からの入力(保持開始信号または減圧開始信号)に基づいて、路面状態の変化、具体的には、高μ路から低μ路への変化を判定する。この路面摩擦係数判定手段24は、スリップ時間判定手段24aと、復帰時間判定手段24bと、変化判定手段24cとを備えている。
スリップ時間判定手段24aは、スリップ量に基づいてスリップ時間TSLを判定する。具体的には、まず、図4(c),(d)に示すように、スリップ量が所定値Th以上となる時間(これをスリップ時間TSLとする)をカウントする。そして、スリップ時間TSLが第1所定時間T1以上となった場合にスリップ時間判定信号を変化判定手段24cに出力する。
ここで、所定値Thおよび第1所定時間T1は、予め実験やシミュレーションなどによって定めた固定値としてもよいし、制御部20が推定する路面摩擦係数(以下、路面μという)に応じて変化する値としてもよい。例えば、路面μ別に予め作成されたテーブルから推定した路面μに応じて設定することができる。
復帰時間判定手段24bは、車輪加速度と、保持開始信号または減圧開始信号とに基づいて復帰時間Tを判定する。具体的には、まず、保持開始信号または減圧開始信号の入力中、すなわち、車輪加速度が正となる保持状態または減圧状態において、図4(a),(b)に示すように、車輪加速度が正となる時間(図4(a)の車輪速度が増加する時間)(これを復帰時間Tとする)をカウントする。そして、復帰時間Tが第2所定時間T2以上となった場合に復帰時間判定信号を変化判定手段24cに出力する。
ここで、第2所定時間T2も、前記したThおよびT1と同様に、予め実験やシミュレーションなどによって定めた固定値としてもよいし、制御部20が推定する路面μに応じて変化する値としてもよい。例えば、路面μ別に予め作成されたテーブルから推定した路面μに応じて設定することができる。
変化判定手段24cは、スリップ時間判定手段24aからスリップ時間判定信号が入力され、かつ、復帰時間判定手段24bから復帰時間判定信号が入力された場合に路面状態が高μ路から低μ路に変化したと判定する(図4(e)参照)。そして、路面μをABS制御開始時に推定された高い値から低い値へ変更し、この変更後の路面μ(低い値)を目標電流値設定手段25に出力する。
ここで、変更後の路面μ(低い値)には、例えば、ABS制御開始時に推定された路面μ(高い値)から予め実験などによって定めた所定値を減算して設定してもよいし、予め実験やシミュレーションなどによって定めた固定値を設定してもよい。
なお、カウントされたスリップ時間TSLや復帰時間T、そして判定フラグ(図4(e)参照)は、次回の減圧状態移行時(図4(a)参照)にリセットされ、次の路面状態の変化の判定に備えられる。なお、リセットのタイミングは、次回の減圧状態移行時には限定されず、例えば、路面μの変化が判定された直後に行われるようにしてもよいし、路面μの変化が判定された後、車輪加速度が0になった時点で行われるようにしてもよい。
目標電流値設定手段25は、ABS制御中に制御圧決定手段23から増圧開始信号が入力されると、前回増圧状態から減圧状態に移行した時点の通電量を目標電流値として設定する。具体的には、図5に示すように、時刻t4においてキャリパ圧が増圧状態に移行すると、目標電流値設定手段25は、前回増圧状態から減圧状態に移行した時点、すなわち、時刻t3のときの通電量A1を目標電流値A2として設定する。同様に、時刻t9においてキャリパ圧が増圧状態に移行すると、時刻t8のときの通電量A3を目標電流値A4として設定する。
また、目標電流値設定手段25は、ABS制御中に増圧開始信号が入力されるだけでなく、路面摩擦係数判定手段24(変化判定手段24c)から変更後の路面μが入力されていた場合(すなわち、路面状態が高μ路から低μ路へ変化したと判定された場合)には、低μ路に対応した制動力を発生するための目標電流値を設定する。
具体的には、路面状態が高μ路から低μ路へ変化したと判定されて(時刻t6。図5(b)参照)路面摩擦係数判定手段24から変更後の路面μが入力され、かつ、キャリパ圧が増圧状態に移行する(時刻t7)と、目標電流値設定手段25は、まず、変更後の路面μから増圧制御が終了するとき(時刻t8)の目標液圧P1を決定する。ここで、目標液圧P1は、路面μに応じて変化する値であり、予め実験などによって定めた目標液圧と路面μとの相関関係を示すテーブルから変更後の路面μに応じて決定することができる。
そして、目標電流値設定手段25は、目標液圧P1と圧力センサ91から入力されるマスタシリンダ圧との差圧P2を算出し、この差圧P2に基づいて低μ路に対応した制動力を発生するための目標電流値A3を設定する。この目標電流値A3は、例えば、差圧P2に電流・差圧変換係数を乗算することで算出することができる。ここで、電流・差圧変換係数は、予め実験などによって得ることができる。
なお、前回増圧状態から減圧状態への移行が一度もなされていないとき、すなわち、ABS制御の初回の増圧制御時の目標電流値についても、路面状態が高μ路から低μ路へ変化した場合と同様にして設定することができる。具体的には、ABS制御開始時(ABS制御の初回の減圧開始時)(時刻t1)の路面μを公知の方法によって推定し、この推定した路面μから増圧制御が終了するとき(時刻t3)の目標液圧P3を決定して、目標液圧P3とマスタシリンダ圧との差圧P4からABS制御の初回の増圧制御時(時刻t2からt3)の目標電流値A1を設定することができる。
ここで、ABS制御開始時(時刻t1)の路面μは、例えば、ABS制御開始時のマスタシリンダ圧(液圧P5)が、路面μが低いときには低く、路面μが高いときには高くなるという関係から推定することができる。すなわち、予め実験などからABS制御開始時のマスタシリンダ圧と路面μとの相関関係を示すテーブルを作成して記憶手段28に記憶させておき、このテーブルと液圧P5とから路面μを推定することができる。
以上のように、目標電流値設定手段25は、路面状態が高μ路から低μ路へ変化した場合には、前回増圧状態から減圧状態に移行した時点の通電量から目標電流値を設定せずに、低μ路に対応した制動力を発生するための目標電流値に変更する目標電流値変更手段としての機能を有している。
目標電流値設定手段25は、設定(変更)した目標電流値を通電量決定手段26に出力する。
通電量決定手段26は、入力された信号や目標電流値に基づいて今回の通電量を決定する。具体的には、目標電流値設定手段25から目標電流値が入力される(すなわち、キャリパ圧が減圧状態または保持状態から増圧状態に移行する)と、その目標電流値が入力された時点の通電量から目標電流値に向けて今回の通電量を決定する。
また、制御圧決定手段23から減圧開始信号が入力されると、入口弁1を閉塞し、出口弁2を開放する通電量を今回の通電量と決定する。なお、この通電量は保持開始信号または目標電流値が入力される(保持状態または増圧状態に移行する)まで維持される。
さらに、制御圧決定手段23から保持開始信号が入力されると、入口弁1および出口弁2を閉塞する通電量を今回の通電量と決定する。なお、この通電量は目標電流値が入力される(増圧状態に移行する)まで維持される。
そして、通電量決定手段26は、決定した今回の通電量を弁駆動手段27に出力する。
弁駆動手段27は、各車輪ブレーキFL,RR,RL,FRのキャリパ圧が、通電量決定手段26で決定した今回の通電量に対応するように、公知の方法により液圧ユニット10内の各入口弁1および各出口弁2を作動させるパルス信号を液圧ユニット10に出力する。このパルス信号は、例えば、現在のキャリパ圧と目標電流値に対応した液圧との差が大きいほど多くのパルスを出力するようにする。なお、各車輪ブレーキFL,RR,RL,FRのキャリパ圧は、例えば、圧力センサによって測定してもよいし、計算によって推定してもよい。
記憶手段28は、例えば、ROMやRAMなどの公知の記憶装置であり、前記した目標液圧を決定するためのテーブルや電流・差圧変換係数などデータ、各種演算処理用プログラムなどを記憶している。
次に、制御部20における処理について説明する。参照する図面において、図6および図7は制御部における処理を説明するフローチャートである。
制御部20は、図6および図7に示すフローチャートに従い、スタートからエンドまでの処理を繰り返し行う。
図6に示すように、制御部20は、ABS制御が開始された場合、まず、スリップ量の算出(S1)および車輪加速度の算出(S2)を行い、制御圧を決定する(S3)。次に、制御部20は、スリップ量を所定値Thと比較する(S4)。そして、スリップ量が所定値Th以上である場合(S4,Yes)にはスリップ時間TSLのカウントを開始して(S5)ステップS6へ移行する。一方、スリップ量が所定値Th未満である場合(S4,No)にはステップS6へ移行する。
ステップS6では、制御部20は、キャリパ圧が保持状態または減圧状態であるか否かを判定する。そして、キャリパ圧が保持状態または減圧状態である場合(S6,Yes)には車輪加速度が正であるか否かを判定し(S7)、さらに、車輪加速度が正である場合(S7,Yes)には復帰時間Tのカウントを開始する(S8)。キャリパ圧が保持状態または減圧状態でない(すなわち増圧状態である)場合(S6,No)、および、車輪加速度が正でない(すなわち、車輪加速度が0以下である)場合(S7,No)にはステップS9へ移行する。
ステップ9では、制御部20は、スリップ時間TSLが第1所定時間T1以上となったか否かを判定する。そして、スリップ時間TSLが第1所定時間T1以上となった場合(S9,Yes)には、復帰時間Tが第2所定時間T2以上となったか否かを判定する(S10)。一方、スリップ時間TSLが第1所定時間T1未満である場合(S9,No)(スリップ時間TSLがカウントされていない場合も含む)にはステップS13(図7参照)へ移行する。
さらに、制御部20は、復帰時間Tが第2所定時間T2以上となった場合(S10,Yes)には、路面状態が高μ路から低μ路に変化したと判定する(S11)。そして、路面μをABS制御開始時に推定された高い値から低い値へ変更して(S12)、ステップS13へ移行する。一方、復帰時間Tが第2所定時間T2未満である場合(S10,No)にはステップS13へ移行する。
図7に示すように、ステップS13では、制御部20は、キャリパ圧が減圧状態または保持状態から増圧状態に移行したか否かを判定する。そして、キャリパ圧が増圧状態に移行した場合(S13,Yes)には、路面μが高い値から低い値に変更されているか否かを判定する(S14)。
路面μが変更されていない場合(S14,No)、すなわち、路面状態が高μ路から低μ路へ変化していない場合には、制御部20は、前回増圧状態から減圧状態に移行した時点の通電量を取得して(S15)、この通電量を目標電流値として設定する(S18)。
なお、前回増圧状態から減圧状態への移行が一度もなされていないときの目標電流値の設定については図示を省略するが、前記したように、ABS制御開始時の路面μの推定、増圧制御が終了するときの目標液圧の決定、目標液圧とマスタシリンダ圧との差圧の算出を順に行い、この差圧に基づいて目標電流値を設定する。
一方、路面μが変更されている場合(S14,Yes)、すなわち、路面状態が高μ路から低μ路へ変化している場合には、制御部20は、変更後の路面μから増圧制御が終了するときの目標液圧を決定する(S16)。そして、目標液圧とマスタシリンダ圧との差圧を算出し(S17)、この差圧に基づいて低μ路に対応した制動力を得ることができる目標電流値を設定する(S18)。
目標電流値が設定されたら、制御部20は、この目標電流値に基づいて今回の通電量を決定し(S19)、液圧ユニット10内の各入口弁1を駆動させる(S20)。
なお、キャリパ圧が増圧状態に移行していない、すなわち、キャリパ圧が減圧状態または保持状態である場合(S13,No)には、減圧状態(入口弁1を閉塞、出口弁2を開放)または保持状態(入口弁1および出口弁2を共に閉塞)に対応した通電量を今回の通電量として決定し(S19)、液圧ユニット10内の各入口弁1および各出口弁2を駆動させる(S20)。
図8は路面摩擦係数の変化判定に基づいて目標電流値の変更処理を行う車両の車輪速度および車体速度(a)、スリップ量(b)、判定フラグ(c)ならびにキャリパ圧(d)をそれぞれ示すタイムチャートである。また、図9は従来のABS制御を行う車両の車輪速度および車体速度(a)、スリップ量(b)ならびにキャリパ圧(c)をそれぞれ示すタイムチャートである。
図8(a)〜(c)に示すように、ABS制御中に路面状態が高μ路から低μ路に変化して、スリップ量が大きくなり(Th以上)、その時間が長くなる(TSL≧T1)とともに、キャリパ圧保持状態(時刻t11からt13)における車輪速度の増加(車輪加速度が正となる)時間が長くなる(T≧T2)と、路面状態が高μ路から低μ路へ変化したと判定される(時刻t12)。
そうすると、制御部20は、前回増圧状態から減圧状態に移行した時点の目標電流値、すなわち、図8(d)のP8まで増圧制御する目標電流値を設定せずに、路面状態が変化したと判定された後に変更される路面μとマスタシリンダ圧とから、低μ路に対応した制動力を得ることができる目標電流値を設定する。これによって、図8(d)に示すように、時刻t13からt14のキャリパ圧の増圧率である傾きは緩くなる。そして、図8(b)に示すように、路面μが変化した直後の時刻t15におけるスリップ量が事前に抑制される。
一方、図9(c)に示すように、路面μの変化判定を行わない場合は、路面μが変化した直後の目標電流値として、図9(c)のP9まで増圧制御する目標電流値が設定されるので、時刻t21からt22のキャリパ圧の増圧率である傾きが急となる。なお、ABS制御では、増圧制御中に大きなスリップ量が検出されると減圧制御に移行するので、時刻t22でキャリパ圧は減圧状態へ移行し、スリップ量がそれ以上大きくなることを抑制している。
このようにABS制御中に路面摩擦係数の変化判定に基づいて目標電流値の変更処理を行うことで、キャリパ圧の増圧率を小さく(傾きを緩く)して、特に路面μが変化した直後のスリップ量を効果的に抑制できることがわかる。
以上に説明した本実施形態の車両用ブレーキ液圧制御装置100によれば、路面状態が高μ路から低μ路へ変化した場合に、路面μ(変更後の路面μ)とマスタシリンダ圧とから低μ路に対応した目標電流値を設定するので、路面状態が変化した直後のキャリパ圧の増圧率である傾きを緩くすることができる。これにより、路面状態が高μ路から低μ路へ変化した直後のスリップ量を抑制して、車両CRの安定性のさらなる向上を図ることができる。
また、スリップ時間TSLが第1所定時間T1以上であり、かつ、復帰時間Tが第2所定時間T2以上となる場合に、路面状態が高μ路から低μ路へ変化したと判定することで、より確実に路面状態の変化を判定することができる。これに基づいて低μ路に対応した目標電流値が確実に設定されるので、車両CRの安定性のさらなる向上を図ることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記した実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
前記した実施形態では、車体速度から車輪速度を減算したスリップ量を使用してスリップ時間を算出しているが、これに限定されず、例えば、いわゆるスリップ率を使用して算出してもよい。
前記した実施形態では、スリップ時間TSLが第1所定時間T1以上であり、かつ、復帰時間Tが第2所定時間T2以上となる場合に路面状態が高μ路から低μ路へ変化したと判定しているが、これに限定されるものではない。例えば、スリップ時間のみから路面状態の変化を判定してもよいし、復帰時間のみから路面状態の変化を判定してもよい。また、公知の路面摩擦係数推定手段や加速度センサなどから得られる推定路面μに基づいて路面状態の変化を判定してもよい。
前記した実施形態では、変更後の路面μ(低い値)として、ABS制御開始時に推定された路面μ(高い値)から所定値を減算した値を設定したり、固定値を設定したりしているが、これに限定されず、計算によって推定してもよい。例えば、車輪速度から、下記式(1)によって、変更後の路面μを推定することができる。
路面μ=(今回増圧開始時の車輪速度−前回増圧開始時の車輪速度)/前回増圧開始時から今回増圧開始時までの時間・・・(1)
また、変更後の路面μは、予め実験などによって作成された路面μとの関係を示すテーブルを用いて推定してもよい。例えば、スリップ時間TSL(または復帰時間T)と路面μとの関係を示すテーブルや、キャリパ圧と路面μとの関係を示すテーブルなどを用いて、変更後の路面μを推定することができる。なお、各車輪ブレーキFL,RR,RL,FRのキャリパ圧は、例えば、圧力センサによって測定してもよいし、計算によって推定してもよい。
さらに、路面状態の変化が判定された時点において、例えば、公知の加速度センサにより推定された路面μを変更後の路面μとして設定してもよい。
前記した実施形態では、本発明をABS制御のみを行う車両用ブレーキ液圧制御装置に適用した例を示して説明したが、これに限定されず、例えば、横滑り抑制制御を併せて行う車両用ブレーキ液圧制御装置に適用することもできる。
本発明の実施形態に係る車両用ブレーキ液圧制御装置を備えた車両を示す構成図である。 車両用ブレーキ液圧制御装置のブレーキ液圧回路を示す構成図である。 制御部の構成を示すブロック図である。 (a)は車輪速度および車体速度のタイムチャート、(b)は復帰時間のタイムチャート、(c)はスリップ量のタイムチャート、(d)はスリップ時間のタイムチャート、(e)は判定フラグのタイムチャートである。 (a)は車輪速度および車体速度のタイムチャート、(b)は判定フラグのタイムチャート、(c)は入口弁への通電量のタイムチャート、(d)は液圧のタイムチャートである。 制御部における処理を説明するフローチャートである。 制御部における処理を説明するフローチャートである。 路面摩擦係数の変化判定に基づいて目標電流値の変更処理を行う車両の車輪速度および車体速度(a)、スリップ量(b)、判定フラグ(c)ならびにキャリパ圧(d)をそれぞれ示すタイムチャートである。 従来のABS制御を行う車両の車輪速度および車体速度(a)、スリップ量(b)ならびにキャリパ圧(c)をそれぞれ示すタイムチャートである。
符号の説明
1 入口弁
2 出口弁
20 制御部
24 路面摩擦係数判定手段
24a スリップ時間判定手段
24b 復帰時間判定手段
24c 変化判定手段
25 目標電流値設定手段
100 車両用ブレーキ液圧制御装置
FR 車輪ブレーキ
M マスタシリンダ
T 車輪
T1 第1所定時間
T2 第2所定時間
復帰時間
SL スリップ時間
Th 所定値

Claims (2)

  1. 液圧源から車輪ブレーキへの液圧の伝達を許容し、通電量によって開弁量が調整可能な常開型比例電磁弁と、
    前記車輪ブレーキ内の液圧を逃がす常閉型電磁弁と、
    記常開型比例電磁弁の開弁量を調整するとともに、前記常閉型電磁弁の開閉を制御して前記車輪ブレーキ内の液圧を増圧状態、保持状態または減圧状態に切り替える制御部とを備える車両用ブレーキ液圧制御装置であって、
    前記制御部は、
    路面摩擦係数が高い値から低い値へ変化したか否かを判定する路面摩擦係数判定手段と、
    前記路面摩擦係数が高い値から低い値へ変化したと判定されない場合に、前回増圧状態から減圧状態へ移行した時点の前記通電量を目標電流値として設定するとともに、前記路面摩擦係数が高い値から低い値へ変化したと判定された場合に、前記低い値に対応した目標液圧を決定し、さらにマスタシリンダ圧と前記目標液圧との差圧を算出し、この差圧に基づいて目標電流値を設定する目標電流値設定手段と、
    増圧状態において、前記目標電流値設定手段が設定した目標電流値に向けて前記常開型比例電磁弁の通電量を変化させていく通電量決定手段とを備えることを特徴とする車両用ブレーキ液圧制御装置。
  2. 前記路面摩擦係数判定手段は、
    車輪のスリップ量が所定値以上となるスリップ時間が第1所定時間以上であるか否かを判定するスリップ時間判定手段と、
    前記保持状態または前記減圧状態であり、かつ、前記車輪の加速度が正である復帰時間が第2所定時間以上であるか否かを判定する復帰時間判定手段と、
    前記スリップ時間が前記第1所定時間以上であり、かつ、前記復帰時間が前記第2所定時間以上である場合に走行路面の摩擦係数が高い値から低い値へ変化したと判定する変化判定手段とを備えることを特徴とする請求項に記載の車両用ブレーキ液圧制御装置。
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